JP5061683B2 - インキジェット法カラーフィルタの製造方法およびインキジェット法カラーフィルタ - Google Patents
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ている。この方法により画素内段差、画素隔壁間段差を低減出来るものの、工程数が多くなるため、インキジェット法を用いることのコストメリットが出にくいという問題を有していた。また特許文献7には、ポジレジストによる隔壁パターンの高さとインクジェットにより形成される着色層の高さを規定することで平坦性の高い着色層を形成できることが記載されているが、この場合、隔壁高さと着色層高さの段差が大きくなるため、着色層形成後に隔壁を除去することが必須であり、やはり工程が複雑となり、同様の問題点を有していた。
ブラックマトリックスパターンに囲まれた領域にインキジェト法により着色層の形成と、着色層を熱硬化する第2の硬化処理を含む構成によりインキジェット法カラーフィルタの製造方法であって、ブラックマトリックスパターンの形成は、第1の硬化処理後のブラックマトリックスの膜厚をt1、第2の硬化処理を経てブラックマトリックスの感光性樹脂組成物が完全に熱硬化した後のブラックマトリックスの膜厚t2がt1×0.85≦t2≦t1×0.95の関係が成り立つように、その形成に影響する感光性樹脂組成物の組成及び硬化の条件を変更することによって、予め厚めに、所定の膜厚で形成することを特徴とするインキジェット法カラーフィルタの製造方法である。
質なインキジェット法カラーフィルタを製造することができる。
ス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン化合物、1−ヒドロキシシクロヘキシルアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、及び2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン等のアセトフェノン誘導体、チオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のチオキサントン誘導体、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、クロロアントラキノン等のアントラキノン誘導体、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル誘導体、フェニルビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フォスフィンオキシド等のアシルフォスフィン誘導体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ビス(4’−メチルフェニル)イミダゾリル二量体等のロフィン量体、N−フェニルグリシン等のN−アリールグリシン類、4,4’−ジアジドカルコン等の有機アジド類、3,3’,4,4’−テトラ(tert−ブチルペルオキシカルボキシ)ベンゾフェノン、キノンジアジド基含有化合物等を挙げることが出来る。これらの光重合開始剤は単独で用いても、2種類以上混合してもよい。光重合開始剤の量は、バインダー樹脂100重量部に対して0.1〜50重量部の範囲をとることが可能であり、好ましくは1〜20重量部である。
場合の実施例1〜4及び実施例5〜8を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明はこの形態に限定されるものではない。
なお、前記黒色のネガ型感光性樹脂組成物は、下記に示す、
クレゾール−ノボラック樹脂:EP4050G(旭有機材(株)製) 20重量部シクロヘキサノン 80重量部カーボン顔料:MA−8(三菱マテリアル(株)製) 23重量部分散剤:ソルスパース#5000(ゼネカ(株)製) 1.4重量部ラジカル重合性を有する化合物:トリメチロールプロパントリアクリレート
(大阪有機(株)製) 5重量部光重合開始剤:イルガキュア369(チバスペシャリティケミカル(株)製) 2重量部含フッ素化合物:モディパーF600(日本油脂(株)製) 0.5重量部からなる配合である。
ルタを得た。
11…透明ガラス基板
12…ブラックマトリックス
13…着色層
13R…着色インキ
13G…着色インキ
13B…着色インキ
Claims (5)
- 透明基板上に、感光性樹脂組成物からなる、上表面が撥インキ性を有するブラックマトリックスパターンを形成した後に、第1の硬化処理と、ブラックマトリックスパターンに囲まれた領域にインキジェト法により着色層の形成と、着色層を熱硬化する第2の硬化処理を含む構成によりインキジェット法カラーフィルタの製造方法であって、ブラックマトリックスパターンの形成に際し、第1の硬化処理後のブラックマトリックスの膜厚をt1とし、第2の硬化処理を経てブラックマトリックスの感光性樹脂組成物が完全に熱硬化した後のブラックマトリックスの膜厚をt2とした場合に、t1×0.85≦t2≦t1×0.95の関係が成り立つように、前記t1を所定の膜厚とすることを特徴とするインキジェット法カラーフィルタの製造方法。
- 前記着色層の形成は、第1の硬化処理後の膜厚t1のブラックマトリックスパターンに囲まれた領域に、インキジェト法により着色層を形成することを特徴とする請求項1に記載のインキジェット法カラーフィルタの製造方法。
- 前記着色層を熱硬化する第2の硬化処理は、同時にブラックマトリックスの感光性樹脂組成物も完全に熱硬化されて、ブラックマトリックスの膜厚がt2に変化することを特徴とする請求項1、または2に記載のインキジェット法カラーフィルタの製造方法。
- 前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインキジェット法カラーフィルタの製造方法を用いたインキジェット法カラーフィルタであって、透明基板上の所定位置に、上表面が撥インキ性を有するブラックマトリックスパターンを形成し、該ブラックマトリックスパターンに囲まれた領域にインキジェト法により着色層を形成するインキジェット法カラーフィルタであって、インキジェット法により着色層のインキを塗工する際のブラックマトリックスの膜厚をt1と、ブラックマトリックスの感光性樹脂組成物が完全に硬化した後の膜厚をt2とした時、膜厚t1と膜厚t2とが、t1×0.85≦t2≦t1×0.95の関係を満たすことを特徴とするインキジェット法カラーフィルタ。
- 前記着色層のインキが、有機溶剤系の顔料分散型インキであることを特徴とする請求項4に記載のインキジェット法カラーフィルタ。
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