JP2006319126A - 半導体素子パッケージ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】工程数を増加させることなく、収容部内部の内圧上昇を防ぎながら、収容部内部の気密性を確保することが可能な半導体素子パッケージの製造方法を提供する。
【解決手段】固体撮像素子チップ3を収容するための凹状の収容部2を有するパッケージ本体1と、収容部2の開口kを塞いで収容部2内を密封するガラス5とを含む固体撮像素子パッケージの製造方法であって、収容部2に固体撮像素子チップ3を収容後、パッケージ本体1の開口kの周縁部6に、開口kの周縁に沿って接着剤を塗布して、パッケージ本体1とガラス5とを貼り合わせる工程を含み、パッケージ本体1として、パッケージ本体1の周縁部6に、収容部2に通じる凹部4を形成したものを用いる。
【選択図】図1
【解決手段】固体撮像素子チップ3を収容するための凹状の収容部2を有するパッケージ本体1と、収容部2の開口kを塞いで収容部2内を密封するガラス5とを含む固体撮像素子パッケージの製造方法であって、収容部2に固体撮像素子チップ3を収容後、パッケージ本体1の開口kの周縁部6に、開口kの周縁に沿って接着剤を塗布して、パッケージ本体1とガラス5とを貼り合わせる工程を含み、パッケージ本体1として、パッケージ本体1の周縁部6に、収容部2に通じる凹部4を形成したものを用いる。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体素子チップを収容するための凹状の収容部を有するパッケージ本体と、前記収容部開口を塞いで前記収容部内を密封する密封部材とを含む半導体素子パッケージの製造方法に関する。
一般に、固体撮像素子チップ等の半導体素子チップのパッケージングは、半導体素子チップを収容するための凹状の収容部を有するパッケージ本体に半導体素子チップを収容してこれを固定し、その後、収容部の開口を塞ぐように、ガラス等をパッケージ本体に貼り合わせることで行っている。ガラスをパッケージ本体に貼り合わせる際、収容部内部の内圧の上昇を防ぐ必要があり、これを実現するための手法が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1では、ガラスを貼り付ける前に、収容部から外部へ連通する状態でパッケージ本体に貫通穴をあけておき、ガラスを貼り付けた後、この貫通穴を塞ぐことで、収容部内部の内圧上昇を回避しながら、収容部内部の気密性を確保している。
特許文献1記載の方法では、ガラスをパッケージ本体に貼り合わせた後、貫通穴を塞ぐ必要があり、工程数が増加してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、工程数を増加させることなく、収容部内部の内圧上昇を防ぎながら、収容部内部の気密性を確保することが可能な半導体素子パッケージの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体素子パッケージの製造方法は、半導体素子チップを収容するための凹状の収容部を有するパッケージ本体と、前記収容部開口を塞いで前記収容部内を密封する密封部材とを含む半導体素子パッケージの製造方法であって、前記半導体素子チップを前記収容部に収容した後、前記パッケージ本体の前記収容部開口の周縁部に、前記収容部開口の周縁に沿って接着剤を塗布して、前記パッケージ本体と前記密封部材とを貼り合わせる工程を含み、前記パッケージ本体として、前記パッケージ本体の前記周縁部に、前記収容部に通じる凹部を形成したものを用いる。
この方法により、半導体素子パッケージ内部の内圧上昇を回避しながら、半導体素子パッケージ内部の気密性を確保することができる。
本発明の半導体素子パッケージの製造方法は、前記半導体素子チップが固体撮像素子チップを含む。
本発明の半導体素子パッケージは、半導体素子チップを収容するための凹状の収容部を有するパッケージ本体と、前記収容部に収容された半導体素子チップと、前記収容部開口を塞いで前記収容部内を密封する密封部材とを含み、前記パッケージ本体の前記収容部開口の周縁部と前記密封部材が接着剤を介して貼り合わせられた半導体素子パッケージであって、前記パッケージ本体の前記周縁部に、前記収容部に通じる凹部が形成され、前記凹部と前記密封部材との間は前記接着剤によって塞がれている。
本発明の半導体素子パッケージは、前記半導体素子チップが固体撮像素子チップを含む。
本発明によれば、工程数を増加させることなく、収容部内部の内圧上昇を防ぎながら、収容部内部の気密性を確保することが可能な半導体素子パッケージの製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、半導体素子パッケージの一例として、固体撮像素子チップをパッケージングした固体撮像素子パッケージについて説明する。固体撮像素子チップとは、ウェハ上に形成された多数の固体撮像素子をダイシングした後に得られるものである。
図1は、本発明の実施形態を説明するための固体撮像素子パッケージの概略構成を示す分解斜視図である。図2は、図1のA−A線断面図である。
図1に示す固体撮像素子パッケージは、固体撮像素子チップ3を収容するための凹状の収容部2を有するパッケージ本体1と、収容部2の開口kを塞いで収容部2内を密封する密封部材であるガラス5とを含み、パッケージ本体1の開口kの周縁部6(図1でハッチングした部分)とガラス5とが、図示しない樹脂等の接着剤を介して貼り合わせられた構成となっている。
図1に示す固体撮像素子パッケージは、固体撮像素子チップ3を収容するための凹状の収容部2を有するパッケージ本体1と、収容部2の開口kを塞いで収容部2内を密封する密封部材であるガラス5とを含み、パッケージ本体1の開口kの周縁部6(図1でハッチングした部分)とガラス5とが、図示しない樹脂等の接着剤を介して貼り合わせられた構成となっている。
パッケージ本体1は、セラミック又は樹脂で構成されており、その周縁部6には、収容部2に通じる凹部4が形成されている。凹部4は、具体的には、収容部2からパッケージ本体1の外面まで延びて形成されている。この凹部4が、パッケージ本体1とガラス5とを貼り合わせる際に、収容部2内部の内圧上昇を防ぐ役割を果たす。
以下、固体撮像素子パッケージの製造方法について、図3を参照して説明する。
図3は、固体撮像素子パッケージの製造方法を説明する工程図であり、(a)〜(d)の各図は、図1に示す固体撮像素子パッケージの凹部4付近を拡大した側面図である。
まず、図1に示すような凹部4を有するパッケージ本体1の収容部2に固体撮像素子チップ3を収容してこれを固定し、固体撮像素子チップ3のボンディングパッドにワイヤボンディングを行った後、パッケージ本体1の周縁部6に、接着剤7を開口kに沿って均一の厚さで塗布する(図3(a))。
図3は、固体撮像素子パッケージの製造方法を説明する工程図であり、(a)〜(d)の各図は、図1に示す固体撮像素子パッケージの凹部4付近を拡大した側面図である。
まず、図1に示すような凹部4を有するパッケージ本体1の収容部2に固体撮像素子チップ3を収容してこれを固定し、固体撮像素子チップ3のボンディングパッドにワイヤボンディングを行った後、パッケージ本体1の周縁部6に、接着剤7を開口kに沿って均一の厚さで塗布する(図3(a))。
次に、ガラス5を、接着剤7を介してパッケージ本体1の上に載せる(図3(b))。この状態で、凹部4上方には、接着剤7とガラス5との間に隙間8が形成されるため、後の加圧処理において、この隙間8から、収容部2内部の空気を外部に逃がすことが可能となり、収容部2の内圧上昇を回避することができる。
次に、ガラス5を上方から加圧してパッケージ本体1に近づけていくと、上記隙間8は接着剤7によって徐々に塞がれていく(図3(c))。そして、隙間8が完全に塞がれた時点で加圧を終了し(図3(d))、接着剤7に加熱又は紫外線照射を行ってこれを硬化させることで、パッケージ本体1とガラス5との貼り合わせを完了する。
このように、本実施形態の製造方法によれば、パッケージ本体1の周縁部6に、収容部2からパッケージ本体の外面まで延びる凹部4を設けたことにより、周縁部6に接着剤7を塗布して、パッケージ本体1とガラス5を貼り合わせる際に、凹部4上方にできた隙間8から収容部2内部の空気を逃がすことが可能となり、収容部2の内圧上昇を回避することが可能となる。又、最終的には、隙間8を接着剤7によって塞ぐことが可能なため、収容部2内部の気密性も十分に確保することができる。
又、本実施形態の製造方法によれば、従来のように、パッケージ本体1とガラス5を貼り合わせた後に、新たな工程を追加する必要がないため、工程数を増加させることなく、製造が可能となり、歩留まりが向上する。
又、本実施形態の製造方法では、図3(b)の状態で隙間8を維持することができ、且つ、図3(d)の時点で隙間8を完全に塞ぐことができるように、凹部4の寸法や接着剤7の塗布厚及び粘度を決めておくことで、上記効果を得ることが可能である。このため、接着剤7の塗布条件を細かく設定する必要がなくなり、歩留まりが向上する。例えば、凹部4の深さを60〜100μmにし、粘度が45〜85pa・sの接着剤7を、凹部4の深さと同じ塗布厚で均一に塗布することで、上記効果を得ることが可能である。この場合、隙間8が完全に塞がれた時点での接着剤7の塗布厚(凹部4に塗布されている厚みは除く)は、20〜50μmとなる。又、接着剤7の塗布幅は、図3(d)の時点で、接着剤7が収容部2内部や周縁部6の外側にはみ出ない程度に設定すれば良い。
尚、本実施形態では凹部4を1つしか設けていないが、これは複数あっても同様の効果を得ることができる。
1 パッケージ本体
2 収容部
3 固体撮像素子チップ
4 凹部
5 ガラス
6 周縁部
7 接着剤
8 隙間
k 開口
2 収容部
3 固体撮像素子チップ
4 凹部
5 ガラス
6 周縁部
7 接着剤
8 隙間
k 開口
Claims (4)
- 半導体素子チップを収容するための凹状の収容部を有するパッケージ本体と、前記収容部開口を塞いで前記収容部内を密封する密封部材とを含む半導体素子パッケージの製造方法であって、
前記半導体素子チップを前記収容部に収容した後、前記パッケージ本体の前記収容部開口の周縁部に、前記収容部開口の周縁に沿って接着剤を塗布して、前記パッケージ本体と前記密封部材とを貼り合わせる工程を含み、
前記パッケージ本体として、前記パッケージ本体の前記周縁部に、前記収容部に通じる凹部を形成したものを用いる半導体素子パッケージの製造方法。 - 請求項1記載の半導体素子パッケージの製造方法であって、
前記半導体素子チップが固体撮像素子チップを含む半導体素子パッケージの製造方法。 - 半導体素子チップを収容するための凹状の収容部を有するパッケージ本体と、前記収容部に収容された半導体素子チップと、前記収容部開口を塞いで前記収容部内を密封する密封部材とを含み、前記パッケージ本体の前記収容部開口の周縁部と前記密封部材が接着剤を介して貼り合わせられた半導体素子パッケージであって、
前記パッケージ本体の前記周縁部に、前記収容部に通じる凹部が形成され、
前記凹部と前記密封部材との間は前記接着剤によって塞がれている半導体素子パッケージ。 - 請求項3記載の半導体素子パッケージであって、
前記半導体素子チップが固体撮像素子チップを含む半導体素子パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005140119A JP2006319126A (ja) | 2005-05-12 | 2005-05-12 | 半導体素子パッケージ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005140119A JP2006319126A (ja) | 2005-05-12 | 2005-05-12 | 半導体素子パッケージ及びその製造方法 |
Publications (1)
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Family
ID=37539527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005140119A Pending JP2006319126A (ja) | 2005-05-12 | 2005-05-12 | 半導体素子パッケージ及びその製造方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006319126A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9324748B2 (en) | 2013-03-13 | 2016-04-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor package including an image sensor and a holder with stoppers |
-
2005
- 2005-05-12 JP JP2005140119A patent/JP2006319126A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9324748B2 (en) | 2013-03-13 | 2016-04-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor package including an image sensor and a holder with stoppers |
US9640575B2 (en) | 2013-03-13 | 2017-05-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor package including image sensor and holder with transparent cover and adhesive stopper |
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