JP2010224259A - インク液充填方法及びカラーフィルタ製造方法 - Google Patents

インク液充填方法及びカラーフィルタ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生産性の著しい低下を招くことなくインク液溜りの上面の皺の発生を抑制することができるインク液充填方法及びカラーフィルタ製造方法を提供する。
【解決手段】透明基板14上の隔壁40で囲まれた打滴領域42に、硬化速度が下層から上層に向かって層単位で徐々に遅くなるようにインク液層を積層した積層体65が形成されるように紫外線による光エネルギーに反応して硬化するインクを充填する。
【選択図】図8

Description

本発明は、インク液充填方法及びカラーフィルタ製造方法に関する。
カラー液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどにはカラーフィルタが用いられる。カラーフィルタは、隔壁で囲まれた凹状の素子形成領域が複数個マトリクス状に配列された透明基板とノズル孔を備えたインクジェットヘッドとを相対的に走査させて、顔料や染料などの色素を含むインク液をインク滴としてノズル孔から素子形成領域に打滴することにより素子形成領域にインク液溜りを形成し、透明基板を素子形成領域のインク液溜りを含めて焼成することにより製造される。
しかし、上記のような製造方法では、焼成工程でインク液溜りの上面にカラーフィルタの光学特性に影響を及ぼすほどの皺が発生する場合がある。皺は、焼成工程に入る前に素子形成領域のインク液溜りの流動性が上面側よりも透明基板側(底側)の方が高い場合、すなわち、インク液溜りの透明基板側よりも上面側の硬化が進行している場合に発生し易いことが知られている。
皺の発生を抑制する技術としては、特許文献1に記載の技術が知られている。この技術は、カラーフィルタを製造する場合、紫外線硬化性樹脂に顔料を分散させた塗材を透明ガラス基板の表面に塗布し、焼成工程の前に透明ガラス基板上の塗材に対して透明ガラス基板の裏面から紫外線を照射することにより、焼成工程で塗材の表面に皺を発生させないようにする、という技術である。
従って、特許文献1に記載の技術を利用することで、焼成工程での素子形成領域のインク液溜りの上面の皺の発生を抑制することができる。
特開平9−230132号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術を利用した場合、紫外線の波長域で吸光係数が著しく増大する性質を有するガラスを通して紫外線をインク液溜りに照射するため、インク液溜りに紫外線を直接照射する場合に比べて照射時間を長くしなければならず、生産性の著しい低下を招いてしまう、という問題点があった。なお、上記透明基板の材料としてプラスチックが採用される場合もあるが、プラスチックは紫外線の波長域で吸光係数がガラスよりも更に増大するので、益々生産性が低下してしまう。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、生産性の著しい低下を招くことなくインク液溜りの上面の皺の発生を抑制することができるインク液充填方法及びカラーフィルタ製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のインク液充填方法は、記録媒体上の隔壁で囲まれた領域に、硬化速度が下層から上層に向かって層単位で徐々に遅くなるようにインク液層を積層した積層体が形成されるように特定のエネルギーに反応して硬化するインク液を充填するものである。
請求項1記載のインク液充填方法によれば、記録媒体上の隔壁で囲まれた領域に、硬化速度が下層から上層に向かって層単位で徐々に遅くなるようにインク液層を積層した積層体が形成されるように特定のエネルギーに反応して硬化するインク液を充填しているので、特定のエネルギーを積層体に付与することにより、上層のインク液層よりも下層のインク液層の硬化を進行させることができ、この結果、生産性の著しい低下を招くことなくインク液溜りの上面の皺の発生を抑制することができる。
なお、請求項1記載のインク液充填方法は、請求項2記載の発明のように、前記インク液が、前記特定のエネルギーに反応して硬化が促進される硬化促進剤を含有しており、前記積層体を、前記硬化促進剤の含有量が下層から上層に向かって層単位で徐々に少なくなるように前記インク液層を積層させて構成したものとしてもよい。これにより、容易に上層のインク液層よりも下層のインク液層の硬化を進行させることができる。
また、請求項2記載のインク液充填方法は、請求項3記載の発明のように、前記インク液に、光エネルギーに反応して硬化が促進される光硬化促進剤、及び熱エネルギーに反応して硬化が促進される熱硬化促進剤の少なくとも1つを含有させたものとしてもよい。これにより、より一層容易に上層のインク液層よりも下層のインク液層の硬化を進行させることができる。
また、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のインク液充填方法は、請求項4記載の発明のように、前記領域を長方形状として、前記領域を前記記録媒体上に複数個マトリクス状に配置し、前記領域毎に前記積層体が形成されるように前記インク液を充填するものとしてもよい。これにより、記録媒体上の各領域のインク液分布を均一化することができる。
また、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のインク液充填方法は、請求項5記載の発明のように、前記隔壁を、インク液を弾く撥液材で構成したものとしてもよい。これにより、インク液が隔壁を乗り越えて領域外へ流出することを抑制することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項6記載のカラーフィルタ製造方法は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のインク液充填方法を用い、前記記録媒体を透明基板としたものである。
従って、本発明のカラーフィルタ製造方法によれば、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の発明と同様に作用するので、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の発明と同様に、生産性の著しい低下を招くことなくインク液溜りの上面の皺の発生を抑制することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項7記載のカラーフィルタ製造方法は、透明基板上の隔壁で囲まれた領域に、光エネルギーに反応して硬化が促進される光硬化促進剤を含有するインク液を充填する工程と、前記領域に充填された前記インク液の溶媒を除去する工程と、前記領域に、先に充填された前記インク液よりも光硬化促進剤の含有量が少ない前記インク液を、先に充填された前記インク液に重ねて充填する工程と、前記領域に充填された前記インク液を乾燥させる工程と、前記領域に充填された前記インク液に前記光エネルギーを付与する工程と、前記透明基板を前記領域に充填された前記インク液を含めて焼成する工程と、を含んで構成されている。
請求項7記載のカラーフィルタ製造方法によれば、透明基板上の隔壁で囲まれた領域に、光エネルギーに反応して硬化が促進される光硬化促進剤を含有するインク液を充填し、領域に充填されたインク液の溶媒を除去し、領域に、先に充填されたインク液よりも光硬化促進剤の含有量が少ない前インク液を、先に充填されたインク液に重ねて充填し、領域に充填されたインク液を乾燥させ、領域に充填されたインク液に光エネルギーを付与し、透明基板を領域に充填されたインク液を含めて焼成しているので、領域に充填されたインク液に対して特定のエネルギーを付与することにより、上層のインク液層よりも下層のインク液層の硬化を進行させることができ、この結果、生産性の著しい低下を招くことなくインク液溜りの上面の皺の発生を抑制することができる。
本発明のインク液充填方法及びカラーフィルタ製造方法によれば、生産性の著しい低下を招くことなくインク液溜りの上面の皺の発生を抑制することができる、という効果が得られる。
実施形態に係るインクジェット記録装置の要部構成を示す構成図である。 実施形態に係るインクジェット記録装置における1つの液滴吐出素子の立体的構成を示す断面図である。 実施形態に係る透明基板上のインク滴が打滴される側の構成を示す図である。 実施形態に係るインクジェット記録装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る打滴制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 打滴領域42に充填された高感度インクの状態の一例を示す側面視断面図である。 打滴領域42に充填された高感度インクの溶媒が除去された状態の一例を示す側面視断面図である。 打滴領域42に形成された積層体の状態の一例を示す側面視断面図である。 インクの打滴形態の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、本実施形態では、インクジェット記録装置を用い、インクジェット記録装置から本発明のインク液充填方法によってインク液(以下、単に「インク」とも言う。)を充填してカラーフィルタを製造する場合を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置10の要部構成を示す構成図である。同図に示すように、インクジェット記録装置10は、レッド(R)の高感度インク(詳しくは後述。)及び低感度インク(詳しくは後述。)、グリーン(G)の高感度インク及び低感度インク、ブルー(B)の高感度インク及び低感度インクの各インクに対応して設けられ、対応するインク滴を吐出する複数のインクジェット記録ヘッド(以下、ヘッドという。)12と、記録媒体としての透明基板14が載置される載置台16と、ヘッド12に接続され、ヘッド12を同図の矢印方向(以下、「走査方向」ともいう。)に沿って移動させるための動力を発生するモータ18と、を含んで構成されている。なお、以下、高感度インクと低感度インクとを区別する必要がない場合は単に「インク」と称する。
ヘッド12は、インク滴を吐出する吐出口であるノズル12Aと、ノズル12Aに対応する圧力室等からなるインク室ユニット(液滴吐出素子)20と、を備えている。また、載置台16は、カラーフィルタの基礎となる透明基板14を基準位置に固定する機構(図示省略)を備えている。なお、同図では、錯綜を回避するためにヘッド12を1つだけ図示している。
ここで、本実施形態に係るインクについて説明する。本実施形態に係るインクは、光重合開始剤を含有する染料インクである。本実施形態に係るRの染料インクは、有機溶剤(溶媒)としてシクロヘキサノン(和光純薬社製)、モノマーとしてDPCA−60(日本化薬社製)、界面活性剤としてKF−353(信越シリコーン社製)、及び染料が用いられており、質量比が、有機溶剤:モノマー:界面活性剤:染料=69.95:20:0.05:10となるように調製されている。また、本実施形態に係るGの染料インクは、有機溶剤(溶媒)としてシクロヘキサノン(和光純薬社製)及びDCHMA(東京化成社製)、モノマーとしてDPCA−60(日本化薬社製)、界面活性剤としてKF−353(信越シリコーン社製)、及び染料が用いられており、質量比が、有機溶剤(シクロヘキサノン):有機溶媒(DCHMA):モノマー:界面活性剤:染料=80.83:0.7:10.35:0.05:8.07となるように調製されている。また、本実施形態に係るBの染料インクは、有機溶剤(溶媒)としてシクロヘキサノン(和光純薬社製)、モノマーとしてDPCA−60(日本化薬社製)、界面活性剤としてKF−353(信越シリコーン社製)、及び染料が用いられており、質量比が、シクロヘキサノン(有機溶剤):モノマー:界面活性剤:染料=62.95:27:0.05:10となるように調製されている。
本実施形態に係るインクに含まれる光重合開始剤としては、光に反応して自身の化学結合が開裂してラジカル(遊離基)を生成することにより重合を連続的に進行させる光開裂型のものを適用しているが、これに限らず、光重合させるモノマー内の水素を引き抜くことによりラジカルを生成する水素引き抜き型のものを適用してもよい。なお、本実施形態では、光重合開始剤として、下記化合物(1)を適用しているが、これに限らず、例えば、下記化合物(2)を適用してもよい。
Figure 2010224259
上述したように、本実施形態に係るインクは、光重合開始剤を含んで構成されているため、光が照射されることによりインクの硬化が促進される。高感度インクは、低感度インクよりも硬化速度が速いインクである。すなわち、高感度インク及び低感度インクは、光重合開始剤の含有量が低感度インクよりも高感度インクの方が多くなるように(例えば、高感度インクの光重合開始剤:低感度インクの光重合開始剤=5:1となるように)調製されている。
図2は、1つの液滴吐出素子(1つのノズル12Aに対応した液体室ユニット)20の立体的構成を示す断面図である。同図に示すように、ノズル12Aに対応して設けられている圧力室22は、その平面形状が略正方形となっており、対角線上の両隅部の一方にノズル12Aへの流出口が設けられ、他方に供給インクの流入口(供給口)24が設けられている。なお、圧力室22の形状は、上記以外にも、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
圧力室22は供給口24を介して流路26と連通されている。流路26はインク供給源としてのインクタンク(図示省略)と連通しており、インクタンクから供給されるインクは流路26を介して圧力室22に供給される。
圧力室22の一部の面(図2において天面)を構成している加圧板(共通電極と兼用される振動板)28には個別電極30を備えたアクチュエータ32が接合されている。個別電極30と共通電極間に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ32が変形して圧力室22の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル12Aからインク滴が吐出される。なお、アクチュエータ32には、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電体を用いた圧電素子が好適に用いられる。インク吐出後、アクチュエータ32の変位が元に戻る際に、流路26から供給口24を通って新しいインクが圧力室22に再充填される。
従って、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、画像情報から生成されるドット配置データに応じてノズル12Aに対応したアクチュエータ32の駆動を制御することにより、ノズル12Aから液滴を吐出させることができる。
図3は、透明基板14上のインク滴が打滴される側の構成を示す図である。同図に示すように、透明基板14上は、隔壁40で囲まれて凹状に形成された複数の平面視長方形状の打滴領域42に区分されており、当該打滴領域42は透明基板14上に複数個マトリクス状に配置されている。打滴領域42は、インクジェット記録装置10によってインクが充填されることにより最終的にカラーフィルタの画素を構成するものであり、走査方向が長辺方向とされ、走査方向と直交する方向が短辺方向とされている。なお、本実施形態では、透明基板14として、透明ガラス基板を適用しているが、これに限らず、アクリルガラス、プラスチック基板、プラスチックフィルムも適用可能である。また、本実施形態では、隔壁40の厚みを2μm、打滴領域42の長手方向の長さを320μm、打滴領域42の短辺方向の長さを90μmとしているが、これらの値は適宜変更可能である。また、本実施形態では、隔壁40を透光性を有しない樹脂(一例として黒色の樹脂)で構成している。このように、隔壁40は、インクを弾く撥液材で構成された透光性を有しないものであることが好ましい。
図4は、本実施形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の要部構成を示すブロック図である。同図に示すように、インクジェット記録装置10は、ヘッド12、モータ18、通信インタフェース50、システムコントローラ52、画像メモリ54、ROM(Read Only Memory)56、モータドライバ58及びプリント制御部60を含んで構成されている。
システムコントローラ52には、通信インタフェース50、画像メモリ54、ROM56、モータドライバ58及びプリント制御部60が接続されている。
通信インタフェース50は、ユーザがインクジェット記録装置10に対して描画の指示等を行うため等に用いられるホスト装置62とのインタフェース部である。通信インタフェース50にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークなどのシリアルインタフェースやセントロニクスなどのパラレルインタフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(図示省略)を搭載しても良い。
ホスト装置62から送出された、透明基板14に形成すべき画像を示す画像情報は通信インタフェース50を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ54に記憶される。画像メモリ54は、通信インタフェース50を介して入力された画像情報を記憶する記憶手段であり、システムコントローラ52を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ54は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ52は、CPU(中央演算処理装置)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置10の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。すなわち、システムコントローラ52は、通信インタフェース50、画像メモリ54、ROM56、モータドライバ58、プリント制御部60等の各部を制御し、ホスト装置62との間の通信制御、画像メモリ54及びROM56の読み書き制御等を行うと共に、モータ18の駆動を制御する制御信号を生成する。なお、プリント制御部60に対しては、制御信号の他に、画像メモリ54に記憶された画像情報を送信する。
また、ROM56には、システムコントローラ52が実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納されている。ROM56は、書換不能な記憶手段であってもよいが、各種のデータを必要に応じて更新する場合は、EEPROMのような書換可能な記憶手段を用いることが好ましい。
画像メモリ54は、画像情報の一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びシステムコントローラ52の演算作業領域としても利用される。
モータドライバ58は、システムコントローラ52からの指示に従ってモータ18を駆動するドライバ(駆動回路)である。プリント制御部60は、システムコントローラ52の制御に従い、システムコントローラ52から送信された画像情報から吐出制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理手段として機能するとともに、生成した液滴吐出データに基づいてヘッド12の吐出駆動を制御する。
次に、カラーフィルタの製造工程について説明する。
カラーフィルタの製造は以下に示す工程1〜4に沿って行われる。
工程1;全ての打滴領域42にインクを充填して各打滴領域42にインク溜りを形成する。
工程2;打滴領域42のインク溜りを乾燥させる(以下、「プリベーク」ともいう。)。
工程3;打滴領域42のインク溜りに対して光を照射する。
工程4;透明基板14を焼成する(以下、「ポストベーク」ともいう。)。
先ず、工程1(全ての打滴領域42にインクを充填して各打滴領域42にインク溜りを形成する工程)について説明する。
本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、カラーフィルタの製造開始の指示が入力されると、カラーフィルタの画素を形成するために、先ず、透明基板14上の各打滴領域42に対して、各打滴領域42にインク溜りが形成されるようにインク滴を打滴する打滴制御処理が実行される。
以下、図5を参照して上記打滴制御処理が実行される際のインクジェット記録装置10の作用を説明する。なお、図5は、その際にシステムコントローラ52によって実行される打滴制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM56の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ100では、ヘッド12が所定経路を所定速度で移動するようにモータ18を駆動させる。次のステップ102では、ノズル12Aが高感度インクの打滴開始位置(ここでは、高感度インクが打滴されていない打滴領域42に対向する位置)に到達するまで待機した後、ステップ104へ移行し、ヘッド12に対して、ノズル12Aから高感度インクをインク滴として吐出させる制御を行う。
次のステップ106では、高感度インクの打滴数が所定数(ここでは、打滴領域42にて高感度インクが一例として図6に示す状態となるだけの打滴数)に達するまで待機した後、ステップ108へ移行し、高感度インクの吐出を停止するようにヘッド12を制御する。これによって、ヘッド12は高感度インクの吐出を停止する。
次のステップ110では、全ての打滴領域42についてステップ104〜108の処理を実行したか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ102へ戻る一方、肯定判定となった場合にはステップ112へ移行する。
ステップ112では、所定時間(ここでは、打滴領域42の高感度インクが乾燥して一例として図7に示す状態になるまでの時間)経過するまで待機する。これによって、打滴領域42に充填された高感度インクの溶媒がある程度蒸発するため、後に低感度インクを重ねて充填しても高感度インク及び低感度インクの光重合開始剤の濃度が均一ならない。なお、本実施形態では、自然乾燥により打滴領域42に充填された高感度インクの溶媒を蒸発させているが、これに限らず、ホットプレートや炉などを使用して強制的な乾燥を行ってもよい。
次のステップ114では、ノズル12Aが低感度インクの打滴開始位置(ここでは、低感度インクが打滴されていない打滴領域42に対向する位置)に到達するまで待機した後、ステップ116へ移行し、ヘッド12に対して、ノズル12Aから低感度インクをインク滴として吐出させる制御を行う。
次のステップ118では、低感度インクの打滴数が所定数(ここでは、打滴領域42にて低感度インクが一例として図8に示す状態となるだけの打滴数)に達するまで待機した後、ステップ120へ移行し、低感度インクの吐出を停止するようにヘッド12を制御する。これによって、ヘッド12は低感度インクの吐出を停止する。
次のステップ122では、全ての打滴領域42についてステップ116〜120の処理を実行したか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ102へ戻る一方、肯定判定となった場合には本打滴制御処理プログラムを終了する。
このように、システムコントローラ52によって打滴制御処理プログラムが実行されることにより、全ての打滴領域42には、一例として図8に示すように、高感度インク層65A及び低感度インク層65Bからなるインク溜りとしての積層体65が形成される。
このように、全ての打滴領域42に積層体65が形成された後、上記の工程2が行われる。工程2では、透明基板14を全ての打滴領域42に形成された積層体65を含めて、温度が100〜130℃の雰囲気に数分間放置し、インクの溶媒の大部分を蒸発させる。なお、本実施形態では、工程2のプリベーク及び工程4のポストベークを大気オーブンで行っているが、これに限らず、窒素置換オーブン、ホットプレートなどで行ってもよい。
次の工程3では、透明基板14の積層体65に対して上方から紫外線を照射する。これによって、インクに含まれるモノマーの重合及び架橋が進み、積層体65が硬化していく。このとき、低感度インク層65Bよりも高感度インク層65Aの硬化が促進される。
次の工程4では、透明基板14を全ての打滴領域42に形成された積層体65を含めて、温度が200〜230℃の雰囲気に30分間程度放置することにより焼成する。このとき、低感度インク層65Bよりも下層に位置する高感度インク層65Aの硬化が低感度インク層65Bの硬化よりも進行しているため、積層体65の上面(低感度インク層65Bの上面)に皺が発生し難くなる。
また、以上のようにしてカラーフィルタを光硬化と熱硬化を併用して製造することにより、各画素を構成するインク溜り(積層体65)の硬化性が高まり、耐薬品性、耐熱性、耐光性、及び耐候性を高めることができる。特に、本実施形態のように染料を用いたインクは顔料を用いたインクよりも耐薬品性で劣る可能性があるため、光硬化と熱硬化を併用することは効果的である。
以上詳細に説明したように、本実施形態に係るカラーフィルタの製造方法よれば、透明基板14上の隔壁40で囲まれた打滴領域42に、硬化速度が下層から上層に向かって層単位で徐々に遅くなるようにインク液層(ここでは、高感度インク層65A及び低感度インク層65B)を積層した積層体65が形成されるように特定のエネルギー(ここでは、紫外線による光エネルギー)に反応して硬化するインクを充填しているので、上層のインク液層(ここでは、低感度インク層65B)よりも下層のインク液層(ここでは、高感度インク層65A)の硬化を進行させることができ、この結果、生産性の著しい低下を招くことなくインク溜りの上面(ここでは、積層体65の上面)の皺の発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係るカラーフィルタの製造方法よれば、インクが、特定のエネルギーに反応して硬化が促進される硬化促進剤(ここでは、光重合開始剤)を含有しており、積層体65を、硬化促進剤の含有量が下層から上層に向かって層単位で徐々に少なくなるようにインク液層を積層させて構成しているので、容易に上層のインク液層よりも下層のインク液層の硬化を進行させることができる。
また、本実施形態に係るカラーフィルタの製造方法よれば、打滴領域42を長方形状として、打滴領域42を透明基板14上に複数個マトリクス状に配置し、打滴領域42毎に積層体65が形成されるようにインクを充填しているので、インク分布が均一化されたカラーフィルタを製造することができる。
また、本実施形態に係るカラーフィルタの製造方法よれば、隔壁40を、インクを弾く撥液材で構成しているので、インクが隔壁40を乗り越えて打滴領域42の外へ流出することを抑制することができる。
上記実施形態では、1つのノズル12Aで打滴領域42に複数滴のインクを吐出しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、一例として図9に示すように、各々インク滴を吐出する複数のノズル70Aを有するラインヘッド70を走査方向に対して直交しない一定の角度θだけ傾けて打滴領域42に対してワンパス走査を行う形態としてもよい。これによって生産性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、高感度インク及び低感度インクの各々が光重合開始剤として化合物(1)を含有している場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、高感度インクが含有する光重合開始剤として化合物(1)に代えて化合物(1)よりも反応性の高い化合物を適用してもよい。なお、光重合開始剤として化合物(1)よりも反応性の高い化合物としては下記化合物(3)が例示できる。
Figure 2010224259
また、上記実施形態では、感光波長域を広げて、光エネルギーを有効に利用することにより光重合開始剤の感度を高める化合物からなる光増感剤をインクに含有させてもよい。この場合、低感度インクよりも高感度インクにより多くの光増感剤を含有させる。光増感剤としては、ベンゾフェノン、アセトフェノン、チオキトサンなどが例示できる。
また、上記実施形態では、インクが光重合開始剤を含有している場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、インクは光重合開始剤及び熱重合開始剤の少なくとも1つを含有していればよい。熱重合開始剤を用いる場合、低感度インクよりも高感度インクにより多くの熱重合開始剤を含有させる。このように熱重合開始剤を用いることにより、プリベーク及びポストベークのときにもインクの重合反応を促進させることができる。なお、熱重合開始剤としては、過酸化ベンゾイル(BPO)に代表される有機過酸化物や、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)に代表されるアゾ化合物が例示できる。
また、上記実施形態では、高感度インク層65A及び低感度インク層65Bの2層によって積層体65を構成する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3層以上の積層体としてもよい。この場合、硬化速度が下層から上層に向かって層単位で徐々に遅くなるようにインク層を積層した積層体とする。これにより、上記実施形態と同様或いはそれ以上の効果が期待できる。
また、上記実施形態では、透明基板14に対してヘッド12を相対移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させる場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ヘッド12に対して透明基板14を相対移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させてもよいし、ヘッド12及び透明基板14を共に移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させてもよい。このように、ヘッド12及び透明基板14の少なくとも一方を相対移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させればよい。
また、上記実施形態では、透明基板14にインク滴を吐出することによりカラーフィルタを製造する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、記録媒体として用紙や板材、シート材などを用い、本発明のインク充填方法によって該記録媒体の打滴領域にインクを充填することにより画像を記録してもよい。
10 インクジェット記録装置
12 ヘッド
14 透明基板(記録媒体)
40 隔壁
42 打滴領域(領域)
52 システムコントローラ
65 積層体
65A 高感度インク層(下層)
65B 低感度インク層(上層)

Claims (7)

  1. 記録媒体上の隔壁で囲まれた領域に、硬化速度が下層から上層に向かって層単位で徐々に遅くなるようにインク液層を積層した積層体が形成されるように特定のエネルギーに反応して硬化するインク液を充填するインク液充填方法。
  2. 前記インク液は、前記特定のエネルギーに反応して硬化が促進される硬化促進剤を含有しており、
    前記積層体を、前記硬化促進剤の含有量が下層から上層に向かって層単位で徐々に少なくなるように前記インク液層を積層させて構成した請求項1記載のインク液充填方法。
  3. 前記インク液に、光エネルギーに反応して硬化が促進される光硬化促進剤、及び熱エネルギーに反応して硬化が促進される熱硬化促進剤の少なくとも1つを含有させた請求項2記載のインク液充填方法。
  4. 前記領域を長方形状として、前記領域を前記記録媒体上に複数個マトリクス状に配置し、前記領域毎に前記積層体が形成されるように前記インク液を充填する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のインク液充填方法。
  5. 前記隔壁を、インク液を弾く撥液材で構成した請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のインク液充填方法。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のインク液充填方法を用い、前記記録媒体を透明基板としたカラーフィルタ製造方法。
  7. 透明基板上の隔壁で囲まれた領域に、光エネルギーに反応して硬化が促進される光硬化促進剤を含有するインク液を充填する工程と、
    前記領域に充填された前記インク液の溶媒を除去する工程と、
    前記領域に、先に充填された前記インク液よりも光硬化促進剤の含有量が少ない前記インク液を、先に充填された前記インク液に重ねて充填する工程と、
    前記領域に充填された前記インク液を乾燥させる工程と、
    前記領域に充填された前記インク液に前記光エネルギーを付与する工程と、
    前記透明基板を前記領域に充填された前記インク液を含めて焼成する工程と、
    を含むカラーフィルタ製造方法。
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