JP4806947B2 - カラーフィルタ - Google Patents
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Description
前記隔壁が少なくともバインダー樹脂、カチオン重合性を有する化合物、カチオン発生剤、脱水剤を含む樹脂組成物からなることを特徴とするカラーフィルタである。
(ブラックマトリクスの作成)
透明基板として、無アルカリガラス(“♯1737”コーニング社製)を用いた。この透明基板上に、下記の組成比を有する感光性樹脂組成物を、3本ローラで十分混練した後、2.0μmの膜厚に塗布した。
[感光性樹脂組成物A]
クレゾール−ノボラック樹脂“EP4050G”(旭有機材社製) 100重量部
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)
30重量部
カチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製) 2.5重量部
脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製) 2.5重量部
ラジカル重合性を有する化合物“トリメチロールプロパントリアクリレート”(大阪有機社製) 5重量部
光重合開始剤“イルガキュア369”(チバスペシャリティケミカル社製) 2重量部
シクロヘキサノン 400重量部
カーボン顔料“MA−8”(三菱マテリアル社製) 78重量部
分散剤“ソルスパース#5000”(ゼネカ社製) 4.7重量部
含フッ素化合物“F179” (大日本インキ化学社製) 22重量部
その後、透明基板をプリベークし、その後格子状のパターンであるフォトマスクを用いて、超高圧水銀灯により100mJ/cm2露光を行い、現像処理を行った。続いて、透明基板を230℃で、30分オーブン加熱した(表1に示す実施例1)。
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、実施例1で作製したブラックマトリクスは、逆テーパー形状をしていた。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも遮光層として使用できることを確認した。
OD値=−log(I/I0)
脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製)を用いないこと以外は、実施例1の感光性樹脂組成物Aと全く同じ組成の感光性樹脂組成物Bを作成し、実施例1と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例1で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表1に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例1で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
カチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製)を用いないこと以外は、実施例1の感光性樹脂組成物Aと全く同じ組成の感光性樹脂組成物Cを作成し、実施例1と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例2で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表1に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例2で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
カチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製)及び脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製)を用いないこと以外は、実施例1の感光性樹脂組成物Aと全く同じ組成の感光性樹脂組成物Cを作成し、実施例1と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタ作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例3で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表1に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例3で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)を用いないこと以外は、実施例1の感光性樹脂組成物Aと全く同じ組成の感光性樹脂組成物Dを作成し、実施例1と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例4で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表1に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例4で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)及び脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製)を用いないこと以外は、実施例1の感光性樹脂組成物Aと全く同じ組成の感光性樹脂組成物Eを作成し、実施例1と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例5で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表1に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例5で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)及びカチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製)を用いないこと以外は、実施例1の感光性樹脂組成物Aと全く同じ組成の感光性樹脂組成物Fを作成し、実施例1と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例6で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表1に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例6で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)及びカチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製)及び脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製)を用いないこと以外は、実施例1の感光性樹脂組成物Aと全く同じ組成の感光性樹脂組成物Fを作成し、実施例1と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例7で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表1に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例7で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
実施例1の感光性樹脂組成物Aを1μmの膜厚に形成した以外は、実施例1と同様の工程でブラックマトリクスを形成した。
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、実施例2で作製したブラックマトリクスは、逆テーパー形状をしていた。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ3であり、充分な遮光性を有することから、いずれも遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、実施例2で作製したブラックマトリクスは着色インキに溶解しなかった。さらに実施例2で作製したブラックマトリクスの側面と着色インクの接触角を測定したところ、いずれも30°程度であり、着色インクに対しさらに撥インク性があることを確認した。
実施例2で作製したブラックマトリクス(膜厚1μm)に上に、下記の組成比を有する感光性樹脂組成物Iを、0.5μm、1.0μm、2.0μm、3.0μm、4.0μmの膜厚に塗布した。
[感光性樹脂組成物I]
クレゾール−ノボラック樹脂“EP4050G”(旭有機材社製) 100重量部
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)
30重量部
カチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製) 2.5重量部
脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製) 2.5重量部
ラジカル重合性を有する化合物“トリメチロールプロパントリアクリレート”(大阪有機社製) 5重量部
光重合開始剤“イルガキュア369”(チバスペシャリティケミカル社製) 2重量部
シクロヘキサノン 400重量部
含フッ素化合物“F179” (大日本インキ化学社製) 22重量部
その後、透明基板をプリベークし、その後格子状のパターンであるフォトマスクを用いて、超高圧水銀灯により100mJ/cm2露光を行った。その後、現像処理を行った。この際、ポストベーク温度230℃で、30分オーブン加熱したブラックマトリクス(実施例3〜7)を作製した。これらのブラックマトリクスの形状を表2に示す。
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、実施例3〜7で作製したブラックマトリクスは、逆テーパー形状をしていた。結果を表2に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ3であり、充分な遮光性を有することから、いずれも遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、実施例3〜7で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。さらに実施例3〜7で作製したブラックマトリクスの側面と着色インクの接触角を測定したところ、いずれも30°程度であり、着色インクに対しさらに撥インク性があることを確認した。結果を表2に示す。
比較例1の感光性樹脂組成物Bを1μmの膜厚に形成した以外は、比較例1と同様の工程でブラックマトリクスを形成した。
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例8で作製したブラックマトリクスは、逆テーパー形状をしていた。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ3であり、充分な遮光性を有することから、いずれも遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、比較例8で作製したブラックマトリクスは着色インキに溶解しなかった。さらに比較例8で作製したブラックマトリクスの側面と着色インクの接触角を測定したところ、いずれも30°程度であり、着色インクに対しさらに撥インク性があることを確認した。
比較例8で作製したブラックマトリクス(膜厚1μm)に上に、下記の組成比を有する感光性樹脂組成物Jを、0.5μm、1.0μm、2.0μm、3.0μm、4.0μmの膜厚に塗布した。
[感光性樹脂組成物J]
クレゾール−ノボラック樹脂“EP4050G”(旭有機材社製) 100重量部
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)
30重量部
カチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製) 2.5重量部
ラジカル重合性を有する化合物“トリメチロールプロパントリアクリレート”(大阪有機社製) 5重量部
光重合開始剤“イルガキュア369”(チバスペシャリティケミカル社製) 2重量部
シクロヘキサノン 400重量部
含フッ素化合物“F179” (大日本インキ化学社製) 22重量部
その後、透明基板をプリベークし、その後格子状のパターンであるフォトマスクを用いて、超高圧水銀灯により100mJ/cm2露光を行った。その後、現像処理を行った。この際、ポストベーク温度230℃で、30分オーブン加熱したブラックマトリクス(比較例9〜13)を作製した。これらのブラックマトリクスの形状を表2に示す。
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例9〜13で作製したブラックマトリクスは熱ダレを発生し、丸みを帯びた形状をしていた。結果を表2に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ3であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、比較例9〜13で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
バインダー樹脂としてクレゾール−ノボラック樹脂(旭有機材社製、製品名「EP4050G」)の代わりにポリ(4−ビニルフェノール)(丸善石油化学社製、製品名「マルリンカーM S−1」)を用いた以外は、実施例1と同様にしてブラックマトリクスを有するカラーフィルタを製造した。
バインダー樹脂としてクレゾール−ノボラック樹脂(旭有機材社製、製品名「EP4050G」)の代わりにアクリル樹脂(新日鉄化学社製、製品名「V−259」)を用いた以外は、実施例1と同様にしてブラックマトリクスを有するカラーフィルタを製造した。
カチオン重合性を有する化合物としてビスフェノール系エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、製品名「エピコート1004」)の代わりにフェノールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、製品名「エピコート180S65」)を用いた以外は、実施例1と同様にしてブラックマトリクスを有するカラーフィルタを製造した。
カチオン重合性を有する化合物としてビスフェノール系エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、製品名「エピコート1004」)の代わりに臭素化ビスフェノール系エポキシ樹脂(チバスペシャルケミカル社製、製品名「アラルダイド8049SP」)を用いた以外は、実施例1と同様にしてブラックマトリクスを有するカラーフィルタを製造した。
脱水剤として(日産化学社製、製品名「スノーテックスZL」)の代わりに(宇部マテリアルズ社製、製品名「超純度炭酸カルシウム D型」)を用いた以外は、実施例1と同様にしてブラックマトリクスを有するカラーフィルタを製造した。
脱水剤として(日産化学社製、製品名「スノーテックスZL」)の代わりに(東ソー社製、製品名「トヨビルダー顆粒」)を用いた以外は、実施例1と同様にしてブラックマトリクスを有するカラーフィルタを製造した。
脱水剤として(日産化学社製、製品名「スノーテックスZL」)の代わりに(楠本化成社製、製品名「PANGEL HV」)を用いた以外は、実施例1と同様にしてブラックマトリクスを有するカラーフィルタを製造した。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、実施例8〜14で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
透明基板上に、下記の組成比を有する印刷用樹脂組成物を、3本ローラで十分混練した後、2.0μmの膜厚に反転印刷法を用いて塗布した。尚、反転印刷に際し、ブランケット版としては、表面にシリコン樹脂を被覆した金属ロールを使用した。また、剥離部材として、表面を隔壁パターンの反転パターンに応じた凸凹パターンに加工した平板状ガラスを使用した。インク組成物をブランケット版上にスリットコーターを用いて塗布し、ブランケット版上に一様なインク層を形成した。次に、剥離部材によって、ブランケット版のインク層のうち不要な部分を除去し、ブランケット版上に遮光層パターンの反転パターンを形成した。その後、反転パターンが形成されたブランケット版を、透明基板の一方の主面を当接して、この透明基板面上に反転パターンを転写し、透明基板上にブラックマトリクスを形成した。
[印刷樹脂組成物A]
クレゾール−ノボラック樹脂“EP4050G”(旭有機材社製) 100重量部
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)
30重量部
カチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製) 2.5重量部
脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製) 2.5重量部
シクロヘキサノン 400重量部
カーボン顔料“MA−8”(三菱マテリアル社製) 78重量部
分散剤“ソルスパース#5000”(ゼネカ社製) 4.7重量部
含フッ素化合物“F179” (大日本インキ化学社製) 22重量部
その後、透明基板を、230℃で30分オーブン加熱しブラックマトリクスを作製した。作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、実施例15で作製したブラックマトリクスは、逆テーパー形状をしていた。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、実施例15で作製したブラックマトリクスは着色インキに溶解しなかった。結果を表3に示す。
脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製)を用いないこと以外は、実施例15の印刷樹脂組成物Aと全く同じ組成の印刷樹脂組成物Bを作成し、実施例15と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例14で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表3に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例14で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
カチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製)を用いないこと以外は、実施例15の印刷樹脂組成物Aと全く同じ組成の印刷樹脂組成物Cを作成し、実施例15と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例15で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表3に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例15で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
カチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製)及び脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製)を用いないこと以外は、実施例15の印刷樹脂組成物Aと全く同じ組成の印刷樹脂組成物Cを作成し、実施例15と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタ作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例16で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表3に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例16で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)を用いないこと以外は、実施例15の印刷樹脂組成物Aと全く同じ組成の印刷樹脂組成物Dを作成し、実施例15と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例17で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表3に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例17で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)及び脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製)を用いないこと以外は、実施例15の印刷樹脂組成物Aと全く同じ組成の印刷樹脂組成物Eを作成し、実施例15と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例5で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表3に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例18で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)及びカチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製)を用いないこと以外は、実施例15の印刷樹脂組成物Aと全く同じ組成の印刷樹脂組成物Fを作成し、実施例15と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例19で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表3に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例19で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
ビスフェノール系エポキシ樹脂“エピコート1004”(油化シェルエポキシ社製)及びカチオン発生剤“サンエイドSI−100L”(三新化学工業社製)及び脱水剤“スノーテックスZL”(日産化学社製)を用いないこと以外は、実施例15の印刷樹脂組成物Aと全く同じ組成の印刷樹脂組成物Fを作成し、実施例15と同様の工程でブラックマトリクスを有するカラーフィルタを作成した。
(ブラックマトリクスの作成)
作製したブラックマトリクスの形状を確認するため、走査型電子顕微鏡で断面を確認したところ、比較例20で作製したブラックマトリクスは、熱ダレを発生し丸みを帯びた椀状の形状になった。結果を表3に示す。
続いて、ブラックマトリクスのOD値(光学濃度)を測定したところ6であり、充分な遮光性を有することから、いずれも光遮光層として使用できることを確認した。
また、このブラックマトリクスを有する基板上に、インクジェット装置を用いて着色インクを印刷したところ、また比較例20で作製したブラックマトリクスは着色インクに溶解しなかった。
<本発明のブラックマトリクスを用いたカラーフィルタの作成>
(着色インクの調整)
[着色インク組成物]
メタクリル酸 20重量部
メチルメタクリレート 10重量部
ブチルメタクリレート 55重量部
ヒドロキシエチルメタクリレート 15重量部
乳酸ブチル 300重量部
上記組成からなる着色インク組成物を、窒素雰囲気下でアゾビスイソブチルニトリル0.75重量部を加え、70℃5時間の条件で反応させ、アクリル共重合体樹脂を得た。得られたアクリル共重合体樹脂が、全体に対して10重量%になるようにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを用いて希釈し、アクリル共重合体樹脂の希釈液を得た。
前記着色インク組成物のバインダー樹脂への色素の分散を向上させるために、着色パターン塗布インクに分散剤を添加することができる。分散剤としては、非イオン性界面活性剤例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなど、また、イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリ脂肪酸塩、脂肪酸塩アルキルリン酸塩、及びテトラアルキルアンモニウム塩など、その他に、有機顔料誘導体、及びポリエステル等などがあげられる。分散剤は単独で、あるいは二種以上を混合して使用することができる。
また、各色の着色層は、ブラックマトリクスの高さ等に応じて調整することができ、例えば1μmないし2μmの厚さで形成することができる。
実施例1〜15で作成したブラックマトリクスを有する透明基板に対して、赤色、緑色、及び青色着色インクを使用し、12pl、180dpiヘッドを搭載したインクジェット印刷装置により、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)各々の着色層を形成した。
2…隔壁部(ブラックマトリクス)
3…着色層
4…遮光部
5…非遮光部
Claims (6)
- 隔壁で区切られた画素内に、インクジェット方式により着色層を印刷して形成するカラーフィルタにおいて、前記隔壁が少なくともバインダー樹脂、カチオン重合性を有する化合物、カチオン発生剤、前記カチオン発生剤100重量部に対して1〜1000重量部の酸化カルシウム又はセピオライトからなる脱水剤を含む樹脂組成物からなることを特徴とするカラーフィルタ。
- 前記隔壁の一部又は全部が黒色であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
- 前記カチオン重合性を有する化合物がエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラーフィルタ。
- 前記隔壁を形成する樹脂組成物が、含フッ素化合物を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカラーフィルタの製造方法。
- 前記隔壁を形成する樹脂組成物が、含ケイ素化合物を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカラーフィルタの製造方法。
- 隔壁で区切られた画素内に、インクジェット方式により着色層を印刷して形成するカラーフィルタにおいて、前記隔壁が少なくともバインダー樹脂、エポキシ樹脂、カチオン重合性を有する化合物、カチオン発生剤、前記カチオン発生剤100重量部に対して1〜1000重量部の酸化カルシウム又はセピオライトからなる脱水剤を含む樹脂組成物からなり、前記隔壁が四角又は逆テーパー形状であり、前記隔壁の高さが1.5μm以上であることを特徴とするカラーフィルタ。
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