JP6754405B2 - ジャージー付きクロロプレンゴム生地の極薄素材で構成するマリンスポーツ用衣類、およびマリンスポーツ用衣類の製造方法 - Google Patents
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Description
パーツ接合用テープは、ナイロンジャージーやウレタンフィルムなどからなる基材層と、基材層に介在層を介して接合されたホットメルト接着剤層と、ホットメルト接着剤層の表面に一体化された粘着剤層との4層構造からなっている。裁断面を突き合せた2つのパーツに跨るようにパーツ接合用テープを配置して粘着剤層で仮止めし、その後に熱プレス機などによりホットメルト接着剤層を加熱処理して両パーツの突き合わせ部分を一体的に接合する。
特許文献2発明においては、ジャージー付きクロロプレンゴム生地である素材から裁断した複数のパーツの裁断面同士を突き合わせた状態に保ち、両パーツの突き合わせラインの上にパーツ接合用テープを張り付けて両パーツを接合することを基本としている。
パーツ接合用テープは、ナイロンジャージーやウレタンフィルムなどからなる基材層と、基材層に介在層を介して接合されたホットメルト接着剤層と、ホットメルト接着剤層の表面に一体化された粘着剤層との4層構造からなっている。裁断面を突き合せた2つのパーツに跨るようにパーツ接合用テープを配置して粘着剤層で仮止めし、その後に熱プレス機などによりホットメルト接着剤層を加熱処理して両パーツの突き合わせ部分を一体的に接合する。
(1)片面または両面にジャージーを張り合わせたクロロプレンゴム生地を素材とし、この素材から裁断された複数のパーツを組み合わせることによって構成されたマリンスポーツ用衣類であること
(2)前記クロロプレンゴム生地の厚みは0.8mm〜1.0mmであること
(3)各パーツは重なり合うことがなく、あるパーツの裁断面と別のパーツの裁断面が突き合わされて両者間に塗布された接着剤によって接合されていること
(4)前記接着剤により接合された2つのパーツの接合線に沿い、前記ジャージーの付いた少なくとも片面側に、フィルムテープが両パーツに跨るように張り合わされていること
(5)前記フィルムテープは、厚み12μm〜13μmのポリウレタンフィルムテープと、厚み100μmのホットメルト樹脂テープを重ねた2層テープであり、ホットメルト樹脂テープが前記ジャージー面に接して加熱接着されていること
(6)前記フィルムテープの幅は10mmであること
図1は、約1mm厚のクロロプレンゴム生地の両面にジャージーを張り合わせた素材から裁断されたあるパーツの裁断面と別のパーツの裁断面とを突き合わせて一体的に接合した部分の構成を拡大して詳細に示している。各パーツの素材は両面ジャージーのクロロプレンゴム生地である。図1において、この素材のクロロプレンゴム生地1の厚みは0.8mm〜1.0mmであり、その両面に張り合わされたナイロンジャージー2a・2bの厚みがそれぞれ0.3〜0.5mmであって、当該素材全体の厚みは1.4〜1.8mm程度である。
前記の素材から立体裁断された複数のパーツを組み合わせることによって構成されたウエットスーツの具体例を図3に示している。図3において点線のように描かれているところがパーツとパーツの接合線である。この発明においては、まず断面接着工程が実施され、各パーツは重なり合うことがなく、あるパーツの裁断面と別のパーツの裁断面が突き合わされて両者間に塗布された接着剤によって接合されている。図1において、右側のバーツの裁断面と左側の裁断面とを突き合わせた部分に接着剤3が存在している。
断面接着工程の作業は、(1)裁断面のボンディング (2)断面接着 (3)接合部圧着という順に行われる。
(1)裁断面のボンディング
断面接着剤に使用するボンド(C-1200B)100gを容器に移し、そこに硬化剤デスモジュールRFEを3g混入し、よく混ぜ合わせる。混ぜ合わせたボンドを1着分全てのパーツ裁断面にボンディングし作業時間含め約20分乾燥させる。つぎに上記で混ぜたボンドにTV溶解液を入れ、ボンドを柔らかくしてパーツ裁断面に2度目のボンディングをし、作業時間含め約10分乾燥させる。
さまざまな種類のボンド、硬化剤、接着タイミングを長年研究した結果、接着強度や作業時間において2度目のボンディングをするのが好適であることが分かった。2度目のボンディングを行うことで、ボンドの体積を増やし接着強度を上げる、柔らかいボンドはボンディング時間が早い(断面に散布しやすいため)、C-1200Bの一番接着しやすい乾燥時間が10〜15分の為、C1200Bとデスモジュールのみの硬いボンドで1着分ボンディングしているとベストな接着タイミングを逃してしまうことを防げる、といった効果がある。
裁断パーツの断面と断面を手で貼り合わせて、全身分を組み立てていく。
(3)接合部圧着
貼り合わせた接合部をエアニッパーで100kg程度の力を加えて挟み、全身分の各パーツ接合部を圧着させる。
断面接着工程によって接合された全身分のパーツ群に対し、つぎにテープ接着工程を実施する。まず、接着剤3により接合されたパーツ接合線に沿って、ジャージー2aの面にフィルムテープ4を両パーツに跨るように配置する。もちろん、ホットメルト樹脂テープ4b側をジャージー2aに当接させる。
Claims (4)
- つぎの事項(1)〜(6)により特定されるマリンスポーツ用衣類。
(1)片面または両面にジャージーを張り合わせたクロロプレンゴム生地を素材とし、この素材から裁断された複数のパーツを組み合わせることによって構成されたマリンスポーツ用衣類であること
(2)前記クロロプレンゴム生地の厚みは0.8mm〜1.0mmであること
(3)各パーツは重なり合うことがなく、あるパーツの裁断面と別のパーツの裁断面が突き合わされて両者間に塗布された接着剤によって接合されていること
(4)前記接着剤により接合された2つのパーツの接合線に沿い、前記ジャージーの付いた少なくとも片面側に、フィルムテープが両パーツに跨るように張り合わされていること
(5)前記フィルムテープは、厚み12μm〜13μmのポリウレタンフィルムテープと、厚み100μmのホットメルト樹脂テープを重ねた2層テープであり、ホットメルト樹脂テープが前記ジャージー面に接して加熱接着されていること
(6)前記フィルムテープの幅は10mmであること - 前記素材は両面ジャージーであり、前記フィルムテープは2つのパーツの接合部位の両面に加熱接着されている請求項1に記載のマリンスポーツ用衣類。
- 前記ジャージーの厚みが0.3〜0.5mmである請求項2に記載のマリンスポーツ用衣類。
- 片面または両面にジャージーを張り合わせたクロロプレンゴム生地を素材とし、この素材から裁断された複数のパーツを組み合わせることによって構成されたマリンスポーツ用衣類の製造方法であって、
あるパーツと別のパーツの2つのパーツのそれぞれの裁断面に接着剤を塗布するボンディング工程と、
前記接着剤が塗布された前記2つのパーツの裁断面同士を突き合わせて、当該2つのパーツを接着する断面接着工程と、
前記断面接着工程により接着された接合部を挟み込んで圧着する接合部圧着工程と、
前記断面接着工程により接着された前記2つのパーツの接合線に沿い、前記ジャージーの付いた少なくとも片面側に、フィルムテープを前記二つのパーツに跨るように張り合わせるテープ接着工程と、
を含み、
前記ボンディング工程では、1着分の前記衣類を構成する全てのパーツの前記裁断面に第1の接着剤を塗布する第1ボンディング処理と、第1の接着剤の乾燥後に前記第1の接着剤に溶解液を混合してなる第2の接着剤を前記裁断面に塗布する第2ボンディング処理とを行う、
マリンスポーツ用衣類の製造方法。
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