JP2000202557A - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JP2000202557A
JP2000202557A JP11002162A JP216299A JP2000202557A JP 2000202557 A JP2000202557 A JP 2000202557A JP 11002162 A JP11002162 A JP 11002162A JP 216299 A JP216299 A JP 216299A JP 2000202557 A JP2000202557 A JP 2000202557A
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Tin Juu
ティン ジュー
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被折曲部材の大きさまたは導出部の長さを問
わず、導出部の折曲げを迅速かつ確実に行うプレス装置
を提供する。 【解決手段】 ハンドル40を操作することにより、リ
ンク機構を構成する支持体22,リンク26,34等を
介し、押圧片25がコンデンサ90を前側へスライドさ
せると共に押え板29が素子部91を載置面14A側へ
押さえ付けかつ挟持片16,30がリード92を挟持し
た状態でリード92を折曲げるように構成する。従っ
て、コンデンサ90の素子部91の大きさ或いはリード
92の長さを問わず、リード92を正確に所定角度に折
曲げることができる。また、従来のようなアジャスタの
調整作業が不要となり、プレス装置10の使い勝手が良
くなると共に、折曲げ作業の能率が向上し生産性が良く
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばコンデン
サ,トランジスタ等の電子部品のリードを折曲げるプレ
ス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10(A)に示すコンデンサ90また
は図10(B)に示すトランジスタ94には、リード9
2または96がそれぞれ導出されている。そして、コン
デンサ90またはトランジスタ94を図示しない配線基
板にマウントする場合、リード92または96を折曲げ
た状態で行うことがある。この場合、マウントする前に
予めリード92または96を折曲げる作業が必要とな
る。この折曲げ作業は、プレス装置を用いて行ってい
た。
【0003】従来のプレス装置には、コンデンサ90ま
たはトランジスタ94の素子部91または95の大きさ
或いはリード92または96の長さが異なる場合に対応
させるべく、これらの大きさ或いは長さに対応させるた
めの手動式のアジャスタが設けられていた。
【0004】そして、アジャスタを手で調整して上記大
きさ或いは上記長さに対応させた後に、プレス装置でリ
ード92または96の折曲げ作業を行っていた。なお、
リード92または96の折曲げは、90度になるように
設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンデンサ
90またはトランジスタ94の折曲げ作業を行う場合に
は、予めアジャスタの調整を手で行った後に、リード9
2または96を折曲げていた。しかし、アジャスタを微
調整するには経験等を要し、そのため未経験者等が調整
すると図11(A)〜(C)に示すようにリード92ま
たは96の折曲げが不良となる場合がある。即ち、図1
1(A)はリード92(または96)の折曲げの長さL
1が必要以上に長くなる場合で、図11(B)はリード
92の折曲げの長さL2が必要以上に短くなる場合で、
図11(C)はリード92の折曲げが90度にならない
場合である。また、アジャスタの調整作業は煩雑であ
り、プレス装置の使い勝手が悪くなるという不都合も生
じていた。
【0006】そこで、本発明は上記事実を考慮し、被折
曲部材の大きさまたは導出部の長さを問わず、導出部の
折曲げを迅速かつ確実に行うプレス装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プレス装置は、スライド方向へ移動可能に配置され、前
記導出部の折曲げ時に移動して前記被折曲部材を前記被
折曲部材の形状に対応する状態で位置決めし、この位置
決め状態で前記導出部を折曲げる折曲げ手段を設けるこ
とを特徴としている。
【0008】本発明の請求項1に係るプレス装置におい
て、折曲げ手段が導出部の折曲げ時に移動して被折曲部
材を被折曲部材の形状に対応する状態で位置決めする。
そして、位置決めされた被折曲部材の導出部は、折曲げ
手段で折曲げられる。
【0009】本発明の請求項1に係るプレス装置によれ
ば、被折曲部材の大きさ或いは導出部の長さを問わず、
導出部を正確に所定角度に折曲げることができる。ま
た、本発明の請求項1に係るプレス装置によれば、位置
決め手段及び挟持手段が被折曲部材を位置決めした状態
で導出部を折曲げるので、従来のようなアジャスタの調
整作業が不要となり、プレス装置の使い勝手が良くなる
と共に、折曲げ作業の能率が向上し生産性が良くなる。
【0010】本発明の請求項2に係るプレス装置は、被
折曲部材の導出部を折曲げるプレス装置であって、スラ
イド方向へ移動可能に配置され、前記導出部の折曲げ時
に移動して前記被折曲部材を前記被折曲部材の形状に対
応する状態で位置決めする位置決め手段と、前記位置決
め手段により位置決めされる前記被折曲部材を挟持する
挟持手段と、前記挟持手段により挟持される前記導出部
を折曲げる折曲げ部材と、を有することを特徴としてい
る。
【0011】本発明の請求項3に係る発明は、請求項2
に記載のプレス装置において、位置決め手段は、前記被
折曲部材を載置する載置面が形成されるベースと,前記
載置面上をスライドする押圧片とで構成され、前記押圧
片が前記被折曲部材を前記挟持手段に押し付けることに
より前記被折曲部材の形状に対応する状態で位置決めす
ることを特徴としている。
【0012】本発明の請求項4に係る発明は、請求項2
に記載のプレス装置において、前記挟持手段を前記導出
部を挟持する一対の挟持片とし、前記一方の挟持片は前
記被折曲部材を載置する載置面が形成されるベースに配
置され前記他方の挟持片は前記ベースに対し移動可能に
配置されることを特徴としている。
【0013】本発明の請求項5に係る発明は、請求項3
または4に記載のプレス装置において、前記挟持手段に
前記被折曲部材の本体を前記載置面に押える押え板を連
結することを特徴としている。
【0014】本発明の請求項6に係る発明は、請求項2
乃至5のいずれか1項に記載のプレス装置において、前
記折曲げ部材を前記挟持手段にスライド可能に配置する
ことを特徴としている。
【0015】本発明の請求項7に係る発明は、請求項3
乃至6のいずれか1項に記載のプレス装置において、前
記押圧片を前記ベースに配置される挟持片へ付勢させる
付勢手段をさらに設けることを特徴としている。
【0016】本発明の請求項8に係る発明は、請求項4
乃至7のいずれか1項に記載のプレス装置において、前
記他方の挟持片を前記ベースに対し回転可能とすると共
に、前記他方の挟持片が前記一方の挟持片に対向する状
態で前記他方の挟持片を一方の挟持片側へ付勢させる付
勢部材をさらに設けることを特徴としている。
【0017】本発明の請求項9に係る発明は、請求項5
乃至8のいずれか1項に記載のプレス装置において、前
記押圧片または前記他方の挟持片または前記押え板また
は前記折曲げ部材をリンク機構でそれぞれ連結すると共
に、前記リンク機構にハンドルを連結し、前記ハンドル
を操作することにより、前記リンク機構を介して前記押
圧片が前記載置面に載置される前記被折曲部材を前記一
方の挟持片側に押圧し、この押圧後に前記一対の挟持片
で前記導出部を挟持すると共に前記押え板が前記被折曲
部材の本体を前記載置面に押えて位置決めし、この前記
被折曲部材が位置決めされた状態で前記折曲げ部材が移
動して前記導出部を折曲げることを特徴としている。
【0018】本発明の請求項10に係る発明は、請求項
5乃至9のいずれか1項に記載のプレス装置において、
前記押え板,前記他方の挟持片,及び前記折曲げ部材の
高さ位置を調整する調整手段をさらに設けることを特徴
としている。
【0019】本発明の請求項11に係る発明は、請求項
4乃至10のいずれか1項に記載のプレス装置におい
て、前記一方の挟持片の高さ位置を調整する調整部をさ
らに設けることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜図8には、本発明の一実施
形態に係るプレス装置10が示されている。なお、図1
は本実施形態に係るプレス装置10の全体斜視図、図2
は図1に示すプレス装置の側面図である。また、図中矢
印Bは後側を、矢印Rは右側を、矢印UPは上側を示
す。
【0021】図1に示すように、プレス装置10は、据
置台12上に配置されており、ベース14とこのベース
14に回転可能に軸支されるプレス部20とを備える。
そして、請求項1に係る位置決め手段は、ベース14及
びプレス部20で構成される。
【0022】ベース14の上面前側は、被折曲部材とし
てのコンデンサ90またはトランジスタ94(図10参
照)等の電子部品を載置させる載置面14Aになってい
る。なお、ベース14の左右両側面には、側板42がそ
れぞれ固定されている。なお、図2には側板42がベー
ス14に固定されていない状態が図示されている。
【0023】載置面14Aの前側には、導出部としての
リード92または96(図10参照)と当接する挟持手
段の一部を構成する挟持片16が昇降可能に配置されて
いる。挟持片16の前面16Bは、載置面14Aに対し
直交している。そのため、後述するように、図10に示
すリード92または96は、前面16Bに沿って直角に
折曲げられる。
【0024】なお、挟持片16及びベース14には、ベ
ース14に対し挟持片16の高さ位置を調整する図示し
ない調整部(例えば挟持片16に形成される長孔と,該
長孔に挿通され挟持片16を位置決めするボルト等)が
設けられている。
【0025】そして、挟持片16を調整部で昇降させる
ことにより、挟持片16の高さ位置即ち挟持片16の先
端16Aが載置面14Aから上方へ突出する突出量が調
整される。即ち、挟持片16の高さ位置を調整すること
により、先端16Aは載置面14Aに対するリード92
(または96)の高さに対応する。
【0026】また、先端16Aの前後方向の長さは、図
9に示すようにリード92(リード96も同様)の折曲
げの長さL3が適正となるように予め設定されている。
そのため、コンデンサ90またはトランジスタ94にお
ける本体としての素子部91または95が挟持片16に
押し付けられる状態でリード92が折曲げられる場合に
は、リード92の折曲げの長さL3が常に適正となる。
さらに、ベース14には、載置面14Aの後端に直方体
の基片21が固定されている。
【0027】プレス部20は、基片21に連結される側
面形状がL字状の支持体22と,この支持体22に連結
される位置決め手段としてのスライダ24と,支持体2
2の連結部22B先端に連結される押し板29と,押し
板29の前面に固定される挟持手段の一部を構成する挟
持片30と,支持体22に連結されるハンドル40と,
このハンドル及び挟持片30にそれぞれ連結される折曲
げ部材としての折曲片50とを備える。
【0028】なお、スライダ24,押し板29,挟持片
30,及び折曲片50は、後述するリンク機構で連結さ
れており、ハンドル40を操作することによりリンク機
構を介し上記スライダ24等が連動するように構成され
ている。また、支持体22には、押し板29,挟持片3
0,及び折曲片50の高さ位置を調整する調整手段(例
えば押し板29,挟持片30,及び折曲片50に形成さ
れる長孔と,該長孔に挿通され位置決めするボルト等)
が設けられている。
【0029】図3に示すように、リンク機構の一部を構
成する支持体22は、基片21の左右側面から突設され
るピン21Aを介してベース14に連結されており、ピ
ン21Aを中心にして回転する。図6に示すように、支
持体22の左右両側には、側板23が固定されている。
なお、図2には側板23が支持体22に固定されていな
い状態が図示されている。
【0030】スライダ24の下部には押圧片25が固定
されており、この押圧片25は載置面14A上を前後方
向へスライドするように構成されている。即ち、支持体
22とスライダ24とはリンク機構の一部を構成するリ
ンク26で連結されており、リンク26の一端はスライ
ダ24から突設されるピン24Aに回転可能に軸支され
ている。
【0031】ピン24Aの先端は、図1に示す側板42
の形成される前後方向に長い長孔42Aに挿通されてい
る。そして、ピン24Aは長孔42Aに沿ってガイドさ
れるため、スライダ24は載置面14A上を前後方向へ
スライドする。なお、スライダ24は、押圧片25下面
が載置面14と当接する状態でスライドするようになっ
ている。
【0032】リンク26の他端にはリンク26の長手方
向に沿う長孔26Aが形成されており、長孔26Aに支
持体22から突設されるピン22Aが挿通されている。
そのため、ピン22Aが長孔26Aに沿って移動するの
で、スライダ24は支持体22がピン14Bを中心にし
て回転しても移動しない。
【0033】なお、スライダ24の後面には複数本(図
1では4本)の支軸24Bが突設されており、支軸24
Bに対応する基片21には挿通孔21Bが形成されてい
る。そして、支軸24Bが挿通孔21Bに挿通され移動
することにより、スライダ24は前後方向へガイドされ
る。
【0034】また、支軸24Bには付勢手段としてのコ
イル状のスプリング28が挿通されており、スプリング
28の付勢力によりスライダ24は常に前方へ付勢され
ている。連結部22Bとハンドル40とは付勢部材とし
てのコイル状のスプリング32で連結され、スプリング
32は挟持片30とハンドル40とを相反する方向へ付
勢している。なお、付勢手段または付勢部材は、コイル
状のスプリングの他に、板バネ等としても良い。
【0035】図6に示すように、ハンドル40は、支持
体22の後端に固定される連結片44にピン46を介し
て回転可能に連結されている。また、ハンドル40と折
曲片50はリンク機構の一部を構成するリンク34で連
結されている。リンク34はハンドル40及び折曲片5
0をピン36及び38を介して回転可能に軸支してお
り、ハンドル40を操作する際に折曲片50が挟持片3
0と共に移動できるようになっている。
【0036】図6に示すように、折曲片50の左右両端
は、側板23に形成されるガイド溝23Aに嵌合され挟
持片30の前面に沿ってスライドするようになってい
る。折曲片50の先端には略L字状のフック52が形成
されており、図7に示すようにフック52の先端52A
がリード92または96と当接し直角に折曲げる。
【0037】次に、本実施形態に係るプレス装置の作用
について説明する。図1及び図2に示すように、プレス
部20を開放状態(図1及び図2に示す状態)とし、載
置面14Aを開放させる。そして、電子部品(コンデン
サ90)を載置面14Aに載置させる。コンデンサ90
を載置面14Aに載置する際には、リード92を前側即
ち挟持片16上に位置させる。従って、図2に示すよう
に、上記載置状態では、コンデンサ90の素子部91が
押圧片25に対向している。
【0038】なお、図1に示すように、複数のコンデン
サ90のリード92間即ちリード92と直交する方向に
沿うようにテープ60が貼付され、複数のコンデンサ9
0が連続して連結されている。このコンデンサ90(ま
たはトランジスタ94の場合も同様)の連結は、例えば
同一容量のコンデンサ90を選別する際に予め行われ
る。
【0039】そして、図2に示す状態のハンドル40を
図3に示すように反時計方向(図3では矢印CCW方
向)へ旋回させると、支持体22がピン21Aを中心に
して回転する。この回転により、挟持片30及び折曲片
50も反時計方向へ旋回する。そのため、スライダ24
は、スプリング28の付勢力によって前側へ押し出され
る。
【0040】スライダ24が前側へスライドすると、押
圧片25がコンデンサ90の素子部91を押圧し、素子
部91は挟持片16の先端16Aに当接し位置決めされ
る。即ち、複数のコンデンサ90は、その素子部91が
挟持片16に対し一直線上に整列された状態で位置決め
される。
【0041】ここで、素子部91が押圧片25により挟
持片16へ押し付けられるので、先端16Aと押圧片2
5との間隔が素子部91の長さ方向(前後方向)の長さ
に対応する。即ち、先端16Aと押圧片25との間隔
は、被折曲部材の本体としての素子部の上記長さに適宜
対応し、被折曲部材を位置決めする。
【0042】図4に示すように、押え板29が素子部9
1に対向するまでハンドル40をさらに反時計方向へ旋
回させると、素子部91(95も同様)が押え板29に
よって載置面14A側へ押さえられると共にリード92
(96も同様)が挟持片16及び30に挟持させる。な
お、コンデンサ90の位置決めをより確実に行うため、
押え板29が素子部91を押さえる直前までコンデンサ
90を手で押さえるようにしても良い。
【0043】この挟持状態では、挟持片30(即ち、連
結部22B)はスプリング32の付勢力によって下方へ
付勢されている。そのため、押え板29及び挟持片30
は、下方へ付勢されて確実に素子部91及びリード92
を位置決めし、リード92の折曲げ時に素子部91及び
リード92の浮き上がり(移動)を防止する。
【0044】なお、素子部91に対する押え板29の押
え力は素子部91が載置面14A上に位置決めされかつ
素子部91が塑性変形されないように設定されている。
【0045】図5に示すように、ハンドル40をさらに
反時計方向へ旋回させると、折曲片50のフック52が
リード92と当接し若干だけ折曲げる。そして、図6及
び図7に示すように、ハンドル40をさらに反時計方向
へ旋回させると、フック52の先端52Aが下降しリー
ド92を直角に折曲げる。
【0046】即ち、リード92は、その折曲げの長さL
3が先端16Aの前後方向の長さに対応するので、適正
となっていると共に、挟持片16の前面16Bに沿って
直角に折曲げられる。従って、本実施形態においては、
コンデンサ90が押え板29及び挟持片30で確実に位
置決めされるので、リード92の折曲げが適正かつ確実
に行われる。
【0047】そして、図8に示すように、リード92が
折曲げられた後は、ハンドル40を時計方向(図8では
矢印CW方向)へ旋回させ、プレス部20を開放状態
(図2に示す状態)とする。載置面14Aの開放状態に
おいて、リード92が折曲げられたコンデンサ90を載
置面14Aから取出し、リード92の折曲げ作業が終了
する。
【0048】図9に示すように、リード92の折曲げ完
了後では、リード92の折曲げの長さL3(例えば、2
mm)及びリード92の折曲げ角度(本実施形態では、
90度)が適正となっている。なお、折曲げ作業は、上
記手順に沿って繰り返し行う。また、載置面14Aに対
するリードの高さが異なる電子部品のリードを折曲げる
場合には、挟持片16の高さ調整を行いリードと挟持片
16の先端16Aとの高さ位置を対応させる。
【0049】本実施形態によれば、コンデンサ90の素
子部91の大きさ或いはリード92の長さを問わず、リ
ード92を正確に所定角度に折曲げることができる。ま
た、本実施形態によれば、押圧片25がコンデンサ90
を前側へスライドさせると共に押え板29が素子部91
を載置面14A側へ押さえ付けかつ挟持片16,30が
リード92を挟持した状態(即ち、位置決めされた状
態)でリード92を折曲げるので、従来のようなアジャ
スタの調整作業が不要となり、プレス装置10の使い勝
手が良くなると共に、折曲げ作業の能率が向上し生産性
が良くなる。
【0050】なお、上記実施形態ではリード92(また
は96)の折曲げ角度を90度とした例であるが、本発
明の導出部の折曲げ角度は80度等任意に変更できる。
例えば、載置面14Aに対する挟持片16の前面16B
及び折曲片50のスライド方向を変更することにより、
上記折曲げ角度を変更できる。
【0051】また、上記実施形態ではベース16に固定
された挟持片16に対しプレス部20に配置された挟持
片30をピン21Aを中心にして回転させる構成である
が、他の実施形態として挟持片30を挟持片16に対し
垂直に昇降させる構成としても良い。この場合、押え板
29及び折曲片50も挟持片30と共に垂直に昇降させ
るようにしても良い。
【0052】さらに、上記実施形態では電子部品をコン
デンサ90またはトランジスタ94とした例であるが、
電子部品としては例えば抵抗,ダイオード,FET等を
含む。また、上記実施形態では被折曲部材を電子部品と
した例であるが、本発明は被折曲部材は導出部を所定角
度に折曲げる必要のある部材を含むものである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ライド方向へ移動可能に配置され、導出部の折曲げ時に
移動して被折曲部材を被折曲部材の形状に対応する状態
で位置決めし、この位置決め状態で導出部を折曲げる折
曲げ手段を設けたので、被折曲部材の大きさ或いは導出
部の長さを問わず、導出部を正確に所定角度に折曲げる
ことができる。また、本発明によれば、位置決め手段及
び挟持手段が被折曲部材を位置決めした状態で導出部を
折曲げるので、従来のようなアジャスタの調整作業が不
要となり、プレス装置の使い勝手が良くなると共に、折
曲げ作業の能率が向上し生産性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプレス装置の全体斜
視図である。
【図2】図1に示すプレス装置の側面図である。
【図3】図2に示すハンドルを旋回させた状態の側面図
である。
【図4】図3に示すハンドルをさらに旋回させた状態の
側面図である。
【図5】図4に示すハンドルをさらに旋回させた状態の
側面図である。
【図6】図5に示すハンドルの旋回完了状態の全体斜視
図である。
【図7】図6に示すプレス装置の側面図である。
【図8】図7に示すハンドルを図2に示す状態に復帰さ
せた状態の側面図である。
【図9】図8に示すリードの折曲げ状態を示す側面図で
ある。
【図10】電子部品の斜視図であり、図10(A)はコ
ンデンサの斜視図,図10(B)はトランジスタの斜視
図である。
【図11】従来のプレス装置でリードを折曲げた場合の
不良品の電子部品の図であり、図11(A)はリードの
折曲げ長さが長い場合,図11(B)はリードの折曲げ
長さが短い場合,図11(C)はリードの折曲げの角度
が不良の場合の側面図である。
【符号の説明】
10 プレス装置 14 ベース 14A 載置面 16 挟持片 16A 挟持片の先端 16B 挟持片の前面 20 プレス部 22 支持体(リンク機構) 24 スライダ 25 押圧片 26 リンク(リンク機構) 28 スプリング(付勢手段) 30 挟持片 32 スプリング(付勢部材) 34 リンク(リンク機構) 40 ハンドル 50 折曲片 52 折曲片のフック 52A フックの先端 90 コンデンサ(電子部品) 91 コンデンサの素子部(本体) 92 コンデンサのリード(導出部) 94 トランジスタ(電子部品) 95 トランジスタの素子部(本体) 96 トランジスタのリード(導出部)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被折曲部材の導出部を折曲げるプレス装
    置であって、 スライド方向へ移動可能に配置され、前記導出部の折曲
    げ時に移動して前記被折曲部材を前記被折曲部材の形状
    に対応する状態で位置決めし、この位置決め状態で前記
    導出部を折曲げる折曲げ手段を設けることを特徴とする
    プレス装置。
  2. 【請求項2】 被折曲部材の導出部を折曲げるプレス装
    置であって、 スライド方向へ移動可能に配置され、前記導出部の折曲
    げ時に移動して前記被折曲部材を前記被折曲部材の形状
    に対応する状態で位置決めする位置決め手段と、 前記位置決め手段により位置決めされる前記被折曲部材
    を挟持する挟持手段と、 前記挟持手段により挟持される前記導出部を折曲げる折
    曲げ部材と、 を有することを特徴とするプレス装置。
  3. 【請求項3】 位置決め手段は、前記被折曲部材を載置
    する載置面が形成されるベースと,前記載置面上をスラ
    イドする押圧片とで構成され、前記押圧片が前記被折曲
    部材を前記挟持手段に押し付けることにより前記被折曲
    部材の形状に対応する状態で位置決めすることを特徴と
    する請求項2に記載のプレス装置。
  4. 【請求項4】 前記挟持手段を前記導出部を挟持する一
    対の挟持片とし、前記一方の挟持片は前記被折曲部材を
    載置する載置面が形成されるベースに配置され前記他方
    の挟持片は前記ベースに対し移動可能に配置されること
    を特徴とする請求項2に記載のプレス装置。
  5. 【請求項5】 前記挟持手段に前記被折曲部材の本体を
    前記載置面に押える押え板を連結することを特徴とする
    請求項3または4に記載のプレス装置。
  6. 【請求項6】 前記折曲げ部材を前記挟持手段にスライ
    ド可能に配置することを特徴とする請求項2乃至5のい
    ずれか1項に記載のプレス装置。
  7. 【請求項7】 前記押圧片を前記ベースに配置される挟
    持片へ付勢させる付勢手段をさらに設けることを特徴と
    する請求項3乃至6のいずれか1項に記載のプレス装
    置。
  8. 【請求項8】 前記他方の挟持片を前記ベースに対し回
    転可能とすると共に、前記他方の挟持片が前記一方の挟
    持片に対向する状態で前記他方の挟持片を一方の挟持片
    側へ付勢させる付勢部材をさらに設けることを特徴とす
    る請求項4乃至7のいずれか1項に記載のプレス装置。
  9. 【請求項9】 前記押圧片または前記他方の挟持片また
    は前記押え板または前記折曲げ部材をリンク機構でそれ
    ぞれ連結すると共に、前記リンク機構にハンドルを連結
    し、 前記ハンドルを操作することにより、前記リンク機構を
    介して前記押圧片が前記載置面に載置される前記被折曲
    部材を前記一方の挟持片側に押圧し、この押圧後に前記
    一対の挟持片で前記導出部を挟持すると共に前記押え板
    が前記被折曲部材の本体を前記載置面に押えて位置決め
    し、この前記被折曲部材が位置決めされた状態で前記折
    曲げ部材が移動して前記導出部を折曲げることを特徴と
    する請求項5乃至8のいずれか1項に記載のプレス装
    置。
  10. 【請求項10】 前記押え板,前記他方の挟持片,及び
    前記折曲げ部材の高さ位置を調整する調整手段をさらに
    設けることを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項
    に記載のプレス装置。
  11. 【請求項11】 前記一方の挟持片の高さ位置を調整す
    る調整部をさらに設けることを特徴とする請求項4乃至
    10のいずれか1項に記載のプレス装置。
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