JP2010248316A - 粘着シート及び転写具 - Google Patents
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Abstract
【課題】全く新しい特性を付与することで粘着シートに対してさらなる付加価値を付与したり、全く新しいニーズに応えたりし得る粘着シートを提供する。
【解決手段】粘着シートAは、シート本体1と、当該シート本体1上に間欠的に塗布されたドット径が異なる粘着剤ドット2を集合させて配置することにより文字L又は図形Fの形状を形成している形状粘着部21とを具備している。また、形状粘着部21の周囲に、間欠的に配された粘着剤ドット2からなる背景粘着部22をさらに具備している。
【選択図】図1
【解決手段】粘着シートAは、シート本体1と、当該シート本体1上に間欠的に塗布されたドット径が異なる粘着剤ドット2を集合させて配置することにより文字L又は図形Fの形状を形成している形状粘着部21とを具備している。また、形状粘着部21の周囲に、間欠的に配された粘着剤ドット2からなる背景粘着部22をさらに具備している。
【選択図】図1
Description
本発明は、本発明は、封筒などの紙類を止着するための粘着剤を転写したり、それ自体を紙類に止着したりするための粘着シートに関するものである。
従来、事務用途において基材としてのシート本体に粘着剤を塗布した製品として、粘着シートが多く用いられている。このような粘着シートは大きく二つの種類のものに分かれている。一方のものは、シート本体と粘着剤とが予め剥離不能に止着された状態として、シート本体そのものを紙類等に貼り付ける態様の粘着シートである。このようなものの具体例として、粘着テープやシールといったものを挙げることができる。他方のものは、シート本体が粘着剤に対して剥離可能に構成し、粘着剤を介して二つの被着体を止着し得るものである。このようなものの具体例として、いわゆる「テープ糊」として市販されている感圧転写式粘着テープを挙げることができる。このような感圧転写テープは一般にロール状に巻かれた状態で転写具に装着され、所望の長さのみ好適に転写し得る状態で取り扱われる。
そして近年、特に後者に該当するよ粘着シートの中には、被着体に対して所要の領域に粘着剤を転写する際に転写終端付近に糸状に粘着剤が付着するという不具合を解消することができ、加えて粘着剤と被着体との間に気泡が形成されて止着された被着体に皺が形成されるという不具合も解消し得る粘着シートが提案されている。
斯かる粘着シートについて具体的に説明すると、当該粘着シートは、シート本体とシート本体に間欠的に塗布された粘着剤ドットからなるものである(例えば、特許文献1参照)。斯かる粘着シートは被着体に粘着剤を転写する際に、止着作業中においては被着体付近の空気を粘着剤ドット間を伝って逃がすことにより、上記気泡や皺の形成を有効に回避し得るとともに、粘着剤は粘着剤ドット単位で転写されるために転写終端において粘着剤が不自然に伸びてしまうという不具合が解消された、言い換えれば糊切れの優れたものとなっている。
そして特許文献1に示したようなものが開示された後にも、現在までに、シート本体上に間欠的に粘着剤を配置したものは種々提案されている(例えば、特許文献2参照)。
そして上述したような粘着シートに対しては、上述したような転写作業に関する実質的な効果の他に、付加価値となり得る全く新しい特性をさらに付与することによって、さらなる商品価値の向上や、新たなニーズに応えることができる粘着シートが求められているというのが現状である。
本発明は、このような課題に着目したものであり、全く新しい特性を付与することで粘着シートに対してさらなる付加価値を付与したり、全く新しいニーズに応えたりし得る粘着シートを提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち本発明に係る粘着シートはシート本体と、ドット状の粘着剤である粘着剤ドットとを具備している粘着シートであって、ドット径が異なる前記粘着剤ドットを集合させて配置することにより文字又は図形の形状を形成している形状粘着部を前記シート本体上に設けていることを特徴とする。
ここで、「文字又は図形」のうちの図形とは、使用者に何らかの意味を想起させ得る一定の思想内容を示すような形状に限られることはなく、種々な形状が含まれるという概念である。
このようなものであれば、ドット径が異なる粘着剤ドットを集合させてシート本体上に様々な文字や図形を形成することにより、使用者の購買意欲を惹起したり、使用者に特定のメッセージを伝えるなど、従来に無い性能を製品に付与することによって、製品自体にさらなる付加価値を付与したり、全く新しいニーズに応えたりすることが可能となる。特に本発明はドット径が異なる粘着剤ドットを組み合わせることにより、表現しようとする文字や図形を、より明確且つ富んだ表現ができるように形成することができる。
そして、より明確に形状粘着部を使用者に明確に認識させ得るものとするためには、粘着剤ドット自体によって前記文字又は図形の形状を形成することが望ましい。
そして、使用者に文字又は図形を認識させつつも、粘着シートとしての基本的な性能である止着力を十分に担保し得るものとするためには、シート本体上における前記形状粘着部の周囲に、間欠的に配された前記粘着剤ドットからなる背景粘着部をさらに有したものとするのが好ましい。
この場合、なるべく背景粘着部の存在を目立たなくして、形状粘着部の存在を明確に認識され得るように担保するためには、背景粘着部を、単一のドット径を有する前記粘着剤ドットを等間隔に配置した、いわゆる地味な模様としておくことが好ましい。
そして形状粘着部を実際に明確に形成することが出来、且つ優れた糊切れ特性を担保し得るためには、ドット径を0.5mm〜3mmに設定しておくことが望ましい。ドット径が0.5mmよりも小さいと、使用者に明確にドットとして認識させることが難しく、ドット径が3mmよりも大きいと、優れた糊切れ特性を担保し得ないものとなってしまう。
ここで、本発明に係る粘着シートは、上述の通り形状粘着部によって、使用者に何らかの明確な意図を発信するという点に着目した結果、シート本体と、ドット状の粘着剤である粘着剤ドットとを具備している粘着シートであって、粘着剤ドットを集合させて配列することによって文字又はイラストの形状を描画した形状粘着部をシート本体上に設けていることを特徴としている。
ここで「イラスト」とは、本願明細書においては、文字以外の形状を有する図形のうち、その形状によって視認した使用者に何らかの意味すなわち一定の思想内容を想起させ得るもののみを指す概念とする。換言すれば、「イラスト」とは、広辞苑によって「一定の思想内容を示すための、文字・符号などの総称。」と定義されている「記号」という文言のうち、文字を除く概念である。また、同広辞苑にはさらに「また、文字に対して特に符号類という」と記載されている。つまり、本明細書で記載される「イラスト」とは広辞苑における「符号類」と同義である。よって、「文字又はイラスト」という概念は、広辞苑で定義される「記号」と同義である。
そして他方、本発明に係る形状粘着部とは、粘着剤ドット自体によって文字又は図形を形成し得るものとは限られない。すなわち本発明に係る粘着シートは、シート本体と、ドット状の粘着剤である粘着剤ドットとを具備している粘着シートであって、前記粘着剤ドットを集合させて配置することにより文字又は図形の形状を形成している形状粘着部をシート本体上に設けたものであり、前記文字又は図形に相当する仮想の領域の周囲のみに前記粘着剤ドットを集合させることによって当該文字又は図形を形成していることを特徴とする。
このようなものであっても、上記の粘着シート同様、使用者に前記文字又は図形を明確に認識させ得るものとなる。
そして、本発明の粘着シートによって封筒の封緘や一対の被着体同志の止着をし得る態様の転写具の提供を実現するための構成としては、粘着剤ドットが、前記シート本体に対して剥離可能に塗布されたものとすることが必須となる。
すなわち、本発明に係る転写具は、上記の何れかの構成をなす粘着シートを具備していることを特徴とするものである。
他方、勿論、本発明の粘着シートは、上述した態様のものに限られず、通常の粘着テープやシールに適用されうる構成、すなわち、粘着剤ドットが、前記シート本体に対して剥離不能に塗布されたものであっても、上記効果を有効に奏し得るものである。
本発明によれば、粘着剤ドットを集合させてシート本体上に様々な文字や図形を形成することにより、使用者の購買意欲を惹起したり、使用者に一定の思想内容を示す特定のメッセージを粘着剤ドットを利用して伝えるなど、従来に無い性能を製品に付与することによって、製品自体にさらなる付加価値を付与したり、全く新しいニーズに応えたりし得る粘着シートを提供することが可能となる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る粘着シートAを具備する転写具Bを図1及び図2に、そして当該粘着シートAを具備する転写シートTを図3に示して説明する。
以下、本発明の第1実施形態に係る粘着シートAを具備する転写具Bを図1及び図2に、そして当該粘着シートAを具備する転写シートTを図3に示して説明する。
本実施形態に係る、これら転写具Bや転写シートTを構成している粘着シートAは、シート本体1と、当該シート本体1上に間欠的に、且つ剥離可能に塗布された粘着剤ドット2とを主に有しているものである。
この転写具Bは、図1及び図2に示すように、長尺状に裁断されている粘着シートAを巻回した状態で収納するリフィルB1と、リフィルB1を装着し、粘着シートAを好適に送出し得る転写具本体B2とを具備している通常のものである。そして図1は、転写具Bが封筒の折返し片等、例えば紙製の被着体の被転写面に後述する粘着剤ドット2を転写している状況を示している。なお本実施形態に係る転写具Bは上述の通りリフィルを交換することにより転写具本体B2を継続的に使用し得る、いわゆるリフィル交換式のものを図示しているが勿論、粘着シートAが転写具本体B2に直接収容された、いわゆる使い切り式の転写具Bであっても良い。
他方、図3に示す転写シートTは、矩形状に裁断されたシート本体1と、シート本体1上に塗布された粘着剤ドット2とを有した本実施形態に係る粘着シートAと、そして粘着剤ドット2を被覆する被覆シート3とを具備したものとしている。また当該転写シートTは、粘着シートAが、シート本体1の周縁部において、粘着剤ドット2を塗布していないドライエッジ部11をさらに有したものとしている。なお、この転写シートTは、1枚のシート本体1に対して1枚の被覆シート3を具備している態様のものを示しているが、勿論、粘着剤ドット2上に更に他の粘着シートAのシート本体1を積層させることによって積み重ねた複数の粘着シートAと、最上の粘着シートA上の粘着剤ドット2を被覆する1枚の被覆シート3を有している態様としても良い。
ここで、本発明に係る粘着シートAは、図1、図3並びに図4に示すように、上述したシート本体1と、当該シート本体1上に間欠的に塗布されたドット径が異なる粘着剤ドット2を集合させて配置することにより文字L又は図形Fの形状を形成している形状粘着部21とを具備している、具体的には形状粘着部21をシート本体1上に設けていることを特徴とするものである。そして本実施形態では、形状粘着部21の周囲に、間欠的に配された粘着剤ドット2からなる背景粘着部22をさらに具備したものも、図1、図3、図4及び図7に示している。
以下、本実施形態に係る粘着シートAの具体的な構造並びに構成について、特に粘着剤ドット2からなる形状粘着部21並びに背景粘着部22の構成について詳述する。
シート本体1は、図1、図2に示す転写具Bに用いられているものは粘着剤ドット2に対して剥離可能なポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなるものであるが、当該ポリエチレンテレフタレートに限定されるものではなく、粘着剤ドット2に対して剥離し得るものであればよい。なお、アクリル系粘着剤に対して剥離性を有するものとしては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のプラスチックフィルム、グラシン紙等の紙、金属箔等を挙げることができる。他方図3に示す転写シートTに用いられているシート本体1は、例えば剥離効果を有さない紙の表面に剥離効果を付与するためシリコン樹脂やフッ素樹脂等からなる剥離層を設けたもの採用している。
粘着剤ドット2は、本実施形態では、例えばアクリル系エマルジョンタイプの粘着剤により構成されたものである。また当該粘着剤ドット2は、シート本体1に対して、例えばスクリーン印刷やグラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷等の既存の印刷方法を用いることによって間欠的に、後述するようなパターン塗工を施したものである。また本実施形態では、粘着剤ドット2の厚み寸法を、一例として例えば30μmに設定している。
形状粘着部21は、本実施形態では粘着剤ドット2の集合それ自体によって図4乃至図8に示すような図形Fの形状を形成したものであり、これらの図においては、ドット径が0.5mm〜3mmの範囲の粘着剤ドット2、すなわち、ドット径が1mmの大ドット211、ドット径が0.75mmの中ドット212、ドット径が0.5mmの小ドット213や、図3では楕円形状の楕円ドット214を適宜近接させて配置することによって、曲線部21a並びに直線部21bを形成することによって画図形Fの形状を描画しているものである。そして本実施形態では、図示の図形Fは、それぞれが一定の思想を示しているイラストIを形成したものとしている。
背景粘着部22は、シート本体1上における形状粘着部21の周囲に、間欠的に配された粘着剤ドット2からなるものであり、本実施形態では、1.5mmのドット径を有する均一ドット220を、等間隔に配置したものとしている。
しかして、本実施形態に係る粘着シートAは、上述の通り粘着剤ドット2を適宜配列することによって、図4乃至図6に示すようなイラストIをなす図形Fや図7に示すような文字L、図8に示すような図形Fを示す種々の形状を有する形状粘着部21としても良い。
図4に示す形状粘着部21は、中ドット212を円形状に配列した曲線部21aによって「輪郭」を形成するとともに、楕円ドット214及び、直線部21b及び/又は曲線部21aを形成した小ドット213によって「目」及び「口」を想起させ得る配置とすることにより、模式的に「笑顔」を表した図形F且つイラストIを形成したものとなっている。
図5(a)に示す形状粘着部21は、大ドット211、中ドット212及び小ドット213によって曲線部21aを形成することによって、「ハート」形状をなした図形且つイラストIと、大ドット211によって直線部21bを形成することによって「メール」を想起させ得る形状をなした図形F且つイラストIとを描画した態様を示している。同図(b)に示す形状粘着部21は、大ドット211、中ドット212及び小ドット213によって曲線部21a並びに直線部21bを形成することにより、「さくらんぼ」を想起させ得る形状をなした図形F且つイラストIを描画したものである。
図6(a)に示す形状粘着部21は、大ドット211、中ドット212及び小ドット213によって曲線部21aを形成することにより、「りんご」を想起させ得る形状をなした図形F且つイラストIを描画したものである。同図(b)に示す形状粘着部21は、大ドット211、中ドット212及び小ドット213によって曲線部21aを形成することにより、「いちご」を想起させ得る形状をなした図形F且つイラストIを描画したものである。
また、図7では、形状粘着部21が図形F並びに文字Lを含んだ態様を示している。すなわち図7(a)は、大ドット211、中ドット212及び小ドット213によって曲線部21a並びに直線部21bを形成することにより、文字Lであるカタカナ及び、例えば特定のマークを模したような図案すなわち図形F且つイラストIを描画した形状粘着部21と、上記図4同様の背景粘着部22とを有した態様を示している。同図(b)は同様に、文字Lであるアルファベットと、乗り物を模した図案すなわち図形F且つイラストIを描画した形状粘着部21を示している。同図(c)は、図形F且つイラストIである特定のマーク並びに文字Lであるアルファベットを形成した形状粘着部21と、上記同様の背景粘着部22とを有した態様を示している。
また図8に示すように、形状粘着部21は、ドット径が異なる粘着剤ドット2によって、イラストにIには該当しない図形Fを示したものであっても良い。すなわち、同図には、大ドット211、中ドット212及び小ドット213を集合させることによって平行四辺形を形成した形状粘着部21を示している。当該形状粘着部21は平行四辺形という形状は「一定の思想を示す」イラストIには該当しないが図形Fの概念には含まれるものである。ここで同図では、ドット径の異なる粘着剤ドット2、すなわち大ドット211、中ドット212及び小ドット213を適宜配列することによって、独特の模様を表現し得たものとなっている。
このように本実施形態ではこれら複数の、しかもドット径が異なる粘着剤ドット2を組み合わせることにより、種々の形状をなす形状粘着部21を形成することが可能となっている。又勿論図示したものに加えて、ドットの形状そのものを、矩形状のものや、星形状、ハート形とすれば、さらにさまざまな思想を示し得る形状粘着部21を形成することが可能である。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る粘着シートAは、ドット径が異なる粘着剤ドット2を集合させた形状粘着部21を具備することによって、使用者の購買意欲を惹起したり、使用者に特定のメッセージを伝えるなど、従来に無い性能を製品に付与することによって、製品自体にさらなる付加価値を付与したり、全く新しいニーズに応えたりすることが可能となる。特に本実施形態ではドット径が異なる粘着剤ドット2を組み合わせることにより、表現しようとする文字Lや図形Fを、より明確に且つ富んだ表現をなし得たものとなっている。特に、本実施形態では図4乃至図7に示す形状粘着部21を、図形Fのうちでも何らかの明確な意図を発信することができるイラストIの形状が、使用者に対する印象をより強調し得たものとなっている。
そして本実施形態では、粘着剤ドット2自体によって前記文字L又は図形Fの形状を形成することにより、明確に形状粘着部21を使用者に明確に認識させ得るものとなっている。
また本実施形態では、背景粘着部22を設けることにより、使用者に文字L又は図形Fを形状粘着部21によって明確に認識させつつも、形状粘着部21の形状によっては粘着剤ドット2の塗布が少なくなることによる止着力の低下を有効に回避して、止着力を十分に担保し得るものとしている。さらに本実施形態では、背景粘着部22を、単一のドット径を有する粘着剤ドット2である均一ドット220を、等間隔に配置することにより、背景粘着部22自体の使用者に与える印象を抑えることによって、形状粘着部21の存在を明確に際立たせたものとしている。
そして形状粘着部21を実際に明確に形成することが出来、且つ優れた糊切れ特性を担保し得るために本実施形態では、大ドット211、中ドット212及び小ドット213でドット径を異ならせつつも、それら粘着剤ドット2のドット径を0.5mm〜3mmの範囲に設定したものとしている。
<変形例>
上記までの記載は、形状粘着部21が粘着剤ドット2そのものによって所定の「文字L又は図形F」、或いは「文字L又はイラストI」を形成したものとしたが、勿論以下の変形例に示すようなものであってもよい。なお、斯かる変形例における構成要素のうち、上記実施形態に該当するものについては同じ符号を付すとともに、その具体的な説明を省略するものとする。
<変形例>
上記までの記載は、形状粘着部21が粘着剤ドット2そのものによって所定の「文字L又は図形F」、或いは「文字L又はイラストI」を形成したものとしたが、勿論以下の変形例に示すようなものであってもよい。なお、斯かる変形例における構成要素のうち、上記実施形態に該当するものについては同じ符号を付すとともに、その具体的な説明を省略するものとする。
本実施形態の変形例に係る、図9に示す粘着シートAは、上記実施形態と同様に、シート本体1と、当該シート本体1上に間欠的に塗布された前記粘着剤ドット2を集合させて配置することにより文字L又は図形Fの形状を形成している形状粘着部21とを具備したものである点、すなわち形状粘着部21をシート本体21上に設けている点は上記実施形態と同じである。
しかして本変形例に係る形状粘着部21は、文字L又は図形Fに相当する仮想の領域Eの周囲のみに前記粘着剤ドット2を集合させることによって当該文字L又は図形Fを形成している、言い換えれば、「白ヌキ」により表現しているものである。
すなわち同図(a)並びに(b)は、「THANK YOU !!」という文字Lを反転させて象った仮想の領域E、並びに、動物の足跡を象った仮想の領域Eの、周囲の一列に並んだ小ドット213を形状粘着部21とし、その周囲に等間隔に配置された小ドット213に等しいドット径を有する均一ドット220からなる背景粘着部22としているものである。なお同図(a)の態様では粘着剤ドット2を被着体へ転写すれば、文字Lが正しく読まれるように形状粘着部21が転写される。
このようにすることによっても、形状粘着部21により明確に文字L又は図形Fを明確に描画・表現することが可能である。
<第2実施形態>
図10に示す本発明の第2実施形態は、上記実施形態並びに変形例のように、例えばシート本体1に対して剥離可能に粘着剤ドット2が塗布されたものに限定されることはなく、本実施形態に斯かる粘着テープDの通り、シート本体10に対して粘着剤ドット2が剥離不能に塗布されたものであっても良い。なお同実施形態においても、上記実施形態の構成要素に相当する構成要素には同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略するものとする。
<第2実施形態>
図10に示す本発明の第2実施形態は、上記実施形態並びに変形例のように、例えばシート本体1に対して剥離可能に粘着剤ドット2が塗布されたものに限定されることはなく、本実施形態に斯かる粘着テープDの通り、シート本体10に対して粘着剤ドット2が剥離不能に塗布されたものであっても良い。なお同実施形態においても、上記実施形態の構成要素に相当する構成要素には同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略するものとする。
本実施形態に係る粘着テープDは、例えば表面が剥離処理されていないシート本体10と、当該シート本体10に剥離不能に塗布された粘着剤ドット2とを有する粘着シートA及び巻芯4とを有するものであり、前記粘着シートAを巻き芯4に巻回することによって構成したものである。
このようなものであっても、使用者は粘着テープDの使用時や、例えばシート本体1が透明であればシート本体1を介して、様々な文字L又は図形Fが描画された形状粘着部21を認識させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記変形例すなわち図9では文字や、図形のうち一定の思想を示しているイラストを象った形状粘着部を開示したが、図形であってもイラストには該当しない形状の周囲を同様に象ったものとしても良い。
そしてまた、上記実施形態では転写具や転写シート、そして粘着テープに供される態様を開示したが、勿論、タックシールやメモ帳など、粘着剤を適用し得る既存の種々の製品に適用したものであってもよい。また粘着剤ドットの色彩やシート本体の色彩等の具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1、10…シート本体
2…粘着剤ドット
21…形状粘着部
22…背景粘着部
A…粘着シート
B…転写具
L…文字
F…図形
I…イラスト
E…仮想の領域
2…粘着剤ドット
21…形状粘着部
22…背景粘着部
A…粘着シート
B…転写具
L…文字
F…図形
I…イラスト
E…仮想の領域
Claims (10)
- シート本体と、当該シート本体上に間欠的に塗布されたドット状の粘着剤である粘着剤ドットとを具備している粘着シートであって、
ドット径が異なる前記粘着剤ドットを集合させて配置することにより文字又は図形の形状を形成している形状粘着部を前記シート本体上に設けていることを特徴とする粘着シート。 - 前記形状粘着部は、前記粘着剤ドットの集合によって前記文字又は図形の形状を形成している請求項1記載の粘着シート。
- 前記シート本体上における前記形状粘着部の周囲に、間欠的に配された前記粘着剤ドットからなる背景粘着部をさらに具備している請求項1又は2記載の粘着シート。
- 前記背景粘着部が、単一のドット径を有する前記粘着剤ドットを等間隔に配置したものである請求項3記載の粘着シート。
- 前記ドット径を、0.5mm〜3mmとしている請求項1、2、3又は4記載の粘着シート。
- シート本体と、当該シート本体上に間欠的に塗布されたドット状の粘着剤である粘着剤ドットとを具備している粘着シートであって、
前記粘着剤ドットの集合によって文字又はイラストの形状を描画した形状粘着部を前記シート本体上に設けていることを特徴とする粘着シート。 - シート本体と、当該シート本体上に間欠的に塗布されたドット状の粘着剤である粘着剤ドットとを具備している粘着シートであって、
前記粘着剤ドットを集合させて配置することにより文字又は図形の形状を形成している形状粘着部を前記シート本体上に設けたものであり、
当該形状粘着部が、前記文字又は図形に相当する仮想の領域の周囲のみに前記粘着剤ドットを集合させることによって当該文字又は図形を形成していることを特徴とする粘着シート。 - 前記粘着剤ドットが、前記シート本体に対して剥離可能に塗布されたものである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の粘着シート。
- 前記粘着剤ドットが、前記シート本体に対して剥離不能に塗布されたものである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の粘着シート。
- 請求項1乃至8の何れかに記載の粘着シートを具備していることを特徴とする転写具。
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