JP2005345667A - カラーフィルタ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する画素間での混色を防止した、且つ画素内での白抜けのない、色ムラのない画素が形成されたインクジェット方式によるカラーフィルタを提供すること。
【解決手段】ブラックマトリクス2と着色部とを有するカラーフィルタで、着色部が濃度の異なる二層からなること。ブラックマトリクスが着色インクに対して撥インク性を有すこと。下層の着色層は周縁の膜厚が中央の膜厚よりも厚く、上層の着色層は中央の膜厚が周縁の膜厚よりも厚いこと。下層の着色層は中央の膜厚が周縁の膜厚よりも厚く、上層の着色層は周縁の膜厚が中央の膜厚よりも厚いこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解放射型表示装置、蛍光表示装置、プラズマディスプレイ(PDP)及び液晶表示装置などの表示装置用のカラーフィルタに関するものであり、特に、インクジェット方式を利用したカラーフィルタの製造方法に関する。
近年、主としてコストダウンを目的として、インクジェット方式を利用したカラーフィルタの製造方法が検討されている。
インクジェット方式を用いたカラーフィルタの製造方法として、ガラス基板上にブラックマトリクスを形成し、インクジェット印刷装置を用いて該ブラックマトリクスの開口部にインクを付与して、着色部を形成する方法が提案されている。さらに、この方法において、インクが所定の開口部に良好に充填されて隣接する着色部間でインクが混じり合う混色が発生しないように、ブラックマトリクスの構成材料として、インクに濡れにくく、インクをはじきやすいものが検討されている。
例えば、カラーフィルタ間における混色防止方法として、ブラックマトリクス上にブラックマトリクスとほぼ同じ大きさの撥インク性の大きなシリコーンゴムパターンを形成し、インクジェット法あるいは印刷法における混色を防止するという方法がある(特許文献1参照)。
しかしながら、上記の方法は隔壁を多層化するものであり、フォトリソグラフィ工程を複数回実施する必要があることから、プロセスの複雑化、コストアップ、ひいては歩留まり低下を招くという問題がある。
また、他の方法として、インクに対して20°以上の接触角を有する材料を用いてブラックマトリクスを形成し、その開口部にインクを付与する方法が提案されている(特許文献2参照)。この方法としては、例えば、ブラックマトリクスに撥インク性を持たせる為に、該ブラックマトリクスにフッ素化合物やケイ素化合物といった撥水剤を含ませる方法が提案されている。
しかしながら、上記の方法のように、ブラックマトリクスに撥水剤であるフッ素化合物やケイ素化合物を含有させると、ブラックマトリクス形成工程の最終工程であるポストベーク(本硬化)の際に、ブラックマトリクス材料中の撥水剤が蒸発し、ブラックマトリクス開口部に露出したガラス基板表面に薄く付着する。
また、撥水剤を用いていない場合であっても、ブラックマトリクス材料中の低分子の有機物が蒸発し、同様にガラス基板表面に付着する。いずれの場合も、ガラス基板表面が撥インク性を示すことになり、ブラックマトリクスの開口部にインクを付与した際にガラス基板表面とインクとの濡れ性が悪くなり、開口部内にインクが均一に拡がらず、白抜けや色ムラを発生する恐れがある。
また、ブラックマトリクスに撥インク性を付与することにより、ブラックマトリクス側面でインクがはじかれてしまう為、隔壁で囲まれた部分に形成した画素はインク表面が凸状に盛り上がった形状になり、その結果、膜厚差により画素内で濃度のバラツキが生じてしまう。
特開平4−123005号公報 特開平7−35917号公報
本発明の課題は、カラーフィルタをインクジェット方式を利用して簡易なプロセスで安価に製造するに際して、隔壁で囲まれた画素内にインクを付与する場合に、隣接する画素間での混色を防止した、且つ画素内での白抜けのない、色ムラのない画素が形成されたカラーフィルタを提供することにある。またその製造方法を提供することにある。
本発明は、少なくとも光透過性基板上に樹脂を用いたブラックマトリクスと着色部とを有するカラーフィルタにおいて、着色部が濃度の異なる二層からなることを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記ブラックマトリクスが着色インクに対して撥インク性を示すことを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記濃度の異なる二層からなる着色部において、下層の着色層は周縁の膜厚が中央の膜厚よりも厚く、上層の着色層は中央の膜厚が周縁の膜厚よりも厚いことを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記濃度の異なる二層からなる着色部において、下層の着色層は中央の膜厚が周縁の膜厚よりも厚く、上層の着色層は周縁の膜厚が中央の膜厚よりも厚いことを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記濃度の異なる二層からなる着色部において、下層の着色層は無色透明な樹脂層であり、中央の膜厚が周縁の膜厚よりも厚く、上層の着色層の下面の断面形状は、無色透明な樹脂層の上面の断面形状に追従した断面形状を有し、上層の着色層は画素内にて同一の厚さを有することを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記濃度の異なる二層からなる着色部において、下層の着色層は無色透明な樹脂層であり、周縁の膜厚が中央の膜厚よりも厚く、上層の着色層の下面の断面形状は、無色透明な樹脂層の上面の断面形状に追従した断面形状を有し、上層の着色層は画素内にて同一の厚さを有することを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、上記発明によるカラーフィルタにおいて、前記濃度の異なる二層が、同じ樹脂よりなることを特徴とするカラーフィルタである。
また、本発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のカラーフィルタの製造方法であって、下層の着色層をインクジェット方式により形成し乾燥させた後、上層の着色層をインクジェット方式により形成し乾燥させ、二層からなる着色部を得ることを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
本発明は、ブラックマトリクスが着色インクに対して撥インク性を有し、着色部が濃度の異なる2種類の着色層、あるいは無色透明な樹脂層と着色層の二層構造であるので、インクジェット方式を利用してカラーフィルタを製造するに際して、隣接する画素間での混色を防止した、画素内での白抜けのない、且つ着色層が凸形状あるいは凹形状であっても、色ムラのない画素が形成された、濃度バランスに優れたカラーフィルタとなる。また、そ
の製造方法となる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明によるカラーフィルタの製造方法の一例を説明する工程図である。図1(a)は、透明基板1にブラックマトリクス2が形成された状態を示したものである。まず、ブラックマトリクス2の開口部にインクジェット印刷装置10を用い下層の着色層3を形成し、インクを乾燥、硬化させる(図1(b)。次いで、この下層の着色層が形成された開口部に対して、インクジェット印刷装置10を用い赤色(R)、(G)、(B)の着色インクを吐出し、上層の着色層4を形成し、インクを乾燥、硬化させてカラーフィルタを得る(図1(c)、(d))。
本発明に用いる透明基板1は一般にガラス基板が用いられるが、液晶表示装置等、最終的な用途に必要な特性、例えば、透明性、機械的強度を満足し、後工程に耐えるものであればガラス基板に限定されるものではなく、たとえばPET、PES、PEN等のプラスチック基板なども用いることができる。
本発明におけるブラックマトリクス2は樹脂(光重合性モノマー、光重合開始剤を含む)、黒色遮光材、分散剤、溶媒等を主成分とする黒色の感光性樹脂組成物を用い、フォトリソグラフィ法によりパターニングして形成する。
また、ブラックマトリクス2の形成方法としては、フォトリソグラフィ法に限定されるものではなく、例えば、熱転写法、印刷法等によっても形成することが可能である。
本発明における感光性樹脂組成物の黒色遮光材としては、黒色顔料、黒色染料、無機材料などであり、有機顔料、カーボンブラック、アニリンブラック、黒鉛、酸化チタン、鉄黒などを混合して用いられるものである。
また、本発明における感光性樹脂組成物の分散剤としては、非イオン性界面活性剤では、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなど、またイオン性界面活性剤では、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリ脂肪酸塩、脂肪酸塩アルキルリン酸塩、テトラアルキルアンモニウム塩など、その他に有機顔料誘導体、ポリエステルなどが挙げられる。分散剤は単独で使用してもよくまた二種類以上を混合して使用しても良い。
また、本発明における感光性樹脂組成物の溶媒としては、黒色樹脂組成物の塗布性、分散安定性などの点から、適宜選択して使用されるものであり、トルエン、キシレン、エチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテート、ジクライム、シクロヘキサノンなどが挙げられる。
また、感光性樹脂組成物には撥インク成分を添加して撥インク性を高めておくことが望ましい。添加する撥インク成分の具体的な例としては、主鎖または側鎖に有機シリコーンを有するもので、シロキサン成分を含むシリコーン樹脂やシリコーンゴム、この他にはフッ化ビニリデン、フッ化ビニル、三フッ化エチレン等や、これらの共重合体等のフッ素樹脂などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
ブラックマトリクス2に撥インク性を付与することにより隔壁となるブラックマトリクス2を越えて、着色インクや透明樹脂溶液があふれてしまうことを防止し、すなわち隣接する着色部間での混色を防止することができる。
しかし、上記のように、一般に撥インク性を付与した隔壁を用いてインクジェット方式によりカラーフィルタを製造する場合、「平坦性不良」が大きな改善課題となっている。これは、隔壁の撥インク性により各画素間の混色は防げるものの、隔壁側面でもインクがは
じかれてしまい、断面において画素の形状は、中央部が高く盛り上がった凸形状になってしまうからである(図2)。すなわち、形成された画素は膜厚が不均一なものとなり、この結果、画素内での色ムラが生じてしまう。
そこで、請求項1、2に記載の発明は、色ムラを解消する為に着色部を濃度の異なる二層の着色層により構成することを特徴としている。この方法によれば、インクジェット方式により形成された画素の膜厚(断面形状)が不均一であっても、二層の着色層の濃度差により着色部全体としての濃度を均一化し、色ムラのない画素を得ることが可能である。
また、請求項3、4に記載の発明では断面形状の異なる二つの着色層を積層し一つの着色層を形成することを特徴とする(図3、図4)。上記二つの着色層をそれぞれ形成する着色インクは顔料濃度が異なる。濃度の異なる二層を図3、図4のように、相反する断面形状で積層することによって、画素全体としての正味の濃度を均一にしようとするものである。
この場合、濃度が薄い着色層6が下層で、濃度が濃い着色層7が上層であった場合(図3(a)、図4(a))、あるいは、その逆であった場合(図3(b)、図4(b))、そのどちらの場合においても濃度均一な画素を得ることが可能である。
ここで、図3、図4のように下層と上層の断面形状を異なるものにする為には、上記着色層を形成する材料と、隔壁となるブラックマトリクス側面の表面自由エネルギーを制御する、すなわち濡れ性を制御することが必要である。図3のように下層を凹形状にする為には、着色層形成材料の表面自由エネルギーをブラックマトリクス側面の表面自由エネルギーよりも小さくすれば良い。すなわち、ブラックマトリクス側面に対して、濡れやすくすれば良い。
一方、図4のように下層を凸形状にする為には、ブラックマトリクス側面に対して、濡れにくい着色層形成材料を用いれば良い。このようにブラックマトリクス側面に対する濡れ性が違う材料を使い分けることにより、図3、図4のような相反する形状の層を積層することができる。
ここで、本発明における着色インクの材料としては、色素と樹脂と溶媒を主成分としたものである。色素としては染料や顔料などが用いられる。樹脂としては、カゼイン、ゼラチン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルアセタール、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラニン樹脂などが用いられ、色素との関係にて適宜選択されるものである。耐熱性や耐光性が要求される際には、アクリル樹脂が好ましい。
着色インクに使用する溶剤種としては、インクジェット印刷における適性を保つため表面張力は35mN/m以下で、且つ、沸点が130℃以上のものが好ましい。表面張力が35mN/m以上であるとインクジェット吐出時のドット形状の安定性に著しい悪影響を及ぼし、また、沸点が130℃以下であるとノズル近傍での乾燥性が著しく高くなり、その結果、ノズル詰まり等の不良発生を招くので好ましくない。
具体的には、2-メトキシエタノール、2-エトキシエタノール、2-ブトキシエタノール、2-エトキシエチルアセテート、2-ブトキシエチルアセテート、2-メトキシエチルアセテート、2-エトキシエチルエーテル、2-(2-エトキシエトキシ)エタノール、2-(2-ブトキシエトキシ)エタノール、2-(2-エトキシエトキシ)エチルアセテート、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルアセテート、2-フェノキシエタノール、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどを挙げることができるが、これらに限定されるものではなく、上記要件を満たす溶剤なら用いることができる。また、必要に応じて2種類以上の溶剤を混合して用いても構わない。
また、樹脂への色素の分散を向上させる為に分散剤を用いてもよく、分散剤として、非イオン性界面活性剤では、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなど、またイオン性界面活性剤では、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリ脂肪酸塩、脂肪酸塩アルキルリン酸塩、テトラアルキルアンモニウム塩など、その他に有機顔料誘導体、ポリエステルなどがあげられる。分散剤は単独で使用してもよく、また2種類以上を混合して使用しても良い。溶媒としては溶解性の他に経時安定性、乾燥性などが要求され、色素、樹脂との関係にて適宜選択されるものである。
また、請求項5あるいは6に記載の発明は、濃度の異なる二層のうち下層が、着色インクとして無色透明な樹脂を用いて形成した無色透明な樹脂層であること、及び上層の着色層の下面の断面形状を、下層の無色透明な樹脂層の上面の断面形状に追従させ、下層の無色透明な樹脂層の上面の断面形状と同じ断面形状を有する着色層とし、画素内での膜厚を均一にして積層することを特徴とする。
着色層単独では、膜厚差によって色ムラが生じてしまうが、下層に無色透明の樹脂層を形成し、上層を下層の上面の断面形状に追従した二層構造にすることによって図5(a)、(b)のように着色層の膜厚を均一にすることが可能である。
また、上層の着色層の膜厚を画素内で均一なものにする為には、下層の無色透明な樹脂層の上面の断面形状と、上層の着色層の上下面の断面形状を同じにする必要がある。このため、無色透明な樹脂層を形成する樹脂を溶かした透明樹脂溶液と、上層の着色層を形成する着色インクのそれぞれの特性(表面張力、粘度等)を同等なものにしなければならない。同等の特性を持つ場合、無色透明な樹脂層の上面の断面形状と、上層の着色層上下面の断面形状は同形状になる。
すなわち、上層の着色層の膜厚は均一なものとなり、色ムラのない画素を得ることができる。
また、無色透明な樹脂層は、少なくとも開口部全体を覆うことが必要である。開口部全体を覆わなかった場合、積層された上層の着色層の膜厚に差が生じてしまい、すなわち色ムラが生じる。
また、請求項7に記載の発明は、着色部を構成する濃度の異なる二層が、同じ樹脂よりなることを特徴とする。着色部が二層構造である為、濡れ性や密着性を考慮するとそれぞれの層に含まれる樹脂が同じ材料であることが好ましい。
本発明における無色透明な樹脂層を構成する樹脂としては、着色インクの材料と同様にカゼイン、ゼラチン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルアセタール、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラニン樹脂などが用いられる。またこれらの樹脂は主に熱および光エネルギーにより硬化させる。
また、請求項8に記載の発明は、着色部を構成する異なる二層をいずれもインクジェット方式により形成することを特徴とする。特に、本発明における透明樹脂層を構成する手段としては、スピンコート法等も可能であるが、スピンコート法を用いた場合、隔壁の上部にも透明樹脂層が付着してしまい、撥インク性を損ねる可能性もあるので、着色層だけでなく、下地層もインクジェット法により構成することが望ましい。着色部を構成する層が濃度の異なる二層の着色層であっても同様である。
上記の樹脂を希釈する溶媒種としては、インクジェット印刷における適性を保つため表面張力は35mN/m以下で、且つ、沸点が130℃以上のものが好ましい。表面張力が35mN/m以上であるとインクジェット吐出時のドット形状の安定性に著しい悪影響を及ぼし、また、沸点が130℃以下であるとノズル近傍での乾燥性が著しく高くなり、その結果、ノズル詰まり等の不良発生を招くので好ましくない。
具体的には、2-メトキシエタノール、2-エトキシエタノール、2-ブトキシエタノール、2-エトキシエチルアセテート、2-ブトキシエチルアセテート、2-メトキシエチルアセテート、2-エトキシエチルエーテル、2-(2-エトキシエトキシ)エタノール、2-(2-ブトキシエトキシ)エタノール、2-(2-エトキシエトキシ)エチルアセテート、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルアセテート、2-フェノキシエタノール、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどを挙げることができるが、これらに限定されるものではなく、上記要件を満たす溶剤なら用いることができる。また、必要に応じて2種類以上の溶剤を混合して用いても構わない。
また、本発明により形成されるカラーフィルタは画素形成後、その耐性向上を目的として、熱、光、電子線等のエネルギーによる硬化処理が可能である。
(ブラックマトリクスの形成)
無アルカリガラス(コーニング社製「#1737)上に、カーボンブラックを含有したレジスト材(新日鉄化学社製ブラックマトリクス用ネガ型レジストインキ「V−259 BK739P」)に感光性シリコン化合物(ジメチルポリシラン)を10%添加したものを膜厚1.5μmとなるようにスピンコートし、プリベークをおこなった。その後、露光、現像、ポストベーク処理をおこなってブラックマトリクスを形成した。
(着色インク1の調製)
メタクリル酸20部、メチルメタクリレート10部、ブチルメタクリレート55部、ヒドロキシエチルメタクリレート15部を乳酸ブチル300gに溶解し、窒素雰囲気下でアゾビスイソブチルニトリル0.75部を加え70℃にて5時間の反応によりアクリル共重合樹脂を得た。
得られたアクリル共重合樹脂を樹脂濃度が10%になるようにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈しアクリル共重合樹脂の希釈液とした。この希釈液80.1gに対し、顔料19.0g、分散剤0.9g添加して、3本ロールにて混練し、赤色、緑色、青色の各着色ワニスを得た。
この各着色ワニスをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで顔料濃度が5〜8%、粘度が15cpsになるように調整し、R、G、B着色インクを得た。
(着色インク2の調製)
着色インク1の調製と同様にして各着色ワニスを得た。この各着色ワニスをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで顔料濃度が8〜10%、粘度が15cpsになるように調整し、さらにこれに表面調整剤を少量添加し、着色インク1よりも表面張力の低いR、G、B着色インクを得た。
(カラーフィルタの作製)
12pl、180dpiヘッドを搭載したインクジェット印刷装置により、上記ブラックマトリクスの開口部に上記着色インク1を適量付与し、180℃で30分乾燥させ、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)各々のパターン状着色層(下層)を形成した。
次いで、上記下層を形成したブラックマトリクスの開口部に、12pl、180dpiヘッドを搭載したインクジェット印刷装置により上記着色インク2を適量付与し積層させ、180℃で30分乾燥し、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)各々のパターン状着色層を形成した。
このようにして作製されたカラーフィルタを観察したところ、混色は確認されなかった。また、各画素の断面形状は膜厚差があるが、濃度は均一化され色差がΔEab3以下と良好で頼性の高いカラーフィルタが作製できた。
実施例1と同様にブラックマトリクスを形成し、着色インク1を調製した。
(透明樹脂溶液の調製、透明樹脂層の形成)
メタクリル酸20部、メチルメタクリレート10部、ブチルメタクリレート55部、ヒドロキシエチルメタクリレート15部を乳酸ブチル300gに溶解し、窒素雰囲気下でアゾビスイソブチルニトリル0.75部を加え70℃にて5時間の反応によりアクリル共重合樹脂を得た。
得られたアクリル共重合樹脂をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈し、粘度が15cpsのアクリル共重合樹脂の希釈液とした。12pl、80dpiヘッドを搭載したインクジェット印刷装置により、上記アクリル共重合樹脂希釈液を、上記ブラックマトリクスの開口部に、開口部全体を覆うまで付与した。200℃で30分乾燥させ、ブラックマトリクス開口部に凸形状の透明樹脂層を得た。
(カラーフィルタの作製)
上記、凸形状の透明樹脂層が形成されたブラックマトリクス開口部に対して、上記R、G、B各色の着色インク1を使用し、12pl、80dpiヘッドを搭載したインクジェット印刷装置により、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)各々のパターン状着色層を形成した。
このようにして作製されたカラーフィルタを観察したところ、混色は確認されなかった。また、各画素とも領域内に均一にインクが濡れ広がり、色差がΔEab3以下と良好で頼性の高いカラーフィルタが作製できた。
実施例1と同様にブラックマトリクスを形成し、着色インク1を調製した。該ブラックマトリクス開口部に対して、インクジェット印刷装置により、着色インク1の塗布をおこなった。また着色インク2の積層はおこなわなかった。
このようにして作製されたカラーフィルタを観察したところ、混色は確認されなかったが、画素の断面形状が凸形状すなわち画素の中央部と端部で膜厚に差があるため、色ムラが大きく、色差がΔEab10以上であった。
実施例1と同様にブラックマトリクスを形成し、着色インク1を調製した。また、同様に着色インク2を調製したが、表面調整剤を添加しなかった。実施例1と同じ手順により、ブラックマトリクス開口部に着色インク1を塗布し乾燥後、着色インクを2を塗布し二層構造の着色部を得た。
このようにして作製されたカラーフィルタを観察したところ、混色は確認されなかったが、インクの表面自由エネルギーの調整をおこなわなかった為、着色インキ1、2共に同形状のまま積層され、その結果、濃度は均一化されず、色差がΔEab10以上であった。
本発明によるカラーフィルタの製造方法の一例を説明する工程図である。 隔壁側面でインクがはじかれ中央部が盛り上がった凸形状の説明図である。 請求項3に係わるカラーフィルタの断面形状の説明図である。 請求項4に係わるカラーフィルタの断面形状の説明図である。 (a)は、請求項5に係わるカラーフィルタの断面形状の説明図である。(b)は、請求項6に係わるカラーフィルタの断面形状の説明図である。
符号の説明
1・・・透明基板
2・・・ブラックマトリクス
3・・・下層の着色層
4・・・上層の着色層
5・・・着色層
6・・・濃度が薄い着色層
7・・・濃度が濃い着色層
8・・・無色透明な樹脂層
10・・・インクジェット印刷装置

Claims (8)

  1. 少なくとも光透過性基板上に樹脂を用いたブラックマトリクスと着色部とを有するカラーフィルタにおいて、着色部が濃度の異なる二層からなることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記ブラックマトリクスが着色インクに対して撥インク性を示すことを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 前記濃度の異なる二層からなる着色部において、下層の着色層は周縁の膜厚が中央の膜厚よりも厚く、上層の着色層は中央の膜厚が周縁の膜厚よりも厚いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタ。
  4. 前記濃度の異なる二層からなる着色部において、下層の着色層は中央の膜厚が周縁の膜厚よりも厚く、上層の着色層は周縁の膜厚が中央の膜厚よりも厚いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタ。
  5. 前記濃度の異なる二層からなる着色部において、下層の着色層は無色透明な樹脂層であり、中央の膜厚が周縁の膜厚よりも厚く、上層の着色層の下面の断面形状は、無色透明な樹脂層の上面の断面形状に追従した断面形状を有し、上層の着色層は画素内にて同一の厚さを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタ。
  6. 前記濃度の異なる二層からなる着色部において、下層の着色層は無色透明な樹脂層であり、周縁の膜厚が中央の膜厚よりも厚く、上層の着色層の下面の断面形状は、無色透明な樹脂層の上面の断面形状に追従した断面形状を有し、上層の着色層は画素内にて同一の厚さを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタ。
  7. 前記濃度の異なる二層が、同じ樹脂よりなることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のカラーフィルタ。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のカラーフィルタの製造方法であって、下層の着色層をインクジェット方式により形成し乾燥させた後、上層の着色層をインクジェット方式により形成し乾燥させ、二層からなる着色部を得ることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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