JP2000210714A - 鋼管製造の設備列 - Google Patents

鋼管製造の設備列

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JP2000210714A
JP2000210714A JP11013788A JP1378899A JP2000210714A JP 2000210714 A JP2000210714 A JP 2000210714A JP 11013788 A JP11013788 A JP 11013788A JP 1378899 A JP1378899 A JP 1378899A JP 2000210714 A JP2000210714 A JP 2000210714A
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康二 菅野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】1つの設備列で電縫鋼管及び固相圧接鋼管の製
造を可能とする鋼管の設備列を提供する。 【解決手段】帯鋼の予熱装置12と、成形ロール群5
と、成形で得たオープン管の突合せ部分を加熱するエッ
ジ予熱及び加熱装置6,7と、オープン管の突合せ部分
を圧するスクイズ・ロールと、圧接されたシーム部の圧
延ロール20及び冷却装置26と、鋼管を均一加熱する
均熱炉14と、温度を調整するヒータ15と、外径の絞
り圧延機11と、切断機とを順次配列した鋼管製造の設
備列において、前記成形ロール群5をサイズ・フリーと
し、エッジ加熱装置6,7に低周波、高周波の切り替え
自在な加熱電源を接続し、シーム部ビードの切削バイト
を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管の製造設備列
に関し、詳しくは、所謂「電縫鋼管」と「固相圧接鋼
管」とを同一の設備列で製造可能にする技術である。
【0002】
【従来の技術】通常、溶接鋼管は、サイズが小径、大径
であることにかかわらず、鋼板(又は帯鋼)を管状に成
形し、突き合せた継なぎ目を溶接して製造される。そし
て、その製造方法は、電気抵抗溶接(電縫)、鍛接、電
弧溶接等、溶接の種類で区別されている。
【0003】例えば、小径〜中径の鋼管は、主として、
高周波電流を利用した電気抵抗溶接が利用され、得られ
た鋼管は、電気抵抗溶接鋼管とか電縫鋼管と称されてい
る。この製造方法は、成形ロールに帯鋼を連続的に供給
し、円筒状に成形して継ぎ目が開いた所謂「オープン
管」とし、続いて該継ぎ目として互いに突き合わさって
いる帯鋼幅方向の両端面にそれぞれ電極を配置して通電
し、電気抵抗に起因して発生するジュール熱で鋼の融点
以上に加熱してから、スクイズ・ロールと称されるロー
ルで該両端面を加圧して溶接するものである(例えば、
第3版、鉄鋼便覧の第III巻、(2)1056〜109
2頁参照)。なお、近年は、電気抵抗溶接用電極に代
え、管に接触することなく管の周囲に誘導コイルを設
け、高周波誘導で加熱するようになったが、この方法で
製造した鋼管も電縫鋼管と称している。
【0004】上記した高周波誘導による電縫鋼管の製造
方法では、オープン管の両エッジ部端面を鋼の融点以上
に加熱するため、電磁力の影響により溶鋼が流動し、生
成された酸化物が衝合溶接部に噛み込まれペネトレータ
等の溶接欠陥あるいは、溶鋼飛散(フラッシュ)が発生
し易いという問題があった。
【0005】この問題に対し、例えば、特開平2−29
9782号公報には、2種の加熱装置を有する電縫鋼管
の製造法が提案されている。第1の加熱装置でオープン
管の両側端部(エッジ部ともいう)の温度をキュリー点
以上に加熱し、第2の加熱装置で更に融点以上に加熱
し、スクイズ・ロールで両端部を衝合溶接して鋼管を製
造する。また、特開平2−299783号公報には、第
1の加熱装置で周波数45〜250kHzの電流を流し、
両側端部を予熱し、第2の加熱装置で更に融点以上に加
熱し、スクイズ・ロールで両端部を衝合溶接して管を製
造する電縫鋼管の製造装置が提案されている。
【0006】しかしながら、これらの電縫鋼管の製造技
術では、帯鋼の両端部を均一に加熱することは示唆して
いるものの、両端部を鋼の融点以上に加熱するため、衝
合溶接時に、溶融した鋼が管の内外面に排出されビード
(余盛)が形成される。そのため、衝合溶接後に管内外
面の溶接ビードの除去が必要であり、ほとんどが切削用
バイトで切削され、除去されている。
【0007】このようなことから、電縫鋼管の製造方法
では、 ビード切削用バイトの切削量の調整で、材料と時間の
ロスが発生する。
【0008】ビード切削用バイトは消耗品であるた
め、造管速度によって異なるが、3000〜4000m
のビード切削長毎にバイトを交換する必要があり、その
ため、1時間程度毎に3〜5分間のバイト交換があり、
ライン停止を余儀なくされる。
【0009】特に造管速度が100m/minを超え
る高速造管では、ビード切削用バイトの寿命が短く、交
換頻度が高い。など、ビード切削がネックとなり、高速
造管ができないため生産性が低いという問題があった。
【0010】また、上記した電縫鋼管の製造方法では、
鋼管の製品寸法に合わせた成形ロールを用いなければな
らず、所謂小ロット・多品種生産に対応できないという
問題があった。
【0011】そこで、本出願人は、先に特願平9−15
9655号(平成9年6月17日出願)にて、上記電縫
鋼管の製造技術の問題点を解消するため、加熱温度を低
くして継ぎ目を圧接する所謂固相圧接を用いた鋼管の製
造方法及び製造設備列を提案した。
【0012】その設備列は、帯鋼1を払い出すアン・コ
イラ2と、帯鋼の接合装置3と、帯鋼を貯えるルーパ4
と、帯鋼を成形加工する成形ロール群からなる成形加工
装置5と、誘導加熱コイルを有するエッジ予熱装置6
と、誘導加熱コイルを有するエッジ加熱装置7と、オー
プン管8を衝合接合するスクイズ・ロール9を有する圧
接装置と、鋼管10を温間で絞り圧延する複数の絞り圧
延機からなる絞り加工装置11とを順次配列し、さら
に、前記成形加工装置5の入側に帯鋼1を予熱する帯鋼
予熱装置12、および/または前記成形加工装置5の出
側にオープン管8を予熱するオープン管予熱装置13を
配置したものである。この新しい設備列を用いれば、オ
ープン管8の突き合せ部を固相圧接が可能な温度域に安
定して維持でき、シーム品質及び表面肌に優れた鋼管1
0を、高生産性のもとで製造できるようになる。しか
も、均熱炉14の下流で絞り圧延機11の上流にはイン
ダクション・ヒータ15を設け、製造する鋼管10の品
種に対応して温度を調整するようにしたので、小ロット
・多品種生産にも、対応できるようになる。
【0013】ところで、この設備列で使用される各装置
は、大部分が前記電縫鋼管の製造にも使用できる可能性
がある。また、製造した固相圧接鋼管は、主として中径
以上の管を対象としており、薄肉で小径の管には、いま
だ電縫鋼管が捨て難い面も有している。従って、溶接鋼
管の製造メーカは、両方の製造工場を持っていることが
望ましい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その場
合、同一工場内に類似した設備列を2つ以上有すること
になる。特に、鋼管工場を新設する場合には、ほぼ類似
した装置を2つ以上建設することになる。これでは、無
駄が多く、設備の有効利用の観点に立って技術的に検討
する余地があると考えられる。
【0015】本発明は、かかる事情に鑑み、1つの設備
列で電縫鋼管及び固相圧接鋼管の製造を可能とする鋼管
の設備列を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記の目的を
達成するため、前記した固相圧接の設備で電縫鋼管をも
製造できるように鋭意検討し、本発明を完成させた。
【0017】すなわち、本発明は、帯鋼を予熱する予熱
装置と、予熱された帯鋼を成形加工する成形ロール群
と、成形で得たオープン管の突き合せ部分をそれぞれ別
個に誘導加熱するエッジ予熱装置及びエッジ加熱装置
と、加熱されたオープン管の突き合せ部分を圧するスク
イズ・ロールと、圧接されたシーム部の内外面を平らに
するシーム圧延ロールと、シーム部を冷却する冷却装置
と、冷却された鋼管を再度均一に加熱する均熱炉と、均
熱炉から出たの温度を調整するインダクション・ヒータ
と、鋼管の外径を絞る複数の絞り圧延機と、鋼管を所望
長さに切断する切断機とを順次配列した鋼管製造の設備
列において、前記成形ロール群を各ロールの配置位置を
変えてサイズ・フリーとし、前記エッジ加熱装置に低周
波から高周波の電流を切り替え、供給する加熱電源を接
続して溶融接合も可能とし、前記シーム圧延ロールの上
流又は下流にシーム部に生じたビードを切削するバイト
を設けると共に、前記冷却装置の下流に、プレス・カッ
タで切断された鋼管を、前記均熱炉を通さずに精整装置
へ送る切り替へテーブルを設けたことを特徴とする鋼管
製造の設備列である。
【0018】また、本発明は、前記成形ロール群の下流
にオープン管を加熱するオープン管予熱装置を設けたこ
とを特徴とする鋼管製造の設備列である。
【0019】さらに、本発明は、前記エッジ予熱装置、
エッジ加熱装置及びスクイズ・ロールを囲み、雰囲気を
変更するガス供給手段を設けたことを特徴とする鋼管製
造の設備列である。
【0020】加えて、本発明は、前記スクイズ・ロール
の下流にシーム部外面の微小凹形状部分を解消し、平滑
にするウエルド・ライン除去装置を設けたことを特徴と
する鋼管製造の設備列でもある。
【0021】本発明では、固相圧接鋼管の製造設備列に
電縫鋼管の製造能力も兼ね備えるようにしたので、1つ
の設備列で適宜各装置を選択、使用して電縫鋼管及び固
相圧接鋼管のいずれでも製造できるようになる。また、
いずれの鋼管も小ロット・多品種生産が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0023】まず、本発明に係る設備列の理解を容易に
するため、本出願人が特願平9−159655号公報で
提案した設備列を概説する。
【0024】それは、図3に示すように、多くの装置を
順次配列したものである。アン・コイラ2でコイル状か
ら平板状にされた帯鋼1は、先行する帯鋼の後端と後行
する帯鋼の先端を接合装置3で溶接し、連続的に供給す
るようにしてある。そして、長い帯鋼1を一時的に貯え
るルーパ4なる装置を経て、該帯鋼1は、予熱装置25
で800℃以下の温度に予熱される。なお、この帯鋼予
熱は、後述のオープン管8に成形した後に、管全体を予
熱するようにしても良い。
【0025】予熱された帯鋼1は、一群のロールで管状
に成形される。この成形体は、帯鋼1の幅方向の両端を
突き合わせているだけで、一体に接合されていないの
で、オープン管8と称されている。成形で得たオープン
管8の突き合せ部分35は、それぞれ別個に誘導加熱用
コイルを備えたエッジ予熱装置6及びエッジ加熱装置7
を通過し、最終的に融点に近い温度に加熱される。それ
でも、電縫鋼管と異なり、あくまでも固相状態にある。
つまり、エッジ予熱は、帯鋼1の所謂「キュリー点」
(910℃程度)以上で1300℃未満とし、エッジ加
熱は、1300℃以上融点未満で行なう。このように予
熱、加熱の温度範囲を段階的に分けるのは、一気に昇温
すると、エッジ部に種々の不具合が起き、高速造管がで
きなくなるからである。なお、加熱源は、周波数10〜
40kHz程度の低周波電流である。この加熱されたオ
ープン管8の突き合せ部分35は、図4に示すスクイズ
・ロール9で圧接され、円周が一体化した鋼管10とな
る。このエッジ予熱、加熱圧接は、大気中で行なっても
良いが、後述のシーム部品質の点から酸素のない雰囲気
で行なうのが好ましい。そのため、エッジ予熱、加熱装
置6,7、スクイズ・ロール9を囲む部屋(図示せず)
を別途設け、その中に不活性ガスを吹込むガス供給手段
(例えば、ボンベ、ノズル等)を配置してある。なお、
エッジ予熱装置6、エッジ加熱装置7及びスクイズ・ロ
ール9の配置は、図6に示すようになっている。
【0026】次に、圧接された部分をシーム部という
が、その部分の内外面には、図5に示すように、管体肉
厚の5%以上の増肉36を生じることがある。その対策
として、シーム部近傍を図6に示す圧延ロール20で平
滑にする。また、該シーム部には、帯鋼1の所謂「エッ
ジだれ」等に起因して、図7に示すようなウエルド・ラ
イン25と称される深さ0.2mm程度の微小名な凹形
状部が生じる。そこで、それを除去するため、ウエルド
・ライン除去装置16(通常、切削、研磨ができるグラ
インダ等が使用される)が設けてある。
【0027】そして、該シーム部に水を吹付て冷却し、
冷却された鋼管10は、均熱炉14で再度均一に加熱
し、必要に応じてインダクション・ヒータ15により、
温度を所望値(125℃〜725℃)に調整する。かか
る温度に調整された鋼管10は、ロールを多段に配置し
た絞り圧延機11(通常、ストレッチ・レデューサを使
用)で外径を絞った後、所望長さに切断され、矯正機3
0、面取り機31、印字装置32等の精整装置17を経
て製品鋼管となる。
【0028】このように、特願平9−159655号で
提案した圧接鋼管の製造設備列は、シーム部が不完全で
絞り圧延ができないという従来技術を、段階的で慎重な
予熱、加熱によって改め、品質良好な鋼管を高速で生産
できるようにした。
【0029】本発明は、かかる設備列を、さらに電縫鋼
管をも製造できるようにしたものであり、そのために加
えた手段を、図1及び図2を参照して、以下に説明す
る。
【0030】まず、前記成形ロール群5であるが、それ
には、図2に示すように、帯鋼1の進行方向にエッジ曲
げロール、センター曲げロール、ケージ・ロール及びフ
ィンパス・ロールを組み合わせて配置し、それらの配置
位置を移動自在とした所謂「チャンス・フリー」成形機
を使用する。これによって、オープン管8の外径が種々
変更になっても、同一の成形機で処置できる。つまり、
従来の電縫鋼管製造時の欠点であったオープン管8の外
径変更に伴うロール替えを不要にしたのである。
【0031】次に、本発明では、図2の前記エッジ加熱
装置7に、低周波から高周波の電流を切り替えて供給可
能な電源18を接続するようにした。これによって、圧
接鋼管の製造に際しては、周波数40kHz程度の低周
波電流を、電縫鋼管の製造には、200kHz程度の高
周波電流を切り替えて使用できるようにした。その結
果、固相圧接に加え、溶融接合も可能となる。
【0032】また、電縫鋼管の製造では、帯鋼1の融点
以上に加熱され、ビードの形成が避けられないので、ス
クイズ・ロール9の下流側には、ビードの研削バイト1
9を設けるようにした。この研削バイト19は、圧接鋼
管の製造時に用いる前記シーム圧延ロール20と切り替
えて使用するように配置される。
【0033】さらに、電縫鋼管は、冷却装置26の下流
側に配置されたプレス・カッタ21で所望の長さに切断
されると、ほぼ製品としての形態になる。そこで、本発
明では、均熱炉14の上流側に、管の進行方向を変更
し、それを直接精整装置17へ送るための切り替えテー
ブル22を設けるようにした。これによって、圧接鋼管
が通る均熱炉14や絞り圧延機11での処理が省略でき
るのである。
【0034】以上のべたように、本発明は、特願平9−
159655号で提案した設備列に上記4つの手段を加
味することで、圧接鋼管ばかりでなく、電縫鋼管をも製
造できるようになる。なお、それらの製造に際しては、
それぞれ使用しないで良い装置は、運転せずに単に通過
させたり、バイパス通路24を設けるようにすれば良
い。例えば、前記帯鋼の予熱装置23は、電縫鋼管の製
造では、使用しないので、バイパス通路24を経由させ
るようにしてある。また、鋼管形状の矯正、面取り等の
精整装置17、印字32、結束33等の装置は、圧接鋼
管及び電縫鋼管で共用できるので、図1に示したよう
に、同一のものを使用するようにしてある。
【0035】
【実施例】図1に示した本発明に係る鋼管の製造設備列
を使用し、電縫鋼管及び圧接鋼管を製造した。製造した
鋼管のサイズは、両者とも外径146mm×肉厚4.5
mmである。また、図1の設備列で使用する装置とその
運転条件を一括して表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】製造後の製品鋼管の品質は、シーム部品
質、表面粗度、焼き付き疵で評価した。そのうち、シー
ム部品質は、製品管に径方向に荷重を加え、破壊する時
の偏平高さ比(h/D)で行い、表面粗度は、表面粗度
計で測定し、焼き付き疵は、を調査することで行われ
た。なお、hは破断時の偏平高さ、Dは製品管の外径で
ある。
【0038】これらの成績を表2に、一括して示す。表
2より、圧接鋼管と電縫鋼管を同一の設備列で製造して
も、品質に優れた鋼管が生産できることが明らかであ
る。
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、1
つの設備列で、適宜各装置を選択使用して電縫鋼管及び
固相圧接鋼管のいずれでも製造できるようになった。ま
た、いずれの鋼管も、小ロット・多品種生産が可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼管製造の設備列を説明する概略
図である。
【図2】図1の一部を拡大した図である。
【図3】特願平9−159655号で提案した設備列の
一例を示す図である。
【図4】スクイズ・ロールの概略を示す図であり、
(a)は鉛直方向、(b)は水平方向に圧接する場合で
ある。
【図5】シーム部での増肉を示す図であり、(a)は内
面のみ、(b)は両面で増肉した場合である。
【図6】エッジ予熱装置、エッジ加熱装置、スクイズ・
ロール及びシーム圧延ロールの配置を示す図である。
【図7】ウエルド・ラインを示す図である。
【符号の説明】
1 帯鋼 2 アン・コイラ 3 接合装置 4 ルーパ 5 成形加工装置(成形ロール群) 6 エッジ予熱装置 7 エッジ加熱装置 8 オープン管 9 スクイズ・ロール 10 鋼管 11 絞り加工装置(絞り圧延機) 12 帯鋼予熱装置 13 オープン管予熱装置 14 均熱炉 15 インダクション・ヒータ 16 ウエルド・ライン除去装置 17 精整装置 18 電源 19 研削バイト 20 シーム圧延ロール 21 プレス・カッタ 22 切り替えテーブル 23 帯鋼予熱装置 24 バイパス通路 25 ウエルド・ライン 26 冷却装置 27 ホット・ソー 28 クーリング・ベッド 29 チップ・ソー 30 矯正機 31 面取り機 32 印字装置 33 結束機 34 サイザー 35 突き合わせ部分(継ぎ目) 36 増肉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 103:04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋼を予熱する予熱装置と、予熱された
    帯鋼を成形加工する成形ロール群と、成形で得たオープ
    ン管の突き合せ部分をそれぞれ別個に誘導加熱するエッ
    ジ予熱装置及びエッジ加熱装置と、加熱されたオープン
    管の突き合せ部分を圧するスクイズ・ロールと、圧接さ
    れたシーム部の内外面を平らにするシーム圧延ロール
    と、シーム部を冷却する冷却装置と、冷却された鋼管を
    再度均一に加熱する均熱炉と、該均熱炉から出た鋼管の
    温度を調整するインダクション・ヒータと、鋼管の外径
    を絞る複数の絞り圧延機と、鋼管を所望長さに切断する
    切断機とを順次配列した鋼管製造の設備列において、 前記成形ロール群を各ロールの配置位置を変えてサイズ
    ・フリーとし、前記エッジ加熱装置に低周波から高周波
    の電流を切り替え、供給する加熱電源を接続して溶融接
    合も可能とし、前記シーム圧延ロールの上流又は下流に
    シーム部に生じたビードを切削するバイトを設けると共
    に、前記冷却装置の下流に、プレス・カッタで切断され
    た鋼管を、前記均熱炉を通さずに精整装置へ送る切り替
    へテーブルを設けたことを特徴とする鋼管製造の設備
    列。
  2. 【請求項2】 前記成形ロール群の下流にオープン管を
    加熱するオープン管予熱装置を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の鋼管製造の設備列。
  3. 【請求項3】 前記エッジ予熱装置、エッジ加熱装置及
    びスクイズ・ロールを囲み、雰囲気を変更するガス供給
    手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の鋼
    管製造の設備列。
  4. 【請求項4】 前記スクイズ・ロールの下流にシーム部
    外面の微小凹形状部分を解消し、平滑にするウエルド・
    ライン除去装置を設けたことを特徴とする請求項1〜3
    記載の鋼管製造の設備列。
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