JP3104217B2 - プラスチックケース - Google Patents

プラスチックケース

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JP3104217B2
JP3104217B2 JP06323994A JP32399494A JP3104217B2 JP 3104217 B2 JP3104217 B2 JP 3104217B2 JP 06323994 A JP06323994 A JP 06323994A JP 32399494 A JP32399494 A JP 32399494A JP 3104217 B2 JP3104217 B2 JP 3104217B2
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JP
Japan
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case
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plastic case
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眞平 秋田
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコーンシール材を用
いて、密封構造とするプラスチックケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックケースの密封構造と
しては接着剤を用いて貼り合せる構造や、パッキングや
Oリングを用いて締付ける構造、或いはシリコーンシー
ル材を用いて接着シールする構造などがある。
【0003】接着剤により貼り合せる構造では、接着時
に合せ面がずれないようにするためや、接着面積を大き
くして接着効果を高める目的で全周に凹凸部を設ける
か、段差を設けるなどで行われている。
【0004】パッキングやOリングを用いて締付ける構
造においては、ケース全周を均一に押圧する必要がある
ため、例えば、全周を多数のボルト・ナットで締付ける
方法などが行われている。
【0005】シリコーンシール材を使用して接着シール
構造では、接着面積を大きくするため全周に凸部を設け
た蓋と、これと嵌合する前記凸部の長さより深い凹部を
全周に設けた蓋を重ね合せ、凹凸部の隙間にシリコーン
シール材を充填し、押圧接着するなどの方法が行われて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の接着剤により貼
り合せる構造では、接着剤を均一に塗布することが難し
いことや、貼り合せ時、ケース内の空気と共に接着剤が
外部に流出したり、空気の通路ができて、良好な密封性
を得ることが困難である。パッキングやOリングを用い
て締付ける構造では、均一に締め付ける必要から前述の
ように、締付用ボルト・ナットが数多く必要になるた
め、外観を損ねたり、軽量化や小形化がはかれない。シ
リコーンシール材を使用する構造では、一般にシリコー
ンシール材は粘度が高いため、押圧接着する際、空気の
外部流出が難しいので、ケース内圧が上昇したままシリ
コーンシール材が硬化することになる。この結果とし
て、使用時での温度変化によってケース内の空気の熱膨
張や収縮による圧力変化と大気圧との差によりケースの
変形や密封性が損なわれ易く、特に屋外環境使用での長
時間にわたり密封性を保つことが困難である。そこで本
発明は、簡単な構成でケース内の空気を外部に放出さ
せ、かつ、使用温度変化にも耐える密封性の高い、プラ
スチックケースを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は全周に凸部を設けた蓋と、これと嵌合する
前記凸部の突出部の長さより深い凹部を全周に設け、か
つ、この凹部に連通する溝とこの溝に連通する小孔を設
けた蓋で構成し、凹凸部による嵌合部をシリコーンシー
ル材で充填して接着密封させる。
【0008】
【作用】全周に凹部を設けた蓋の一部に凹部と連通する
溝と小孔を設けることにより、凹部にシリコーンシール
材を注入し、全周に凸部を設けた蓋を重ねて押圧接着し
たとき、溢れたシリコーンシール材が凹部と連通する溝
を伝って、小孔を塞ぐことになる。これより前にケース
内の空気が小孔を通して放出され、ケース内圧は大気圧
と略々均衡した状態で封止される。したがって、押圧接
着する構造のケースで内圧を上昇させることなく、ま
た、接着面からの空気の流出痕を生じないプラスチック
ケースとすることができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1、図2,図3に示す。
図1に示すように蓋1と蓋2を重ね合わせる構造のケー
スで蓋1は全周に凸部を設け、蓋2は全周に凹部を設け
てあり、この凹凸部は、嵌合できる寸法、形状となって
いる。この場合、凹部の溝の深さは凸部の突出部の長さ
より深くしてあり蓋1と蓋2を嵌合させたとき、嵌合部
分に間隔が生ずるようになっている。さらに凹部を形成
する蓋2には図2に示すように凹部の溝と連通する溝5
とこれに連通する小孔4が設けてある。図2は、小孔4
と溝5および蓋1と蓋2の断面を拡大したものでシリコ
ーンシール材3が充填された状態を示す。図3は小孔4
と溝5を部分的に拡大したものである。蓋2の凹部にシ
リコーンシール材を注入し蓋1と静かに重ねて嵌合する
と、ケース内の空気が溝5および小孔4よりケース外へ
放出され、さらに蓋1の凸部の挿入に伴って余分のシリ
コーンシール材が蓋2の凹部から図示しないケース内の
内蔵物との間隙となる凹部の溝と連通する溝5を伝って
小孔4に押し出され、小孔4を塞いだ状態で硬化するこ
とになる。このように、蓋1,2を重ねて押圧接着する
と同時にケース内圧上昇分の空気が小孔4から放出され
た後、シリコーンシール材が小孔4を塞ぎ、ケース内圧
は大気圧と略略均衡した状態で封止される。本発明の構
成によってプラスチックケースを接着および密封する場
合、ケース内圧を上昇させることなく、密封することが
できる。
【0010】
【発明の効果】このような構造にしたプラスチックケー
スによれば、押圧接着と同時にケース内圧上昇分の空気
が小孔から放出された後、小孔を塞ぐことになるので、
接着面の空気流出痕がなく、また、ケース内圧を上昇さ
せることもなく密封でき、特に屋外環境使用での長期に
わたり密封性を保つことができる、プラスチックケース
が得られる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプラスチックケースの構造を
示す図である。
【図2】本発明の実施例のプラスチックケースの空気孔
と溝および蓋の断面拡大図。
【図3】本発明の実施例のプラスチックケースの空気孔
と溝および蓋の部分拡大図。
【符号の説明】
1 蓋 2 蓋 3 シリコーンシール材 4 小孔 5 溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全周に凸部を設けた蓋と、これと嵌合す
    る前記凸部の突出部の長さより深い凹部を全周に設け、
    かつ、この凹部に連通する溝とこの溝に連通する小孔を
    設けた蓋とで構成し、凹凸部による嵌合部をシリコーン
    シール材で充填し密封することを特徴とするプラスチッ
    クケース。
JP06323994A 1994-12-02 1994-12-02 プラスチックケース Expired - Fee Related JP3104217B2 (ja)

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JPH08156962A JPH08156962A (ja) 1996-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7751696B2 (en) 2004-12-28 2010-07-06 Hoya Corporation Camera with waterproof function

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7751696B2 (en) 2004-12-28 2010-07-06 Hoya Corporation Camera with waterproof function

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