JP2003330014A - カラーフィルタ基板の製造方法、カラーフィルタ基板、液晶表示装置、並びに電子機器 - Google Patents

カラーフィルタ基板の製造方法、カラーフィルタ基板、液晶表示装置、並びに電子機器

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JP2003330014A
JP2003330014A JP2002135639A JP2002135639A JP2003330014A JP 2003330014 A JP2003330014 A JP 2003330014A JP 2002135639 A JP2002135639 A JP 2002135639A JP 2002135639 A JP2002135639 A JP 2002135639A JP 2003330014 A JP2003330014 A JP 2003330014A
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colored
light
liquid crystal
transmissive
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Satoshi Higuchi
聡 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半透過反射層の光透過部に対応する領域と光
反射部に対応する領域とで異なる構成を有するカラーフ
ィルタ基板を、より少ない工程数で、高度な位置合わせ
をしなくても精度良く製造できるようにする。 【解決手段】上基板3上に帯状の透明導電層19を形成
し、半透過反射層18の光反射部に対応する領域に第1
のカラーフィルタの各着色部13r、13g、13bを
電着法以外の方法で形成した後、半透過反射層18の光
透過部(開口部12)に対応する領域に、前記透明導電
層19を電極として用いた電着法により第2のカラーフ
ィルタの各着色部17r、17g、17bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板本体上に色の
異なる複数の着色部からなるカラーフィルタを具備して
なるカラーフィルタ基板に係り、特に、カラーフィルタ
を構成する着色部の一部を電着法を用いて形成し、他部
を電着法以外の方法で形成したカラーフィルタ基板およ
びその製造方法、並びにこれを備えた液晶表示装置およ
び該液晶表示装置を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置として、暗所においては、
内蔵したバックライトを点灯し、バックライトから出射
された光を利用して透過モードで表示を行い、外光の明
るい明所においては、外光を利用して反射モードで表示
を行うことが可能な半透過反射型液晶表示装置が知られ
ている。半透過反射型液晶表示装置では、暗所でも表示
を視認することができると共に、明所では外光を利用し
て表示を行うことができるため、常時バックライトを点
灯する必要のある透過型液晶表示装置に比較して省電力
化を図ることができる。
【0003】半透過反射型液晶表示装置は、液晶層を挟
持して対向配置された一対の基板のうち、視認側と反対
側に位置する基板の液晶層側表面に半透過反射層を具備
して概略構成されている。半透過反射層は、例えば、ド
ット毎にスリット状などの開口部を有する反射層により
構成され、かかる構成の半透過反射層では、開口部が光
透過部、それ以外の部分が光反射部として機能する。ま
た、一方の基板にカラーフィルタを具備し、カラー表示
が可能な半透過反射型液晶表示装置も知られている。以
下、カラーフィルタを備えた基板のことを「カラーフィ
ルタ基板」と称す。
【0004】半透過反射型液晶表示装置において、透過
モードでは、バックライトにより出射された光が、バッ
クライト側の基板(半透過反射層の光透過部)、液晶
層、観察者側の基板を順次透過して観察者側に出射され
ることを利用して表示を行う。また反射モードでは、外
光が、観察者側の基板、液晶層を順次透過した後、バッ
クライト側の基板に設けられた半透過反射層の光反射部
により反射されて観察者側に出射されることを利用して
表示を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラー表示
が可能な半透過反射型液晶表示装置では、透過モードで
表示を行う際には、液晶パネルに入射した光が、カラー
フィルタを1回のみ透過して観察者側に出射されるのに
対し、反射モードで表示を行う際には、液晶パネルに入
射した光が、半透過反射層により反射される前と、半透
過反射層により反射された後の計2回、カラーフィルタ
を透過して観察者側に出射されることになる。このた
め、カラーフィルタにおいて、透過モードで光が1回透
過する領域と反射モードで光が2回透過する領域とが一
様に構成されていると、透過モードでの表示が発色不十
分となったり、反射モードでの表示が暗すぎたりすると
いう問題があった。
【0006】そこで、カラーフィルタを、半透過反射層
の光透過部に対応する領域、すなわち透過モードで光が
1回透過する領域と、半透過反射層の光反射部に対応す
る領域、すなわち反射モードで光が2回透過する領域と
に分けて形成し、それぞれの領域を良好な発色が得られ
るように構成することが提案されている。例えば、カラ
ーフィルタにおける、半透過反射層の光透過部に対応す
る領域と、半透過反射層の光反射部に対応する領域と
で、カラーフィルタの色純度を異ならせる構成や、カラ
ーフィルタの膜厚を異ならせる構成が提案されている。
【0007】しかしながら、かかる構成のカラーフィル
タにあっては、従来は一様の構成であった部分を2つの
領域に分け、それぞれを別個に形成するため、製造工程
数が倍増するという問題があった。また、該2つの領域
の間で隙間や重なりが生じると、その部分では適切な発
色が得られないことになり、視認性の低下につながるの
で、製造過程では位置合わせを高精度に行わなければな
らないという問題もあった。
【0008】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、例えば半透過反射層の光透過部に対応する着色部と
半透過反射層の光反射部に対応する着色部とで異なる構
成を有するなど、構成の異なる着色部を備えたカラーフ
ィルタ基板を、より少ない工程数で、高度な位置合わせ
をしなくても精度良く製造できるようにしたカラーフィ
ルタ基板およびその製造方法を提供することを目的とす
る。また、本発明はかかるカラーフィルタ基板を備えた
液晶表示装置、およびかかる液晶表示装置を備えた電子
機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、カラーフィルタの着色部を形成するの
に、電着法と電着法以外の方法を組み合わせたことを大
きな特徴とする。例えば、半透過反射層の光透過部に対
応する領域、または半透過反射層の光反射部に対応する
領域のいずれか一方を、電着法を用いて形成するもので
ある。電着法とは、概略、基板上に導電層をパターニン
グした後、該基板を電着性高分子と水に難溶または不溶
の染料とを分散させた電着液中に浸漬させ、前記導電層
を電極とし、対極との間に電圧を印加することにより、
電圧を印加した導電層上に着色層を形成する方法であ
る。
【0010】本発明のカラーフィルタの製造方法は、基
板本体上に、色の異なる複数の着色部からなるカラーフ
ィルタを具備してなるカラーフィルタ基板を製造する方
法であって、前記基板本体上に導電層を形成する工程
と、該導電層の上面の一部を覆う領域または前記導電層
に隣接する領域に、染色法、顔料分散法、および印刷法
からなる群から選ばれるいずれかの方法で着色部を形成
することにより第1のカラーフィルタを形成する工程
と、前記第1のカラーフィルタを形成した後、前記導電
層を電極として用いた電着法により前記導電層上に着色
部を形成することにより第2のカラーフィルタを形成す
る工程を有することを特徴とする。
【0011】本発明においては、前記基板本体上に導電
層を形成する工程と、該導電層の上面の一部を覆う領域
または前記導電層に隣接する領域に第1のカラーフィル
タの着色部を形成する工程を有する。前記導電層を、後
に第2のカラーフィルタが形成される領域に形成する場
合は、該導電層に隣接する領域に第1のカラーフィルタ
を形成する。前記導電層を、後に第2のカラーフィルタ
が形成される領域よりも大きい領域に形成する場合は、
該導電層の上面のうち、第2のカラーフィルタが形成さ
れない領域を覆うように第1のカラーフィルタを形成す
る。第1のカラーフィルタの着色部は、電着法以外の方
法、具体的には、染色法、顔料分散法、および印刷法か
らなる群から選ばれるいずれかの方法で形成する。した
がって、導電層と第1のカラーフィルタが形成された状
態では、第2のカラーフィルタが形成されるべき領域に
おいて導電層の上面が露出された状態となる。そして、
この状態で、前記導電層を電極として用いた電着法によ
り第2のカラーフィルタの着色部を形成すれば、導電層
の露出された領域にのみ選択的に着色部が形成される。
この方法によれば、高精度の位置合わせを行わなくて
も、第1のカラーフィルタと第2のカラーフィルタの着
色部間に隙間が生じたり、第1のカラーフィルタと第2
のカラーフィルタの着色部が重なり合ったりするのを防
ぐことができる。また、電着法では、印加する電圧の大
きさと印加時間によって膜厚を容易にかつ精度良く制御
することができるので、第2のカラーフィルタの着色部
の膜厚制御を容易に、かつ高精度に行うことができる。
したがって、第1のカラーフィルタと第2のカラーフィ
ルタとで、着色部の色純度を異ならせる構成や、着色部
の膜厚を異ならせる構成のカラーフィルタを備えたカラ
ーフィルタ基板を、電着法を用いない場合に比べて少な
い工程数で、また高度な位置合わせをしなくても、精度
良く製造することができるので、これにより製造効率の
向上、製造コストの削減を図ることができる。
【0012】本発明のカラーフィルタ基板の製造方法に
おいて、前記導電層を帯状に形成し、同じ導電層上に形
成する第2のカラーフィルタの着色部の色を同一とする
ことが好ましい。
【0013】カラーフィルタは異なる色の複数の着色部
からなるものであり、カラーフィルタにおける各色の着
色部の配列には、一般に、ストライプ配列、モザイク配
列、デルタ配列等が用いられている。本発明では、特に
ストライプ配列を採用し、導電層を帯状に形成するとと
もに、第2のカラーフィルタを構成する異なる色の複数
の着色部を、該帯状の導電層上にストライプ状に配列す
ることが好ましい。かかる構成によれば、例えば第2の
カラーフィルタを構成する赤の着色部、緑の着色部、お
よび青の着色部のうち、赤の着色部が配列されるべき帯
状の導電層を電極として電着法を行うことにより、該導
電層の露出した面上に赤の着色部を複数、同時に形成す
ることができる。したがって、電極として用いる導電層
と電着液を変更するだけで、各色の着色部を容易に、か
つ効率良く形成することができる
【0014】本発明のカラーフィルタ基板は、基板本体
上に、色の異なる複数の着色部からなるカラーフィルタ
を具備してなるカラーフィルタ基板であって、前記基板
本体上に導電層が設けられており、前記カラーフィルタ
が、前記導電層の上面の一部を覆うように、または前記
導電層に隣接するように形成された着色部からなる第1
のカラーフィルタと、前記第1のカラーフィルタの着色
部で覆われていない前記導電層の上面上に形成された着
色部からなる第2のカラーフィルタとからなることを特
徴とする。
【0015】かかる構成のカラーフィルタ基板は、本発
明のカラーフィルタ基板の製造方法により製造すること
ができるものである。したがって、第1のカラーフィル
タと第2のカラーフィルタとで、着色部の色純度が異な
っていたり、着色部の膜厚が異なるなど、異なる構成を
有するものであっても、電着法を用いない場合に比べて
少ない工程数で、また高度な位置合わせをしなくても、
精度良く製造することができるので、これにより製造効
率の向上、製造コストの削減を図ることができる。
【0016】本発明におけるカラーフィルタの着色部の
配列は、ストライプ配列、モザイク配列、デルタ配列等
でもよいが、特にストライプ配列を採用することが、電
着法により第2のカラーフィルタの着色部を形成する際
の効率が良いので好ましい。すなわち、本発明のカラー
フィルタ基板において、前記導電層が帯状に形成されて
おり、同じ導電層上に形成された前記第2のカラーフィ
ルタの着色部の色が前記第1のカラーフィルタの着色部
の色と同じ色相(同色系)であることが好ましい。
【0017】本発明のカラーフィルタ基板において、前
記導電層は、光透過性を有する層、または光反射率が高
い材料からなる層であることが好ましい。前記導電層が
光透過性を有する場合は、この導電層を設けたことによ
る光学的な影響が生じないので、光学部品としてのカラ
ーフィルタ基板の構成として好ましい。また、前記導電
層が光反射率が高い材料からなる層である場合は、この
導電層が反射膜としての機能を兼ねることができるの
で、反射膜を備えた光学装置に用いられるカラーフィル
タ基板に適用することができ、部品点数の削減、製造工
程の簡略化、製造コストの削減を図ることができる。
【0018】本発明のカラーフィルタ基板は液晶パネル
の構成部品として好ましく用いられる。本発明のカラー
フィルタ基板は、基板本体上に半透過反射層は具備せ
ず、カラーフィルタを具備してなり、半透過反射型液晶
パネルの液晶層より視認側に配されるものであってもよ
く、基板本体上にカラーフィルタおよび半透過反射層を
具備し、半透過反射型液晶パネルの視認側とは反対側
(バックライト側)に配されるものであってもよい。ま
た、本発明においては、電着法を行う際の電極として用
いるために、カラーフィルタ基板の基板本体上に導電層
を設けるが、本発明のカラーフィルタ基板が、液晶パネ
ルの視認側に配されるものである場合には光透過性を有
する導電層を設ける。一方、本発明のカラーフィルタ基
板が、液晶パネルの視認側とは反対側に配されるもので
ある場合には、光透過性を有する導電層を設けてもよ
く、あるいは導電層を光反射率が高い材料で構成して、
これを半透過反射膜として機能させてもよい。
【0019】すなわち、本発明のカラーフィルタ基板
は、光透過部と光反射部とを有する半透過反射層を具備
する対向基板との間に液晶層が挟持されることにより液
晶パネルを構成するカラーフィルタ基板であって、前記
導電層が光透過性を有し、前記第1のカラーフィルタの
着色部または第2のカラーフィルタの着色部のいずれか
一方が、前記半透過反射層の前記光反射部に対応して形
成され、他方が前記光透過部に対応して形成されたこと
を特徴とする。または、前記基板本体上に、光透過部と
光反射部とを有する半透過反射層を具備し、液晶パネル
を構成するカラーフィルタ基板であって、前記導電層が
光透過性を有し、前記第1のカラーフィルタの着色部ま
たは第2のカラーフィルタの着色部のいずれか一方が、
前記半透過反射層の前記光反射部に対応して形成され、
他方が前記光透過部に対応して形成されたことを特徴と
する。または、基板本体上に、光透過部と光反射部とを
有する半透過反射層を具備し、液晶パネルを構成するカ
ラーフィルタ基板であって、前記導電層が、光反射率が
高い材料からなり、前記第1のカラーフィルタの着色部
が、前記半透過反射層の前記光透過部に対応して形成さ
れ、前記第2のカラーフィルタの着色部が前記光反射部
に対応して形成されたことを特徴とする。
【0020】かかる構成のカラーフィルタ基板は、本発
明のカラーフィルタ基板の製造方法により製造すること
ができるものである。したがって、半透過反射層の光透
過部に対応する着色部と半透過反射層の光反射部に対応
する着色部とで、色純度が異なっていたり、膜厚が異な
るなど、異なる構成を有するものであっても、電着法を
用いない場合に比べて少ない工程数で、また高度な位置
合わせをしなくても、精度良く製造することができるの
で、これにより製造効率の向上、製造コストの削減を図
ることができる。
【0021】前記カラーフィルタ基板において、前記液
晶パネルの表示領域を構成するドット毎に、前記半透過
反射層には、前記光透過部と前記光反射部の双方が形成
されていると共に、同一ドット内において、前記光透過
部に対応して形成された着色部と、前記光反射部に対応
して形成された着色部とが同じ色相であり、かつ前記光
透過部に対応して形成された着色部の色純度が、前記光
反射部に対応して形成された着色部の色純度よりも高い
構成とすることができる。かかる構成によれば、ドット
毎に、透過モードによる表示と反射モードによる表示と
を切り替えることができるとともに、光透過部に対応し
て形成された着色部が、光反射部に対応して形成された
着色部よりも色純度が高いので、このカラーフィルタ基
板を半透過反射型液晶表示装置に搭載したときに、反射
モード時にカラーフィルタを2回透過して得られる光
と、透過モード時にカラーフィルタを1回透過して得ら
れる光との色の濃淡差を小さくすることができる。した
がって、反射モード時にも透過モード時にも発色が良
く、視認性の高い表示を得ることができる。
【0022】前記カラーフィルタ基板において、前記液
晶パネルの表示領域を構成するドット毎に、前記半透過
反射層には、前記光透過部と前記光反射部の双方が形成
されていると共に、同一ドット内において、前記光透過
部に対応して形成された着色部と、前記光反射部に対応
して形成された着色部とが同じ色相であり、かつ前記光
透過部に対応して形成された着色部の上面よりも、前記
光反射部に対応して形成された着色部の上面が突出して
いる構成とすることができる。かかる構成によれば、光
透過部に対応して形成された着色部の上面よりも、光反
射部に対応して形成された着色部の上面が突出して形成
されているので、このカラーフィルタ基板を半透過反射
型液晶表示装置に搭載したときに、反射表示領域におけ
る液晶層の層厚dを透過表示領域における液晶層の層厚
dよりも小さくする構成(マルチギャップタイプ)を実
現することができる。これにより、透過表示光および反
射表示光の双方に対して後述するリターデーションΔn
・dを最適化することができる。
【0023】ここで、リターデーションΔn・dについ
て説明する。半透過反射型液晶表示装置において、液晶
層に注目すると、透過モードで表示を行う際には、液晶
パネルに入射した光が、液晶層を1回のみ透過して観察
者側に出射されるのに対し、反射モードで表示を行う際
には、液晶パネルに入射した光が、半透過反射層により
反射される前と、半透過反射層により反射された後の計
2回、液晶層を透過して観察者側に出射されることにな
る。ところで、液晶パネルを設計する際に、液晶のツイ
スト角を小さく設定した場合には、液晶層における偏光
状態の変化が、屈折率差Δnと液晶層の層厚dの積(リ
ターデーションΔn・d)の関数になるので、このリタ
ーデーションΔn・dの値を適正化することによりコン
トラストが良好で視認性のよい表示を行うことができ
る。半透過反射型の液晶表示装置においては、上記した
ように透過表示光は液晶層を一度だけ通過し、反射表示
光は液晶層を2度通過するので、透過表示光および反射
表示光の双方において、液晶層の層厚が均一な構成では
リターデーションΔn・dを同時に最適化することは困
難であったが、本発明によれば、反射表示領域における
液晶層の層厚dを透過表示領域における液晶層の層厚d
よりも小さくする構成(マルチギャップタイプ)を実現
することができるので、これにより、透過表示光および
反射表示光の双方に対してリターデーションΔn・dを
同時に最適化して、視認性を向上させることができる。
【0024】前記カラーフィルタ基板において、前記液
晶パネルの表示領域を構成するドット毎に、前記半透過
反射層には、前記光透過部と前記光反射部の双方が形成
されていると共に、同一ドット内において、前記光透過
部に対応して形成された着色部と、前記光反射部に対応
して形成された着色部とが同じ色相であり、かつ前記光
透過部に対応して形成された着色部の膜厚が、前記光反
射部に対応して形成された着色部の膜厚よりも小さい構
成とすることができる。かかる構成によれば、前記光透
過部に対応して形成された着色部の上面よりも、前記光
反射部に対応して形成された着色部の上面が突出してい
る形状を容易に形成することができ、このカラーフィル
タ基板を半透過反射型液晶表示装置に搭載したときに、
反射表示領域における液晶層の層厚dを透過表示領域に
おける液晶層の層厚dよりも小さくする構成(マルチギ
ャップタイプ)を実現することができる。これにより、
透過表示光および反射表示光の双方に対してリターデー
ションΔn・dを最適化して、視認性を向上させること
ができる。
【0025】本発明の液晶表示装置は、本発明のカラー
フィルタ基板と対向基板との間に液晶層が挟持された液
晶パネルを具備してなることを特徴とする。本発明の液
晶表示装置によれば、カラーフィルタを構成する着色部
のうちの一部が電着法を用いて形成されているので、例
えば半透過反射層の光透過部に対応する着色部と、半透
過反射層の光反射部に対応する着色部とで異なる構成を
有するなど、構成の異なる着色部を備えたカラーフィル
タ基板が、簡単な工程で、低コストで得られる。したが
って、カラーフィルタ基板の各領域において、カラーフ
ィルタの光学的特性をそれぞれ最適化することができる
ので、かかるカラーフィルタ基板を備えることにより、
視認性が向上された液晶表示装置を低コストで提供する
ことができる。また半透過反射層を備えた液晶表示装置
にあっては、カラーフィルタにおける、半透過反射層の
光透過部に対応する着色部と、半透過反射層の光反射部
に対応する着色部とで、色純度を異ならせた構成や、膜
厚を異ならせた構成、および/または液晶層の層厚を異
ならせた構成を採用することによって反射モードおよび
透過モードの両方で良好な視認性を得ることができる。
なお、カラーフィルタ基板は、液晶層の視認側または照
明手段側のどちらに配してもよいが、カラーフィルタ基
板を照明手段側に設ける場合には、半透過反射膜をカラ
ーフィルタ基板上に設け、カラーフィルタ基板を視認側
に設ける場合には、半透過反射膜は対向基板上に設け
る。
【0026】また本発明の液晶表示装置を備えることに
より、カラーフィルタ基板の各領域において、カラーフ
ィルタの光学的特性がそれぞれ最適化されており、表示
品質が良好な電子機器が得られる。本発明に係る半透過
反射型液晶表示装置を備えた電子機器にあっては、反射
モード時にも透過モード時にも良好な表示品質が得られ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態につ
いて詳細に説明する。なお、各実施形態においては、図
面を参照しながら説明するが、各図において、各層や各
部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各
層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
【0028】[第1実施形態] (半透過反射型液晶表示装置の構造)図1〜図3に基づ
いて、本発明に係る第1実施形態の半透過反射型液晶表
示装置について説明する。本実施形態では、パッシブマ
トリクス型液晶表示装置への本発明の適用例を示す。図
1は本実施形態の半透過反射型液晶表示装置の全体構成
を示す概略平面図であり、図2はカラーフィルタ基板の
一部を平面視した拡大図である。図3は図1に示す半透
過反射型液晶表示装置をA−A’線に沿って切断した時
の概略断面図である。なお、図1、図3においては、上
基板側を観察者側(視認側)として図示している。
【0029】本実施形態の半透過反射型液晶表示装置
は、液晶層23を挟持して対向配置されたカラーフィル
タ基板(上側基板)31と対向基板(下側基板)32と
から構成された液晶パネル33と、液晶パネル33の視
認側とは反対側に配置された照明手段26とを具備して
概略構成されている。また、カラーフィルタ基板31と
対向基板32との間(液晶層23内)には、液晶パネル
33のセルギャップを均一化するために、二酸化珪素、
樹脂等からなる球状のスペーサ23aが多数配置されて
いる。
【0030】図1に示すように、カラーフィルタ基板3
1の基板本体(上基板)3と対向基板32の基板本体
(下基板)2とはシール材4を介して対向配置され、シ
ール材4の一部は両基板2,3の同一辺(図1における
上辺)側で開口して液晶注入口5となっており、これら
基板2,3とシール材4とに囲まれた空間内に液晶が封
入され、液晶注入口5が封止材6によって封止されてい
る。上基板3よりも下基板2の外形寸法の方が大きく、
上基板3と下基板2の1辺(図1における上辺)では縁
が揃っているが、上基板3の残りの3辺(図1における
下辺、右辺、左辺)においては、上基板3の端縁から下
基板2の周縁部が張出すように配置されている。そし
て、下基板2の上記両基板2,3の縁が揃っている辺と
対向する側で張出した端部(図1の下辺側の端部)には
上基板3、下基板2双方の電極を駆動するための駆動用
半導体素子7が実装されている。なお、符号8は有効表
示領域の周囲を遮光するための遮光層(周辺見切り)で
ある。
【0031】また本実施の形態においては、図1および
図3に示すように、下基板2上に、図中縦方向に延在す
る複数のセグメント電極10がストライプ状に形成され
ている。一方、上基板3上には、セグメント電極10と
直交するように、図中横方向に延在する複数のコモン電
極11がストライプ状に形成されている。そして、液晶
パネル33を平面視したときに、セグメント電極10と
コモン電極11とが交差する矩形状の部分及びその周辺
部が各ドットになっており、多数のドットがマトリクス
状に配列した領域が表示領域となっている。図中符号1
4、15は引き回し配線を示し、符号16は、駆動用半
導体素子7に各種信号を供給するための入力用配線16
を示す。
【0032】断面構造を見ると、図3に示すように、対
向基板(下側基板)32は、ガラス、プラスチック等の
透明基板からなる下基板2の液晶層23側の面上に、半
透過反射層18が形成されており、その上に絶縁層2
4、ストライプ状のセグメント電極10が順に形成さ
れ、さらに表面にラビング処理が施されたポリイミド等
からなる配向膜20が形成されている。
【0033】一方、カラーフィルタ基板31は、図2に
示すように、ガラスや透明樹脂等からなる上基板3の液
晶層23側の面上であって、対向基板32上のセグメン
ト電極10と平面的に重なり合う領域に、光透過性の導
電層(以下、透明導電層という)19が帯状に形成され
ており、該透明導電層19上にR、G、Bの各着色部1
7r、17g、17bからなる第2のカラーフィルタ、
およびR、G、Bの各着色部13r、13g、13bか
らなる第1のカラーフィルタが形成されている。また、
第1のカラーフィルタの各着色部13r,13g,13
bの間を区画するように、ブラックストライプ25(遮
光層)が設けられている。透明導電層19は、光透過性
を有するとともに導電性を有する材料で構成され、例え
ばITO、In23−ZnOなどの材料からなってい
る。また透明導電層19の厚さは約1400〜1600
オングストローム程度であり、抵抗値は7〜15Ω/□
程度となっている。
【0034】また、カラーフィルタ基板31において、
第1のカラーフィルタ、第2のカラーフィルタ、および
ブラックストライプ25を覆うように保護膜21が形成
されている。この保護膜21はアクリル、ポリイミド等
の樹脂膜でもよいし、シリコン酸化膜等の無機膜でもよ
い。さらに、保護膜21上にITOの単層膜からなるコ
モン電極11が紙面に平行な方向にストライプ状に形成
されており、その上に例えば表面にラビング処理が施さ
れたポリイミド等からなる配向膜22が形成されてい
る。
【0035】より詳細には、対向基板32に設けられて
いる半透過反射層18は、アルミニウム、銀、銀合金等
の光反射性材料からなり、各ドットの略中心部にスリッ
ト状の開口部12が形成されている。この半透過反射層
18においては、開口部12が光を透過する光透過部と
して機能し、開口部12が形成された部分を除く領域が
光を反射する光反射部として機能する。そして、カラー
フィルタ基板31に設けられている第2のカラーフィル
タの各着色部17r、17g、17bは、半透過反射層
18の光透過部(開口部12)に対応して形成されてい
る(以下、光透過部に対応して形成された着色部からな
るカラーフィルタ、本実施形態では第2のカラーフィル
タを、透過部カラーフィルタということもある)。ま
た、半透過反射層18の光反射部(開口部12が形成さ
れた部分を除く領域)に対応して、第1のカラーフィル
タの各着色部13r、13g、13bが形成されている
(以下、光反射部に対応して形成された着色部からなる
カラーフィルタ、本実施形態では第1のカラーフィルタ
を、反射部カラーフィルタということもある)。
【0036】本実施形態においては、図2に示すよう
に、反射部カラーフィルタにおける赤(R)、緑
(G)、青(B)の各着色部13r、13g、13bの
配列は、同色の着色部を有するドットが帯状に配列され
た、いわゆるストライプ配列となっている。また、半透
過反射層18の開口部12(光透過部)は各ドットの略
中心部に設けられており、したがって透過部カラーフィ
ルタの各着色部17r、17g、17bは、各ドットの
略中心部に対応して設けられている。このように、各ド
ットには、第1、反射部カラーフィルタを構成する2種
類の着色部(着色部13r〜13bのうちいずれかと、
着色部17r〜17bのうちいずれか)が形成されてい
るが、各々のドットには、同じ色相の着色部が配置され
ている。そして、赤の着色部13r、17r、緑の着色
部13g、17g、青の着色部13b、17bがそれぞ
れ形成されたドットは、各々、赤、緑、青を表示するこ
とができ、赤、緑、青を表示することが可能な3個のド
ットで、1画素の表示を行うことが可能な構成になって
いる。
【0037】本実施形態において、反射部カラーフィル
タの各着色部13r、13g、13bは、透過部カラー
フィルタの各着色部17r、17g、17bよりも色純
度が低い。透過部カラーフィルタの各着色部17r、1
7g、17bおよび反射部カラーフィルタの各着色部1
3r、13g、13bの色純度は、各着色部の組成によ
り調整することが可能である。例えば、各着色部に含有
させる顔料中の着色粒子の濃度や大きさ、形状、種類等
を調整することにより、各着色部の色純度を調整するこ
とができる。
【0038】また、反射部カラーフィルタの各着色部1
3r、13g、13bは、透過部カラーフィルタの各着
色部17r、17g、17bよりも厚く形成されてお
り、透過部カラーフィルタの各着色部17r、17g、
17bの上面(液晶層23側の表面)よりも、反射部カ
ラーフィルタの各着色部13r、13g、13bの上面
(液晶層23側の表面)の方が突出して段差が形成され
ている。液晶パネル33の厚さ方向における、この段差
の大きさは、リターデーションΔn・dの値を適正にす
るのに好適な液晶層23の層厚の値に応じて設定される
が、概ね1.0〜4.0μmの範囲内とされる。
【0039】(カラーフィルタ基板の製造方法)次に、
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカ
ラーフィルタ基板31の製造方法について図4〜図10
を参照して説明する。図4〜図10は、本実施形態の液
晶表示装置の製造工程を示した図である。これらの図に
おいては、多数のドットのうち、便宜上2×2個のドッ
トを示している。
【0040】まず、図4に示すように、上基板(基板本
体)3上の全面にITOなどからなる透明導電膜19a
を形成する。この透明導電膜19aは、例えばスパッタ
法により形成することができる。次に、上基板3の全面
に形成した透明導電膜19aを、図5に示すように、ス
トライプ状にパターニングして、帯状の透明導電層19
を形成する。図5(a)は断面図、(b)は平面図をそ
れぞれ示している。透明導電膜19aのパターニング
は、例えば、透明導電膜19aの、対向基板32上のセ
グメント電極10と平面的に重なり合う領域にレジスト
を形成した後、硝酸と塩酸との混酸などの強酸からなる
エッチング液を使用して不要部分を除去することにより
行うことができる。
【0041】次いで、帯状の透明導電層19上に、染色
法、顔料分散法、および印刷法からなる群から選ばれる
いずれかの方法で反射部カラーフィルタの各着色部13
r、13g、13bを形成する。本実施形態において、
反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、13
bが形成される領域は、対向基板32上のセグメント電
極10と平面的に重なり合う帯状領域のうち、半透過反
射層18の開口部12に対応する領域を除いた形状とな
る。例えば、顔料分散法を用いる場合、まず図6に示す
ように、帯状の透明導電層19が形成された上基板3の
全面上に、例えば反射部カラーフィルタの赤(R)の着
色部13rの構成材料として、赤色の顔料を含有する光
硬化性樹脂組成物13aを塗布する。そして、反射部カ
ラーフィルタの赤(R)の着色部13rが形成される領
域以外をマスクで覆った状態で露光した後、現像し、焼
成することによって、図7に示すような、帯状の着色部
13rを形成する。図7(a)は断面図、(b)は平面
図である。さらに、顔料の色を変更して同様の工程を繰
り返すことによって、図8に示すように、反射部カラー
フィルタの緑(G)の着色部13gおよび青(B)の着
色部13bを形成する。図8(a)は断面図、(b)は
平面図である。なお、反射部カラーフィルタの各着色部
13r、13g、13bは、周知の染色法、印刷法を用
いて形成してもよい。また、各着色部13r、13g、
13bの形成順序は任意に変更可能である。
【0042】次いで、図9に示すように、反射部カラー
フィルタのうちの赤(R)の着色部13rに囲まれた領
域に、電着法により透過部カラーフィルタの赤(R)の
着色部17rを形成する。図9(a)は断面図、(b)
は平面図である。具体的には、反射部カラーフィルタの
各着色部13r、13g、13bが形成された上基板3
を、電着性高分子と、水に難溶または不溶の赤色の染料
とを分散させた電着液中に浸漬させ、反射部カラーフィ
ルタの赤(R)の着色部13rの下層に位置する透明導
電層19を電極として、対極との間に電圧を印加するこ
とにより、この透明導電層19の露出している面上に透
過部カラーフィルタの赤(R)の着色部17rを形成す
る。
【0043】さらに、電着液中の染料の色を変更すると
ともに、電極として用いる透明導電層19の位置を変更
して、同様の電着工程を繰り返すことによって、図10
に示すように、反射部カラーフィルタのうちの緑(G)
の着色部13gに囲まれた領域に、透過部カラーフィル
タの緑の着色部17gを形成し、反射部カラーフィルタ
のうちの青(B)の着色部13bに囲まれた領域に、透
過部カラーフィルタの青の着色部17bを形成する。な
お、透過部カラーフィルタの各着色部17r、17g、
17bの形成順序は任意に変更可能である。
【0044】このようにして、上基板3上に、透過部カ
ラーフィルタの各着色部17r、17g、17b、およ
び反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、1
3bを形成した後、ブラックストライプ25、保護膜2
1、コモン電極11、および配向膜22を順に形成する
ことにより、カラーフィルタ基板31が得られる。
【0045】ブラックストライプ25は、カーボン粒子
等の黒色粒子を含有する黒色樹脂や、クロム等の金属や
金属化合物等の遮光性材料を用い、既知のフォトリソグ
ラフィ法を用いる手法等で形成することができる。ブラ
ックストライプ25を黒色樹脂で形成する場合は任意の
段階で形成することができ、例えばブラックストライプ
25の形成を透明導電膜19aを形成する前に行っても
よく、帯状の透明導電層19を形成した後、反射部カラ
ーフィルタの各着色部13r、13g、13bを形成す
る前に行ってもよく、反射部カラーフィルタの各着色部
13r、13g、13bを形成後、透過部カラーフィル
タの各着色部17r、17g、17bを電着法で形成す
る前に行ってもよく、透過部カラーフィルタの各着色部
17r、17g、17bを形成した後に行ってもよい。
一方、ブラックストライプ25を金属など導電性を有す
る材料で形成する場合は、透明導電層19を形成する前
にブラックストライプ25を形成するとともに、さらに
絶縁処理も必要になる。
【0046】上基板3の液晶層23側に設けられる保護
膜21、コモン電極11、および配向膜22は、周知の
手法により形成することができる。また図示していない
が、上基板3の液晶層23とは反対側(視認側)の面上
に、位相差板および偏光板を順次貼着する。
【0047】本実施形態によれば、上基板3上にストラ
イプ状の透明導電層19を形成した後、光反射部に対応
する領域に反射部カラーフィルタの各着色部13r、1
3g、13bを電着法以外の方法で形成することによ
り、透明導電層19の表面のうち、光透過部に対応する
領域だけが露出した状態となる。したがって、この状態
で透明導電層19を電極として用いた電着法により透過
部カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bを
形成すれば、位置合わせを行わなくても、光透過部に対
応する領域にのみ各着色部17r、17g、17bを形
成することができる。また、透明導電層19と反射部カ
ラーフィルタの各着色部13r、13g、13bとの境
界に隙間を生じさせない限り、同一ドット内における透
過部カラーフィルタと反射部カラーフィルタの着色部
間、例えば赤の着色部13rと17rとの間、緑の着色
部13gと17gとの間、青の着色部13bと17bと
の間に隙間が生じるおそれはない。また透過部カラーフ
ィルタの各着色部17r、17g、17bと反射部カラ
ーフィルタの各着色部13r、13g、13bとが重な
り合うこともない。
【0048】また、本実施形態では、同色の着色部を有
するドットが帯状に配列されて第1の帯状領域を成すと
ともに、透明導電層19も帯状に形成されて第2の帯状
領域を成しており、液晶パネル33を平面視したとき
に、着色部が形成されている領域(第1の帯状領域)
と、透明導電層19(第2の帯状領域)とが重なり合う
ように構成されているので、例えば透過部カラーフィル
タの赤の着色部17rを形成する場合には、この赤の着
色部17rと重なっている透明導電層19(第2の帯状
領域)を電極として用いて電着を行えばよい。そして、
透過部カラーフィルタの緑の着色部17gを形成する場
合には、この緑の着色部17gが配列されている透明導
電層19を電極とすればよい、というように、電圧を印
加する透明導電層19と電着液を変更しながら電着工程
を3回繰り返すだけで透過部カラーフィルタの各着色部
17r、17g、17bを形成できるので、工程が非常
に簡単であるうえ工程数も少なくて済む。さらに、電着
法では、印加する電圧の大きさと印加時間によって膜厚
を容易にかつ精度良く制御することができるので、透過
部カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bの
膜厚制御を容易に、かつ高精度に行うことができる。し
たがって、透過部カラーフィルタの各着色部17r、1
7g、17bの上面と反射部カラーフィルタの各着色部
13r、13g、13の上面との段差の大きさを、容易
にかつ精度良く制御することができる。
【0049】また本実施形態の半透過反射型液晶表示装
置では、同一ドット内に、同じ色相で色純度が異なる透
過部カラーフィルタの着色部と反射部カラーフィルタの
着色部、具体的には赤の着色部13rと17r、緑の着
色部13gと17g、青の着色部13bと17bが形成
されているので、ドット毎に、透過モードによる表示と
反射モードによる表示とを切り替えることができる。ま
た光透過部に対応して形成された透過部カラーフィルタ
の各着色部17r、17g、17bが、光反射部に対応
して形成された反射部カラーフィルタの各着色部13
r、13g、13bよりも色純度が高いので、反射モー
ド時に反射部カラーフィルタの各着色部13r、13
g、13bを2回透過して得られる光と、透過モード時
に透過部カラーフィルタの各着色部17r、17g、1
7bを1回透過して得られる光との色の濃淡差を小さく
することができる。したがって、反射モード時にも透過
モード時にも発色が良く、視認性の高い表示を得ること
ができる。
【0050】また本実施形態では、光反射部に対応して
形成された反射部カラーフィルタの各着色部13r、1
3g、13bが、光透過部に対応して形成された透過部
カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bより
も膜厚が厚く上面が突出して形成されているので、反射
表示領域における液晶層23の層厚が透過表示領域にお
ける液晶層23の層厚よりも小さくなっており(マルチ
ギャップタイプ)、これによって透過表示光および反射
表示光の双方に対してリターデーションΔn・dを最適
化し、視認性をさらに向上させることができる。
【0051】このように、本実施形態によれば、半透過
反射層の光透過部に対応する透過部カラーフィルタの各
着色部17r、17g、17b、および光反射部に対応
する反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、
13bの計6色の着色部を有するカラーフィルタ基板
を、従来よりも簡単な工程で、精度良く製造することが
できるので、これにより視認性が向上された液晶表示装
置を低コストで提供することができる。
【0052】なお、本実施形態では、帯状の透明導電層
19を、液晶パネル33を平面視したときに半透過反射
層18の光反射部および光透過部(開口部12)の全部
と重なるように、すなわち透過部カラーフィルタの着色
部17r、17g、17bが設けられる領域および反射
部カラーフィルタの着色部13r、13g、13bが設
けられる領域の全部に形成したが、透明導電層19は、
少なくとも光透過部、すなわち透過部カラーフィルタの
着色部17r、17g、17bが設けられる領域に設け
ればよい。例えば図11(a)に示すように、帯状の透
明導電層19の幅を、光透過部の幅、すなわち透過部カ
ラーフィルタの着色部17r、17g、17bの幅より
も大きく、光反射部の幅、すなわち反射部カラーフィル
タの着色部13r、13g、13bの幅よりも小さくし
てもよく、あるいは、例えば図11(b)に示すよう
に、光透過部の幅、すなわち透過部カラーフィルタの着
色部17r、17g、17bの幅と同一としてもよい。
特に図11(a)に示す構成によれば、透明導電層19
の端縁部と、反射部カラーフィルタの各着色部13r、
13g、13bの端縁部とが互いに重なり合っているの
で、この両者の重なりが、反射部カラーフィルタの各着
色部13r、13g、13bと透明導電層19との位置
合わせマージンとなり、両者の境界部分において隙間が
できにくく、好ましい。
【0053】また、本実施形態では、光反射部に対応す
る反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、1
3bを、染色法、顔料分散法、または印刷法により形成
した後に、光透過部に対応する透過部カラーフィルタの
各着色部17r、17g、17bを電着法により形成し
たが、これらは逆にしてもよい。すなわち、帯状の透明
導電層19を形成した後、染色法、顔料分散法、または
印刷法により、光透過部に対応する透過部カラーフィル
タの各着色部17r、17g、17bを形成した後、電
着法により反射部カラーフィルタの各着色部13r、1
3g、13bを形成してもよい。ただし、この場合は、
透明導電層19を、少なくとも、液晶パネル33を平面
視したときに光反射部(半透過反射層18の開口部12
以外の領域)と重なる領域の全部に形成する必要があ
る。
【0054】さらに、本実施形態では、液晶層23の視
認側に配される上側基板をカラーフィルタ基板31とし
たが、液晶層23の視認側とは反対側に配される下側基
板をカラーフィルタ基板とすることもできる。その場合
は、下側基板の半透過反射層18よりも液晶層23側
に、透過部カラーフィルタの各着色部17r、17g、
17bおよび反射部カラーフィルタの各着色部13r、
13g、13bを設ければよい。例えば、下基板2上に
半透過反射層18および絶縁層24を順に設け、その上
に上記実施形態と同様にして、透明導電層19、透過部
カラーフィルタの各着色部17r、17g、17b、お
よび反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、
13bを設け、さらにセグメント電極10および配向膜
20を順に設ければよい。
【0055】[第2実施形態]次に、本発明に係る第2
実施形態の半透過反射型液晶表示装置について図12を
参照しながら説明する。本実施形態では、第1実施形態
と同様に、パッシブマトリクス型液晶表示装置への本発
明の適用例を示す。本実施形態の半透過反射型液晶表示
装置が前記第1実施形態と大きく異なる点は、カラーフ
ィルタ基板51が半透過反射層18を備えており、液晶
層23よりも照明手段26側(視認側とは反対側)に配
されている点、透過部カラーフィルタの各着色17r、
17g、17b部の方が反射部カラーフィルタの各着色
部13r、13g、13bよりも膜厚が大きい点であ
る。本実施形態において、第1実施形態と同じ構成要素
については同じ符号を付して、その説明は省略する。な
お、図12は第1実施形態の図3に相当する概略断面図
である。
【0056】本実施形態の半透過反射型液晶表示装置
は、液晶層23を挟持して対向配置されたカラーフィル
タ基板(下側基板)51と対向基板(上側基板)52と
から構成された液晶パネル53と、液晶パネル53の視
認側とは反対側に配置された照明手段26とを具備して
概略構成されている。
【0057】対向基板(上側基板)52は、上基板3の
液晶層23側の面上に、コモン電極11、配向膜22が
順に形成されている。一方、カラーフィルタ基板31
は、下基板2の液晶層23側の面上であって、対向基板
52上のコモン電極11と平面的に重なり合う領域に、
透明導電層19が帯状に形成されており、該透明導電層
19上に絶縁層54および反射層55が順に設けられて
いる。
【0058】対向基板52に設けられている反射層55
は、アルミニウム、銀、銀合金等の光反射性材料からな
り、平面形状は前記第1実施形態における半透過反射層
18と同様である。そして、この反射層55上に第1の
カラーフィルタ(反射部カラーフィルタ)の各着色部1
3r、13g、13bが形成されており、反射層55の
光透過部における透明導電層19上に第2のカラーフィ
ルタ(透過部カラーフィルタ)の各着色部17r、17
g、17bが形成されている。
【0059】本実施形態において、反射部カラーフィル
タの各着色部13r、13g、13bは、透過部カラー
フィルタの各着色部17r、17g、17bよりも薄い
が、反射部カラーフィルタ13r、13g、13bの下
層には反射層55および絶縁層54が設けられているた
め、前記第1実施形態と同様に、透過部カラーフィルタ
の各着色部17r、17g、17bの上面(液晶層23
側の表面)よりも、反射部カラーフィルタの各着色部1
3r、13g、13bの上面(液晶層23側の表面)の
方が突出して段差が形成されている。
【0060】(カラーフィルタ基板の製造方法)次に、
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカ
ラーフィルタ基板51の製造方法について図13〜図1
8を参照して説明する。図13〜図18は、本実施形態
の液晶表示装置の製造工程を示した図である。これらの
図においては、多数のドットのうち、便宜上2×2個の
ドットを示している。
【0061】まず、図13に示すように、前記第1実施
形態と同様にして下基板(基板本体)2上の全面にスト
ライプ状の透明導電層19を形成した後、透明導電層1
9の上面であって反射部となる領域に絶縁層54および
反射層55を順次積層する。
【0062】次いで反射層55上に、染色法、顔料分散
法、および印刷法からなる群から選ばれるいずれかの方
法で反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、
13bを形成する。例えば、顔料分散法を用いる場合、
まず図14に示すように、透明導電層19、絶縁層5
4、および反射層55が形成された下基板2の全面上
に、前記第1実施形態と同様にして、赤色の顔料を含有
する光硬化性樹脂組成物13aを塗布し、反射部カラー
フィルタの赤(R)の着色部13rが形成される領域以
外をマスクで覆った状態で露光した後、現像し、焼成す
ることによって、図15に示すような、帯状の着色部1
3rを形成する。図15(a)は断面図、(b)は平面
図である。さらに、顔料の色を変更して同様の工程を繰
り返すことによって、図16に示すように、反射部カラ
ーフィルタの緑(G)の着色部13gおよび青(B)の
着色部13bを形成する。図16(a)は断面図、
(b)は平面図である。
【0063】次いで、図17に示すように、前記第1実
施形態と同様にして、反射部カラーフィルタのうちの赤
(R)の着色部13rに囲まれた領域に電着法により透
過部カラーフィルタの赤(R)の着色部17rを形成す
る。図17(a)は断面図、(b)は平面図である。さ
らに、電着液中の染料の色を変更するとともに、電極と
して用いる透明導電層19の位置を変更して、同様の電
着工程を繰り返すことによって、図18に示すように、
反射部カラーフィルタのうちの緑(G)の着色部13g
に囲まれた領域に、透過部カラーフィルタの緑の着色部
17gを形成し、反射部カラーフィルタのうちの青
(B)の着色部13bに囲まれた領域に、透過部カラー
フィルタの青の着色部17bを形成する。なお、透過部
カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bの形
成順序は任意に変更可能である。
【0064】このようにして、下基板2上に、透過部カ
ラーフィルタの各着色部17r、17g、17b、およ
び反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、1
3bを形成した後、前記第1実施形態と同様に、ブラッ
クストライプ25、保護膜21、セグメント電極10、
および配向膜20を順に形成することにより、カラーフ
ィルタ基板51が得られる。
【0065】[第3実施形態]次に、本発明に係る第3
実施形態の半透過反射型液晶表示装置について図19を
参照しながら説明する。本実施形態では、第1実施形態
と同様に、パッシブマトリクス型液晶表示装置への本発
明の適用例を示す。本実施形態の半透過反射型液晶表示
装置が前記第1実施形態と大きく異なる点は、カラーフ
ィルタ基板41が半透過反射層18を備えており、液晶
層23よりも照明手段26側(視認側とは反対側)に配
されている点、カラーフィルタ基板41に透明導電層1
9が設けられておらず、半透過反射層18上に電着法に
より反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、
13bが設けられている点である。本実施形態におい
て、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を
付して、その説明は省略する。なお、図19は第1実施
形態の図3に相当する概略断面図である。
【0066】(半透過反射型液晶表示装置の構造)本実
施形態の半透過反射型液晶表示装置は、液晶層23を挟
持して対向配置されたカラーフィルタ基板(下側基板)
41と対向基板(上側基板)42とから構成された液晶
パネル43と、液晶パネル43の視認側とは反対側に配
置された照明手段26とを具備して概略構成されてい
る。
【0067】対向基板42は、上基板3の液晶層23側
の面上に、コモン電極11、配向膜22が順に形成され
ている。一方、カラーフィルタ基板41は、下基板2の
液晶層23側の面上に、開口部12を有する半透過反射
層18が形成されている。そして、開口部12が形成さ
れている領域(光透過部)の下基板2上に透過部カラー
フィルタの各着色部17r、17g、17bが形成され
ており、開口部12以外の半透過反射層18(光反射
部)上に、反射部カラーフィルタの各着色部13r、1
3g、13bが設けられている。また、反射部カラーフ
ィルタの各着色部13r,13g,13bの間を区画す
るように、ブラックストライプ25(遮光層)が設けら
れている。さらに、その上に保護膜21、セグメント電
極10、および配向膜20が順に設けられている。
【0068】本実施形態における半透過反射層18は光
反射性と導電性を有する材料で構成され、例えば、アル
ミニウム、銀、アルミニウム合金、銀合金などの材料か
らなっている。
【0069】本実施形態においても、反射部カラーフィ
ルタにおける赤(R)、緑(G)、青(B)の各着色部
13r、13g、13bの配列は、同色の着色部を有す
るドットが帯状に配列された、いわゆるストライプ配列
となっている。また各ドットの略中心部に設けらた透過
部カラーフィルタの各着色部17r、17g、17b
は、各々のドットにおける透過部カラーフィルタの着色
部と反射部カラーフィルタの着色部とが同じ色相となる
ように配列されている。また本実施形態においても、反
射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、13b
は、透過部カラーフィルタの各着色部17r、17g、
17bよりも色純度が低い。
【0070】なお、本実施形態では、反射部カラーフィ
ルタの各着色部13r、13g、13bよりも、透過部
カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bの方
が厚く形成されており、透過部カラーフィルタの各着色
部17r、17g、17bの上面と、反射部カラーフィ
ルタの各着色部13r、13g、13bの上面とはほぼ
面一に揃っている。
【0071】(カラーフィルタ基板の製造方法)次に、
本実施形態の半透過反射型液晶表示装置に備えられたカ
ラーフィルタ基板41の製造方法について説明する。本
実施形態におけるカラーフィルタ基板の製造方法が第1
実施形態と大きく異なる点は、電着法の電極として半透
過反射層18を用いる点、透過部カラーフィルタの各着
色部17r、17g、17bを電着法以外の方法で形成
した後に、電着法により反射部カラーフィルタの各着色
部13r、13g、13bを形成する点である。すなわ
ち、まず、下基板(基板本体)2上に半透過反射層18
を形成する。この半透過反射層18は、後述するように
電着法における電極として使用するものでもあり、互い
に平行な帯状に形成する。また、光透過部に相当する部
分には開口部12を設ける。半透過反射層18は、例え
ばスパッタ法により形成することができる。
【0072】次いで、帯状に形成された半透過反射層1
8の開口部12が形成されている部分について、下基板
2上に、染色法、顔料分散法、または印刷法により透過
部カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bを
形成する。続いて、半透過反射層18上に、電着法によ
り反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、1
3bを順に形成する。このようにして、下基板2上に、
透過部カラーフィルタの各着色部17r、17g、17
b、および反射部カラーフィルタの各着色部13r、1
3g、13bを形成した後、ブラックストライプ25、
保護膜21、セグメント電極10、および配向膜20を
順に形成することにより、カラーフィルタ基板41が得
られる。また、図示していないが、下基板3の液晶層2
3とは反対側(照明手段26側)の面上に、位相差板お
よび偏光板を順次貼着する。
【0073】本実施形態によれば、下基板2上に半透過
反射層18を形成し、光透過部に対応する領域に透過部
カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bを電
着法以外の方法で形成することにより、光反射部となる
半透過反射層18が露出した状態となる。したがって、
この状態で半透過反射層18を電極として用いた電着法
により反射部カラーフィルタの各着色部13r、13
g、13bを形成すれば、位置合わせを行わなくても、
光反射部となる領域にのみ各着色部13r、13g、1
3bを形成することができる。また、同一ドット内にお
ける透過部カラーフィルタと反射部カラーフィルタの着
色部間に隙間が生じ難い。また透過部カラーフィルタの
各着色部17r、17g、17bと反射部カラーフィル
タの各着色部13r、13g、13bとが重なり合うこ
ともない。
【0074】また、前記第1実施形態と同様に、同色の
着色部を有するドットが、帯状の半透過反射層18上
に、ストライプ状に配列されているので、電圧を印加す
る半透過反射層18と電着液を変更しながら電着工程を
3回繰り返すだけで反射部カラーフィルタの各着色部1
3r、13g、13bを形成できるので、工程が非常に
簡単であるうえ工程数も少なくて済む。さらに、電着法
では、印加する電圧の大きさと印加時間によって膜厚を
容易にかつ精度良く制御することができるので、反射部
カラーフィルタの各着色部13r、13g、13bの膜
厚制御を容易に、かつ高精度に行うことができる。
【0075】また前記第1実施形態と同様に、同一ドッ
ト内に、同じ色相で色純度が異なる透過部カラーフィル
タの着色部と反射部カラーフィルタの着色部が形成され
ているので、ドット毎に、透過モードによる表示と反射
モードによる表示とを切り替えることができる。また光
透過部に対応して形成された透過部カラーフィルタの各
着色部17r、17g、17bが、光反射部に対応して
形成された反射部カラーフィルタの各着色部13r、1
3g、13bよりも色純度が高いので、反射モード時に
反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、13
bを2回透過して得られる光と、透過モード時に透過部
カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bを1
回透過して得られる光との色の濃淡差を小さくすること
ができる。したがって、反射モード時にも透過モード時
にも発色が良く、視認性の高い表示を得ることができ
る。
【0076】このように、本実施形態によれば、半透過
反射層の光透過部に対応する透過部カラーフィルタの各
着色部17r、17g、17b、および光反射部に対応
する反射部カラーフィルタの各着色部13r、13g、
13bの計6色の着色部を有するカラーフィルタ基板
を、従来よりも簡単な工程で、精度良く製造することが
できるので、これにより視認性が向上された液晶表示装
置を低コストで提供することができる。
【0077】なお本実施形態では、反射部カラーフィル
タの各着色部13r、13g、13bの上面と、透過部
カラーフィルタの各着色部17r、17g、17bの上
面がほぼ揃っているのでマルチギャップタイプの構成と
はなっていないが、各着色部13r、13g、13b、
および透過部カラーフィルタの各着色部17r、17
g、17bの膜厚を適宜制御したり、あるいはカラーフ
ィルタの上面には段差を設けず、別に段差部を有する絶
縁膜を設けたりすることによりマルチギャップタイプの
構成とすることも可能である。
【0078】また、半透過反射層18の平面形状は、各
ドットの光反射部の全部を含む帯状であればよく、例え
ばブラックストライプ25が形成される領域に半透過反
射層が存在してもよい。ただし光透過部となる領域(開
口部12)内には半透過反射層18を存在させないこと
が必要である。
【0079】なお、上記の各実施形態では、各ドットに
おいて、光反射部の略中心部に光透過部が設けられた構
成としたが、各ドットにおける光透過部の形状、形成箇
所、個数については適宜変更できる。例えば図20に示
すように、矩形のドットの対角線上に2個の矩形の光透
過部を設ける構成としてもよく、該対角線上に2個の丸
形の光透過部を設ける構成としてもよい。
【0080】また、上記の各実施形態では、同色の着色
部を有するドットがそれぞれ帯状に配列されているスト
ライプ配列としたが、各色のドットの配列はこれに限ら
ず、いわゆるモザイク配列やデルタ配列とすることもで
きる。その場合には、電着法における電極として用いる
1本の帯状の透明導電層19または半透過反射層18上
に、異なる色の着色部を形成する必要があるので、例え
ば、電着法により赤の着色部を形成する際には、他の色
の着色部が形成される領域の電極をマスクで覆った状態
で電着を行えばよい。
【0081】さらに、上記の各実施形態では、色相が異
なる反射部カラーフィルタの着色部13r、13g、1
3bどうしの間にブラックストライプ25を設けたの
で、色相が異なる着色部の境界付近を遮光することがで
き、表示のコントラストの向上を図ることができ、好適
である。しかしながら、ブラックストライプ25を形成
しなくても、十分なコントラストを得ることができる場
合には、ブラックストライプ25を形成しない場合もあ
る。またブラックストライプ25を形成する代わりに、
色相が異なる着色部の境界領域において、色相が異なる
着色部を2層以上重ねることにより、この領域における
光の吸収率を高めて遮光効果を得ることもできる。
【0082】なおまた、上記の各実施形態では、本発明
をパッシブマトリクス方式の半透過反射型液晶表示装置
に適用したが、TFD等をスイッチング素子に用いたア
クティブマトリクス方式の半透過反射型液晶表示装置に
も適用可能である。
【0083】[電子機器]上記各実施形態の半透過反射
型液晶表示装置を備えた電子機器の例について説明す
る。図21は、携帯電話の一例を示した斜視図である。
図21において、符号1000は携帯電話本体を示し、
符号1001は上記各実施形態の半透過反射型液晶表示
装置を用いた液晶表示部を示している。
【0084】図22は、腕時計型電子機器の一例を示し
た斜視図である。図22において、符号1100は時計
本体を示し、符号1101は上記各実施形態の半透過反
射型液晶表示装置を用いた液晶表示部を示している。
【0085】図23は、ワープロ、パソコンなどの携帯
型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図23に
おいて、符号1200は情報処理装置、符号1202は
キーボードなどの入力部、符号1204は情報処理装置
本体、符号1206は上記各実施形態の半透過反射型液
晶表示装置を用いた液晶表示部を示している。
【0086】図21〜図23に示す電子機器は、上記各
実施形態の半透過反射型液晶表示装置を用いた液晶表示
部を備えているので、反射モード時にも透過モード時に
も良好な表示品質が得られ、しかも製造コストが削減さ
れたものである。
【0087】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、例えば半透過反射層の光透過部に対応する着色部と
半透過反射層の光反射部に対応する着色部とで異なる構
成を有するなど、構成の異なる着色部を備えたカラーフ
ィルタ基板を、少ない工程数で、高度な位置合わせをし
なくても精度良く製造することができる。また、カラー
フィルタ基板の各領域において、カラーフィルタの光学
的特性がそれぞれ最適化されており、視認性に優れた液
晶表示装置、およびこれを備えた電子機器を低コストで
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施形態の半透過反射型液
晶表示装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置に備え
られたカラーフィルタ基板の一部を拡大して示した平面
図である。
【図3】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置の概略
断面図である。
【図4】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置に備え
られたカラーフィルタ基板の製造方法における、透明導
電膜形成工程を示す断面図である。
【図5】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置に備え
られたカラーフィルタ基板の製造方法における、透明導
電層の形成工程を示すもので、(a)は断面図、(b)
は平面図である。
【図6】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置に備え
られたカラーフィルタ基板の製造方法における、赤色の
光硬化性樹脂組成物層を形成する工程を示す断面図であ
る。
【図7】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置に備え
られたカラーフィルタ基板の製造方法における、反射部
カラーフィルタの赤の着色部を形成する工程を示すもの
で、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図8】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置に備え
られたカラーフィルタ基板の製造方法における、反射部
カラーフィルタの形成工程を示すもので、(a)は断面
図、(b)は平面図である。
【図9】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置に備え
られたカラーフィルタ基板の製造方法における、透過部
カラーフィルタの赤の着色部を形成する工程を示すもの
で、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図10】 図1に示す半透過反射型液晶表示装置に備
えられたカラーフィルタ基板の製造方法における、透過
部カラーフィルタの形成工程を示すもので、(a)は断
面図、(b)は平面図である。
【図11】 本発明に係る第1実施形態の半透過反射型
液晶表示装置における、カラーフィルタ基板の変形例を
示す概略断面図である。
【図12】 本発明に係る第2実施形態の半透過反射型
液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。
【図13】 図12に示す半透過反射型液晶表示装置に
備えられたカラーフィルタ基板の製造方法における、透
明導電層、絶縁層、および反射層の形成工程を示す断面
図である。
【図14】 図12に示す半透過反射型液晶表示装置に
備えられたカラーフィルタ基板の製造方法における、赤
色の光硬化性樹脂組成物層を形成する工程を示す断面図
である。
【図15】 図12に示す半透過反射型液晶表示装置に
備えられたカラーフィルタ基板の製造方法における、反
射部カラーフィルタの赤の着色部を形成する工程を示す
もので、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図16】 図12に示す半透過反射型液晶表示装置に
備えられたカラーフィルタ基板の製造方法における、反
射部カラーフィルタの形成工程を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図である。
【図17】 図12に示す半透過反射型液晶表示装置に
備えられたカラーフィルタ基板の製造方法における、透
過部カラーフィルタの赤の着色部を形成する工程を示す
もので、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図18】 図12に示す半透過反射型液晶表示装置に
備えられたカラーフィルタ基板の製造方法における、透
過部カラーフィルタの形成工程を示すもので、(a)は
断面図、(b)は平面図である。
【図19】 本発明に係る第3実施形態の半透過反射型
液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。
【図20】 本発明に係る半透過反射型液晶表示装置に
おける、カラーフィルタ基板の光透過部の変形例を示す
平面図である。
【図21】 本発明に係る電子機器の例を示すもので、
携帯電話の一例を示す図である。
【図22】 本発明に係る電子機器の例を示すもので、
腕時計型電子機器の一例を示す図である。
【図23】 本発明に係る電子機器の例を示すもので、
携帯型情報処理装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 下基板(基板本体) 3 上基板(基板本体) 12 開口部(光透過部) 13r、13g、13b 反射部カラーフィルタの着色
部 17r、17g、17b 透過部カラーフィルタの着色
部 18 半透過反射層 19 透明導電層 23 液晶層 31,41,51 カラーフィルタ基板 32,42,52 対向基板 33,43,53 液晶パネル 55 反射層

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板本体上に、色の異なる複数の着色部
    からなるカラーフィルタを具備してなるカラーフィルタ
    基板を製造する方法であって、 前記基板本体上に導電層を形成する工程と、 該導電層の上面の一部を覆う領域または前記導電層に隣
    接する領域に、染色法、顔料分散法、または印刷法のい
    ずれかの方法で着色部を形成することにより第1のカラ
    ーフィルタを形成する工程と、 前記第1のカラーフィルタを形成した後、前記導電層を
    電極として用いた電着法により前記導電層上に着色部を
    形成することにより第2のカラーフィルタを形成する工
    程を有することを特徴とするカラーフィルタ基板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記導電層を帯状に形成し、同じ導電層
    上に形成する第2のカラーフィルタの着色部の色を第1
    のカラーフィルタの着色部の色と同じ色相とすることを
    特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 基板本体上に、色の異なる複数の着色部
    からなるカラーフィルタを具備してなるカラーフィルタ
    基板であって、 前記基板本体上に導電層が設けられており、 前記カラーフィルタが、前記導電層の上面の一部を覆う
    ように、または前記導電層に隣接するように形成された
    着色部からなる第1のカラーフィルタと、前記第1のカ
    ラーフィルタの着色部で覆われていない前記導電層の上
    面上に形成された着色部からなる第2のカラーフィルタ
    とからなることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  4. 【請求項4】 前記導電層が帯状に形成されており、同
    じ導電層上に形成された前記第2のカラーフィルタの着
    色部の色が第1のカラーフィルタの着色部の色と同じ色
    相であることを特徴とする請求項3記載のカラーフィル
    タ基板。
  5. 【請求項5】 前記導電層が光透過性を有することを特
    徴とする請求項3または4のいずれかに記載のカラーフ
    ィルタ基板。
  6. 【請求項6】 前記導電層が、光反射率が高い材料から
    なることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記
    載のカラーフィルタ基板。
  7. 【請求項7】 前記カラーフィルタ基板が、光透過部と
    光反射部とを有する半透過反射層を具備する対向基板と
    の間に液晶層が挟持されることにより液晶パネルを構成
    するカラーフィルタ基板であって、 前記第1のカラーフィルタの着色部または第2のカラー
    フィルタの着色部のいずれか一方が、前記半透過反射層
    の前記光反射部に対応して形成され、他方が前記光透過
    部に対応して形成されたことを特徴とする請求項5に記
    載のカラーフィルタ基板。
  8. 【請求項8】 前記カラーフィルタ基板が、前記基板本
    体上に、光透過部と光反射部とを有する半透過反射層を
    具備し、液晶パネルを構成するカラーフィルタ基板であ
    って、 前記第1のカラーフィルタの着色部または第2のカラー
    フィルタの着色部のいずれか一方が、前記半透過反射層
    の前記光反射部に対応して形成され、他方が前記光透過
    部に対応して形成されたことを特徴とする請求項5に記
    載のカラーフィルタ基板。
  9. 【請求項9】 前記カラーフィルタ基板が、基板本体上
    に、光透過部と光反射部とを有する半透過反射層を具備
    し、液晶パネルを構成するカラーフィルタ基板であっ
    て、 前記第1のカラーフィルタの着色部が、前記半透過反射
    層の前記光透過部に対応して形成され、前記第2のカラ
    ーフィルタの着色部が前記光反射部に対応して形成され
    たことを特徴とする請求項6に記載のカラーフィルタ基
    板。
  10. 【請求項10】 前記液晶パネルの表示領域を構成する
    ドット毎に、前記半透過反射層には、前記光透過部と前
    記光反射部の双方が形成されていると共に、 同一ドット内において、前記光透過部に対応して形成さ
    れた着色部と、前記光反射部に対応して形成された着色
    部とが同じ色相であり、かつ前記光透過部に対応して形
    成された着色部の色純度が、前記光反射部に対応して形
    成された着色部の色純度よりも高いことを特徴とする請
    求項7ないし9のいずれかに記載のカラーフィルタ基
    板。
  11. 【請求項11】 前記液晶パネルの表示領域を構成する
    ドット毎に、前記半透過反射層には、前記光透過部と前
    記光反射部の双方が形成されていると共に、 同一ドット内において、前記光透過部に対応して形成さ
    れた着色部と、前記光反射部に対応して形成された着色
    部とが同じ色相であり、かつ前記光透過部に対応して形
    成された着色部の上面よりも、前記光反射部に対応して
    形成された着色部の上面が突出していることを特徴とす
    る請求項7ないし10のいずれかに記載のカラーフィル
    タ基板。
  12. 【請求項12】 前記液晶パネルの表示領域を構成する
    ドット毎に、前記半透過反射層には、前記光透過部と前
    記光反射部の双方が形成されていると共に、 同一ドット内において、前記光透過部に対応して形成さ
    れた着色部と、前記光反射部に対応して形成された着色
    部とが同じ色相であり、かつ前記光透過部に対応して形
    成された着色部の膜厚が、前記光反射部に対応して形成
    された着色部の膜厚よりも小さいことを特徴とする請求
    項7ないし11のいずれかに記載のカラーフィルタ基
    板。
  13. 【請求項13】 請求項3ないし12のいずれかに記載
    のカラーフィルタ基板と対向基板との間に液晶層が挟持
    された液晶パネルを具備してなることを特徴とする液晶
    表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の液晶表示装置を備
    えたことを特徴とする電子機器。
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