JP2000211148A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2000211148A
JP2000211148A JP1555399A JP1555399A JP2000211148A JP 2000211148 A JP2000211148 A JP 2000211148A JP 1555399 A JP1555399 A JP 1555399A JP 1555399 A JP1555399 A JP 1555399A JP 2000211148 A JP2000211148 A JP 2000211148A
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frame
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義晴 有賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円滑な動作を行うことができ、しかもフラッ
シング動作時におけるキャップ先端とノズルプレートと
の距離を所定量以下に保ちつつ、キャップホルダの横移
動可能範囲を拡大したキャッピング装置を備えたインク
ジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 前記キャップをバネを介して上方に付勢
した状態で収容するキャップホルダ24と、前記キャッ
プホルダの横方向の移動を規制し、上下方向の移動のみ
許容する調芯フレ−ム25と、前記調芯フレ−ムの上下
方向の移動を規制し、横方向の移動のみ許容するキャッ
プフレ−ム26と、前記キャップホルダを含む調芯フレ
−ムを横方向に移動させる移動手段25bと、前記キャ
ップホルダを上下方向に移動させる移動手段27、3
3、34、31、32、とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動するインクジェット式記録ヘッドを有し、印刷デ
ータに一致してインクを記録用紙に噴射して画像を印刷
するインクジェット式記録装置に関し、詳しくは安定し
た動作をなすキャッピング装置を備えたインクジェット
式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。このようなインクジェット
式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給
を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記
録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段とを備
え、記録ヘッドをキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移
動させながら記録用紙に対してインク滴を吐出させるこ
とで記録が行われる。そしてキャリッジ上に、ブラック
インクおよびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーイ
ンクが吐出が可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックイン
クによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割
合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としてい
る。
【0003】前記インクジェット式記録ヘッドは、圧力
発生室で加圧したインクをノズルからインク滴として記
録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズル開口から
の溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの
固化により、また塵埃の付着、さらには気泡の混入など
により、印刷不良を起こすという問題を抱えている。
【0004】このために、インクジェット式記録装置に
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するため
のキャッピング装置と、必要に応じてノズルプレートを
清掃するクリーニング装置を備えている。このキャッピ
ング装置は、印刷の休止時に前記したノズル開口のイン
クの乾燥を防止する蓋として機能するだけでなく、ノズ
ル開口に目詰まりが生じた場合には、キャッピング装置
によりノズルプレートを封止し、吸引ポンプからの負圧
により、ノズル開口からインクを吸引してノズル開口の
インク固化による目詰まりや、インク流路内への気泡混
入によるインク吐出不良を解消する機能をも備えてい
る。
【0005】記録ヘッドの目詰まりや、インク流路内へ
の気泡の混入状態を解消させるために行うインクの強制
的な吸引排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれ、
装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユ
ーザが記録画像の品質が悪化したのを解消するためにク
リーニングスイッチを操作した場合に実行され、インク
を負圧により排出させた後に、ゴムなどの弾性板からな
るワイピング部材によりヘッド表面のワイピング操作を
伴う処理である。
【0006】また、記録ヘッドに印刷とは関係のない駆
動信号を印加してインク滴を吐出させる機能も備えてお
り、これは通常フラッシング操作と呼ばれ、クリーニン
グ操作時にワイピング等で記録ヘッドのノズル開口近傍
の不揃いのメニスカスを回復させたり、またワイピング
によりノズルから逆流した混色インクを吐出排出した
り、さらに印刷中にインク滴の吐出量の少ないノズル開
口において、インクの増粘による目詰まりを防止する目
的で一定周期ごとに実行させる操作である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに従来のインクジェット式記録装置にあっては、記録
ヘッドを担持するキャリッジに押圧されて、あるいはキ
ャッピング装置駆動手段によって、キャッピング装置は
非キャッピング位置(ノズルプレ−ト非封止位置)から
キャッピング位置(ノズルプレ−ト封止位置)へ移動
し、キャッピング装置に搭載されたキャップを記録ヘッ
ドのノズルプレ−トに対してバネによって弾接すること
によってノズル開口面と密着させ、記録ヘッドのノズル
を確実に封止している。
【0008】この従来のインクジェット式記録装置にお
けるキャップ装置の概略について図13乃至図16に基
づいて説明する。
【0009】図に示すように、従来のキャッピング装置
100は、記録ヘッドのノズルプレ−トと密着するキャ
ップ101a、101b、101cと、前記キャップ1
01a、101b、101cを記録ヘッドのノズルプレ
−ト側に対して弾接させるバネ102a、102b、1
02cと、前記キャップ101a、101b、101c
及びバネ102a、102b、102cを収納するキャ
ップホルダ103とから構成されている。この従来のキ
ャッピング装置100は、バネ104a、104bによ
って、常時上方に付勢され、その一方において図示しな
いキャッピング装置駆動手段によって、その上方の移動
は規制され所定の位置に配されるように構成されてい
る。
【0010】なお、図中、110、111、112はそ
れぞれ記録ヘッドを示し、110a、111a、112
aは、記録ヘッド110、111、112のノズルプレ
−トを示している。また、113は、前記記録ヘッド1
10、111、112を搭載するキャリッジである。
【0011】このように構成された従来のインクジェッ
ト式記録装置において、フラッシング操作を行う場合に
は、記録ヘッド110、111、112を搭載したキャ
リッジ113がキャップに対峙する位置に移動し、図1
5に示す状態になる。その後、記録ヘッドに印刷とは関
係のない駆動信号を印加してインクを吐出させるフラッ
シング操作を行う。
【0012】また、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口
を封止する場合には、図15に示した状態よりも更に、
キャップホルダ103は上昇する。このとき、キャップ
ホルダ103に設けられたガイド片103aがキャリッ
ジ113に案内されながら、キャップホルダ103は上
昇し、キャップ101a、101b、101cはノズル
プレ−トと密着し、図13に示す状態となる。
【0013】このように、キャップホルダ103は、キ
ャップ101a、101b、101cとノズルプレ−ト
とが密着する際、キャリッジ113によって位置規制さ
れながら上昇する。これは、キャリッジの停止位置のバ
ラツキや、キャップ装置の組立のバラツキ、あるいはま
た各部品の精度等によって、ノズルプレ−ト110a、
111a、112aに各キャップ101a、101b、
101cを密着させた際、図14に示すように、記録ヘ
ッド110、111、112の中心とキャップ101
a、101b、101cの中心がずれ、キャップ101
a、101b、101cのシ−ル面(先端部)がノズル
に掛かったり、あるいはノズルプレ−トカバ−にかか
り、キャップ101a、101b、101cがノズルプ
レ−ト110a、111a、112aと密着しないこと
を防止するために行われている。
【0014】しかしながら、ガイド片103a及びキャ
リッジ113によって位置規制される範囲、すなわちキ
ャップホルダ103の位置ずれの吸収範囲には、限界が
ある。
【0015】キャップの記録ヘッドのノズル開口を封止
する場合には、キャップホルダ103が上昇しガイド片
103aによりキャリッジ113に案内され、案内が終
わった後、すなわち調芯動作が終了してからキャップの
先端がノズルプレートに接触しなければならない。ガイ
ド片103aはテーパ面を有し、キャップホルダ103
の位置ずれを規制するものであるため、キャップホルダ
103の位置ずれの吸収範囲はテーパ面の傾斜角と、ガ
イド片103aの高さによって定まる。例えば図16に
示すように、傾斜角θが70度、ガイド片103aの高
さが3mmの場合、キャップホルダ103は約1.1m
mの範囲内で位置ずれの吸収が可能である。ただし、ガ
イド片103aの高さHは無限に大きくすることができ
ない。
【0016】一般的に、図15に示すフラッシング操作
時において、キャップ101a、101b、101cの
先端とノズルプレート110a、111a、112aと
の距離は3mm程度に設定されている。これ以上距離が
大きくなると、フラッシングした際、インクが霧状とな
り、キャッピング装置100の外に飛散するためであ
る。一方、キャリッジ113の移動と干渉を防止するた
めに、キャリッジ113の移動径路上に前記ガイド片1
03aを突出して形成することはできない。したがっ
て、前記ガイド片103aの高さH(キャップの先端か
らガイド片の先端までの距離)は、3mm以下に形成す
ることが必要である。したがってキャップホルダ103
の位置ずれの吸収範囲はガイド片103aの傾斜角が7
0度の場合、3/tan70°=1.1mm以下にしか
できない。
【0017】しかしながら、現実には、キャリッジの停
止位置のバラツキや、キャッピング装置の組立のバラツ
キ、あるいはまた各部品の精度等、これらすべてを合わ
せて1.1mm以内に収めることは難しいため、記録ヘ
ッドの中心とキャップの中心がずれ、キャップのシ−ル
面がノズルに掛かったり、ノズルプレ−トカバ−にかか
り、キャップがノズルプレ−トと密着しないという弊害
があった。その結果、非印刷時における記録ヘッドのノ
ズル開口の封止が不完全になり、目づまりを起こした
り、クリ−ニング動作において、キャップ内を負圧にで
きないため、インクの吸引ができないという技術的課題
があった。
【0018】これを解決する手段としては、傾斜角を小
さくすることが考えられるが、傾斜角を小さくすると、
摺動抵抗が大きくなり、キャッピング装置の円滑な動作
が困難になるという新たな弊害が生じた。
【0019】本発明は、前記したような技術的課題を解
決したものであり、円滑な動作を行うことができ、しか
もフラッシング操作時のキャップ先端とノズルプレート
との距離を所定量以内に保ちつつキャップホルダの横移
動可能範囲を拡大したキャッピング装置を備えたインク
ジェット式記録装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために成された本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ上に装填
され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録媒体に画
像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備えたイン
クジェット式記録装置において、前記記録ヘッドのノズ
ル開口面を密封空間で封止するキャップと、前記キャッ
プをバネを介して上方に付勢した状態で収容するキャッ
プホルダと、前記キャップホルダの横方向の移動を規制
し、上下方向の移動のみ許容する調芯フレ−ムと、前記
調芯フレ−ムの上下方向の移動を規制し、横方向の移動
のみ許容するキャップフレ−ムと、前記キャップホルダ
を含む調芯フレ−ムを横方向に移動させる移動手段と、
前記キャップホルダを上下方向に移動させる移動手段と
を備えていることを特徴としている。
【0021】本発明にかかるインクジェット式記録装置
は、上記のように構成されているため、円滑な動作を行
うことができると共に、フラッシング操作時のキャップ
先端とノズルプレートとの距離を所定量以下に保ちつつ
キャップホルダの横移動可能範囲を拡大することができ
る。その結果、記録ヘッドの中心とキャップの中心のず
れ防止が図られ、キャップをノズルプレ−トに密着させ
ることができ、非印刷時における記録ヘッドのノズル開
口の封止が不完全になり、目づまりを起こしたり、クリ
−ニング動作において、キャッフ内を負圧にできないた
め、インクの吸引ができないという弊害を防止すること
ができる。
【0022】ここで、前記キャップホルダは、キャップ
ホルダの外周面が調芯フレ−ムの側壁に挟まれることに
よって、横方向の移動が規制され、上下方向のみ移動可
能に構成されていることが望ましい。
【0023】また、前記調芯フレ−ムは、その上面部が
キャップフレ−ムに載置されると共に、調芯フレ−ムに
設けられた突起部がキャップフレ−ムの開口部の上壁と
接することにより、キャップフレ−ムに対して、上下方
向の移動が規制され、横方向のみ移動可能に構成されて
いることが望ましい。
【0024】更に、前記キャップホルダを含む調芯フレ
−ムを横方向に移動させる移動手段は、調芯フレ−ムの
上面部に形成され、キャリッジが摺動するガイド突起で
あることが望ましい。
【0025】なお、前記ガイド突起は傾斜面を備えたも
のであることが望ましい。
【0026】また、前記キャップホルダを上下方向に移
動させる移動手段は、キャップホルダとキャップフレ−
ムの間に設けられたフロ−トバネと、キャップホルダに
収納され、記録ヘッドのノズルプレ−トと当接するスト
ッパピンと、前記ストッパピンを上方に付勢するストッ
パバネとを備えることが望ましい。
【0027】ここで、前記フロ−トバネの総バネ力は、
ストッパバネの総バネ力より弱いことが望ましい。
【0028】このように構成されているため、ストッパ
ピンがキャリッジまたはノズルプレ−トと当接した後、
キャップホルダの底面がキャップフレ−ムの底面に到達
するまで、キャップホルダはキャップとノズルプレ−ト
の距離を略一定に保持しながら、キャップフレームおよ
び調芯フレームのみが上昇する。すなわち、キャップホ
ルダがキャップフレームおよび調芯フレームに対して相
対的に下降する。そしてキャップホルダの底面がキャッ
プフレ−ムの底面に到達後、ストッパピンが下降するよ
うに動作し、キャップとノズルプレ−トの距離は徐々に
近くなり、最終的にキャップはノズルプレ−トと密着す
る。
【0029】このように、キャッホルダが上下動自在に
形成された、調芯フレ−ムにガイド突起を設けたため、
従来のガイド片の高さに比べて、キャップフレームおよ
び調芯フレームに対してキャップホルダが相対的に下方
向に移動する距離に相当する長さを加えた高さを有する
ガイド突起を設けることができ、キャップホルダを含む
調芯フレ−ムの横方向の移動量(位置ずれ吸収量)を大
きくすることができる。
【0030】また、前記ストッパピンはキャップホルダ
にキャップバネを介して上方に付勢した状態で収容され
たキャップの間に配置されていることが望ましい。この
ように、前記ストッパピンがキャップの間に配置されて
いるため、キャップホルダを含むキャップフレ−ムが傾
くことなく、上昇させることができ、キャップをノズル
プレ−トに密着させることができる。
【0031】更に、キャップホルダにキャップバネを介
して上方に付勢した状態で収容されたキャップの先端部
は、キャップホルダの上面から突出していることが望ま
しい。このように、キャップの先端部は、キャップホル
ダの上面から突出しているため、キャップの先端部とノ
ズルプレ−トの間の距離を短くすることができ、フラッ
シング操作におけるインクの飛散を防止することができ
る。
【0032】また、前記調芯フレ−ムは、調芯フレ−ム
に設けられた突起部とキャップフレ−ムとの間にバネを
設け、前記バネによって突起部をキャップフレ−ムの開
口部の上壁と圧接することにより、キャップフレ−ムに
対して、上下方向の移動が規制され、横方向のみ移動可
能に構成されていることが望ましい。
【0033】このように、調芯フレ−ムの突起部とキャ
ップフレ−ムとの間にバネを設け、前記バネによって突
起部をキャップフレ−ムの開口部の上壁と圧接している
ため、一度位置ずれを吸収(調芯)してしまえば、キャ
ップホルダを含む調芯フレームの位置はガイド部がキャ
リッジによってガイドされていなくてもその位置を保持
しているため、大きな振動等の要因でキャップフレーム
における調芯フレームの位置がずれない限り、フラッシ
ング動作時にもキャップ内の正しい位置にフラッシング
を行うことが可能である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図に
基づいて説明する。
【0035】図1は、本発明のインクジェット式記録装
置の印刷機構周辺の概要を示すものであって、キャリッ
ジ1はタイミングベルト2によりモ−タ3に接続されて
いて、ガイド部材4に案内されてプラテン5に平行に移
動するように構成されている。キャリッジ1の記録用紙
6と対向する面には、ブラックインクを吐出する記録ヘ
ッド7と、イエロ−、シアン、マゼンダ等のカラ−イン
クを吐出する記録ヘッド8、9が設けられ、各記録ヘッ
ド7、8、9はインクカ−トリッジ10、11、12か
らインクの供給を受けて記録用紙6にインク滴を吐出し
て文字やパタ−ンを印刷する。
【0036】また、符号20は、キャッピング装置であ
って、記録ヘッド7、8、9のノズル開口面をそれぞれ
独立した密封空間で封止できるサイズのキャップ21、
22、23を備え、非印字時に記録ヘッド7、8、9の
ノズルプレ−トを封止してノズル開口のインクの乾燥を
防止する機能と、吐出能力回復操作時にポンプユニット
13から負圧の供給を受けて記録ヘッド7、8、9から
インクを強制的に排出させる機能とを備えている。
【0037】キャッピング装置20の近傍には記録ヘッ
ド7、8、9に弾接してインクやインクカスを除去する
ゴム等の弾性材料からなるワイピング用のブレ−ド14
が、記録ヘッド7、8、9の移動軌跡上に進退可能に配
置されている。
【0038】次に、図2乃至図4に基づいて、キャッピ
ング装置について詳細に説明する。ここで、図2は、本
発明の第1の実施形態にかかるキャリッジとキャッピン
グ装置を示す斜視図であり、図3は、本発明の第1の実
施形態にかかるキャッピング装置の断面を示す図であ
り、図4は、本発明の第1の実施形態にかかるキャッピ
ング装置の昇降機構を示した概略図である。
【0039】キャッピング装置20は、記録ヘッドのノ
ズルプレ−トと密着するキャップ21、22、23を収
納するキャップホルダ24と、前記キャップホルダ24
の水平方向の移動を規制すると共に、上下方向の移動を
ガイドする調芯フレ−ム25と、前記調芯フレ−ム25
を上下方向の移動を規制すると共に、同一面内において
移動可能に保持するキャップフレ−ム26と、前記キャ
ップフレ−ム26とキャップホルダ24との間に装着さ
れた、キャップホルダ24を上方に付勢するフロ−トバ
ネ27とから構成されている。
【0040】また、前記キャップ21、22、23の底
面とキャップホルダ24との間には、前記キャップ2
1、22、23を記録ヘッドのノズルプレ−ト側に対し
て弾接させるキャップバネ28、29、30が設けら
れ、キャップ21、22、23の先端部が開口部24a
を挿通し、キャップホルダ24の上面に突出した状態に
設けられている。
【0041】なお、図示しないが、キャップ21、2
2、23はキャップホルダ24と係止され、図3に示す
状態から更に上方向の移動は規制され、下方の移動のみ
許容されるように構成されている。なお、各キャップバ
ネ28、29、30は、図3(b)に示すように、夫々
2つのバネから構成されている。
【0042】更に、キャップ21、22、23の間に
は、前記キャップホルダ24に対して、上下方向に移動
可能に設けられたストッパピン33、34と、前記スト
ッパピン33、34を常時上方に付勢するストッパバネ
31、32とを収納している。
【0043】また、キャップホルダ24は、前記したよ
うに調芯フレ−ム25によって、上下方向のみ移動可能
に保持されている。すなわち、キャップホルダ24は、
調芯フレ−ム25の側壁25aにより保持され、上下方
向のみ前記側壁25aにガイドされて移動可能に構成さ
れている。更に、キャップホルダ24の底部外側には突
起部24bが形成され、キャップホルダ24の最上昇位
置において調芯フレ−ム25の底部と係合することによ
って、キャップホルダ24の上方向の移動が規制される
ように構成されている。
【0044】また、調芯フレ−ム25の上面部両端部に
は、ガイド突起25bが設けられている。このガイド突
起25bはキャリッジ1の両端部に当接し、調芯フレ−
ム25を移動させることにより、キャリッジ1と調芯フ
レ−ム25との位置ずれを吸収するものである。このガ
イド突起25bの傾斜角は、従来のガイド部と同様に、
70度程度に形成されている。
【0045】調芯フレ−ム25は、キャップフレ−ム2
6の開口部26aに突起部25cが挿入され、また調芯
フレ−ム25の上面部が25dがキャップフレ−ム26
の上面に置かれる。しかも、調芯フレ−ム25の側壁と
キャップフレ−ム26の側壁との間に隙間Sが形成され
るように取り付けられる。
【0046】したがって、調芯フレ−ム25はキャップ
フレ−ム26に対して、上下方向の移動は規制される
が、同一面内の移動は許容される。すなわち、キャップ
フレ−ム26に対して、調芯フレ−ム25は隙間S分の
横移動は可能である。
【0047】また、前記キャップバネ28、29、30
の反発力によって生ずる荷重は、キャップ21、22、
23が記録ヘッド21、22、23に対してシ−ル可能
な荷重であれば良い。
【0048】前記フロ−トバネ27は、ストッパバネ3
1、32よりも弱いバネが用いられる。具体的に説明す
ると、フロ−トバネ27は、キャップ21、22、2
3、キャップホルダ24、ストッパピン33、34、キ
ャップバネ28、29、30、ストッパバネ31、32
の自重に打勝つ強さがあれば良い。
【0049】一方、ストッパバネ33、34のバネ力の
総和は、フロ−トバネ27のバネ力と、キャップホルダ
24と調芯フレ−ム25との間の摩擦力の和以上のバネ
力を備えている必要がある。
【0050】このように、フロ−トバネ27とストッパ
バネ29、30とのバネ力が設定されているため、キャ
ップ装置20が上昇し、キャリッジの底面または記録ヘ
ッド7、8、9のノズルプレ−トにストッパピン33、
34が当たると、まず、ストッパバネ31、32によっ
てキャップホルダ24はその位置で保持しながら、キャ
ップフレームと調芯フレームのみが上昇する。言い換え
ればキャップホルダがキャップフレームおよび調芯フレ
ームに対して相対的に下降する。
【0051】そして、キャップホルダ24の底面がキャ
ップフレ−ム26の底面と当接すると、次にストッパピ
ン33、34がストッパバネ31、32の反発力に抗し
ながら下方向に移動する。
【0052】また、キャップフレ−ム26の底面部の両
側端部には、図4に示す規制ア−ム41に設けられた軸
が挿入される開口部26cを備えるア−ム26bが下方
向に延設されている。
【0053】このキャッピング装置20は、図4に示す
ように、インクジェット記録装置のフレ−ム43に一端
が固定されたバネ40によって常時上方に付勢される。
また、前記ア−ム26bの開口部26cに一端が取り付
けられた規制ア−ム41は、インクジェット記録装置の
フレ−ム43に回動自在に取り付けられる。また、前記
規制ア−ム41の上面には図示しないモ−タによって回
転するカム42が設けられている。したがって、キャッ
ピング装置20は、カム42の回転によって、キャッピ
ング装置20が取り付けられている規制ア−ム41の他
端が上下動するため、上下動する。
【0054】次に図5乃至図11に基づいて、キャッピ
ング装置20の動作について説明する。
【0055】図5は、フラッシング操作時のキャッピン
グ装置20の状態を示すであって、フラッシング操作に
よって、キャリッジ1はキャッピング装置20と対峙し
た所定の位置で停止し、印刷とは関係のない駆動信号が
印加されて、キャップ21、22、23にインクが吐出
される。このとき、キャッピング装置20は、待機状態
のままであり、フラッシング操作に対応した動作は行わ
ない。
【0056】すなわち、キャップ21、22、23の先
端と記録ヘッド7、8、9のノズルプレ−ト7a、8
a、9aとの距離は3mm程度に設定され、インクが霧
状になることなく、キャップ21、22、23に吐出さ
れる。また、調芯フレ−ム25のガイド突起25bとノ
ズルプレ−ト7a、8a、9aとの間、またストッパピ
ン33、34とノズルプレ−ト7a、8a、9aとの間
には、若干の隙間が形成され、キャリッジ1の移動の障
害にならないように形成されている。
【0057】次に、印刷の休止時にノズル開口を封止す
る、あるいはまた吸引ポンプからの負圧によりノズル開
口からインクを吸引するためにノズルプレートを封止す
る、キャッピング動作について図6乃至図11に基づい
て説明する。
【0058】印刷の終了、あるいはクリ−ニング指令に
よって、キャリッジ1はキャッピング装置20と対峙し
た所定の位置で停止する。この停止位置はフラッシング
操作時と同一の位置が設定されている。
【0059】キャリッジ1が停止後、図4に示すように
カム42の回転によって、規制ア−ム41によるキャッ
ピング装置20の移動の規制が解除されるため、キャッ
ピング装置20はバネ40によって押し上げられる。
【0060】そして、図6に示すように、ストッパピン
33、34がキャリッジ1の底面にまず当接する。そし
て更に、キャッピング装置20はバネ40によって押し
上げられると、そのキャッピング装置20の移動によっ
て、ストッパピン33、34を押下げようとするが、ス
トッパバネ31、32のバネ力がフロ−トバネ27に比
べて強いため、ストッパピン33、34を下方向に移動
させることなく、キャップホルダ24をその位置に保持
させながら、キャップフレームと調芯フレームのみ上昇
する。言い換えるとキャップホルダがキャップフレーム
と調芯フレームに対して相対的に下方向に移動する。ま
た、一方においてキャリッジ1の側壁が調芯フレ−ム2
5のガイド突起25bと当接する。
【0061】更に、図6に示した状態からキャッピング
装置20が上昇すると、図7、8に示すようにキャリッ
ジ1の側壁と当接するガイド突起25bによって、調芯
フレ−ム25の調芯が開始され、調芯フレ−ム25はキ
ャップフレ−ム26に対して、横方向に移動し、キャリ
ッジ1との位置ずれが吸収され始める。一方、キャップ
ホルダ24は、ストッパバネ31、32によって保持さ
れたままである。したがって、キャップホルダ24は、
キャップフレ−ム26に対して、横方向に移動すると共
に相対的に下方向に移動する。
【0062】そして、図8に示した状態からキャッピン
グ装置20が上昇し、図9に示す状態になると、キャッ
プホルダ24の底面がキャップフレ−ム26の底面に達
する。下方向の移動が停止する。このとき、キャリッジ
1の側壁は調芯フレ−ム25のガイド突起25bの略中
間部分で当接し、調芯フレームの横方向の移動、すなわ
ち、調芯フレ−ム25の調芯動作は続いている。
【0063】そして、図9に示した状態からキャッピン
グ装置20が上昇すると、ストッパピン33、34は、
ストッパバネ31、32の反発力に抗しながら、下方向
に移動する。その結果、図10に示すように、キャップ
21、22、23の先端部は、徐々に記録ヘッド7、
8、9のノズルプレ−ト7a、8a、9aに近づき、キ
ャップ21、22、23の先端部が、ノズルプレ−ト7
a、8a、9aと当接する直前に、調芯フレ−ム25の
調芯動作は終了し、キャップ21、22、23とノズル
プレ−ト7a、8a、9aとの中心が一致する状態とな
る。
【0064】そして、最終的に、図11に示すように、
キャップ21、22、23がノズルプレ−ト7a、8
a、9aと密着して、キャッピングは終了する。
【0065】以上のように、キャップ21、22、23
をキャップホルダ24に収容し、前記キャッホルダ24
をガイド突起25bが設けられた調芯フレ−ム25に対
して、上下動自在に形成されているため、従来のガイド
片103aの高さHに比べて、キャップホルダ24が下
方向に移動する距離に相当する長さLを加えた、ガイド
突起25bを設けることができ、キャップホルダ24を
含む調芯フレ−ム25の横方向の移動量(位置ずれ吸収
量)を大きくすることができる。
【0066】すなわち、ガイド突起25bの高さを従来
のカイド片と同一の3mmであるとしても、キャップホ
ルダ24の底面とキャップフレ−ムの底面の間の距離L
を7mmと設定すれば、実質的に10mmのガイド片と
同様な位置ずれ吸収範囲を有する。ここで、傾斜角を7
0°とすれば、キャップホルダ24を含む調芯フレ−ム
25の横方向の移動量(位置ずれ吸収量)は、10/t
an70°=3.6mmとなり、従来の場合に比べて大
きくなる。なお、キャップホルダの底面とキャップフレ
ームの底面の間の距離Lをもっと大きくとることができ
れば横方向の移動量(位置ずれ吸収量)は更に大きくで
きる。
【0067】なお、キャッピング状態から解放するに
は、カム42を回転させることにより、規制ア−ム41
を下方向に移動させ、キャッピング装置20をバネ40
の反発力に抗しながら、下降させる。そしてキャッピン
グ装置20の下降に伴って、前記した動作と逆の動作で
初期状態に復帰する。ただし、キャップホルダ24を含
む調芯フレ−ム25の横方向の移動はなされないで、そ
の状態が維持される。したがって、特に振動等の要因
で、キャップフレ−ム26における調芯フレ−ム25の
位置がずれない限り、次にキャッピングする際には、キ
ャップホルダ24を含む調芯フレ−ム25の横方向の移
動(位置ずれ吸収)はほとんどなされずに、キャッピン
グされる。
【0068】次に、上記実施形態の好ましい変形例につ
いて図12に基づいて説明する。
【0069】この変形例は上記実施形態と比べて、調芯
フレ−ム25とキャップフレ−ム26との間にバネ44
を設け、調芯フレ−ム25の突起部25cをキャップフ
レ−ム26の開口部26aの上部壁に押当てるように構
成されている点に特徴がある。
【0070】すなわち、調芯フレ−ム25の突起部25
cが、バネ44によってキャップフレ−ム26の開口部
26aの上部壁に押当てられるため、一度キャップホル
ダ24を含む調芯フレ−ム25が横移動し、位置ずれが
吸収されると、ガイド突起がキャリッジによりガイドさ
れていなくても、その状態が維持されるため、フラッシ
ング動作時にもキャリッジおよび記録ヘッドはキャップ
に対向する正しい位置になるため、正しい位置でフラッ
シングが可能である。
【0071】上記実施形態、及びその変形例にあって
は、記録ヘッド7、8、9の3つの記録ヘッドを搭載し
たインクジェット式記録装置を例にとって説明したが、
本発明は、記録ヘッドの数を限定するものではなく、1
つの記録ヘッド、あるいは複数の記録ヘッドを備えるイ
ンクジェット式記録装置に適用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるインクジェット式記録装置が有するキャッピング
装置は、キャップをキャップホルダに収容し、前記キャ
ップホルダをガイド突起が設けられた調芯フレ−ムに対
して、上下動自在に形成されているため、キャップホル
ダを含む調芯フレ−ムの横方向の移動量(位置ずれ吸収
量)を大きくすることができる。
【0073】その結果、キャッピング装置が円滑な動作
を行うことができ、しかもフラッシング動作時のキャッ
プ先端とノズルプレートとの距離を所定量以下に保ちつ
つキャップホルダの横移動可能範囲を拡大したキャッピ
ング装置を備えたインクジェット式記録装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を適用したインクジェ
ット式記録装置の本体部分を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかるキャリッジと
キャッピング装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピング
装置の断面を示す図であって、(b)は(a)のA−A
断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピング
装置の昇降機構を示した概略構成図である。
【図5】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピング
装置のフラッシング動作時の状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピング
装置のキャッピング動作開始時の状態を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピング
装置のキャッピング動作中の状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピング
装置のキャッピング動作において、調芯フレ−ムの調芯
動作が開始された状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピング
装置のキャッピング動作において、調芯フレ−ムの調芯
動作中の状態を示す断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピン
グ装置のキャッピング動作において、調芯フレ−ムの調
芯動作終了の状態を示す断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピン
グ装置のキャッピング動作終了の状態を示す断面図であ
る。
【図12】本発明の第1の実施形態にかかるキャッピン
グ装置の変形例を示す断面図である。
【図13】従来のインクジェット式記録装置におけるキ
ャッピング装置のキャッピング時の状態を示す断面図で
ある。
【図14】従来のインクジェット式記録装置におけるキ
ャップと記録ヘッド(ノズルプレ−ト)の位置ずれの状
態を示す断面図である。
【図15】従来のインクジェット式記録装置におけるキ
ャッピング装置のフラッシング操作時の状態を示す断面
図である。
【図16】従来のキャッピング装置におけるガイド片を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 7 記録ヘッド 7a ノズルプレ−ト 8 記録ヘッド 8a ノズルプレ−ト 9 記録ヘッド 9a ノズルプレ−ト 20 キャッピング装置 21 キャップ 22 キャップ 23 キャップ 24 キャップホルダ 24a 開口部 24b 突起部 25 調芯フレ−ム 25a 側壁 25b ガイド突起 25c 突起部 25d 上面部 26 キャップフレ−ム 26a 開口部 26b ア−ム 26c 開口部 27 フロ−トバネ 28 キャップバネ 29 キャップバネ 30 キャップバネ 31 ストッパバネ 32 ストッパバネ 33 ストッパピン 34 ストッパピン 40 バネ 41 規制ア−ム 42 カム 43 フレ−ム 44 バネ S 調芯フレ−ムとキャップフレ−ムの隙間 L キャップホルダとキャップフレ−ムとの距離

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ
    上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録
    媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備
    えたインクジェット式記録装置において、 前記記録ヘッドのノズル開口面を密封空間で封止するキ
    ャップと、前記キャップをバネを介して上方に付勢した
    状態で収容するキャップホルダと、前記キャップホルダ
    の横方向の移動を規制し、上下方向の移動のみ許容する
    調芯フレ−ムと、前記調芯フレ−ムの上下方向の移動を
    規制し、横方向の移動のみ許容するキャップフレ−ム
    と、前記キャップホルダを含む調芯フレ−ムを横方向に
    移動させる移動手段と、前記キャップホルダを上下方向
    に移動させる移動手段とを備えていることを特徴とする
    インクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップホルダは、キャップホルダ
    の外周面が調芯フレ−ムの側壁に挟まれることによっ
    て、横方向の移動が規制され、上下方向のみ移動可能に
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載された
    インクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記調芯フレ−ムは、その上面部がキャ
    ップフレ−ムに載置されると共に、調芯フレ−ムに設け
    られた突起部がキャップフレ−ムの開口部の上壁と接す
    ることにより、キャップフレ−ムに対して、上下方向の
    移動が規制され、横方向のみ移動可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された
    インクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記キャップホルダを含む調芯フレ−ム
    を横方向に移動させる移動手段は、調芯フレ−ムの上面
    部に形成され、キャリッジが摺動するガイド突起である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載されたインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド突起は傾斜面を備え、前記傾
    斜面をキャリッジが摺動することによって、前記キャッ
    プホルダを含む調芯フレ−ムが横方向に移動することを
    特徴とする請求項4に記載されたインクジェット式記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記キャップホルダを上下方向に移動さ
    せる移動手段は、キャップホルダとキャップフレ−ムの
    間に設けられたフロ−トバネと、キャップホルダに収納
    され、記録ヘッドのノズルプレ−トと当接するストッパ
    ピンと、前記ストッパピンを上方に付勢するストッパバ
    ネとを備えることを特徴とする請求項1に記載されたイ
    ンクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記フロ−トバネの総バネ力は、ストッ
    パバネの総バネ力より弱いことを特徴とする請求項6に
    記載されたインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記ストッパピンは、キャップホルダに
    キャップバネを介して上方に付勢した状態で収容された
    キャップの間に配置されていることを特徴とする請求項
    6に記載されたインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】キャップホルダにキャップバネを介して上
    方に付勢した状態で収容されたキャップの先端部は、キ
    ャップホルダの上面から突出していることを特徴とする
    請求項1に記載されたインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記調芯フレ−ムは、調芯フレ−ムに
    設けられた突起部とキャップフレ−ムとの間にバネを設
    け、前記バネによって突起部をキャップフレ−ムの開口
    部の上壁と圧接することにより、キャップフレ−ムに対
    して、上下方向の移動が規制され、横方向のみ移動可能
    に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    9に記載されたインクジェット式記録装置。
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