JPS5830894Y2 - 接合防水シ−ト - Google Patents
接合防水シ−トInfo
- Publication number
- JPS5830894Y2 JPS5830894Y2 JP9371579U JP9371579U JPS5830894Y2 JP S5830894 Y2 JPS5830894 Y2 JP S5830894Y2 JP 9371579 U JP9371579 U JP 9371579U JP 9371579 U JP9371579 U JP 9371579U JP S5830894 Y2 JPS5830894 Y2 JP S5830894Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waterproof sheet
- sheet
- adhesive member
- waterproof
- bonded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は接合防水シートに関し、詳しくは大面積の防
水シートとするため多数枚の小幅の防水シートを端部接
合して得られる防水シートに関する。
水シートとするため多数枚の小幅の防水シートを端部接
合して得られる防水シートに関する。
従来、建築用防水シート、貯水池用防水シート、産業廃
棄物の処理池用防水シート、あるいは水路用防水シート
などのように大面積の表面を覆う防水シートを必要とす
る場合、一般に工場で生産する防水シートの大きさは、
長さについては200〜300m程度であり、幅が製造
上の制約より1〜3mの小幅である。
棄物の処理池用防水シート、あるいは水路用防水シート
などのように大面積の表面を覆う防水シートを必要とす
る場合、一般に工場で生産する防水シートの大きさは、
長さについては200〜300m程度であり、幅が製造
上の制約より1〜3mの小幅である。
これら小幅の防水シートを多数枚幅方向、あるいは長さ
方向に接合しもって所定の面積を覆うようにすることが
行なわれる。
方向に接合しもって所定の面積を覆うようにすることが
行なわれる。
しかしながら、防水シート同志の接合は水密に行なう必
要があり、一方、屋外での接合作業は、天候、気温、湿
度等により影響を受け、接合条件を均一にすることが困
難であるため、屋外での接合個所を出来るだけ少なくす
るため、上述した幅1〜3m程度の小幅に形成された防
水シートを運搬可能な最大限大きさにまで工場内で予め
プレス装置などで端部を重ね合せ幅方向、あるいは長さ
方向に接合し、広幅の防水シートを作威し、この広幅の
防水シートを施工現場へ移送し、この広幅の防水シート
同志を接合していくことが行なわれる。
要があり、一方、屋外での接合作業は、天候、気温、湿
度等により影響を受け、接合条件を均一にすることが困
難であるため、屋外での接合個所を出来るだけ少なくす
るため、上述した幅1〜3m程度の小幅に形成された防
水シートを運搬可能な最大限大きさにまで工場内で予め
プレス装置などで端部を重ね合せ幅方向、あるいは長さ
方向に接合し、広幅の防水シートを作威し、この広幅の
防水シートを施工現場へ移送し、この広幅の防水シート
同志を接合していくことが行なわれる。
ところで、上記工場内で接合されるシートの接合部の状
態は、一般に第1図イ〜ハに示すように、小幅の防水シ
ー)A、Aの重ね合せ端部A’、A’間に接着剤、接着
シート例えばキュアーシートなどの接着部材Bを介在さ
せ、プレスすることにより接合した構成とされているが
、第1図イ又は口に示したものにあっては接着部材Bが
シー)Aの重合せ端部間に挾まれ、完全に外部から隠さ
れてしまうので例えば部分的に接合不良な個所があって
も発見きに<<、不測の漏水事故の原因となることがあ
った。
態は、一般に第1図イ〜ハに示すように、小幅の防水シ
ー)A、Aの重ね合せ端部A’、A’間に接着剤、接着
シート例えばキュアーシートなどの接着部材Bを介在さ
せ、プレスすることにより接合した構成とされているが
、第1図イ又は口に示したものにあっては接着部材Bが
シー)Aの重合せ端部間に挾まれ、完全に外部から隠さ
れてしまうので例えば部分的に接合不良な個所があって
も発見きに<<、不測の漏水事故の原因となることがあ
った。
又、上記接合防水シートを水路用の防水シートとして使
用した場合、第1図口に示したものにあっては重ね合せ
た部分の延出側端Cからはがれやすく、さらに、この延
出側端Cのため、例えば広幅の防水シートを第1図二に
示すような配置状態として接合した場合、部分的に三枚
重ね部分となる接合部分りに空隙が形成され、漏水の原
因となることもある。
用した場合、第1図口に示したものにあっては重ね合せ
た部分の延出側端Cからはがれやすく、さらに、この延
出側端Cのため、例えば広幅の防水シートを第1図二に
示すような配置状態として接合した場合、部分的に三枚
重ね部分となる接合部分りに空隙が形成され、漏水の原
因となることもある。
そこで、上記難点を解消するため第1図へに示すように
接着部材Bを接合部より浸出させてこの表面を滑らかな
傾斜面とすることが提案されているが、この手段による
場合、接着部材Bが大幅に外部に露出されるので接着不
良個所の発見は容易となるが、一般に防水シー)Aの表
面は細かな凹凸が付けられており、一方、接着部材8表
面はきわめて平滑面となるので、表面状態が不連続とな
り、第1図ホに示すような平面状態にシー) A、A2
を配置して接合していく場合、図のσ部分において重ね
合されるシートA2に対する下層のシー)A、Aの凹凸
表面と接着部材B(平滑)表面の夫々の接着条件が異な
るため接合部D′に応力が集中しやすくここから剥離を
生じるおそれがあるといった問題があった。
接着部材Bを接合部より浸出させてこの表面を滑らかな
傾斜面とすることが提案されているが、この手段による
場合、接着部材Bが大幅に外部に露出されるので接着不
良個所の発見は容易となるが、一般に防水シー)Aの表
面は細かな凹凸が付けられており、一方、接着部材8表
面はきわめて平滑面となるので、表面状態が不連続とな
り、第1図ホに示すような平面状態にシー) A、A2
を配置して接合していく場合、図のσ部分において重ね
合されるシートA2に対する下層のシー)A、Aの凹凸
表面と接着部材B(平滑)表面の夫々の接着条件が異な
るため接合部D′に応力が集中しやすくここから剥離を
生じるおそれがあるといった問題があった。
さらに第1図へに示した接合部の構造は接合部材Bの延
出部分を平滑なプレス面で加圧圧着して得られるもので
あるから、シートA、Aの凹凸に対する接着部材Bの界
面圧力が不均一となり、第1図へに矢印Xで示すような
張力が加わるとシート端部A3あるいはシート表面の凹
凸部分に接する部位A4がはがれやすくなるといった接
着上の問題があった。
出部分を平滑なプレス面で加圧圧着して得られるもので
あるから、シートA、Aの凹凸に対する接着部材Bの界
面圧力が不均一となり、第1図へに矢印Xで示すような
張力が加わるとシート端部A3あるいはシート表面の凹
凸部分に接する部位A4がはがれやすくなるといった接
着上の問題があった。
さらに第1図ハに示す接合部材の表面はシートAの表面
の凹凸に比し平滑面であるから接合個所が明瞭になり、
外観が悪く、また建築用防水シートなどのように接合防
水シート上に塗装を行なう場合にあっても上記接合部材
表面の光沢が異なるため、接合部分が明瞭とな構築物の
外観を損ねるといった不具合があった。
の凹凸に比し平滑面であるから接合個所が明瞭になり、
外観が悪く、また建築用防水シートなどのように接合防
水シート上に塗装を行なう場合にあっても上記接合部材
表面の光沢が異なるため、接合部分が明瞭とな構築物の
外観を損ねるといった不具合があった。
この考案は上記諸問題に鑑み、接合強度並びに外観的に
も優れた接合防水シートを得ること目的としてなされた
ものであって、重ね合せ端部間に介在される接着部材が
プレス圧縮により上記重ね合せ端部より外方へ浸出させ
、かつ、この浸出した接着部材の表面は前記プレス圧縮
時にプレス面に介挿した凹凸を有する介挿部材により接
合すべきシート表面と同様な凹凸面が付された傾斜面と
されていることを特徴とするものである。
も優れた接合防水シートを得ること目的としてなされた
ものであって、重ね合せ端部間に介在される接着部材が
プレス圧縮により上記重ね合せ端部より外方へ浸出させ
、かつ、この浸出した接着部材の表面は前記プレス圧縮
時にプレス面に介挿した凹凸を有する介挿部材により接
合すべきシート表面と同様な凹凸面が付された傾斜面と
されていることを特徴とするものである。
次に、この考案を実施例により説明する。
第2図は、この考案の実施例の要部拡大断面図を示すも
のであって、この考案の接合防水シート1は、幅l〜3
mとして製造される小幅の防水シート2,2の重ね合せ
端部間に介在される接着剤、又は接着シート例えばキュ
アーシートなどの接着部材3が、上記重ね合せ端部2A
、2Aより、第3図に示すようなプレス装置による圧縮
により外方へ浸出され、かつ、この浸出した接着部材の
表面3Aは、前記プレス圧縮時にプレス面に介挿した凹
凸表面を有する介挿部材6により上記防水シート2の凹
凸面2′と同様な凹凸表面処理の施された傾斜面とされ
て構成されている。
のであって、この考案の接合防水シート1は、幅l〜3
mとして製造される小幅の防水シート2,2の重ね合せ
端部間に介在される接着剤、又は接着シート例えばキュ
アーシートなどの接着部材3が、上記重ね合せ端部2A
、2Aより、第3図に示すようなプレス装置による圧縮
により外方へ浸出され、かつ、この浸出した接着部材の
表面3Aは、前記プレス圧縮時にプレス面に介挿した凹
凸表面を有する介挿部材6により上記防水シート2の凹
凸面2′と同様な凹凸表面処理の施された傾斜面とされ
て構成されている。
上記接合防水シート1は第3図に示すように対向させた
加圧熱板4,4の対称位置にシート2,2の表面と同様
な凹凸面5,5を有する介挿部材6,6を設け、浸出量
を勘案した適当な量の接着部材3を介挿してシート2,
2を端部を重ね合せ、加圧することにより形成される。
加圧熱板4,4の対称位置にシート2,2の表面と同様
な凹凸面5,5を有する介挿部材6,6を設け、浸出量
を勘案した適当な量の接着部材3を介挿してシート2,
2を端部を重ね合せ、加圧することにより形成される。
尚、上記介挿部材6,6としては、接着部材表面に凹凸
を付するに足る硬度を有した材質のものが使用され、例
えば金属板、あるいはクッション性を発揮しない程度の
薄い布などが使用される。
を付するに足る硬度を有した材質のものが使用され、例
えば金属板、あるいはクッション性を発揮しない程度の
薄い布などが使用される。
そして、上記加圧熱板4,4の押圧面4’、4’は接着
部材3が端部方向へ浸出していきやすいようにやや膨出
させたクラウン状に形成されている。
部材3が端部方向へ浸出していきやすいようにやや膨出
させたクラウン状に形成されている。
この考案における接合シート1の接合部の状態は以上述
べたように接合部における浸出した接着部材3の表面状
態が防水シート2と同様な表面形状とされているため、
接合防水シート1を第1図ホに示したような状態に接合
する場合、接合面の表面状態が均一となるのでシート表
面並びに接着部材表面にわたって、均一な接着力とする
ことが出来、さらに、接合部材3の表面3Aはシート2
表面と同様な凹凸面とされた介挿部材6,6により加圧
圧着されるため、接着部材の表面に加えられる圧力分布
と接着部材とシート表面との界面に加わる圧力分布とが
平均化され接着圧力の均一化が行なわれる結果、接着部
材3とシート2とが強力に接着されるのである。
べたように接合部における浸出した接着部材3の表面状
態が防水シート2と同様な表面形状とされているため、
接合防水シート1を第1図ホに示したような状態に接合
する場合、接合面の表面状態が均一となるのでシート表
面並びに接着部材表面にわたって、均一な接着力とする
ことが出来、さらに、接合部材3の表面3Aはシート2
表面と同様な凹凸面とされた介挿部材6,6により加圧
圧着されるため、接着部材の表面に加えられる圧力分布
と接着部材とシート表面との界面に加わる圧力分布とが
平均化され接着圧力の均一化が行なわれる結果、接着部
材3とシート2とが強力に接着されるのである。
ちなみに、第1図へに示した滑らかな傾斜面を有して接
合した防水シートと本願考案における防水シートの引張
りテストを行なったところ、接合端部A3及び接合表面
A4における剥離は夫々、 で生じ、本願考案の接合防水シートの方がはるかに強い
接着力であることが確がめられた。
合した防水シートと本願考案における防水シートの引張
りテストを行なったところ、接合端部A3及び接合表面
A4における剥離は夫々、 で生じ、本願考案の接合防水シートの方がはるかに強い
接着力であることが確がめられた。
また、接着部材表面はシート表面と同様な凹凸面とされ
ているがら、その表面に塗装を行なっても光沢を他の面
と同様にすることが出来、仕上り外観の良好な防水シー
トとなるなど種々の実用的効果を有する。
ているがら、その表面に塗装を行なっても光沢を他の面
と同様にすることが出来、仕上り外観の良好な防水シー
トとなるなど種々の実用的効果を有する。
第1図イ〜ハは従来例の要部断面図、第1図二。
ホは、接合防水シートの敷設状態を示す平面図、第2図
はこの考案の実施例の要部拡大断面図、第3図はこの考
案の実施例の製造装置を示す概念図である。 1・・・・・・接合防水シート、2・・・・・・小幅の
防水シート、3・・・・・・接着部材、3A・・・・・
・接着部材表面。
はこの考案の実施例の要部拡大断面図、第3図はこの考
案の実施例の製造装置を示す概念図である。 1・・・・・・接合防水シート、2・・・・・・小幅の
防水シート、3・・・・・・接着部材、3A・・・・・
・接着部材表面。
Claims (1)
- 重ね合せ端部間に介在される接着部材がプレス圧縮によ
り、上記重ね合せ端部より外方へ浸出され、かつ、この
浸出した接着部材の表面は前記プレス圧縮時にプレス面
に介挿した凹凸表面を有する介挿部材により接合すべき
シート表面と同様な凹凸面が付された傾斜面とされてい
ることを特徴とする接合防水シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9371579U JPS5830894Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 接合防水シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9371579U JPS5830894Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 接合防水シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5610716U JPS5610716U (ja) | 1981-01-29 |
JPS5830894Y2 true JPS5830894Y2 (ja) | 1983-07-08 |
Family
ID=29326621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9371579U Expired JPS5830894Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 接合防水シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5830894Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5996316A (ja) * | 1982-11-22 | 1984-06-02 | Nikken Kogaku Kk | 防砂シ−トの水中布設方法 |
-
1979
- 1979-07-06 JP JP9371579U patent/JPS5830894Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5610716U (ja) | 1981-01-29 |
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