JP2000199385A - サッシ枠の排水構造 - Google Patents

サッシ枠の排水構造

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JP2000199385A
JP2000199385A JP10339841A JP33984198A JP2000199385A JP 2000199385 A JP2000199385 A JP 2000199385A JP 10339841 A JP10339841 A JP 10339841A JP 33984198 A JP33984198 A JP 33984198A JP 2000199385 A JP2000199385 A JP 2000199385A
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sash
vertical frame
frame
gap
vertical
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JP10339841A
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English (en)
Inventor
Kazunori Nishio
和典 西尾
Kenji Ohata
健二 大畠
Shinichiro Horikawa
真一郎 堀川
Takashi Hizuka
隆士 肥塚
Yoshikazu Kuroki
吉一 黒木
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サッシ枠の上面側に浸入した雨水を効率的に
且つ外観良く排出できる。 【解決手段】 外壁1の開口部3の側部に段部5を形成
する。段部5の屋外側表面5aにサッシ竪枠11bから
横方向に突出した突片8を取り付ける。サッシ竪枠11
bの屋外側Aに、突片8の表面を覆うようにして竪枠化
粧材30を上下方向に取り付ける。竪枠化粧材30と外
壁1とサッシ竪枠11bとで囲まれた部分に上下方向に
連通する空隙部31を形成する。上記空隙部31に、サ
ッシ枠11の上面側に浸入した雨水が流入する流入部3
2と、流入した雨水が外壁1内に流入しないように封水
する封水部33と、流入した雨水を空隙部31の下端か
ら外部に排出する排出部34とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシ枠の排水構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家屋、住宅用の各種建物の外壁に
は、建物の換気、採光、その他の目的のために、窓を設
けるための四角い開口部が設けられている。この開口部
には、矩形枠状の金属製のサッシ枠と、そのサッシ枠の
内側に取り付けられる窓枠とから形成されたサッシ枠窓
が取り付けられる。
【0003】従来、このようなサッシ枠を建物の外壁の
開口部に取り付けるにあたっては、外壁の開口部にサッ
シ枠を位置合わせして、サッシ枠の外周部から突設させ
た突片を開口部の四周に設けられた枠材の屋外側表面に
ビス止めし、その後、突片の表面にコーキング材を配設
して、突片と枠材との隙間を塞いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
サッシ枠の突片と枠材とを屋外側からコーキング材で塞
いでいるにすぎず、コーキング材の切れ等によってコー
キング材の内側に浸入した雨水がサッシ枠の上面側、つ
まりサッシ枠の上方に突出させた上側の突片よりも前側
の上面部分に溜まり、水密性において最も重要な開口部
の上部の水密性を確保できなくなるという問題がある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、サッシ枠の上面側に浸
入した雨水を効率的に且つ外観良く排出できるようにし
たサッシ枠の排水構造を提供するにあり、別の目的とす
るところは、サッシ竪枠と竪枠化粧材と外壁パネルとで
空隙部を形成したにもかかわらず、外壁パネルの水密性
を確保できるサッシ枠の排水構造を提供するにあり、更
に別の目的とするところは、下側化粧キャップを利用し
て空隙部内の雨水の排出や水切りができるサッシ枠の排
水構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、外壁1の開口部3の側部に段部5が形成さ
れ、段部5の屋外側表面5aにサッシ竪枠11bから横
方向に突出した突片8が取り付けられ、サッシ竪枠11
bの屋外側Aには、突片8の表面を覆うようにして竪枠
化粧材30が上下方向に取り付けられ、竪枠化粧材30
と外壁パネル2とサッシ竪枠11bとで囲まれた部分に
上下方向に連通する空隙部31が形成され、上記空隙部
31には、サッシ枠11の上面側に浸入した雨水が流入
する流入部32と、流入した雨水が外壁パネル2内に流
入しないように封水する封水部33と、流入した雨水を
空隙部31の下端から外部に排出する排出部34とが形
成されていることを特徴としており、このように構成す
ることで、空隙部31の上端に設けた流入部32によっ
て、仮りにコーキング材35の切れによってサッシ枠1
1の上側の突片8よりも前側の上面部分に雨水が浸入し
ても、その雨水を空隙部31に流入させることができる
ものであり、また空隙部31内に設けた封水部33によ
って空隙部31内の雨水を漏れなく下側の排出部34か
ら外部に排出することができ、サッシ枠11の上面側に
浸入した雨水を効率的に且つ外観良く排出することがで
きる。
【0007】また上記段部5の外側に、外装材が排除さ
れて形成された第2の段部5Aを設け、この第2の段部
5Aに竪枠化粧材30を固定するのが好ましく、この場
合、外装材の形状や厚みに影響を受けることなく、竪枠
化粧材30の取り付けが可能となる。
【0008】また上記竪枠化粧材30には、雨戸用戸当
たり40、シャッター用レール41、面格子等の開口外
側付属部材が設けられているのが好ましく、この場合、
竪枠化粧材30が、戸当たり機能やレール機能、面格子
機能を持つようになり、竪枠化粧材30の機能拡大が図
られる。
【0009】また上記流入部32から空隙部31内に流
れる雨水が外壁パネル2側に流入しないようにするため
の縦仕切り50を空隙部31内に設け、この縦仕切り5
0で外壁パネル2を封水する封水部33を構成するのが
好ましく、この場合、サッシ竪枠11bと竪枠化粧材3
0と外壁パネル2とで空隙部31を形成したにもかかわ
らず、縦仕切り50によって空隙部31内を流れる雨水
が外壁パネル2側に流入するのを防止でき、外壁パネル
2の水密性を確保できる。
【0010】また上記空隙部31の下端に下側化粧キャ
ップ48を装着し、下側化粧キャップ48に空隙部31
の排出部34を構成する貫通孔34aを設けるのが好ま
しく、この場合、空隙部31の下端に流れ落ちた雨水が
下側化粧キャップ48で受け止められて貫通孔34aか
ら外部に排出されるので、下側化粧キャップ48を利用
して空隙部31内の雨水をスムーズに排出できる。
【0011】また上記下側化粧キャップ48の前面に貫
通孔34aが設けられ、下側化粧キャップ48の貫通孔
34aよりも下方に、貫通孔34aよりも前方に突出し
た水切板90を設けるのが好ましく、この場合、貫通孔
34aから排出された雨水を貫通孔34aよりも前方に
突出した水切板90で水切りされることにより、外壁1
の窓下に位置する外装材14aが貫通孔34aから排出
された雨水で汚れるのを防止できると共に、下側化粧キ
ャップ48を利用することで、少ない部品数で雨仕舞い
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本実施形態の建物の外壁1は、図3、図4に示す
ように、枠材10の屋内側Bに内装材15、屋外側Aに
外装材14を配設して製造された外壁パネル2で構成さ
れている。外壁パネル2には、建物の換気、採光、その
他の目的のために、窓を設けるための四角い開口部3が
設けられており、この開口部3には、矩形状の金属製の
サッシ枠11と、そのサッシ枠11の内側に取り付けら
れる窓枠17とから形成されたサッシ枠窓18が取り付
けられる。
【0013】上記開口部3の四周には、屋外側Aに向い
た段部4,5,6が形成されている。この段部4,5,
6は、図3に示すように、その表面が開口部3の四周に
設けられた枠材10の屋外側表面10aよりも屋内側B
に位置するように形成されている。段部4,5,6はサ
ッシ枠11の突片7,8,9を枠材10の厚み内に位置
させて突片7,8,9の表面側に水密材13を取り付け
るための隙間を確保する働きをする。ここでは、開口部
3の上側の段部4が、他の両側及び下側の各段部5,6
よりも屋内側Bに位置させてある。これにより上側の段
部4の奥行き寸法Dが広がり、段部4内に配設される水
密材13の厚みを大きくでき、水密性を一層向上させる
ことができるようになっている。なお、この例では段部
4,5,6は開口部3の枠材10に形成した切り欠きに
より形成されているが、必ずしもこれに限らず、例えば
枠材10の屋外側表面10aよりも屋内側Bにずれた位
置に枠材10とは別体の桟材などを突出して取り付けて
段部を形成してもよいものである。
【0014】また、上記開口部3の屋外側は、図7に示
すように、開口部3の両側及び下側の各段部5,6にそ
れぞれ連通し且つサッシ枠11の両側及び下側の各突片
8,9を屋外側Aから両側及び下側の各段部5,6内に
嵌め込むための嵌め込み部12となっている。この嵌め
込み部12によって屋外側Aからサッシ枠11がけんど
んにより取り付け可能となる。
【0015】上記サッシ枠11の外周部には、上記枠材
10の段部4,5,6の屋外側表面4a,5a,6aに
配設される突片7,8,9が突設されている。図3に示
すように、サッシ上枠11aの上面から上方に突設され
た上側の突片7は開口部3の上側の段部4に当接してお
り、サッシ下枠11cの下面から下方に突設された下側
の突片9は開口部3の下側の段部6に当接しており、左
右のサッシ竪枠11bの側面から横方向に突設された突
片8は開口部3の両側の側部の段部5(図4)に当接し
ている。ここでは、両側の突片8と下側の突片9とがビ
ス止めによって段部5,6にそれぞれ固定されるように
なっている。また図3の例では、上側の突片7と上部の
枠材10との間には上下方向の隙間dが設けられてお
り、サッシ枠11を開口部3の上部に挿入する工程で、
サッシ枠11の上側の突片7を隙間d内に深く挿入する
ことによって、サッシ枠11の下端と開口部3の下部の
枠材10とが接触しないようにして嵌め込むことができ
るようになっている。さらに、上側の突片7の略上半部
は外装材14で覆われている。なお、突片7全体を外装
材14で覆うようにしてもよい。また、外装材14の垂
下長Lは、上側の段部4の屋外側表面4a全体を覆う長
さであってもよいが、段部4の屋外側表面4aの一部を
覆う長さであってもよい。
【0016】サッシ上枠11aの上側の突片7と上部の
枠材10との間には、水密材13が配設されている。こ
の水密材13としては、例えばスリット16付き水密材
13が用いられている。図3の例では、スリット16付
き水密材13は、防水性を有する硬質材19と軟質材2
0とが前後に積層され、さらに軟質材20の表面に発泡
樹脂21が積層された3層構造をしており、軟質材20
と硬質材19との対向面からそれぞれ上下複数の弾性ひ
れ片が突設され、互いに突き合わされた各弾性ひれ片の
先端間にスリット16が形成され、このスリット16内
にサッシ枠11の上側の突片7を挿入できるようになっ
ている。スリット16は、突片7を水密材13に対して
位置決めする働きをし、これにより水密性を容易に確保
できるようになっている。また、水密材13の一部を発
泡樹脂21で構成しているので、コストを安価にしなが
ら、水密材13の厚みを確保できるようになっている。
なお、水密材13として、上記材質に限らず、発泡ゴム
等の発泡体(独立気泡、高発泡等)、その他の各種のシ
ーリング材であってもよい。
【0017】一方、上記開口部3の側部に形成されてい
る段部5の屋外側表面5aには、図6に示すように、サ
ッシ竪枠11bの略中央部から横方向に突出した突片8
が取り付けられる。サッシ竪枠11bの屋外側Aの端部
には、竪枠化粧材30の係合片43が係合する係合突起
44が突設されている。尚図中の42は断熱性を有する
スペーサである。
【0018】段部5の外側には、外装材14が排除され
て形成された第2の段部5Aが設けられている。この第
2の段部5Aは、外壁パネル2の屋外側の表面よりも屋
内側Bに位置しており、後述する竪枠化粧材30が固定
されるようになっている。
【0019】サッシ竪枠11bの屋外側Aには、突片8
の表面を覆うようにして竪枠化粧材30が上下方向に取
り付けられている。竪枠化粧材30は、平面断面略L字
状に形成されており、幅方向の一端にはサッシ竪枠11
bの係合突起44に係合される係合片43が設けられて
おり、幅方向の他端には第2の段部5A内に向けて略く
字状に折り返された傾斜部30aが設けられており、こ
の傾斜部30aの先端側には第2の段部5Aの屋外側表
面5aに当接して防水テープ33aの端部を押さえるテ
ープ押さえ片30bと、固定ネジ45で第2の段部5A
の屋外側表面5aに固定される固定片46とが一体に形
成されている。固定片46は、傾斜部30aと平行な方
向に固定ネジ45を打入できるように傾斜しており、こ
の固定片46と傾斜部30aと第2の段部5Aの表面と
で囲まれた空間部にコーキング材80を充填できように
なっている。
【0020】竪枠化粧材30と外壁パネル2とサッシ竪
枠11bとで囲まれた部分には、上下方向に連通する空
隙部31が形成されている。この空隙部31の上端開口
には上側化粧キャップ47が装着されており、下端開口
には下側化粧キャップ48が装着されている。この空隙
部31の上端にはサッシ上枠11aの上面側に浸入した
雨水が空隙部31内に流入できるようにするための流入
部32が設けられている。例えば、上側化粧キャップ4
7の側面にはスリット孔状の流入部32が形成されてお
り、コーキング材35の切れによってサッシ上枠11a
における上側の突片8よりも前側の上面部分に浸入した
雨水を空隙部31に流入させるようになっており、さら
に、竪枠化粧材30の上端部と上側化粧キャップ47と
の隙間から浸入した雨水や、サッシ竪枠11bの前面上
部と竪枠化粧材30との隙間から浸入した雨水を空隙部
31内に流入させるようになっている。
【0021】また、上記空隙部31の側面には、空隙部
31の上下方向全長に亘って、空隙部31内に流入した
雨水が外壁パネル2内に流入しないように封水するため
の封水部33が設けられる。封水部33として、この例
では防水テープ33aが用いられている。この防水テー
プ33aは、サッシ竪枠11bの突片8の表面を覆い且
つ竪枠化粧材30の固定部に達することができる幅寸法
と、空隙部31の上下の全長に至る長さ寸法とを有して
いる。そして、防水テープ33aの幅方向の一端はサッ
シ竪枠11bの突片8の表面を覆うように貼着されてお
り、これにより突片8を取り付けた後で防水テープ33
aの取り付けが可能となっている。また防水テープ33
aの幅方向の他端は竪枠化粧材30のテープ押さえ片3
0bにて第2の段部5Aの屋外側表面5aに押し付けら
れて保持されるようになっている。
【0022】竪枠化粧材30の下側化粧キャップ48の
前面には、空隙部31内に流入した雨水を空隙部31の
下端から外部に排出するための排出部34が形成されて
いる。図12の例では、サッシ下枠11cの下端前方に
突出して設けられた水切板90の上面に下側化粧キャッ
プ48が載置されており、排出部34からの水が開口部
3の下部の外装材14を汚さないようにしてある。
【0023】次に、施工手順の一例を説明する。現場に
外壁パネル2とサッシ枠11とを別々に搬入する。予
め、図7のように、外壁パネル2の開口部3の上側の段
部4にスリット16付き水密材13を配設しておく。次
いで、屋外側Aから外壁パネル2の嵌め込み部12にサ
ッシ枠11を嵌め込む。このとき先ず図8の破線で示す
ように、サッシ枠11を傾けてその上側の突片7を水密
材13に形成されているスリット16内に挿入して、上
側の突片7を水密材13に位置決めし、この状態でサッ
シ枠11の上端を中心にサッシ枠11を図8の実線で示
すように回動して、サッシ枠11の両側及び下側の各突
片8,9を開口部3の両側及び下側の各段部5,6にそ
れぞれ当接させ、その後、サッシ枠11の下端が開口部
3の下部の枠材10に当接するようにサッシ枠11を下
方にずらして所定の位置に配置する。このとき、開口部
3の下部の枠材10の上面10bがサッシ枠11の上下
方向の基準位置となる。またこのとき、サッシ枠11の
上側の突片7と上部の枠材10との間には上下方向の隙
間dが存在しているので、サッシ枠11の上側の突片7
を隙間d内に深く挿入することができるようになり、こ
れにより、サッシ枠11の下端と開口部3の下部の枠材
10とが接触しないようにして嵌め込むことができるの
で、サッシ枠11を保護しながら、けんどんによる取り
付けを容易に行うことができる。その後、図3に示すサ
ッシ竪枠11bの突片8及びサッシ下枠11cの突片9
を段部5,6にそれぞれビスで固定すると共に、サッシ
枠11の外周部にコーキング材等による防水処理を施し
て、サッシ枠11の取り付けが完了する。
【0024】次に、サッシ竪枠11bの屋外側Aに竪枠
化粧材30を取り付ける。その前に、図6に示すよう
に、防水テープ33aで外壁パネル2の表面をシールし
ておく。ここでは、サッシ竪枠11bの突片8から竪枠
化粧材30の固定部までをカバーできる幅寸法で防水テ
ープ33aを空隙部31の上下方向全長に亘ってシール
する。その後、図9に示すように、サッシ竪枠11bの
突片8の表面を覆うようにして、竪枠化粧材30を取り
付ける。このとき竪枠化粧材30の係合片43をサッシ
竪枠11bの係合突起44に係合させ、竪枠化粧材30
のテープ押さえ片30bを防水テープ33aの表面に被
せて固定片46を固定ネジ45で第2の段部5Aの屋外
側表面5aに固定する。その後、図10に示すように、
固定片46の表面にコーキング材80を充填する。サッ
シ竪枠11bの上端開口は流入部32を備えた上側化粧
キャップ47で塞ぎ、下端開口は排出部34を備えた下
側化粧キャップ48で塞ぐ。また、サッシ枠11の上面
側に充填されるコーキング材35は、上側化粧キャップ
47の上面中央部を横切るようにして充填される。
【0025】しかして、竪枠化粧材30と外壁パネル2
とサッシ竪枠11bとで囲まれた部分に上下方向に連通
する空隙部31が形成され、空隙部31の上端にはサッ
シ枠11の上面側に浸入した雨水が流入する流入部3
2、下端には流入した雨水を外部に排出する排出部34
がそれぞれ形成されているので、仮りにコーキング材3
5の切れによって図1の矢印イで示すように、サッシ上
枠11aにおける上側の突片8よりも前側の上面部分に
雨水が浸入しても、その雨水は流入部32から空隙部3
1に流入するようになり、また竪枠化粧材30の上端部
と上側化粧キャップ47との隙間から浸入した雨水や、
サッシ竪枠11bの前面上部と竪枠化粧材30との隙間
から浸入した雨水も、図1の矢印ロで示すように、流入
部32から空隙部31内に流入するようになる。このと
き、空隙部31内には雨水が外壁パネル2内に流入しな
いように防水テープ33a(図6)で封止されているの
で、空隙部31内の雨水は漏れなく下側化粧キャップ4
8に形成された排出部34から図2に示すように外部に
排出される。このようにサッシ上枠11aの上面側に浸
入した雨水を竪枠化粧材30と外壁パネル2とサッシ竪
枠11bとで囲まれた空隙部31内を伝ってサッシ枠1
1の下端部側から外部に排水できるので、排水通路が外
部から見えず、しかも特別の排水設備を設ける必要もな
いので、サッシ上枠11aの上面側に浸入した雨水を効
率的に且つ外観良く排出できると共に、水密性において
最も重要な開口部の上部の水密性を確実に確保できるも
のである。
【0026】また、側部の段部5の外側には外装材14
が排除されて形成された第2の段部5Aが設けられてお
り、この第2の段部5Aに竪枠化粧材30を固定してあ
る。これにより、外装材14の厚み、形状に影響を受け
ることなく、竪枠化粧材30の取り付けが可能となる。
仮りに、外装材14が枠材10の屋外側表面10a全体
を覆っていると、竪枠化粧材30を枠材10に固定でき
なくなり、その場合、外装材14を切り欠いて竪枠化粧
材30を固定するためのスペース分だけ確保する必要が
生じるが、外装材14を排除して形成した第2の段部5
Aに竪枠化粧材30を固定することによって、外装材1
4の形状や厚みに関係なく竪枠化粧材30の取り付けが
可能となる。また、竪枠化粧材30の固定部の表面に新
たにコーキング材80を充填することができるので、竪
枠化粧材30の水密性を同時に確保できるものとなる。
【0027】図11は、上記竪枠化粧材30に雨戸の戸
当たり40を設けた場合を示しており、また、図12
は、竪枠化粧材30にシャッター用レール41を設けた
場合を示している。この例では、戸当たり40の取り付
け枠やレール41の取り付け枠材を竪枠化粧材30の屋
外側端部から一体に突設させている。なお、竪枠化粧材
30にはこれら以外に面格子の基部等の開口外側付属部
材を設けることができ、これにより部品数の増加を防止
しながら、竪枠化粧材30の機能拡大を図ることができ
るものである。
【0028】また、本実施形態では、外壁パネル2の施
工後にサッシ枠11の後付けが可能となっているので、
サッシ枠11の品質向上を図ることができる。即ち、外
壁パネル2の製造工程において、枠材10の片面に内装
材15(或いは外装材14)を取り付けたものを反転し
て、枠材10の反対面に外装材14(或いは内装材1
5)を取り付けているが、仮りにサッシ枠11が外壁パ
ネル2の製造工程の途中で取り付けられていると、パネ
ル反転時などにサッシ枠11が損傷する心配があるが、
本発明ではサッシ枠11は後付け可能となっているの
で、外壁パネル2の製造工程の途中でのサッシ枠11の
損傷等を防止でき、サッシ枠11の品質向上を図ること
ができる。しかも、外壁をパネルで構成することによっ
て、現場の省施工化に寄与できるものとなる。なお、サ
ッシ枠11は外壁パネル2の製造工程の最終段階で取り
付けられる場合、又は、外壁パネル2の建て込み後に現
場で後付けされる場合のいずれであってもよい。
【0029】図13は封水部33の他例を示している。
上記図6、図10、図11、図12の各例では、防水テ
ープ33aで封水部33を構成しているが、本例では、
流入部32から空隙部31内に流入する雨水が外壁パネ
ル2側に流入しないようにするための縦仕切り50を空
隙部31内に設け、この縦仕切り50で外壁パネル2を
封水するようにしている。他の構成は図1〜図6の実施
形態と基本的に同様である。ここでは、竪枠化粧材30
の一端側には係合片45aが突設され、この係合片45
aの先部がサッシ竪枠11bに設けた係合凹所45bに
挿入係止されている。さらに、サッシ竪枠11bの突片
8は、外壁パネル2の木製枠材61の表面全体を覆い、
且つ突片8の先端が金属製枠材62の表面まで達するよ
うな広幅の平板状に形成されており、この突片8の先端
よりも内側に入り込んだ位置から空隙部31内の略中央
位置まで達するように一方の仕切り片51が突設されて
おり、一方、竪枠化粧材30の一方の仕切り片51と対
向する位置からは他方の仕切り片52が空隙部31内の
略中央位置まで突出させてある。これら仕切り片51,
52は、空隙部31の上下方向の略全長に亘って突設さ
れていると共に、一方の仕切り片51の先端に設けた係
止部56と他方の仕切り片52の先端に設けた被係止部
57とを水密的に係合させることによって縦仕切り50
が構成されており、この縦仕切り50が空隙部31内を
縦方向に区画するための封水部33を構成している。そ
して、縦仕切り50を挟んで外壁パネル2側の室が雨水
が流入しない非流入部32aとされ、反対側の室が雨水
が流入する流入部32に連通しており、縦仕切り50に
て流入部31から空隙部31内に流入する雨水が外壁パ
ネル2側に流入しない構造となっている。なお、図13
中の45はサッシ竪枠11bを外壁パネル2の枠材10
に固定する固定ネジ、63は竪枠化粧材30と外壁パネ
ル2との目地部をカバーするためのプラスチック製目地
カバーである。
【0030】しかして、サッシ竪枠11bと竪枠化粧材
30と外壁パネル2とで空隙部31を形成したにもかか
わらず、縦仕切り50によって空隙部31を流れる雨水
が外壁パネル2側に流入するのを防止できるので、外壁
パネル2の水密性を確保しながら、流入部32から空隙
部31内に流入する雨水を漏れなく外部に排出できるよ
うになる。しかも縦仕切り50を2つの仕切り片51,
52で構成し、両仕切り片51,52をサッシ竪枠11
bの突片8と竪枠化粧材30とにそれぞれ一体に形成し
てあるので、部品数の増加の防止及び部材コストの削減
を図ることができると共に、サッシ竪枠11bに竪枠化
粧材30を組み付けるだけで一方の仕切り片51と他方
の仕切り片52とが水密的に連結されて縦仕切り50が
構成されるので、サッシ竪枠11bへの竪枠化粧材30
の組み付け作業だけで済み、外壁パネル2の封水部33
を別に設ける作業が不要となり、省施工化を図ることが
できるという利点がある。
【0031】さらに、竪枠化粧材30を取り付ける際に
は、竪枠化粧材30の一端側に設けた係合片45aをサ
ッシ竪枠11bに設けた係合凹所45bに挿入係止する
と共に、他方の仕切り片52を一方の仕切り片51に係
止させるだけで、竪枠化粧材30をサッシ竪枠11bに
ネジなどを用いずに簡単に取り付けることができ、施工
性が更に向上するという利点がある。
【0032】なお、上記実施形態では縦仕切り50を2
つの仕切り片51,52で構成したが、必ずしもこれに
限られるものではなく、例えば、サッシ竪枠11bの突
片8に設けた一方の仕切り片51を空隙部31を完全に
仕切るまで長く延ばして竪枠化粧材30の内面に水密的
に連結させてもよいものであり、この場合、他方の仕切
り片52が不要となり、逆に、竪枠化粧材30に設けた
他方の仕切りを空隙部31を完全に仕切るまで長く延ば
してサッシ竪枠11bの突片8に水密的に連結させても
よいものであり、この場合、一方の仕切り片51が不要
となる。要するに縦仕切り50の構造は、空隙部31を
水密的に区画できる構造であれば特に限定されないもの
である。
【0033】図14〜図16は、竪枠化粧材30と外壁
パネル2とサッシ竪枠11bとで形成される空隙部31
の下端に下側化粧キャップ48を配し、下側化粧キャッ
プ48に空隙部31の排出部34を構成する貫通孔34
aを設けた場合の例を示している。他の構成は図13と
同様である。この例では、下側化粧キャップ48は、平
板状の底板部53と、前面に貫通孔34aを有する周壁
部54と、周壁部54の前面の貫通孔34aよりも下方
位置から前方に突出した水切板90とを備えている。下
側化粧キャップ48の竪枠化粧材30への取り付けは、
例えば、図15に示すように、下側化粧キャップ48の
底板部53に設けたビス挿入孔59aからタッピングビ
ス55を竪枠化粧材30の内面に設けたビス螺入部59
bに螺入することにより行われ、この取り付け状態にお
いて竪枠化粧材30の下端部が下側化粧キャップ48の
貫通孔34aよりも上部で下側化粧キャップ48の周壁
部54に設けた受け部にて支持されて、竪枠化粧材30
の下端部が貫通孔34aを塞がないようにしてある。ま
た、下側化粧キャップ48は、図15に示す例では、そ
の後部が外壁パネル2の開口部の段部6に当接し、前部
が窓下の外装材14aよりも屋外側に張り出すようにし
て取り付けられている。尚図15中の85,86はコー
キング材である。
【0034】しかして、空隙部31の下端に装着される
下側化粧キャップ48の前面に排出部34を構成する貫
通孔34aを設けたので、空隙部31の下端に流れ落ち
た雨水W(図14)が下側化粧キャップ48で受け止め
られて貫通孔34aから図14の矢印Hで示すように、
外部に排出されるようになり、空隙部31内の雨水をス
ムーズに排出できるようになる。しかも、下側化粧キャ
ップ48に、竪枠化粧材30と共にサッシ枠の外観向上
を図る機能に加えて、空隙部31内を流れ落ちる雨水を
受け止めて外部に排出する排水機能をもたせたことによ
って、空隙部31を形成する竪枠化粧材30やサッシ竪
枠11bに排出部34を別に設ける必要がなくなり、竪
枠化粧材30等の構造の簡略化、製造の容易化を図るこ
とができる。
【0035】また、下側化粧キャップ48の前面に貫通
孔34aが設けられ、下側化粧キャップ48の貫通孔3
4aよりも下方に、貫通孔34aよりも前方に突出した
水切板90を設けたことにより、貫通孔34aから排出
された雨水を貫通孔34aよりも前方に突出した水切板
90で水切りされることとなり、外壁1の窓下に位置す
る外装材14aが貫通孔34aから排出された雨水で汚
れるのを防止できるようになる。しかも下側化粧キャッ
プ48を利用して水切りができるので、少ない部品数で
雨仕舞いができ、施工の簡略化を図ることができる。
【0036】ここで、水切板90は図2の実施形態で示
したようにサッシ枠11の全幅に亘って設けられるのが
好ましいが、必ずこれに限らず、例えば図15に示すよ
うに、サッシ枠11全体を外壁パネル2の屋外側の表面
よりも更に屋外側に張り出して取り付けるようにすれ
ば、下側化粧キャップ48の排出部34が窓下の外壁材
14aよりも屋外側に突出することにより、水切りをサ
ッシ枠11の全幅に亘って設ける必要はなくなる。な
お、図15の場合でも、下側化粧キャップ48の前面は
雨水が集中して排出される部分であるため、図14に示
すように、少なくとも下側化粧キャップ48の前面部分
には水切板90を設けておくのが好ましい。なお、サッ
シ枠11の取り付け位置は図15の例に限られず、サッ
シ枠11全体を外壁パネル2の屋外側の表面と面一か、
或いはそれよりも屋内側に凹ませて取り付けるようにし
てもよいのは勿論のことである。
【0037】図17は下側化粧キャップ48の底板部5
3の後部に前下方に傾斜した段差58を備えた段差58
付き下側化粧キャップ48の一例を示している。他の構
成は図14〜図16と同様である。しかして、前下方に
傾斜した段差58を下側化粧キャップ48の後半部に設
けることによって、下側化粧キャップ48の底板部53
の後部上に流れ落ちた雨水は図17のW′で示すよう
に、速やかに前方に流れて貫通孔34aに導かれる−の
で、下側化粧キャップ48内の雨水の排出性能が向上す
るという利点がある。
【0038】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、外壁の開口部の側部に、屋外側に向いた段部
が形成され、段部の屋外側表面にサッシ竪枠から横方向
に突出した突片が取り付けられ、サッシ竪枠の屋外側に
は、突片の表面を覆うようにして竪枠化粧材が上下方向
に取り付けられ、竪枠化粧材と外壁パネルとサッシ竪枠
とで囲まれた部分に上下方向に連通する空隙部が形成さ
れ、上記空隙部には、サッシ枠の上面側に浸入した雨水
が流入する流入部と、流入した雨水が外壁パネル内に流
入しないように封水する封水部と、流入した雨水を空隙
部の下端から外部に排出する排出部とが形成されている
ので、空隙部の上端に設けた流入部によって、仮りにコ
ーキング材の切れによってサッシ枠の上側の突片よりも
前側の上面部分に雨水が浸入しても、その雨水を空隙部
に流入させることができる。また空隙部内には雨水が外
壁パネル内に流入しないように封水部が設けられている
ので、空隙部内の雨水を漏れなく下側の排出部から外部
に排出することができる。この結果、竪枠化粧材と外壁
パネルとサッシ竪枠とで囲まれた空隙部内を伝ってサッ
シ枠の上面側に浸入した雨水を効率的に且つ外観良く排
出することができるものである。
【0039】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、段部の外側に、外装材が排除されて形
成された第2の段部を設け、この第2の段部に竪枠化粧
材を固定したので、仮りに外装材が段部の外側に位置し
ていると、竪枠化粧材を枠材に固定できなくなり、この
場合、外装材に竪枠化粧材を固定するための切り欠きを
形成する必要が生じ、外観が損なわれたり、施工に手間
がかかるという問題があるが、外装材を排除して形成し
た第2の段部内に竪枠化粧材を固定することによって、
外装材の形状や厚みに影響を受けることなく、竪枠化粧
材の取り付けが可能となる。
【0040】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、竪枠化粧材には、雨戸用戸当たり、シ
ャッター用レール、面格子等の開口外側付属部材が設け
られているので、竪枠化粧材が、戸当たり機能やレール
機能、面格子機能を併せ持つようになり、部品数の増加
を防止しながら、竪枠化粧材の機能拡大を図ることがで
きる。
【0041】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、流入部から空隙部内に流れる雨水が外
壁パネル側に流入しないようにするための縦仕切りを空
隙部内に設け、この縦仕切りで外壁パネルを封水する封
水部を構成したので、サッシ竪枠と竪枠化粧材と外壁パ
ネルとで空隙部を形成したにもかかわらず、縦仕切りに
よって空隙部内を流れる雨水が外壁パネル側に流入する
のを防止できるので、外壁パネルの水密性を確保しなが
ら、空隙部内の雨水を漏れなく外部に排出できるもので
ある。
【0042】また請求項5記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、空隙部の下端に下側化粧キャップを装
着し、下側化粧キャップに空隙部の排出部を構成する貫
通孔を設けたので、空隙部の下端に流れ落ちた雨水が下
側化粧キャップで受け止められて貫通孔から外部に排出
されるので、下側化粧キャップを利用して空隙部内の雨
水をスムーズに排出できるようになる。しかも、下側化
粧キャップに、竪枠化粧材と共にサッシ枠の外観向上を
図る機能に加えて、空隙部を流れ落ちる雨水を受け止め
て外部に排出する排水機能をもたせたことによって、竪
枠化粧材或いはサッシ竪枠に排出部を別に設ける必要が
なくなり、竪枠化粧材及びサッシ竪枠の構造の簡略化、
製造の容易化を図ることができる。
【0043】また請求項6記載の発明は、請求項5記載
の効果に加えて、下側化粧キャップの前面に貫通孔が設
けられ、下側化粧キャップの貫通孔よりも下方に、貫通
孔よりも前方に突出した水切板を設けたので、貫通孔か
ら排出された雨水を貫通孔よりも前方に突出した水切板
で水切りされることにより、外壁の開口部の下に位置す
る外装材が貫通孔から排出された雨水で汚れるのを防止
できるようになる。しかも下側化粧キャップを利用して
水切りができるので、少ない部品数で雨仕舞いができ、
施工の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図2】同上の下側化粧キャップ付近の斜視図である。
【図3】同上のサッシ枠の取り付け状態の一部省略側面
断面図である。
【図4】同上のサッシ枠の取り付け状態の側面断面図で
ある。
【図5】同上の開口部とサッシ枠との位置関係の説明図
である。
【図6】同上のサッシ竪枠と竪枠化粧材の取り付け状態
の平面断面図である。
【図7】(a)は同上の外壁パネルの開口部の上部に水
密材を配設した状態の断面図、(b)は開口部の側部の
段部の断面図である。
【図8】同上のサッシ枠の取り付け状態の説明図であ
る。
【図9】同上の竪枠化粧材の取り付け状態の説明図であ
る。
【図10】同上の竪枠化粧材の取り付け後の断面図であ
る。
【図11】同上の竪枠化粧材に雨戸用戸当たりを設けた
説明図である。
【図12】同上の竪枠化粧材にシャッター用レールを設
けた説明図である。
【図13】他の実施形態の平面断面図である。
【図14】同上の雨水の導入及び排出を説明する斜視図
である。
【図15】同上の下側化粧キャップの取り付け部の縦断
面図である。
【図16】同上の下側化粧キャップの説明図である。
【図17】他の実施形態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 外壁 2 外壁パネル 3 開口部 5 段部 5a 屋外側表面 5A 第2の段部 8 突片 11 サッシ枠 11b サッシ竪枠 30 竪枠化粧材 31 空隙部 32 流入部 33 封水部 34 排出部 34a 貫通孔 35 コーキング材 40 戸当たり 41 シャッター用レール 48 下側化粧キャップ 50 縦仕切り 90 水切板 A 屋外側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀川 真一郎 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 肥塚 隆士 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 黒木 吉一 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 Fターム(参考) 2E036 RA06 TA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁の開口部の側部に段部が形成され、
    段部の屋外側表面にサッシ竪枠から横方向に突出した突
    片が取り付けられ、サッシ竪枠の屋外側には、突片の表
    面を覆うようにして竪枠化粧材が上下方向に取り付けら
    れ、竪枠化粧材と外壁パネルとサッシ竪枠とで囲まれた
    部分に上下方向に連通する空隙部が形成され、上記空隙
    部には、サッシ枠の上面側に浸入した雨水が流入する流
    入部と、流入した雨水が外壁パネル内に流入しないよう
    に封水する封水部と、流入した雨水を空隙部の下端から
    外部に排出する排出部とが形成されていることを特徴と
    するサッシ枠の排水構造。
  2. 【請求項2】 段部の外側に、外装材が排除されて形成
    された第2の段部を設け、この第2の段部に竪枠化粧材
    が固定されていることを特徴とする請求項1記載のサッ
    シ枠の排水構造。
  3. 【請求項3】 竪枠化粧材には、雨戸用戸当たり、シャ
    ッター用レール、面格子等の開口外側付属部材が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のサッシ枠の排
    水構造。
  4. 【請求項4】 流入部から空隙部内に流れる雨水が外壁
    パネル側に流入しないようにするための縦仕切りを空隙
    部内に設け、この縦仕切りで外壁パネルを封水する封水
    部を構成したことを特徴とする請求項1記載のサッシ枠
    の排水構造。
  5. 【請求項5】 空隙部の下端に下側化粧キャップを装着
    し、下側化粧キャップに空隙部の排出部を構成する貫通
    孔を設けたことを特徴とする請求項1記載のサッシ枠の
    排水構造。
  6. 【請求項6】 下側化粧キャップの前面に貫通孔が設け
    られ、下側化粧キャップの貫通孔よりも下方に、貫通孔
    よりも前方に突出した水切板を設けてなることを特徴と
    する請求項5記載のサッシ枠の排水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019366A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp 建具周囲の排水構造
JP2019178594A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 理研軽金属工業株式会社 建築用化粧材の小口フタの位置決め構造

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JP2009019366A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp 建具周囲の排水構造
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