JP2000209257A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2000209257A
JP2000209257A JP667199A JP667199A JP2000209257A JP 2000209257 A JP2000209257 A JP 2000209257A JP 667199 A JP667199 A JP 667199A JP 667199 A JP667199 A JP 667199A JP 2000209257 A JP2000209257 A JP 2000209257A
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JP667199A
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Manabu Toda
学 戸田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換網を経由せずに大きな時間差を生じるこ
となく、受信端末での電子メールの受領および開封を確
認する。 【解決手段】 メール発信端末1aで作成された電子メ
ールは、コールバック先を表すコールバック情報が付さ
れて発信される。電子メールを受信したメール受信端末
1bは、受信した電子メールにコールバック情報が付さ
れているか否かを判断し、付されているときにはそのコ
ールバック先を発呼する。メール受信端末1bからの着
呼を受けた端末、たとえばメール受信端末1aは、該着
呼によって、作成した電子メールのメール受信端末1b
での受領を判断する。したがって、メール発信端末1a
において、交換網2aのメールセンタ3を経由せずに大
きな時間差を生じることなく、電子メールの受領が確認
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積交換方式また
は回線交換方式を採用した電子メールの通信システムに
関し、特に電子メールの受領や開封を通知する通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の端末が交換網を介して接続される
通信システムにおいて、端末間で電子メール(以下、単
に「メール」ともいう)を送受信するメールシステムが
知られている。このシステムにおける電子メールの伝送
方式は、回線交換方式と蓄積交換方式とに大別される。
回線交換方式は、端末同士が回線交換によって接続され
た後、電子メールの伝達が端末間で直接行われる方式で
あり、直接接続型メールシステムなどとも称される。蓄
積交換方式は、電子メールの伝達を端末間で直接行う方
式ではなく、たとえばメールセンターやパケット交換網
を介して電子メールの伝達が行われる方式であり、中継
型メールシステムなどとも称される。
【0003】特開平1−89637号公報は、蓄積交換
方式を採用した通信システムに用いられる蓄積交換装置
に関し、一方端末から発信されて蓄積交換装置で一旦蓄
積された電文が他方端末によって取出されると、蓄積交
換装置は発信端末である一方端末に電文が取出された旨
の受領通知を発信する。
【0004】特開平8−130762号公報に開示され
た端末では、受領確認要求が指定された呼出しデータを
受信した受信端末は、該呼出しデータの発信端末に対
し、交換網を経由して、呼出しデータを受領した旨の受
領通知を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平1−896
37号公報のように、交換網が電子メールの受領を発信
端末に通知する場合、電子メールの受信端末は発信端末
に対して受領を通知しない。したがって、受信端末側の
オペレータが電子メールを開封して該メールを読んだか
否かを発信端末で把握することはできない。
【0006】また、電子メールを一旦蓄積した交換網が
他方端末に対してメールの存在を知らせるような場合、
受信端末である他方端末は発信端末のアドレスではなく
交換網のアドレスを取得するので、受信端末は電子メー
ルを受信しても発信端末へ受領を通知することができな
い。したがってこの場合、他方端末での電子メールの受
領は発信端末では解らず、さらに受信端末側のオペレー
タが電子メールを開封して該メールを読んだか否かも解
らない。
【0007】前記特開平8−130762号公報の端末
では受信端末が発信端末へ交換網を経由して電子メール
の受領を通知する。しかしこの場合、交換網を経由して
受領を通知するので、受領通知が届くのに時間がかか
る。また、受信端末側のオペレータが電子メールを開封
して該メールを読んだか否かは発信端末では解らない。
【0008】回線交換方式では端末同士が回線交換によ
って接続された後、端末間で直接電子メールが伝達され
るので、エラーが発生することなく通信が終了すること
によって、他方端末での電子メールの受領が発信端末で
解る。しかし、受信端末側のオペレータが電子メールを
開封して該メールを読んだか否かまでは発信端末では解
らない。
【0009】本発明の目的は、回線網を経由しないで大
きな時間差を生じることなく、発信端末において他方端
末での電子メールの受領が確認できる通信システムを提
供すること、また受信端末側のオペレータが電子メール
を開封し読んだことを発信端末において確認することが
できる通信システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の端末が
交換網を介して電子メールを通信する通信システムであ
って、端末間で送受信される電子メールが交換網で一旦
蓄積される蓄積交換方式を採用した通信システムにおい
て、電子メールを作成した発信端末はコールバック先を
表すコールバック情報を付して電子メールを発信し、電
子メールを受信した受信端末は、受信した電子メールに
コールバック情報が付されているか否かを判断し、付さ
れているときにはそのコールバック先を発呼し、受信端
末からの着呼を受けたコールバック先の端末は、該着呼
によって、電子メールの受領であるかそうでないかを判
断することを特徴とする通信システムである。
【0011】本発明に従えば、蓄積交換方式を採用した
通信システムにおいて、コールバック情報で指定された
端末、たとえば発信端末は、受信端末での電子メールの
受領を受信端末からの着呼によって確認することができ
る。この確認は、交換網を経由せずに行われる。したが
って、大きな時間差を生じることなく、電子メールの受
領が確認できる。
【0012】また本発明は、電子メールを受信した受信
端末は、受信した電子メールにコールバック情報が付さ
れているか否かを判断し、付されているときには所定回
数の呼出し音でそのコールバック先を発呼し、受信端末
からの所定回数の呼出し音の着呼を受けたコールバック
先の端末は、該着呼によって電子メールの受領を判断す
ることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、上述したような発信端末
における受信端末での電子メールの受領確認は、電子メ
ールの受信端末からの所定回数の呼出し音の着呼によっ
て、交換網を経由せずに行われる。たとえば、1回の呼
出し音の着呼によって、大きな時間差を生じることな
く、電子メールの受領が確認できる。
【0014】また本発明は、発信端末は電子メール発信
後直ちにメールの宛て先を含む発信電子メールに関連す
る情報を記憶し、電子メールを受信した受信端末は、受
信した電子メールにコールバック情報が付されているか
否かを判断し、付されているときにはそのコールバック
先を発呼して当該受信端末を表す受信端末情報を発信
し、受信端末からの着呼を受けたコールバック先の端末
は、受信端末情報を受信し、受信した受信端末情報と記
憶した宛て先とが一致しているか否かを判断し、一致し
ているときに、電子メールの受領を判断することを特徴
とする。
【0015】本発明に従えば、上述したような発信端末
における受信端末での電子メールの受領確認は、電子メ
ールの受信端末からの受信端末情報と電子メールの宛て
先との一致によって、交換網を経由せずに行われる。し
たがって、大きな時間差を生じることなく、かつ高精度
に電子メールの受領が確認できる。
【0016】また本発明は、複数の端末が交換網を介し
て電子メールを通信する通信システムであって、端末間
で電子メールが直接送受信される回線交換方式を採用し
た通信システムにおいて、電子メールを作成した発信端
末はコールバック先を表すコールバック情報を付して電
子メールを発信し、電子メールを受信した受信端末は、
受信した電子メールにコールバック情報が付されている
か否かを判断し、付されているときには受信した電子メ
ールを出力して開封した後にそのコールバック先を発呼
し、受信端末からの着呼を受けたコールバック先の端末
は、該着呼によって、電子メールの開封であるかそうで
ないかを判断することを特徴とする通信システムであ
る。
【0017】本発明に従えば、回線交換方式を採用した
通信システムにおいて、コールバック情報で指定された
端末、たとえば発信端末は、受信端末での電子メールの
開封を受信端末からの着呼によって確認することができ
る。すなわち、受信された電子メールが表示出力され
て、受信端末のオペレータによって当該電子メールが読
まれたことを確認することができる。この確認は、電子
メールの受信端末からの着呼によって行われるので、大
きな時間差を生じることなく、電子メールの開封が確認
できる。
【0018】また本発明は、電子メールを受信した受信
端末は、受信した電子メールにコールバック情報が付さ
れているか否かを判断し、付されているときには受信し
た電子メールを出力して開封した後に所定回数の呼出し
音でそのコールバック先を発呼し、受信端末からの所定
回数の呼出し音の着呼を受けたコールバック先の端末
は、該着呼によって電子メールの開封を判断することを
特徴とする。
【0019】本発明に従えば、上述したような発信端末
における受信端末での電子メールの開封の確認は、電子
メールの受信端末からの所定回数の呼出し音の着呼によ
って行われる。たとえば、1回の呼出し音の着呼によっ
て、大きな時間差を生じることなく、電子メールの開封
が確認できる。
【0020】また本発明は、発信端末は電子メール発信
後直ちにメールの宛て先を含む発信した電子メールに関
連する情報を記憶し、電子メールを受信した受信端末
は、受信した電子メールにコールバック情報が付されて
いるか否かを判断し、付されているときには受信した電
子メールを出力して開封した後にそのコールバック先を
発呼して当該受信端末を表す受信端末情報を発信し、受
信端末からの発呼を受けたコールバック先の端末は、受
信端末情報を受信し、受信した受信端末情報と記憶した
宛て先とが一致しているか否かを判断し、一致している
ときに、電子メールの開封を判断することを特徴とす
る。
【0021】本発明に従えば、上述したような発信端末
における受信端末での電子メールの開封の確認は、電子
メールの受信端末からの受信端末情報と電子メールの宛
て先との一致によって行われる。したがって、大きな時
間差を生じることなく、かつ高精度に電子メールの開封
が確認できる。
【0022】また本発明は、前記電子メール受信端末
は、コールバック先の発呼後、コールバック先端末で応
答したか否かを検出し、応答したことを検出したときに
はコールバック先端末との通話を可能として所定の音声
メッセージを送出することを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、コールバック先端末のオ
ペレータが着呼に応答して通話しようとしたときであっ
ても、該オペレータは電子メール受信端末からの所定の
音声メッセージを聴くことによって、電子メールの受領
または開封通知を無言電話などと誤解することなく、正
確に認識することができる。
【0024】また本発明は、前記コールバック先端末
は、着呼によって、電子メールの受領または開封と判断
したときには着信音を出力せず、電子メールの受領また
は開封ではないと判断したときには着信音を出力するこ
とを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、コールバック先端末で
は、電子メールの受領または開封通知の着呼はオペレー
タに報知されず、電子メールの受領または開封ではない
通常の着呼は着信音によってオペレータに報知される。
したがって、コールバック先端末のオペレータは、電子
メールの受領または開封通知時に送受話器を取り上げる
などしてオフフック状態とし、通話しようとすることが
なく、通常の着呼の場合のみに応答して通話することが
できる。
【0026】また本発明は、前記電子メール受信端末
は、コールバック先の発呼後、自端末がオフフック状態
となったか否かを検出し、オフフック状態となったこと
を検出したときにはコールバック先端末との通話を可能
とすることを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、電子メール受信端末のオ
ペレータは、コールバック先が発呼された後に、送受話
器を取り上げるなどしてオフフック状態とし、コールバ
ック先端末のオペレータと通話することができる。すな
わち、受信端末が自動的に受領または開封確認を通知す
ることを利用して、受信端末のオペレータは受信した電
子メールを読んだ後などにダイヤルすることなく容易に
コールバック先端末のオペレータと通話することができ
る。
【0028】また本発明は、前記電子メール受信端末
は、コールバック先の発呼中の自端末のオフフック状態
を無効として通話を不可とすることを特徴とする。
【0029】本発明に従えば、電子メール受信端末のオ
ペレータによる送受話器を取り上げるなどのオフフック
操作は無効とされる。このようにオフフック操作を無効
とする期間をコールバック中、すなわち電子メールの受
領または開封通知を行っている期間とすることによっ
て、受領または開封通知を確実に行うことができる。た
とえば、コールバック先端末が呼出し音の回数によって
受領または開封通知を判断する場合、オフフック操作に
よって妨害されることなく正確な呼出し音回数が計数で
きるので、受領または開封通知を確実に判断することが
できる。
【0030】また本発明は、前記電子メール受信端末
は、コールバック先の発呼中の自端末のオフフック状態
を無効として通話を不可とするとともにコールバック中
である旨を報知することを特徴とする。
【0031】本発明に従えば、上述したように受領また
は開封通知を確実に行うことができ、さらにコールバッ
ク中であることが受信端末のオペレータに報知されるの
で、当該オペレータは、コールバック中であることによ
ってオフフック操作が無効となったことを把握でき、機
器の故障などと誤解することが防止できる。
【0032】また本発明は、前記電子メール受信端末
は、コールバック先の電話番号とコールバックの要否を
表す情報とを互いに対応付けて予め記憶し、当該受信端
末は、受信した電子メールのコールバック先であって、
かつコールバックが必要であると記憶されたコールバッ
ク先を発呼することを特徴とする。
【0033】本発明に従えば、電子メールの受信端末は
コールバック情報が付されている場合に必ずしも電子メ
ールの受領または開封通知を行うのではなく、コールバ
ック情報が付されており、かつコールバックが必要であ
ると予め記憶されている場合に、受領または開封通知を
行う。したがって、ダイレクトメールなどの場合には受
領または開封通知を行わないようにして、選択的に受領
または開封通知を行うことができる。これによって、不
要なコールバックをしなくなるので、トラフィックおよ
び通信費用が低減する。
【0034】また本発明は、前記電子メール受信端末
は、コールバック先の発呼後、自端末のオフフック状態
に応じて電子メールを表示することを特徴とする。
【0035】本発明に従えば、電子メールの受信端末に
おいて、コールバック先の発呼後に通話しようとする
と、電子メールが自動的に表示される。したがって、電
子メールの表示のための操作が不要となり、またその後
の通話を円滑に行うことができ、利便性が著しく向上す
る。
【0036】また本発明は、前記コールバック先端末
は、着呼後、自端末のオフフック状態に応じて電子メー
ルを表示することを特徴とする。
【0037】本発明に従えば、コールバック先の端末に
おいて、着呼後に通話しようとすると、電子メールが自
動的に表示される。したがって、電子メールの表示のた
めの操作が不要となり、またその後の通話を円滑に行う
ことができ、利便性が著しく向上する。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある通信システムを示す図である。本形態の通信システ
ムは、複数(本形態では2)の端末1a,1bが交換網
2aを介して通信する通信システムであって、端末1
a,1bの間で送受信される電子メールが交換網2aで
一旦蓄積される蓄積交換方式を採用した通信システムで
あり、特に電子メールの受領または開封を通知する通信
システムである。なおここでは説明を簡単にするため
に、一方端末1aをメール発信端末とし、他方端末1b
をメール受信端末として説明するが、端末1a,1bが
ともにメールの発信および受信端末としての機能を備え
ていても構わない。また、端末1a,1bはともに電話
機としての機能を備える。
【0039】メール発信端末1aは、自局番号出力部
4、メール作成部5、メールリスト記憶部6、メール送
信部7、表示部8、特定番号記憶/比較部9、コールバ
ック判定部10、時間繰り上げ部11、時間間隔計時部
12、計時部13、通話部14、着信検出部15、発信
者情報受信部16、着信音制御部17、リンガ18およ
びハンドセット19を備える。
【0040】自局番号記憶部4は、自端末1aに割当て
られた電話番号を記憶し、たとえばRAM(ランダムア
クセスメモリ)およびROM(リードオンリメモリ)な
どの記憶素子で実現される。メール作成部5は、端末1
aのユーザとのインタフェースを成し、ユーザが入力し
たデータおよび自局番号記憶部4に記憶された自局の電
話番号などに基づいて、メールを作成する。なお、メー
ルには、コールバックすべき特定端末の電話番号を表す
コールバック番号を含んで作成されても構わない。作成
されたメールは、RAMおよびROMなどの記憶素子で
実現されるメールリスト記憶部6に記憶される。
【0041】メール送信部7は、メールリスト記憶部6
に記憶されたメールを電話回線に送信し、たとえばモデ
ムまたはDTMF(Dual Tone Multi Frequency)発信
器で構成される。表示部8は、たとえばLCD(液晶表
示装置)で実現され、メールリスト記憶部6に記憶され
たメールなどが表示される。
【0042】着信検出部15は、交換網2aからの着信
を検出する。このとき、交換網2aから同時に到来する
発信者情報は、モデムで実現される発信者情報受信部1
6で受信される。着信検出部15の検出結果および発信
者情報受信部16の受信結果は、ともにコールバック判
定部10に与えられる。コールバック判定部10は、特
定番号記憶/比較部9を用いて、電話機能によるメール
の受領および開封通知か否かを判定する。判定結果は、
メールリスト記憶部6に与えられる。
【0043】なお、端末1aでは、いわゆる同報通信が
可能であり、同報通信を行っているときには、コールバ
ック判定部10の判定結果を受けた時間繰り上げ部11
は、次のメールの発信時間を繰り上げるよう時間間隔計
時部12に指示する。時間間隔計時部12は、現在時刻
を計時する計時部13の時間信号に基づいて、同報通信
のメール送信間隔を計時しており、前記発信時間の繰り
上げの指示に従ってメール送信間隔を繰り上げて計時す
る。時間間隔計時部12および計時部13の計時結果は
メール送信部7に与えられる。
【0044】着信音制御部17は、メールリスト記憶部
6を参照してメールの受領および開封通知を受信した場
合、リンガ18から出力される着信音を制御するスイッ
チとして機能する。
【0045】通話回路で実現される通話部14にはハン
ドセット19が接続されており、端末1aのオペレータ
はハンドセット19を用いて相手端末のオペレータと通
話を行う。
【0046】図2は、メールリスト記憶部6の発信メー
ルリスト記憶部6aを示す図である。図3は、メールリ
スト記憶部6の受信メールリスト記憶部6bを示す図で
ある。発信メールリスト記憶部6aは、各メール毎に、
タイトル35、宛て先36、本文37、発信時刻38、
開封通知の受信状況39および開封の推定状況40など
を記憶する。受信メールリスト記憶部6bは、各メール
毎に、タイトル41、発信元42、本文43、受信時刻
44および開封通知の発信状況45などを記憶する。開
封通知の受信状況39としては、開封通知があったか否
か、および開封通知があったときの時刻が記憶される。
開封通知の発信状況45としては、開封通知の要否、開
封通知をしたか否か、および開封通知をしたときの時刻
が記憶される。
【0047】たとえば、開封通知の受信状況39が
「未」の第1の発信メールは、開封通知を受信していな
いことを示す。開封通知の受信状況39が「12:3
0」で開封の推定状況40が「コールバック」の第2の
発信メールは、12時30分にコールバックによって開
封通知を受信したことを示す。また、開封通知の発信状
況45が「15:50」の第1の受信メールは、第2発
信メールに対する返信メールであり、13時30分に第
2発信メールを受信して、その開封通知を15時50分
に発信したことを示す。開封通知の受信状況39が「1
6:10」で開封の推定状況40が「メール」の第3の
発信メールは、16時10分にメールによって開封通知
を受信したことを示す。開封通知の発信状況45が
「未」の第2の受信メールが、これに対応するメールで
ある。開封通知の発信状況45が「不要」の第3の受信
メールは、たとえばダイレクトメールである。
【0048】メール受信端末1bは、メール受信部2
0、メールリスト記憶部21、表示部22、コールバッ
ク部23、取り上げ検出部24、音声メッセージ部2
5、計時部26、通話部27、オフフック無効部28、
フックスイッチ29、コールバック要否部30、電話帳
部31およびハンドセット32を備える。
【0049】メール受信部20は、電話回線からメール
を受信し、たとえばモデムまたはDTMF受信器で構成
される。受信されたメールは、RAMおよびROMなど
の記憶素子で実現されるメールリスト記憶部21に記憶
される。また、LCDなどで実現される表示部22に
は、メールリスト記憶部21に記憶されたメールなどが
表示される。
【0050】RAMおよびROMなどで実現される電話
帳部31には、コールバックの要否が記憶されている。
図4は、電話帳部31を示す図である。電話帳部31
は、氏名46、電話番号47、返信要否48、および情
報49などを互いに対応つけて記憶する。
【0051】コールバック要否部30は、メール受信部
20で受信されてメールリスト記憶部21に記憶された
メールに対して、電話帳部31の記憶内容を参照して、
コールバックが必要か不要かを判断し、その判断結果を
メールリスト記憶部21に記憶されたメールにそれぞれ
マークする。たとえば、メールに付されたコールバック
番号が電話帳部31に記憶された電話番号47と一致し
たときにコールバックが必要とマークされ、一致しなか
ったときにコールバックが不要とマークされる。さらに
返信要否48によってもコールバックが必要か不要かが
判断される。
【0052】コールバック部23は、メールリスト記憶
部21にマークされたコールバックの要否に従って、電
話機能を用いてコールバックを実行する。このとき、現
在時刻を計時する計時部26の計時結果に基づいて、コ
ールバックを実行する予め定められる期間がタイムアッ
プしたか否かが判断される。この期間は、たとえばメー
ル受信時刻から所定の期間に設定される。
【0053】コールバックに伴い、相手端末が着信応答
したか否かは、電話網システムに対応して、たとえばリ
ングバックトーンがこなくなったこと、回線の極性反
転、CONNECT信号の受信などによって判定するこ
とができ、取り上げ検出部24がこの判断を行う。相手
端末でハンドセットが取り上げられたときには、録音再
生IC(Integrated Circuit)で実現される音声メッセ
ージ部25から所定の音声メッセージが送出される。こ
れによって相手端末のオペレータは無言電話などと誤解
することなく電子メールの受領通知を正確に認識するこ
とができる。また、通話回路で実現される通話部27に
はハンドセット32が接続されており、自端末1bでハ
ンドセット32を取り上げたときには、フックスイッチ
29によってこれが検出される。オフフック無効部28
によってオフフックが無効に設定されていない場合、端
末1bのオペレータはハンドセット32を用いて相手端
末のオペレータと通話を行う。コールバック後にこのよ
うな操作を行うことによって、端末1bのオペレータは
ダイヤルすることなく容易に相手端末のオペレータと通
話することができる。
【0054】オフフック無効部28は、オペレータによ
るハンドセット32を取り上げるなどのオフフック操作
を無効に設定する。無効期間をコールバック中、すなわ
ち電子メールの受領通知期間中とすることによって、受
領通知を確実に行うことができる。また、コールバック
中につきオフフック操作を無効としていることを表示部
22に表示などして報知することによって、オペレータ
が機器の故障などと誤解することを防止できる。
【0055】交換網2aは、メールセンタ3および発信
者情報記憶/送出部33を備える。メール通信時におい
てメールセンタ3には、メール発信端末1aから発信さ
れたメールが一旦蓄積される。蓄積されたメールは、読
み出されてメール受信端末1bに送信される。電話通信
時において発信者情報記憶/送出部33には、発信者の
情報、たとえば電話番号が記憶され、また送出される。
【0056】図5は、メール受信端末1bのメール受領
/開封確認通知発信動作を示すフローチャートである。
既知の動作によって、メール発信端末1aからメールを
メール受信部20で受信した端末1bは、受信したメー
ルをメールリスト記憶部21に記憶した後、図5の受領
/開封確認通知発信動作を開始する。
【0057】まずステップa2では、メールリスト記憶
部21に記憶されたメールにコールバック番号が含まれ
ているか否かが判断される。含まれているときにはステ
ップa3に進み、含まれていないときにはステップa4
に進む。ステップa4では、発信者番号を受信したか否
かが判断される。受信したときにはステップa3に進
み、受信していないときには、ステップa5に進んでメ
ール着信のメイン動作に移行する。
【0058】ステップa3では、受領/開封確認通知を
行う発信先の電話番号が、受信メールに付されたコール
バック番号または発信者番号に設定される。たとえば、
メール発信端末1aの電話番号が設定される。
【0059】次のステップa6では、計時部26の計時
結果に基づいて、コールバックの有効期間内であるか否
かが判断される。有効期間内であればステップa8に進
み、有効期間内でなければステップa7に進んで通知不
達とし、ステップa5に進んでメール着信のメイン動作
に移行する。有効期間が過ぎている場合、相手端末では
不達の旨が、たとえば表示出力される。
【0060】ステップa8では、コールバック要否部3
0がマークしたコールバックの要否結果に基づいて、コ
ールバックが必要か否かが判断される。コールバックが
必要であればステップa10に進み、ダイレクトメール
など、コールバックが必要でないならばステップa9に
進んで通知不要とし、ステップa5に進んでメール着信
のメイン動作に移行する。
【0061】ステップa10では、コールバック部23
が電話機能を用いてコールバックを実行する。次のステ
ップa11ではコールバックの対象の受信メールが表示
部22に表示出力される。
【0062】次のステップa12では、発信先の端末あ
るいは交換網2aからのビジー信号が検出されたか否か
が判断される。検出されたときにはステップa13に進
んで再発信の準備を行い、さらにステップa14に進ん
で回線を切断し、さらにステップa15に進んでメール
着信のメイン動作に移行する。前記ステップa12でビ
ジー信号が検出されなかったときにはステップa16に
進む。
【0063】ステップa16では、呼出し音が所定回
数、たとえば1回だけ終了したか否かが判断される。終
了したときにはステップa17に進んで受領/開封確認
通知済みとし、さらにステップa14に進んで回線を切
断し、さらにステップa15に進む。ステップa16で
呼出し音が所定回数だけ終了していなかったときにはス
テップa18に進む。
【0064】ステップa18では、メール受信端末1b
のユーザがフックスイッチ29を操作することによって
自端末側でオフフック状態となったか否かが判断され
る。自端末側でオフフック状態となったときにはステッ
プa19に進んで受領/開封確認通知済みとし、さらに
ステップa20に進んで通話のための初期設定動作に移
行する。これは、端末間1a,1bのオペレータ同士が
直接通話し、メールは表示部8,22に表示されるの
で、受領が確認できたものとする。このときメールを表
示することによって、オペレータは電子メールの表示の
ための操作が不要となり、また会話が円滑に行え、利便
性が向上する。前記ステップa18で自端末側でオフフ
ック状態となっていなかったときにはステップa21に
進む。
【0065】ステップa21では、メール発信端末1
a、すなわち発信先の相手端末側でオフフック状態とな
ったか否かが判断される。相手端末側でオフフック状態
となったときにはステップa22に進んで予め定められ
る無音期間(ポーズ)の後、さらにステップa23に進
んで音声メッセージ部25からメール受領の旨を表す所
定のメッセージ、たとえば「メールを受領しました。こ
ちらは03−123−4567です。」を送出し、さら
にステップa24で前記ステップa18と同様にして自
端末側でオフフック状態となったか否かが判断される。
自端末側でオフフック状態となったときにはステップa
19に進んで受領/開封確認通知済みとし、さらにステ
ップa20に進んで通話のための初期設定動作に移行す
る。自端末側でオフフック状態となっていなかったとき
にはステップa17に進む。上記メッセージを送出する
ことによって、無言電話と間違われることが防止でき
る。前記ステップa21で相手端末側でオフフック状態
となっていなかったときにはステップa12に戻る。
【0066】図6は、メール発信端末1aのメール受領
/開封確認通知受信動作を示すフローチャートである。
まず、メール受領/開封確認通知受信動作に先立って、
初期設定動作によりステップb2で着信音をリンガ18
から出力しないようにミュート設定され、かつ受領条件
として未確認であることが設定される。ミュート設定に
よって、端末1aのオペレータは受領通知のための着呼
に応答して通話しようとすることを防ぐことができる。
【0067】初期設定後、メール発信端末はメイン動作
(ステップb3)に移行する。まずステップb4で予め
定められた受領時間が経過したか否かが判断される。前
記受領時間は、たとえばメール発信時刻から所定の期間
に設定される。経過したときにはステップb5に進み、
受領待ちを中止して受領時間が過ぎたことがマークさ
れ、ステップb6に進む。経過していないときにはその
ままステップb6に進む。
【0068】ステップb6では、着信が検出されたか否
かが判断される。検出されたときにはステップb7に進
み、検出されなかったときにはステップb12に進む。
ステップb7で発信者番号を受信し、さらにステップb
8に進んで確認通知待ちのメールがあるか否かが判断さ
れる。あるときにはステップb10に進み、ないときに
はステップb9に進む。ステップb10では、確認通知
待ちのメールに対応する発信者番号とステップb7で受
信した発信者番号とが一致するか否かが判断される。一
致するときにはステップb11に進み、一致しないとき
にはステップb9に進む。ステップb9では、着信音の
ミュート設定が解除され、リンガ18を鳴らしてオペレ
ータに着信を報知する。ステップb11では、確認通知
待ちのメールに対する受領条件が「OK」に設定され
る。ステップb9,b11の動作が終了すると、ステッ
プb12に進む。
【0069】ステップb12では、着信検出が終了した
か否かが判断される。終了したときにはステップb13
に進み、終了していないときにはステップb17に進
む。ステップb17ではオフフック状態であるか否かが
判断される。オフフック状態であるときにはステップb
18に進んで通話のための初期設定動作に移行する。オ
フフック状態でないときにはステップb4に戻る。
【0070】ステップb13では、予め定められる呼出
し回数、たとえば1回で着信が終了したか否かが判断さ
れる。終了したときにはステップb14に進んで、先の
ステップb11にて受領条件が「OK」に設定されてい
る場合には受領確認済みに設定され、さらにステップb
15に進んで同報通信時には次の宛て先への送信を許可
し、さらにステップb16に進んで初期設定動作に移行
する。ステップb13で予め定められる呼出し回数で着
信が終了しなかったときにはそのままステップb16に
進む。
【0071】図7は、前記ステップa20およびb18
で移行した通話のための初期設定動作を示すフローチャ
ートである。通話のための初期設定動作が開始される
と、ステップc2で発信者番号が一致するメールがある
か否かを判断する。あるときにはステップc3に進んで
メール受信端末1bでまだ読まれていない未読のメール
の情報、たとえばタイトルを表示部8,22に表示す
る。次のステップc4で通話ありのマークを付してメー
ルリスト記憶部6,21に記憶し、さらにステップc5
に進んで通話動作に移行する。前記ステップc2で発信
者番号が一致するメールがないときにはそのままステッ
プc5に移行する。
【0072】図2〜図4を参照して、第1発信メール
は、10時20分に発信し、開封通知を受信していな
い。第2発信メールは、11時35分に発信し、12時
30分にコールバックによって開封通知を受信してい
る。第1受信メールは、第2発信メールに対する返信メ
ールであり、13時30分に受信している。さらに第1
受信メールの開封通知を15時50分に発信している。
第1受信メールの発信元42の電話番号は、電話帳部3
1に第2のデータの電話番号47として記憶されてお
り、したがって開封通知が発信された。
【0073】第3発信メールは、11時50分に「06
−634−」宛に発信し、16時10分にメールによっ
て開封通知を受信している。16時10分に受信した第
2受信メールでは、発信元42が「06−601−」と
なっているが、本文43のResno=において,「0
6−634−」となっており、第3発信メールに対応す
るものであることが判る。したがって、第3発信メール
では、開封通知の受信状況39に第2受信メールの受信
時刻44である「16:10」が記入され、開封推定状
況40に「メール」が記入されている。なお、発信メー
ルの宛て先と、この返信メールの発信元が異なるのは、
たとえば電話帳部31に第5のデータに、氏名46とし
て「メールセンタ」が、電話番号47として「06−6
01−」が、返信要否48として「Resnoに依存」
が記憶されており、上述の電話番号47に対してはRe
snoに依存して返信などの処理を行うことが記されて
いるためである。
【0074】第3受信メールは、たとえばダイレクトメ
ールであり、このメールの発信元42の電話番号は電話
帳部31に記憶されていないので、開封通知は不要であ
る。
【0075】なお、メール受信端末1bにおける開封通
知は、電話帳部31に記憶された電話番号47の有無の
みならず、返信要否48によって決定されても構わな
い。すなわち、電話番号47が一致し、かつ返信要否4
8が要のときに開封通知を行い、電話番号47が一致し
ていても返信要否48が否のときには開封通知を行わな
いようにしても構わない。
【0076】以上のように本形態によれば、蓄積交換方
式を採用した通信システムにおいて、メール発信端末1
aで作成された電子メールは、該端末1aによってコー
ルバック情報が付されて発信される。該電子メールの受
信端末1bは、受信した電子メールにコールバック情報
が付されているか否かを判断し、付されているときには
その端末、たとえばメール発信端末1aを発呼する。発
呼されたメール発信端末1aは、メール受信端末1bか
らの着呼によって、作成した電子メールのメール受信端
末1bでの受領を判断する。したがって、メール受信端
末1bからの着呼を受けたメール発信端末1aは、メー
ル受信端末1bでの電子メールの受領を確認でき、また
この確認はメール受信端末1bからの着呼によって交換
網2aのメールセンタ3を経由せずに行われるので、大
きな時間差を生じることなく確認できる。
【0077】また、メール受信端末1bは、受信した電
子メールにコールバック情報が付されているか否かを判
断し、付されているときには所定回数の呼出し音でメー
ル発信端末1aを発呼する。発呼されたメール発信端末
1aは、メール受信端末1bからの所定回数の呼出し音
の着呼によって、作成した電子メールのメール受信端末
1bでの受領を判断する。したがって、交換網2aのメ
ールセンタ3を経由せずに、たとえば1回の呼出し音の
着呼によって大きな時間差を生じることなく電子メール
の受領が確認できる。
【0078】また、メール発信端末1は、電子メール発
信後、直ちにメールの宛て先を含む発信した電子メール
に関連する情報を発信メールリスト記憶部6aに記憶す
る。メール受信端末1bは、受信した電子メールにコー
ルバック情報が付されているか否かを判断し、付されて
いるときにはメール発信端末1aを発呼し、受信端末情
報としてメール受信端末1bの電話番号が発信される。
発呼されたメール発信端末1aは、端末1bの電話番号
を受信し、受信した電話番号と、発信メールリスト記憶
部6aに記憶したメールの宛て先36とが一致している
か否かを判断し、一致しているときに、作成した電子メ
ールのメール受信端末1bでの受領を判断する。したが
って、交換網2aのメールセンタ3を経由せずに、電話
番号の一致/不一致によって、大きな時間差を生じるこ
となく、高精度に電子メールの受領が確認できる。
【0079】図8は、本発明の実施の他の形態である通
信システムを示す図である。本形態の通信システムは、
前述した通信システムと同様に、複数(本形態では2)
の端末1c,1dが交換網2bを介して通信する通信シ
ステムであって、特に電子メールの受領や開封を通知す
る通信システムであるが、端末1c,1dの間で電子メ
ールが直接送受信される回線交換方式を採用した通信シ
ステムである。図8のメール発信端末1cは図1のメー
ル発信端末1aの時間繰り上げ部11および時間間隔計
時部12以外の構成要素を備える。図8のメール受信端
末1dは図1のメール受信端末1bと同様にして構成さ
れる。図8の交換網2bは図1の交換網2aのメールセ
ンタ3以外の構成要素を備える。同様の構成要素には同
じ参照符号を付し、説明は省略する。本形態の通信シス
テムでは同報通信を行うことはできない。
【0080】図9は、メール受信端末1dのメール受領
/開封確認通知発信動作を示すフローチャートである。
図9のフローチャートは、図5のフローチャートにおい
て、ステップa8,a11,a10,a12の順番に進
む以外は該フローチャートと同様である。また図10
は、メール発信端末1cのメール受領/開封確認通知受
信動作を示すフローチャートである。図10のフローチ
ャートは、図6のフローチャートのステップb15を削
除した以外は該フローチャートと同様である。
【0081】本形態によれば、回線交換方式を採用した
通信システムにおいて、メール発信端末1cで作成され
た電子メールは、該端末1cによってコールバック情報
が付されて発信される。電子メールを受信したメール受
信端末1dは、受信した電子メールにコールバック情報
が付されているか否かを判断し、付されているときに
は、オペレータが受信した電子メールを表示出力して開
封すると、コールバック情報の端末、たとえばメール発
信端末1cを発呼する。発呼されたメール発信端末1c
は、メール受信端末1dからの着呼によって、作成した
電子メールのメール受信端末1dでの開封を判断する。
したがって、メール発信端末1cにおいてメール受信端
末1dで電子メールが受信され、受信された電子メール
が表示出力されてメール受信端末1dのオペレータによ
って当該電子メールが読まれたことを確認することがで
きる。この確認は、メール受信端末1dからの着呼によ
って、大きな時間差を生じることなく、行うことができ
る。
【0082】また、メール受信端末1dは、受信した電
子メールにコールバック情報が付されているか否かを判
断し、付されているときには受信した電子メールを表示
出力して開封した後、所定回数の呼出し音でメール発信
端末1cを発呼する。発呼されたメール発信端末1c
は、メール受信端末1dからの所定回数の呼出し音の着
呼によって、作成した電子メールのメール受信端末1d
での開封を判断する。したがって、大きな時間差を生じ
ることなく電子メールの開封が確認できる。
【0083】また、メール発信端末1cは、電子メール
発信後、直ちにメールの宛て先を含む発信した電子メー
ルに関連する情報を発信メールリスト記憶部6aに記憶
する。メール受信端末1dは、受信した電子メールにコ
ールバック情報が付されているか否かを判断し、付され
ているときには、オペレータが受信した電子メールを表
示部8に表示出力して開封すると、コールバック情報で
表されるメール発信端末1cを発呼し、受信端末情報を
発信する。受信端末情報を受信したメール発信端末1c
は、受信した受信端末情報と記憶したメール宛て先36
とが一致しているか否かを判断し、一致しているとき
に、作成した電子メールのメール受信端末1cでの開封
を判断する。したがって、高精度に電子メールの開封が
確認できる。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、蓄積交換
方式を採用した通信システムにおいて、コールバック情
報によって指定される端末は、電子メールを受信した端
末からの着呼によって、交換網を経由せずに大きな時間
差を生じることなく、電子メールの受領を確認すること
ができる。
【0085】また本発明によれば、上記通信システムに
おいて、コールバック情報によって指定される端末は、
電子メールを受信した端末からの所定回数、たとえば1
回の呼出し音の着呼によって、電子メールの受領を確認
することができる。
【0086】また本発明によれば、上記通信システムに
おいて、コールバック情報によって指定される端末は、
電子メールを受信した端末からの受信端末情報と電子メ
ールの宛て先との一致によって、交換網を経由すること
なく、高精度に電子メールの受領を確認することができ
る。
【0087】また本発明によれば、回線交換方式を採用
した通信システムにおいて、コールバック情報で指定さ
れる端末は、電子メールを受信した受信端末からの着呼
によって、交換網を経由せずに大きな時間差を生じるこ
となく、電子メールの開封を確認することができる。
【0088】また本発明によれば、上記通信システムに
おいて、コールバック情報で指定される端末は、電子メ
ールを受信した受信端末からの所定回数、たとえば1回
の呼出し音の着呼によって、電子メールの開封を確認す
ることができる。
【0089】また本発明によれば、上記通信システムに
おいて、コールバック情報で指定される端末は、電子メ
ールを受信した受信端末からの受信端末情報と電子メー
ルの宛て先との一致によって、交換網を経由することな
く、高精度に電子メールの開封を確認することができ
る。
【0090】また本発明によれば、コールバック先端末
のオペレータが着呼に応答した場合、該オペレータは電
子メール受信端末からの所定の音声メッセージを聴くこ
ととなるので、電子メールの受領または開封通知を無言
電話などと誤解することなく、正確に認識することがで
きる。
【0091】また本発明によれば、コールバック先端末
では、電子メールの受領または開封通知の着呼はオペレ
ータに報知されず、電子メールの受領または開封ではな
い通常の着呼は着信音によってオペレータに報知され
る。したがって、通常の着呼の場合のみに応答して通話
することができる。
【0092】また本発明によれば、電子メール受信端末
のオペレータはコールバック先が発呼された後にダイヤ
ルすることなく容易にコールバック先端末のオペレータ
と通話することができる。
【0093】また本発明によれば、電子メール受信端末
のオペレータによるオフフック操作が無効とされ、無効
期間を受領または開封通知期間とすることによって、受
領または開封通知を確実に行うことができる。
【0094】また本発明によれば、電子メール受信端末
のオペレータによる受領または開封通知期間中における
オフフック操作が無効とされるので、受領または開封通
知を確実に行うことができる。さらに、受信端末のオペ
レータは機器の故障などと誤解することなく、コールバ
ック中であることによってオフフック操作が無効となっ
たことが把握できる。
【0095】また本発明によれば、電子メールの受信端
末はコールバック情報が付されており、かつコールバッ
クが必要であると予め記憶されている場合に、受領また
は開封通知を行うようにしたので、ダイレクトメールな
どに対しては受領または開封通知をしないようにして、
選択的な受領または開封通知を行い、トラフィックおよ
び通信費用の低減を図ることができる。
【0096】また本発明によれば、電子メールの受信端
末において、コールバック先の発呼後に通話しようとし
たとき、電子メールを自動的に表示するようにしたの
で、電子メールの表示のための操作が不要となり、また
その後の通話を円滑に行うことができ、利便性が著しく
向上する。
【0097】また本発明によれば、コールバック先の端
末において、着呼後に通話しようとしたとき、電子メー
ルを自動的に表示するようにしたので、電子メールの表
示のための操作が不要となり、またその後の通話を円滑
に行うことができ、利便性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である通信システムを示
す図である。
【図2】メール発信端末1aのメールリスト記憶部6の
発信メールリスト記憶部6aを示す図である。
【図3】メール発信端末1aのメールリスト記憶部6の
受信メールリスト記憶部6bを示す図である。
【図4】メール受信端末1bの電話帳部31を示す図で
ある。
【図5】メール受信端末1bのメール受領/開封確認通
知発信動作を示すフローチャートである。
【図6】メール発信端末1aのメール受領/開封確認通
知受信動作を示すフローチャートである。
【図7】通話のための初期設定動作を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明の実施の他の形態である通信システムを
示す図である。
【図9】メール受信端末1dのメール受領/開封確認通
知発信動作を示すフローチャートである。
【図10】メール発信端末1cのメール受領/開封確認
通知受信動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1c メール発信端末 1b,1d メール受信端末 2a,2b 交換網 3 メールセンタ 4 自局番号記憶部 5 メール作成部 6,21 メールリスト記憶部 6a 発信メールリスト記憶部 6b 受信メールリスト記憶部 7 メール送信部 8,22 表示部 9 特定番号記憶/比較部 10 コールバック判定部 11 時間繰り上げ部 12 時間間隔計時部 13,26 計時部 14,27 通話部 15 着信検出部 16 発信者情報受信部 17 着信音検出部 18 リンガ 19,32 ハンドセット 20 メール受信部 23 コールバック部 24 取り上げ検出部 25 音声メッセージ部 28 オフフック無効部 29 フックスイッチ 30 コールバック要否部 31 電話帳部 33 発信者情報記憶/送出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 303

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末が交換網を介して電子メール
    を通信する通信システムであって、端末間で送受信され
    る電子メールが交換網で一旦蓄積される蓄積交換方式を
    採用した通信システムにおいて、 電子メールを作成した発信端末はコールバック先を表す
    コールバック情報を付して電子メールを発信し、 電子メールを受信した受信端末は、受信した電子メール
    にコールバック情報が付されているか否かを判断し、付
    されているときにはそのコールバック先を発呼し、 受信端末からの着呼を受けたコールバック先の端末は、
    該着呼によって、電子メールの受領であるかそうでない
    かを判断することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 電子メールを受信した受信端末は、受信
    した電子メールにコールバック情報が付されているか否
    かを判断し、付されているときには所定回数の呼出し音
    でそのコールバック先を発呼し、 受信端末からの所定回数の呼出し音の着呼を受けたコー
    ルバック先の端末は、該着呼によって電子メールの受領
    を判断することを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 発信端末は電子メール発信後直ちにメー
    ルの宛て先を含む発信電子メールに関連する情報を記憶
    し、 電子メールを受信した受信端末は、受信した電子メール
    にコールバック情報が付されているか否かを判断し、付
    されているときにはそのコールバック先を発呼して当該
    受信端末を表す受信端末情報を発信し、 受信端末からの着呼を受けたコールバック先の端末は、
    受信端末情報を受信し、受信した受信端末情報と記憶し
    た宛て先とが一致しているか否かを判断し、一致してい
    るときに、電子メールの受領を判断することを特徴とす
    る請求項1記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 複数の端末が交換網を介して電子メール
    を通信する通信システムであって、端末間で電子メール
    が直接送受信される回線交換方式を採用した通信システ
    ムにおいて、 電子メールを作成した発信端末はコールバック先を表す
    コールバック情報を付して電子メールを発信し、 電子メールを受信した受信端末は、受信した電子メール
    にコールバック情報が付されているか否かを判断し、付
    されているときには受信した電子メールを出力して開封
    した後にそのコールバック先を発呼し、 受信端末からの着呼を受けたコールバック先の端末は、
    該着呼によって、電子メールの開封であるかそうでない
    かを判断することを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 電子メールを受信した受信端末は、受信
    した電子メールにコールバック情報が付されているか否
    かを判断し、付されているときには受信した電子メール
    を出力して開封した後に所定回数の呼出し音でそのコー
    ルバック先を発呼し、 受信端末からの所定回数の呼出し音の着呼を受けたコー
    ルバック先の端末は、該着呼によって電子メールの開封
    を判断することを特徴とする請求項4記載の通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 発信端末は電子メール発信後直ちにメー
    ルの宛て先を含む発信した電子メールに関連する情報を
    記憶し、 電子メールを受信した受信端末は、受信した電子メール
    にコールバック情報が付されているか否かを判断し、付
    されているときには受信した電子メールを出力して開封
    した後にそのコールバック先を発呼して当該受信端末を
    表す受信端末情報を発信し、 受信端末からの発呼を受けたコールバック先の端末は、
    受信端末情報を受信し、受信した受信端末情報と記憶し
    た宛て先とが一致しているか否かを判断し、一致してい
    るときに、電子メールの開封を判断することを特徴とす
    る請求項4記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記電子メール受信端末は、コールバッ
    ク先の発呼後、コールバック先端末で応答したか否かを
    検出し、応答したことを検出したときにはコールバック
    先端末との通話を可能として所定の音声メッセージを送
    出することを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか
    1つに記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記コールバック先端末は、着呼によっ
    て、電子メールの受領または開封と判断したときには着
    信音を出力せず、電子メールの受領または開封ではない
    と判断したときには着信音を出力することを特徴とする
    請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記電子メール受信端末は、コールバッ
    ク先の発呼後、自端末がオフフック状態となったか否か
    を検出し、オフフック状態となったことを検出したとき
    にはコールバック先端末との通話を可能とすることを特
    徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の通
    信システム。
  10. 【請求項10】 前記電子メール受信端末は、コールバ
    ック先の発呼中の自端末のオフフック状態を無効として
    通話を不可とすることを特徴とする請求項1〜6のうち
    のいずれか1つに記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記電子メール受信端末は、コールバ
    ック先の発呼中の自端末のオフフック状態を無効として
    通話を不可とするとともにコールバック中である旨を報
    知することを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか
    1つに記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記電子メール受信端末は、コールバ
    ック先の電話番号とコールバックの要否を表す情報とを
    互いに対応付けて予め記憶し、当該受信端末は、受信し
    た電子メールのコールバック先であって、かつコールバ
    ックが必要であると記憶されたコールバック先を発呼す
    ることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つ
    に記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 前記電子メール受信端末は、コールバ
    ック先の発呼後、自端末のオフフック状態に応じて電子
    メールを表示することを特徴とする請求項1〜6のうち
    のいずれか1つに記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 前記コールバック先端末は、着呼後、
    自端末のオフフック状態に応じて電子メールを表示する
    ことを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに
    記載の通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323134A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Nec Infrontia Corp メッセージ送信システム、メッセージ中継サーバ、メッセージ送信方法
JP2009049920A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Nakayo Telecommun Inc メール連動コールバック機能を有する電話装置
US8139573B2 (en) 2005-01-07 2012-03-20 Lg Electronics Inc. Mobile communication terminal and multimedia message processing method using the same

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