JP2000191806A - ポリイミドフィルムの製造方法及び製造装置 - Google Patents

ポリイミドフィルムの製造方法及び製造装置

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JP2000191806A
JP2000191806A JP36811098A JP36811098A JP2000191806A JP 2000191806 A JP2000191806 A JP 2000191806A JP 36811098 A JP36811098 A JP 36811098A JP 36811098 A JP36811098 A JP 36811098A JP 2000191806 A JP2000191806 A JP 2000191806A
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polyimide film
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哲也 西田
Naoki Egawa
直喜 江川
Haruhiko Maki
春彦 牧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着性が向上されたポリイミドフィルムを得
ることのできるポリイミドフィルムの製造方法及び装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 熱処理段階での初期温度設定を低くする
ことにより、ポリイミドフィルムの接着強度を向上し得
る方法及び装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミドフィル
ムの製造方法および製造装置に関し、特に接着性付与す
るために、熱処理条件を制御する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリイミドは、耐熱性、耐寒性、耐薬品
性、電気絶縁性、機械的強度等について優れた諸特性を
有することが知られており、電気絶縁フィルム、断熱性
フィルム、フレキシブルプリント配線板のベースフィル
ム等に広く利用されている。特にフレキシブル配線基板
や電気絶縁フィルム等の用途において、具体的にはポリ
イミドフィルムを接着剤を介して銅箔と接着して胴張積
層板としたり、接着剤コーティングによりプリプレグ化
したり、またフッ素樹脂との複合化をする等の用途に多
く用いられている。従って、フィルムの接着能力は重要
な特性となっており、接着性の改善が種々図られてい
る。
【0003】ところで、高分子フィルムに接着性を付与
する技術には、ポリイミドフィルム製造後の後処理とし
て、例えば、火炎処理、コロナ処理、紫外線処理、アル
カリ処理、サンドブラスト処理、プラズマ処理等があ
る。また、ゲルフィルム製造段階において、ゲルフィル
ムのイミド化率を高めフィルムの残揮発物量を少なく制
限して、比較的乾燥し、かつイミド化反応が進行したゲ
ルフィルムを得ることにより接着性を向上させる方法が
開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法は、ポリイミドフィルム製造後の、表面性改善処理
は、製品化されたフィルムにさらに後処理を施すことに
より接着能力を向上させようとするものである。従っ
て、後処理前の製品フィルムの接着能力の変動や後処理
の安定性、均質製等の点で問題が、生じる場合があり、
接着能力を改善したフィルムを安定的に供給することは
基本的に困難であった。また、上記製品化されたフィル
ムに接着性を改善するための処理を行う新たな工程を要
し、実用上コストの上昇を招くことが避けられないとい
う問題があった。
【0005】また、後者の方法は、ゲルフィルムを製造
する前の段階で、かなり乾燥を進行させる必要があり、
乾燥装置のランニングコストが高くなる。またベルト室
での乾燥を進行させる必要のために全製造工程のライン
スピードが拘束されるため、生産効率をあげることがで
きない。さらに、乾燥が早く行われるためにレベリング
しにくく厚みムラを発生しやすく、さらに乾燥しすぎる
とベルトからフィルムが浮きフィルム自体の重さでフィ
ルムが落下するおそれがある等、種々の問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、上記問題を解決し、ゲルフィルムの熱処理条件
を調節することにより接着性向上させるポリイミドフィ
ルムの製造方法及び装置に想到し、本発明を完成するに
至った。
【0007】本発明の第1は、ポリイミドの前駆体物質
の有機溶媒溶液を含む組成物を流延塗布後加熱し、ゲル
フィルムを形成した後、さらに該ゲルフィルムに熱処理
を施すポリイミドフィルムの製造方法において、熱処理
段階での初期温度設定を150℃〜250℃とすること
を内容とするポリイミドフィルムの製造方法である。
【0008】本発明の第2は、ポリイミドの前駆体物質
の有機溶媒溶液を含む組成物を流延塗布後加熱し、ゲル
フィルムを形成した後、さらに熱処理を施すポリイミド
フィルムの製造方法において、ゲルフィルムの熱処理段
階での初期温度設定を150℃以上250℃以下とし
て、膜厚25μm以下のポリイミドフィルムを形成する
ことを内容とするポリイミドフィルムの製造方法であ
る。
【0009】本発明の第3は、ポリイミドの前駆体物質
の有機溶媒溶液を含む組成物を流延塗布後加熱するベル
ト室と、加熱炉及び徐冷炉からなるテンター室で構成さ
れるポリイミドフィルムの製造装置において、該加熱炉
が、初期設定温度150℃〜250℃、その後300℃
〜580℃の温度範囲内で温度勾配を有する複数の加熱
炉からなることを内容とするポリイミドフィルムの製造
装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるポリイミド
フィルムの製造方法及びその装置について、実施の形態
の1例に基づいて、説明するが本発明はこれらに限定さ
れない。
【0011】一般に、ポリイミドフィルムは不溶不融で
あるため、その前駆体物質の有機溶媒溶液をドラムある
いはベルト等の支持体に流延塗布するソルベントキャス
ト法が用いられ、本発明にかかるポリイミドフィルムの
製造方法においてもこの方法を用いる。
【0012】以下、本発明にかかるポリイミドフィルム
の製造方法及びその装置について、具体的に説明する。
【0013】本発明にかかるポリイミドフィルムは、公
知の各種原料から得られるものであり、特に限定される
ものではなく、主として有機テトラカルボン酸二無水物
と有機ジアミンとを原料として用い、各成分を実質的に
等モル使用し、有機溶媒溶液中で重合して得られる。
【0014】本発明にかかるポリイミドフィルムは、広
義のポリイミドからなるフィルムであり、ポリイミド、
ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエステル
イミドなどを例示することができ、非熱可塑性、熱可塑
性、熱硬化性等特に限定されない。即ち、ポリイミドの
分子構造は問わない。あえて、例示するとすれば、好ま
しくは、下記の一般構造式(1)化1
【0015】
【化1】
【0016】の繰り返し単位を有するポリイミドに適用
される。
【0017】式中、R1 は4価の有機基であり、具体的
には、少なくとも1個の芳香族を有してなり、かつ結合
すべき隣接するカルボニル基とは芳香環が直接結合して
なる。さらに具体的には、化2
【0018】
【化2】
【0019】(式中、Xは化3
【0020】
【化3】
【0021】から選択される2価の官能基であり、R4
は、CH3 −、Cl−、Br−、F−、CH3 O−であ
り、2以上置換される場合は、R4 は同一であってもよ
くまた異なってもよい。)で表される群から選ばれる少
なくとも1種である。
【0022】また、式中、R2 は2価の有機基、具体的
には少なくとも1個の芳香族を有してなり、さらに、具
体的には、化4
【0023】
【化4】
【0024】(式中、R4 は、CH3 −、Cl−、Br
−、F−、CH3 O−であり、2以上置換される場合
は、R4 は同一であってもよくまた異なってもよい。)
で表される群から選ばれる少なくとも1種である。
【0025】特に好ましいポリイミドは、式中、R
1 が、化5
【0026】
【化5】
【0027】で、R2 が、化6
【0028】
【化6】
【0029】を主成分とするポリイミド、あるいは、式
中、R1 が、化7
【0030】
【化7】
【0031】で、R2 が、化8
【0032】
【化8】
【0033】と、化9
【0034】
【化9】
【0035】を各々主成分とするポリイミド共重合体に
適用される。
【0036】さらに好ましくは、化10
【0037】
【化10】
【0038】と化11
【0039】
【化11】
【0040】のモル比が、数1
【0041】
【数1】
【0042】の範囲のものである。また、R1 が、化1
【0043】
【化12】
【0044】で、R2 が、化13
【0045】
【化13】
【0046】を主成分とするものや、R1 が、化14
【0047】
【化14】
【0048】と、化15
【0049】
【化15】
【0050】で、R2 が、化16
【0051】
【化16】
【0052】と、化17
【0053】
【化17】
【0054】を各々主成分とするポリイミド共重合体に
も適用可能である。
【0055】以下、ポリイミド樹脂の製造方法について
説明する。上記一般式(1)で表されるポリイミド樹脂
は、その前駆体であるポリアミド酸重合体を脱水閉環し
て得られるが、このポリアミド酸溶液は、従来公知の方
法により、酸二無水物とジアミン成分を実質的に等モル
使用し、有機極性溶媒中で重合して得られる。
【0056】まず、ポリアミド酸の製法について述べ
る。まず、アルゴン、窒素などの不活性ガス雰囲気中に
おいて、一般式(2)化18
【0057】
【化18】
【0058】(式中、R1 は4価の有機基を示す。)で
表される芳香族テトラカルボン酸二無水物中より、少な
くとも1成分以上の酸二無水物を有機溶媒中に溶解し、
または、拡散させる。この溶液に、一般式(3) H2 N−R2 −NH2 (3) (式中、R2 は2価の有機基を示す。)で表される少な
くとも1種以上のジアミン成分を有機溶媒に溶解、ある
いは、スラリー状に拡散させた状態で、または、固体の
状態で添加し、ポリアミド酸重合体の溶液を得る。
【0059】この時の反応温度は、−10℃から50℃
が好ましい。反応時間は、30分から6時間程度であ
る。
【0060】また、この反応において、上記添加順序と
は逆に、まず、ジアミン成分を拡散又は溶解させ、該溶
液中に酸二無水物の固体もしくは有機溶媒による溶液も
しくはスラリーを添加してもよい。
【0061】なお、生成されるポリイミド樹脂の強度を
維持するためには、数平均分子量が1万以上が好まし
い。ポリイミド重合体の分子量は直接測定が困難な場合
が多い。このようなときには間接的な方法によって推測
による測定がなされる。たとえば、ポリイミド重合体が
ポリアミド酸から合成される場合には、ポリアミド酸の
分子量に相当する値をポリイミドの分子量とする。
【0062】また、一般式(2)化19
【0063】
【化19】
【0064】で表される芳香族テトラカルボン酸二無水
物としては、本質的に種々のテトラカルボン酸二無水物
が使用可能であるが、より具体的には、諸特性のバラン
スから、一般式(2)中のR1 が、化20
【0065】
【化20】
【0066】(式中、Xは化21
【0067】
【化21】
【0068】で表される2価の官能基である。式中、R
4 は、CH3 −、Cl−、Br−、F−、CH3 O−で
あり、2以上置換される場合は、R4 は同一であっても
よく、また異なってもよい。)で表される4価の有機基
を示す1種以上の芳香族テトラカルボン酸二無水物を選
択することができる。
【0069】また、一般式(3)で表されるジアミン化
合物としては、本質的に種々のジアミンが使用可能であ
るが、より具体的には、諸特性のバランスから、一般式
(3) H2 N−R2 −NH2 (3) 中のR2 が、化22
【0070】
【化22】
【0071】(式中、R4 は、CH3 −、Cl−、Br
−、F−、CH3 O−であり、2以上置換される場合
は、R4 は同一であってもよく、また異なってもよ
い。)で表される2価の有機基である1種以上のジアミ
ンを選択することができる。
【0072】さらに、本発明に用いられ得る有機溶媒と
しては、例えば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスル
ホキシドなどのスルホキシド系溶媒、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなどのホ
ルムアミド系溶媒、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジエチルアセトアミドなどのアセトアミド系溶
媒、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピ
ロリドンなどのピロリドン系溶媒、フェノール、o−、
m−、またはp−クレゾール、キシレノール、ハロゲン
化フェノール、カテコールなどのフェノール系溶媒、あ
るいはヘキサメチルホスホルアミド、γ−ブチロラクト
ンなどをあげることができ、これらを単独または混合物
として用いるのが望ましいが、更にはキシレン、トルエ
ンのような芳香族炭化水素の一部使用も可能である。
【0073】なお、ポリアミド酸溶液を調製する際、あ
るいはポリアミド酸溶液を調製した後、または化学的方
法による脱水剤及び触媒に酸化防止剤、光安定剤,難燃
剤、帯電防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、あるいは無
機フィラー類、またはその他の強化剤等を混合し得る。
【0074】また、ポリイミドの製造方法は、前駆体で
あるポリアミド酸に無水酢酸等の酸無水物に代表される
脱水閉環剤と、ピコリン、キノリン、イソキノリン、ピ
リジン等の第3級アミン類とを作用させるケミカルキュ
ア法によってポリイミドに変換させる方法および、上記
脱水剤等を作用させずに加熱のみでイミド化反応を進行
させるいわゆる熱キュア法も用い得る。さらに両者を併
用した方法も用い得る。
【0075】ケミカルキュア法及び熱キュア法を組み合
わせた場合、通常、工程の前半は主にケミカルキュア法
が行われ、引き続き後半の熱キュア法でイミド化を完結
する。
【0076】ここで、本発明における「ゲルフィルム」
とは、前半のケミカルキュアの工程が終了した段階のフ
ィルム、あるいは熱キュア法による熱キュア工程に入る
前のフィルムと定義する。
【0077】ポリイミド前駆体をイミド化し、最終的に
ポリイミドフィルムの製品とするための製造装置は、流
延塗布しケミカルキュアを行う加熱手段を備えたドラム
室あるいはベルト室と熱キュアを行うテンター室とに大
きく分けられる。
【0078】本発明にかかるポリイミドフィルムの製造
工程の1例を図1により示すと、まずベルト室10での
工程は、ミキサーで混合したポリイミド前駆体をTダイ
12によりフィルム状に押し出す工程を行い、反応硬化
室においてはTダイより押し出されたフィルム状のポリ
イミド前駆体をエンドレスベルトあるいはキャスティン
グドラム14上にフィルム状に形成する。フィルム状に
形成された前駆体は、ベルトあるいはドラムの回転によ
り移動させられながら、加熱手段により加熱されてイミ
ド化される。このベルト室内においては反応に伴って生
成した生成物、主として酢酸や有機溶媒等の可燃性の揮
発成分が蒸発する。
【0079】ベルト室10での加熱手段は、樹脂から蒸
散した可燃性の揮発成分に引火する危険を防止するた
め、あるいは樹脂自体が発火することを防止するため
に、雰囲気温度、およびベルトあるいはドラムの回転速
度を調整しつつ加熱し、たとえば温風・ 熱風・放射熱・
ベルト加熱等を用い得る。ベルト室での温度条件を例示
すると、ベルト1室が100℃、ベルト2室120℃、
ベルト3室130℃、及び冷却プーリー26が、80℃
等の温度条件により、キャストされたフィルムに自己支
持性が付与される。
【0080】これらの工程により、ポリイミド前駆体の
フィルムをイミド化しながら、フィルムが自己支持性を
有する程度まで加熱・乾燥を行った後、エンドレスベル
トまたはキャスティングドラムから引き剥がして、本発
明にいうゲルフィルム16を得る。
【0081】上記ゲルフィルム16は端部を固定されテ
ンター室18にて加熱処理される。例えば、テンター室
18は、加熱炉20及び徐冷炉22で構成され、図1に
おいては、ピンでフィルムを固定したピンシートをピン
コンベアの回転駆動により可動させることにより、フィ
ルムがテンター室内を移動する。熱キュアを行う加熱炉
20内において徐々に加熱することによりゲルフィルム
をさらにイミド化する。
【0082】加熱炉20は、たとえば、熱風炉、遠赤外
線ヒーターが用いられ得る。
【0083】加熱炉20内では、徐々に昇温して、ポリ
イミドへのイミド化を完了させる。
【0084】熱処理の温度は、初期設定温度はフィルム
の膜厚、またポリイミド前駆体の反応に用いる有機溶媒
の種類等との関係により、乾燥の程度が異なる。具体的
には、初期設定温度は、例えば、最終膜厚25μmのフ
ィルムにおいては、200℃から250℃、最終膜厚1
25μmのフィルムにおいては、150℃〜200℃が
好ましい。この段階で、ゲルフィルムの乾燥が効果的に
行われ同時にイミド化反応が進行すると考えられる。
【0085】その後、徐々に加熱し最高温度500℃以
上630℃以下の温度範囲とすることが好ましい。さら
に好ましくは、540℃以上580℃以下の範囲が好ま
しい。最高温度に達する温度勾配については、上記の温
度範囲で熱処理を施せば、特に制限されない。 熱処理
時間は、数秒から数十分、好ましくは1分から5分であ
り、熱処理温度との関係で適宜設定される。
【0086】温度勾配は、フィルム厚や乾燥の度合い等
フィルムの状態に適応して設定され、特に限定されな
い。具体的に例をあげて説明すると、25μmの膜厚の
フィルムでは、200℃以上250℃以下の温度範囲で
30秒、さらに300℃以上350℃以下の温度範囲で
30秒、400℃以上450℃以下の温度範囲で30
秒、さらに500℃以上580℃以下の温度範囲で60
秒である。
【0087】上記加熱炉20内での熱キュアの工程にお
いて、完全にイミド化されたポリイミドフィルムは、除
冷炉22において徐々に冷却される。
【0088】本発明にかかる製造方法により得られるポ
リイミドフィルムは、厚み数μmから数百μmのシート
状物を含む広義のフィルムを意味し、用途に応じてその
厚みを選択することができる。例えば、フレキシブルプ
リント配線板のベースフィルム等として使用する場合は
12.5μm〜50μm程度のフィルムが適用され得
る。特に25μm以下の膜厚を有するポリイミドフィル
ムの場合は、上記加熱炉の初期温度設定を、150℃〜
250℃に設定することにより、接着性の向上に顕著に
効果が発揮され得る。
【0089】上述のようにして、製造されたポリイミド
フィルムは、ゲルフィルムの段階で有機溶媒溶液を多く
含み、イミド化率が低いものについても、ゲルフィルム
の段階において、フィルムの乾燥の程度やイミド化率を
厳密に限定することなく、また、製品の後処理を行うこ
となく、製品であるポリイミドフィルムの段階におい
て、顕著な接着性の向上が見られた。従って、本発明に
かかるポリイミドフィルムの製造方法は、フィルム製造
工程におけるゲルフィルムの段階での煩雑な乾燥度管理
の工程を省略することができる画期的なポリイミドフィ
ルム製造方法及び製造装置であり、最終製品であるポリ
イミドフィルムの接着強度の向上に効果的に寄与し得
る。
【0090】以上、本発明にかかるポリイミドフィルム
の製造方法の実施の形態の1例を説明したが、本発明は
これら実施の形態のみに限定されず、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲内で当業者の知識に基づき、種々なる改
良、変更、修正を加えた態様で実施し得るものである。
【0091】
【実施例】以下、本発明にかかるポリイミドフィルムの
製造方法について、具体的に実施例を示す。本発明は、
これらの実施例に限定されるものではない。
【0092】なお、実施例において、測定される接着強
度の測定法は、以下の方法で評価した。アクリル系接着
剤(デュポン(株)製;パイラックス)を用いてフィル
ムと銅箔(三井金属鉱業(株)製電解銅箔;3BC 3
5μm厚)とをラミネートし、185℃×1時間で接着
剤の硬化反応を行い、FCCLの銅パターン幅が3mm
となるようにサンプルを切り出し、引張試験器(島津製
作所(株)製;S−100−C)によりピールテストス
ピード50mm/minで90度剥離試験を行った。n
=5の平均値による測定結果を表に表した。
【0093】また、実施例において、ポリイミドフィル
ムに施したコロナ処理は、アルミニウム電極を用いて電
力密度を220±10W・min/m2 で処理した。
【0094】
【実施例1】芳香族ジアミンとして、4,4’−ジアミ
ノジフェニルエーテルを、芳香族テトラカルボン酸二無
水物としてピロメリット酸二無水物を用いて得られたポ
リアミド酸のDMF溶液に、ポリアミド酸の1繰り返し
単位当たり分子量に対してイミド化剤として5.5モル
の無水酢酸と0.55モルのイソキノリンを添加して十
分に攪拌し、約0℃の製膜用ドープ液として調整した。
【0095】上記得られたドープ液をTダイより、平滑
な金属製エンドレスベルト上に連続的に約250μm の
厚さで流延塗布し、ベルトを回転させながら熱風乾燥し
た。この時、ベルト室の温度条件は、ベルト温度120
℃×2分、冷却プーリーの温度85℃とし、エンドレス
ベルトから剥がした。このゲルフィルムの残揮発物量
は、31%であった。
【0096】ついで、これらのフィルムをテンター室
で、200℃×30秒、その後350〜580℃の範囲
で徐々に昇温し、合計時間120秒の熱処理を行った。
その後、冷却室で室温まで徐々に降温し、さらに所定の
コロナ処理を行った。得られた25μm のポリイミドフ
ィルムの接着強度を測定した。接着強度は14.8N/
cmであった。
【0097】
【実施例2】実施例1と同様にドープ液を調整した。得
られたドープ液をTダイより、平滑な金属製エンドレス
ベルト上に連続的に約250μm の厚さで流延塗布し、
ベルトを回転させながら熱風乾燥した。この時、ベルト
室の温度条件は、ベルト温度105℃×2分、冷却プー
リーの温度85℃とし、エンドレスベルトから剥がし
た。このゲルフィルムの残揮発物量は、64%であっ
た。
【0098】ついで、これらのフィルムをテンター室
で、200℃×30秒、その後350〜580℃の範囲
で徐々に昇温し、合計時間120秒の熱処理を行った。
その後、冷却室で室温まで徐々に降温し、さらに所定の
コロナ処理を行った。得られた25μm のポリイミドフ
ィルムの接着強度を測定した。接着強度は14.9N/
cmであった。
【0099】
【実施例3】実施例1と同様にドープ液を調整した。得
られたドープ液をTダイより、平滑な金属製エンドレス
ベルト上に連続的に約250μm の厚さで流延塗布し、
ベルトを回転させながら熱風乾燥した。この時、ベルト
室の温度条件は、ベルト温度100℃×2分、冷却プー
リーの温度85℃とし、エンドレスベルトから剥がし
た。このゲルフィルムの残揮発物量は、97%であっ
た。
【0100】ついで、これらのフィルムをテンター室
で、200℃×30秒、その後350〜580℃の範囲
で徐々に昇温し、合計時間120秒の熱処理を行った。
その後、冷却室で室温まで徐々に降温し、さらに所定の
コロナ処理を行った。得られた25μm のポリイミドフ
ィルムの接着強度を測定した。接着強度は14.8N/
cmであった。
【0101】
【比較例1】実施例1と同様にして、ゲルフィルムを得
た。ついで、これらのフィルムをテンター室で、300
℃×30秒、その後350〜580℃の範囲で徐々に昇
温し、合計時間120秒の熱処理を行った。その後、冷
却室で室温まで徐々に降温し、さらに所定のコロナ処理
を行った。得られた25μm のポリイミドフィルムの接
着強度を測定した。接着強度は12.9N/cmであっ
た。
【0102】
【比較例2】実施例2と同様にして、ゲルフィルムを得
た。ついで、これらのフィルムをテンター室で、300
℃×30秒、その後350〜580℃の範囲で徐々に昇
温し、合計時間120秒の熱処理を行った。その後、冷
却室で室温まで徐々に降温し、さらに所定のコロナ処理
を行った。得られた25μm のポリイミドフィルムの接
着強度を測定した。接着強度は11.7N/cmであっ
た。
【0103】
【比較例3】実施例2と同様にして、ゲルフィルムを得
た。ついで、これらのフィルムをテンター室で、300
℃×30秒、その後350〜580℃の範囲で徐々に昇
温し、合計時間120秒の熱処理を行った。その後、冷
却室で室温まで徐々に降温し、さらに所定のコロナ処理
を行った。得られた25μm のポリイミドフィルムの接
着強度を測定した。接着強度は9.8N/cmであっ
た。
【0104】結果を表1にまとめた。
【0105】
【表1】
【0106】
【発明の効果】以上のようにして得られたポリイミドフ
ィルムは、テンター室の初期設定温度を制御することに
より、顕著な接着性向上の効果を得ることが可能であ
り、複雑なゲルフィルムの条件設定や、フィルム製造後
の後処理工程を省くことができる。
【0107】
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】本発明にかかるポリイミドフィルムの製造装置
の概略図である。
【0109】
【符号の説明】
10;ベルト室 12;T ダイ 14;エンドレスベルト 16;ゲルフィルム 18;テンター室 20;加熱炉 22;徐冷炉 24;ポリイミドフィルム 26;冷却プーリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 (72)発明者 牧 春彦 滋賀県大津市比叡辻2−1−1 鐘淵化学 工業株式会社滋賀工場内 Fターム(参考) 4F071 AA60 AF58 AG28 AH13 BA02 BB02 BC01 4F205 AA40 AC05 AG01 AK01 AR06 AR12 GA07 GB02 GC07 GE02 GE06 GF01 GF24 GN13 GN17 GN22 GN24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリイミドの前駆体物質の有機溶媒溶液を
    含む組成物を流延塗布後加熱し、ゲルフィルムを形成し
    た後、さらに該ゲルフィルムに熱処理を施すポリイミド
    フィルムの製造方法において、熱処理段階での初期温度
    設定を、150℃以上250℃以下とすることを特徴と
    するポリイミドフィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】ポリイミドの前駆体物質の有機溶媒溶液を
    含む組成物を流延塗布後加熱し、ゲルフィルムを形成し
    た後、さらに熱処理を施すポリイミドフィルムの製造方
    法において、ゲルフィルムの熱処理段階での初期温度設
    定を150℃以上250℃以下として、膜厚25μm以
    下のポリイミドフィルムを形成することを特徴とするポ
    リイミドフィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】ポリイミドの前駆体物質の有機溶媒溶液を
    含む組成物を流延塗布後加熱するベルト室と、加熱炉及
    び徐冷炉からなるテンター室で構成されるポリイミドフ
    ィルムの製造装置において、該加熱炉が、初期設定温度
    150℃〜250℃、その後300℃〜580℃の温度
    範囲内で温度勾配を有する複数の加熱炉からなることを
    特徴とするポリイミドフィルムの製造装置。
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