JP2003107231A - カラーフィルタの製造方法とカラーフィルタ及びそれを備えた液晶装置と電子機器 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法とカラーフィルタ及びそれを備えた液晶装置と電子機器

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JP2003107231A
JP2003107231A JP2001296477A JP2001296477A JP2003107231A JP 2003107231 A JP2003107231 A JP 2003107231A JP 2001296477 A JP2001296477 A JP 2001296477A JP 2001296477 A JP2001296477 A JP 2001296477A JP 2003107231 A JP2003107231 A JP 2003107231A
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Tomoki Kawase
智己 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カラーフィルタとしての画素毎の
色の調整が可能な有用なカラーフィルタの製造方法並び
にカラーフィルタの提供を目的の1つとする。 【解決手段】 本発明は、基板1上に隔壁部6によって
仕切られた複数の画素領域7が形成され、各画素領域7
に色層8が形成されてなるカラーフィルタAを製造する
方法であって、前記画素領域7を仕切る隔壁部6を形成
する工程と、前記隔壁部6により仕切られた各画素領域
7にインクジェット法により着色インクを吐出して乾燥
させ、色層8を形成する工程とを備え、前記各画素領域
7に形成する色層8の膜厚を色毎に異ならせることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、カラー液晶表示
装置などに用いられるカラーフィルタの製造方法とカラ
ーフィルタおよびそのカラーフィルタを備えた液晶装置
と電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピュータ、携帯
型ゲーム機や電子手帳、携帯電話などの種々の電子機器
には表示部として消費電力の少ない液晶表示装置が多用
されている。特に近年は表示内容の多用化に伴って、カ
ラー表示が可能な液晶表示装置の需要が高まっている。
液晶表示装置は一般に、対向配置された一対の基板がシ
ール材を介して所定のセルギャップをあけて貼り合わさ
れ、前記基板のシール材に囲まれた領域に主に液晶駆動
用の電極や配線と配向膜とが形成され、前記基板間のシ
ール材に囲まれた領域に液晶が封入されて構成されてい
る。また、液晶表示装置においてカラー表示を行うため
には、前記一対の基板の一方に、少なくとも3色の色層
を画素領域毎に設けたカラーフィルタを設けることがな
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このカラーフィルタ
は、液晶表示装置の構成部品の中でもコスト的に比重の
高い部品であるがために、カラーフィルタの要求特性を
満足しつつ低コスト化することが望まれている。カラー
フィルタとは一般に液晶表示装置の表示用の微細な画素
に位置合わせするように色の3原色(赤、緑、青)の色
層を透明基板上に配置し、色層の周囲部分を遮光層で覆
って構成されている。また、この種の液晶表示装置の構
造は、画素の高精細化、高開口率化などの要求から年々
複雑に形成されてきているので、以下に説明するフォト
リソグラフィ工程を利用した複雑な工程により製造され
ている。カラーフィルタを製造するには一般に、ブラッ
クマトリクスを形成するための遮光膜をスパッタ法など
により透明の基板上に成膜し、遮光膜において画素領域
に相当する部分に複数の穴を形成するパターニング処理
をフォトリソグラフィ工程により行う。次に、先の3原
色のうち、1つの色の膜を形成するための着色液をスピ
ンコート法により透明基板上に塗布して塗布層を形成
し、この塗布層を乾燥後にフォトリソグラフィ工程によ
り加工して特定の第1色めの色層を必要な画素位置に形
成し、次に第2色目の塗布層をスピンコート法により形
成して乾燥後に再度フォトリソグラフィ工程により加工
し、特定の第2色目の色層を必要な画素位置に形成し、
続いて第3色目の色層をスピンコート法とフォトリソグ
ラフィ工程により形成するというように、複数回のスピ
ンコート処理とフォトリソグラフィ工程と乾燥工程が必
要であり、極めて製造工程数の多い繁雑な製造方法によ
っていた。従ってカラーフィルタの低コスト化を推進す
ることが困難な状況にあった。また、多種多様な用途に
応じた液晶表示装置を複数機種作成するには、それに応
じて色度の異なるカラーフィルタを作成することになる
が、スピンコート法により各色層を作成するカラーフィ
ルタの製造方法では、色度を変更することが容易ではな
い。このため、場合によっては液晶表示装置の機種毎に
カラーレジストを複数用意する必要があった。
【0004】このような背景から、この種のカラーフィ
ルタを低コストで製造することが可能な手段の1つとし
て、特開昭63−294503号公報あるいは特開平1
−217320号公報などに開示されているようなイン
クジェット法を用いてカラーフィルタを製造する技術が
提供されている。これらの特許に記載された技術によれ
ば、インクジェット法によりカラーフィルタを製造する
方法として、透明基板上に所定の規則性のある複数の開
口部を有するように遮光層を設け、これらの開口部にイ
ンクジェットヘッドノズルから着色インクを吐出して乾
燥させ、色層を形成するなどの方法が記載されている。
本発明者はこのインクジェット法を用いてカラーフィル
タを製造する研究を行っており、この研究に基づき、イ
ンクジェット法によればインクの吐出量を自由に調節で
きるというインクジェット法に固有の利点を考慮するこ
とにより本願発明に到達した。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、インクジェット法を有効に活用してカラーフ
ィルタを従来よりも安価に製造することができ、しかも
カラーフィルタとしての画素毎の色の調整が可能な有用
なカラーフィルタの製造方法並びにカラーフィルタの提
供を目的の1つとする。また、インクジェット法によれ
ば、画素領域毎に着色インクを吐出する量を容易に変更
できるので、画素毎の色の調整を観察者の好みに合わせ
た状態とすることが容易に実現できるカラーフィルタの
製造方法の提供を目的の1つとする。また、本発明は先
の優れた特徴を有するカラーフィルタを備えた液晶装置
とその液晶装置を備えた電子機器を提供することを目的
の1つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、基板上に隔壁部に仕切られた複数の画素領
域が形成され、各画素領域に色層が形成されてなるカラ
ーフィルタを製造する方法であって、前記画素領域を仕
切る隔壁部を形成する工程と、前記隔壁部により仕切ら
れた各画素領域にインクジェット法によりインクを吐出
して乾燥させ、色層を形成する工程とを備え、前記各画
素領域に形成する色層の膜厚を色毎に異ならせることを
特徴とする。
【0007】画素領域の色層の膜厚が色毎に異なるの
で、厚い色層の色が濃く、薄い色層の色が淡い色調のカ
ラーフィルタが得られる。よって、観察者あるいは使用
者の好みに合わせた色調の、例えば赤色の強い発色、緑
色が強い発色、又は、青色が強い発色のカラーフィルタ
を提供できる。また、逆に、例えば赤色の淡い発色、緑
色が淡い発色、又は、青色が淡い発色のカラーフィルタ
を提供できる。このように色毎に色層の膜厚が異なるも
のを個別に製造できるのは、各色層をインクジェット法
により形成し、各色層毎にインクジェット法によるイン
ク量の制御により容易に調整できることに起因する。イ
ンクジェット法によるインクの吐出量制御により、容易
に厚さの異なる色層が得られる。
【0008】本発明は、前記色毎の色層の膜厚の差の
内、特定の一の色の色層の膜厚と特定の他の一の色の色
層の膜厚との差異を0.3μm以上とすることを特徴と
する。特定の色層の膜厚の差異を0.3μm以上とする
ならば、色層の発色を明らかに調整することができ、カ
ラーフィルタの色バランスを明瞭に異なるようにするこ
とが可能となる。
【0009】本発明において、前記基板上に前記各画素
領域に位置する穴を有した遮光膜を形成する工程を行っ
た後、前記遮光膜上に前記隔壁部を形成して前記画素領
域を区画する工程を行うことを特徴とする。上述の工程
を行うことで色層と隔壁部とは別個に遮光膜を備えたカ
ラーフィルタを得ることができる。本発明において、前
記基板上に前記各画素領域に位置する穴を有した遮光隔
壁部を形成して前記画素領域を区画する工程を行う方法
でも良い。上述の工程を行うことで色層とは別個に遮光
ができる遮光隔壁部を備えたカラーフィルタを得ること
ができる。
【0010】本発明は、前記色層として、赤色の色層と
緑色の色層と青色の色層を選択して用い、前記隔壁部の
内側に吐出するインクの量を調整して赤色の色層の膜厚
と緑色の色層の膜厚と青色の色層の膜厚とを調整し、Y
xy表色系色度図における色データの赤色と緑色と青色
の特性を調整することを特徴とする。赤色の強い発色を
得るには赤色の色層の膜厚を他の色層に対して厚くすれ
ば良く、緑色が強い発色を得るには緑色の色層の膜厚を
他の色層に対して厚くすれば良く、青色が強い発色を得
るには青色の色層の膜厚を他の色層に対して厚くすれば
良い。また逆に、赤色の淡い発色を得るには赤色の色層
の膜厚を他の色層に対して薄くすれば良く、緑色が淡い
発色を得るには緑色の色層の膜厚を他の色層に対して薄
くすれば良く、青色が淡い発色を得るには青色の色層の
膜厚を他の色層に対して薄くすれば良い。このようなこ
とから、色毎の色層の膜厚に応じてYxy表色系色度図
における色データの赤色と緑色と青色の特性を調整し、
色三角形の異なる、カラーバランスの異なるカラーフィ
ルタを提供することができる。
【0011】本発明は、基板上に隔壁部に仕切られて複
数の画素領域が形成され、各画素領域にインクをインク
ジェット法により注入した後に乾燥されて形成された色
層が形成されてなるカラーフィルタであって、前記各画
素領域に形成された色層の膜厚が色毎に異なるように構
成されたことを特徴とする。本発明に係るカラーフィル
タにおいては、画素領域の色層の膜厚が色毎に異なるの
で、厚い色層の色が濃く、薄い色層の色が淡い色調のカ
ラーフィルタが得られる。よって、使用者の好みに合わ
せた色調の、例えば赤色の強い発色、緑色が強い発色、
あるいは、青色が強い発色のカラーフィルタを提供でき
る。このように色毎に色層の膜厚が異なるものを個別に
製造できるのは、各色層をインクジェット法により形成
し、各色層毎にインクジェット法によるインク量の制御
により容易に調整できることに起因する。インクジェッ
ト法によるインクの吐出量制御により、容易に膜厚の異
なる色層が得られる。
【0012】本発明は、前記色毎の色層の膜厚の差の
内、特定の一の色の色層の膜厚と特定の他の一の色の色
層の膜厚との差異が0.3μm以上とされたことを特徴
とする。 特定の色層の膜厚の差異を0.3μm以上と
するならば、色層の発色を明らかに調整することがで
き、カラーフィルタの色バランスを明瞭に異なるように
することが可能となる。
【0013】本発明は、前記基板上に前記各画素領域に
位置する穴を複数有した遮光層が形成され、前記遮光層
上に前記隔壁部が形成されて前記画素領域が区画されて
なることを特徴とする。この構成により、先の色層毎に
強い発色と淡い発色が調整されたカラーフィルタであっ
て、各色層の周囲が黒色を呈する遮光層によって明瞭に
区画された状態のカラーフィルタを提供できる。本発明
は、前記基板上に前記各画素領域に位置する穴を有した
遮光隔壁部が形成され、前記画素領域が区画されてなる
ことを特徴とする。この構成により、先の色層毎に強い
発色と淡い発色が調整されたカラーフィルタであって、
各色層の周囲が黒色を呈する遮光隔壁部によって明瞭に
区画された状態のカラーフィルタを提供できる。
【0014】本発明の液晶装置は、先の請求項のいずれ
かに記載のカラーフィルタが備えられてなることを特徴
とする。先に記載のカラーフィルタを備えた液晶装置で
あるならば、使用者の希望に応じて特定の色を強調した
り、又は逆に特定の色を淡くしたりというようにカラー
バランスを調整したカラー表示ができる液晶装置を提供
できる。
【0015】本発明の電子機器は、先のいずれかの請求
項に記載のカラーフィルタが備えられてなる液晶装置を
備えたことを特徴とする。先に記載のカラーフィルタを
備えた液晶装置を備えた電子機器であるならば、使用者
の希望に応じて特定の色を強調したり、又は逆に特定の
色を淡くしたりというようにカラーバランスを調整した
カラー表示ができる液晶装置を備えた電子機器を提供で
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラーフィル
タの第1の実施の形態について説明するが、本発明は以
下の実施の形態に限定されるものではない。また、以下
の各実施の形態において図面に基づいて説明する構成に
ついては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大
きさとするため、各層や各部材の縮尺は実際のものとは
異なるように表している。
【0017】図1と図2は本発明の第1の実施の形態の
カラーフィルタを示すもので、図1は平面図、図2は部
分断面図であり、この形態のカラーフィルタAは、ガラ
ス又はプラスチックフィルム等の透光性の基板1の上に
Cr、Cr23等の遮光性の薄膜あるいはAl膜のよう
に光反射性の遮光膜(例えば膜厚1500Å)からなる
遮光膜2が形成され、この遮光膜2の後述する画素領域
に相当する部分に遮光膜2を部分的に除去して平面視矩
形状の穴5が平面視縦横に複数配列形成され、更に遮光
層2の上に各画素領域を区画するための平面視格子状の
隔壁部(バンク材)6が形成され、隔壁部6により区画
された領域であって、遮光層2の各穴5上に画素領域7
が形成され、これらの複数の画素領域7は基板上に平面
視縦横に整列状態に形成されている。
【0018】前記遮光膜2に形成された複数の穴5は光
を透過するために形成されたものであり、隔壁部6は前
記遮光膜2よりも厚く形成され(例えば2.5μm程
度)ているとともに前記穴5…の周囲を囲むように形成
されている。そして、隔壁部6によって区画された複数
の画素領域7に、後述するインクジェット法により着色
インクを吐出し乾燥させて形成された赤色か緑色か青色
の色層8が形成され、更にこれらの色層8と隔壁部6と
基板1上面を覆うように透光性(透明)の保護層(オー
バーコート層)9が形成されている。
【0019】前記隔壁部6は好ましくは撥インク性を有
する材料で形成されていることが好ましい。この隔壁部
6は自身が透明の樹脂材料からなる撥インク性のもので
も良いし、自身が黒色の撥インク性の樹脂材料からなる
ものでも良い。例えば、撥インク性を発現させる黒色感
光性樹脂膜としては、例えば撥インク性を発現させるヘ
キサフルオロポリプロピレン等のフッ素樹脂と、ネガ型
の透明アクリル系感光性樹脂(フォトレジスト材料)
と、カーボンブラック等の黒色の無機顔料あるいは黒色
の有機顔料を含むものなどである。
【0020】前述の色層8は、図1と図3に示すよう
に、赤色の色層8Rと緑色の色層8Gと青色の色層8B
とに区別され、各色層8R、8G、8Bはこの形態で
は、特定の1つの横列を見れば、色層8R、8G、8B
の繰り返し順に形成され、上下の列で比較すると1画素
領域毎に1つずつ互い違いに配列されたいわゆるデルタ
配置とされている。そして、各色層8の断面の状態で
は、色層8Rと色層8Gと色層8Bとで色毎に膜厚が異
なるように形成され、この形態では緑色の色層8Gが最
も厚く形成され、青色の色層8Bが2番目に厚く形成さ
れ、赤色の色層8Rが最も薄く形成されている。なお、
カラーフィルタAにおいて同色の色層どうしでの間の膜
厚比較では全ての同色の色層が同等の膜厚とされてい
る。
【0021】ここで形成する色層8R、8G、8Bは、
例えば、無機顔料により目的の色に着色されたアクリル
樹脂やポリウレタン樹脂などの色層からなり、それらの
膜厚は、例えば膜厚0.5〜1.5μmの範囲、この範囲
内でも例えば0.63〜1.25μmの範囲とすることが
でき、その範囲内で各色層8R、8G、8Bの膜厚を決
定する場合において、特定の一の色の色層と他の特定の
一の色の色層との差異が0.3μm以上の差異を有する
ものとし、しかも特定の一の色の色層と他の特定の一の
色の色層との膜厚の差異が50%以下となるようにする
ことが好ましい。 例えば、色層8Rを1.25μmと
し、色層8Gを0.87μmとし、色層8Bを0.63μ
mのように、あるいは、色層8Rを0.74μmとし、
色層8Gを1.14μm、色層8Bを0.96μmのよう
に選定することができる。なお、これらの膜厚値は本実
施の形態では先の隔壁部6が膜厚2.5μmに形成され
たものであることを基本として設定されたものであるの
で、隔壁部6の膜厚が変更された場合は、例えば、隔壁
部6が更に厚く形成された場合は、各色層8の膜厚もそ
れに応じて更に厚く形成されていても差し支えない。ま
た、隔壁部6が先の値よりも薄く形成された場合に、色
層8が先の範囲よりも薄く形成されていても良いが、先
の膜厚差の関係を満足する範囲であることが好ましい。
【0022】なお、この実施の形態では色層8R、8
G、8Bの配置が図3に示すようなデルタ配置とされて
いるが、図4に示すような縦一列に赤色を並べ、順次縦
一列毎にG、B、R、G…の順に繰り返し配列されるス
トライプ配置、あるいは、図5に示すような縦横一列配
置型でR、G、Bを互い違いに均等配置したモザイク配
置等のいずれの形態であっても適用できるのは勿論であ
る。なお、図3〜図5に示す色層の平面形状は略図であ
ってこの形態における実際の形状は図1に示すものであ
るが、色層自体の平面形状はその他の矩形状等特に限定
されるものではなく、目的の表示装置に合わせて適宜決
定するものとする。また、カラーフィルタとして赤色、
青色、緑色の3原色の組み合わせの他に、更に他の色を
加えた多色系の色層を配置した型のものに本発明を適用
できるのは勿論、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y
(イエロー)等の色層を組み合わせたカラーフィルタに
本発明を適用しても良いのは勿論である。
【0023】以上の構成のカラーフィルタAにあって
は、色層8Gが最も厚く形成され、色層8Rが最も薄く
形成されているので、カラーフィルタAの全体の色調と
して緑色が濃く、赤色が淡い色調のものが得られる。こ
のように本発明に係るカラーフィルタAにあっては、観
測者の好みの色の要求などに応じて緑色の強い、赤色の
淡い色調のカラーフィルタを提供できる。これに対して
観察者が赤色の強いカラーフィルタを望む場合には、赤
色の色層8Rを最も厚く形成すれば良く、観察者が青色
の強いカラーフィルタを望む場合には青色の色層を最も
厚く形成すれば良い。更に、観察者が赤色の淡いカラー
フィルタを望む場合には赤色の色層8Rを最も薄く形成
すれば良く、観察者が緑色の淡いカラーフィルタを望む
場合には、緑色の色層8Gを最も薄く形成すれば良く、
観察者が青色の淡いカラーフィルタを望む場合には青色
の色層8Bを最も薄く形成すれば良い。このようにし
て、必要な色層8R、8G、8Bのいずれかの膜厚を最
も厚く形成することで厚い色層の色調の強いカラーフィ
ルタとすることができ、逆に、必要な色層8R、8G、
8Bのいずれかの膜厚を最も薄く形成することで薄い色
層の色調の淡いカラーフィルタとすることが容易にでき
る。
【0024】これに対し従来から行われているカラーフ
ィルタの製造方法において、例えばスピンコート法によ
り色層を形成しようとした場合、スピンコート法により
膜厚を異ならせることができる範囲は狭く、最大膜厚と
最小膜厚の差異において20%程度であるので、この程
度の膜厚の膜厚差ではカラーフィルタとしての色調の大
きな変更は困難である。これに対して後述するインクジ
ェット法によれば、0.3μm以上の膜厚変化を容易に
付けることができ、例えば最大50%程度まで膜厚の大
小を付与することができる。よって観察者の好みに合わ
せた色調のカラーフィルタを提供できる。
【0025】次に、図1と図2に示す構成のカラーフィ
ルタAをインクジェット法により製造する方法の一例に
ついて図6と図7を基に以下に説明する。本実施の形態
のカラーフィルタの製造方法においては、図6(a)に
示すように基板1上にCr、Cr23などの遮光性の材
料からなる遮光層10A(膜厚例えば1500Å)をス
パッタ法などの成膜法により形成し、更にこの遮光層1
0Aの上にフォトレジスト層11を形成する。次いで図
6(b)に示すようにフォトレジスト層11を所定のフ
ォトマスクパターンに合わせて露光後に現像してレジス
トパターン層12を形成し、このレジストパターン層1
2を基に遮光層10Aのエッチングを行って図6(C)
に示すように遮光層10をパターン化して遮光膜10を
形成し、遮光層10Aの除去した部分を穴5Aとした
後、レジスト層パターン11を除去する。以上の処理に
より、図6(d)に示すようにパターン化された穴5A
を有するパターン化された平面視格子状の遮光膜2が得
られる。ここで遮光膜2に形成する穴5の大きさと形成
位置は、画像や映像を表示するためのカラーフィルタと
して必要な複数の画素領域に合致するものとする必要が
ある。なお、この遮光膜2の形成工程はこの種の薄膜の
加工工程において一般的に行われているフォトリソグラ
フィ工程と何ら変わるものではない。
【0026】次に、基板1と遮光膜2の上に隔壁部形成
用のレジスト層13を形成する。このレジスト層13と
しては、先の遮光層10よりも十分に厚いもの、例え
ば、0.5〜3.0μmの範囲、より具体的な一例として
は膜厚2.5μmに形成する。続いてこのレジスト層1
3をフォトマスクパターンを用いて露光して現像し、先
の遮光膜2の穴5Aよりも若干幅広の穴5Bを図6
(f)に示すように先の遮光膜2の穴5Aに連続するよ
うに個々に形成する。これによりレジスト層13は平面
視格子状の隔壁部6とされ、穴5A周囲の遮光膜2と穴
5B周囲の隔壁部6に区画されるように隔壁部6の内側
に後述の色層を形成するための画素領域7が複数形成さ
れる。
【0027】次に、図7(a)に示すようにインクジェ
ットヘッド装置14に赤色の顔料を例えばアクリル樹脂
とともに有機溶剤に溶解して調整した赤色の着色インク
を充填し、インクジェットヘッド装置14の突出ノズル
21を先の穴5B、5Aに対向させてインクジェットヘ
ッド装置14の吐出ノズル21と基板1とを相対移動さ
せながら、吐出ノズル21から液量を制御した状態で規
定量の着色インクを必要数の画素領域に吐出し、赤色の
着色インク部8R1を必要数形成する。先の着色インク
としては、例えば、ポリウレタンオリゴマーあるいはポ
リメチルメタクリレートオリゴマーに赤色の無機顔料を
分散させた後、低沸点溶剤としてシクロヘキサノン及び
酢酸ブチルを、高沸点溶剤としてブチルカルビトールア
セテートを加え、更に非イオン系界面活性剤を分散剤と
して添加し、粘度を所定の範囲に調整した着色インクな
どを用いることができる。次に、吐出後の着色インク部
8R1をベークして加熱し乾燥することにより、最終的
に着色インクの固形分のみを残留させて膜化し、図7
(b)に示す赤色の色層8Rを形成することができる。
【0028】なお、ここで形成する色層8Rの膜厚につ
いては、穴5A、5B内に吐出する着色インクの量の大
小により目的の膜厚に調整することができる。先の隔壁
部6の膜厚が2.5μm程度であるので、この隔壁部6
の膜厚の範囲内で乾燥後に目的とする膜厚になるように
着色インクの吐出量を制御すれば良い。即ち、着色イン
クには溶剤が含まれていて、乾燥後に膜厚は目減りする
ので、この目減り分を予め考慮した量の着色インクを吐
出するならば、乾燥後に目的の膜厚の色層8Rを得るこ
とができる。なお、更に厚い色層8Rを得ようとする場
合には先の工程で形成する隔壁部6の膜厚を更に厚く形
成し、着色インクの吐出量を増加すれば良い。なお、先
の隔壁部6によって形成される個々の穴5Bの平面寸法
は例えば30μm×100μm程度とされる。
【0029】先の工程と同様にして色層8R…の形成後
に緑色の着色インクを充填したインクジェットヘッド装
置を用いて緑色インクの吐出を行い、図7(b)に示す
ように緑色の着色インク部8G1を複数形成し、ベーク
等により乾燥させて緑色の色層8G…を図7(c)に示
すように形成し、乾燥後に青色の着色インクを充填した
インクジェットヘッドを用いて青色の着色インクの吐出
を行い、ベーク等により乾燥させて色層8Bを形成する
ことで図7(c)に示す各色の色層8R…、8G…、8
B…を形成する。また、この実施の形態では青色の色層
8B…を形成する場合に吐出する着色インクの量を先の
赤色の着色インクよりも多くし、更に、緑色の色層8G
…を形成する場合の着色インクの吐出量を青色の着色イ
ンクよりも更に多くする。即ち、この実施の形態では、
緑色の色層8G、青色の色層8B、赤色の色層8Rの順
に膜厚を薄くするので、乾燥後にこれらの膜厚関係とな
るように各着色インクの吐出量を制御するものとする。
なお、同色の着色インクについては各画素領域毎に同じ
量だけ吐出して同一の膜厚にするものとする。
【0030】次に、これらの色層8R…、8G…、8B
…と隔壁部6と基板1の上面を覆うように保護層(オー
バーコート層)9を形成することで図1と図2に示した
ものと同じカラーフィルタAを得ることができる。この
保護層9を形成するには、スピンコート法、ロールコー
ト法、リッピング法またはインクジェットヘッドを用い
た塗布法などの適宜の塗布法を利用することができる。
【0031】以上説明した如く本実施の形態において
は、インクジェットヘッド21から着色インクを吐出す
る場合の吐出量を制御するだけの操作により乾燥後の各
色層8R、8G、8Bの膜厚を自由に制御できるので、
目的の膜厚の色層を有するカラーフィルタAを容易に製
造することができる。
【0032】次に、先の着色インクの吐出に用いるイン
クジェットヘッド装置の吐出ノズル21の一例の構造に
ついて説明する。この例のインクジェットヘッド装置の
吐出ノズル21は、図8に示すように、例えばステンレ
ス製のノズルプレート225と振動板226とを備え、
両者は仕切部材(リザーバプレート)227を介して接
合されている。ノズルプレート225と振動板226と
の間には、仕切部材227によって複数の空間228と
液溜まり229とが形成されている。各空間228と液
溜まり229の内部は色層形成用の特定の1色の着色イ
ンクで満たされており、各空間228と液溜まり229
とは供給口230を介して連通している。さらに、ノズ
ルプレート225には、空間228から着色インク14
を射出するためのノズル孔231が形成されている。一
方、振動板226には液溜まり229に着色インクを供
給するための孔232が形成されている。
【0033】また、図9に示すように、振動板226の
外側面上には圧電素子233が装着されている。この圧
電素子233は一対の電極234,234に挟まれてい
て、これらの電極に通電すると圧電素子233が外側に
突出するように撓曲し、同時に圧電素子233が接合さ
れている振動板226も一体となって外側に撓曲し、こ
れによって空間228の容積が増大する。そこで空間2
28内には、増大した容積分に相当する着色インクが液
溜まり229から供給口230を通って流入する。次
に、圧電素子233への通電を解除すると、圧電素子2
33と振動板226は共に元の形状に戻る。これによ
り、空間228も元の容積に戻るため、空間228内部
の着色インクの圧力が上昇し、この着色インクは、ノズ
ル孔231から先の基板1上の穴5B、5Aに向けてイ
ンク滴15として吐出される。
【0034】このインク滴15を吐出する工程では、吐
出ノズル21の動作を適切に制御することにより、着色
インクの液滴1滴当たりの射出液量を2pL〜20pL
の範囲内で適宜正確に制御することができる。この射出
液量を調整することで先の隔壁部6の穴5B、5A内に
形成する色層8R、8G、8Bの各々の膜厚を制御する
ことが容易にできる。なお、本実施形態においては、圧
電素子233を用いてインク滴を吐出する構成のインク
ジェットヘッド装置を用いた場合について説明したが、
インクジェット装置については、インクを収容するタン
ク内において加熱により気泡を発生させ、気泡の発生に
よりインク滴を吐出する形式のサーマル方式のインクジ
ェット装置を用いても良いのは勿論である。
【0035】「第2の実施の形態」図10は本発明に係
るカラーフィルタの製造方法の第2の例について説明す
るためのもので、基板22の上に遮光性の黒色樹脂材料
によって隔壁部26をB方向から平面視格子状パターン
に形成し、格子状パターンの穴27の部分を後述の色層
が形成される領域とする。この隔壁部26によって形成
される個々の穴27の平面寸法は例えば30μm×10
0μm程度とされる。
【0036】この形態において隔壁部26は色層形成領
域に供給される着色インクの流動を阻止する機能とブラ
ックマトリクスの機能を両方有する。また、隔壁部26
は任意のパターニング方法、例えば、フォトリソグラフ
ィ法によって形成され、更に必要に応じてヒータ等によ
って加熱されて焼成される。
【0037】隔壁部26の形成後、図10(b)に示す
ように着色インクの液滴29を先に説明したインクジェ
ットヘッドの吐出ヘッド21から供給することにより穴
27の部分を着色インクで埋める。図10(b)におい
て符号28Bは青色の着色インク層を示し、28Gは緑
色の着色インク層を示し、28Rは赤色の着色インク層
を示し、この図に示す形態では赤色の着色インクを最大
量、緑色の着色インクを赤色インクよりも少ない量、青
色の着色インクを緑色の着色インクよりも少ない最小量
として吐出した状態を示した。
【0038】これらの着色インクを吐出したならば、基
板22を例えば70℃程度に加熱してベークし、着色イ
ンクの溶媒を蒸発させて図10(c)に示すような色層
25R、25G、25Bを得る。ここでの膜厚は、赤色
の色層25Rの膜厚>緑色の色層25Gの膜厚>青色の
色層25Bの膜厚の関係とされている。そしてこれらの
上に保護層24を形成することで図10(d)に示す構
造のカラーフィルタDを得ることができる。このカラー
フィルタDにあっては、赤色の色層25Rが最も厚く、
青色の色層25Bが最も薄いので、赤色の強い、青色の
淡い色調のカラーフィルタDが得られる。
【0039】このように本発明に係るカラーフィルタD
にあっては、観測者の好みの色の要求などに応じて赤色
の強い、青色の淡い色調のカラーフィルタを提供でき
る。これに対して観察者が赤色の淡いカラーフィルタを
望む場合には、赤色の色層8Rを最も薄く形成すれば良
く、観察者が緑色の淡いカラーフィルタを望む場合に
は、緑色の色層8Rを最も薄く形成すれば良く、観察者
が青色の淡いカラーフィルタを望む場合には青色の色層
を最も薄く形成すれば良い。このようにして、必要な色
層25R、25G、25Bのいずれかの膜厚を最も厚く
形成することで厚い色層の色調の強いカラーフィルタと
することができ、逆に、必要な色層25R、25G、2
5Bのいずれかの膜厚を最も薄く形成することで薄い色
層の色調の淡いカラーフィルタとすることが容易にでき
る。
【0040】「第3の実施の形態」次に、本発明の第3
の実施の形態の液晶装置を図面を参照して説明する。図
11は、第3の実施形態であるパッシブマトリックス型
液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す断面図である。
この実施形態の液晶装置100に、液晶駆動用IC12
1、配線類122、光源(バックライト)170、支持
体(図示略)などの付帯要素を装着することによって、
最終製品としての透過型液晶表示装置が構成される。
【0041】この形態の液晶装置100は、カラーフィ
ルタとして先の第1の実施の形態で説明したカラーフィ
ルタAを備えており、カラーフィルタAを上側(観測者
側)に配置したものである。尚、本実施形態においては
カラーフィルタAについて簡略的に説明することとす
る。図11には透過型液晶装置100の要部を示してお
り、この形態の液晶装置100は、カラーフィルタ基板
102とガラス基板等からなる対向基板101との間に
STN(Super Twisted Nematic)液晶等からなる液晶
層103が挟持されて概略構成されている。またカラー
フィルタ基板102の周縁部と対向基板101の周縁部
との間にはシール材110が配置されており、カラーフ
ィルタ基板102と対向基板101とシール材110と
に区画された部分に液晶層103が封入されている。
【0042】カラーフィルタ基板102は、先の第1の
実施の形態で説明したカラーフィルタAと同じものを備
え、カラーフィルタAは基板1と、基板1上に形成され
た遮光層2、隔壁部6並びに色層8…と、これらの遮光
層2、隔壁部6並びに色層8…を覆う保護層(オーバー
コート層)9とを具備して構成されている。色層8…
は、赤(R)の色層8R、緑(G)の色層8G、青
(B)の色層8Bの各色からなる。更にカラーフィルタ
Aの保護層9の下(液晶層103側)には、複数の電極
106がストライプ状に所定の間隔で形成され、さらに
その下(液晶層103側)に配向膜109が形成され
て、カラーフィルタ基板102が構成されている。
【0043】同様に、対向基板101においてカラーフ
ィルタAとの対向面にはカラーフィルタ側の電極106
と直交する方向に延在する複数の電極105がストライ
プ状に所定の間隔で形成され、その上(液晶層103
側)に配向膜107が形成されている。そして、電極1
05と電極106との交差位置に対応する位置に、カラ
ーフィルタの各色層8…が配置されている。また、対向
基板101とカラーフィルタ基板102の外面側には図
示略の偏光板がそれぞれ設置されている。また、符号1
04は基板間の間隔(セルギャップという)を基板面内
で一定に保持するためのスペーサである。尚、電極10
5,106はITO(Indium Tin Oxide)などの透明導
電材料を平面視ストライプ状に所定の間隔で形成したも
のである。
【0044】この形態の液晶装置100によれば、カラ
ーフィルタ基板102に色毎に膜厚の異なる色層8…が
形成されるため、液晶装置100の観察者の好みの色調
に合わせたカラー表示が可能となる。即ち、先の第1の
実施の形態のカラーフィルタAを備えた場合は、色層8
Gが最も厚く形成され、色層8Rが最も薄く形成されて
いるので、液晶装置100としての全体の色調として緑
色が濃く、赤色が淡い色調のものが得られる。このよう
に本発明に係る液晶装置100にあっては、観測者の好
みの色の要求などに応じて緑色の強い、赤色の淡い色調
のカラーフィルタを提供できる。これに対して観察者が
赤色の強いカラー表示を望む場合には、赤色の色層8R
を最も厚く形成すれば良く、観察者が青色の強いカラー
表示を望む場合には青色の色層を最も厚く形成すれば良
い。このようにして、必要な色層8R、8G、8Bのい
ずれかの膜厚を最も厚く形成することで厚い色層の色調
の強いカラー表示の液晶装置とすることができ、必要な
色層8R、8G、8Bのいずれかの膜厚を最も薄く形成
することで薄い色層の色調の淡いカラー表示の液晶装置
とすることができる。
【0045】「第4の実施の形態」次に、本発明の第4
の実施の形態の液晶装置を図面を参照して説明する。図
12は、第4の実施の形態であるパッシブマトリックス
型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す断面図であ
る。この実施形態の液晶装置200に、液晶駆動用IC
121、配線類122、光源(バックライト)170、
支持体(図示略)などの付帯要素を装着することによっ
て、最終製品としての透過型液晶表示装置が構成され
る。この液晶装置200は、カラーフィルタとして第1
の実施形態で説明したカラーフィルタAを備えており、
カラーフィルタAを下側(観測者側の反対側)に配置し
たものである。尚、本実施形態においてはカラーフィル
タAについて簡略的に説明することとする。
【0046】図12は透過型液晶装置200の要部を示
しており、この液晶装置200は、カラーフィルタAを
備えたカラーフィルタ基板202とガラス基板等からな
る対向基板201との間にSTN(Super Twisted Nema
tic)液晶等からなる液晶層203が挟持されて概略構
成されている。またカラーフィルタAの周縁部と対向基
板201の周縁部との間にはシール材210が配置され
ており、カラーフィルタ基板202と対向基板201と
シール材210とに区画された部分に液晶層203が封
入されている。カラーフィルタ基板202は、先の第1
の実施の形態で説明したカラーフィルタAと同じものを
備え、カラーフィルタAは基板1と、基板1上に形成さ
れた遮光層2、隔壁部6並びに色層8…と、これらの遮
光層2、隔壁部6並びに色層8…を覆う保護層(オーバ
ーコート層)9とを具備して構成されている。色層8…
は、赤(R)の色層8R、緑(G)の色層8G、青
(B)の色層8Bの各色からなる。
【0047】カラーフィルタAのオーバーコート層9の
上(液晶層203側)には、複数の電極206がストラ
イプ状に所定の間隔で形成され、さらにその上(液晶層
203側)に配向膜209が形成されて、カラーフィル
タ基板202が構成されている。同様に、対向基板20
1におけるカラーフィルタAとの対向面側にはカラーフ
ィルタ側の電極206と直交する方向に延在する複数の
電極205がストライプ状に所定の間隔で形成され、そ
の下に配向膜207が形成されている。そして、電極2
05と電極206との交差位置に対応する位置に、カラ
ーフィルタAの色層8…が配置されている。尚、電極2
05,206はITO(Indium Tin Oxide)などの透明
導電材料を平面視ストライプ状に形成したものである。
また、対向基板201とカラーフィルタ基板202の外
面側には図示略の偏光板がそれぞれ設置されている。ま
た、符号204は基板間の間隔(セルギャップという)
を基板面内で一定に保持するためのスペーサである。
【0048】この形態の液晶装置200によれば、先の
第3の実施形態の液晶装置100と同様な効果が得られ
る。即ち、カラーフィルタ基板202に色毎に膜厚の異
なる色層8…が形成されるため、液晶装置200の観察
者の好みの色調に合わせたカラー表示が可能となる。
【0049】「第5の実施の形態」次に、本発明の第5
の実施の形態の液晶装置を図面を参照して説明する。図
13は、本発明の第5の実施の形態である反射半透過型
のTFD型(Thin Film Diode 型)の液晶装置300の
分解斜視図である。この実施形態の液晶装置300に、
液晶駆動用IC、配線類(いずれも図示略)、バックラ
イト320、支持体(図示略)などの付帯要素を装着す
ることによって、最終製品としての反射半透過型液晶表
示装置が構成される。この液晶装置300は、カラーフ
ィルタとして先の第1の実施の形態で説明したカラーフ
ィルタAと同等の構造のカラーフィルタEを備えてお
り、このカラーフィルタEを下側(観測者側の反対側)
に配置したものである。尚、本実施形態においてはカラ
ーフィルタEについて簡略的に説明することとする。
【0050】図13に示すように、この形態の液晶装置
300は、アクティブマトリクス型のTFD(Thin Fil
m Diode)型の液晶装置をなし、カラーフィルタ基板3
01と対向基板302が所定の間隔で対向配置され、カ
ラーフィルタ基板301と対向基板302との間には図
示略の液晶が挟持されている。尚、図面上では省略され
ているが、基板301、302の周辺部側にシール材が
配置され、基板301、302が対向状態で接合されて
一体化され、両基板301、302間に液晶が封入され
ている点については先の形態の液晶装置と同様の構成で
ある。基板302は素子基板となっていて、ガラス等か
らなる透明基板305の下面側にマトリックス状に例え
ばITO等の透明電極からなる複数の画素電極306と
これらの画素電極306を制御するTFD素子307が
設けられている。TFD素子307は画素電極306の
一隅に配設されている。またTFD素子307はマトリ
クス状に配置された走査線308に接続され、操作信号
と後述するデータ線(対向電極)310に印加された信
号に基づき、液晶を表示、非表示状態または中間状態に
切り替えることが可能になっている。
【0051】カラーフィルタEは、図13に示すよう
に、基板312と、基板312の一面(換言すると液晶
層側の面)に形成された遮光層313と隔壁部315と
色層316と保護層(オーバーコート層)317とから
構成されている。この保護層317上には、ITOから
成りデータ線をなす短冊状の電極(対向電極)318が
形成されている。また、基板の他面(換言すると液晶層
側の反対面)には金属膜から成る反射層319がほぼ全
面にわたって形成されている。さらに、各色層316…
の中心付近における反射層319には矩形状の小さな窓
319aが形成され、カラーフィルタEの外側に配設さ
れた光源(バックライト)320からの光が基板302
側へ透過するようになっている。つまり、この液晶装置
300は、各色層316…の周縁部では反射層319に
よる反射表示を行い、その中心部では窓319aによる
透過表示を行うようになっている。
【0052】前記色層316…は、対向基板302の画
素電極306に対向した位置にマトリクス状に形成さ
れ、青色の着色部(図示「B」)316B、緑色の着色
部(図示「G」)316G、赤色の着色部(図示
「R」)316Rから構成されている。各色層316…
は離間配置され、それらの間には、非画像表示領域(対
向基板302の画素電極306が形成されていない領
域)に対応して遮光層312が形成されている。
【0053】この形態の液晶装置300によれば、先の
第3の実施形態の液晶装置100あるいは第4の実施の
形態の液晶装置200と同様な効果、即ち、カラーフィ
ルタ基板301に色毎に膜厚の異なる色層316…が形
成されるため、液晶装置300の観察者の好みの色調に
合わせたカラー表示が可能となる効果を得ることができ
る。
【0054】「第6の実施の形態」次に、本発明の第6
の実施の形態の液晶装置を図面を参照して説明する。図
14は、本発明の第6の実施の形態である透過型のTF
T型(Thin Film Transistor 型)の液晶装置400の
分解斜視図である。この実施形態の液晶装置400に、
液晶駆動用IC、配線類(いずれも図示略)、バックラ
イト320、支持体(図示略)などの付帯要素を装着す
ることによって、最終製品としての反射型液晶表示装置
が構成される。この液晶装置400は、カラーフィルタ
として第1の実施の形態で説明したカラーフィルタAと
同様の構造のカラーフィルタFを備えており、カラーフ
ィルタFを上側(観測者側)に配置したものである。
尚、本実施形態においてはカラーフィルタFについて簡
略的に説明することとする。
【0055】この実施の形態の液晶装置400は、互い
に対向するように配置されたカラーフィルタF及び素子
基板402と、これらの間に挟持された図示略の液晶層
と、カラーフィルタFの上面側(観測者側)に付設され
た偏光板403と、素子基板402の下面側に付設され
た図示略の偏光板とを主体として構成されている。カラ
ーフィルタFは透明なガラスあるいはプラスチックから
なる対向基板405を具備してなる観測者側に向いて設
けられる表側の基板であり、素子基板402はその反対
側、換言すると裏側に設けられる透明な基板である。
【0056】先のカラーフィルタFにあっては、例えば
膜厚300μm(0.3mm)程度のガラス等からなる
対向基板405を備え、この基板405の下側に、先の
実施形態と同様な構造の遮光層と隔壁部と色層406…
及び保護層(オーバーコート層)407が順次形成さ
れ、このカラーフィルタFの保護層407の下側に駆動
用の電極(全面電極)408が形成されている。なお、
実際の液晶表示装置においては電極408を覆って液晶
層側に配向膜が設けられるが、図14では省略してある
とともに、反対側の素子基板402側の後述する画素電
極411上にも配向膜が設けられるが、図14では省略
し、配向膜の説明も省略する。
【0057】先の素子基板402上には絶縁層410が
形成され、この絶縁層410の上には、TFT型のスイ
ッチング素子としての薄膜トランジスタTと画素電極4
11が形成されている。素子基板402上に形成された
絶縁層410上には、マトリクス状に走査線412…と
信号線413…とが形成され、これら走査線412…と
信号線413…とに囲まれた領域毎に画素電極411が
設けられ、各画素電極411のコーナ部分と走査線41
2と信号線413との間の部分に薄膜トランジスタTが
組み込まれており、走査線412と信号線413に対す
る信号の印加によって薄膜トランジスタTをオン・オフ
して画素電極411への通電制御を行うことができるよ
うに構成されている。また、対向側のカラーフィルタF
側に形成された電極408はこの実施形態では画素電極
形成領域全体をカバーする全面電極とされている。尚、
TFTの配線回路や画素電極形状には様々なものがあ
り、本実施の形態では図14に示すものを例示したが、
他の形状のTFTを備えた液晶装置に適用できるのは勿
論である。
【0058】この形態の液晶装置400によれば、先の
実施形態の構造と同等の色毎に膜厚の異なる色層を備え
たカラーフィルタFを備えているので、先の実施形態の
液晶装置と同様な効果が得られる。即ち、液晶装置40
0の観察者の好みの色調に合わせたカラー表示が可能と
なる効果を得ることができる。
【0059】「第7の実施の形態」次に、本発明の第7
の実施の形態の表示装置を図面を参照して説明する。図
15は、本発明の第7の実施形態であるプラズマ型表示
装置500の分解斜視図であり、図16は同装置の基本
原理構成図である。この実施形態の表示装置500は、
カラーフィルタとして先の第2の実施形態で説明したカ
ラーフィルタAと同等の構造のカラーフィルタHを備え
ており、このカラーフィルタHを観察側に配置して構成
されている。表示装置500は、互いに対向して配置さ
れたガラス基板501とカラーフィルタHと、これらの
間に形成された放電表示部510とから概略構成され
る。放電表示部510は、複数の放電室516が縦横に
整列形成されてなり、複数の放電室516のうち、3つ
の放電室516が対になって1画素を構成するように配
置されている。従って先のカラーフィルタAの各着色部
8に対応するように各放電室516が配置される。
【0060】前記ガラス基板501の上面には所定の間
隔でストライプ状にアドレス電極511が形成され、そ
れらアドレス電極511と基板501の上面とを覆うよ
うに誘電体層519が形成され、更に誘電体層519上
においてアドレス電極511、511間に位置して各ア
ドレス電極511に沿うように隔壁515が複数形成さ
れている。なお、隔壁515においてはその長手方向の
所定位置においてアドレス電極511と直交する方向に
も所定の間隔で仕切られており(図示略)、基本的には
アドレス電極511の幅方向左右両側に隣接する隔壁
と、アドレス電極511と直交する方向に延設された隔
壁により仕切られる長方形状の領域が形成され、これら
長方形状の領域に対応するように放電室516が形成さ
れ、これら長方形状の領域が3つ対になって1画素が構
成される。また、隔壁515で区画される長方形状の領
域の内側には蛍光体517が形成されている。
【0061】次に、前記カラーフィルタH側には、先の
アドレス電極511と直交する方向に複数の表示電極5
12がストライプ状に所定の間隔で形成され、これらを
覆って誘電体層513が形成され、更にMgOなどから
なる保護膜514が形成されている。なお、カラーフィ
ルタHの構造であるが、先に説明したカラーフィルタA
に対して色層8の平面形状や面積については異なるが、
色層の膜厚の関係や配置関係、遮蔽層や隔壁部にて区画
された構造については同等の構造とされているので詳し
い説明を省略する。
【0062】そして、前記基板501とカラーフィルタ
Hが、前記アドレス電極511…と表示電極512…を
互いに直交させるように対向させて相互に貼り合わさ
れ、基板501と隔壁515とカラーフィルタH側に形
成されている保護膜514とで囲まれる空間部分を排気
して希ガスを封入することで放電室516が形成されて
いる。なお、カラーフィルタH側に形成される表示電極
512は各放電室516に対して2本ずつ配置するよう
に形成されている。また、図16はプラズマ型表示装置
の基本構成原理図であるので、放電室516を挟んで対
向されるアドレス電極511と表示電極512を図面で
把握しやすいように平行に配置しているが、これらの電
極は実際の装置では図15に示すように90゜に交差す
るように配置されている。
【0063】また、アドレス電極511と表示電極51
2は図示略の電源に接続され、各電極に通電することで
必要な位置の放電表示部510において蛍光体を励起発
光させて白色発光させ、この光がカラーフィルタHを透
過して着色され、この着色光が他の画素からの着色光と
混合され、カラー画像が形成される。この形態の表示装
置500によれば、先の実施形態の液晶装置とほぼ同様
な効果、即ち、観察者の好みに合わせた色調の表示形態
が得られる効果がある。
【0064】即ち、先の第1の実施の形態のカラーフィ
ルタAと同等の色層膜厚のカラーフィルタHを備えた場
合は、色層8Gが最も厚く形成され、色層8Rが最も薄
く形成されているので、表示装置500としての全体の
色調として緑色が濃く、赤色が淡い色調のものが得られ
る。このように本発明に係る表示装置500にあって
も、観測者の好みの色の要求などに応じて緑色の強い、
赤色の淡い色調のカラーフィルタを提供できる。これに
対して観察者が赤色の強いカラー表示を望む場合には、
赤色の色層8Rを最も厚く形成すれば良く、観察者が青
色の強いカラー表示を望む場合には青色の色層8Bを最
も厚く形成すれば良い。このようにして、必要な色層8
R、8G、8Bのいずれかの膜厚を最も厚く形成するこ
とで厚い色層の色調の強いカラー表示の表示装置とする
ことができ、必要な色層8R、8G、8Bのいずれかの
膜厚を最も薄く形成することで薄い色層の色調の淡いカ
ラー表示の表示装置とすることができる。
【0065】「第8の実施の形態」次に、前記の第3、
第4、第5、第6、第7の実施形態の液晶装置100、
200、300、400のいずれかを備えた電子機器の
具体例について説明する。図17(a)は、携帯電話の
一例を示した斜視図である。図17(a)において、符
号600は携帯電話本体を示し、符号601は前記の液
晶装置100、200、300、400のいずれかを用
いた液晶表示部を示している。図17(b)は、ワープ
ロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した
斜視図である。図17(b)において、符号700は情
報処理装置、符号701はキーボードなどの入力部、符
号703は情報処理装置本体、符号702は前記の液晶
装置100、200、300、400のいずれかを用い
た液晶表示部を示している。図17(c)は、腕時計型
電子機器の一例を示した斜視図である。図17(c)に
おいて、符号800は時計本体を示し、符号801は前
記の液晶装置100、200、300、400のいずれ
かを用いた液晶表示部を示している。図17(a)〜
(c)に示すそれぞれの電子機器は、前記の液晶装置1
00、200、300、400のいずれかを用いた液晶
表示部を備えたものであり、先の第3〜第7の実施の形
態の液晶装置100、200、300、400の特徴を
有するので、いずれの液晶装置を用いてもカラーバラン
スを観察者の好みに合わせた表示品質の面に優れた効果
を有する電子機器となる。
【0066】
【実施例】透明のガラス基板上に黒色光感光性樹脂(撥
インク性を発現させるヘキサフルオロポリプロピレンの
フッ素樹脂にカーボンブラックを含むもの)を用い、ス
ピンコート法にて基板上に膜厚2.5μmになるように
塗布し、これにレジストを塗布した後にレジスト層に露
光し、現像して先のブラック樹脂をエッチングによりパ
ターニングし、200℃にてベークして平面視格子状の
パターンを形成した。 この基板上に70μm×230
μmの平面視長方形状の画素領域を幅10μmの遮光隔
壁部で区画した平面視格子状の形状であり、画素領域を
160×360(R、G、B各色の色層120個ずつ、
合計360個)個有するカラーフィルタを製造した。
【0067】この遮光隔壁部により区画形成された複数
の画素領域に対し、インクジェット法により赤色インク
と青色インクと緑色インク(いずれも顔料をグリコール
溶液に分散させて得た着色インク)を使い分けて吐出し
て60℃でベークし、溶剤を揮発させて各色の色層を形
成した。この際、色データの評価のために、以下の表1
に示すように赤色の色層0.74μm、緑色の色層0.7
9μm、青色の色層0.63μmの組み合わせで形成し
たカラーフィルタと、赤色の色層1.01μm、緑色の
色層0.87μm、青色の色層0.84μmの組み合わせ
で形成したカラーフィルタと、赤色の色層1.25μ
m、緑色の色層1.14μm、青色の色層0.96μmの
組み合わせで形成したカラーフィルタとをそれぞれ作成
してカラーフィルタ試料とした。
【0068】得られた3種類のカラーフィルタ試料の色
データを測定した結果を以下の表1に示す。この色デー
タは、国際証明委員会(CIE)にて規定されているC
IE標準表色系としてのYxy表色系の測定結果であ
る。xとyは色度を示し、Yは色の明るさを示す指標で
ある。
【0069】 「表1」 膜厚 色データ (μm) x y Y 赤色 0.74 0.43 0.29 30.7 1.01 0.46 0.29 25.0 1.25 0.47 0.28 23.9 緑色 0.79 0.34 0.42 62.2 0.87 0.35 0.42 61.0 1.14 0.35 0.45 58.5 青色 0.63 0.23 0.29 45.0 0.84 0.22 0.28 41.4 0.96 0.20 0.27 35.2
【0070】また、これらの測定結果をYxy表色系色
度図に示したものを図18に示す。表1と図18に示す
結果から明らかなように、赤色の色層の膜厚を0.74
〜1.25μmに変化させることで色データの色度図に
おける位置が変わることが明らかであり、緑色の色層の
膜厚を0.79〜1.14μmに変化させることで色デー
タの色度図における位置が変わることが明らかであり、
青色の色層の膜厚を0.63〜0.96μmに変化させる
ことで色データの色度図における位置が変わることが明
らかである。従って図18の鎖線で示すように色層の膜
厚を選択することで、色度図において得られる色三角形
が、他の膜厚の色層を有するカラーフィルタとすること
で別の形の色三角形を得ることができ、これにより色層
の膜厚を変更することで色調の異なるカラーフィルタを
提供できることが明らかとなった。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
素領域の色層の膜厚が色毎に異なるので、厚い色層の色
が濃く、薄い色層の色が淡い色調のカラーフィルタが得
られる。よって、使用者の好みに合わせた色調の、例え
ば赤色の強い発色、緑色が強い発色、あるいは、青色が
強い発色のカラーフィルタを提供できる。このように色
毎に色層の膜厚が異なるものを個別に製造できるのは、
各色層をインクジェット法により形成し、各色層毎にイ
ンクジェット法による着色インク量の制御により容易に
調整できることに起因する。インクジェット法による着
色インクの吐出量制御により、容易に膜厚の異なる色層
が得られる。
【0072】また、特定の一の色層の膜厚と他の特定の
一の色の色層の膜厚との差異を0.3μm以上とするな
らば、色層の発色を明確に調整することができ、カラー
フィルタの色バランスを明瞭に異なるようにすることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明に係るカラーフィルタの第1の
例を示す平面図である。
【図2】 図2は図1に示すカラーフィルタの部分断面
図である。
【図3】 図3は図1に示すカラーフィルタの色層の配
列状態示す平面略図である。
【図4】 図4は本発明に係るカラーフィルタの色層の
配列状態の第2の例を示す図である。
【図5】 図5は本発明に係るカラーフィルタの色層の
配列状態の第3の例を示す図である。
【図6】 図6は本発明に係るカラーフィルタを製造す
る工程の一例を示すもので、図6(a)は基板上に遮光
層とレジストを塗布した状態を示す断面図、図6(b)
はレジストを現像した状態を示す断面図、図6(c)は
レジストを基に遮光層をエッチングして遮光膜を形成し
た状態を示す断面図、図6(d)はレジストを剥離した
状態を示す断面図、図6(e)は遮光膜の上に隔壁部用
のレジストを形成した状態を示す断面図、図6(f)は
レジストを現像して隔壁部を形成した状態を示す断面図
である。
【図7】 図7は本発明に係るカラーフィルタを製造す
る工程の一例を示すもので、図7(a)は基板上の画素
領域にインクジェット法により特定の一の色の着色イン
クを吐出している状態を示す断面図、図7(b)は他の
特定の一の色の着色インクを吐出している状態を示す断
面図、図7(c)は基板上に吐出した着色インクを乾燥
させた後の状態を示す断面図、図7(d)は基板上及び
着色インク上に保護層を被覆形成して得られたカラーフ
ィルタを示す断面図である。
【図8】 図8はインクジェット装置のインクジェット
ヘッド回りの概略構造の一例を示す斜視図である。
【図9】 図9はインクジェット装置の吐出ノズルまわ
りの部分を示す断面図である。
【図10】 図10はインクジェット法により着色イン
クを画素領域に吐出する工程を説明するためのもので、
図10(a)は基板上に隔壁部を形成した状態を示す断
面図、図10(b)は隔壁部に着色インクを吐出した状
態を示す断面図、図10(c)は着色インクを乾燥させ
て色層を形成した状態を示す断面図、図10(d)は隔
壁部と色層を覆うように保護層を形成した状態を示す断
面図である。
【図11】 図11は本発明に係るカラーフィルタを備
えたパッシブマトリクス型液晶表示装置の一例を示す断
面図である。
【図12】 図12は本発明に係るカラーフィルタを備
えたパッシブマトリクス型液晶表示装置の他の例を示す
断面図である。
【図13】 図13は本発明に係るカラーフィルタを備
えたTFD型の液晶表示装置の一例を示す分解斜視図で
ある。
【図14】 図14は本発明に係るカラーフィルタを備
えたTFT型の液晶表示装置の一例を示す分解斜視図で
ある。
【図15】 図15は本発明に係るカラーフィルタを備
えたプラズマアドバンス型の表示装置を示す断面図であ
る。
【図16】 図16は図15に示すプラズマアドバンス
型の液晶表示装置の部分拡大断面図である。
【図17】 図17(a)は本発明に係るカラーフィル
タを備えた液晶装置を備えた携帯電話を示す斜視図、図
17(b)は同カラーフィルタを備えた液晶装置を備え
た携帯型の情報機器の斜視図、図17(c)は同カラー
フィルタを備えた液晶装置を備えた腕時計型情報機器の
斜視図である。
【図18】 図18は実施例において得られたカラーフ
ィルタの色測定試験の結果得られた色度図を示す図であ
る。
【符号の説明】
A、D、E、F、H…カラーフィルタ 1…基板 2…遮光膜 5…穴 6…隔壁部 7…画素領域 8、25、28…色層 8R、25R、28R…赤色の色層 8G、25G、28G…緑色の色層 8B、25B、28B…青色の色層 9…保護層 100、200、300、400、500…液晶装置 600、700、800…電子機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA04 EC07 EC41 FA03 FA04 FB01 FB08 2H048 BA11 BA45 BA47 BA64 BB01 BB02 BB04 BB07 BB24 BB44 2H091 FA02 FB02 FB07 FC10 FC25 FC29 FC30 FD04 FD24 GA01 GA16 GA17 LA15 5C094 AA08 AA43 AA48 BA03 BA43 CA19 CA24 DA13 ED03 ED15 FA01 FA02 GB10 JA08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に隔壁部によって仕切られた複数
    の画素領域が形成され、各画素領域に色層が形成されて
    なるカラーフィルタを製造する方法であって、 前記複数の画素領域を仕切る隔壁部を形成する工程と、 前記隔壁部により仕切られた画素領域にインクジェット
    法によりインクを吐出して乾燥させ、前記色層を形成す
    る工程とを備え、 前記各画素領域に形成する前記色層の膜厚を色毎に異な
    らせることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記色毎の色層の膜厚の差の内、特定の
    一の色の色層の膜厚と、特定の他の一の色の色層の膜厚
    との差異を0.3μm以上とすることを特徴とする請求
    項1に記載のカラーフィルタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基板上に前記各画素領域に位置する
    穴を有した遮光膜を形成する工程を行った後、前記遮光
    膜上に前記隔壁部を形成して前記画素領域を区画する工
    程を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラ
    ーフィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基板上に前記各画素領域に位置する
    穴を有した遮光隔壁部を形成して前記画素領域を区画す
    る工程を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    カラーフィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記色層は、赤色の色層と緑色の色層と
    青色の色層とからなり、前記隔壁部に仕切られた画素領
    域の内側に吐出するインクの量により赤色の色層の膜厚
    と緑色の色層の膜厚と青色の色層の膜厚とを制御し、Y
    xy表色系色度図における色データの赤色と緑色と青色
    の特性を調整することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のカラーフィルタの製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上に隔壁部に仕切られて複数の画素
    領域が形成され、各画素領域にインクをインクジェット
    法により注入した後に乾燥されて形成された色層が形成
    されてなるカラーフィルタであって、前記各画素領域に
    形成された色層の膜厚が色毎に異なるように構成された
    ことを特徴とするカラーフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記色毎の色層の膜厚の差の内、特定の
    一の色の色層の膜厚と特定の他の一の色の色層の膜厚と
    の差異が0.3μm以上とされたことを特徴とする請求
    項6に記載のカラーフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記基板上に前記各画素領域に位置する
    穴を有した遮光隔壁部が形成され、前記画素領域が区画
    されてなることを特徴とする請求項6又は7に記載のカ
    ラーフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記基板上に前記各画素領域に位置する
    穴を複数有した遮光層が形成され、前記遮光層上に前記
    隔壁部が形成されて前記画素領域が区画されてなること
    を特徴とする請求項6又は7に記載のカラーフィルタ。
  10. 【請求項10】 請求項6〜請求項9のいずれかに記載
    のカラーフィルタが備えられてなることを特徴とする液
    晶装置。
  11. 【請求項11】 請求項6〜請求項10のいずれかに記
    載のカラーフィルタが備えられてなる液晶装置を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
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