JP4013584B2 - カラーフィルタ基板、カラーフィルタ基板の製造方法、液晶表示装置、並びに電子機器 - Google Patents

カラーフィルタ基板、カラーフィルタ基板の製造方法、液晶表示装置、並びに電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半透過反射型の液晶パネルを構成するカラーフィルタ基板およびその製造方法、並びに半透過反射型の液晶表示装置および該液晶表示装置を備えた電子機器に係り、特に、透過表示領域と反射表示領域との間で液晶層の層厚を適正な値に変えたマルチギャップタイプの液晶表示装置および電子機器、並びにそれらを構成するのに好適なカラーフィルタ基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置として、内蔵したバックライトから出射された光を利用して表示を行う透過型液晶表示装置と、太陽光等の外光を利用して表示を行う反射型液晶表示装置が知られている。前者の液晶表示装置は、外光の明るさが不十分な暗所でも表示を視認することができるという利点を有するものの、常時バックライトを点灯するため、消費電力が大きくなるという問題点を有する。これに対して、後者の液晶表示装置は、照明手段を内蔵しないため、省電力化を図ることができるが、暗所では表示が視認しづらくなるという問題点を有する。
【0003】
そこで、両者の利点を兼ね備えた液晶表示装置として、暗所においては、内蔵したバックライトを点灯し、バックライトから出射された光を利用して透過モードで表示を行い、外光の明るい明所においては、外光を利用して反射モードで表示を行うことが可能な半透過反射型液晶表示装置が知られている。半透過反射型液晶表示装置では、暗所でも表示を視認することができると共に、明所では外光を利用して表示を行うことができるため、常時バックライトを点灯する必要のある透過型液晶表示装置に比較して省電力化を図ることができる。
【0004】
半透過反射型液晶表示装置は、液晶層を挟持して対向配置された一対の基板のうち、視認側と反対側に位置する基板の液晶層側表面に半透過反射層を具備して概略構成されている。半透過反射層は、例えば、ドット毎にスリット状などの開口部を有する反射層により構成され、かかる構成の半透過反射層では、開口部が光透過部、それ以外の部分が光反射部として機能する。また、一方の基板にカラーフィルタを具備し、カラー表示が可能な半透過反射型液晶表示装置も知られている。以下、カラーフィルタを備えた基板のことを「カラーフィルタ基板」と称す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
半透過反射型液晶表示装置において、透過モードでは、バックライトにより出射された光が、バックライト側の基板、液晶層、観察者側の基板を順次透過して観察者側に出射されることを利用して表示を行う。また反射モードでは、外光が、観察者側の基板、液晶層を順次透過した後、バックライト側の基板に設けられた半透過反射層により反射されて観察者側に出射されることを利用して表示を行う。
【0006】
そのため、カラー表示が可能な半透過反射型液晶表示装置では、透過モードで表示を行う際には、液晶パネルに入射した光が、カラーフィルタを1回のみ透過して観察者側に出射されるのに対し、反射モードで表示を行う際には、液晶パネルに入射した光が、半透過反射層により反射される前と、半透過反射層により反射された後の計2回、カラーフィルタを透過して観察者側に出射されることになる。
【0007】
このため、例えばカラーフィルターを2回透過する反射モード時の色を重視して淡い色のカラーフィルターを備えた場合には、カラーフィルターを1回しか透過しない透過モード時に発色の良い表示を得ることは困難である。しかしながら、この問題を解決すべく、カラーフィルターを1回透過する透過モード時の色を重視して濃い色のカラーフィルターを備えた場合には、カラーフィルターを2回透過する反射モードの表示が暗くなるため、充分な視認性が得られなくなってしまう。このように、従来の半透過反射型カラー液晶表示装置では、反射モード時にも透過モード時にも同様に発色が良く、視認性の高い表示を得ることは困難であった。
【0008】
一方、液晶層に着目すると、半透過反射型液晶表示装置では、透過モードで表示を行う際には、液晶パネルに入射した光が、液晶層を1回のみ透過して観察者側に出射されるのに対し、反射モードで表示を行う際には、液晶パネルに入射した光が、半透過反射層により反射される前と、半透過反射層により反射された後の計2回、液晶層を透過して観察者側に出射されることになる。
ところで、液晶パネルを設計する際に、液晶のツイスト角を小さく設定した場合には、液晶層における偏光状態の変化が、屈折率差Δnと液晶層の層厚dの積(リターデーションΔn・d)の関数になるので、このリターデーションΔn・dの値を適正化することにより視認性のよい表示を行うことができる。
しかしながら、半透過反射型の液晶表示装置においては、上述したように透過表示光は液晶層を一度だけ通過し、反射表示光は液晶層を2度通過するので、透過表示光および反射表示光の双方において、リターデーションΔn・dを同時に最適化することは困難である。従って、反射モードでの表示が視認性のよいものとなるように液晶層の層厚dを設定すると、透過モードでの表示が犠牲となる。逆に、透過モードでの表示が視認性のよいものとなるように液晶層の層厚dを設定すると、反射モードでの表示が犠牲となるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、半透過反射型カラー液晶表示装置において、反射モード時にも透過モード時にも発色が良く、かつ反射モードおよび透過モードの双方においてリターデーションΔn・dの適正化を実現でき、視認性の高い表示が得られる液晶表示装置を提供することを目的とする。また、本発明は、優れた視認性を有する上記液晶表示装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。また、本発明はかかる液晶表示装置を構成するのに好適なカラーフィルタ基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の第1のカラーフィルタ基板は、反射層が形成された光反射部と、当該反射層が形成されていない光透過部とが設けられたカラーフィルタ基板であって、前記光透過部に重ねて形成された第1のカラーフィルタと、前記光反射部に重ねて形成された第2のカラーフィルタとを具備し、前記第1のカラーフィルタの色が、前記第2のカラーフィルタの色よりも濃く、かつ前記第1のカラーフィルタの表面よりも、前記第2のカラーフィルタの表面が突出していると共に、前記第1のカラーフィルタの厚みが、前記第2のカラーフィルタの厚みよりも小さいことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の第2のカラーフィルタ基板は、反射層が形成された光反射部と、当該反射層が形成されていない光透過部とが設けられた対向基板との間に液晶層が挟持されることにより液晶パネルを構成するカラーフィルタ基板であって、前記光透過部に重ねて形成された第1のカラーフィルタと、前記光反射部に重ねて形成された第2のカラーフィルタとを具備し、前記第1のカラーフィルタの色が、前記第2のカラーフィルタの色よりも濃く、かつ前記第1のカラーフィルタの表面よりも、前記第2のカラーフィルタの表面が突出していると共に、前記第1のカラーフィルタの厚みが、前記第2のカラーフィルタの厚みよりも小さいことを特徴とする。
【0012】
本発明のカラーフィルタ基板によれば、光透過部に対応して形成された第1のカラーフィルタが、光反射部に対応して形成された第2のカラーフィルタよりも色純度が高いので、このカラーフィルタ基板を半透過反射型液晶表示装置に搭載したときに、反射モード時にカラーフィルタを2回透過して得られる光と、透過モード時にカラーフィルタを1回透過して得られる光との色の濃淡差を小さくすることができる。したがって、反射モード時にも透過モード時にも発色が良く、視認性の高い表示を得ることができる。
また本発明のカラーフィルタ基板においては、光透過部に対応して形成された第1のカラーフィルタの上面よりも、光反射部に対応して形成された第2のカラーフィルタの上面が突出して形成されているので、このカラーフィルタを半透過反射型液晶表示装置に搭載したときに、反射表示領域における液晶層の層厚dを透過表示領域における液晶層の層厚dよりも小さくする構成(マルチギャップタイプ)を実現することができる。これにより、透過表示光および反射表示光の双方に対してリターデーションΔn・dを最適化することができる。
このように、本発明のカラーフィルタ基板にあっては、第1のカラーフィルタおよび第2のカラーフィルタ自身が、反射モード時と透過モード時との間における表示色の濃淡差を小さくする機能と、透過表示光および反射表示光の双方に対してリターデーションΔn・dを最適化する機能とを兼ね備えているので、表示色の濃淡差を補正するための構造や、液晶層の層厚を調整するための構造を別に設けなくても視認性の向上を図ることができる。
【0013】
本発明のカラーフィルタ基板において、前記第1のカラーフィルタの厚みが、前記第2のカラーフィルタの厚みよりも小さくなるように構成することが好ましく、かかる構成によれば、前記第1のカラーフィルタの上面よりも、前記第2のカラーフィルタの上面が突出している形状を容易に形成することができる。
【0014】
また、本発明のカラーフィルタ基板において、前記液晶パネルの表示領域を構成するドット毎に、前記半透過反射層には、前記光透過部と前記光反射部の双方が形成されていると共に、同一ドット内に形成された、前記第1のカラーフィルタの前記着色部と、前記第2のカラーフィルタの前記着色部とが同一色を有するように構成することが好ましい。
かかる構成のカラーフィルタ基板を半透過反射型液晶表示装置に搭載することにより、ドット毎に、透過モードによる表示と反射モードによる表示とを切り替えることができる。
【0015】
また、本発明のカラーフィルタ基板が、前記液晶パネルの表示領域を構成する各ドットの周縁部に形成された遮光層をさらに具備することが好ましい。かかる構成のカラーフィルタ基板を半透過反射型液晶表示装置に搭載することにより、異なる色の着色部が隣り合っている各ドットの周縁部を遮光することができ、コントラストの向上を図ることができる。
【0016】
また、本発明において、前記第1のカラーフィルタの周囲には前記第2のカラーフィルタが形成されている構成とすることが好ましく、かかる構成とした場合には、前記第1のカラーフィルタをインクジェット方式により形成することができる。
第1のカラーフィルタをインクジェット方式で形成すれば、これをフォトリソグラフィー法により形成する場合に比較して、製造プロセスの簡略化と製造コストの削減を大幅に図ることができる。また、前記第1のカラーフィルタの周囲には、第1のカラーフィルタよりも上面が突出する前記第2のカラーフィルタが形成されるので、この第2のカラーフィルタを隔壁として用い、該隔壁に囲まれた領域(凹部)にインクジェット方式により第1のカラーフィルタを形成することができる。第2のカラーフィルタを隔壁として用いれば、別途隔壁を形成する工程が省略できる。
かかる構成を実現するために、前記半透過反射層が開口部を有する反射層からなり、前記開口部が前記光透過部として機能し、前記開口部が形成された領域の周囲の前記反射層が前記光反射部として機能する構成を好ましく採用することができる。
【0017】
本発明のカラーフィルタ基板の製造方法は、本発明のカラーフィルタ基板であって、前記第1のカラーフィルタの周囲に前記第2のカラーフィルタが形成されており、前記第1のカラーフィルタがインクジェット方式を用いて形成された構成のカラーフィルタ基板を製造する方法であって、前記基板本体上の、前記半透過反射層の前記光反射部に対応する領域に、フォトリソグラフィー法により第2のカラーフィルタを形成する工程と、前記第2のカラーフィルタを形成した前記基板本体上の、前記半透過反射層の前記光透過部に対応した領域に、インクジェット方式により着色材料の液滴を吐出した後、吐出した着色材料を焼成することにより、第1のカラーフィルタを形成する工程とを有することを特徴とする。
【0018】
本発明のカラーフィルタ基板の製造方法によれば、第1のカラーフィルタをインクジェット方式により形成することができるため、第1のカラーフィルタおよび第2のカラーフィルタの双方をフォトリソグラフィー法により形成する場合に比較して、製造プロセスの簡略化と製造コストの大幅な削減を図ることができる。
ここで、フォトリソグラフィー法によりカラーフィルタを形成する場合には、基板本体の全面に感光性を有する着色材料を塗布した後、露光、現像する工程を各色毎に行って、所定のパターンの着色部を形成する必要がある。これに対し、インクジェット方式によりカラーフィルタを形成する場合には、着色部を形成する領域にのみ着色材料の液滴を吐出した後、焼成することにより、所定のパターンの着色部を有するカラーフィルタを形成することができる。インクジェット方式による場合、着色材料の吐出および焼成は、各色毎に行ってもよく、複数の色の着色材料を同時に、それぞれの所定の位置に吐出し、一括的に焼成することも可能である。
【0019】
したがって、インクジェット方式を用いてカラーフィルタを形成すれば、フォトリソグラフィー法だけを用いてカラーフィルタを形成する場合に比較して、工程数を低減することができる。また、工程数を低減することができることに加えて、基板本体の全面に着色材料を塗布する必要がなくなるので、使用する着色材料を大幅に低減することができ、製造コストの削減を図ることができる。
さらに、光反射部に対応して形成された第2のカラーフィルタで囲まれた領域に、インクジェット方式により着色材料の液滴を吐出し、該着色材料を焼成することにより、第1のカラーフィルタを形成すると同時に、第2のカラーフィルタの上面と第1のカラーフィルタの上面とで段差を設けることができ、この段差を利用して液晶層におけるリターデーションの適正化を図ることができる。
【0020】
また、本発明の液晶表示装置は、液晶層を挟持して対向配置されたカラーフィルタ基板と対向基板とを具備し、前記カラーフィルタ基板と前記対向基板のうち一方の基板には、反射層が形成された光反射部と、当該反射層が形成されていない光透過部が設けられており、前記カラーフィルタ基板が、前記光透過部に重ねて形成された第1のカラーフィルタと、前記光反射部に重ねて形成された第2のカラーフィルタとを具備し、前記第1のカラーフィルタの色が、前記第2のカラーフィルタの色よりも濃く、前記第1のカラーフィルタの液晶層側の表面よりも、前記第2のカラーフィルタの液晶層側の表面が突出していると共に、前記第1のカラーフィルタの厚みが、前記第2のカラーフィルタの厚みよりも小さいことを特徴とする。
【0021】
本発明の液晶表示装置(半透過反射型液晶表示装置)によれば、本発明のカラーフィルタ基板と同様に、透過モードの表示用と反射モードの表示用に、異なる色純度の第1、第2のカラーフィルタを設けた構成となっているので、反射モード時にカラーフィルターを2回透過して得られる光と、透過モード時にカラーフィルターを1回透過して得られる光との色の濃淡差を小さくすることができ、反射モード時にも透過モード時にも発色が良く、視認性の高い表示を得ることができる。
【0022】
また、光透過部に対応して形成された第1のカラーフィルタの液晶層側の表面よりも、光反射部に対応して形成された第2のカラーフィルタの液晶層側の表面が突出して形成されているので、この表面の段差を利用してマルチギャップタイプの構成を実現することができる。これにより、透過表示光および反射表示光の双方に対してリターデーションΔn・dを最適化することができ、視認性を向上させることができる。
なお、カラーフィルタ基板は、液晶パネルの視認側または照明手段側のどちらに配してもよい。カラーフィルタ基板を照明手段側に設ける場合には、半透過反射膜をカラーフィルタ基板上に設け、カラーフィルタ基板を視認側に設ける場合には、半透過反射膜は対向基板上に設ける。
【0023】
本発明の液晶表示装置において、前記第1のカラーフィルタの厚みが、前記第2のカラーフィルタの厚みよりも小さくなるように構成することが好ましく、かかる構成によれば、前記第1のカラーフィルタの上面よりも、前記第2のカラーフィルタの上面が突出している形状を容易に形成することができる。
【0024】
本発明の液晶表示装置において、前記対向基板は、その液晶層側の表面がほぼ平坦でもよく、前記対向基板の液晶層側の表面において、前記半透過反射層の前記光反射部に対応する領域が、前記半透過反射層の前記光透過部に対応する領域より突出している構成としてもよい。
前者の、対向基板の表面をほぼ平坦とする構成によれば、対向基板の製造が容易であり、液晶パネルを薄く形成するうえで好ましい。
一方、後者の対向基板の液晶層側の表面において半透過反射層の光反射部に対応する領域を突出させる構成によれば、カラーフィルタ基板の液晶層側の表面の段差と、対向基板の液晶層側の表面の段差の両方を利用してマルチギャップタイプの構成を実現することができるので、液晶層の層厚の調整幅を大きくすることができ、リターデーションΔn・dを最適化するうえで好ましい。
【0025】
また、本発明の液晶表示装置において、前記液晶パネルの表示領域を構成するドット毎に、前記半透過反射層には、前記光透過部と前記光反射部の双方が形成されていると共に、同一ドット内に形成された、前記第1のカラーフィルタの前記着色部と、前記第2のカラーフィルタの前記着色部とが同一色を有するように構成することが好ましく、かかる構成によれば、ドット毎に、透過モードによる表示と反射モードによる表示とを切り替えることができる。
【0026】
また、本発明の液晶表示装置は、前記液晶パネルの表示領域を構成する各ドットの周縁部に形成された遮光層をさらに具備することが好ましい。かかる構成にようれば、カラーフィルタ基板において異なる色の着色部が隣り合っている各ドットの周縁部を遮光することができ、コントラストの向上を図ることができる。
【0027】
また、本発明の液晶表示装置において、前記第1のカラーフィルタの周囲には前記第2のカラーフィルタが形成されている構成とすることが好ましく、かかる構成とした場合には、第2のカラーフィルタを隔壁として用いて、前記第1のカラーフィルタをインクジェット方式により形成することができ、製造プロセスの簡略化と製造コストの削減を大幅に図ることができる。
【0028】
また、以上の本発明の液晶表示装置(半透過反射型液晶表示装置)を備えることにより、反射モード時にも透過モード時にも発色が良く、かつ反射モードおよび透過モードの双方においてリターデーションΔn・dの適正化を図ることができて、表示品質に優れた電子機器を提供することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。なお、各実施形態においては、図面を参照しながら説明するが、各図において、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
【0030】
[第1実施形態]
(半透過反射型液晶表示装置の構造)
図1〜図7に基づいて、本発明に係る第1実施形態の半透過反射型液晶表示装置の構造について説明する。本実施形態では、パッシブマトリクス型液晶表示装置への本発明の適用例を示す。
図1は本実施形態の半透過反射型液晶表示装置の全体構成を示す概略斜視図である。図2は本実施形態の半透過反射型液晶表示装置における液晶パネルを平面視したときのカラーフィルタおよび遮光層の位置関係を示す説明図である。図7は図1に示す半透過反射型液晶表示装置をA−A’線に沿って切断した時の概略断面図である。ただし、図7においてはバックライトの図示を省略している。
なお、図1、図7においては、上側を観察者側(視認側)として図示している。
【0031】
図1、図7に示すように、本実施形態の半透過反射型液晶表示装置1は、液晶層30(図1では省略)を挟持して対向配置されたカラーフィルタ基板(下側基板)10と対向基板(上側基板)20とから構成された液晶パネル40と、液晶パネル40の視認側とは反対側に配置されたバックライト(照明手段)50とを具備して構成されている。
【0032】
カラーフィルタ基板10は、ガラス、透明樹脂等からなる基板本体11の液晶層30側の面上に、半透過反射層12と、顔料分散型等の第1のカラーフィルタ13と、顔料分散型等の第2のカラーフィルタ14と、透明電極17とを具備して概略構成されている。一方、対向基板20は、ガラス、透明樹脂等からなる基板本体21の液晶層30側の面上に、遮光層(ブラックマトリクス)15、および透明電極22を具備して概略構成されている。なお、図1においては、カラーフィルタ基板10、対向基板20に形成された層のうち、透明電極17,22のみを取り出して図示している。
また、バックライト50は、冷陰極管等からなる光源51、及び光源51からの光を効率よく、液晶パネル40に照射するために、光源51から出射された光を図示上方に導く構造を有する導光板52から構成されている。
【0033】
カラーフィルタ基板10、対向基板20には、各々、ストライプ状に配列され、インジウム錫酸化物(ITO)等からなる複数の透明電極17、22が形成されており、カラーフィルタ基板10の透明電極17と対向基板20の透明電極22とは互いに交差する方向に延在している。そして、カラーフィルタ基板10の透明電極17と対向基板20の透明電極22とが交差する矩形状の部分及びその周辺部が各ドット32になっており、多数のドット32がマトリクス状に配列した領域が表示領域となっている。
【0034】
より詳細には、カラーフィルタ基板10に設けられている半透過反射層12は、アルミニウム、銀、銀合金等の光反射性材料からなり、各ドット32の略中心部にスリット状の開口部12aが形成されている。この半透過反射層12においては、開口部12aが光を透過する光透過部として機能し、開口部12aが形成された部分を除く領域が光を反射する光反射部として機能する。
【0035】
そして、半透過反射層12の液晶層30側には、半透過反射層12の光透過部(開口部12a)に対応して第1のカラーフィルタ13が形成されているとともに、半透過反射層12の光反射部(開口部12aが形成された部分を除く領域)に対応して、第1のカラーフィルタ13よりも色純度が低い第2のカラーフィルタ14が形成されている。第1、第2のカラーフィルタ13、14の色純度は、各着色部の組成により調整することが可能である。例えば、各着色部に含有させる顔料中の着色粒子の濃度や大きさ、形状、種類等を調整することにより、各着色部の色純度を調整することができる。
【0036】
また、第2のカラーフィルタ14は、第1のカラーフィルタ13よりも厚く形成されており、第1のカラーフィルタ13の上面(液晶層30側の表面)よりも、第2のカラーフィルタ14の上面(液晶層30側の表面)の方が突出して段差が形成されている。液晶パネル40の厚さ方向において、第1のカラーフィルタ13の上面と、第2のカラーフィルタ14の上面との間の段差の大きさは、リターデーションΔn・dの値を適正にするのに好適な液晶層30の層厚dの値に応じて設定されるが、概ね1.0〜4.0μmの範囲内とされる。
【0037】
第1のカラーフィルタ13は、赤(R)の着色部13R、緑(G)の着色部13G、青(B)の着色部13Bにより構成されており、各着色部は、各ドット32に対応して所定のパターンで形成されている。また、第2のカラーフィルタ14は、第1のカラーフィルタ13と同様に、赤(R)の着色部14R、緑(G)の着色部14G、青(B)の着色部14Bにより構成されており、各着色部は、各ドット32に対応して所定のパターンで形成されている。
【0038】
ここで、第1のカラーフィルタ13、第2のカラーフィルタ14、および対向基板20に設けられている遮光層15の平面的な位置関係は、図2に示すものとなっている。すなわち、各ドット32の略中心部に第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bのうちいずれかが形成されており、各ドット32において、第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bの周囲に、第2のカラーフィルタ14の着色部14R〜14Bのうちいずれかが形成されている。また、各ドット32の周縁部に平面的に重なるように遮光層15が形成されており、全体的に見れば、遮光層15は平面視格子状に形成されている。
【0039】
このように、各ドット32には、第1、第2のカラーフィルタ13、14を構成する2種類の着色部(着色部13R〜13Bのうちいずれかと、着色部14R〜14Bのうちいずれか)が形成されているが、各々のドット32には、同じ色の着色部が配置されている。そして、赤の着色部13R、14R、緑の着色部13G、14G、青の着色部13B、14Bが形成されたドット32は、各々、赤、緑、青を表示することができ、赤、緑、青を表示することが可能な3個のドット32毎に、1画素の表示を行うことが可能な構成になっている。
なお、各色を表示するドット32の配列パターンについては図示するものに限定されるものではない。また、第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bは、図2に示されるような各ドット32の略中心部にスリット状の1個の第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bを形成する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、各ドット32に形成する第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bの形状や形成箇所、個数については適宜設計することが可能である。
【0040】
例として、図3〜6に示したように、第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bが各ドット32の周囲部と接するように構成とすることができる。図3は第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bの下辺が各ドット32の下辺中央と重なり合うように構成した例である。図4は、第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bの右下の角を形成する2辺が、各ドット32の右下の角を形成する2辺と重なり合うように構成した例である。図5は、第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bが帯状で、その上辺と下辺が各ドット32の上辺および下辺のそれぞれ略中央部と重なり合うように構成した例である。図6は、第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bが帯状で、その右辺および上下辺が、各ドット32の右辺および上下辺の右端部と重なり合うように構成した例である。
【0041】
第1のカラーフィルタ13および第2のカラーフィルタ14の液晶層30側には、第1のカラーフィルタ13、第2のカラーフィルタ14を保護するための保護膜16が形成されている。また、保護膜16の液晶層30側には、透明電極17が形成されており、基板本体11の液晶層30側最表面には、液晶層30内の液晶分子の配向を規制するための配向膜18が形成されている。配向膜18としては、例えば、ポリイミド等の配向性高分子からなり、表面にラビング処理を施されたものを例示することができる。また、実際には、基板本体11の液晶層30と反対側に、位相差板と偏光子とが順次貼着されているが、図示を省略している。
【0042】
一方、対向基板20において、基板本体21の液晶層30側には、遮光層15、透明電極22、および配向膜23とが順次形成されている。また、実際には、基板本体21の液晶層30側と反対側に、位相差板と偏光子とが順次貼着されているが、図示を省略している。
遮光層(ブラックマトリクス)15は、カーボン粒子等の黒色粒子を含有する黒色樹脂、クロム等の金属や金属化合物等の遮光性材料を用いて形成される。
なお対向基板20の配向膜23の構造は、カラーフィルタ基板10の配向膜18と同様であるので、説明は省略する。
また、図示していないが、カラーフィルタ基板10と対向基板20との間(液晶層30内)には、液晶パネル40のセルギャップを均一化するために、二酸化珪素、樹脂等からなる球状のスペーサが多数配置されている。
【0043】
ここで、黒色樹脂からなる所定のパターンの遮光層15は、例えば、以下のようにして形成することができる。すなわち、基板本体21の全面に、スピンコート法等により、黒色顔料を含有し感光性を有するレジスト(遮光性材料)を塗布した後、レジストの焼成、露光、現像を行うことにより、所定のパターンの遮光層15を形成することができる。
あるいは、クロム等の金属や金属化合物からなる所定のパターンの遮光層15は、例えば、以下のようにして形成することができる。基板本体21の全面に、クロム等の金属や金属化合物(遮光性材料)をスパッタリング法等により成膜し、基板本体21の全面にフォトレジストを塗布した後、フォトレジストの露光、現像、成膜した金属若しくは金属化合物のエッチング、フォトレジストの除去を行うことにより、所定のパターンの遮光層15を形成することができる。
【0044】
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置1は以上のように概略構成されており、太陽光等の外光が不十分な暗所では透過モードによる表示を行い、外光の明るい明所では反射モードによる表示を行うことができ、外光の明るさに応じて、透過モードによる表示と反射モードによる表示とを切り替えることが可能な構成になっている。
【0045】
より詳細には、透過モードで表示を行う際には、バックライト50を点灯し、バックライト50から出射された光を利用して表示が行われる。すなわち、液晶パネル40のカラーフィルタ基板10に入射した光は、半透過反射層12の光透過部(開口部12a)を通過し、第1のカラーフィルタ13を透過した後、液晶層30、対向基板20を順次透過し、観察者側に出射されて表示が行われる。したがって、半透過反射層12の光透過部(開口部12a)、すなわち第1のカラーフィルタ13が形成されている領域が透過表示領域となる。
【0046】
これに対して、反射モードで表示を行う際には、バックライト50を点灯せず、太陽光等の外光を利用して表示が行われる。すなわち、視認側から液晶パネル40に入射した光は、対向基板20、液晶層30を順次透過した後、カラーフィルタ基板10に入射し、第2のカラーフィルタ14を透過し、半透過反射層12の光反射部(開口部12aが形成された部分を除く領域)により反射され、再び、第2のカラーフィルタ14を透過した後、液晶層30、対向基板20を順次透過し、観察者側に出射されて表示が行われる。このとき半透過反射層12の光反射部により反射された光の一部は、遮光層15により遮光される。したがって、第2のカラーフィルタ14が形成されている領域から、遮光層15が形成されている領域を除く領域が反射表示領域となる。
【0047】
このように、透過モードで表示を行う際には、液晶パネル40に入射した光は、第1のカラーフィルタ13を1回のみ透過して表示が行われるのに対し、反射モードで表示を行う際には、液晶パネル40に入射した光は、第2のカラーフィルタ14を2回透過して表示が行われるが、本実施形態では、第1のカラーフィルタ13の色純度が、第2のカラーフィルタ14の色純度よりも高くなるように構成されているので、透過モードと反射モードとでカラー表示の色調の濃淡差を小さくすることができる。
【0048】
また、透過モードで表示を行う際には、液晶パネル40に入射した光は、液晶層30を1回のみ透過して表示が行われるのに対し、反射モードで表示を行う際には、液晶パネル40に入射した光は、液晶層30を2回透過して表示が行われるが、本実施形態ではカラーフィルタ基板10の液晶側の表面に段差が設けられており、反射表示領域における液晶層の層厚が透過表示領域における液晶層の層厚よりも小さくなっている。これにより、透過表示光および反射表示光の双方に対してリターデーションΔn・dの値を適正化することができ、透過モードおよび反射モードの双方で良好な視認性を得ることができる。
【0049】
なお、本実施形態の半透過反射型液晶表示装置1では、半透過反射層12において、光透過部として、各ドット32の略中心部にスリット状の1個の開口部12aを形成する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、各ドット32に形成する開口部12aの形状や形成箇所、個数については適宜設計することが可能である。
特に本実施形態のように、光透過部が光反射部で囲まれている構成とすれば、後述のように、光透過部に第1のカラーフィルタ13をインクジェット方式により形成する場合に、光反射部に対応して形成した第2のカラーフィルタ14を隔壁として用いることができるので好ましく、また各ドット32に形成される光透過部が1個ずつであると、インクジェット方式で着色材料を吐出する領域の数を最小にすることができるので好ましい。
【0050】
また、本実施形態では、半透過反射層12の直上に、第1、第2のカラーフィルタ13、14を形成する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、半透過反射層12よりも液晶層30側に第1、第2のカラーフィルタ13、14が形成されていれば良いので、半透過反射層12と第1、第2のカラーフィル13、14との間に、その他の層を介在させても良い。
【0051】
また、本実施形態では、各ドット32の周縁部に対応する領域に遮光層15を形成する構成を採用したので、色調が異なる着色部の境界付近を遮光することができ、表示のコントラストの向上を図ることができ、好適である。しかしながら、遮光層15を形成しなくても、十分なコントラストを得ることができる場合には、遮光層15を形成しない場合もある。
【0052】
(カラーフィルタ基板の製造方法)
図8は、本実施形態の半透過反射型液晶表示装置1に備えられたカラーフィルタ基板10の製造方法の例を工程順に示した概略断面図である。
まず、基板本体11を用意し、図8(a)に示すように、基板本体11の液晶層30側に、フォトリソグラフィー法により、図7に示したパターンの半透過反射層12(膜厚0.2〜0.3μm程度)を形成する。すなわち、基板本体11の全面に、スパッタリング法等により光反射性材料を成膜し、基板本体11の全面にフォトレジストを塗布した後、フォトレジストの露光、現像、成膜した光反射性材料のエッチング、フォトレジストの除去を行うことにより、所定のパターンの開口部12aを有する半透過反射層12を形成する。
【0053】
次に、図8(b)に示すように、図2、図7に示したパターンの着色部14R〜14Bを順次フォトリソグラフィー法により形成することにより、第2のカラーフィルタ14(膜厚0.5〜3.0μm程度)を形成する。すなわち、半透過反射層12を形成した基板本体11の全面に、スピンコート法等により、赤色顔料(緑色顔料、青色顔料)を含有し感光性を有するレジストを塗布した後、レジストの焼成、露光、現像を行うことにより、所定のパターンの赤の着色部14R(緑の着色部14G、青の着色部14B)を形成することができる。
【0054】
次に、インクジェット方式により、第1のカラーフィルタ13(着色部13R〜13B)を形成する。すなわち、図8(c)に示すように、インクジェットノズル60に、赤色顔料、およびアクリル系などの樹脂等を溶剤に溶解して調製した赤色インク(着色材料)33を充填し、インクジェットノズル60の吐出ノズル61を基板本体11に対向させた状態で、インクジェットノズル60と基板本体11とを相対移動させ、第1のカラーフィルタ13の着色部13Rを形成する領域にのみ、吐出ノズル61から赤色インク33の液滴を吐出する。
【0055】
この時、図示するように、赤を表示するドット32において、第1のカラーフィルタ13の着色部13Rを形成する領域の周囲には、半透過反射層12および第2のカラーフィルタ14の着色部14Rが形成されているので、半透過反射層12および着色部14Rが隔壁として機能し、第1のカラーフィルタ13の着色部13Rを形成する領域に、精度良く赤色インク33を吐出することができる。なお、この工程において、図示するように、吐出された赤色インク33は、表面張力により中央部が盛り上がった状態となる。
なお、インクジェット方式により第1のカラーフィルタ13を製造する工程に先立って、第2のカラーフィルタ14の上面に対して撥水処理を行うことが好ましい。ここでの撥水処理は、インクジェット方式において一般的に用いられる既知の手法により行うことができる。第2のカラーフィルタ14の上面に撥水性を付与しておくことにより、第2のカラーフィルタ14で囲まれた領域(第1のカラーフィルタ13が形成される領域)に、着色材料を吐出する際の吐出精度を向上させることができる。
【0056】
次に、図8(d)に示すように、赤色インク33を吐出した後の基板本体11全体を180℃程度に加熱するなどして、赤色インク33を仮焼成し、溶剤を除去することにより、第1のカラーフィルタ13の着色部13Rを形成することができる。この工程において、赤色インク33から溶剤が抜けて体積が減少する。
【0057】
そして、図8(c)、(d)に示す工程を、緑の着色部13G、青の着色部13Bについても同様に繰り返すことにより、図8(e)に示すように、所定のパターンの着色部13R〜13Bを形成する。次に、着色部13R〜13Bを形成した基板本体11全体を180〜250℃程度に加熱するなどして、着色部13R〜13Bを本焼成することにより、所定のパターンの着色部13R〜13Bからなる第1のカラーフィルタ13を形成することができる。
【0058】
以上のようにして、半透過反射層12、第1のカラーフィルタ13、第2のカラーフィルタ14を形成することができ、次いで、保護膜16、透明電極17、配向膜18を順次積層形成することにより、カラーフィルタ基板10を製造することができる。
【0059】
以上のカラーフィルタ基板の製造方法によれば、第1のカラーフィルタ13をインクジェット方式により形成することができるので、第1のカラーフィルタ13、第2のカラーフィルタ14の双方をフォトリソグラフィー法により形成する場合に比較して、製造プロセスの簡略化と製造コストの削減を図ることができる。
また、第2のカラーフィルタ14で囲まれた領域に、インクジェット方式により着色材料の液滴を吐出して該着色材料を焼成することにより、第1のカラーフィルタ13を形成すると同時に、第2のカラーフィルタ14の上面と第1のカラーフィルタ13の上面とで段差を設けることができる。したがって、カラーフィルタ基板10の液晶層30側の表面に段差を設けるための工程を別に行わなくても、透過表示領域と反射表示領域とで液晶層の層厚を変えたマルチギャップタイプの構成を実現することができる。そして、これにより透過表示光および反射表示光の双方に対してリターデーションΔn・dを最適化して視認性を向上させることができる。
【0060】
なお、以上のカラーフィルタ基板の製造方法においては、第1のカラーフィルタ13をインクジェット方式により形成する際に、色の異なる着色部13R〜13Bを形成する毎に、インクジェットノズル60を交換し、インクの吐出・仮焼成を行う場合についてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各着色部13R〜13Bに対応した3種類のインクジェットノズル60を備えたインクジェットヘッドを用い、ヘッドを走査しながら、画素毎に、各着色部13R〜13Bを形成する領域に対応させて、赤色インク、緑色インク、青色インクを順次吐出することにより、着色部13R〜13Bを一括形成することも可能である。そして、このように、着色部13R〜13Bを一括形成する場合には、製造プロセスの簡略化と製造コストの削減を一層図ることができるので好適である。
【0061】
[第2実施形態]
(半透過反射型液晶表示装置の構造)
次に、本発明に係る第2実施形態の半透過反射型液晶表示装置の構造について図9を参照しながら説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様に、パッシブマトリクス型液晶表示装置への本発明の適用例を示す。
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置の基本構成は、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と同じ構成要素については同じ参照符号を付し、説明は省略する。また、図9は第1実施形態の図7に相当する概略断面図である。
【0062】
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置2が、前記第1実施形態の半透過反射型液晶表示装置1と大きく異なる点は、対向基板20aの液晶層30側の表面において半透過反射層12の光反射部(開口部12aが形成された部分を除く領域)に対応する領域が、光透過部(開口部12a)に対応する領域より突出するように形成されている点である。本実施形態におけるカラーフィルタ基板10は、第1実施形態におけるカラーフィルタ基板10と同様に構成されている。
【0063】
対向基板20aは、ガラス、透明樹脂等からなる基板本体21の液晶層30側の面上に、遮光層(ブラックマトリクス)15、段差部25、透明電極22、および配向膜23が順次形成されている。
段差部25は、例えばアクリル樹脂等の光透過性の材料を用いて、半透過反射層12の光反射部にほぼ対応する領域に形成される。すなわち、本実施形態においては、カラーフィルタ基板10の第1のカラーフィルタ13の上面と第2のカラーフィルタ14の上面とで形成されている段差と対称になるように、対向基板20aの表面にも、段差部25の上面(液晶層30側の表面)と基板本体21の上面(液晶層30側の表面)とで段差が形成されており、これによって、反射表示領域における液晶層30の層厚が、透過表示領域における液晶層30の層厚よりも小さくなるように構成されている。液晶パネルの厚さ方向において、対向基板20aの段差部25の上面と、基板本体21の上面との間の段差の大きさは、リターデーションΔn・dの値を適正にするのに好適な液晶層30の層厚dの値に応じて、またカラーフィルタ基板10の第1のカラーフィルタ13の上面と第2のカラーフィルタ14の上面とで形成されている段差の大きさに応じて適宜設定されるが、概ね 1.0~4.0μmの範囲内とされる。
【0064】
本実施形態における対向基板20aは、例えば、基板本体21上に、フォトリソグラフィー法により、図2、9に示したパターンの遮光層15(膜厚0.5〜2.0μm程度)を形成した後、その上にフォトリソグラフィー法を用いて段差部25を形成し、さらにその上に透明電極22、配向膜23を順次積層形成することにより製造することができる。
【0065】
所定のパターンの段差部25は、例えば、以下のようにして形成することができる。すなわち、遮光層15を形成した基板本体21の全面に、スピンコート法等により透明樹脂層を形成し、さらに全面にフォトレジストを塗布した後、フォトレジストの露光、現像、透明樹脂層のエッチング、フォトレジストの除去を行うことにより、所定のパターンの段差部25を形成することができる。
【0066】
本実施形態では、対向基板20aの液晶層30側の表面において、半透過反射層12の光反射部にほぼ対応する領域に、液晶層30側に突出する段差部25が形成されているので、カラーフィルタ基板10の液晶層30側の表面に形成されている段差と、前記対向基板20aの液晶層30側の表面に形成された段差の両方によりマルチギャップタイプの構成が実現される。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる他、前記第1実施形態のように対向基板20の液晶層30側の表面がほぼ平坦である構成に比べて、液晶層30の層厚の調整幅をより大きくすることができるので、リターデーションΔn・dを最適化するうえでより好ましい。
【0067】
[第3実施形態]
(半透過反射型液晶表示装置の構造)
次に、本発明に係る第3実施形態の半透過反射型液晶表示装置の構造について図10を参照しながら説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様に、パッシブマトリクス型液晶表示装置への本発明の適用例を示す。
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置の基本構成は、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と同じ構成要素については同じ参照符号を付し、説明は省略する。また、図10は第1実施形態の図7に相当する概略断面図である。
【0068】
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置3が、前記第1実施形態の半透過反射型液晶表示装置1と大きく異なる点は、カラーフィルタ基板10bが上側基板として液晶層30の視認側に配されており、対向基板20bが下側基板として液晶層30のバックライト50側に配されている点、半透過反射層12が対向基板20b上に設けられている点、および遮光層(ブラックマトリクス)15がカラーフィルタ基板10b上に設けられている点である。
【0069】
本実施形態において、カラーフィルタ基板10bは、基板本体11上に所定のパターンの遮光層15が形成されており、その上に第1のカラーフィルタ13および第2のカラーフィルタ14が形成されている。第1のカラーフィルタ13および第2のカラーフィルタ14の液晶層30側には、第1のカラーフィルタ13、第2のカラーフィルタ14を保護するための保護膜16が形成されている。また、保護膜16の液晶層30側には、透明電極17が形成されており、基板本体11の液晶層30側最表面には、液晶層30内の液晶分子の配向を規制するための配向膜18が形成されている。また、第1実施形態と同様に、実際には、基板本体11の液晶層30と反対側に、位相差板と偏光子とが順次貼着されているが、図示を省略している。
【0070】
一方、対向基板20bにおいて、基板本体21の液晶層30側には、半透過反射層12、透明電極22、および配向膜23とが順次形成されている。また、実際には、基板本体21の液晶層30側と反対側に、位相差板と偏光子とが順次貼着されているが、図示を省略している。対向基板20bの液晶層30側の表面はほぼ平坦に形成されており、対向基板20bには遮光層は設けられていない。
【0071】
本実施形態におけるカラーフィルタ基板10bを製造する方法は、前記第1の実施形態のカラーフィルタ基板の製造方法において、基板本体11の液晶層30側に遮光層15を形成する工程を加え、半透過反射膜12を形成せずに、遮光層15が形成された基板本体11上に第2のカラーフィルタ14および第1のカラーフィルタを順次形成すればよい。遮光層15を形成する工程は、第1の実施形態において対向基板20に遮光層15を形成する方法と同様にして行うことができるので、ここでは説明を省略する。
【0072】
また本実施形態における対向基板20bを製造する方法は、基板本体21上に、遮光層15を形成せずに、半透過反射層12を形成した後、透明電極22、および配向膜23を順次形成すればよい。半透過反射層12を形成する工程は、第1の実施形態においてカラーフィルタ基板10に半透過反射層12を形成する方法と同様にして行うことができるので、ここでは説明を省略する。
【0073】
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる他、特にカラーフィルタ基板10bを液層層30の視認側に配したので、対向基板20bの反射層の構成(散乱層の有無、透過用スリットの形状など)の変更が容易となる。
【0074】
[第4実施形態]
(半透過反射型液晶表示装置の構造)
次に、本発明に係る第4実施形態の半透過反射型液晶表示装置の構造について図11を参照しながら説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様に、パッシブマトリクス型液晶表示装置への本発明の適用例を示す。
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置の基本構成は、第3実施形態と同様であるので、第3実施形態と同じ構成要素については同じ参照符号を付し、説明は省略する。また、図11は第3実施形態の図10に相当する概略断面図である。
【0075】
本実施形態の半透過反射型液晶表示装4が、前記第3実施形態の半透過反射型液晶表示装置3と大きく異なる点は、対向基板20cの液晶層30側の表面において半透過反射層12の光反射部(開口部12aが形成された部分を除く領域)に対応する領域が、光透過部(開口部12a)に対応する領域より突出するように形成されている点である。本実施形態におけるカラーフィルタ基板10bは、第3実施形態におけるカラーフィルタ基板10bと同様に構成されている。
【0076】
本実施形態における対向基板20cは、基板本体21の液晶層30側の面上に、半透過反射層12、段差部25、透明電極22、および配向膜23が順次形成されている。段差部25は、前記第2の実施形態における段差部25と同様の方法で形成することができる。
【0077】
本実施形態によれば、前記第3実施形態と同様の効果を得ることができる他、前記第3実施形態のように対向基板20bの液晶層30側の表面がほぼ平坦である構成に比べて、液晶層30の層厚の調整幅をより大きくすることができるので、リターデーションΔn・dを最適化するうえでより好ましい。
また本実施形態の構成においては、対向基板(下側基板)20cの段差部25に光散乱機能を付与することができる。具体的に、段差部25に光散乱機能を付与するには、段差部25の上面(液晶層30側の表面)を粗く加工する方法や、段差部25を形成する透明樹脂中に光散乱機能を有する粒子を分散させる方法等がある。このようにして、段差部25に光散乱機能を付与することにより、反射光が散乱されるので、これにより明るい反射表示が得られる視野角を広げることができる。
【0078】
なお、本実施形態では、対向基板20cにおいて、基板本体21上に所定パターンの半透過反射層12を形成し、その上に段差部25を形成する構成としたが、半透過反射層12と段差部25との形成順序を入れ替えてもよい。すなわち、基板本体21上に所定パターンの段差部25を形成した後、その上に所定パターンの半透過反射層12を形成してもよい。ただし、段差部25に光散乱機能を付与する場合は、半透過反射層12よりも液晶層30側に段差部25を配した方が、半透過反射層12で反射された光を有効に散乱させることができるので好ましい。
【0079】
[第5実施形態]
次に、図12に基づいて、本発明に係る第5実施形態の半透過反射型液晶表示装置の構造について説明する。上記第1ないし第4実施形態では、パッシブマトリクス型の半透過反射型液晶表示装置を取り上げて説明したが、本実施形態では、TFT(Thin-Film Transistor)素子をスイッチング素子に用いたアクティブマトリクス型の半透過反射型液晶表示装置への本発明の適用例を示す。図12は本実施形態の半透過反射型液晶表示装置の全体構成を示す分解概略斜視図である。なお、この図は、本実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられた液晶パネルのみを取り出して示したもので、第1実施形態の図1に相当する図である。また、本実施形態においても、上側を観察者側(視認側)として図示している。
【0080】
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置5は、液晶層(図示略)を挟持して対向配置されたカラーフィルタ基板80と素子基板(対向基板)90とから構成された液晶パネルと、液晶パネルの視認側と反対側に配置されたバックライト(図示略)とを具備して構成されている。
【0081】
素子基板90は、第1実施形態または第2実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられた対向基板20,20aのいずれかとほぼ同様の構造を有するものであり、ストライプ状に形成された複数の透明電極の代わりに、TFT素子94、画素電極95等が形成されている。すなわち、基板本体91の液晶層側表面に、遮光層15(図示略)、TFT素子94、画素電極95等が形成され、これらの液晶層側に配向膜(図示略)が形成されて概略構成されている。より詳細には、素子基板90において、基板本体91表面に、多数のデータ線92及び多数の走査線93が互いに交差するように格子状に設けられている。各データ線92と各走査線93の交差点の近傍にはTFT素子94が形成されており、各TFT素子94を介して、画素電極95が接続されている。素子基板90の液晶層側表面全体を見れば、多数の画素電極95がマトリクス状に配列されており、半透過反射型液晶表示装置5において、各画素電極95が形成された領域及びその周辺部が個々のドットとなっている。
【0082】
カラーフィルタ基板80は、第1実施形態または第2実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカラーフィルタ基板10とほぼ同様の構造を有するものであり、ストライプ状に形成された複数の透明電極の代わりに、カラーフィルタ基板80の略全面に形成された共通電極81を具備して構成されている。すなわち、カラーフィルタ基板80は、基板本体11の液晶層側表面に、半透過反射層12と、着色部13R〜13Bからなる第1のカラーフィルタ13と、着色部14R〜14Bからなる第2のカラーフィルタ14と、保護膜(図示略)と、共通電極81と、配向膜(図示略)とが形成されて概略構成されている。
【0083】
なお、図面上の簡略化のため、第1のカラーフィルタ13と第2のカラーフィルタ14とを合わせて図示しているが、実際には、第1実施形態で説明したように、第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bは、半透過反射層12の光透過部に対応して形成されているのに対し、第2のカラーフィルタ14は、半透過反射層12の光反射部に対応して形成されている。
【0084】
このように、本発明は、TFT素子を用いたアクティブマトリクス型の半透過反射型液晶表示装置にも適用することができ、本実施形態によれば、第1、第2実施形態において説明した効果と同様の効果を奏する半透過反射型液晶表示装置を提供することができる。
【0085】
なお、本実施形態では、カラーフィルタ基板80を下側基板とした例を示したが、カラーフィルタ基板80を上側基板として液晶層の視認側に配し、素子基板(対向基板90を液晶層のバックライト(図示略)側に配してもよい。
その場合、カラーフィルタ基板80は、第3実施形態または第4実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカラーフィルタ基板10bとほぼ同様の構造を有するものが用いられ、ストライプ状に形成された複数の透明電極の代わりに、カラーフィルタ基板80の略全面に形成された共通電極81を具備して構成される。
また、素子基板90は、第3実施形態または第4実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられた対向基板20b,20cのいずれかとほぼ同様の構造を有するものが用いられ、ストライプ状に形成された複数の透明電極の代わりに、TFT素子94、画素電極95等が形成される。
このような構成とすれば、第3、第4実施形態において説明した効果と同様の効果を奏する半透過反射型液晶表示装置を提供することができる。
【0086】
[第6実施形態]
次に、図13に基づいて、本発明に係る第6実施形態の半透過反射型液晶表示装置の構造について説明する。本実施形態では、TFD(Thin-Film Diode)素子をスイッチング素子に用いたアクティブマトリクス型の半透過反射型液晶表示装置への本発明の適用例を示す。図13は本実施形態の半透過反射型液晶表示装置の全体構成を示す分解概略斜視図である。なお、この図は本実施形態の半透過反射型液晶装置に備えられた液晶パネルのみを取り出して示す図であり、第1実施形態の図1に相当する図である。また、本実施形態においても、上側を観察者側(視認側)として図示している。
【0087】
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置6は、液晶層(図示略)を挟持して対向配置されたカラーフィルタ基板100と素子基板(対向基板)110とから構成された液晶パネルと、液晶パネルの視認側と反対側に配置されたバックライト(図示略)とを具備して構成されている。
【0088】
素子基板110は、第1実施形態または第2実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられた対向基板20,20aのいずれかとほぼ同様の構造を有するものであり、ストライプ状に形成された複数の透明電極の代わりに、TFD素子114、画素電極113等が形成され、これらの液晶層側に配向膜(図示略)が概略形成されて構成されている。より詳細には、素子基板110において、基板本体111表面には、遮光層(図示略)が設けられるとともに、多数のデータ線112がストライプ状に設けられており、各データ線112に対して多数の画素電極113がTFD素子114を介して接続されている。素子基板110の液晶層側表面全体を見れば、多数の画素電極113がマトリクス状に配列されており、半透過反射型液晶表示装置6において、各画素電極113が形成された領域及びその周辺部が個々のドットとなっている。
【0089】
カラーフィルタ基板100は、第1実施形態または第2実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカラーフィルタ基板10とほぼ同様の構造を有するものであり、ストライプ状に形成された複数の透明電極の代わりに、素子基板110のデータ線112の延在方向に対して交差する方向に形成された複数の短冊状の走査線(対向電極)101を具備して構成されている。すなわち、カラーフィルタ基板100は、基板本体11の液晶層側表面に、半透過反射層12と、着色部13R〜13Bからなる第1のカラーフィルタ13と、着色部14R〜14Bからなる第2のカラーフィルタ14と、保護膜(図示略)と、走査線101と、配向膜(図示略)とが形成されて概略構成されている。
【0090】
なお、図面上の簡略化のため、第1のカラーフィルタ13と第2のカラーフィルタ14とを合わせて図示しているが、実際には、第1実施形態で説明したように、第1のカラーフィルタ13の着色部13R〜13Bは、半透過反射層12の光透過部に対応して形成されているのに対し、第2のカラーフィルタ14は、半透過反射層12の光反射部に対応して形成されている。
【0091】
このように、本発明は、TFD素子を用いたアクティブマトリクス型の液晶装置にも適用することができ、本実施形態によれば、第1、第2実施形態において説明した効果と同様の効果を奏する半透過反射型液晶表示装置を提供することができる。
【0092】
なお、本実施形態では、カラーフィルタ基板100を下側基板とした例を示したが、カラーフィルタ基板100を上側基板として液晶層の視認側に配し、素子基板(対向基板110を液晶層のバックライト(図示略)側に配してもよい。
その場合、カラーフィルタ基板100は、第3実施形態または第4実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカラーフィルタ基板10bとほぼ同様の構造を有するものが用いられ、ストライプ状に形成された複数の透明電極の代わりに、素子基板110のデータ線112の延在方向に対して交差する方向に形成された複数の短冊状の走査線(対向電極)101を具備して構成される。
また、素子基板110は、第3実施形態または第4実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられた対向基板20b,20cのいずれかとほぼ同様の構造を有するものが用いられ、ストライプ状に形成された複数の透明電極の代わりに、TFD素子114、画素電極113等が形成される。
このような構成とすれば、第3、第4実施形態において説明した効果と同様の効果を奏する半透過反射型液晶表示装置を提供することができる。
【0093】
[電子機器]
次に、本発明の上記第1ないし第6実施形態の半透過反射型液晶表示装置1〜6のうちいずれかを備えた電子機器の具体例について説明する。
図14(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図14(a)において、500は携帯電話本体を示し、501は前記の半透過反射型液晶表示装置1〜6のうちいずれかを備えた液晶表示部を示している。
図14(b)は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図14(b)において、600は情報処理装置、601はキーボードなどの入力部、603は情報処理本体、602は前記の半透過反射型液晶装置1〜6のうちいずれかを備えた液晶表示部を示している。
図14(c)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図14(c)において、700は時計本体を示し、701は前記の半透過反射型液晶表示装置1〜6のうちいずれかを備えた液晶表示部を示している。
図14(a)〜(c)に示す電子機器は、上記実施形態の半透過反射型液晶装置1〜6のうちいずれかを備えたものであるので、反射モード時にも透過モード時にも発色が良く、かつ反射モードおよび透過モードの双方においてリターデーションΔn・dの適正化を図ることができて、表示品質に優れたものとなる。
【0094】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、半透過反射層の光透過部、光反射部に各々対応させて、色純度の異なる第1のカラーフィルタと、第2のカラーフィルタを形成するとともに、前記第1のカラーフィルタの上面よりも、前記第2のカラーフィルタの上面を突出させる構成を採用したので、半透過反射型液晶表示装置に搭載することにより、反射モード時にも透過モード時にも良好な発色が得られるとともに、透過表示光および反射表示光の双方に対してリターデーションΔn・dを最適化して視認性を向上することができる半透過反射型液晶表示装置用のカラーフィルタ基板を提供することができる。
また、本発明のカラーフィルタ基板の製造方法によれば、第1のカラーフィルタをインクジェット方式により形成することにより、第1のカラーフィルタおよび第2のカラーフィルタの双方をフォトリソグラフィー法により形成する場合に比較して、製造プロセスの簡略化と製造コストの大幅な削減を図ることができる。
【0095】
また、本発明のカラーフィルタ基板を備えることにより、反射モード時にも透過モード時にも良好な発色が得られるとともに、透過表示光および反射表示光の双方に対してリターデーションΔn・dを最適化することができ、表示品質に優れた本発明の液晶表示装置(半透過反射型液晶表示装置)を提供することができる。また、本発明の液晶表示装置(半透過反射型液晶表示装置)を備えることにより、反射モード時にも透過モード時にも発色が良く、かつ反射モードおよび透過モードの双方においてリターデーションΔn・dの適正化を図ることができて、表示品質に優れた電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る第1実施形態の半透過反射型液晶表示装置の全体構成を示す概略斜視図である。
【図2】 図2は、本発明に係る第1実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカラーフィルタ、遮光層を液晶層側から見た時の概略平面図である。
【図3】 図3は、本発明に係る第1実施形態におけるカラーフィルタの変形例を示した概略平面図である。
【図4】 図4は、本発明に係る第1実施形態におけるカラーフィルタの変形例を示した概略平面図である。
【図5】 図5は、本発明に係る第1実施形態におけるカラーフィルタの変形例を示した概略平面図である。
【図6】 図6は、本発明に係る第1実施形態におけるカラーフィルタの変形例を示した概略平面図である。
【図7】 図7は、本発明に係る第1実施形態の半透過反射型液晶表示装置の概略断面図である。
【図8】 図8(a)〜(e)は、本発明に係る第1実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカラーフィルタ基板の製造方法を示す工程図である。
【図9】 図9は、本発明に係る第2実施形態の半透過反射型液晶表示装置の概略断面図である。
【図10】 図10は、本発明に係る第3実施形態の半透過反射型液晶表示装置の概略断面図である。
【図11】 図11は、本発明に係る第4実施形態の半透過反射型液晶表示装置の概略断面図である。
【図12】 図12は、本発明に係る第5実施形態の半透過反射型液晶表示装置の全体構成を示す分解概略斜視図である。
【図13】 図13は、本発明に係る第6実施形態の半透過反射型液晶表示装置の全体構成を示す分解概略斜視図である。
【図14】 図14(a)は、上記実施形態の半透過反射型液晶表示装置を備えた携帯電話の一例を示す図、図14(b)は、上記実施形態の半透過反射型液晶装置を備えた携帯型情報処理装置の一例を示す図、図14(c)は、上記実施形態の半透過反射型液晶表示装置を備えた腕時計型電子機器の一例を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6 半透過反射型液晶表示装置(液晶表示装置)
10、10b、80、100 カラーフィルタ基板
20、20a、20b、20c 対向基板
90、110 素子基板(対向基板)
11、21、91、111 基板本体
12 半透過反射層
12a 開口部(光透過部)
13 第1のカラーフィルタ
13R、13G、13B 着色部
14 第2のカラーフィルタ
14R、14G、14B 着色部
15 遮光層
30 液晶層
32 ドット
50 バックライト(照明手段)

Claims (13)

  1. 反射層が形成された光反射部と、当該反射層が形成されていない光透過部とが設けられたカラーフィルタ基板であって、
    前記光透過部に重ねて形成された第1のカラーフィルタと、
    前記光反射部に重ねて形成された第2のカラーフィルタとを具備し、
    前記第1のカラーフィルタの色が、前記第2のカラーフィルタの色よりも濃く、かつ
    前記第1のカラーフィルタの表面よりも、前記第2のカラーフィルタの表面が突出していると共に、前記第1のカラーフィルタの厚みが、前記第2のカラーフィルタの厚みよりも小さいことを特徴とするカラーフィルタ基板。
  2. 反射層が形成された光反射部と、当該反射層が形成されていない光透過部とが設けられた対向基板との間に液晶層が挟持されることにより液晶パネルを構成するカラーフィルタ基板であって、
    前記光透過部に重ねて形成された第1のカラーフィルタと、
    前記光反射部に重ねて形成された第2のカラーフィルタとを具備し、
    前記第1のカラーフィルタの色が、前記第2のカラーフィルタの色よりも濃く、かつ
    前記第1のカラーフィルタの表面よりも、前記第2のカラーフィルタの表面が突出していると共に、前記第1のカラーフィルタの厚みが、前記第2のカラーフィルタの厚みよりも小さいことを特徴とするカラーフィルタ基板。
  3. 前記光透過部と前記光反射部の双方が一ドット内に形成されていると共に、
    同一ドット内に形成された、前記第1のカラーフィルタの着色部と、前記第2のカラーフィルタの着色部とが同一色を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のカラーフィルタ基板。
  4. ドットの周縁部に対応して形成された遮光層をさらに具備することを特徴とする請求項3に記載のカラーフィルタ基板。
  5. 前記第1のカラーフィルタの周囲には前記第2のカラーフィルタが形成されており、前記第1のカラーフィルタがインクジェット方式を用いて形成されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のカラーフィルタ基板。
  6. 請求項5に記載のカラーフィルタ基板を製造する方法であって、
    前記光反射部に対応する領域に、フォトリソグラフィー法により前記第2のカラーフィルタを形成する工程と、
    前記第2のカラーフィルタを形成した前記基板上の、前記光透過部に対応した領域に、インクジェット方式により着色材料の液滴を吐出した後、吐出した着色材料を焼成することにより、前記第1のカラーフィルタを形成する工程とを有することを特徴とするカラーフィルタ基板の製造方法。
  7. 液晶層を挟持して対向配置されたカラーフィルタ基板と対向基板とを具備し、
    前記カラーフィルタ基板と前記対向基板のうち一方の基板には、反射層が形成された光反射部と、当該反射層が形成されていない光透過部が設けられており、
    前記カラーフィルタ基板が、前記光透過部に重ねて形成された第1のカラーフィルタと、前記光反射部に重ねて形成された第2のカラーフィルタとを具備し、
    前記第1のカラーフィルタの色が、前記第2のカラーフィルタの色よりも濃く、
    前記第1のカラーフィルタの液晶層側の表面よりも、前記第2のカラーフィルタの液晶層側の表面が突出していると共に、前記第1のカラーフィルタの厚みが、前記第2のカラーフィルタの厚みよりも小さいことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 前記対向基板の前記液晶層側の表面がほぼ平坦であることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記対向基板の前記液晶層側の表面において、前記光反射部に対応する領域が、前記光透過部に対応する領域より突出していることを特徴とする請求項7または8に記載の液晶表示装置。
  10. 前記光透過部と前記光反射部の双方が一ドット内に形成されていると共に、
    前記一ドット内に形成された、前記第1のカラーフィルタの着色部と、前記第2のカラーフィルタの着色部とが、同一色を有することを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の液晶表示装置。
  11. 前記一ドットの周縁部に形成された遮光層をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  12. 前記第1のカラーフィルタの周囲には前記第2のカラーフィルタが形成されており、前記第1のカラーフィルタがインクジェット方式を用いて形成されたことを特徴とする請求項7ないし11のいずれかに記載の液晶表示装置。
  13. 請求項7ないし12のいずれかに記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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