JP2000187111A - カラーフィルタ基板 - Google Patents

カラーフィルタ基板

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JP2000187111A JP10363277A JP36327798A JP2000187111A JP 2000187111 A JP2000187111 A JP 2000187111A JP 10363277 A JP10363277 A JP 10363277A JP 36327798 A JP36327798 A JP 36327798A JP 2000187111 A JP2000187111 A JP 2000187111A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット法の着色に好適なバンクを備
えるカラーフィルタ基板を提供する。 【解決手段】 本発明のカラーフィルタ基板は、基板1
0上に区画形成されたバンク12で囲まれる開口部11
内に、インク滴40で着色されたインク膜を備える。バ
ンク12は基板10側から金属膜20と感光性有機薄膜
30の積層構造を有している。金属膜20として、例え
ば、クロム膜、ニッケル膜、タングステン膜、タンタル
膜、アルミニウム膜等が適用できる。感光性有機薄膜
は、ポリイミド膜、アクリル系樹脂膜、ポリヒドロキシ
スチレン膜、ノボラック樹脂膜、ポリビニルアルコール
膜、カルド系樹脂膜等が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示素子等に用
いられるカラーフィルタ基板に係わる。特に、インクジ
ェット法によるカラーフィルタの着色に好適な構造を有
するカラーフィルタ基板に係わる。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子用のカラーフィルタの製造
方法として、染色法、顔料分散法、電着法、インクジェ
ット法等が知られている。この中でもインクジェット法
は最近最も研究されている方法であり、この方法でカラ
ーフィルタを製造する技術が、例えば、特開平8−32
7816号公報、特開平9−49921号公報、特開平
9−71744号公報、特開平8−271715号公報
等に開示されている。この方法でカラーフィルタを着色
する場合、インク滴径が数十μmであり、一方、カラー
フィルタの画素は短辺数十μm、長辺数百μmであるこ
とから、ガラス基板上に予め画素を規定する区画(以
下、「バンク」という)を形成してこの中にインク滴を
充填してカラーフィルタを製造する。
【0003】ところで、バンクにブラックマトリクスの
機能を兼用させる場合、従来ではガラス基板上にスパッ
タ成膜法でクロムを成膜し、これを所定のパターンにエ
ッチングすることで開口部(画素或いは光透過領域)を
形成し、この中にインク滴を充填してカラーフィルタを
製造していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような製
造方法では、スパッタ成膜法でクロムを成膜すると、膜
厚0.2μm程度が限界であり、インクを充填するのに
十分な高さ(0.5μm乃至10μm)のバンクを形成
することができない。また、インクジェット法でバンク
に囲まれた開口部内にインク滴を充填する場合、バンク
を超えて隣の画素にインク滴が溢れる事態を防ぐため
に、基板には親インク性を持たせ、バンクには撥インク
性を持たせる必要がある。このため、バンク上部を有機
材料等の撥インク性処理が容易な材料で構成することが
好ましい。
【0005】そこで、本発明はこのような問題点に鑑
み、インクジェット法等でインクをバンクに充填するこ
とでカラーフィルタを製造する方法に好適なバンクを備
えたカラーフィルタ基板及び液晶表示素子を提供するこ
とを課題とする。また、インクジェット法に好適なカラ
ーフィルタ基板の製造方法を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーフィルタ
基板は、基板上に区画形成されたバンクで囲まれる開口
部内に、インクで着色されたインク膜(着色層)を備え
るカラーフィルタ基板であって、バンクは基板側から金
属膜と感光性有機薄膜の積層構造を有している。かかる
積層構造により、十分な高さのバンクを形成することが
できるとともに、インクに対する基板表面の処理(バン
クは撥インク性とし、基板は親インク性とする処理)が
容易になる。
【0007】感光性有機薄膜として金属膜をエッチング
するためのレジストを用いることができる。このように
すると、金属膜のエッチング後において不要のレジスト
を除去する工程を省略することができ、カラーフィルタ
の製造工程を簡略化することができる。
【0008】感光性有機薄膜は、ポリイミド膜、アクリ
ル系樹脂膜、ポリヒドロキシスチレン膜、ノボラック樹
脂膜、ポリビニルアルコール膜、カルド系樹脂膜のうち
何れかとすることができる。この感光性有機薄膜に弗素
系の界面活性剤を添加することで感光性有機薄膜を撥イ
ンク性とすることができる。弗素系の界面活性剤とし
て、例えば、パーフルオロアルキル及びその誘導体、フ
ルオロベンゼン、ジフルオロベンゼン、トリフルオロベ
ンゼン、パーフルオロベンゼン、フルオロフェノール及
びその誘導体を含フッ素基として有する構造を用いる。
また、感光性有機薄膜に弗素系ポリマーを配合すること
で感光性有機薄膜を撥インク性とすることができる。弗
素系ポリマーとして、シリコーンゴム、ポリフッ化ビニ
リデン、フルオロオレフィン、ビニルエーテル系共重合
体、3フッ化エチレン、フッ化ビニリデン共重合体、ポ
リテトラフルオロエチレン、パーフルオロエチレンプロ
ピレン樹脂、パーフルオロアルコキシ樹脂のうち何れか
を用いることができる。これらの弗素系の界面活性剤の
添加量や弗素系ポリマーの配合比を調整することでバン
クとインクとの接触角、即ち、バンクの撥インク性を必
要に応じて調整することができる。
【0009】感光性有機薄膜は複数の感光性有機薄膜を
積層して構成することもできる。また、金属膜はブラッ
クマトリクスとして機能させることもできる。この場
合、金属膜の組成は、クロム、ニッケル、タングステ
ン、タンタル、銅、アルミニウムのうち何れかが好まし
い。
【0010】また、バンクとインク膜とを覆う保護膜を
備えるカラーフィルタ基板において、保護膜の組成は、
要求される耐熱性、透明性、レベリング性をクリアする
ために、ビスフェノールA、ビスフェノールフルオレン
等が好ましい。さらに好ましくは、保護層の組成を有機
薄膜の組成と同一にすることで、バンク上に形成される
保護膜のはじき、ムラを防止することができ、コントラ
ストの優れた液晶表示素子のカラーフィルタ基板を提供
することができる。
【0011】基板の表面処理において、バンクとインク
との接触角は30deg以上60deg以下になるよう
にバンクとインクの組み合わせを設定することが好まし
い。30deg未満であるとバンクとインクの親和性が
高くなり、バンクに付着するインクの量が多くなる結
果、基板の着色抜けが生じやすくなる。一方、60de
gを超えると、インクに対するバンクの撥インク性が大
きくなりすぎてバンク近傍の基板の着色抜けが生じ易く
なる。また、基板とインクとの接触角は30deg以下
が好ましい。基板は親インク性であることが求められ、
カラーフィルタの画素ピッチを考慮するとこの範囲が適
当である。
【0012】本発明の液晶表示素子は上記のカラーフィ
ルタ基板を備える。このカラーフィルタ基板を備えるこ
とで、表示ムラや着色ムラの無い高精細な液晶表示素子
を提供することができる。
【0013】本発明のカラーフィルタ基板の製造方法
は、基板上に区画形成されたバンクで囲まれる開口部内
にインク膜を備えるカラーフィルタ基板の製造方法であ
って、基板上に金属膜を区画形成する第1の工程と、金
属膜上に感光性有機薄膜を形成することでバンクを形成
する第2の工程と、開口部内にインクを充填してインク
膜を形成する第3の工程とを備える。感光性有機薄膜を
金属膜をエッチングするためのレジストとすることで、
レジストの除去工程を省略することができ、カラーフィ
ルタの製造工程を簡略化することができる。第2の工程
は、金属膜上に複数の感光性有機薄膜を積層することで
バンクを形成してもよい。また、第2の工程と第3の工
程の間に、酸素ガスを導入ガスとしてプラズマ処理を
し、基板表面を親インク性とする工程と、弗化化合物を
導入ガスとしてプラズマ処理をし、バンクを撥インク性
とする工程とを備えても良い。このプラズマ処理工程に
より、バンクを撥インク性とすることができ、基板を親
インク性とすることができる。導入ガスとしての弗化化
合物は、弗化炭素ガス、弗化窒素ガス、弗化硫黄ガスの
うち何れかが好ましい。また、弗素化化合物を導入ガス
としたプラズマ処理工程に替えて基板を加熱すること
で、バンクを撥インク性とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1を参照
してカラーフィルタの製造工程を説明する。
【0015】薄膜形成工程(図1(A)) 本工程は基板10上にクロム膜20、レジスト30を成
膜する工程である。基板10の材質として、ガラス基
板、プラスチックフィルム、プラスチックシート等を使
用できる。基板10として、例えば、370mm×47
0mm×1.1mm程度の平坦な透明ガラス基板を用意
する。この透明ガラス基板は、350℃の熱に耐えら
れ、酸やアルカリ等の薬品に侵されにくく、量産可能で
あるものが好ましい。クロムをターゲットとし、アルゴ
ンガスでこれをスパッタし、基板10上にクロム膜20
を成膜する。膜厚は0.15μmとする。このクロム膜
20は後述の工程で所定の区画領域にパターニングさ
れ、画素領域に開口部を備えるブラックマトリクスとし
て機能する。次いで、クロム膜20上にポジタイプの感
光性レジスト30をスピンコートする。レジスト30の
膜厚は2.5μmとする。尚、ブラックマトリクスの材
料はクロムの他、ニッケル、タングステン、タンタル、
銅、アルミニウム等でもよい。
【0016】エッチング工程(同図(B)) 本工程はレジスト30をマスクとしてクロム膜20をエ
ッチングし、バンク12を形成する工程である。感光性
レジスト30を塗布後、全面を所定の区画パターンに一
括露光し、現像する。次いで、このレジスト30をマス
クとして硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸塩の
水溶液でクロム膜20をエッチングし、開口部11を形
成する。開口部11の形成パターンは、モザイク配列、
デルタ配列、ストライプ配列等、適宜選択してパターニ
ングする。開口部11の形状は矩形に限らず、インク滴
の形状に合わせて円形状でもよい。この工程により、ク
ロム膜20とレジスト30とから成るバンク12(膜厚
2.65μm)が形成される。バンク12は開口部11
の仕切部材として機能する。
【0017】また、上記工程において、レジスト30を
現像して得られたレジストパターンを薬液処理又は酸素
プラズマ等のアッシング処理にてクロム膜20から剥離
させ、区画形成されたクロムパターンを基板表面に露出
させる。このクロムパターンの上にレジスト或いはポリ
イミドを塗布し、クロムパターンに重なるようにフォト
リソ工程でパターニングし、バンク12を形成してもよ
い。
【0018】表面処理工程(同図(C)) 本工程は基板表面をプラズマ処理することで、基板10
には親インク性を与え、バンク12には撥インク性を与
えるものである。バンク12の上部(レジスト30)は
絶縁有機材料で構成され、基板10はガラス等の無機材
料で構成されているため、弗素系化合物を含むガスを導
入ガスとして基板表面をプラズマ処理をすることで上記
の効果を得る。具体的には、容量結合型のプラズマ処理
では、導入ガスを反応室に流し、一方の電極1を基板1
0と接続し、他方の電極2を基板10の表面に対向さ
せ、電源3から電界を印加する。まず、導入ガスとして
酸素(O2)をガス流量500SCCM、パワー0.1
W/cm2〜1.0W/cm2、圧力1Torr以下の条
件で10秒〜300秒プラズマ処理を行う。この工程で
開口部11のアッシング処理が行われ、表面に露出した
基板10が活性化することで親インク性となる。次に、
導入ガスとして弗化炭素(CF4)をガス流量900S
CCM、パワー0.1W/cm2〜1.0W/cm2、圧
力1Torr以下の条件で600秒〜3600秒プラズ
マ処理を行う。この工程により、バンク12の表面エネ
ルギーを低下させることができ、インクをはじきやすく
することができる。従がって、基板10の表面を親イン
ク性に保持したまま、バンク12を半永久的に撥インク
性とすることができる。
【0019】尚、弗素系化合物のガスでプラズマ処理を
する場合、弗化炭素(CF4)の他に弗化窒素(N
3)、弗化硫黄(SF6)等を用いることもできる。ま
た、バンク12は、酸素プラズマで一旦活性化した後、
熱処理により元の撥インク性に戻すことも可能である。
【0020】上記の表面処理工程により、基板表面を改
質することができるが、特に、インクとバンク12との
接触角は30deg〜60degに設定することが好ま
しく、インクと基板10との接触角は30deg以下に
設定することが好ましい。
【0021】インクとバンク12との好適な接触角の範
囲については、以下に述べる実験結果から導くことがで
きる。実験では、インクとガラス基板との接触角が15
degの条件下でバンクとインクとの接触角を15de
g、33deg、64degに設定した場合のインク膜
の膜厚状態を測定した。測定結果を図3に示す。図中、
符号5はバンクBMとインク膜ILの膜厚を表してお
り、符号6はインク膜ILの理想的な膜厚を示すボトム
ラインである。同図(A)は、インクとバンクBMの接
触角が15degの場合を示しており、インク膜ILの
中央部の膜厚が不足していることが確認できる。このた
め、インク膜ILの中央部において色抜けが生じてい
る。これは、インクとバンクBMとの親和性が高いため
にバンクBMに付着しているインクの量が多く、開口部
内側に充分にインクがいきわたらないためと考えられ
る。インクによる着色がこのような状態では液晶表示素
子のコントラストの低下を招く原因ともなるため好まし
くない。同図(B)は、インクとバンクBMとの接触角
が33degの場合を示しており、開口部全体にインク
がいきわたり、色抜けが生じていないことが確認でき
る。これは、インクとバンクBMとの撥インク性、及
び、インクと基板との親インク性とのバランスが良好で
あるために着色ムラが生じないためと考えられる。同図
(C)は、インクとバンクBMとの接触角が64deg
の場合を示しており、バンクBM近傍でインク膜ILの
色抜けが生じていることが確認できる。これは、バンク
BMの撥インク性が高いためにバンクBM近傍でインク
膜ILの色抜けが生じているためと考えられる。以上の
結果から、インクとバンクとの接触角は30deg〜6
0degに設定することが好ましいと考えられる。
【0022】インクと基板10との好適な接触角の範囲
については、以下に述べる考察結果から導くことができ
る。図4は基板とインクとの接触角がθ、基板とインク
との接触幅がdの条件下で形成されるインク滴の面積S
を求める図である。同図から面積Sを扇型の面積から直
角三角形の面積を引くことで求めることができる。これ
を計算すると、面積Sは、
【0023】
【数1】
【0024】となる。この式を基に、dの値を5μm〜
100μmの範囲で変えたときの、基板とインクの接触
角θ[deg]と、インク滴の体積S[μm3/μm]
との関係を図示したものが図5である。図中、符号Aは
d=100μmの場合、Bはd=90μmの場合、Cは
d=80μmの場合、Dはd=70μmの場合、Eはd
=60μmの場合、Fはd=50μmの場合、Gはd=
45μmの場合、Hはd=40μmの場合、Iはd=3
5μmの場合、Jはd=30μmの場合、Kはd=25
μmの場合、Lはd=20μmの場合、Mはd=15μ
mの場合、Nはd=10μmの場合、Oはd=5μmの
場合である。
【0025】インクジェット式記録ヘッド(エプソン製
MJ−500C)から吐出されるインク滴を1滴当たり
571μm3とし、カラーフィルタにおける画素領域の
ピッチを80μmとすると、同図から基板との接触角は
28degであることが解る。基板とインクは親インク
性が求められるため、インクと基板との接触角は30d
eg以下に設定することが好ましい。
【0026】尚、インクとバンクとの接触角を上記の範
囲に設定するためには、レジスト30に弗素系の界面活
性剤、例えば、パーフルオロアルキル及びその誘導体、
フルオロベンゼン、ジフルオロベンゼン、トリフルオロ
ベンゼン、パーフルオロベンゼン、フルオロフェノール
及びその誘導体を含フッ素基として有する構造のもの等
を添加すると良い。レジスト30に弗素系の界面活性剤
を添加することでレジスト30の表面エネルギーを低下
させ、インクをはじきやすくすることができる。これら
の界面活性材を添加したレジスト30は本発明者による
実験の結果、十分にレジスト膜としての機能(耐エッチ
性、及び、クロム膜20との接着性)を有することが確
認することができた。こらの界面活性材の添加量を適宜
調整することでバンクとインクとの接触角を20deg
〜60degの範囲に設定することができる。
【0027】また、レジスト30は弗素系のポリマーで
ブレンドしたもの、例えば、シリコーンゴム、ポリフッ
化ビニリデン、フルオロオレフィン、ビニルエーテル系
共重合体、3フッ化エチレン、フッ化ビニリデン共重合
体、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロエチレ
ンプロピレン樹脂、パーフルオロアルコキシ樹脂のうち
何れかの材料とブレンドして用いても良い。レジスト3
0に弗系のポリマーをブレンドすることでレジスト30
の表面エネルギーを低下させ、インクをはじきやすくす
ることができる。これらのポリマーをブレンドしたレジ
スト30は本発明者による実験の結果、十分にレジスト
膜としての機能(耐エッチ性、及び、クロム膜20との
接着性)を有することが確認された。こらのポリマーの
配合比を適宜調整することでバンクとインクとの接触角
を2deg〜57degの範囲に設定することができ
る。尚、これらの接触角はインクの粘性係数η=4.3
0cPs、表面張力γ=29.3mN/mのときの値で
ある。
【0028】インク充填工程(同図(D)) 本工程はインクジェット法により開口部11にインクを
吹き付け、画素をR、G、Bに着色する工程である。イ
ンクジェット式記録ヘッド4の加圧室にインクを満た
し、圧電体薄膜素子等のアクチュエータの駆動により加
圧室内の圧力を高め、インク滴40を吐出する。バンク
12はその上部が撥インク性処理されているため、イン
クがバンク12を超えて隣の開口部11に流れ込んだ
り、滲んだりすることを防止できる。バンク12の高さ
は着色に必要とするインク量を考慮して決定すればよ
く、レジスト30の厚みにより容易に調整することがで
きる。
【0029】開口部11にインク滴充填後、ヒータで加
熱処理をする。加熱は、例えば、110℃の温度で行
い、インクの溶媒を蒸発させる。この処理でインクの固
形成分のみ残留し、膜化する。このためインクは着色後
の工程を考慮して加熱で硬化する、或いは、紫外線等の
エネルギーで硬化する成分を添加することもできる。加
熱で硬化する成分としては、各種の熱硬化性樹脂を用い
ることができ、エネルギーで硬化する成分としては、例
えば、アクリレート誘導体、メタアクリレート誘導体に
光反応開始剤を添加したもの等が適用できる。特に、耐
熱性を考慮してアクリロイル基、メタクリロイル基を分
子内に複数有するものが好ましい。
【0030】保護膜形成工程(同図(E)) 本工程はインク膜を覆うように保護膜を形成する工程で
ある。インク膜形成後、インク滴を完全に乾燥させるた
め、所定の温度(例えば、200℃)で所定時間(例え
ば、30分)の加熱を行う。乾燥が終了すると、インク
膜が形成されたカラーフィルタ基板に保護膜50を形成
する。この保護膜50はフィルタ表面の平滑化の役割を
も担う。保護膜50の形成には、例えば、スピンコート
法、ロールコート法、ディッピング法等が適用できる。
保護膜50の組成としては、光硬化性樹脂、熱硬化性樹
脂、光熱併用タイプの樹脂、蒸着やスパッタ等で形成さ
れた無機材料等を用いることができ、カラーフィルタと
して用いる場合の透明性を考慮してその後のITO形成
プロセス、配向膜形成プロセス等に耐えうるものであれ
ば使用可能である。保護膜50をスピンコートしたら、
これを乾燥させるため、所定の温度(例えば、220
℃)で所定の時間(例えば、60分)加熱する。
【0031】尚、保護膜50の組成とレジスト30の組
成を同一とすることで、バンク12上に形成される保護
膜50のはじき、むらの形成等を防止することができ
る。この場合の保護膜50の材料として、AHPA(ビ
スフェノールA)、FHPA(ビスフェノールフルオレ
ン)等を使用することができる。これらの材料で保護膜
50を形成するには、まず、基板10を純粋洗浄し、ア
ミノシラン処理をした後、AHPA等を基板表面にスピ
ンコートする。次いで、プレベーク(80℃、10
分)、レベリング(150℃、10分)、ポストベーク
(200℃、60分)の処理をして保護膜50を形成す
る。
【0032】透明電極形成工程(同図(F)) 次いで、スパッタ法、蒸着法等の公知の手法を用いて透
明電極60を保護膜50の全面にわたって形成する。透
明電極60の組成としては、ITO(Indium Thin Oxid
e)、酸化インジウムと酸化亜鉛の複合酸化物等、光透
過性導電性を兼ね備えた材料を用いることができる。
【0033】以上の工程を経てカラーフィルタ基板を製
造することができる。カラー液晶パネルは一般的にカラ
ーフィルタ基板と対向基板を対向させて貼り合わせ、2
枚の基板間に液晶化合物を封入して製造する。液晶パネ
ルの対向基板の内側には薄膜トランジスタと画素電極を
マトリクス状に形成する。さらに、両基板の面内には配
向膜が形成されており、これをラビング処理することで
液晶分子を一定方向に配列させることができる。それぞ
れのガラス基板の外側には偏光板が接着されており、液
晶化合物はこれらのガラス基板の隙間に充填される。ま
た、バックライト光としては蛍光燈と散乱板の組合わせ
が一般的に用いられており、液晶化合物をバックライト
光の透過率を変化させる光シャッターとして機能させる
ことによりカラー表示を行う。本発明のカラーフィルタ
基板を備えた液晶表示素子は、ノートパソコン、車載用
ナビゲーションシステム、デスクトップ型パソコン、電
子スチルカメラ、ゲーム機器、プロジェクタ等に利用す
ることができる。
【0034】尚、本実施の形態は、カラーフィルタの製
造に限らず、エレクトロルミネセンス素子の製造工程に
も応用することが可能である。即ち、バンクに囲まれた
画素領域に正孔輸入層、発光層、電子輸送層等を構成す
る薄膜材料をインクジェット法で着色する場合にバンク
の構造を上記の構造とすることで基板表面の設計処理
(バンクの撥インク性処理と基板の親インク性処理)が
容易になる。
【0035】本実施の形態によれば、バンクをクロム膜
とレジストの2層構造としたため、基板表面の設計処理
が容易になる。また、クロム膜のエッチング工程におけ
るレジストを除去せずにそのまま残すことでバンクを形
成するため、製造工程を簡略化することができる。
【0036】発明の実施の形態2.図2(A1〜A3)
を参照してカラーフィルタの製造工程を説明する。本実
施の形態が実施の形態1と異なる点は、バンク12を感
光性ポリイミド膜70とクロム膜20の積層構造とした
点である。まず、基板10上に膜厚0.15μmのクロ
ム膜20をスパッタ法で成膜し、この上に感光性ポリイ
ミド膜70を全面に成膜する(図2(A1))。画素領
域のパターンに合わせて感光性ポリイミド膜70を露
光、現像し、不要部分を除去する(同図(A2))。感
光性ポリイミド膜70をマスクとしてクロム膜20をエ
ッチングし、開口部11を形成する。この工程でクロム
膜(下層)/感光性ポリイミド膜(上層)から成るバン
ク12が形成される(同図(A3))。以後、図1
(C)乃至図1(F)に示す工程に従って、カラーフィ
ルタ基板を製造する。
【0037】本実施の形態によれば、バンクをクロム膜
と感光性ポリイミド膜の2層構造としたため、基板表面
の設計処理(バンクの撥インク性処理と基板の親インク
性処理)が容易になる。また、クロム膜のエッチング工
程においてマスクとして機能する感光性ポリイミド膜を
除去せずにそのまま残すことでバンクを形成するため、
製造工程を簡略化することができる。
【0038】尚、感光性ポリイミド膜の他に、ポリイミ
ド膜、アクリル系樹脂膜、ポリヒドロキシスチレン膜、
ノボラック樹脂膜、ポリビニルアルコール膜、カルド系
樹脂膜等の感光性有機材料を用いることもできる。
【0039】発明の実施の形態3.図2(B1〜B4)
を参照してカラーフィルタの製造工程を説明する。本実
施の形態が実施の形態1と異なる点は、バンク12を感
光性ポリイミド膜70、レジスト30及びクロム膜20
の積層構造とした点である。まず、基板10上にクロム
膜20(膜厚0.15μm)、レジスト30を成膜する
(同図(B1))。レジスト30をパターニングし、こ
れをマスクとしてクロム膜20をエッチングする(同図
(B2))。レジスト30を除去せずに基板全面に感光
性ポリイミド膜70を塗布し(同図(B3))、クロム
膜20と同一パターンに露光・現像し、不要部分を除去
する(同図(B4))。以後、図1(C)乃至図1
(F)に示す工程に従って、カラーフィルタ基板を製造
する。
【0040】本実施の形態によれば、バンクを複数の感
光性有機材料で形成したため、これらの感光性有機薄膜
を組み合わせることで基板表面の設計処理が容易にな
る。
【0041】
【発明の効果】本発明のカラーフィルタ基板によれば、
バンクを金属膜と感光性有機薄膜の積層構造としたた
め、基板の親インク性処理及びバンクの撥インク性処理
が容易になる。特に、感光性有機薄膜に弗素系界面活性
剤を添加したり弗素系ポリマーを配合することでバンク
の撥インク性を調整することができる。従がって、本発
明のカラーフィルタ基板を備える液晶表示素子は、着色
ムラや表示ムラの無い、高精細な特性を有する。
【0042】本発明のカラーフィルタ基板の製造方法に
よれば、インクジェット法に好適なバンクを備えるカラ
ーフィルタを提供することができる。特に、金属膜をエ
ッチングするためのレジストを除去せずに、そのままバ
ンクとして使用するため、製造工程を簡略化することが
でき、低コストでカラーフィルタを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの製造工程断面図であ
る。
【図2】本発明のカラーフィルタの製造工程断面図であ
る。
【図3】インク膜の着色状態を表す図である。
【図4】基板上に吐出したインク滴のガラス基板に対す
る接触角と面積との関係図である。
【図5】基板に対する接触幅を一定にしたときの基板に
対するインクの接触角と面積との関係を表したグラフで
ある。
【符号の説明】
10 基板 20 クロム膜 30 レジスト 40 インク 50 保護膜 60 透明電極 1 電極 2 電極 3 電源 4 インクジェット式記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA64 BB02 BB06 BB14 BB23 BB37 BB44 2H091 FA34Y FA35Y FB04 FB08 FB12 FC26 FC27 FD06 GA16 LA12 LA13 4F071 AA22 AA26 AA29 AA31 AA41 AA60 AC03 AE10 AH19 BA02 BB02 BC02

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に区画形成されたバンクで囲まれ
    る開口部内に、インクで着色されたインク膜を備えるカ
    ラーフィルタ基板において、前記バンクは基板側から金
    属膜と感光性有機薄膜の積層構造を有することを特徴と
    するカラーフィルタ基板。
  2. 【請求項2】 前記感光性有機薄膜は前記金属膜をエッ
    チングするためのレジストであることを特徴とする請求
    項1に記載のカラーフィルタ基板。
  3. 【請求項3】 前記感光性有機薄膜は、ポリイミド膜、
    アクリル系樹脂膜、ポリヒドロキシスチレン膜、ノボラ
    ック樹脂膜、ポリビニルアルコール膜、カルド系樹脂膜
    のうち何れかであることを特徴とする請求項1に記載の
    カラーフィルタ基板。
  4. 【請求項4】 前記感光性有機薄膜は、弗素系の界面活
    性剤を添加した薄膜であることを特徴とする請求項1に
    記載のカラーフィルタ基板。
  5. 【請求項5】 前記弗素系の界面活性剤は、パーフルオ
    ロアルキル及びその誘導体、フルオロベンゼン、ジフル
    オロベンゼン、トリフルオロベンゼン、パーフルオロベ
    ンゼン、フルオロフェノール及びその誘導体を含フッ素
    基として有する構造であることを特徴とする請求項4に
    記載のカラーフィルタ基板。
  6. 【請求項6】 前記感光性有機薄膜は、弗素系ポリマー
    を配合した薄膜であることを特徴とする請求項1に記載
    のカラーフィルタ基板。
  7. 【請求項7】 前記弗素系ポリマーは、シリコーンゴ
    ム、ポリフッ化ビニリデン、フルオロオレフィン、ビニ
    ルエーテル系共重合体、3フッ化エチレン、フッ化ビニ
    リデン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、パーフ
    ルオロエチレンプロピレン樹脂、パーフルオロアルコキ
    シ樹脂のうち何れかであることを特徴とする請求項6に
    記載のカラーフィルタ基板。
  8. 【請求項8】 前記感光性有機薄膜は複数の感光性有機
    薄膜を積層した薄膜であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項7のうち何れか1項に記載のカラーフィルタ基
    板。
  9. 【請求項9】 前記金属膜はブラックマトリクスである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のうち何れか1
    項に記載のカラーフィルタ基板。
  10. 【請求項10】 前記金属膜の組成は、クロム、ニッケ
    ル、タングステン、タンタル、銅、アルミニウムのうち
    何れかであることを特徴とする請求項1乃至請求項9の
    うち何れか1項に記載のカラーフィルタ基板。
  11. 【請求項11】 前記バンクとインク膜を覆う保護膜を
    備えるカラーフィルタ基板において、前記保護膜の組成
    は前記有機薄膜の組成と同一であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項10のうち何れか1項に記載のカラー
    フィルタ基板。
  12. 【請求項12】 前記保護膜の組成は、ビスフェノール
    A、ビスフェノールフルオレンのうち何れかであること
    を特徴とする請求項11に記載のカラーフィルタ基板。
  13. 【請求項13】 前記バンクと前記インクとの接触角は
    30deg以上60deg以下であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項12のうち何れか1項に記載のカラ
    ーフィルタ基板。
  14. 【請求項14】 前記基板と前記インクとの接触角は3
    0deg以下であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項12のうち何れか1項に記載のカラーフィルタ基板。
  15. 【請求項15】 基板上に区画形成されたバンクで囲ま
    れる開口部内にインク膜を備えるカラーフィルタ基板の
    製造方法において、 基板上に金属膜を区画形成する第1の工程と、 前記金属膜上に感光性有機薄膜を形成することで前記バ
    ンクを形成する第2の工程と、 前記開口部内にインクを充填して前記インク膜を形成す
    る第3の工程と、 を備えることを特徴とするカラーフィルタ基板の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記感光性有機薄膜は前記金属膜をエ
    ッチングするためのレジストであることを特徴とする請
    求項15に記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記感光性有機薄膜は、ポリイミド
    膜、アクリル系樹脂膜、ポリヒドロキシスチレン膜、ノ
    ボラック樹脂膜、ポリビニルアルコール膜、カルド系樹
    脂膜のうち何れかであることを特徴とする請求項15に
    記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記感光性有機薄膜は、弗素系の界面
    活性剤を添加した薄膜であることを特徴とする請求項1
    5に記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記弗素系の界面活性剤は、パーフル
    オロアルキル及びその誘導体、フルオロベンゼン、ジフ
    ルオロベンゼン、トリフルオロベンゼン、パーフルオロ
    ベンゼン、フルオロフェノール及びその誘導体を含フッ
    素基として有する構造であることを特徴とする請求項1
    8に記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記感光性有機薄膜は、弗素系ポリマ
    ーを配合した薄膜であることを特徴とする請求項15に
    記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記弗素系ポリマーは、シリコーンゴ
    ム、ポリフッ化ビニリデン、フルオロオレフィン、ビニ
    ルエーテル系共重合体、3フッ化エチレン、フッ化ビニ
    リデン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、パーフ
    ルオロエチレンプロピレン樹脂、パーフルオロアルコキ
    シ樹脂のうち何れかであることを特徴とする請求項20
    に記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第2の工程は、前記金属膜上に複
    数の感光性有機薄膜を積層することで前記バンクを形成
    する工程であることを特徴とする請求項15乃至請求項
    21のうち何れか1項に記載のカラーフィルタ基板の製
    造方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の工程と前記第3の工程の間
    に、 酸素ガスを導入ガスとしてプラズマ処理をし、前記基板
    表面を親インク性とする工程と、 弗化化合物を導入ガスとしてプラズマ処理をし、前記バ
    ンクを撥インク性とする工程と、 を備えることを特徴とする請求項15乃至請求項22の
    うち何れか1項に記載のカラーフィルタ基板の製造方
    法。
  24. 【請求項24】 前記弗化化合物は、弗化炭素ガス、弗
    化窒素ガス、弗化硫黄ガスのうち何れかであることを特
    徴とする請求項23に記載のカラーフィルタ基板の製造
    方法。
  25. 【請求項25】 請求項1乃至請求項14に記載のカラ
    ーフィルタ基板を備えることを特徴とする液晶表示素
    子。
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