JPH05326730A - 固体撮像素子のシール方法 - Google Patents

固体撮像素子のシール方法

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JPH05326730A
JPH05326730A JP4155946A JP15594692A JPH05326730A JP H05326730 A JPH05326730 A JP H05326730A JP 4155946 A JP4155946 A JP 4155946A JP 15594692 A JP15594692 A JP 15594692A JP H05326730 A JPH05326730 A JP H05326730A
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seal
sealing resin
sealing
air vent
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Shinichi Nakada
信一 中田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像素子収納パッケージに、シール透明
板をシール樹脂を介して接着することにより上記固体撮
像素子収納パッケージ内の固体撮像素子をシールするシ
ール方法において、シール樹脂の幅を広くすることなく
エアー抜きスリット部にシールひけが生じることを防止
する。 【構成】 シール樹脂を、収納パッケージ内部から外部
に延び該シール樹脂の厚さより浅いエアー抜きスリット
(ハーフスリット)ができるように塗布し、該シール樹
脂によりシール透明板の収納パッケージへの接着を行
う。 【効果】 エアー抜きスリットの深さがシール樹脂の厚
さより浅いので、キュア時にエアー抜きスリットが埋ま
り易い。従って、シールひけ不良が生じにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子のシール
方法、特に固体撮像素子収納パッケージに、シール透明
板をシール樹脂を介して接着することにより上記固体撮
像素子収納パッケージ内の固体撮像素子をシールするシ
ール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置は、一般に、例えばセラミ
ックあるいは樹脂からなる固体撮像素子収納パッケージ
内に固体撮像素子(例えば収納パッケージD)を収納
し、収納凹部を透明なシールガラス板により閉じてシー
ルした構造を有する(実開昭62−204358号公
報)。そして、シールガラス板の固体撮像素子収納パッ
ケージの固定は、一般に、樹脂によって接着することに
より行われている。その接着は、具体的には、パッケー
ジあるいはシールガラス板にシール樹脂を塗布しシール
ガラス板をパッケージにあてがい、該シール樹脂を熱硬
化させることにより行われる。
【0003】その場合において、シール樹脂はシールガ
ラス板あるいは固体撮像素子収納パッケージに、複数の
エアー抜きスリットが形成されるように塗布された。図
5は従来におけるシール樹脂の塗布例を示すシールガラ
ス板の裏面図である。図面において、1はシールガラス
板、2は塗布されたシール樹脂、3、3、3、3はエア
ー抜きスリットであり、従来においてはシールガラス板
1の各辺に対して直角に延びるように形成されていた。
このように、シール樹脂2をエアー抜きスリット3、
3、3、3が形成されるように塗布するのは、シール樹
脂2を加熱して熱硬化させるとき内部空間のエアーが熱
で膨張してシール樹脂を変形させ、シール不良が生じる
のを防止すべく内部のエアーをエアー抜きスリット3、
3、3、3を通して外に放出させるためである。
【0004】ところで、従来においては、1/2インチ
あるいは1/3インチ固体撮像装置の場合、シール樹脂
2の幅は0.7mm、エアー抜きスリット3の幅dは
0.3mmであった。しかしながら、このようにした場
合、図6(B)、図4に示すようにキュア後においてエ
アー抜きスリット3の部分を充分に埋めきれずシールひ
け5が生じることが少なくなかった。尚、4は収納パッ
ケージである。これは、シールキュア(例えば、110
℃で1時間加熱し、その後130℃で3時間加熱する)
時の収納パッケージ4内部のエアー圧力の上昇により、
パッケージ内部エアーがシール樹脂2を強く通過し、そ
のため、スリット3を充分に埋め切れないため生じる。
そして、これは封止不良の原因となり、好ましくない。
【0005】そこで、本願発明者は、エアー抜きスリッ
ト3の幅dを0.1mmに狭くする一方、シール樹脂2
の幅Dを1.2mmに広くし、更にシール樹脂厚を15
0μmに厚くしてシールひけが生じないようにすること
を試みた。そして1/3インチ固体撮像装置に適用して
みたらシールひけをなくすことができた。また、1/2
インチ固体撮像素子には、エアー抜きスリット3の幅d
を0.3mmのままにし、シール樹脂2の幅Dを1.2
mmにし、シール樹脂の厚さを150μmにして適用し
てみたが、シールひけ5をなくすことができた。また、
シール樹脂2をパッケージ4とシール透明板2との接合
部より内側に食み出すようにすることによってシールひ
け5をより少なくできることも確認できた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアー抜き
スリット部3におけるシールひけ5をなくすためにシー
ル樹脂2の幅を広くすることは、1/2インチあるいは
1/3インチ固体撮像素子の場合は許されるが、それよ
りもっと小さなサイズの固体撮像素子には許されない。
そこで、樹脂2の幅Dを狭くすると、結局、図4に示す
ようにシール不良が生じる。しかし、固体撮像素子の小
型化への要請は息むことがなく、それに応え続けなけれ
ばならない。
【0007】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、固体撮像素子収納パッケージに、シ
ール透明板をシール樹脂を介して接着することにより該
固体撮像素子収納パッケージ内の固体撮像素子をシール
するシール方法において、シール樹脂の幅を広くするこ
となくエアー抜きスリット部にシールひけが生じること
を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明固体撮像素子のシ
ール方法は、シール樹脂を、収納パッケージ内部から外
側に延び該シール樹脂の厚さより浅いエアー抜きスリッ
トができるように塗布し、該シール樹脂によりシール透
明板の収納パッケージへの接着を行うことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明固体撮像素子のシール方法によれば、エ
アー抜きスリットの深さがシール樹脂の厚さより浅いの
で、キュア時にエアー抜きスリットが埋まり易い。従っ
て、シールひけ不良が生じにくい。
【0010】
【実施例】以下、本発明固体撮像素子のシール方法を図
示実施例に従って詳細に説明する。図1乃至図3は本発
明固体撮像素子のシール方法の一つの実施例を説明する
ためのもので、図1(A)はシール前におけるシール樹
脂の拡大断面図、(B)は同じくシール前におけるシー
ル透明板の裏面図、(C)は同じくシール透明板の別の
例の裏面図、図2はシール樹脂塗布に用いるスクリーン
印刷用のマスクスクリーンを示す平面図、図3はシール
樹脂のキュアによる変化を示す平面図である。図1に示
すように、ガラスからなるシール透明板1の裏面1aの
上にハーフスリット状の、即ちシール樹脂2の厚さより
浅いエアー抜きスリット3を有するシール樹脂2を塗布
する。
【0011】具体的には、シール樹脂2は幅が0.5m
m、厚さが150〜200μm、エアー抜きスリット3
の最も薄い部分の厚さが10〜50μmであり、2点鎖
線に示す従来のエアー抜きスリットのように完全につき
抜けてはいないのである。従って、このスリット3はハ
ーフスリットということができる。そして、このような
シール樹脂2の形成は、図3に示すようなマスクスクリ
ーン6を用いてのスクリーン印刷により行う。7は非マ
スク部分、6a、6a、6a、6aはエアー抜きスリッ
トを形成する部分であり、この部分の幅は例えば50〜
100μmと従来(従来は400〜500μm)よりも
相当に狭くされている。
【0012】このように、狭い幅のマスク部分6a、6
a、6a、6aがあると、シール樹脂2は粘性を有する
のでその部分下にはハーフスリットをつくることができ
る。従って、図1に示すようなハーフスリット状のエア
ー抜きスリット2を形成することができるのである。そ
して、図1に示すように形成したシール樹脂2を介して
固体撮像素子収納パッケージとシール透明板との間に介
在させてキュア処理をすると、図3に示すように完全に
キュアできる。なぜならば、エアー抜きスリット3の深
さがシール樹脂の厚さより浅いので、キュア時にエアー
抜きスリット3が埋まり易い。従って、シールひけ不良
5が生じにくい。
【0013】
【発明の効果】本発明固体撮像素子のシール方法は、シ
ール樹脂を、収納パッケージ内部から外部に延び該シー
ル樹脂の厚さより浅いエアー抜きスリットができるよう
に塗布し、該シール樹脂によりシール透明板の収納パッ
ケージへの接着を行うことを特徴とするものである。従
って、本発明固体撮像素子のシール方法によれば、エア
ー抜きスリットの深さがシール樹脂の厚さより浅いの
で、キュア時にエアー抜きスリットが埋まり易い。依っ
て、シールひけ不良が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)乃至(C)は本発明固体撮像素子のシー
ル方法の一つの実施例を説明するためのもので、(A)
はシール前におけるシール樹脂の拡大断面図、(B)は
シール前におけるシール透明板の裏面図、(C)はシー
ル前におけるシール透明板の別の例の裏面図である。
【図2】シール樹脂の塗布に用いるスクリーンの平面図
である。
【図3】上記実施例のシール樹脂のキュアによる変化を
示す平面図である。
【図4】従来例のシール樹脂のキュアによる二通りの変
化例を示す平面図である。
【図5】従来例の封止前におけるシール透明板の裏面図
である。
【図6】(A)、(B)は従来例のシール樹脂キュア後
の状態を示すもので、(A)は断面図、(B)は平面図
である。
【符号の説明】
1 シール透明板 2 シール樹脂 3 エアー抜きスリット 4 収納パッケージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子収納パッケージに、シール
    透明板をシール樹脂を介して接着することにより上記固
    体撮像素子収納パッケージ内の固体撮像素子をシールす
    るシール方法において、 上記シール樹脂を、収納パッケージ内部から外側に延び
    該シール樹脂の厚さより浅いエアー抜きスリットができ
    るように塗布し、 上記エアー抜きスリットを通してエアー抜きをしながら
    シール樹脂を熱硬化することによりシール透明板の収納
    パッケージへの接着をすることを特徴とする固体撮像素
    子のシール方法
JP15594692A 1992-05-23 1992-05-23 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3351818B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070054323A (ko) * 2005-11-23 2007-05-29 삼성에스디아이 주식회사 스크린 인쇄용 마스크, 이를 이용한 스크린 인쇄방법, 유기발광 표시장치의 제조방법, 및 유기 발광 표시장치
KR101366193B1 (ko) * 2013-07-15 2014-02-21 테라셈 주식회사 유브이 에폭시를 이용한 에어 캐비티 패키지의 진공 실링 방법
KR101666357B1 (ko) * 2016-03-24 2016-10-24 테라셈 주식회사 이미지 센서용 반도체 패키지 및 그 제조방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070054323A (ko) * 2005-11-23 2007-05-29 삼성에스디아이 주식회사 스크린 인쇄용 마스크, 이를 이용한 스크린 인쇄방법, 유기발광 표시장치의 제조방법, 및 유기 발광 표시장치
KR101366193B1 (ko) * 2013-07-15 2014-02-21 테라셈 주식회사 유브이 에폭시를 이용한 에어 캐비티 패키지의 진공 실링 방법
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