JP2000212002A - 農薬固形製剤 - Google Patents
農薬固形製剤Info
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Abstract
る。 【解決手段】融点が30〜100℃である農薬活性化合
物および25℃において固体状のロウの溶融混合物を含
有する農薬固形製剤であり含有する溶融混合物の最大粒
子径が100μm未満であり、ロウが、石油ロウもしく
は動植物ロウであり農薬活性化合物1重量部に対して、
ロウを0.01〜2.5重量部含有する農薬固形製剤。
Description
薬活性化合物を含有する保存安定性が改善される農薬固
形製剤に関するものである。
物を農薬固形製剤化し、長期間保存した場合には、農薬
活性化合物が液体と固体の状態変化を繰り返す結果、原
体粒子の結晶が成長することにより物理性が劣化するこ
とがある。例えば、水和剤では懸垂率および粉末度の低
下、粉剤では保存中の固結、顆粒水和剤では水中崩壊
性、分散性、懸垂率および粉末度の低下、粒剤では水中
崩壊性の低下および散布後の薬量放出量の変化、として
現れることがあった。このような現象が原因となって、
薬剤散布時にノズル等の詰まりが起こったり、効果が不
十分であったり、薬害が生じたりすることがあった。
2−279603号公報には、農薬活性化合物を多量の
有機溶媒に溶かして製剤化する方法が報告されている
が、有機溶媒の臭気や引火性、植物体への薬害の問題な
どがある。さらに、多量の有機溶媒を含む水和剤や顆粒
水和剤で良好な物理性を有するものを得るには界面活性
剤の添加量を多くする必要があり、コスト高になること
など多くの課題が残されていた。
特開昭63−35504号公報、特開昭63−4520
1号公報、特開平2−288803号公報,特開平7−
242502号公報および特開平8−92007号公報
などに記載されている。しかしながら、特開昭63−3
5504号公報および特開昭63−45201号公報に
は、低融点固体状の農薬活性化合物を含有する製剤の記
載はない。また、特開平2−288803号公報,特開
平7−242502号公報および特開平8−92007
号公報には、農薬活性化合物と固体状ロウの溶融混合物
を含有する製剤の記載はない。また、いずれの公報にお
いても、固体状のロウは農薬活性化合物の溶出制御、特
に溶出抑制を目的に使われており、農薬固形製剤の物理
性を改善する目的で使用されてはいない。
うな課題を解消するために種々検討を重ねた結果、低融
点固体状の農薬活性化合物および固体状のロウの溶融混
合物を含有する固形製剤が、長期保存安定性が良好であ
ることを見出し、本発明を完成した。
ある農薬活性化合物および25℃において固体状のロウ
の溶融混合物を含有する農薬固形製剤に関するものであ
る。
農薬活性化合物は、融点が30〜100℃のものである
が、長期保存安定性が大きく改善されるのは融点が30
〜70℃のものであり、長期保存安定性がより大きく改
善されるのは、融点が30〜50℃のものである。
して、例えば、IPC(一般名/融点41.4℃)、フ
ェノチオール(一般名/融点41〜42℃)、インダノ
ファン(一般名/融点60〜61.1℃)、アニロホス
(一般名/融点50.5〜52.5℃)、シハロホップ
ブチル(一般名/融点48〜49℃)、ジメピペレート
(一般名/融点38.8〜39.3℃)、アラクロール
(一般名/融点40〜41℃)、ナプロパミド(一般名
/融点69.5℃)、ジメタメトリン(一般名/融点6
5℃)、ベンフレセート(一般名/融点30.1℃)、
トリフルラリン(一般名/融点49℃)、ベスロジン
(一般名/融点66℃)、ペンディメタリン(一般名/
融点58℃)、ジチオピル(一般名/融点65〜67
℃)、アミプロホスメチル(一般名/融点66〜67
℃)、SAP(一般名/融点34.4℃)、アイオキシ
ニル(一般名/融点59〜60℃)、2,4−D(一般
名/融点85〜87℃)、MCPB(一般名/融点10
0℃)、MCPP(一般名/融点94〜95℃)、フェ
ノキサプロップエチル(一般名/融点85〜87℃)、
キザロホップエチル(一般名/融点91.7〜92.1
℃)、ビフェノックス(一般名/融点87〜88℃)、
ピリブチカルブ(一般名/融点85.7〜86.2
℃)、プロパニル(一般名/融点92〜93℃)、テニ
ルクロール(一般名/融点72〜74℃)、リニュロン
(一般名/融点93〜94℃)、シメトリン(一般名/
融点82〜83℃)、アメトリン(一般名/融点84〜
86℃)、オキサジアゾン(一般名/融点90℃)、エ
トベンザニド(一般名/融点94.5℃)、NIP(一
般名/融点70〜71℃)、フェントラザミド(一般名
/融点79℃)およびイソプロパゾール(一般名/融点
79.5〜80.5℃)などが挙げられる。これら除草
活性化合物の中では、IPCが好ましい。
して、例えば、キルナホス(一般名/融点31〜32
℃)、ピリダフェンチオン(一般名/融点54.5〜5
6℃)、クロルピリホスメチル(一般名/融点46
℃)、クロルピリホス(一般名/融点43℃)、バミド
チオン(一般名/融点46〜48℃)、ジメトエート
(一般名/融点51〜52℃)、ホサロン(一般名/融
点48℃)、PMP(一般名/融点72℃)、DMTP
(一般名/融点39〜40℃)、モノクロトホス(一般
名/融点54℃)、CVMP(一般名/融点94〜97
℃)、ジメチルビンホス(一般名/融点69〜70
℃)、アセフェート(一般名/融点82〜89℃)、D
EP(一般名/融点83〜84℃)、EPN(一般名/
融点36℃)、MTMC(一般名/融点74〜75
℃)、MIPC(一般名/融点88〜93℃)、BPM
C(一般名/融点31〜32℃)、PHC(一般名/融
点84〜87℃)、XMC(一般名/融点99〜100
℃)、エチオフェンカルブ(一般名/融点33.4
℃)、ピリミカーブ(一般名/融点90.5℃)、メソ
ミル(一般名/融点78〜79℃)、アラニカルブ(一
般名/融点46.8〜47.2℃)、レスメトリン(一
般名/融点40〜55℃)、テフルトリン(一般名/融
点44.6℃)、ビフェントリン(一般名/融点68〜
70.6℃)、シペルメトリン(一般名/融点80.5
℃)、フェンプロパトリン(一般名/融点51.4
℃)、エトフェンプロックス(一般名/融点36.4〜
38℃)、ベンスルタップ(一般名/融点83〜84
℃)、ベンゾエピン(一般名/融点84〜88℃)、ク
ロルフェンソン(一般名/融点87℃)、ケルセン(一
般名/融点79℃)、フェニソブロモレート(一般名/
融点77℃)、アミトラズ(一般名/融点87〜88
℃)、ベンゾメート(一般名/融点73℃)、フェノチ
オカルブ(一般名/融点40〜41℃)、テブフェンピ
ラド(一般名/融点61〜62℃)、ポリナクチン複合
体(一般名/融点70〜71℃)、メチルイソチオシア
ネート(一般名/融点35℃)、メスルフェンホス(一
般名/融点56.5〜58.5℃)、アセキノシル(一
般名/融点56〜58℃)、クロルフェナピル(一般名
/融点91〜92℃)およびホスホカルブ(一般名/融
点50〜53℃)などが挙げられる。
して、例えば、トルクロホスメチル(一般名/融点78
〜80℃)、ピラゾホス(一般名/融点50〜51
℃)、メプロニル(一般名/融点92〜93℃)、メタ
ラキシル(一般名/融点71.8〜72.3℃)、トリ
アジメホン(一般名/融点82.3℃)、ミクロブタニ
ル(一般名/融点68〜69℃)、ジフェノコナゾール
(一般名/融点78.6℃)、イプコナゾール(一般名
/融点91〜92℃)、イミベンコナゾール(一般名/
融点89.5〜90℃)、トリフミゾール(一般名/融
点63.5℃)、プロクロラズ(一般名/融点38.5
〜41℃)、イソプロチオラン(一般名/融点54.5
〜55℃)、プロパモカルブ塩酸塩(一般名/融点45
〜55℃)、ヒドロキシイソキサゾール(一般名/融点
86℃)、ダゾメット(一般名/融点99.5℃)、メ
トミノストロビン(一般名/融点87〜89℃)および
クレソキシムメチル(一般名/融点97.2〜101.
7℃)などが挙げられる。
化合物は、製剤中に通常0.1〜60重量%、好ましく
は1〜40重量%含まれる。また、融点が30〜100
℃の農薬活性化合物は1種類もしくは2種類以上を混合
してもよい。また、その他の農薬活性化合物を含有して
もよい。
状のものであり、融点は通常30〜100℃であり、好
ましくは50〜80℃である。
性な高級1価アルコールまたは2価アルコールとのエス
テルである狭義のロウを意味するだけでなく、固体状の
脂肪および固体状の炭化水素をも意味する。例えば、動
植物ロウ(即ち、動物ロウおよび植物ロウ)および石油
ロウなどが挙げられる。動物ロウの具体例としては、ミ
ツロウおよび羊毛ロウなどが挙げられる。植物ロウの具
体例としては、カルナウバロウ、綿ロウおよび木ロウな
どが挙げられる。石油ロウの具体例としては、パラフィ
ンロウ、微晶ロウおよびペトロラタムなどが挙げられ
る。石油ロウを、酸化、ケン化、エステル化、アルコー
ル化したものも、本発明で用いるロウに含まれる。
0. 1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%で
ある。
量部は、通常0.01〜2.5であり、好ましくは0.
01〜1.0であり、より好ましくは、0.01〜0.
5である。
融混合物とは、農薬活性化合物およびロウの両者を、溶
融状態において混合した物である。
融混合物は、その最大粒子径が100μm未満であるこ
とが好ましく、80μm未満であればより好ましく、5
0μm未満であれば更に好ましい。当該溶融混合物の粒
子径が細かいほど、固形製剤の物理性の劣化を防止する
効果が高く、またロウの中に農薬活性化合物が閉じこめ
られて放出が抑制される恐れが少ないため、十分な防除
効果が期待できる。
顆粒水和剤、粉剤および粒剤等が挙げられる。この中で
は、水和剤および顆粒水和剤等の水分散性製剤が好まし
い。
して製造される。25℃で固体状を呈するロウを、容器
中で通常50℃以上、好ましくは80以上に加熱し、撹
拌しながら農薬活性化合物と必要により界面活性剤およ
び/または溶剤を加え、均一に混合する。こうして得ら
れた溶融混合物を鉱物質担体に加え、必要により安定化
剤、固着剤、界面活性剤等の製剤用補助剤を加えて冷却
固化した後、乾式粉砕する。その後、公知の手法に従っ
て水和剤、粉剤、粒剤、顆粒水和剤等の農薬固形製剤に
製剤することができる。また、この溶融混合物を冷却固
化した後乾式粉砕し、必要により製剤用補助剤を加えて
農薬固形製剤にすることもできる。
ン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンア
ルキル(C12〜18)エーテル、アルキルナフトールのエ
チレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレン(モノま
たはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル、ポリ
オキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)
フェニルエーテルのホルマリン縮合物、ポリオキシエチ
レン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジ
ルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジ
またはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテ
ル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)スチ
リルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジ
またはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマー、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマ
ー、アルキル(C12〜18)ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンブロックポリマーエーテル、アルキル(C
8〜12)フェニルポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンビ
スフェニルエーテル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C12〜18)モノエステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C12〜18)ジエステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C12〜18)
エステル、グリセロール脂肪酸エステルエチレンオキサ
イド付加物、ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、硬化
ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、アルキル(C12〜
18)アミンエチレンオキサイド付加物および脂肪酸(C
12〜18)アミドエチレンオキサイド付加物等のポリエチ
レングリコール型界面活性剤、例えばグリセロール脂肪
酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエ
リスリトール脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸(C
12〜18)エステル、ソルビタン脂肪酸(C12〜18)エス
テル、ショ糖脂肪酸エステル、多価アルコールアルキル
エーテルおよび脂肪酸アルカノールアミド等の多価アル
コール型界面活性剤、例えばアセチレングリコール、ア
セチレンアルコール、アセチレングリコールのエチレン
オキサイド付加物およびアセチレンアルコールのエチレ
ンオキサイド付加物等のアセチレン系界面活性剤並びに
アルキルグリコシド等が挙げられる。
ポリアクリル酸塩、ポリメタアクリル酸塩、ポリマレイ
ン酸塩、マレイン酸とオレフィン(例えばイソブチレン
およびジイソブチレン等)との共重合物の塩、アクリル
酸とイタコン酸の共重合物の塩、メタアクリル酸とイタ
コン酸の共重合物の塩、マレイン酸とスチレンの共重合
物の塩、アクリル酸とメタアクリル酸の共重合物の塩、
アクリル酸とアクリル酸メチルエステルとの共重合物の
塩、アクリル酸と酢酸ビニルとの共重合物の塩、アクリ
ル酸とマレイン酸の共重合物の塩、N−メチル−脂肪酸
(C12〜18)サルコシネート、樹脂酸塩および脂肪酸
(C12〜18)塩等のカルボン酸塩、例えばアルキル(C
12〜18)硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル
(C12〜18)エーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチ
レン(モノまたはジ)アルキル(C 8〜12)フェニルエ
ーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(モノまた
はジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマ
ーの硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(モノ、ジま
たはトリ)フェニルフェニルエーテル硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフ
ェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン
(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル硫酸
エステル塩、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはト
リ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの硫酸エステ
ル塩、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クポリマーの硫酸エステル塩、硫酸化油、硫酸化脂肪酸
エステル、硫酸化脂肪酸および硫酸化オレフィン等の硫
酸エステル塩、例えばパラフィン(C 12〜22)スルホン
酸塩、アルキル(C8〜12)ベンゼンスルホン酸塩、ア
ルキル(C8〜12)ベンゼンスルホン酸のホルマリン縮
合物の塩、クレゾールスルホン酸のホルマリン縮合物の
塩、α−オレフィン(C14〜16)スルホン酸塩、ジアル
キル(C8〜12)スルホコハク酸塩、リグニンスルホン
酸塩、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル
(C8〜12)フェニルエーテルスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキル(C12〜18)エーテルスルホコハク
酸ハーフエステル、ナフタレンスルホン酸塩、(モノま
たはジ)アルキル(C1〜6)ナフタレンスルホン酸塩、
ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、(モノ
またはジ)アルキル(C1〜6)ナフタレンスルホン酸の
ホルマリン縮合物の塩、クレオソート油スルホン酸のホ
ルマリン縮合物の塩、アルキル(C8〜12)ジフェニル
エーテルジスルホン酸塩、イゲポンT(商品名)、ポリ
スチレンスルホン酸塩およびスチレンスルホン酸とメタ
アクリル酸の共重合物の塩等のスルホン酸塩、並びに、
例えばアルキル(C8〜12)燐酸エステル塩、ポリオキ
シエチレンアルキル(C1 2〜18)エーテル燐酸エステル
塩、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C
8〜12)フェニルエーテル燐酸エステル塩、ポリオキシ
エチレン(モノ、ジまたはトリ)アルキル(C8〜12)
フェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル塩、ポリオ
キシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニル
エーテル燐酸エステル塩、ポリオキシエチレン(モノ、
ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル燐酸エステル
塩、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリ
ルフェニルエーテル燐酸エステル塩、ポリオキシエチレ
ン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルの
ポリマーの燐酸エステル塩、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックポリマーの燐酸エステル塩、ホ
スファチジルコリン、ホスファチジルエタノールイミン
および縮合燐酸塩(例えばトリポリリン酸塩等)等の燐
酸エステル塩が挙げられる。ここでいう塩としては、ア
ルカリ金属(リチウム、ナトリウムおよびカリウム
等)、アルカリ土類金属(カルシウムおよびマグネシウ
ム等)、アンモニウムおよび各種アミン(例えばアルキ
ルアミン、シクロアルキルアミンおよびアルカノールア
ミン等)等が挙げられる。
ルキルアミン塩およびアルキル4級アンモニウム塩等が
挙げられる。
びアミノ酸型等が挙げられる。
系界面活性剤およびフッ素系界面活性剤が挙げられる。
ば石英、方解石、海泡石、ドロマイト、チョーク、カオ
リナイト、パイロフィライト、セリサイト、ハロサイ
ト、メタハロサイト、木節粘土、蛙目粘土、陶石、ジー
クライト、アロフェン、シラス、きら、タルク、ベント
ナイト、活性白土、酸性白土、軽石、アタパルジャイ
ト、ゼオライトおよび珪藻土等の天然鉱物質、例えば焼
成クレー、パーライト、シラスバルーン、バーミキュラ
イト、アタパルガスクレーおよび焼成珪藻土等の天然鉱
物質の焼成品、例えば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸アンモ
ニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、リン酸水
素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニウムおよび塩
化カリウム等の無機塩類、例えばブドウ糖、果糖、しょ
糖および乳糖などの糖類、例えば澱粉、粉末セルロース
およびデキストリン等の多糖類、例えば尿素、尿素誘導
体、安息香酸および安息香酸の塩等の有機物、例えば木
粉、トウモロコシ穂軸、クルミ殻およびタバコ茎等の植
物類、フライアッシュ、ホワイトカーボンならびに肥料
等が挙げられる。
ニゲルVA(商品名/クニミネ工業(株)製)、クニゲ
ルV2(商品名/クニミネ工業(株)製)、穂高ベント
ナイト(商品名/豊順洋行(株)製)、妙義ベントナイ
ト(商品名/豊順洋行(株)製)、榛名ベントナイト
(商品名/豊順洋行(株)製)、ベントナイトスーパー
クレイ(商品名/豊順洋行(株)製)および粒状ベント
ナイト(商品名/豊順洋行(株)製)等のナトリウムベ
ントナイトならびにクニボンド(商品名/クニミネ工業
(株)製)等のカルシウムベントナイトが挙げられる。
しては、H微粉(商品名/浅田製粉(株)製)、ネオキ
ャリアK(商品名/浅田製粉(株)製)、フバサミKク
レー(商品名/フバサミクレー(株)製)および特雪F
クレー(商品名/昭和鉱業(株)製)等が挙げられる。
カル250(商品名/青倉石灰工業((株)製)、ミク
ロカル100(商品名/青倉工業(株)製)、NS#1
00(商品名/日東粉化工業(株)製)、NS#200
(商品名/日東粉化工業(株)製)、NS#3000
(商品名/日東粉化工業(株)製)およびスーパーSS
(商品名/丸尾カルシウム(株)製)等が挙げられる。
ばカープレックス#80D(商品名/塩野義製薬
(株))、カープレックス#67(商品名/塩野義製薬
(株))、カープレックス#1120(商品名/塩野義
製薬(株))、カープレックス#XR(商品名/塩野義
製薬(株))、ファインシールA(商品名/徳山曹達
(株))、ファインシールE−50(商品名/徳山曹達
(株))、ファインシールX−37(商品名/徳山曹達
(株))、ファインシールK−41(商品名/徳山曹達
(株))、ファインシールP−8(商品名/徳山曹達
(株))、トクシールU(商品名/徳山曹達(株))、
トクシールCU−N(商品名/徳山曹達(株))、トク
シールP(商品名/徳山曹達(株))、トクシールNR
(商品名/徳山曹達(株))、ニップシールNS(商品
名/日本シリカ工業(株))、ニップシールNSK(商
品名/日本シリカ工業(株))、ニップシールNA(商
品名/日本シリカ工業(株))、サイロイド244(商
品名/富士デヴィソン化学)、サイロイド65(商品名
/富士デヴィソン化学)、サイロイド308(商品名/
富士デヴィソン化学)、ミズカシルP−705(商品名
/水沢化学(株))、ミズカシルP−802(商品名/
水沢化学(株))、ミズカシルP−78(商品名/水沢
化学(株))およびミズカシルP−832(商品名/水
沢化学(株))等の含水シリカ、例えばカープレックス
CS−5(商品名/塩野義製薬(株))、カープレック
スCS−7(商品名/塩野義製薬(株))およびカープ
レックスCS−701(商品名/塩野義製薬(株))等
の含水シリカの焼成品、例えばアエロジル130(商品
名/日本アエロジル(株))、アエロジル200(商品
名/日本アエロジル(株))、アエロジル380(商品
名/日本アエロジル(株))およびアエロジルMOX8
0(商品名/日本アエロジル(株))等の無水シリカ、
例えばフローライトR(商品名/徳山ソーダ(株))、
フローライトRN(商品名/徳山ソーダ(株))、トヨ
ヒーローTH(商品名/東洋電化工業(株))、ゾノラ
イト(商品名/小野田化学)およびマイクロセルE(商
品名/ジョンズ・マンビル)等の含水カルシウムシリケ
ート、例えばSIPERNAT D17(商品名/日本
アエロジル(株))、ニップシールSS−10(商品名
/日本シリカ(株))、ニップシールSS−20(商品
名/日本シリカ(株))およびニップシールSS−30
P(商品名/日本シリカ(株))等の含水シリカを原料
とした表面処理シリカ、例えばアエロジルR972(商
品名/日本アエロジル(株))、アエロジルR202
(商品名/日本アエロジル(株))およびアエロジルR
812(商品名/日本アエロジル(株))等の無水シリ
カを原料とした表面処理シリカが挙げられる。
第1表に示す。表中のNo.は1〜9の9段階で示されて
おり、その値が大きいほど、より好ましい組み合わせで
ある。なお、第1表中の略号および用語の意味は下表の
通りである。
ず、水田、畑および果樹園などの農耕地ならびに非農耕
地で使用できる。散布の方法は、当該農薬固形製剤を直
接散布するか、または水に希釈して散布する。水に希釈
する場合、希釈水の量は当該農薬固形製剤に対して、通
常1〜10000倍である。
るが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
尚、部とあるのはすべて重量部を示す。
-10(商品名/日本精蝋製のパラフィンロウ)5部を加
え、80℃に加温溶融してよく混合した。溶融混合物を
カープレックス#80(商品名/シオノギ製薬製)30
部、ドデシルベンゼンスルホン酸3部、リグニンスルホ
ン酸カルシウム5部、クレー27部に加え混合した。そ
の後、室温まで冷却した。次いで、ジェットオーマイザ
ー0101(商品名/セイシン企業製)で粉砕して、本
発明の水和剤を得た。
0550(商品名/日本精蝋製のパラフィンロウ)3部を加
え、80℃に加温溶融してよく混合した。溶融混合物を
カープレックス#80(商品名/シオノギ製薬製)30
部、ドデシルベンゼンスルホン酸3部、リグニンスルホ
ン酸カルシウム5部、クレー29部に加え混合した。そ
の後、室温まで冷却した。次いで、ジェットオーマイザ
ー0101(商品名/セイシン企業製)で粉砕して、本
発明の水和剤を得た。
ウ1部を加え、80℃に加温溶融してよく混合した。溶
融混合物をカープレックス#80(商品名/シオノギ製
薬製)10部、炭酸カルシウム44部に加え混合した。
室温まで冷却した後に、ジェットオーマイザー0101
(商品名/セイシン企業製)で粉砕した。さらにその粉
砕物にリグニンスルホン酸ナトリウム10部、アルキル
ナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、硫酸アンモニウ
ム15部、水を加え混練した。次いで、混練物を押し出
し造粒機を用いて造粒した。その後、乾燥して、本発明
の顆粒水和剤を得た。
P-10を用いずに、その分クレーを増量した以外は実施例
1と同様にして、水和剤を得た。
-0550を用いずに、その分クレーを増量した以外は実施
例2と同様にして、水和剤を得た。
ウを用いずに、その分炭酸カルシウムを増量した以外は
実施例3と同様にして、顆粒水和剤を得た。
剤の100gをアルミ袋に封入し、40℃で30日保存
した後に50gを取り、46μmの篩いを用いて湿式の
篩い試験を行い、篩い上の残留物を蒸発皿に移して、乾
燥後秤量し、篩いを通過した製剤の割合を下式より粉末
度として求めた。
は、その値が大きいほど水希釈液中での均一分散性が良
好である。
農薬固形製剤は、保存安定性が著しく改善された。
1および2の農薬固形製剤の殆ど総てが46μmの篩い
を通過していることから、当該農薬固形製剤に含有され
る農薬活性成分およびロウの溶融混合物の最大粒子径
は、46μm以下であることが判る。
例3の顆粒水和剤について、以下に示す方法で懸濁安定
性を試験した。20℃の恒温水温中に、3度硬水250
mlを入れた250ml容共栓付きシリンダーを設置し、各
々の顆粒水和剤500mgをそのシリンダー内に入れて懸
濁させ、15分後にシリンダー中央部から各25mlサン
プリングして、高速液体クロマトグラフィーにて分析し
て下式より懸垂率を求めた。
草活性化合物の重量 C:採取した希釈液中の除草活性化合物の重量 結果を第3表に示す。懸垂率は、その値が大きいほど水
希釈液中での懸濁安定性が良好であることを表す。
製剤は、保存安定性が著しく改善された。
れており、長期間保存した場合でも均一分散性および懸
濁安定性等の物理性の劣化の極めて少ない優れたもので
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 融点が30〜100℃である農薬活性化
合物および25℃において固体状のロウの溶融混合物を
含有する農薬固形製剤。 - 【請求項2】 含有する溶融混合物の最大粒子径が10
0μm未満である請求項1記載の農薬固形製剤。 - 【請求項3】 含有する溶融混合物の最大粒子径が80
μm未満である請求項1記載の農薬固形製剤。 - 【請求項4】 農薬活性化合物の融点が30〜70℃で
ある請求項1ないし3記載の農薬固形製剤。 - 【請求項5】 ロウが、石油ロウである請求項1ないし
4記載の農薬固形製剤。 - 【請求項6】 ロウが、動植物ロウである請求項1ない
し4記載の農薬固形製剤。 - 【請求項7】 農薬活性化合物1重量部に対して、ロウ
を0.01〜2.5重量部含有する請求項1ないし6記
載の農薬固形製剤。 - 【請求項8】 農薬固形製剤が、水分散性製剤である請
求項1ないし7記載の農薬固形製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01275199A JP4258582B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 農薬固形製剤 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000212002A true JP2000212002A (ja) | 2000-08-02 |
JP4258582B2 JP4258582B2 (ja) | 2009-04-30 |
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ID=11814131
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003040707A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Sds Biotech:Kk | 除草活性成分を含有する顆粒水和剤及びその製造方法 |
JP2010275262A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Toho Chem Ind Co Ltd | 水系農薬組成物 |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP01275199A patent/JP4258582B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003040707A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Sds Biotech:Kk | 除草活性成分を含有する顆粒水和剤及びその製造方法 |
JP2010275262A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Toho Chem Ind Co Ltd | 水系農薬組成物 |
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