JP2000197821A - 炭化水素油の水素化処理触媒および水素化処理方法 - Google Patents

炭化水素油の水素化処理触媒および水素化処理方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 芳香族炭化水素およびオレフィンを含有する
炭化水素油を水素化すると同時に水素化分解を最少化さ
せる水素化処理触媒および水素化処理方法を提供する。 【解決手段】 ケイ素とマグネシウムを主成分とする金
属酸化物担体に、活性金属として周期律表第VIII 族貴
金属の中から選ばれた少なくとも1種を担持してなるこ
とを特徴とし、担体が50m/g以上で800m
g以下のBET比表面積を有し、非晶質金属酸化物担体
のMg/Siの原子比を0.25以上で2.0以下と
し、また前記周期律表第VIII 族貴金属が白金あるいは
パラジウム、または白金とパラジウムの混合物からな
り、かつPt/Pdの原子比を0.05以上で2.0以
下とする水素化処理触媒である。炭化水素油を150〜
450℃の範囲の温度で水素および前記した水素化処理
触媒と接触させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族炭化水素お
よびオレフィンを含有する炭化水素油の水素化分解を抑
制するための水素化処理触媒および水素化処理方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】約125〜625℃の範囲に沸点分布を
持つ液状の炭化水素(例えばディーゼル軽油、灯油、ジ
ェット燃料、溶剤など)の需要は近年増大し続けてい
る。これらの液状炭化水素は一般に芳香族炭化水素およ
びオレフィンなどの不飽和炭化水素を含有し、より品質
の高い製品を得るにはさらに水素化処理して不飽和炭化
水素を削減することが望ましい。特にディーゼル軽油に
おける芳香族炭化水素の存在は大気汚染に関わるので、
この種の原料油を水素化処理して不飽和炭化水素の濃度
を減少させることが産業上益々重要になりつつある。
【0003】典型的に約200〜400℃の沸点範囲を
有するディーゼル軽油において芳香族炭化水素の存在は
その品質を低下させる。ディーゼル軽油の品質を示す尺
度は、軽油中に存在する分子の種類に直接関係するセタ
ン価であり、設計よりも低いセタン価の軽油でディーゼ
ルエンジンを操作すると、点火時間の遅延が起こり燃焼
過程が混乱し高レベルの雑音や発煙をもたらす。そして
このような炭化水素のセタン価はその分子の構造と密接
な関係がある。すなわち飽和炭化水素類は非常に大きな
セタン価を示すが、芳香族炭化水素類のそれは非常に小
さい。例えば芳香族炭化水素のテトラリンのセタン価は
7、ナフタレンは−15と非常に小さいが、直鎖飽和炭
化水素のデカンのセタン価は76、デカリンは48と非
常に大きい。したがってディーゼル軽油において、芳香
族炭化水素を飽和炭化水素に水素化処理する方法はディ
ーゼル軽油の品質を確実に向上させるということができ
る。
【0004】特開昭64−66292号公報には、単位
格子の長さが24.20〜24.30オングストローム
で、かつシリカ/アルミナ比が少なくとも25のY型ゼ
オライトを含有する担体に周期律表第VIII 族貴金属を
担持した触媒を用いて水素化処理を行う方法が開示され
ている。しかしながらY型ゼオライトは水素化分解に対
して高活性な触媒であるため目的とする水素化において
水素化分解が併発して軽油の得率が低下する欠点や水素
化分解に併発するコーキングにより触媒寿命が短くなる
という欠点があった。
【0005】また特開平5−237391号公報には、
単位格子の長さが24.65オングストローム未満で、
シリカ/アルミナ比が5より大きく、アルカリ金属ある
いはアルカリ土類金属の含有量が0.3重量%未満のY
型ゼオライトを、アルカリ金属あるいはアルカリ土類金
属の水溶液と接触させ、アルカリ金属あるいはアルカリ
土類金属の含有量を処理前の1.5倍より大にする処理
を行ったゼオライト担体に、周期律表第VIII 族金属を
担持した触媒および該触媒を用いた水素化処理方法が開
示されている。しかしながら該触媒においても触媒寿命
が短くなる欠点と軽油の得率が低下するという欠点は十
分には解消されなかった。
【0006】さらに特開平8−283746公報には、
ケイ素、マグネシウムを主成分とする結晶性粘土鉱物か
らなる担体に、活性金属として周期律表第VIII 族金属
を担持させた触媒および該触媒を用いた水素化処理方法
が開示されている。この公報における触媒は、水素化分
解を抑制し軽油の得率を高め触媒寿命を著しく向上させ
たが、水素化活性は依然として不十分で、高濃度の芳香
族炭化水素を含む軽油原料の水素化処理には適していな
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、芳香
族炭化水素およびオレフィンを含有する炭化水素油を水
素化すると同時に水素化分解を最少化させる水素化処理
触媒および水素化処理方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の第1の実施態様に係る炭化水素油の水素化処理
触媒は、ケイ素とマグネシウムを主成分とする実質的に
非晶質の金属酸化物担体に、活性金属として周期律表第
VIII 族貴金属の中から選ばれた少なくとも1種を担持
してなることを特徴とするものであり、前記担体が50
/g以上で800m/g以下のBET比表面積を
有することを特徴とし、かつ前記非晶質金属酸化物担体
のMg/Siの原子比を0.25以上で2.0以下と
し、また前記周期律表第VIII 族貴金属が白金あるいは
パラジウム、または白金とパラジウムの混合物からな
り、かつPt/Pdの原子比を0.05以上で2.0以
下とするものであって、全触媒に対して0.05〜8重
量%の範囲の量で担持されることが好ましい。
【0009】また本発明の第2の実施態様に係る水素化
し得る成分を含有するとともに、125〜625℃の沸
点範囲を有する炭化水素油の水素化処理方法は、前記炭
化水素油を150〜450℃の範囲の温度で水素および
前記第1の実施態様に係る水素化処理触媒と接触させる
ことを特徴とするものであり、また芳香族炭化水素およ
びオレフィンを含有するディーゼル軽油原料を水素化処
理するに際して125〜425℃の沸点範囲を有する生
成物を生成させて、前記芳香族炭化水素およびオレフィ
ンを飽和物まで実質的に変換させるとともに、前記ディ
ーゼル軽油原料の水素化分解を実質的に起こさせないよ
う構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いる触媒担体は、ケイ
素とマグネシウムを主成分とする実質的に非晶質の金属
酸化物からなるものである。そして本発明においてケイ
素とマグネシウムを主成分とする実質的に非晶質の金属
酸化物とは、該金属酸化物を構成する元素のうち常に最
も多い酸素、および水や水酸基として多く存在する水素
は除外して、原子数を基準として最も多い上位2つの元
素がケイ素とマグネシウムである実質的に非晶質の金属
酸化物のことを意味するものとする。本発明ではケイ素
とマグネシウムは、ケイ素が多くてマグネシウムが少な
くても、あるいは逆にケイ素が少なくてマグネシウムが
多くてもよいが、Mg/Siの原子比は0.25〜2.
0の範囲とすることが好ましい。Mg/Siの原子比が
0.25未満では非晶質ではあるが、活性が低くなり、
一方2.0を超えるとMgSiO、MgSiO
MgOなどの結晶性金属酸化物を生成し易くなり、その
結果活性が著しく低下するからである。なお非晶質金属
酸化物は、ケイ素とマグネシウム以外の少量成分、例え
ば遷移金属、典型金属などを含んでいてもよい。
【0011】またケイ素とマグネシウムを主成分とする
金属酸化物には、「結晶質」のものと「非晶質」のもの
が存在するが、「結晶質」の金属酸化物は本発明の範囲
に含まれない。ケイ素とマグネシウムを主成分とする結
晶質の金属酸化物としては、スチブンサイト、へクトラ
イト、サポナイト、緑泥石群、タルク、バーミキュライ
ト、蛇紋石、アンチゴライト、セピオライト、アタパル
ジャィト、パリゴルスカイト、エンスタタイト、フォル
ステライト、プロトエンスタタイトなどが知られてい
る。これらの金属酸化物は本発明の範囲外である。
【0012】本明細書において「結晶質」とは、標準的
なX線回折装置を用いて測定されたX線回折図形におい
て、少なくとも1本以上の回折ピークを与える金属酸化
物の状態を意味し、一方「非晶質」とは、標準的なX線
回折装置を用いて測定されたX線回折図形において回折
ピークを1本も与えない金属酸化物の状態を意味する。
ただし非晶質のX線回折図形において非常に広範なピー
クが現れる(例えば、入射X線がCuKαの場合2θ=
20°〜40°付近)場合があるが、このようなピーク
(X線回折の分野でハローと呼ばれる)は非晶質に特有
のものであるので前記の回折ピークとして数えない。こ
こで「標準的なX線回折装置」とは、X線発生装置、ゴ
ニオメータ、計数記録装置、制御演算装置の4つの部分
を基本構成とする装置であり、通常CuのX線管球を用
い管電圧:20〜60kV、管電流:20〜200mA
で測定される装置である。
【0013】そして本発明において触媒担体として使用
する金属酸化物が非晶質のものに限定した理由は非晶質
の金属酸化物が優れた固体酸性質を有しているためであ
り、また該担体におけるSiOとMgOの合計量は6
0重量%以上で、好ましくは70重量%以上、より好ま
しくは80重量%以上含有するものである。
【0014】また本発明に用いる担体には結合剤を添加
しても構わない。結合剤の種類には特に制限はなく結晶
質および/または非晶質のアルミナ、シリカ、マグネシ
ア、ボリア、チタニア、ジルコニア、カルシア、シリカ
−アルミナ、シリカ−マグネシアなどの金属酸化物を添
加することができる。ただし結晶質の結合剤を添加した
場合、その添加物質に起因するX線回折ピークが当該担
体のX線回折図形上に現れることがあっても、本発明の
範囲から外れることはなくケイ素とマグネシウムを主成
分とする非晶質金属酸化物を担体中に含有する限り本発
明の範囲に包含される。
【0015】本発明に用いられるケイ素とマグネシウム
を主成分とする実質的に非晶質の金属酸化物担体の調製
方法は特に限定されることはなく、沈殿法、溶媒蒸発
法、ゾル−ゲル法、熱分解法、気相反応法、その他の方
法で調製することができる。そしてケイ素源としては、
水ガラス、アルコキシド、塩化物、オキシ塩化物、アル
キル化合物、その他のケイ素化合物を用いることがで
き、一方マグネシウム源としては、塩化物、過塩素酸
塩、臭化物、水酸化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、チオ
シアン酸塩、リン酸塩、酢酸塩、蓚酸塩、有機酸塩、ア
ルコキシド、その他のマグネシウム化合物を用いること
ができる。
【0016】本発明に用いられる担体のBET比表面積
は50m/g以上で800m/g以下であることが
好ましい。触媒担体のBET比表面積が、50m/g
未満では軽油の得率が低下し、また水素化分解に誘発す
るコーキングにより触媒寿命が短くなり、一方800m
/gを超えると強度が低下し、かつナフサ留分の収率
が低下するからである。
【0017】また本発明では、担体および触媒の形状に
ついて特に限定されるものではなく、球状、円筒状、円
柱状、三つ葉状、四つ葉状、その他あらゆる形状のもの
を適宜選択して使用することができる。それらの成型は
通常行われる任意の方法で行うことができ、例として押
出成型、打錠成型、オイルドロップ法などが挙げられ
る。
【0018】つぎに本発明において前記した触媒担体に
活性金属として用いられる周期律表第VIII 族貴金属
は、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジウムおよび白金を包含するが、白金あるいはパラ
ジウムまたは白金とパラジウムの混合物が最も好適であ
る。そして周期律表第VIII 族貴金属は、全触媒に対し
0.05〜8重量%の範囲の量で担持される。全触媒に
対して0.05重量%未満では活性が不足し、一方8重
量%を超えると活性劣化を起こし易くなるからである。
また周期律表第VIII 族貴金属として白金とパラジウム
の混合物を使用する場合、0.05〜2.0の範囲の白
金/パラジウム原子比が好適である。その理由は前記原
子比が0.05未満の場合あるいは2.0を超えると、
パラジウムと白金の相乗効果が現れ難くなるからであ
る。
【0019】これらの周期律表第VIII 族貴金属は通常
行われる任意の方法で担持でき、具体的には浸漬法、含
浸法、気相担持法などが挙げられる。好ましい原料は担
持法によって異なるが、含浸法の場合は、例えば塩化
物、硝酸塩、酢酸塩、アンミン錯体などが挙げられ、ま
た気相担持法では蒸気圧を持つカルボニル化合物が好ま
しく用いられる。金属の担持は担体の成型の前でも後で
も構わないが、通常成型後に行う方が好ましい。
【0020】なお本発明の触媒には周期律表第VIII 族
貴金属以外の成分として、典型金属、希土類元素を含む
遷移元素を添加してもよい。
【0021】そして本発明の触媒は、通常前記した担体
の成型後に焼成処理を行う。焼成温度は400〜900
℃が好ましく、500〜800℃がより好ましい。また
必須条件ではないが前処理として水素気流中で水素還元
を行うことが好ましい。還元温度は200〜500℃が
好ましく、300〜400℃がより好ましい。
【0022】本発明に係る水素化処理触媒は、炭化水素
油(特にディーゼル軽油)における芳香族炭化水素およ
びオレフィンを水素化するために好適に使用される。こ
の種の炭化水素油は、典型的には125〜625℃の沸
点範囲を有し、すなわちほぼ全部(すなわち成分の90
重量%以上)が125〜625℃にて沸騰する。炭化水
素油の好適な沸点範囲は125〜425℃である。
【0023】本発明に係る水素化処理触媒は従来の技術
の触媒よりも高い硫黄および窒素の許容度を有するが、
処理すべき炭化水素油の硫黄、窒素レベルに応じて予め
脱硫、脱窒素前処理を実施して硫黄および窒素レベルを
減少させることによって一層良好な結果が得られる。
【0024】本発明による水素化処理方法は、上記した
触媒を反応装置に充填し、水素を該反応装置に流通しつ
つ一般に150〜450℃、好ましくは200〜400
℃、より好ましくは225〜375℃の反応温度で行う
必要があるが、実際に用いる温度は水素化する炭化水素
油の性質によって多少変えることが好ましい。そのため
に炭化水素油における水素化し得る成分を実質的に水素
化することを可能にする適切な温度範囲を予め求めてお
くことが好ましい。なお水素化処理の温度範囲を上記し
たように一般的に150〜450℃とした理由は、15
0℃未満では十分な熱エネルギーが与えられず、芳香族
炭化水素の水素化が極めて起こりに難くなり、一方45
0℃を超える温度で水素化処理をした場合には熱力学的
平衡上の制約により、芳香族炭化水素の濃度が逆に増加
してしまうケースがあるからである。そして水素化し得
る成分の水素化により少なくとも75%の変換を可能に
する条件で行うのが好適であるが、上記した温度の適切
な選択により水素化し得る成分の90重量%以上を実質
的に水素化分解なしに水素化することができる。
【0025】なお芳香族炭化水素およびオレフィンを含
有するディーゼル軽油原料を水素化する場合は125〜
425℃の温度で沸騰させて生成物を生成させることに
より、前記芳香族炭化水素およびオレフィンを飽和物ま
で実質的に変換させるとともに、前記ディーゼル軽油原
料の水素化分解を実質的に起こさせないことが可能とな
る。本発明による水素化処理方法の実施に際して、水素
化分解により生成するナフサ留分(沸点177℃未満の
留分)の収率は好ましくは5重量%未満、より好ましく
は2重量%未満とすべきである。
【0026】本発明に係る水素化処理は上記した温度範
囲で実施するとともに、加圧下で行うことが望ましく、
用いるべき水素分圧は典型的には2〜25MPa、好ま
しくは3〜15MPa、より好ましくは3〜10MPa
である。
【0027】そして固定床流通反応装置で水素化処理す
る場合、液空間速度(LHSV)は好ましくは0.3〜
8hr−1、より好ましくは0.5〜4hr−1の範囲
である。また水素/炭化水素油の流量比は、好ましくは
100〜1500Nl/l、より好ましくは300〜1
000Nl/lの範囲である。
【0028】本発明による水素化処理方法は、固定床、
流動床、スラリー床のいずれの反応装置でも実施できる
が、工業的実施の容易さから固定床連続式反応装置で行
うことが好ましい。そして固定床連続式反応装置の場
合、原料油と水素の流れは平行上昇流、平行下降流、向
流のいずれでもよい。なお本発明に係る水素化処理方法
はディーゼル軽油、灯油、サイクル油およびこれらの混
合油を水素化処理するのに特に適している。
【0029】
【実施例】以下本発明を実施例および比較例を用いて詳
細に説明する。ただし本発明は実施例の範囲に限定され
るものではない。
【0030】[参考例1]3号水ガラス2833gに、
5N−NaOH水溶液を633ミリリットル添加し、イ
オン交換水を添加して全量を6リットルとしたものをA
液とし、一方塩化マグネシウム六水和物(純度98%)
1073gにイオン交換水を加えて全量を6リットルと
したものをB液とした。ついで60℃に保持したイオン
交換水8リットルを30リットルの容器内に張ってお
き、それに前記A液とB液を強い撹拌下、定速度(毎分
100ミリリットル)で添加しながら水和物沈殿を生成
させた。ついでこの沈殿物を十分に水洗いした後押出成
型し、110℃で12時間乾燥した後、600℃で3時
間焼成してシリカ−マグネシア担体aを調製した。得ら
れた担体aの化学組成はシリカ80重量%、マグネシア
20重量%であり、かつBETの吸着等温式により比表
面積を求めたところ188m/gであった。この担体
aにテトラアンミン白金塩化物とテトラアンミンパラジ
ウム塩化物の混合水溶液を含浸し、110℃で12時間
乾燥した後、500℃で3時間焼成を行って触媒Aを調
製した。なお触媒AにおけるPt、Pdの担持量はそれ
ぞれ0.3重量%、0.7重量%であった。
【0031】[参考例2]3号水ガラスの使用量を24
79g、5N−NaOH水溶液の使用量を2117ミリ
リットル、塩化マグネシウム六水和物(純度98%)の
使用量を1610gとした以外は、参考例1と同様にし
て触媒Bを調製した。なお触媒Bの担体bの化学組成は
シリカ70重量%、マグネシア30重量%であり、かつ
BETの吸着等温式により比表面積を求めたところ10
9m/gであった。
【0032】[参考例3]3号水ガラスの使用量を17
71g、5N−NaOH水溶液の使用量を4560ミリ
リットル、塩化マグネシウム六水和物(純度98%)の
使用量を2683gとした以外は、参考例1と同様にし
て触媒Cを調製した。なお触媒Cの担体cの化学組成は
シリカ50重量%、マグネシア50重量%であり、かつ
BETの吸着等温式により比表面積を求めたところ56
/gであった。
【0033】[参考例4]ケイ素とマグネシウムを構成
金属成分とする結晶性層状粘土鉱物であるスチブンサイ
トを担体原料として用いた。用いたスチブンサイトは、
ケイ素26.5重量%、マグネシウム16.6重量%、
ナトリウム5.1重量%を含有しており、イオン交換容
量は54ミリ当量/100gであった。このスチブンサ
イトを1N−酢酸アンモニウム水溶液中に入れ、撹拌し
ながら80℃で1時間イオン交換し、濾過洗浄したもの
をアルミナ水和物と混合し、よく練って押出成型した。
つぎに110℃で12時間乾燥後、600℃で3時間焼
成して担体dを調製した。得られた担体d中のスチブン
サイトの量は80重量%であり、かつBETの吸着等温
式により担体dの比表面積を求めたところ224m
gであった。この担体dにテトラアンミン白金塩化物と
テトラアンミンパラジウム塩化物の混合水溶液を含浸
し、110℃で12時間乾燥した後、500℃で3時間
焼成を行って触媒Dを調製した。なお触媒DにおけるP
t、Pdの担持量はそれぞれ0.3重量%、0.7重量
%であった。
【0034】[参考例5]ケイ素とマグネシウムとリチ
ウムを構成金属成分とする結晶性層状粘土鉱物であるへ
クトライトを担体原料として用いた以外は、参考例4と
同様にして触媒Eを調製した。なお触媒Eにおける担体
eの比表面積をBETの吸着等温式により求めたところ
135m/gであった。また用いたへクトライトは、
ケイ素26.4重量%、マグネシウム16.6重量%、
リチウム0.5重量%を含有しており、イオン交換容量
は49ミリ当量/100gであった。
【0035】[参考例6]ケイ素とマグネシウムとアル
ミニウムを構成金属成分とする結晶性層状粘土鉱物であ
るサポナイトを担体原料として用いた以外は、参考例4
と同様にして触媒Fを調製した。なお触媒Fにおける担
体fの比表面積をBETの吸着等温式により求めたとこ
ろ233m/gであった。また用いたサポナイトは、
ケイ素24.5重量%、マグネシウム18.0重量%、
アルミニウム2.7重量%を含有しており、イオン交換
容量は71ミリ当量/100gであった。
【0036】[参考例7]3号水ガラス2833gに、
NaOH(粒状、純度95%)を2380g添加し、イ
オン交換水を添加して全量を8リットルとしたものをA
液とし、一方塩化マグネシウム六水和物(純度98%)
6440gにイオン交換水を加えて全量を8リットルと
したものをB液とした。ついで前記A液とB液に基き参
考例1と同様な手順によりシリカ−マグネシア担体gを
調製した。得られた担体gの化学組成はシリカ40重量
%、マグネシア60重量%であり、かつBETの吸着等
温式により比表面積を求めたところ36m/gであっ
た。この担体gにテトラアミン白金塩化物とテトラアミ
ンパラジウム塩化物の混合水溶液を含浸し、110℃で
12時間乾燥後、500℃で3時間焼成を行って触媒G
を調製した。なお触媒GにおけるPt、Pdの担持量は
それぞれ0.3重量%、0.7重量%であった。
【0037】[参考例8]イオン交換容量が102ミリ
当量/100gであるアンモニウム型US−Yゼオライ
ト(東ソー株式会社(製)HSZ−330HUA:商品
名)を800℃で5時間スチーム処理を行った後、0.
5Nの希硝酸中に入れ撹拌しながら80℃で1時間加熱
処理を行い、濾過、洗浄、乾燥した。得られたUSYゼ
オライトはシリカ/アルミナ比が37.0、Na含有量
が0.05重量%であった。このUSYゼオライトをア
ルミナ水和物と混合し、よく練って押出成型した。つぎ
に110℃で12時間乾燥した後、500℃で3時間焼
成して担体hを調製した。得られた担体h中のUSYゼ
オライトの量は70重量%であり、かつBETの吸着等
温式により担体hの比表面積を求めたところ521m
/gであった。この担体hにテトラアンミン白金塩化物
とテトラアンミンパラジウム塩化物の混合水溶液を含浸
し、110℃で12時間乾燥した後、500℃で3時間
焼成を行って触媒Hを調製した。なお触媒HにおけるP
t、Pdの担持量はそれぞれ0.3重量%、0.7重量
%であった。
【0038】このようにして参考例1〜6により調製さ
れた触媒A〜FのX線回折図形を図1に示すが、参考例
1〜3で調製された触媒A〜Cは回折ピークがなく非晶
質の金属酸化物の状態であり、一方参考例4〜6で調製
された触媒D〜Fは1本以上の回折ピークを有する結晶
質の金属酸化物の状態であることが分かる。なおX線回
折の測定条件は以下の通りである。 X線回折測定条件 ターゲット :Cu モノクロメーター:グラファイト 電圧 :40kV 電流 :150mA スキャンスピード:4.0゜/分間 スキャンステップ:0.02゜/ステップ 発散スリット :1゜ 散乱スリット :1゜ 受光スリット :0.3mm 走査軸 :2θ/θ 走査範囲 :3.00°〜120.00° θオフセット :0.00° 固定角 :0.00°
【0039】[実施例1]参考例1で製造した触媒Aを
充填した固定床流通反応装置を用いて下記する表1で示
した反応条件で水素化反応を行い活性評価を行った。な
お原料油として直留軽油を脱硫処理した油(下記する表
2に油の性状を示す)を用いた。表2において「多環芳
香族炭化水素」とは2環以上の芳香族環を有する炭化水
素を示し、「全芳香族炭化水素」とは1環以上の芳香族
環を有する炭化水素を示す。活性評価は、反応開始前に
反応器に充填した触媒を水素気流中320℃で5時間還
元処理を行った後、150℃に温度を下げて原料油の通
油を開始し、温度を上げて320℃になった時を反応開
始とし、40時間反応を行い生成油を採取した。
【0040】原料油および生成油中の芳香族炭化水素の
量は、HPLC(バックフラッシュ法)を用いて分析し
た。また原料油および処理油の留出温度およびナフサ留
分収率(177℃未満の沸点留分の収率)は蒸留ガスを
ガスクロマトグラフィーにより測定した。40時間反応
させた後の生成油の分析結果から芳香族炭化水素の変換
率およびナフサ留分収率を求め、その結果を下記する表
3に示す。
【0041】[実施例2]触媒Aの替わりに参考例2の
触媒Bを用いた以外は実施例1と同様にして活性評価を
行った。その評価結果を表3に併せて示す。
【0042】[実施例3]触媒Aの替わりに参考例3の
触媒Cを用いた以外は実施例1と同様にして活性評価を
行った。その評価結果を表3に併せて示す。
【0043】[比較例1]触媒Aの替わりに参考例4の
触媒Dを用いた以外は実施例1と同様にして活性評価を
行った。その評価結果を表3に併せて示す。
【0044】[比較例2]触媒Aの替わりに参考例5の
触媒Eを用いた以外は実施例1と同様にして活性評価を
行った。その評価結果を表3に併せて示す。
【0045】[比較例3]触媒Aの替わりに参考例6の
触媒Fを用いた以外は実施例1と同様にして活性評価を
行った。その評価結果を表3に併せて示す。
【0046】[比較例4]触媒Aの替わりに参考例7の
触媒Gを用いた以外は実施例1と同様にして活性評価を
行った。その評価結果を表3に併せて示す。
【0047】[比較例5]触媒Aの替わりに参考例8の
触媒Hを用いた以外は実施例1と同様にして活性評価を
行った。その評価結果を表3に併せて示す。
【0048】
【表1】反応条件 反応圧力 5MPa 水素/炭化水素油比 600Nl/l LHSV 2.0hr−1 反応温度 320℃
【0049】
【表2】原料油の性状 硫黄含有量 494重量ppm 窒素含有量 128重量ppm 留出温度(℃) (初留点、℃) 180.2 (10%、℃) 255.5 (50%、℃) 319.5 (90%、℃) 389.3 全芳香族炭化水素量(重量%) 41.1 多環芳香族炭化水素量(重量%) 5.8
【0050】
【表3】触媒性能評価結果
【0051】上記した表3から分かる通り本発明の実施
例1〜3に係る触媒A〜Cは、USY型ゼオライト担体
を用いた触媒Hおよび各種の結晶性Si−Mg系粘土鉱
物担体を用いた触媒D〜Fならびに比表面積が本発明の
範囲外にある触媒Gに比べて水素化活性が高く、またU
SY型ゼオライト担体を用いた触媒Hに比べて水素化分
解により生じたナフサ留分の収率が少ない。したがって
本発明に係る触媒は水素化分解を抑制し、芳香族炭化水
素を水素化するために優れていることが分かった。
【0052】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、硫黄化
合物や窒素化合物を含有する炭化水素油中の芳香族炭化
水素を水素化する活性が高く、かつ水素化分解の割合が
低い炭化水素油の水素化処理触媒および水素化処理方法
を提供することができる。したがって本発明に係る触媒
は水素化分解を抑制し、芳香族炭化水素を水素化するた
めに優れているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1〜6で調製した触媒A〜FのX線回折
図形を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10G 45/10 C10G 45/10 Z (72)発明者 横塚 英治 千葉県市川市中国分3−18−5 住友金属 鉱山株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA02A BA02B BA06A BA06B BA20A BA20B BB02A BB02B BB06A BB06B BC10A BC10B BC69A BC72A BC72B BC75A BC75B BD05A BD05B CC02 DA05 DA06 EA02Y EC02X EC02Y EC03X EC03Y EC04X EC26 FA01 FB09 FC08 4H029 CA00 DA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケイ素とマグネシウムを主成分とする実
    質的に非晶質の金属酸化物担体に、活性金属として周期
    律表第VIII 族貴金属の中から選ばれた少なくとも1種
    を担持してなることを特徴とする炭化水素油の水素化処
    理触媒。
  2. 【請求項2】 前記担体が50m/g以上で800m
    /g以下のBET比表面積を有することを特徴とする
    請求項1記載の炭化水素油の水素化処理触媒。
  3. 【請求項3】 前記非晶質金属酸化物担体のMg/Si
    の原子比が0.25以上で2.0以下であることを特徴
    とする請求項1または2記載の炭化水素油の水素化処理
    触媒。
  4. 【請求項4】 前記周期律表第VIII 族貴金属が白金ま
    たはパラジウムからなることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項記載の炭化水素油の水素化処理触媒。
  5. 【請求項5】 前記周期律表第VIII 族貴金属が白金と
    パラジウムの混合物からなり、かつPt/Pdの原子比
    が0.05以上で2.0以下であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項記載の炭化水素油の水素化処
    理触媒。
  6. 【請求項6】 前記周期律表第VIII 族貴金属が全触媒
    に対して0.05〜8重量%の範囲の量で担持されるこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の炭化水素油の水
    素化処理触媒。
  7. 【請求項7】 水素化し得る成分を含有するとともに、
    125〜625℃の沸点範囲を有する炭化水素油の水素
    化処理方法において、前記炭化水素油を150〜450
    ℃の範囲の温度で水素および請求項1〜6のいずれか1
    項記載の水素化処理触媒と接触させることを特徴とする
    炭化水素油の水素化処理方法。
  8. 【請求項8】 芳香族炭化水素およびオレフィンを含有
    するディーゼル軽油原料を水素化処理するに際して12
    5〜425℃の沸点範囲を有する生成物を生成させて、
    前記芳香族炭化水素およびオレフィンを飽和物まで実質
    的に変換させるとともに、前記ディーゼル軽油原料の水
    素化分解を実質的に起こさせないことを特徴とする請求
    項7記載の炭化水素油の水素化処理方法。
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