JP2000205311A - ディスクブレ―キ - Google Patents

ディスクブレ―キ

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JP2000205311A
JP2000205311A JP11012160A JP1216099A JP2000205311A JP 2000205311 A JP2000205311 A JP 2000205311A JP 11012160 A JP11012160 A JP 11012160A JP 1216099 A JP1216099 A JP 1216099A JP 2000205311 A JP2000205311 A JP 2000205311A
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locking portion
disk rotor
shim plate
disc brake
stopper
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Kohei Ono
浩平 大野
Kimihiro Suzuki
公廣 鈴木
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Hosei Brake Industry Co Ltd
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Toyota Motor Corp
Hosei Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスクブレーキにおいて、簡単かつ安価な構
成でシム板の耐久性を向上させる。 【解決手段】摩擦パッド10の裏板12のディスクロー
タ30外周側及び内周側の側端部には、ディスクロータ
30の回転方向にて対向した各一対のストッパ面12
a,12a,12b,12bがそれぞれ形成されてい
る。裏板12の背面には、シム板20が配設されてい
る。シム板20は、各一対のストッパ面12a,12
a,12b,12bの間にてディスクロータ30側に向
けて突出した係止部20a,20b,20bをそれぞれ
その周縁部に形成しており、同各係止部20a,20
b,20bにより裏板12に係止されている。係止部2
0aの基端部の両側の側部には、回避手段としての切り
欠き20a1,20a1がそれぞれ形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両を制動する
ためなどに用いられるディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の装置としては、ディ
スクロータに押し付ける摩擦パッドの裏板背面にシム板
を備え、裏板の側端部に一対のストッパ面を離間して設
けるとともに、シム板に、一対のストッパ面の間にてデ
ィスクロータ側に向けて突出し摩擦パッドの裏板に係止
されるとともに側部にてストッパ面に当接する係止部を
形成したものがあった。この場合、例えば実開平4−1
27437号公報に示されているように、シム板の係止
部の先端にストッパ面に向けて突出した爪片を形成し、
同爪片によって、摩擦パッドのシムに対するディスクロ
ータの回転方向の変位を弾性的に規制するようにしたも
のもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の前者の
従来装置においては、ディスクロータの制動時に摩擦パ
ッドがディスクロータに引きずられてシム板に対しディ
スクロータの回転方向に変位したとき、ストッパ面がシ
ム板の係止部の側部全体に当接していたため、同係止部
には基端部に集中的に応力が加わっていた。したがっ
て、同係止部の耐久性が低いという問題があった。一
方、上記の後者の従来装置においては、係止部の先端に
爪片を形成していたため、構成が複雑であり、コストが
高いという問題があった。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記問題に対処するためになさ
れたものであり、その目的は、簡単かつ安価な構成で耐
久性が高いシム板を備えたディスクブレーキを提供する
ことにある。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の第1
の構成上の特徴は、ストッパ面又は係止部にストッパ面
と係止部の基端部との当接を回避する回避手段を設けた
ことにある。これによれば、摩擦パッドがディスクロー
タに引きずられてシム板に対しディスクロータの回転方
向に変位したとき、シム板の係止部は、先端部にてスト
ッパ面に当接してディスクロータの回転方向の力を受け
る。したがって、応力が全体的に分散して加わることに
なるため、同シム板の係止部の耐久性が向上する。ま
た、この場合、回避手段は単にストッパ面と係止部の基
端部との当接を回避するだけであるため、例えば爪片な
どの複雑な構成を設ける必要がなく、このディスクブレ
ーキの構成を簡単かつ安価に保つことができる。
【0006】また、本発明の第2の構成上の特徴は、前
記第1の構成上の特徴を有するディスクブレーキにおい
て、回避手段が、係止部の基端部の側部に設けた切り欠
きであることにある。これによれば、ストッパ面が係止
部の先端部のみに当接するようになるため、簡単な構成
で、ストッパ面と係止部の基端部との当接を回避するこ
とができる。
【0007】また、本発明の第3の構成上の特徴は、前
記第1の構成上の特徴を有するディスクブレーキにおい
て、回避手段が、ストッパ面のシム板側の端部に設けた
切り欠きであることにある。これによれば、ストッパ面
のディスクロータ側の端部のみが係止部に当接するよう
になるため、簡単な構成で、ストッパ面と係止部の基端
部との当接を回避することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】a.第1の実施形態 以下、本発明の第1の実施形態を図面を用いて説明す
る。図1は同実施形態に係るディスクブレーキの摩擦パ
ッド10及びシム板20の背面図であり、図2は図1の
2−2線に沿って見た縦断面図である。
【0009】摩擦パッド10は、このディスクブレーキ
のディスクロータとしてのディスクロータ30の両面側
にそれぞれ配設されて、図示しない押圧部材によりディ
スクロータ30に押し付けられてディスクロータ30の
回転を制動するものである。摩擦パッド10は、ディス
クロータ30に押し付けられるライニング11と、ライ
ニング11の背面に接合された裏板12とを備えてい
る。裏板12のディスクロータ30外周側及び内周側の
各側端部には、それぞれディスクロータ30の回転方向
にて対向した各一対のストッパ面12a,12a,12
b,12bが形成されている。
【0010】シム板20は、裏板12の背面に密着して
配設されるものであり、周縁部にそれぞれディスクロー
タ30側に向けて突出した係止部20a,20b,20
bを形成して、同各係止部20a,20b,20bによ
り裏板12に係止されている。係止部20aは、図3に
詳細に示すように、裏板12の一対のストッパ面12
a,12aの間に配設されて、摩擦パッド10がシム板
20に対してディスクロータ30の回転方向に変位した
とき、両側の側部にてそれぞれ各ストッパ面12a,1
2aに当接するようになっている。また、係止部20a
の基端部の両側の側部には、回避手段としての切り欠き
20a1,20a1がそれぞれ形成されている。一対の
係止部20b,20bは、裏板12の一対のストッパ面
12b,12bの各内側位置にそれぞれ配設されて、上
記摩擦パッド10の変位時に、各外側の側部にて各スト
ッパ面12b,12bに当接するようになっている。
【0011】上記のように構成したこのディスクブレー
キにおいては、ディスクロータ30の制動時、摩擦パッ
ド10がディスクロータ30に引きずられてシム板20
に対しディスクロータ30の回転方向に変位すると、同
変位方向側のストッパ面12aがシム板20の係止部2
0aの側部に当接して同変位を規制する。このとき、同
係止部20aの基端部の両側の側部にそれぞれ切り欠き
20a1,20a1が形成されているため、各ストッパ
面12a,12aは、係止部20aの基端部に当接する
ことなく、係止部20aの先端部のみに当接する。した
がって、係止部20aは先端部にてディスクロータ30
の回転方向の力を受けることになるため、同係止部20
aに加わる応力は同係止部20aの全体に分散して加わ
ることになり、係止部20aの耐久性が高く保たれる。
このように、単に係止部20aに切り欠き20a1,2
0a1を設けたという簡単かつ安価な構成により、シム
板20の耐久性が高く保たれている。
【0012】b.第2の実施形態 次に、本発明の第2の実施形態を図面を用いて説明す
る。図4は、同実施形態に係るディスクブレーキの摩擦
パッド10及びシム板20の拡大上側側面図である。同
実施形態は、回避手段として、前記第1の実施形態にて
採用したシム板20の係止部20aの切り欠き20a
1,20a1に代えて、裏板12のストッパ面12a,
12aのシム板20側の端部にそれぞれ形成した切り欠
き12a1,12a1を採用したものである。
【0013】上記のように構成したこの第2の実施形態
に係るディスクブレーキにおいては、摩擦パッド10が
シム板20に対しディスクロータ30の回転方向に変位
したとき、各ストッパ面12a,12aは、係止部20
aの基端部に当接することなく、係止部20aの先端部
のみに当接する。したがって、前記第1の実施形態にお
ける場合と同様に、簡単かつ安価な構成でシム板20の
耐久性が高く保たれる。
【0014】なお、前記各実施形態においては、裏板1
2のストッパ面12a,12a,12b,12b及びシ
ム板20の係止部20a,20b,20bのうちで、デ
ィスクロータ30の外周側のストッパ面12a,12a
又は係止部20aに、回避手段としての切り欠き12a
1,12a1,20a1,20a1を形成するようにし
た。しかし、ディスクロータ30の内周側のストッパ面
12b,12b又は係止部20b,20bに、回避手段
としての切り欠きを形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るディスクブレー
キの摩擦パッド及びシム板の背面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って見た縦断面図である。
【図3】前記摩擦パッド及びシム板の拡大上側側面図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るディスクブレー
キの摩擦パッド及びシム板の拡大上側側面図である。
【符号の説明】
10…摩擦パッド、12…裏板、12a…ストッパ面、
12a1,20a1…切り欠き、20…シム板、20a
…係止部、30…ディスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 公廣 愛知県豊田市和会町道上10番地 豊生ブレ ーキ工業株式会社内 Fターム(参考) 3J058 AA53 AA62 BA46 BA62 CA47 CA74 FA01 FA11 FA21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクロータに押し付けられる摩擦パッ
    ドの裏板背面にシム板を備え、前記裏板のディスクロー
    タ外周側及び内周側の側端部に一対のストッパ面を前記
    ディスクロータの回転方向にて離間してそれぞれ設ける
    とともに、前記シム板に、前記一対のストッパ面の間に
    て前記ディスクロータ側に向けて突出し前記摩擦パッド
    の裏板に係止されるとともに側部にて前記ストッパ面に
    当接する係止部を形成してなるディスクブレーキにおい
    て、 前記ストッパ面又は係止部に前記ストッパ面と前記係止
    部の基端部との当接を回避する回避手段を設けたことを
    特徴とするディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載のディスクブレーキに
    おいて、前記回避手段が、前記係止部の基端部の側部に
    設けた切り欠きであることを特徴とするディスクブレー
    キ。
  3. 【請求項3】前記請求項1に記載のディスクブレーキに
    おいて、前記回避手段が、前記ストッパ面のシム板側の
    端部に設けた切り欠きであることを特徴とするディスク
    ブレーキ。
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