JP2000189880A - 塗布方法および装置ならびにカラ―フィルタの製造方法 - Google Patents

塗布方法および装置ならびにカラ―フィルタの製造方法

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JP2000189880A
JP2000189880A JP10373802A JP37380298A JP2000189880A JP 2000189880 A JP2000189880 A JP 2000189880A JP 10373802 A JP10373802 A JP 10373802A JP 37380298 A JP37380298 A JP 37380298A JP 2000189880 A JP2000189880 A JP 2000189880A
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智 小久保
Nagato Osano
永人 小佐野
Kenitsu Iwata
研逸 岩田
Junichi Sakamoto
淳一 坂本
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    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/26Processes for applying liquids or other fluent materials performed by applying the liquid or other fluent material from an outlet device in contact with, or almost in contact with, the surface
    • B05D1/265Extrusion coatings
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
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    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
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    • G02F1/133514Colour filters
    • G02F1/133516Methods for their manufacture, e.g. printing, electro-deposition or photolithography

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なる液を混合してなる塗布液を塗布
する際の省力化および高信頼化を図る。 【解決手段】 塗布液供給装置により塗布液吐出用のス
リットを有する塗布ヘッドに塗布液を供給しつつ、被塗
布材を保持するステージと前記塗布ヘッドとを相対的に
移動させることにより、被塗布材表面に塗膜を形成する
際、2つ以上の異なる塗布液の一定の比率での混合と、
その混合液の前記塗布ヘッドへの供給とを実質的に併行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、塗布液吐出用ス
リットを介して被塗布材表面に塗布液を塗布する方法お
よび装置に関する。このような方法および装置は、特に
カラーテレビ、パーソナルコンピュータ、パチンコ遊戯
台等に使用されるカラーフィルタを製造する際、好適に
用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーフィルタの製造方法として
は、染料法、顔料分散法、電着法、印刷法等がある。し
かしながら、これらの方法においては、R、G、B3色
を着色するために同一工程を3回繰り返す必要があり、
工程数が多いために、歩留まりが低下し、コストが高く
なる、等の欠点を有するという問題がある。また、電着
法は、形成可能なパターンの形状が限定されるため、T
FTへの適用が困難である。また印刷法は、解像性が悪
く、パターン微細化への対応が困難である等の欠点も有
する。
【0003】そこで、これらの欠点を補うべく、ガラス
基板上にインクジェットを吐出させてフィルタのパター
ンを形成する技術が提案されている(特開昭59−75
205等)。この技術では、R、G、B3色の画素を同
時に形成するため、工程の大幅な短縮が可能である。し
かし、この技術では、液滴状態でRGB各色を描画する
ため、各色間での色が混じりあう混色という現象が起こ
る。
【0004】このような混色を防止するため、特開平8
−75916には、基板上に、インク受容性を有し光や
熱等によって硬化しまたは親水基残量が減少してインク
受容性が低下する樹脂または樹脂組成物の層(インク受
容層)を形成し、画素間の非画素領域の少なくとも一部
を硬化または親水基残量を減少させて撥インク性化して
混色防止層(撥インク層)を形成することにより、自画
素の色抜けおよび隣接画素へのインクの滲みや混色を防
止する技術が提案されている。
【0005】また、カラーフィルタの製造工程において
は、上記のインク受容層や撥インク層以外にも、着色面
を保護するための保護層(オーバーコート)が樹脂で形
成される。さらに、このカラーフィルタを用いて表示す
る際の高コントラスト化または高精彩化のためのブラッ
クマトリクスをエッチングするための感光剤も樹脂であ
り、またブラックマトリクス自体が樹脂(樹脂マトリク
ス)で形成される場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
樹脂層または樹脂膜を形成するための塗布液は、通常、
2つ以上の液状成分を一定の比率で混合して用いられ
る。従来、このような混合液は、予め半日分または1日
分というように比較的大量に作成され、これを図2に示
すように塗料タンク41に貯蔵してそのタンク41から
被塗布材7へ供給するようにしていた。図2において、
5は口金、6は塗膜、7は被塗工材、8は搬送ステー
ジ、41は塗料タンク、42は配管、43は定量ポン
プ、44は開閉弁、45はフィルタ、54は塗料スリッ
トである。
【0007】上記のような混合液は、時間の経過ととも
に粘度が変化して塗布厚の制御が困難であったり、塗布
液供給経路内にゲル等が発生して塗布欠陥が生じるため
高頻度の洗浄を余儀なくされたり、また、ポットライフ
(使用時限)の制約により、混合および塗料タンク41
への充填の頻度が増えたり、混合液が無駄になる等の問
題があった。
【0008】この発明は、上述の従来例における問題点
に鑑みてなされたもので、複数の異なる液を混合してな
る塗布液を塗布する際の省力化および高信頼化を図るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めこの発明の塗布方法では、塗布液供給装置により塗布
液吐出用のスリットを有する塗布ヘッドに塗布液を供給
しつつ、被塗布材を保持するステージと前記塗布ヘッド
とを相対的に移動させることにより、被塗布材表面に塗
膜を形成する際、2つ以上の異なる塗布液の一定の比率
での混合と、その混合液の前記塗布ヘッドへの供給とを
同時並行的に行なうようにしている。
【0010】
【作用】この発明によれば、複数の異なる液を混合して
なる塗布液の塗布の際、液の混合を塗布の直前に行なう
ことができ、塗布液のポットライフに制約なく塗布が可
能となる。また、塗布液供給経路内にゲル等の発生を抑
止することができ、これによる塗布欠陥を防止すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面によってこの発明
の好ましい実施の形態を詳細に説明する。図1はこの発
明の枚葉塗工方法が実施される塗工装置の一例を示す概
略図である。同図において、2液混合タイプの塗料は塗
料タンク11および塗料タンク21からそれぞれ定量ポ
ンプ14、定量ポンプ24によって送液される。この定
量ポンプ14および定量ポンプ24とはギヤポンプ、ダ
イヤフラムポンプ、シリンジポンプなどの容積式ポンプ
を示している。またポンプのほかの塗料供給機構として
塗料タンクを圧力容器に入れ、この圧力容器に対して加
圧ポンプにより加圧空気を供給することによって塗料を
押し出す形式も可能である。定量ポンプ14から送り出
される液の流量と定量ポンプ24から送り出される液の
流量の比率は一定に保たれている。
【0012】定量ポンプ14および定量ポンプ24から
送り出された塗料は撹拌ユニット3によって均一に混合
される。この撹拌ユニット3とはらせん状の流路を持つ
スタティックミキサー、ギアやファンを回転させて撹拌
を行なうタイプのダイナミックミキサーなどを示してい
る。また塗料タンク11および21から定量ポンプ14
および24までの配管12および22の経路にはフィル
タ13および23が設けられさらに必要に応じて開閉弁
を設けても良い。
【0013】均一に混合された液は撹拌3を経てリザー
バタンク25に一度貯留される。そして定量ポンプ43
によって口金に供給される。しかし、リザーバタンク2
5を介さず定量ポンプ43へ直接混合塗料を供給する形
態や、撹拌ユニット3から直接口金5に混合塗料を供給
する形態も可能である。なお、リザーバタンク25を介
さずに混合塗料を供給する場合であっても、被塗工材端
部で混合塗料の供給を停止する等の場合、攪拌機3から
流出する混合塗料を一時貯留するバッファタンクとして
前記リザーバタンク25を接続しておくことが好まし
い。また、リザーバタンク25は、図2の従来装置にお
いて混合液を貯蔵するために用いていた塗料タンク41
をそのまま用いてもよいが、より小容量のタンクでも足
りる。
【0014】リザーバタンク25から口金5に至る配管
42の経路内に必要に応じて開閉弁44が設けられる。
【0015】フロントリップ51およびリアリップ52
からなる口金5には塗料供給口および塗料が塗料供給口
から塗料スリット54へと流れる間に塗料の圧力分布を
均一とさせるためのマニホールド53を備えている。
【0016】口金5は一定の間隙(クリアランス)を介
して被塗工材7に相対して設置する。このクリアランス
は500μmから20μmの範囲が好ましい。被塗工材
7は平坦な搬送ステージ8上に設置されており、塗工中
にずれることのないよう搬送ステージ8に真空吸着され
ている。
【0017】口金5に塗料を定量ポンプ43から供給を
開始し、直ちにまたは一定時間経過後口金5または搬送
ステージ8を平行移動する。被塗工材端部に達しようと
するときに定量ポンプ43からの塗料の供給を停止し、
口金5または搬送ステージ8の移動も停止する。こうし
て均一な膜厚分布の薄膜が塗工される。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例および比較例を説明
する。 (実施例1)2液硬化型樹脂であるSS−6699G
(主剤)およびその硬化剤であるSS−0699G(と
もにJSR製)を塗料として採用し、360mm×46
5mm×0.7mmの無アルカリガラス基板1737
(コーニング製)全面に3層低反射クロム膜を成膜した
基板を被塗工材として使用し、図1に示すような構成の
塗工装置によって塗工を行なった。
【0019】定量ポンプ14、24、43はすべて高精
度ダイヤフラムポンプを使用した。撹拌ユニット3とし
てはギアを用いたダイナミックミキサーを用いた。基板
搬送ステージ8の駆動には高精度サーボモータを採用し
た。
【0020】前述のSS−6699Gを塗料タンク11
に、SS−0699Gを塗料タンク21に仕込み、予め
口金5に至るまでの送液路内を混合塗料で満たした。
【0021】定量ポンプ14の流量を61.4μl/s
ecに、定量ポンプ24の流量を12.7μl/sec
に設定し、主剤と硬化剤の体積比を29:6に保つよう
にした。
【0022】また、リザーバタンクの容量は50mlと
し、20ml付近の位置と50mlの位置に液面センサ
(不図示)を設け、20mlまでリザーバタンク内の混
合塗料の液量が減少したとき定量ポンプ14および24
の供給を再開し、50mlまでリザーバタンクの混合塗
料の液量が達したとき、この供給を停止することとし
た。
【0023】スリットギャップを30μm、口金先端か
ら被塗工材表面の距離(クリアランス)を50μmに設
定した。また混合塗料が被塗工材7の側面および裏面へ
回り込まないよう、スリット先端の吐出口の渡り方向の
幅を356mmとした。
【0024】基板搬送速度52mm/sec、定量ポン
プ43の流量を74.1μl/secの吐出レートと
し、塗工開始点、終了点が基板端部より1.0mm内側
となるように塗工した。得られた塗工基板を90℃のオ
ーブンにて20分乾燥を行なった後、さらに230℃の
オーブンで60分焼成を行ない塗膜6を得た。
【0025】新しい塗料を塗料タンク11および21に
満たし、上記の塗工方法により塗工を1分おきに連続し
て行なった。そして新液の供給直後から24時間後ま
で、4時間おきに塗工基板を抜き取り、日立電子エンジ
ニアリング製のパーティクルカウンタGI−4700に
て基板上のパーティクルの数を計測した。また、これら
抜き取り基板は塗工装置投入前にも予め同じ測定方法で
パーティクル数を測定している。この2つのパーティク
ル測定結果の差より塗工工程において発生したと考えら
れるパーティクルの数が測定される。なお、測定される
パーティクルは直径1μm以上5μm未満を対象として
いる。この測定結果を表1に示す。
【0026】(実施例2)360mm×465mm×
0.7mmの無アルカリガラス基板1737(コーニン
グ製)を被塗工材として使用し、塗料としては実施例1
と同様に2液硬化型樹脂であるSS−6699G(主
剤)およびその硬化剤であるSS−0699G(ともに
JSR製)を採用し、以下実施例1と同様の塗工方法を
用いて塗膜6を得た。
【0027】新液の供給直後から24時間後まで、4時
間おきに塗工基板を抜き取り、テンコール社製触針式膜
厚計FP−20を用いて基板内の9点の位置で塗膜の膜
厚を測定した。この9点の膜厚の平均値を代表値とし
て、この測定結果を表2に示す。
【0028】(実施例3)ブラックマトリックスの形成
されたガラス基板上に、下記に示すアクリル系重合体か
らなる感光性樹脂組成物を塗布して樹脂層を形成した。
具体的には感光性樹脂組成物をスピナー塗布した後90
℃で20分間プリベーク処理を行ない、膜厚1μmの感
光性樹脂層を形成した。
【0029】
【化1】
【0030】次いで、ブラックマトリックスの幅よりも
狭い開口部を有するフォトマスクを介して1J/cm2
の露光量でブラックマトリックス上の樹脂層の一部をパ
ターン露光した。さらにインクジェット記録装置を用い
て未露光部を下記組成の染料インクによりR,G,Bの
マトリックスパターンを着色した。
【0031】
【化2】
【0032】さらに、90℃のホットプレートで5分イ
ンク乾燥を行ない、さらに230℃のオーブンにて樹脂
層の硬化処理を行なった。次いで、二液型の熱硬化性樹
脂SS−6699G(JSR製)を実施例1に記載の方
法にてオーバーコート層として形成した。
【0033】このようにして作成された液晶用カラーフ
ィルタを光学顕微鏡により観察したところ、混色、色ム
ラ、色抜け等の障害は観察されなかった。また、このカ
ラーフィルタを用いて液晶パネルを作成し、駆動したと
ころ高精細なカラー表示が可能であった。
【0034】(比較例1)2液硬化型樹脂であるSS−
6699G(主剤)およびその硬化剤であるSS−06
99G(ともにJSR製)を塗料として採用し、360
mm×465mm×0.7mmの無アルカリガラス基板
1737(コーニング製)全面に3層低反射クロム膜を
成膜した基板を被塗工材として使用し、図2に示すよう
な構成の塗工装置によって塗工を行なった。定量ポンプ
43は高精度ダイヤフラムポンプを使用した。基板搬送
ステージ8の駆動には高精度サーボモータを採用した。
前述のSS−6699G、SS−0699Gを体積比2
9:6の割合で均一に混合し、塗料タンク41に仕込
み、予め口金5に至るまでの送液路内を塗料で満たし
た。スリットギャップを30μm、口金先端から被塗工
材表面の距離(クリアランス)を50μmに設定した。
また塗料が被塗工材側面および裏面へ回り込まないよ
う、スリット先端の吐出口の渡り方向の幅を356mm
とした。
【0035】基板搬送速度52mm/sec、定量ポン
プ43の流量を74.1μl/secの吐出レートと
し、塗工開始点、終了点が基板端部より1.0mm内側
となるように塗工した。得られた塗工基板を90℃のオ
ーブンにて20分乾燥を行なった後、さらに230℃の
オーブンで60分焼成を行ない塗膜6を得た。
【0036】新しい塗料を塗料タンク41に満たし、上
記の塗工方法により塗工を1分おきに連続して行なっ
た。そして新液の供給直後から24時間後まで、4時間
おきに塗工基板を抜き取り、日立電子エンジニアリング
製のパーティクルカウンタGI−4700にて基板上の
パーティクルの数を計測した。また、これら抜き取り基
板は塗工装置投入前にも予め同じ測定方法でパーティク
ル数を測定している。この2つのパーティクル測定結果
の差より塗工工程において発生したと考えられるパーテ
ィクルの数が測定される。なお、測定されるパーティク
ルは直径1μm以上5μm未満を対象としている。
【0037】この測定結果を実施例1の結果とともに表
1に示す。
【0038】
【表1】 この結果に基づくと、新液供給後、時間を経るにつれて
本比較例の場合はパーティクル数が増大する傾向にある
のに対し、実施例1の場合は混合を随時行ない、混合後
の時間経過を最小限とすることにより、塗工工程でのパ
ーティクルの発生を低く抑えることが可能となっている
ことがわかる。
【0039】(比較例2)360mm×465mm×
0.7mmの無アルカリガラス基板1737(コーニン
グ製)を被塗工材として使用し、塗料としては比較例1
と同様に2液硬化型樹脂であるSS−6699G(主
剤)およびその硬化剤であるSS−0699G(ともに
JSR製)を採用し、以下実施例1と同様の塗工方法を
用いて塗膜を得る。
【0040】新液の供給直後から24時間後まで、4時
間おきに塗工基板を抜き取り、テンコール社製触針式膜
厚計FP−20を用いて基板内の9点の位置で塗膜の膜
厚を測定した。この9点の膜厚の平均値を代表値とし
て、この測定結果を実施例1の結果とともに表2に示
す。
【0041】
【表2】 この結果に基づくと、新液供給後、時間を経るにつれて
本比較例の場合は膜厚が増大する傾向にあるのに対し、
実施例2の場合は混合を随時行ない、混合後の時間経過
を最小限とすることにより、膜厚が時間とともにほぼ変
化せず安定して塗工が行なわれていることがわかる。
【0042】
【発明の適用範囲】なお、上述においては、この発明を
主にカラーフィルタの製造工程で用いるものとして説明
したが、この発明は、半導体製造の際のフォトレジスト
等、ポットライフ(使用時限)の制約を受ける塗料全般
を塗装する際に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明の塗布装置およ
び塗布方法によれば、例えばカラーフィルタのオーバー
コート液など、複数の異なる液を混合して成る塗布液の
塗布において、液の混合を塗布の直前に行なうことがで
き、塗布液のポットライフに制約なく塗布が可能とな
る。また、塗布液供給経路内にゲル等の発生を抑止する
ことができ、これによる塗布欠陥を防止することができ
る。
【0044】さらに、この発明の塗装方法または装置を
カラーフィルタの製造に適用すれば、設備稼働率が向上
するとともに高品質なカラーフィルタを歩留まり良く製
造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る塗工装置の構成を示
す図である。
【図2】 従来の塗工装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
3:撹拌ユニット、5:口金、6:塗膜、7:被塗工
材、8:搬送ステージ、11,21:塗料タンク、1
2,22,42:配管、13,23,45:フィルタ、
14,24,43:定量ポンプ、25:リザーバタン
ク、41:塗料タンク、44:開閉弁、51:フロント
リップ、52:リアリップ、53:マニホールド、5
4:塗料スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 研逸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 坂本 淳一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA64 BB02 BB14 BB23 BB41 4D075 AC04 AC84 BB16X CA47 DA06 DB13 DC24 EA60 4F041 AA02 CA03 CA04 CA15 CA16 4F042 AA02 BA04 BA11 CB11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液供給装置により塗布液吐出用のス
    リットを有する塗布ヘッドに塗布液を供給しつつ、被塗
    布材を保持するステージと前記塗布ヘッドとを相対的に
    移動させることにより、被塗布材表面に塗膜を形成する
    塗布方法において、 2つ以上の異なる塗布液を一定の比率で混合する混合工
    程と、その混合液を前記塗布ヘッドへ供給する供給工程
    とを実質的に併行させることを特徴とする塗布方法。
  2. 【請求項2】 塗布液吐出用のスリットを有する塗布ヘ
    ッドに塗布液を供給する塗布液供給装置と、被塗布材を
    保持するステージと、該ステージと前記塗布ヘッドとを
    相対的に移動させる駆動手段とを備える塗布装置におい
    て、 前記塗布液供給装置は、2つ以上の異なる塗布液を一定
    の比率で混合する混合手段と、その混合液を前記塗布ヘ
    ッドへ供給する混合液供給手段とを具備することを特徴
    とする塗布装置。
  3. 【請求項3】 2液混合型の塗布液を前記被塗布材表面
    に塗布して塗膜を形成するための塗布装置であって、 前記塗布液供給装置は、前記混合手段へ第1のタンクか
    ら第1の塗布液を第1の流量で供給する第1の供給手段
    と、該混合手段へ第2のタンクから第2の塗布液を第2
    の流量で供給する第2の定量供給手段と、該混合手段で
    得られた混合液を第3の流量で前記塗布ヘッドに供給す
    る前記混合液供給手段とを具備することを特徴とする塗
    布装置。
  4. 【請求項4】 前記混合液を一時貯蔵するバッファタン
    クをさらに備え、前記混合液供給手段は、前記混合液を
    該バッファタンクより前記塗布ヘッドに供給することを
    特徴とする請求項3記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 請求項3の塗布方法を用いてカラーフィ
    ルタを製造することを特徴とするカラーフィルタの製造
    方法。
JP10373802A 1998-12-28 1998-12-28 塗布方法および装置ならびにカラ―フィルタの製造方法 Pending JP2000189880A (ja)

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