JPH0427375Y2 - - Google Patents

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JPH0427375Y2
JPH0427375Y2 JP1986036642U JP3664286U JPH0427375Y2 JP H0427375 Y2 JPH0427375 Y2 JP H0427375Y2 JP 1986036642 U JP1986036642 U JP 1986036642U JP 3664286 U JP3664286 U JP 3664286U JP H0427375 Y2 JPH0427375 Y2 JP H0427375Y2
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slide fastener
sheet
fastener
mounting
tape
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、取付シート付スライドフアスナ、詳
しくは、主として、ウエツトスーツに使用される
防水タイプのスライドフアスナの改良に関するも
のである。
(従来の技術) 例えば、第7図に示すようなウエツトスーツ7
0に使用されている防水タイプのスライドフアス
ナ71は、周知のように、ゴム引き防水布からな
るフアスナテープ72と、金属製務歯列群73,
73及びスライド74からなる(第8図参照) 従来、この種のスライドフアスナ71は、ウエ
ツトスーツ(被取付シートに相当する。)70の
取付孔75の表面に対し前記フアスナテープ72
の周縁が接着剤を介して重合状に接合され、かつ
その接合部周縁に両接合縁相互に亘るように粘着
テープ76が貼着されていた(第9図参照)。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したようなスライドフアス
ナ71の取付方法では、フアスナテープ72の表
裏両面をペーパーがけ(サンドペーパーによる表
面処理)して、同テープ72とウエツトスーツ7
0及び粘着テープ76との密着性を向上したり、
フアスナテープ72とウエツトスーツ70とを適
性に密着させつつ作業を進めなければならず、取
付作業が繁雑であると共に、特に気密性が要求さ
れるドライタイプ及びセミドライタイプのウエツ
トスーツ70への取付けにあたつては、高度な密
着技術が必要とされた。
またウエツトスーツ70のスライドフアスナ7
1は、砂、土、藻等の噛み込みによつて故障を生
じ易く、その交換を余儀無くされることが多い。
このスライドフアスナ71の交換の場合、前記の
取付方法では旧スライドフアスナ71の取外し
(テープ剥がし)が困難で、ウエツトスーツ70
を破損したり、前の接合に使用した接着剤、粘着
テープの粘着剤がウエツトスーツ70側の点在し
て残り、新スライドフアスナの接合の密着性が損
われたりする問題点があつた。
そこで本考案は、ウエツトスーツの製造技術に
おけるシートの突合わせ接合(いわゆる端面接
合)技術に着眼して案出したものである。なお突
合わせ接合技術は、周知のように、ウエツトスー
ツを製造するにあたつて、適宜裁断されたシート
材を相互に接着剤を介して接合する技術で、シー
ト材相互の突合わせ接合を容易にかつ確実に行う
ことができる。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ための本考案は、ウエツトスーツ等に用いられる
防水を目的としたスライドフアスナ本体のフアス
ナテープの外縁部に、突合わせ接合に適した肉厚
を有しかつ防水性に優れた取付シートが接着によ
つて重合状に密着されているものである。
(作用) 上記した手段によれば、スライドフアスナ本体
のフアスナテープに取付シートを接着によつて重
合状に密着させたことにより、フアスナテープと
取付シートとが高い密着性をもつて接合される。
また取付シートが突合わせ接合に適した肉厚を
有しているため、その取付シートをこれに対応す
る被取付シートに、ウエツトスーツ等に製造にお
ける突合わせ接合の技術を利用することによつて
高い密着性をもつて突合わせ接合することが可能
となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第5図にし
たがつて説明する。
取付シート付スライドフアスナを斜視図で示し
た第1図において、スライドフアスナ本体1は、
従来のスライドフアスナと同様に、ゴム引き防水
布からなるフアスナテープ2と、金属製務歯列群
3,3及びスライダ4からなり、ウエツトスーツ
等に用いられる防水を目的としたスライドフアス
ナである。この種のスライドフアスナ、いわゆる
防水フアスナとしては、完全防水タイプのものの
他、気密性に優れた気密フアスナと呼ばれるもの
が含まれる。なお本例では、雨止めタイプ(フア
スナの両端が止め部1a,1aにて止め付けられ
たもの。)のスライドフアスナ本体1が使用され
る。
またフアスナテープ2の表裏両側に取付けられ
る取付シート5,5は、例えばクロロプレンゴム
(ネオプレンゴムとも呼ばれる。)のシート材より
前記本体1の外形よりも大きな長四角形状に形成
されており、その中央には長細孔がの開口孔6が
前記スライドフアスナ本体1の務歯列群3,3部
分を取囲むようにそれぞれ開けられている。
そして各取付シート5,5は、前記スライドフ
アスナ本体1のフアスナテープ2の外周縁の左右
両側に、前記開口孔6から務歯列群3,3部分が
露呈されるように、適宜の接着剤を介して重合状
に接合されている。さらに同取付シート5,5の
外周部は前記接合剤により相互に重合状に接合さ
れている(第2図参照) なお上記したフアスナテープ2に対する取付シ
ート5,5の接合は、加圧プレス等によつて加圧
して接合することができるので、その接合を容易
にかつ高い密着性をもたせて確実に接合すること
ができる。
上記した取付シート付スライドフアスナは、取
付シート5,5によつて、被取付シート(後述す
る。)と突合わせ接合(端面接合)可能な肉厚t
が得られる(第2図参照)。
この取付シート付スライドフアスナの取付例
を、ドライタイプ及びセミドライタイプのウエツ
トスーツに実施した場合について述べる。なおウ
エツトスーツは、前記取付シート5,5と同じク
ロロプレンゴム(ネオプレンゴムとも呼ばれる。)
のシート材を適宜裁断し、それらシート材を相互
に突合わせ接合することにより製造され、使用者
の体型に適合したものとなつている。
まず、第3図に示すように、ウエツトスーツ7
の背面にその両肩部に亘つて長細状のフアスナ取
付孔8を開けると共に、一枚に接合された取付シ
ート5,5を第4図に示すように前記取付孔8と
同じ大きさに裁断する。
次に、ウエツトスーツ7の取付孔8の端面と、
取付シート5,5の外周端面とを突合わせ、かつ
適宜の接着剤により接合する(第5図参照)。こ
の突合わせ接合は、ウエツトスーツ7の製造にお
ける突合わせ接合技術をそのまま流用して実施す
ることができ、その製造に使用される端面接合に
より、容易にかつ確実に突合わせ接合することが
可能である。なお必要に応じて、周知のように、
前記接合部分がミシン等でスクイ縫いにより縫合
されることもある。この場合、片面には縫目が現
われないように縫製することが望ましい。
このようにして、ウエツトスーツ7に取付シー
ト付スライドフアスナが取付られる。
またスライドフアスナ本体1の故障等により、
同フアスナ本体1の交換をする場合には、旧スラ
イドフアスナ本体1を含む周縁部、すなわちウイ
ンドガラス7あるいは取付シート5,5を切抜い
た取付孔8を開けると共に、新しい取付シート付
スライドフアスナの取付シート5,5を裁断し
て、前記と同様に取付ければよい。
なお取付シート5,5がフアスナテープ2の表
裏両面に重合状に接合されているので、片面接合
のものに比し、フアスナテープ2と取付シート
5,5との密着性が高いと共に、ウエツトスーツ
7の着用による取付シート5,5の取付孔8の口
縁部分におけるフアスナテープ2の屈曲の偏りが
防止され、また取付シート5,5の突合わせ接合
の接合面積を大きくとることができる。
また上記実施例では、両止めのスライドフアス
ナを例示したが、第6図に示すように、片止めの
スライドフアスナにも同様に実施することができ
る。また肩開きのウエツトスーツ7に限らず、前
開き、背開き等のウエツトスーツにも同様に実施
することができる。また取付シート5及び被取付
シート(ウエツトスーツ7)の材質も上記のもの
に限定されるものではなく、突合わせ接合に適し
肉厚を有しかつ防水性(気密性を含む)に優れた
ものであればよい。
また取付シート5は、その一枚を被取付シート
に接合するものでもよい。
また取付シート5の取付にあたつての裁断の有
無も限定されるものではない。
また取付シート5,5には、その片面、あるい
は表裏両面にジヤージ等の布地が重合状に適宜接
合されることもある。
また上記した取付シート付スライドフアスナ
は、ウエツトスーツの他、テント、カバン等、各
種の物品に流用することが可能である。
(考案の効果) すなわち本考案によれば、スライドフアスナ本
体のフアスナテープに取付シートを接着によつて
重合状に密着させているためフアスナテープと取
付シートとが高い密着性をもつて接合され、また
取付シートが突合わせ接合に適した肉厚を有して
いるためウエツトスーツ等の製造における突合わ
せ接合の技術を利用して取付シートをこれに対応
する被取付シートに高い密着性をもつて突合わせ
接合することができると共にスライドフアスナが
故障した場合のその交換も容易に行うことが可能
であることから、例えばウエツトスーツ用防水フ
アスナ等の防水を目的としたフアスナとして好適
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は取付シート付スライドフアスナの斜
視図、第2図は同断面図、第3図はフアスナ取付
前のウエツトスーツの背面図、第4図は同スーツ
に取付けられる取付シート付スライドフアスナの
表面図、第5図は取付状態の断面図、第6図は取
付シート付スライドフアスナの別例を示す斜視
図、第7図〜第9図は従来例を示すもので、第7
図はウエツトスーツの背面図、第8図はスライド
フアスナの斜視図、第9図は同フアスナの取付状
態の断面図である。 1……スライドフアスナ本体、2……フアスナ
テープ、5……取付シート、7……ウエツトスー
ツ(被取付シート)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウエツトスーツ等に用いられる防水を目的とし
    たスライドフアスナ本体のフアスナテープの外縁
    部に、突合わせ接合に適した肉厚を有しかつ防水
    性に優れた取付シートが接着によつて重合状に密
    着されていることを特徴とする取付シート付スラ
    イドフアスナ。
JP1986036642U 1986-03-13 1986-03-13 Expired JPH0427375Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986036642U JPH0427375Y2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13

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JP1986036642U JPH0427375Y2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13

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JPS62148114U JPS62148114U (ja) 1987-09-18
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JPS5545406B2 (ja) * 1971-10-01 1980-11-18
JPS6314962A (ja) * 1986-07-04 1988-01-22 新日本製鐵株式会社 4本柱で支持された構造物の倒壊工法

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