JP3033396B2 - 凹凸模様転写用型枠 - Google Patents

凹凸模様転写用型枠

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JP3033396B2
JP3033396B2 JP5164685A JP16468593A JP3033396B2 JP 3033396 B2 JP3033396 B2 JP 3033396B2 JP 5164685 A JP5164685 A JP 5164685A JP 16468593 A JP16468593 A JP 16468593A JP 3033396 B2 JP3033396 B2 JP 3033396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、凹凸模様付のコンク
リート製品等を製造する際に用いられる凹凸模様転写用
型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、凹凸模様付のコンクリート製品を
製造する場合に、つぎのような型枠が用いられている。
この型枠は、図11に示すように、表面に石積み模様等
が形成された樹脂製もしくはゴム製の模様板20を、上
面開口状箱形の鋼製鉄板からなる枠体21にエポキシ系
等の接着剤層22を介して接着したものである。このよ
うな型枠は、つぎのようにして製造されている。すなわ
ち、まず、上記模様板20と枠体21とを別々に作製
し、ついで、図12に示すように、上記枠体21の内面
を研摩して接着剤22を塗布するとともに、上記模様板
20の裏面に接着剤22を塗布し、つぎに、上記模様板
20を枠体21に加圧し両者を接着一体化するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記型
枠では、枠体21の上面開口の開口縁部23に接着剤を
塗布するのが難しく、この開口縁部23で塗りむらが生
じるため、上記開口縁部23における枠体21と模様板
20との接合部で接着はがれが生じるという問題があ
る。また、上記のように塗りむらが生じると、上記開口
縁部23において接着面積が小さくなり強度面で弱くな
る。したがって、上記型枠を繰り返し使用することによ
り、上記接合部にコンクリート打設時の応力集中が繰り
返し作用し接着はがれが生じたり、コンクリート製作時
に行われる蒸気養生での高温,湿気の繰り返しにより接
着剤層22の接着力が低下して、上記接合部から接着は
がれが生じたりする。このような接着はがれが生じて上
記接合部に隙間が形成されると、コンクリート打設時に
上記隙間にコンクリート材料が入り込み、コンクリート
表面の凹凸模様の形成やコンクリート製品の脱型作業に
悪影響を及ぼすという問題がある。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、枠体と模様体との接合部における接着はがれ
を防止するとともに、この接合部からコンクリート打設
時にコンクリート材料が入り込まない凹凸模様転写用型
枠の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の凹凸模様転写用型枠は、表面に転写用の
凹凸模様が形成された模様体を上部開口部付箱状の枠体
に収容し接着した型枠であって、上記枠体の上部開口部
における開口縁部に、模様体と枠体との接合部を覆う剛
性材料製のカバー体を設け、このカバー体に上記模様体
の上端部を接着したという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この発明の凹凸模様転写用型枠は、
箱状の枠体の上部開口部における開口縁部に、模様体と
枠体との接合部を覆う剛性材料製のカバー体を設け、こ
のカバー体に上記模様体の上端部を接着している。この
ように、上記カバー体と模様体の上端部とを接着する
と、上記開口縁部での枠体と模様体との接合部において
接着面積が広くなり、接着はがれが生じない。しかも、
上記のように接着面積を広くして強度面を強くすると、
上記型枠を繰り返して使用することにより、上記接合部
にコンクリート打設時の応力集中が繰り返し作用しても
接着はがれが生じないし、コンクリート製作時に行われ
る蒸気養生での高温,湿気の繰り返しにより接着力が低
下しても、上記接合部から接着はがれが生じない。この
ように、上記接合部で接着はがれが生じないこと、およ
び、カバー体で上記接合部を覆うようにしていることか
ら、従来例のように、接着はがれにより生じた隙間にコ
ンクリート打設時にコンクリート材料が入り込んでコン
クリート表面の凹凸模様の形成やコンクリート製品の脱
型作業に悪影響を及ぼすいう問題が生じなくなる。
【0007】この発明を、実施例にもとづいて詳しく説
明する。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の部分拡大図を示
している。図において、1は上面開口状箱形の鋼製鉄板
からなる枠体である。2は表面に所望の凹凸模様が形成
されたゴム製の模様板であり、上記枠体1に接着剤層3
を介して接着,固定されている。4は枠体1の上端面と
模様板2の上端面との接合部を覆う断面形状三角形のカ
バー体であり、その下面の外側部分が枠体1の上端面に
溶接等により固定されているとともに、内側部分が模様
体2の上端面に接着剤層3を介して接着されている。
【0009】上記型枠はつぎのようにして製造される。
すなわち、まず、枠体1と型6(図4参照)を準備す
る。上記枠体1は、図2および図3に示すように、上面
開口状箱形の鋼製鉄板で形成されており、その底部1a
に注型口10とエアー抜き孔11が穿設されているとと
もに、上端面にカバー体4が溶接等により固定されてい
る。また、上記型6には、図4に示すように、表面6a
に所望の凹凸模様に対応する凹凸模様が形成されている
とともに、外周部にパッキン6bが取り付けられてい
る。ついで、上記枠体1の表面を研摩し、つぎに、図5
に示すように、上記枠体1を下向きにして型6に組付け
る。このとき、型6の表面6aと枠体1の底部1aとの
間に所定の空間7を設けるようにする。そののち、図6
に示すように、枠体1の注型口10から耐熱,耐アルカ
リ性を有する液状ゴム8を注入し、この液状ゴム8の硬
化と同時に枠体1と液状ゴム8とを接着一体化する。こ
のようにして、図7に示すように、枠体1と模様体2と
が一体形成された長方形の型枠が作製される(図1はこ
の図7の部分拡大図である)。
【0010】上記型枠によれば、その開口縁部での接着
面積が広く、枠体1と模様板2との接合部、および模様
体2とカバー体4との接合部で接着はがれが生じない。
また、液状ゴム8の充填時に、接着処理に必要な圧力が
開口縁部に掛かりやすく、上記接合部での接着が良好に
行われる。しかも、上記開口縁部での接着面積が広いこ
とから強度面で強く、型枠を繰り返し使用することによ
り上記接合部にコンクリート打設時の応力集中が繰り返
し作用したり、コンクリート製作時に使われる蒸気養生
での高温,湿気の繰り返しにより接着剤層3の接着力が
低下したりしても、上記接合部で接着はがれが生じな
い。したがって、枠体1と模様板2との間に隙間が生じ
ることがなく、従来例のようにコンクリート打設時に上
記接合部に生じた隙間にコンクリート材料が入り込んで
コンクリート表面の凹凸模様の形成やコンクリート製品
の脱型作業に悪影響を及ぼすという問題がなくなる。ま
た、カバー体4の色が枠体1および模様体2の色と異な
るため、多数個を組合わせる時に端部合わせ等の目印と
なる。
【0011】図8はこの発明の他の実施例を示してい
る。この実施例では、カバー体12で模様体2の上端面
の全面が覆われており、このカバー体12の下面が接着
剤層3を介して模様体2の上端面に接着されている。
【0012】図9はこの発明のさらに他の実施例を示し
ている。この実施例では、枠体1の上端部の内面にカバ
ー体13が溶接等により固定されている。そして、この
カバー体13の下面および内面が接着剤層3を介して模
様体2に接着されている。
【0013】図10はこの発明のさらに他の実施例を示
している。この実施例では、枠体1の側壁が外側に向か
って拡がる傾斜壁に形成されており、この傾斜壁の上部
に、枠状のカバー体14が溶接等により固定されてい
る。そして、このカバー体14の下面および内面が接着
剤層3を介して模様体2に接着されている。
【0014】 また、上記実施例では、模様体2をゴム材
料を用いて作製しているが、これに限定するものではな
く、ウレタン,アクリル等の樹脂材料もしくはその他の
材料を用いて作製してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明の凹凸模様転写
用型枠によれば、箱状の枠体の上部開口部における開口
縁部で、枠体と模様体との接合部における接着面積が広
く、接着はがれが生じない。しかも、上記のように接着
面積を広くして強度面を強くすると、上記型枠を繰り返
して使用することにより、上記接合部にコンクリート打
設時の応力集中が繰り返し作用しても接着はがれが生じ
ないし、コンクリート製作時に使われる蒸気養生での高
温,湿気の繰り返しにより接着力が低下しても、上記接
合部から接着はがれが生じない。このように、上記接合
部で接着はがれが生じないこと、および、カバー体で上
記接合部を覆うようにしていることから、従来例のよう
に、接着はがれにより生じた隙間にコンクリート打設時
にコンクリート材料が入り込んでコンクリート表面の凹
凸模様の形成やコンクリート製品の脱型作業に悪影響を
及ぼすという問題が生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の凹凸模様転写用型枠の一実施例を示
す部分拡大図である。
【図2】上記枠体を示す断面図である。
【図3】上記枠体の平面図である。
【図4】型を示す説明図である。
【図5】上記型枠の作製方法を示す説明図である。
【図6】上記型枠の作製方法を示す説明図である。
【図7】上記作製方法により得られた型枠の説明図であ
る。
【図8】上記型枠の他の実施例を示す部分拡大図であ
る。
【図9】上記型枠のさらに他の実施例を示す部分拡大図
である。
【図10】上記型枠のさらに他の実施例を示す部分拡大
図である。
【図11】従来例の型枠を示す説明図である。
【図12】従来例の型枠の作製方法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 枠体 2 模様板 3 接着剤層 4 カバー体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に転写用の凹凸模様が形成された模
    様体を上部開口部付箱状の枠体に収容し接着した型枠で
    あって、上記枠体の上部開口部における開口縁部に、模
    様体と枠体との接合部を覆う剛性材料製のカバー体を設
    け、このカバー体に上記模様体の上端部を接着したこと
    を特徴とする凹凸模様転写用型枠。
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