JP2952172B2 - カラーフィルタの製造方法及び液晶パネルの製造方法 - Google Patents
カラーフィルタの製造方法及び液晶パネルの製造方法Info
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Description
ルコンピューター、パチンコ遊戯台等に使用されている
カラー液晶ディスプレイに好適に使用されるカラーフィ
ルター及びその製造方法に関し、とりわけインクジェッ
ト記録技術を利用して製造した液晶用カラーフィルタ及
びその製造方法に関する。
えた液晶パネルに関する。
特に携帯用のパーソナルコンピューターの発達に伴い液
晶ディスプレイ、特にカラー液晶ディスプレイの需要が
増加する傾向にある。しかしながら更なる普及のために
はコストダウンが必要であり、特にコスト的に比重の高
いカラーフィルターのコストダウンに対する要求が高ま
っている。従来から、カラーフィルターの要求特性を満
足しつつ上記要求に応えるべく種々の方法が試みられて
いるが、いまだ全ての要求性能を満足する方法は確立さ
れていないのが現状である。
法である。染色法はガラス基板上に染色用の材料である
水溶性高分子材料に感光剤を添加して感光化し、これを
フォトリソグラフィー工程により所望の形状にパターニ
ングした後、得られたパターンを染色浴に浸漬し着色パ
ターンを得る。これを3回繰り返してR、G、Bの着色
層を形成する。次に多く用いられている第2の方法は顔
料分散法であり、近年染色法に取って代わりつつある。
この方法は、まず基板上に顔料を分散した感光性樹脂層
を形成し、これをパターニングすることにより単色のパ
ターンを得る。さらにこの工程を3回繰り返すことによ
り、R、G、Bの3色の着色層を形成する。
はまず基板上に透明電極をパターニングする。次に顔
料、樹脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬し、第1
の色を電着する。この工程を3回繰り返してR、G、B
の着色層を形成し、最後に焼成する。
分散させた塗料を、繰り返し印刷により3色R、G、B
を塗り分けた後、着色層である樹脂を加熱硬化させ着色
層を形成する印刷法がある。又各方法とも着色層の上に
保護層を形成するのが一般的である。
Bを形成するために同一工程を3回要することであり、
必然的にコスト的に高くなる。又工程が多ければ多いほ
ど歩留りが低下するという問題も有している。
なパターンが限定されるために、現状の技術ではTFT
カラーには適用困難である。第4の方法においては解像
性、平滑性が悪いという欠点があり、ファインピッチの
パターンの形成には不向きである。
るために特開昭59−75205号公報、特開昭63−
235901号公報、特開平1−217302号公報、
特開平4−123005号公報には、インクジェット方
式を用いてカラーフィルターを製造する方法が記載され
ている。
G、Bの各色素を含有する着色液(以下インクという)
をフィルタ基板にノズルより噴射し、該インクをフィル
タ基板上で乾燥させて着色層を形成させるものである。
この方法によればR、G、Bの各着色層の形成を一度に
行なうことができ、更に着色液の使用量にも無駄が生じ
ないため大幅な生産性の向上、コストダウン等の効果を
得ることができる。
ンクを付与することで画素を形成するものであるため、
インクを所望の着弾位置、例えばR、G、B各画素の中
心付近に精度良く付着させることは容易では無く、イン
クドットの位置ずれという問題が生じやすいという大き
な技術課題があった。このようなインクドットの位置ず
れが生じると、着色層によって覆われていない光透過部
で所謂白ぬけ現象(透明基板が露出する箇所において白
く光って見える現象)が発生してしまい画像の鮮明性が
大きく低下してしまうため、早急な解決方法の確立が望
まれている。
同時多色刷りの技術として微小ノズルから画素形成材料
を流体として流出させてカラーフィルタを形成する方法
が記載されている。しかしかかる方法では、画素形成材
料により形成される着色ストライプを微小ノズルから連
続的に流出させるため、流出量の変動による着色ストラ
イプの幅、厚みが変動する。とりわけ変動量の変化が大
きい場合、着色ストライプが流出の途中でちぎれていま
い、その結果、前述した白抜け現象が生じる。また上記
の方式では、着色ストライプのちぎれを防ぐために画素
形成材料の流出速度を抑える必要があり、その結果、生
産性に劣るものである。
によりカラーフィルタを形成する際、インク液滴の着弾
位置ずれによる白ぬけ現象の発生のない鮮明な着色光透
過部が得られるカラーフィルタ及びその製造方法を提供
することである。
性、耐溶剤性、解像性等の必要特性を満足し、且つイン
クジェット適性をも満足し、しかも工程の短縮された安
価なカラーフィルタの製造方法及び該方法により製造さ
れた信頼性の高いカラーフィルタ及びこれを備えた液晶
パネルを提供するものである。
段により達成される。
は、基板上に、行又は列に沿って、複数の光透過部を形
成するように遮光層を配置してなるブラックマトリクス
を形成する第1の工程、前記基板上及び前記ブラックマ
トリクス上に、親水性高分子化合物を有するインク受容
層を形成する第2の工程、表面張力が20〜 60dyne/
cmで、且つ、前記インク受容層表面との初期接触角が6
0°以下となるインクをインクジェット方式により前記
インク受容層に付与して、一行内又は一列内の複数の光
透過部上及び遮光層上の前記インク受容層を一様に同一
色で着色する第3の工程を有することを特徴とする。
ンク受容層に、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセ
タール、ポリウレタン、カルボキシメチルセルロース、
ポリエステル、ポリアクリル酸(エステル)、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
メラミン樹脂、あるいはこれらの変性物の合成樹脂、ア
ルブミン、ゼラチン、カゼイン、デンプン、カチオン化
デンプン、アラビアゴム及びアルギン酸ソーダから少な
くとも選択される親水性高分子化合物を含有するのが好
ましい。
は、基板上に、行又は列に沿って、複数の光透過部を形
成するように遮光層を配置してなるブラックマトリクス
を形成する第1の工程、前記基板上及び前記ブラックマ
トリクス上に、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセ
タール、ポリウレタン、カルボキシメチルセルロース、
ポリエステル、ポリアクリル酸(エステル)、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
メラミン樹脂、あるいはこれらの変性物の合成樹脂、ア
ルブミン、ゼラチン、カゼイン、デンプン、カチオン化
デンプン、アラビアゴム及びアルギン酸ソーダから少な
くとも選択される親水性高分子化合物を有するインク受
容層を形成する第2の工程、表面張力が20〜 60dyn
e/cmで、且つ、前記インク受容層表面との初期接触角が
60°以下となるインクをインクジェット方式により前
記インク受容層に付与して、一行内又は一列内の複数の
光透過部上及び遮光層上の前記インク受容層を一様に同
一色で着色する第3の工程を有することを特徴とする。
第1の基板に画素電極を形成する工程、上記の製造方法
で製造されたカラーフィルタ上に透明電極を形成する工
程、第1の基板と第2の基板を対向配置させ、その間隙
に液晶化合物を封入する工程を含むことを特徴とする。
インクとインクが付着する面との間で示される初期接触
角が60°以下、好ましくは50°以下であり、インク
の表面張力が20〜60dyne/cm、好ましくは2
4〜55dyne/cm、より好ましくは28〜50d
yne/cmの範囲にあり、インクの粘度が1.2〜2
0cps、好ましくは1.5〜10cps、より好まし
くは1.5〜8cpsの範囲にあり、インクが付着する
基板面が親水性であり、インクとしてレッド、グリーン
もしくはブルー色を使用し、前記親水性高分子化合物
が、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポ
リウレタン、カルボキシメチルセルロース、ポリエステ
ル、ポリアクリル酸(エステル)、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メラミン樹
脂、あるいはこれらの変性物の合成樹脂、アルブミン、
ゼラチン、カゼイン、デンプン、カチオン化デンプン、
アラビアゴム及びアルギン酸ソーダから少なくとも選択
されることを含む。
タと、これと対向する位置に基板を有し、両基板間に液
晶化合物を封入したことを特徴とする液晶パネルであ
る。
照して本発明を詳細に説明する。
によりインクドットで形成されたカラーフィルタの着色
部における問題点を説明するための図である。
インク付着面から見た模式図であり、インクの着弾精度
が悪く、光透過部が着色部によって完全に覆われない結
果、インクの位置ずれによる白ぬけ部が発生している様
子を示している。このような一種の欠陥が画素に存在す
ると、カラーフィルタを介して得られる像がコントラス
トの低い不鮮明なものとなってしまう。
を完全に覆うように形成され、しかも着色部が複数の光
透過部に亘って連続的に構成されている、即ちストライ
プ状に構成されている本発明のカラーフィルタを示すも
のである。着色部をこのようなストライプ状の構成にす
ることにより、夫々の光透過部の間の遮光部も着色層で
覆われるため白ぬけの発生を回避することが可能とな
る。従ってカラーフィルタを介して得られる像も鮮明な
ものとなり好ましいものである。なお、前記ストライプ
状着色部をインクジェット方式により形成する際の記録
方向、及びR、G、B各画素の配列は図1の方法に限定
されるものでは無い。
部に亘って連続的に構成するための好ましい方法につい
て述べる。
イプ状の着色部を構成する際に、使用するインク及びカ
ラーフィルタ基板表面(インクが付着する面)の両者の
特性で決定される、カラーフィルタ上でのインクの濡れ
性を調整することが重要であることを発見した。即ち、
上記ストライプ状の着色部を形成する際、前記インク付
着面の親水性が低いと、形成したストライプの線幅が一
様でなくなり、ところどころで所謂くびれ部が発生して
しまう。そのため、前記白ぬけの発生を防止すべく着色
部をストライプ状になるよう形成しても、このような場
合は、結果的に図2と同様、白ぬけ部が発生するためカ
ラーフィルタを介して得られる像のコントラストが低下
してしまう。
低い時に発生するくびれによる白ぬけの発生を示してい
る。特に親水性の度合がより低い箇所(インクをよりは
じきやすい箇所)は、ストライプが部分的にちぎれてし
まい、完全に基板の光透過部が露出する場合もありう
る。このような現象に起因する白ぬけの発生は、従来カ
ラーフィルタの形成に用いられていた顔料分散法等の方
法では問題無く、インクジェット方式によりカラーフィ
ルタを形成する場合に生じる特有の問題である。
に起因する白ぬけの発生を回避すべく着色部をストライ
プ状に形成する場合、単にインク液滴をストライプ状に
配置させるだけでは不十分であり、インク付着面での濡
れ性を最適値に調整する必要がある。そのためには、イ
ンクの表面張力及び基板表面の親水性を調整する必要が
あるが、以下にそれらの好ましい条件を示す。
m、好ましくは24〜55dyne/cm、より好まし
くは28〜50dyne/cm。
るインク受容層形成、又は洗浄により油脂分を除去した
ガラス基板やプラスチック基板の利用。
イプ状着色部の形成をインクジェット方式にて作成する
のが好ましい。インク表面張力を上記の好ましい値に調
製するには、インク中に添加する水溶性溶媒の種類及び
量を選択することにより達成できる。
しては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチ
ルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−
ブチルアルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコー
ル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等
のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケト
ンまたはケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール等のポリアルキレングリコール
類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1、2、6
−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレン
グリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が
2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;グ
リセリン;エチレングリコールモノメチル(またはエチ
ル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(またはエ
チル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル
(またはエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ア
ルキルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン、2−
ピロリドン、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
等が挙げられる。
性剤を用いても良い。なお、これら種々の水溶性溶剤、
及び界面活性剤を添加したインクの表面張力を測定する
には、ウイルヘルミー型表面張力測定器等を利用するこ
とにより測定可能である。
度は、インクの吐出性、インク滴着弾時のインクドット
の拡がり等を考慮すると、1.2〜20cps、好まし
くは1.5〜10cps、より好ましくは1.5〜8c
psの範囲である。
な親水性にするには、ガラス表面を十分に洗浄すること
でも良いが、好ましくは以下に挙げる化合物の薄膜を基
板表面に形成し利用するのが好ましい。その一例とし
て、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアセタール、ポリウレタン、カルボキシメチル
セルロース、ポリエステル、ポリアクリル酸(エステ
ル)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、メラミン樹脂、あるいはこれらの変性物
等の合成樹脂、また、アルブミン、ゼラチン、カゼイ
ン、でんぷん、カチオン化でんぷん、アラビアゴム、ア
ルギン酸ソーダ等の天然樹脂を挙げることができるが、
これらに限られるものではない。これらのなかでは、と
くにヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース類が
好ましく用いられる。そしてこれらの複数を同時に用い
ることも可能である。
の組み合せにより図2(b)に示したようなくびれに起
因する白ぬけの発生を抑えることが可能となるが、更に
好ましくは、これらの間でなされる初期接触角が60°
以下、より好ましくは50°以下とするとより効果的で
あり好ましいものである。
表面に接触した直後、好ましくは1分以内に測定される
接触角のことを示す。これ以上の時間が経過した後に測
定される接触角は、インク中の成分、例えば水の蒸発の
影響を受けるため好ましくない。また初期接触角を測定
するときのインク滴の量は任意の量で良いが、ある程度
インク滴が大きくなると重力の影響を受けやすく値が正
確なものでなくなる可能性があるため、10μリットル
以下の量で測定するのが好ましい。
いるゴニオメーター等を利用することにより直接測定す
ることが可能である。
形成させるには、スピンコート、ロールコート、バーコ
ート、スプレーコート、ディップコート等の方法を用い
ることができる。
されるインク中に含有される着色剤(色材)としては、
従来のインクジェット記録法で用いられてきた各種の染
料あるいは顔料が用いられる。その中でも耐熱性、耐光
性向上等の観点から有機顔料を用いるのが好ましい。ま
た、本例における遮光部であるブラックマトリクスの形
成方法としては、ブラックマトリクスを基板上に直接設
ける場合は、スパッタもしくは蒸着により金属薄膜を形
成し、フォトリソ工程によりパターニングする方法が、
また、ブラックマトリクスを樹脂組成物上に設ける場合
は、一般的なフォトリソ工程によるパターニングの方法
が挙げられるが、本発明ではこれらに限られるものでは
ない。
クマトリクスを備えた場合の例を示したが、液晶パネル
の対向する基板にブラックマトリクスを備えた、いわゆ
るBMオンアレイタイプの場合にも本発明の製造方法は
適用できる。
だTFTカラー液晶パネルの断面図を示す。カラー液晶
パネルは、カラーフィルタ9と対向基板12を合わせ込
み、液晶化合物10を封入することにより形成される。
液晶パネルの一方の基板の内側にTFT(不図示)と透
明な画素電極11がマトリクス状に形成されている。ま
たもう一方の基板の内側には、画素電極11に対向する
位置にカラーフィルタ9が設置され、その上に透明な対
向(共通)電極15が一面に形成されている。更に両基
板の面内には配向膜13が形成されており、これをラビ
ング処理することにより液晶分子を一定方向に配列させ
ることができる。またそれぞれのガラス基板の外側には
偏光板14が接着されており、液晶化合物10はこれら
のガラス基板の間隙(2〜5μm程度)に充填される。
またバックライト16としては、蛍光灯と散乱板(いず
れも不図示)の組み合わせが用いられ、液晶化合物をバ
ックライト光の透過率を変化させる光シャッターとして
機能させることにより表示を行う。
る。
る、図1に示すようなブラックマトリクスを備えたガラ
ス基板上にインク受容層としてヒドロキシプロピルセル
ロースHPC−H(日本曹達製)からなる樹脂組成物を
スピンコートし、90℃、10分間のプリベークを行な
った。
記処方のR、G、B各インクにより幅80μmのストラ
イプ状のR、G、B着色部をそれぞれ図1(a)に示す
ように形成した。
なった。続いてその上に、2液型の熱硬化型樹脂材料を
膜厚1μmとなるようにスピンコートし、250℃、3
0分の熱処理を行なって硬化させることにより液晶用カ
ラーフィルタを作成した。
ドイエロー23の混色 G(緑色) 染料:C.I.アシッドブルー 9/アシッ
ドイエロー23の混色 B(青色) 染料:C.I.アシッドブルー 9/アシッ
ドレッド 35の混色
48dyne/cmであり、インクの粘度は1.8cp
sであった。またインクの初期接触角は30°であっ
た。
る、図1に示すようなブラックマトリクスを備えたガラ
ス基板上にインク受容層としてヒドロキシプロピルセル
ロースHPC−H(日本曹達製)からなる樹脂組成物を
スピンコートし、90℃、15分間のプリベークを行な
った。
下記処方のR、G、B各インクにより幅60μmのスト
ライプ状のR、G、B着色部をそれぞれ図1(a)に示
すように形成した。
なった。続いてその上に、2液型の熱硬化型樹脂材料を
膜厚1μmとなるようにスピンコートし、250℃、3
0分の熱処理を行なって硬化させることにより液晶用カ
ラーフィルタを作成した。
ドイエロー23の混色 G(緑色) 染料:C.I.アシッドブルー 9/アシッ
ドイエロー23の混色 B(青色) 染料:C.I.アシッドブルー 9/アシッ
ドレッド 35の混色
58dyne/cmであり、インクの粘度は1.9cp
sであった。またインクの初期接触角は28°であっ
た。
施例1と同様な方法で液晶カラーフィルタを作成した。
mであり、インクの粘度は1.8cpsであった。また
インクの初期接触角は35°であった。
施例2と同様な方法で液晶カラーフィルタを作成した。
mであり、インクの粘度は1.7cpsであった。また
インクの初期接触角は37°であった。
た液晶用カラーフィルタを光学顕微鏡により観察したと
ころ、R、G、Bの各着色部における白ぬけ、コントラ
ストの低下等の障害は観察されなかった。
ITO、配向膜の形成、液晶材料の封入等の一連の作業
を行ない図3に示すようなカラー液晶パネルを作成し
た。
ルを用いて種々の画像パターンをパネル上に形成し、画
像の鮮明度を評価したがいずれも良好な結果を示した。
とりわけ実施例1に基づいて作成されたものは画像鮮明
度が優れていた。
て得られた画像は、白ぬけが多く発生し、コントラスト
が低く鮮明性に欠けるものであった。
実施した。また、比較例1と同様にして、実施例3〜6
に対する比較を行った。
液晶用カラーフィルタを光学顕微鏡により観察したとこ
ろ、R、G、Bの各着色部における白ぬけ、コントラス
トの低下等の障害は観察されなかった。
ITO、配向膜の形成、液晶材料の封入等の一連の作業
を行ない図3に示すようなカラー液晶パネルを作成し
た。
ルを用いて種々の画像パターンをパネル上に形成し、画
像の鮮明度を評価したがそれぞれ良好な結果を示した。
を介して得られた画像は、白ぬけが多く発生し、コント
ラストが低く鮮明性に欠けるものであった。
法を採用することにより、安価で信頼性が高く、且つ鮮
明な画像を得ることができる液晶用カラーフィルタを製
造することができる。
ある。
フィルタの製造例を示す図である。
の断面構造を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 基板上に、行又は列に沿って、複数の光
透過部を形成するように遮光層を配置してなるブラック
マトリクスを形成する第1の工程、 前記基板上及び前記ブラックマトリクス上に、親水性高
分子化合物を有するインク受容層を形成する第2の工
程、 表面張力が20〜 60dyne/cmで、且つ、前記インク受
容層表面との初期接触角が60°以下となるインクをイ
ンクジェット方式により前記インク受容層に付与して、
一行内又は一列内の複数の光透過部上及び遮光層上の前
記インク受容層を一様に同一色で着色する第3の工程 を
有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項2】 インクとインクが付着する面との間で示
される初期接触角が50°以下である請求項1に記載の
カラーフィルタの製造方法。 - 【請求項3】 インクの表面張力が24〜55dyne
/cmの範囲にある請求項1に記載のカラーフィルタの
製造方法。 - 【請求項4】 インクの表面張力が28〜50dyne
/cmの範囲にある請求項1に記載のカラーフィルタの
製造方法。 - 【請求項5】 インクの粘度が1.2〜20cpsの範
囲にある請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項6】 インクの粘度が1.5〜10cpsの範
囲にある請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項7】 インクの粘度が1.5〜8cpsの範囲
にある請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項8】 前記親水性高分子化合物が、ポリビニル
アルコール、ポリビニルアセタール、ポリウレタン、カ
ルボキシメチルセルロース、ポリエステル、ポリアクリ
ル酸(エステル)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メラミン樹脂、あるいはこ
れらの変性物の合成樹脂、アルブミン、ゼラチン、カゼ
イン、デンプン、カチオン化デンプン、アラビアゴム及
びアルギン酸ソーダから少なくとも選択される請求項1
に記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項9】 第1の基板に画素電極を形成する工程、請求項1〜8に記載の製造方法で製造されたカラーフィ
ルタ上に 透明電極を形成する工程、 第1の基板と第2の基板を対向配置させ、その間隙に液
晶化合物を封入する工程を含むことを特徴とする液晶パ
ネルの製造方法。
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