JP5213773B2 - インク滴吐出方法及びカラーフィルタ製造方法 - Google Patents

インク滴吐出方法及びカラーフィルタ製造方法 Download PDF

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本発明は、インク滴吐出方法及びカラーフィルタ製造方法に関する。
カラー液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどで用いられるカラーフィルタを製造する技術として、隔壁によりマトリクス状に配列された複数の枠に区分された透明基板とノズル孔を備えたインクジェットヘッドとを相対的に走査させて、顔料や染料などの色素を含むインクを枠より内側に複数のインク滴としてノズル孔から1滴ずつ順次に一方向に連ねて打滴する技術が知られている。
ところで、枠内に複数のインク滴を1滴ずつ順次に一方向に連ねて打滴しても枠内の縁までインクが濡れ拡がらない場合がある。そこで、特許文献1の技術では、複数のインク滴を1滴ずつ順次に一方向に連ねて形成されるインク滴群の両端にあたるところの打滴量を増やすようにしている。
特開2005−221848号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、先行着弾したインク滴が拡がった領域に後続のインク滴が着弾すると、インク滴が混合し表面張力により表面積を最小化する力が働き、後に着弾したインク滴が先に着弾したインク滴に引き寄せられる現象(以下、「着弾干渉」ともいう。)の発生を考慮していない。つまり、特許文献1の技術には、着弾干渉が作用して枠内全体にインクが行き届かない場合がある、という問題点があった。
また、ノズル孔からインク滴を吐出すると、気流などの影響を受けてインク滴が飛翔中に進路を変えてしまうことがある。従って、枠の縁近傍で打滴量を増やすという特許文献1の技術には、枠上にインク滴が着弾したり、隣接する枠内にインク滴が着弾したりすることにつながる、という問題点もあった。
また、現在使用されているような一辺が2m以上の大型基板に対してインク滴を吐出し描画する場合、所定の狙いの位置に対して、良くて±15um、通常は±30um程度の着弾誤差が生じる。
更に、打滴量を増やすという特許文献1の技術には、生産性の低下を招いてしまう、という問題点もあった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、インク滴の予定外の位置への着弾及び生産性の低下を抑制しつつ隔壁で囲まれた領域全体にインクが行き届かないという事態の発生を抑制することができるインク滴吐出方法及びカラーフィルタ製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のインク滴吐出方法は、記録媒体上の隔壁で囲まれた領域に、前記隔壁の第1の部位より第1の所定距離離れた位置からインク滴を1滴ずつ所定方向に向かって複数滴順に吐出することにより、複数のインク滴が連なった第1のインク滴群を形成し、前記第1のインク滴群の最終端のインク滴から前記所定方向に第2の所定距離離れた位置からインク滴を1滴ずつ前記所定方向に向かって複数滴順に吐出することにより、複数のインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が前記第1の部位と対向する第2の部位より第3の所定距離離れた位置に着弾した第2のインク滴群を形成するものであって、前記第1のインク滴群の最終端のインク滴と前記第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がる前に、前記第1のインク滴群の最先端のインク滴が前記第1の部位に接触し、かつ前記第2のインク滴群の最終端のインク滴が前記第2の部位に接触するように、前記第1の所定距離、前記第2の所定距離、及び前記第3の所定距離を定めたものである。
請求項1記載のインク滴吐出方法によれば、記録媒体上の隔壁で囲まれた領域に、前記隔壁の第1の部位より第1の所定距離離れた位置からインク滴を1滴ずつ所定方向に向かって複数滴順に吐出することにより、複数のインク滴が連なった第1のインク滴群が形成され、前記第1のインク滴群の最終端のインク滴から前記所定方向に第2の所定距離離れた位置からインク滴を1滴ずつ前記所定方向に向かって複数滴順に吐出することにより、複数のインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が前記第1の部位と対向する第2の部位より第3の所定距離離れた位置に着弾した第2のインク滴群が形成される。
そして、本発明では、前記第1のインク滴群の最終端のインク滴と前記第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がる前に、前記第1のインク滴群の最先端のインク滴が前記第1の部位に接触し、かつ前記第2のインク滴群の最終端のインク滴が前記第2の部位に接触するように、前記第1の所定距離、前記第2の所定距離、及び前記第3の所定距離が定められる。
このように、本発明によれば、隔壁の第1の部位から第1のインク滴群の最先端のインク滴までの第1の所定距離、第1のインク滴群の最終端のインク滴から第2のインク滴群の最先端のインク滴までの第2の所定距離、及び隔壁の第2の部位から第2のインク滴群の最終端のインク滴までの第3の所定距離を、第1のインク滴群の最終端のインク滴と前記第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がる前に、第1のインク滴群の最先端のインク滴が前記第1の部位に接触し、かつ第2のインク滴群の最終端のインク滴が第2の部位に接触するように定めたので、インク滴の予定外の位置への着弾及び生産性の低下を抑制しつつ隔壁で囲まれた領域全体にインクが行き届かないという事態の発生を抑制することができる。
なお、請求項1に記載のインク滴吐出方法は、請求項2記載の発明のように、前記領域を略矩形状として、該領域を前記記録媒体上に複数個マトリクス状に配置し、前記領域毎に前記インク滴を複数滴吐出するものとしてもよい。これにより、記録媒体上の各領域のインク分布を均一化することができる。
また、請求項1または請求項2記載のインク滴吐出方法は、請求項3記載の発明のように、前記隔壁を、インクを弾く撥液材で構成したものとしてもよい。これにより、インクが隔壁を乗り越えて領域外へ流出することを抑制することができる。
また、請求項1または請求項2記載のインク滴吐出方法は、請求項4記載の発明のように、前記隔壁の内側側面を親液性とし、前記隔壁の上面を前記側面よりも撥液傾向としたものとしてもよい。これにより、側壁より内側の領域にインクを留めておくことができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項5のカラーフィルタ製造方法は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のインク滴吐出方法を用い、前記記録媒体を透明基板としたものである。
従って、本発明のカラーフィルタ製造方法によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の発明と同様に作用するので、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の発明と同様に、インク滴の予定外の位置への着弾及び生産性の低下を抑制しつつ隔壁で囲まれた領域全体にインクが行き届かないという事態の発生を抑制することができる。
本発明によれば、インク滴の予定外の位置への着弾及び生産性の低下を抑制しつつ隔壁で囲まれた領域全体にインクが行き届かないという事態の発生を抑制することができる、という効果が得られる。
実施形態に係るインクジェット記録装置の要部構成を示す構成図である。 実施形態に係るインクジェット記録装置における1つの液滴吐出素子の立体的構成を示す断面図である。 実施形態に係る透明基板上のインク滴が打滴される側の構成を示す図である。 実施形態に係るインクジェット記録装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 打滴領域にインク滴を打滴する方法の一例を示す模式図であり、(a)は、打滴領域に打滴された複数のインク滴の態様を示す図であり、(b)は、打滴領域にインクが濡れ拡がった態様を示す図である。 打滴領域にインク滴を打滴する方法の一例を示す模式図であり、(a)は、打滴領域に打滴された複数のインク滴の態様を示す図であり、(b)は、打滴領域にインクが濡れ拡がった態様を示す図である。 打滴領域にインク滴を打滴する方法の一例を示す模式図であり、(a)は、打滴領域に打滴された複数のインク滴の態様を示す図であり、(b)は、打滴領域にインクが濡れ拡がった態様を示す図である。 打滴領域にインク滴を打滴する方法の一例を示す模式図であり、(a)は、打滴領域に打滴された複数のインク滴の態様を示す図であり、(b)は、打滴領域にインクが濡れ拡がった態様を示す図である。 打滴領域にインク滴を打滴する方法の一例を示す模式図であり、(a)は、打滴領域に打滴された複数のインク滴の態様を示す図であり、(b)は、打滴領域にインクが濡れ拡がった態様を示す図である。 実施形態に係るインク滴吐出制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 インク滴の打滴形態の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、本実施形態では、インクジェット記録装置を用い、インクジェット記録装置から本発明のインク滴吐出方法によってインクを吐出してカラーフィルタを製造する場合を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置10の要部構成を示す構成図である。同図に示すように、インクジェット記録装置10は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各インクに対応して設けられ、対応する色のインク滴を吐出する複数のインクジェット記録ヘッド(以下、ヘッドという。)12と、記録媒体としての透明基板14が載置される載置台16と、ヘッド12に接続され、ヘッド12を同図の矢印方向(以下、「走査方向」ともいう。)に沿って移動させるための動力を発生するモータ18と、を含んで構成されている。
ヘッド12は、インクを吐出する吐出口であるノズル12Aと、ノズル12Aに対応する圧力室等からなるインク室ユニット(液滴吐出素子)20と、を備えている。また、載置台16は、カラーフィルタの基礎となる透明基板14を基準位置に固定する機構(図示省略)を備えている。なお、同図では、錯綜を回避するためにヘッド12を1つだけ図示している。
図2は、1つの液滴吐出素子(1つのノズル12Aに対応したインク室ユニット)20の立体的構成を示す断面図である。同図に示すように、ノズル12Aに対応して設けられている圧力室22は、その平面形状が略正方形となっており、対角線上の両隅部の一方にノズル12Aへの流出口が設けられ、他方に供給インクの流入口(供給口)24が設けられている。なお、圧力室22の形状は、上記以外にも、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
圧力室22は供給口24を介して流路26と連通されている。流路26はインク供給源としてのインクタンク(図示省略)と連通しており、インクタンクから供給されるインクは流路26を介して圧力室22に供給される。
圧力室22の一部の面(図2において天面)を構成している加圧板(共通電極と兼用される振動板)28には個別電極30を備えたアクチュエータ32が接合されている。個別電極30と共通電極間に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ32が変形して圧力室22の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル12Aからインクが吐出される。なお、アクチュエータ32には、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電体を用いた圧電素子が好適に用いられる。インク吐出後、アクチュエータ32の変位が元に戻る際に、流路26から供給口24を通って新しいインクが圧力室22に再充填される。
従って、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、画像情報から生成されるドット配置データに応じてノズル12Aに対応したアクチュエータ32の駆動を制御することにより、ノズル12Aからインク滴を吐出させることができる。
図3は、透明基板14上のインク滴が打滴される側の構成を示す図である。同図に示すように、透明基板14上は、隔壁40で囲まれて凹状に形成された複数の平面視長方形状の打滴領域42に区分されており、当該打滴領域42は透明基板14上に複数個マトリクス状に配置されている。打滴領域42は、インクが充填されることにより最終的にカラーフィルタの画素を構成するものであり、走査方向が長辺方向とされ、走査方向と直交する方向が短辺方向とされている。なお、本実施形態では、透明基板14として、透明ガラス基板を適用しているが、これに限らず、アクリルガラス、プラスチック基板、プラスチックフィルムも適用可能である。また、本実施形態では、隔壁40の厚みを2μm、打滴領域42の短辺方向の長さを320μm、打滴領域42の短辺方向の長さを90μmとしているが、これらの値は適宜変更可能である。また、本実施形態では、隔壁40を透光性を有しない樹脂(一例として黒色の樹脂)で構成している。このように、隔壁40は、インクを弾く撥液材で構成された透光性を有しないものであることが好ましい。
図4は、本実施形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の要部構成を示すブロック図である。同図に示すように、インクジェット記録装置10は、ヘッド12、モータ18、通信インタフェース50、システムコントローラ52、画像メモリ54、ROM(Read Only Memory)56、モータドライバ58及びプリント制御部60を含んで構成されている。
システムコントローラ52には、通信インタフェース50、画像メモリ54、ROM56、モータドライバ58及びプリント制御部60が接続されている。
通信インタフェース50は、ユーザがインクジェット記録装置10に対して描画の指示等を行うため等に用いられるホスト装置62とのインタフェース部である。通信インタフェース50にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークなどのシリアルインタフェースやセントロニクスなどのパラレルインタフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(図示省略)を搭載しても良い。
ホスト装置62から送出された、透明基板14に形成すべき画像を示す画像情報は通信インタフェース50を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ54に記憶される。画像メモリ54は、通信インタフェース50を介して入力された画像情報を記憶する記憶手段であり、システムコントローラ52を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ54は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ52は、CPU(中央演算処理装置)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置10の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。すなわち、システムコントローラ52は、通信インタフェース50、画像メモリ54、ROM56、モータドライバ58、プリント制御部60等の各部を制御し、ホスト装置62との間の通信制御、画像メモリ54及びROM56の読み書き制御等を行うと共に、モータ18の駆動を制御する制御信号を生成する。なお、プリント制御部60に対しては、制御信号の他に、画像メモリ54に記憶された画像情報を送信する。
また、ROM56には、システムコントローラ52が実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納されている。ROM56は、書換不能な記憶手段であってもよいが、各種のデータを必要に応じて更新する場合は、EEPROMのような書換可能な記憶手段を用いることが好ましい。
画像メモリ54は、画像情報の一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びシステムコントローラ52の演算作業領域としても利用される。
モータドライバ58は、システムコントローラ52からの指示に従ってモータ18を駆動するドライバ(駆動回路)である。プリント制御部60は、システムコントローラ52の制御に従い、システムコントローラ52から送信された画像情報から吐出制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理手段として機能するとともに、生成したインク吐出データに基づいてヘッド12の吐出駆動を制御する。
ところで、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、カラーフィルタの製造開始の指示が入力されると、カラーフィルタの画素を形成するために、透明基板14上の各打滴領域42に対して、各打滴領域42がインクで満たされるように複数のインク滴を1滴ずつ順次に走査方向に連ねて着弾させるように制御を行う。なお、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、各打滴領域42に着弾されるインク滴の数を30滴、インク滴のサイズを20〜30μmとしている。
本発明者らは、本実施形態に係るインクジェット記録装置10により、140個の打滴領域42の各々に対して、一例として図5(a)に示すように、最先端のインク滴の中心から当該最先端のインク滴に最も近い打滴領域42の短辺42a(隔壁40の一方の短辺に相当。)までの距離及び最後端のインク滴の中心から当該最後端のインク滴に最も近い打滴領域42の短辺42b(隔壁40の他方の短辺に相当。)までの距離が共に15μmとなり、かつドットピッチが10μmとなるように、30滴のインク滴を1滴ずつ順次に走査方向に短辺42aの略中央部から短辺42bの略中央部にかけて連ねて着弾させた。この結果、140個の打滴領域42のうちの約80%の打滴領域42に、一例として図5(b)に示すように、打滴領域42の同図正面視右下隅に空白領域が生じることを知見した。この空白領域は、着弾干渉によりインク滴が走査方向と反対側の方向に偏ったために生じたものと考えられる。
この結果を受けて、本発明者らは、本実施形態に係るインクジェット記録装置10により、140個の打滴領域42の各々に対して、一例として図6(a)に示すように、短辺42aの略中央部より50μmはなれた位置からドットピッチが5μmとなるようにインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって15滴順に吐出することにより、これらのインク滴が連なった第1のインク滴群を形成し、当該第1のインク滴群の最終端のインク滴から走査方向に80μm離れた位置からドットピッチが5μmとなるようにインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって15滴順に吐出することにより、これらのインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が短辺42bより50μm離れた位置に着弾した第2のインク滴群を形成した。この結果、140個の打滴領域42のうちのほぼ全てに、一例として図6(b)に示すように、打滴領域42の同図正面視右端部(短辺42b近傍)に空白領域が生じることを知見した。この空白領域は、第2のインク滴群の最終端のインク滴が隔壁40に接触するより先に第1のインク滴群の最終端のインク滴と第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がることによって生じる着弾干渉により第2のインク滴群が第1のインク滴群に引き寄せられたために生じたものと考えられる。
この結果を受けて、本発明者らは、本実施形態に係るインクジェット記録装置10により、140個の打滴領域42の各々に対して、一例として図7(a)に示すように、短辺42aの略中央部より30μmはなれた位置からドットピッチが5μmとなるようにインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって15滴順に吐出することにより、これらのインク滴が連なった第1のインク滴群を形成し、当該第1のインク滴群の最終端のインク滴から走査方向に120μm離れた位置からドットピッチが5μmとなるようにインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって15滴順に吐出することにより、これらのインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が短辺42bより30μm離れた位置に着弾した第2のインク滴群を形成した。この結果、140個の打滴領域42のうちの約80%に、一例として図7(b)に示すように、打滴領域42の同図正面視右上隅及び右下隅に空白領域が生じることを知見した。この空白領域は、図6(b)に示す空白領域と比べて小さくなっているが、これは、図7(a)に示す状態が図6(a)に示す状態と比較して、第1のインク滴群と第2のインク滴群との距離が拡がり、かつ第2のインク滴群の最終端のインク滴から隔壁40までの距離が短くなったために着弾干渉により走査方向と反対側の方向に引き寄せられる量が減ったためと考えられる。
この結果を受けて、本発明者らは、本実施形態に係るインクジェット記録装置10により、140個の打滴領域42の各々に対して、一例として図8(a)に示すように、短辺42aの略中央部より20μmはなれた位置からドットピッチが5μmとなるようにインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって15滴順に吐出することにより、これらのインク滴が連なった第1のインク滴群を形成し、当該第1のインク滴群の最終端のインク滴から走査方向に140μm離れた位置からドットピッチが5μmとなるようにインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって15滴順に吐出することにより、これらのインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が短辺42bより20μm離れた位置に着弾した第2のインク滴群を形成した。この結果、140個の打滴領域42のうちの約50%に、一例として図8(b)に示すように、打滴領域42の長辺42c(隔壁40の一方の長辺に相当。)の略中央部から長辺42d(隔壁40の他方の長辺に相当。)の略中央部にかけて空白領域が生じることを知見した。図8(a)に示すようにインク滴を打滴領域42に着弾させると、第1のインク滴群の最終端のインク滴と第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がる前に第2のインク滴群の最終端のインク滴が隔壁40に接触するため、図5(b)、図6(b)、及び図7(b)に示すように短辺42b付近の空白領域はなくなるが、その一方で、短辺42b側に引き寄せ過ぎるため、第1のインク滴群の最終端のインク滴と第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触できなくなり、これが原因で図8(b)に示すような空白領域が生じたと考えられる。
この結果を受けて、本発明者らは、本実施形態に係るインクジェット記録装置10により、140個の打滴領域42の各々に対して、一例として図9(a)に示すように、短辺42aの略中央部より30μmはなれた位置からドットピッチが5μmとなるようにインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって15滴順に吐出することにより、これらのインク滴が連なった第1のインク滴群を形成し、当該第1のインク滴群の最終端のインク滴から走査方向に130μm離れた位置からドットピッチが5μmとなるようにインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって15滴順に吐出することにより、これらのインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が短辺42bより20μm離れた位置に着弾した第2のインク滴群を形成した。この結果、打滴領域42の全体にインクが行き届き、打滴領域42に空白領域が生じないことを知見した。打滴領域42に空白領域が生じなかったのは、第1のインク滴群の最先端のインク滴が短辺42aに、第2のインク滴群の最終端のインク滴が短辺42bに各々接触した後に、第1のインク滴群の最終端のインク滴と第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がったためと考えられる。
この結果を利用して、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、カラーフィルタの製造開始の指示が入力されると、打滴領域42全体にインクが行き届かないという事態の発生を抑制するためのインク滴吐出制御処理が実行される。
以下、図10を参照して上記インク滴吐出制御処理が実行される際のインクジェット記録装置10の作用を説明する。なお、図10は、その際にシステムコントローラ52によって実行されるインク滴吐出制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM56の所定領域に予め記憶されている。なお、ここでは、錯綜を回避するために、上記インク滴吐出制御処理が1つの打滴領域42に対して実行される場合について説明する。
同図のステップ100では、モータ18を駆動させることによりヘッド12を走査方向に移動させ、次のステップ102では、短辺42aの略中央部より第1の所定距離離れた位置にノズル12Aが到達するまで待機した後、ステップ104へ移行し、ヘッド12に対して、走査方向に所定のドットピッチ(ここでは、5μm)でインク滴を1滴ずつ順次に吐出させるようにインク滴の吐出を開始させる制御を行う。
次のステップ106では、ノズル12Aから所定数(ここでは、15滴)のインク滴が吐出されるまで待機した後、ステップ108へ移行し、インク滴の吐出を停止するようにヘッド12を制御する。これに応じて、ヘッド12はインク滴の吐出を停止する。これにより、一例として図9(a)に示すように、複数のインク滴が連なった第1のインク滴群が形成される。
次のステップ110では、第1のインク滴群の最終端のインク滴から走査方向に第2の所定距離離れた位置にノズル12Aが到達するまで待機した後、ステップ112へ移行し、ヘッド12に対して、所定のドットピッチ(ここでは、5μm)でインク滴を1滴ずつ順次に吐出させるようにインク滴の吐出を開始させる制御を行う。
次のステップ114では、ノズル12Aから所定数(ここでは、15滴)のインク滴が吐出されるまで待機した後、ステップ116へ移行し、インク滴の吐出を停止するようにヘッド12を制御し、本インク滴吐出制御処理プログラムを終了する。上記ステップ116の処理に応じて、ヘッド12はインク滴の吐出を停止する。これにより、一例として図9(a)に示すように、複数のインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が短辺42bより第3の所定距離離れた位置に着弾した第2のインク滴群が形成される。
なお、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、上記第1の所定距離、上記第2の所定距離、及び上記第3の所定距離として、一例として図9(a)に示すように、第1のインク滴群の最終端のインク滴と第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がる前に、第1のインク滴群の最先端のインク滴が短辺42aに接触し、かつ第2のインク滴群の最終端のインク滴が短辺42bに接触する距離として、インクジェット記録装置10の実機による実験によって予め得られた値を適用しているが、これに限らず、インクジェット記録装置10の設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって予め得られた値を適用してもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、透明基板14上の隔壁40で囲まれた領域に、ヘッド12のノズル12Aにより、短辺42aより第1の所定距離離れた位置からインク滴を1滴ずつ所定方向に向かって複数滴順に吐出することにより、複数のインク滴が連なった第1のインク滴群を形成し、ヘッド12のノズル12Aにより、第1のインク滴群の最終端のインク滴から走査方向に第2の所定距離離れた位置からインク滴を1滴ずつ走査方向に向かって複数滴順に吐出することにより複数のインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が短辺42bより第3の所定距離離れた位置に着弾した第2のインク滴群を形成し、システムコントローラ52により、第1のインク滴群の最終端のインク滴と第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がる前に、第1のインク滴群の最先端のインク滴が短辺42aに接触し、かつ第2のインク滴群の最終端のインク滴が短辺42bに接触するように定められた第1の所定距離、第2の所定距離、及び第3の所定距離となるように透明基板14に対してヘッド12を相対移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させる制御を行っているので、インク滴の予定外の位置への着弾及び生産性の低下を抑制しつつ打滴領域42全体にインクが行き届かないという事態の発生を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、打滴領域42を長方形状として、打滴領域42を透明基板14上に複数個マトリクス状に配置し、打滴領域42毎にインク滴を複数滴吐出しているので、インク分布が均一化されたカラーフィルタを製造することができる。
また、本実施形態によれば、隔壁40を、インクを弾く撥液材(ここでは、樹脂)で構成したので、打滴領域42にインクを留めておくことができる。
上記実施形態では、1つのノズル12Aで打滴領域42に複数滴のインクを吐出する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一例として図11に示すように、各々インク滴を吐出する複数のノズル70Aを有するラインヘッド70を走査方向に対して直交しない一定の角度θだけ傾けて打滴領域42に対してワンパス走査を2回行うことにより第1のインク滴群及び第2のインク滴群を形成する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、透明基板14に対してヘッド12を相対移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させる場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ヘッド12に対して透明基板14を相対移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させてもよいし、ヘッド12及び透明基板14を共に移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させてもよい。このように、ヘッド12及び透明基板14の少なくとも一方を相対移動させながらヘッド12からインク滴を吐出させればよい。
また、上記実施形態では、隔壁40を、インクを弾く撥液材で構成したが、隔壁40の内側側面を親液材で構成し、隔壁40の上面を当該側面よりも撥液傾向にある撥液材で構成してもよい。これにより、打滴領域42にインクを留めておくことができる。この場合、隔壁40の側面を構成する親液材としては、インク滴が側壁40の側面に接触したときの接触角が約5度となるものを採用し、隔壁40の上面を構成する撥液材としては、インク滴が隔壁40の上面に接触したときの接触角が40度以上となるものを採用することが好ましい。
10 インクジェット記録装置
12 ヘッド
14 透明基板(記録媒体)
40 隔壁
42a 短辺(第1の部位)
42b 短辺(第2の部位)
42 打滴領域(領域)
52 システムコントローラ

Claims (5)

  1. 記録媒体上の隔壁で囲まれた領域に、前記隔壁の第1の部位より第1の所定距離離れた位置からインク滴を1滴ずつ所定方向に向かって複数滴順に吐出することにより、複数のインク滴が連なった第1のインク滴群を形成し、
    前記第1のインク滴群の最終端のインク滴から前記所定方向に第2の所定距離離れた位置からインク滴を1滴ずつ前記所定方向に向かって複数滴順に吐出することにより、複数のインク滴が連なりかつ最終端のインク滴が前記第1の部位と対向する第2の部位より第3の所定距離離れた位置に着弾した第2のインク滴群を形成するインク滴吐出方法であって、
    前記第1のインク滴群の最終端のインク滴と前記第2のインク滴群の最先端のインク滴とが接触して繋がる前に、前記第1のインク滴群の最先端のインク滴が前記第1の部位に接触し、かつ前記第2のインク滴群の最終端のインク滴が前記第2の部位に接触するように、前記第1の所定距離、前記第2の所定距離、及び前記第3の所定距離を定めたインク滴吐出方法。
  2. 前記領域を略矩形状として、該領域を前記記録媒体上に複数個マトリクス状に配置し、前記領域毎に前記インク滴を複数滴吐出する請求項1記載のインク滴吐出方法。
  3. 前記隔壁を、インクを弾く撥液材で構成した請求項1または請求項2記載のインク滴吐出方法。
  4. 前記隔壁の内側側面を親液性とし、前記隔壁の上面を前記側面よりも撥液傾向とした請求項1または請求項2記載のインク滴吐出方法。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のインク滴吐出方法を用い、前記記録媒体を透明基板としたカラーフィルタ製造方法。
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