JP2005221848A - 膜形成方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

膜形成方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 均一な膜を形成することが可能であり、また生産性を向上することが可能な、膜形成方法を提供する。
【解決手段】 液滴吐出装置103により、画素領域6Gの角部に対して、角部以外の部分より多くの液滴Peを吐出する。この構成によれば、角部の近傍に液滴Peが配置されるので、吐出された液滴を画素領域6Gの角部まで迅速に濡れ広がらせることができる。これにより、画素領域6Gに均一なカラーフィルタを形成することができる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、膜形成方法、電気光学装置および電子機器に関するものである。
インクジェット法を用いて、電気光学装置の画素領域に各種被膜を形成する手法が知られている。インクジェット法は、液滴吐出装置から被膜形成領域に液滴を吐出し、吐出した液滴を被膜形成領域の全体に濡れ広がらせた後に、乾燥させて被膜を形成する方法である。インクジェット法を用いた膜形成方法として、例えば、マトリクス型の表示装置におけるマトリクス状に配置された発光部を形成する方法や、カラーフィルタ基板のフィルタエレメントを形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−127343号公報
上述した電気光学装置の画素領域は、一般に長方形状に形成されている。この場合、画素領域の内部に対して、複数の液滴をマトリクス状に吐出することになる。
しかしながら、この場合には、液滴の端部から画素領域の角部までの距離が長くなって、吐出された液滴が画素領域の角部まで濡れ広がるのに相当の長時間を要するという問題がある。これに伴って、カラーフィルタ基板の製造効率が低下することになる。そして、吐出された液滴が画素領域の全体に濡れ広がる前に乾燥が開始されると、カラーフィルタを均一に形成することが困難になる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、均一な膜を形成することが可能であり、また生産性を向上することが可能な、膜形成方法の提供を目的とする。
また、表示品質に優れた電気光学装置および電子機器の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の膜形成方法は、被膜形成領域に液状体を塗布して被膜を形成する方法であって、前記領域の端部に対して、前記端部以外の部分より、多くの液状体を塗布することを特徴とする。
この構成によれば、塗布された液状体を前記領域の端部まで迅速に濡れ広がらせることができる。したがって、製造効率を向上させることが可能になり、また均一な膜を形成することが可能になる。
また、前記液状体の塗布は、液滴吐出装置から液滴を吐出して行うことが望ましい。
この構成によれば、所定量の液状体を所定位置に精確に塗布することができる。
また、前記端部に対して吐出する液滴数を、前記端部以外の部分に対して吐出する液滴数より多くすることが望ましい。
この構成によれば、前記端部の近傍に液滴が配置されるので、吐出された液滴を前記領域の端部まで迅速に濡れ広がらせることができる。したがって、製造効率を向上させることが可能になり、また均一な膜を形成することが可能になる。
なお、前記端部に対して吐出する液滴の体積を、前記端部以外の部分に対して吐出する液滴の体積より大きくしてもよい。
この構成によれば、前記端部に吐出された液滴の濡れ広がり速度を向上させることができるので、吐出された液滴を前記領域の端部まで迅速に濡れ広がらせることができる。したがって、製造効率を向上させることが可能になり、また均一な膜を形成することが可能になる。
また、前記液滴吐出装置は、整列配置された複数の液滴吐出ノズルを有し、前記領域は、長方形状に形成され、前記各液滴吐出ノズルの配列方向が前記領域の長辺方向と平行になるように前記液滴吐出装置を配置して、前記領域の短辺方向に沿って前記液滴吐出装置を走査させることにより、前記液滴の吐出を行うことが望ましい。
この構成によれば、前記各液滴吐出ノズルのピッチを前記各領域の短辺方向のピッチに合わせて前記液滴吐出装置を傾斜配置する必要がなくなる。この場合、前記各領域の短辺方向のピッチが異なるごとに前記液滴吐出装置を再構成する必要がなくなり、生産性を向上させることができる。
なお、前記領域は矩形領域であり、前記端部は角部であってもよい。
一般に、矩形領域に吐出された液滴は、角部までの距離が最も長くなるため、角部まで濡れ広がるのに相当の時間を要することになる。しかしながら、本発明の構成とすることにより、吐出された液滴を矩形領域の角部まで迅速に濡れ広がらせることができる。したがって、製造効率を向上させることが可能になり、また均一な膜を形成することが可能になる。
なお、前記領域は、液晶表示装置の画素領域であり、前記被膜は、液晶表示装置を構成するカラーフィルタであってもよい。
この構成によれば、カラーフィルタを均一に形成することが可能になる。したがって、色ムラがなく表示品質に優れた電気光学装置を提供することができる。
一方、本発明の電気光学装置は、上述した膜形成方法を使用して製造したことを特徴とする。
この構成によれば、表示品質に優れた電気光学装置を提供することができる。
一方、本発明の電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、表示品質に優れた電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
[液滴吐出装置]
(A.液滴吐出装置の全体構成)
図1は、液滴吐出装置の全体構成の説明図である。インクジェット装置(液滴吐出装置)100は、インク(液状体)111を貯留するタンク101と、インク111を基板70に吐出する吐出走査部102とを備えている。
吐出走査部102は、複数のヘッドを備えたキャリッジ103と、キャリッジ103の位置を制御する第1位置制御手段104と、吐出対象物である基板70を保持可能なステージ106と、ステージ106の位置を制御する第2位置制御手段108と、制御部112とを備えている。なお、キャリッジ103に設けられた複数のヘッド114(図2参照)には、タンク101からインク111がパイプ110を介して供給されるようになっている。
図1に示すように、キャリッジ103は第1位置制御手段104によってX軸方向に移動可能に構成され、ステージ106は第2位置制御手段108によってY軸方向に移動可能に構成されている。つまり、第1位置制御手段104及び第2位置制御手段108によって、ステージ106に対するヘッド114の相対位置を変更可能に構成されている。すなわち、キャリッジ103およびステージ106は、Z軸方向に所定の距離を保ちながら、X軸方向及びY軸方向に相対的に移動、すなわち相対的に走査しうるようになっている。なお、キャリッジ103及びステージ106は、上記以外の平行移動及び回転の自由度をさらに有しているが、理解を容易にするため、上記自由度以外の自由度に関する説明は省略する。
(B.キャリッジ)
図2は、キャリッジ103をステージ106側から観察した底面図であり、図2の紙面に垂直な方向がZ軸方向である。また、図2において紙面横方向がX軸方向であり、紙面縦方向がY軸方向である。キャリッジ103には、それぞれほぼ同じ構造を有する複数のヘッド114が設けられている。なお本実施形態では、キャリッジ103に保持されるヘッド114の数は24個である。各ヘッド114の底面は略長方形状であり、その長辺方向および短辺方向はそれぞれX軸方向およびY軸方向と平行に配置されている。そして、各ヘッド114の底面は、前記ステージ側に向けて配置されている。なお、キャリッジ103における各ヘッド114の相対位置関係については後述する。
(C.ヘッド)
図3は、ヘッド114の底面構成を示している。ヘッド114の底面には、インクの吐出口として複数のノズル118が形成されている。なお本実施形態では、180個のノズル118が一定間隔HXPで配置されている。各ノズル118はX軸方向に沿って千鳥状に配置され、ノズル列1Aおよびノズル列1Bが構成されている。そして、各ノズル列1A,1Bには、90個のノズル118が一定間隔LNPで配置されている。ただし、各ノズル列1A,1Bの両端における数個のノズルはインクが吐出されない「休止ノズル」に設定され、他のノズルはインクが吐出される「吐出ノズル」に設定されている。
図4(a)はヘッド114の吐出部の構成を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)のB−B線における側面断面図である。図4(a)に示すように、ヘッド114の底面には、前記各ノズル118が形成されたノズルプレート128が配置されている。このノズルプレート128と振動板126との間には、各ノズル118に対応して複数のキャビティ120が形成されている。そして、図1に示すタンク101から、図4(a)に示す孔131および供給口130を介して、各キャビティ120にインクが供給されるようになっている。
一方、振動板126の外側には、各キャビティ120に対応して複数の振動子124が配設されている。図4(b)に示すように、この振動子124は、ピエゾ素子124Cを一対の電極124A,124Bにより挟持して構成されている。この一対の電極124A,124Bに対して、図1に示す制御部112から駆動電圧を印加すると、圧電効果により図4(b)に示すピエゾ素子124Cが機械振動する。これにより、キャビティ120の内圧が変動して、ノズル118からインク111が吐出されるようになっている。なお、ピエゾ素子の代わりに、電気熱変換素子を採用することも可能である。本明細書では、1つのノズル118と、ノズル118に対応するキャビティ120と、キャビティ120に対応する振動子124とを含んだ部分を「吐出部127」と表記することもある。
(D.制御部)
図5は、制御部の構成を示すブロック図である。制御部112は、入力バッファメモリ200を備えている。入力バッファメモリ200は、外部情報処理装置からインクの吐出データを受け取る。この吐出データは、基板上のすべての被吐出領域の相対位置を表すデータと、すべての被吐出領域にインクを所望の厚さにまで塗布するのに必要となる相対走査の回数を示すデータと、オンノズルとして機能するノズルを指定するデータと、オフノズルとして機能するノズルを指定するデータとを含んで構成されている。そして、入力バッファメモリ200は、吐出データを処理部204に供給し、処理部204は吐出データを記憶手段202に格納する。なお図5では、記憶手段202はRAMである。
処理部204は、記憶手段202内の吐出データに基づいて、被吐出領域に対するノズルの相対位置を示すデータを走査駆動部206に与える。走査駆動部206は、このデータと、図6に示す吐出周期EPとに応じた駆動信号を、図5に示す第1位置制御手段104及び第2位置制御手段108に与える。この結果、被吐出領域に対してヘッド114が相対走査する。一方、処理部204は、記憶手段202に記憶された吐出データと、吐出周期EPとに基づいて、吐出タイミング毎のノズルのオン・オフを指定する選択信号SCをヘッド駆動部208に与える。ヘッド駆動部208は、選択信号SCに基づいて、インクの吐出に必要な吐出信号ESをヘッド114に与える。この結果、ヘッド114における対応するノズルからインクが液滴として吐出される。
図6(a)はヘッド駆動部の構成を示すブロック図であり、図6(b)はヘッド駆動部における各種信号のタイミングチャートである。図6(a)に示すように、ヘッド駆動部208は、1つの駆動信号生成部203と、複数のアナログスイッチASとを有する。各アナログスイッチASは、ヘッドにおける各振動子124に対応して設けられている。また駆動信号生成部203は、駆動信号DSを生成して、各アナログスイッチASに供給するようになっている。図6(b)に示すように、駆動信号DSは、吐出周期EPで繰り返される複数の吐出波形Wを含む。この吐出波形Wは、ノズルから1つの液滴を吐出するために、振動子における一対の電極間に印加すべき駆動電圧波形に対応する。
なお、ヘッドから吐出される液滴の体積は、吐出波形Wによって制御される。そこで、所定体積の液滴を吐出しうる吐出波形Wのデータを駆動信号生成部に入力し、駆動信号生成部がそのデータから駆動信号DSを生成するようになっている。しかしながら、必要な液滴の体積を駆動信号生成部に入力し、駆動信号生成部がそのデータから吐出波形Wを求めて、駆動信号DSを自動生成するようにしてもよい。この場合、駆動信号生成部には、あらかじめ液滴の体積と吐出波形Wとの相関テーブルを入力しておく。この構成によれば、駆動信号生成部に入力するデータ量を低減することができる。
一方、図6(a)に示す各アナログスイッチASには、各ノズルのオン・オフを制御する複数の選択信号SC(SC1、SC2…)が供給される。図6(b)に示すように、各選択信号SCは、吐出周期EPごとにハイレベル及びローレベルのどちらかの状態を取り得る。そして、図6(a)に示す各アナログスイッチASは、駆動信号DSと選択信号SCとに応じて、振動子124における一方の電極に対し、吐出信号ES(ES1、ES2…)を供給する。図6(b)に示すように、選択信号SCがハイレベルの場合には、吐出信号ESとして駆動信号DSを供給する。一方、選択信号SCがローレベルの場合には、吐出信号ESとして基準電位Lを供給する。そして、図6(a)に示すように、振動子124における他方の電極には基準電位Lが与えられているため、振動子124における一方の電極に駆動信号DSが与えられると、その振動子124に対応するノズルからインクが吐出される。
(E.ヘッド群)
図7は、キャリッジにおける各ヘッドの相対位置関係を示す模式図である。図7には、図2に示す複数のヘッド群114Gのうち、隣接する2つのヘッド群114Gが記載されている。また、図7に示す各ヘッド群114Gには、4つのヘッド114(1141,1142,1143,1144)が階段状に配置されている。なお本実施形態では、ヘッド114のX軸方向のノズルピッチHXPと、ヘッド114における吐出ノズルの数との積を、「ヘッドの有効長HL」と呼ぶ。また本実施形態では、各ヘッド114に対して、X軸方向に連続する4つのサブ領域SR(SR1,SR2,SR3,SR4)を設定する。各サブ領域SRにおけるX軸方向の長さDLは、ヘッドの有効長HLの1/4倍となっている。
本実施形態では、各ヘッド114における複数の吐出ノズルのうち、最も左側の吐出ノズルを「基準ノズル118R」と定義する。そして、各ヘッド114の基準ノズル118RのX座標に対して、隣接するヘッド114の基準ノズル118RのX座標がDL+HXP/2だけずれるように、ヘッド群114Gを構成する各ヘッド114が配置されている。これにより、X軸方向に沿ったノズルピッチHXPの長さの範囲内に、4つノズルのX座標が収まるようになっている。本実施形態では、この部分を重畳部G(図7中ではG1〜G7)と表記する。例えば重畳部G1には、ノズル列1AにおけるノズルN1と、ノズル列2AにおけるノズルN2と、ノズル列3AにおけるノズルN3と、ノズル列4AにおけるノズルN4とが含まれている。これにより、ヘッド群114G全体におけるX軸方向のノズルピッチGXPが、各ヘッド114におけるX軸方向のノズルピッチHXPの1/4倍の長さになっている。
そして、本実施形態のヘッド配置によれば、重畳部G1〜G7のいずれにも、サブ領域SR1〜SR4に属するノズルが含まれる。しかも、1つの重畳部(例えば重畳部G1)に含まれる各サブ領域のノズル数は同じになっている。
図8(a)は、一個のヘッド114における吐出量のプロファイルをX軸方向に沿って模式的に示すグラフである。一般的なヘッド114では、両端のノズルからの吐出量が最も多く、略中央のノズルからの吐出量が最も少なくなる。その理由は、ヘッド114の製造上の問題に起因するが、ここではその詳細な説明を省略する。
図8(b)は、ヘッド群における各重畳部G1〜G7の吐出量のプロファイルをX軸方向に沿って模式的に示すグラフである。上述したように、本実施形態におけるヘッド構成では、異なるサブ領域に属するノズルによって各重畳部G1〜G7が構成されている。このため、各重畳部G1〜G7から吐出される液滴の総体積は、どれも略同じになる。したがって、ヘッド群から吐出された液滴の列に吐出量の差が現れにくくなり、均一な膜を形成することができる。
一方、図7に示す重畳部G1では、各ノズルが次にように配置されている。すなわち、ノズル列2AにおけるノズルN2のX座標は、ノズル列1AにおけるノズルN1のX座標と、ノズル列1BにおけるノズルN5のX座標との中間に略一致している。また、ノズル列3AにおけるノズルN3のX座標は、ノズル列1AにおけるノズルN1のX座標と、ノズル列2AにおけるノズルN2のX座標との中間に略一致している。さらに、ノズル列4AにおけるノズルN4のX座標は、ノズル列1BにおけるノズルN5のX座標と、ノズル列2AにおけるノズルN3のX座標との中間に略一致している。
そして、長方形状の被吐出領域18Lに対してインクを吐出するには、被吐出領域18Lの長辺方向と各ヘッド114のノズル列とを略平行に配置し、被吐出領域18Lの短辺方向に沿ってヘッド群114Gを相対移動させる。そして、被吐出領域18Lの上方に到達したノズル列から順次インクを吐出する。例えば重畳部G1では、まずノズル列1AにおけるノズルN1から液滴P1が吐出され、次にノズル列1BにおけるノズルN5から液滴P5が吐出される。次に、液滴P1と液滴P5との略中間に、ノズル列2AにおけるノズルN2から液滴P2が吐出される。次に、液滴P1と液滴P2との略中間に、ノズル列3AにおけるノズルN3から液滴P3が吐出される。次に、液滴P5と液滴P2との略中間に、ノズル列4AにおけるノズルN4から液滴P4が吐出される。
このように、本実施形態のヘッド構成によれば、先に着弾した2つの液滴の略中間に、次の液滴が着弾する。そのため、後に着弾した液滴には、先に着弾した2つの液滴から対称方向に力が作用する。その結果、後に着弾した液滴は、その着弾位置から対称な形状に広がる。したがって、本実施例の吐出方法によれば、液状体の塗布ムラが生じにくく、均一な膜を形成することができる。
また、本実施形態のヘッド構成によれば、ヘッド群114Gが相対移動する方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)に、各ノズル列が配置されている。このため、X軸方向に延びる被吐出領域18Lに対して、ノズル列を構成する各ノズルから略同時にインクを吐出できる。この結果、図6(a)に示す駆動信号生成部203は、各ノズル列に対して1種類の駆動信号DSを出力すれば足り、駆動信号DSを遅延させるための回路構成などが不要になる。これにより、駆動信号DSにおける波形になまりが生じる要因が少なく、精密な吐出波形を振動子124に印加することができる。したがって、各ノズルからインクを安定して吐出することができる。
さらに、図7に示す本実施形態のヘッド構成によれば、ヘッド群114GにおけるX軸方向のノズルピッチGXPは、各ヘッド114におけるX軸方向のノズルピッチHXPの1/N倍の長さである。ここで、Nはヘッド群114Gに含まれるヘッド114の数である。このため、本実施形態の液滴吐出装置におけるX軸方向のノズル線密度は、従来の液滴吐出装置におけるX軸方向のノズル線密度のN倍となる。したがって、ヘッド群114GをY軸方向に1回だけ相対移動する期間内に、X軸方向に沿ってより精密な着弾パターンを形成することができる。
なお、従来の液滴吐出装置では、長方形状の被吐出領域の短辺方向とノズル列とが略平行になるようにヘッドを配置し、被吐出領域の長辺方向に沿ってヘッドを移動させることにより、被吐出領域に液滴を吐出していた。また、並列配置された複数の被吐出領域に対して液滴を吐出する場合には、各被吐出領域の短辺方向のピッチに各ノズルのピッチを合わせるため、ヘッドを傾斜配置していた。これに対して、本実施形態のヘッド構成では、被吐出領域の長辺方向とノズル列とが略平行になるようにヘッドを配置し、被吐出領域の短辺方向に沿ってヘッドを移動させることにより、被吐出領域に液滴を吐出する。これにより、ヘッドを傾斜配置する必要がなくなり、被吐出領域のピッチが異なるごとにヘッドを再構成する必要がなくなる。したがって、生産性を向上させることができる。
[膜形成方法]
本実施形態では、上述した液滴吐出装置を用いて、電気光学装置のカラーフィルタ膜を形成する方法について説明する。
図9は、カラーフィルタの平面図であり、図13のC−C線における断面図である。図9に示すカラーフィルタ22R,22G,22Bは、それぞれ異なる色光(RGB)を透過する顔料等により、長方形状に形成されている。各カラーフィルタは、電気光学装置における複数の画素領域6に対応して、透明基板上にマトリクス状に配置されている。なお、各カラーフィルタの周縁部には遮光膜77が形成されている。このカラーフィルタ膜22をインクジェット法により形成するには、まず顔料等を分散媒中に分散させてインクを作製する。次に、上述した液滴吐出装置を用いて、遮光膜77により区画された画素領域6の内部にインクを吐出する。そして、吐出されたインクが画素領域6の全体に濡れ広がった後に、インクを乾燥させてカラーフィルタ膜22を焼成する。
図10は、画素領域の内部に吐出された液滴の平面図である。本実施形態では、画素領域6Gの角部に対して、角部以外の部分より多くのインクを塗布する。図10に示す画素領域6Gの中央部には、長辺方向×短辺方向が9行×2列(第2列L2および第3列L3)のマトリクス状に、液滴Pcが配置されている。これに加えて、画素領域6Gの四つの角部には、それぞれ液滴Peが配置されている。すなわち、画素領域6Gの長辺方向中央部には液滴が2列(第2列L2および第3列L3)に配置され、長辺方向両端部には液滴が4列(第1列L1ないし第4列L4)に配置されている。
ここで、上記のように液滴を配置する具体的な方法につき、図6、図10および図11を用いて説明する。
まず図10に示すように、画素領域6Gの長辺方向に対して、ヘッド114におけるノズル列の配列方向が平行になるように、上述したキャリッジ103を配置する。次に、そのキャリッジ103を画素領域6Gの短辺方向に沿って移動させる。そして、ヘッド114のノズル列が画素領域6Gの上方に到達した時点で、所定ノズルから所定位置に液滴を吐出する。各液滴は、隣接する液滴と部分的に重なり合うように吐出してもよく、相互に離間させて吐出してもよい。なお、画素領域6Gにおいて同一列に吐出される液滴は、同一ヘッドの同一ノズル列に属する複数のノズルから同時に吐出してもよいし、異なるヘッドに属する複数のノズルから順次吐出してもよい。以下には、理解を容易にするため、同一ヘッドの同一ノズル列に属する複数のノズルから同時に吐出する場合を例にして説明する。
図11(a)は、ヘッド駆動波形のグラフである。この駆動信号DSは、画素領域6G(図10参照)をノズル列が通過する時間帯に、それぞれ4個の吐出波形W1〜W4を備えている。図11(a)の第1吐出波形W1ないし第4吐出波形W4は、それぞれ図10の画素領域6Gにおける第1列L1ないし第4列L4に液滴を吐出するための波形である。図11(a)に示す駆動信号DSは、図6(a)に示すヘッド駆動部208の駆動信号生成部203により生成され、各アナログスイッチASに供給される。
一方、各アナログスイッチASには、図11(b)または図11(c)に示す選択信号SCが供給される。ここで、図10の第1行および第9行に対して液滴を吐出するノズルのアナログスイッチには、図11(b)に示す選択信号SCeが供給される。選択信号SCeは、第1吐出波形W1ないし第4吐出波形W4と同じ時間帯にハイレベルとなり、他の時間帯にはローレベルとなっている。一方、図10の第2行ないし第8行に対して液滴を吐出するノズルのアナログスイッチには、図11(c)に示す選択信号SCcが供給される。選択信号SCcは、第2吐出波形W2および第3吐出波形W3と同じ時間帯にハイレベルとなり、他の時間帯にはローレベルとなっている。
以上により、図10に示す画素領域6Gの第1行および第9行に液滴を吐出するノズルの振動子には、図11(d)に示す吐出信号ESeがアナログスイッチから出力される。また、図10に示す画素領域6Gの第2行ないし第8行に液滴を吐出するノズルの振動子には、図11(e)に示す吐出信号EScがアナログスイッチから出力される。これにより、図10に示す画素領域6Gの中央部に液滴Pcを、また画素領域6Gの角部に液滴Peを吐出することが可能になる。
ところで、図10に示す画素領域6Gの内部に、9行×2列の液滴Pcのみを配置した場合を仮定する。この場合、液滴の端部から画素領域の角部までの距離が長くなるので、吐出された液滴が画素領域の角部まで濡れ広がるには相当の長時間を要することになる。そして、画素領域6Gの角部まで濡れ広がる前に液滴の乾燥が開始されると、カラーフィルタを均一に形成することが困難になる。
これに対して、本実施形態では、画素領域6Gの角部に対して、角部以外の部分より多くのインクを塗布する。具体的には、画素領域6Gの角部に液滴Peを追加配置する構成とした。この構成によれば、液滴群の端部から画素領域6Gの角部までの距離が短くなるので、吐出された液滴を画素領域6Gの角部まで迅速に濡れ広がらせることが可能になる。したがって、製造効率を向上させることができる。そして、画素領域6Gの全体に濡れ広がった液滴を乾燥させれば、カラーフィルタを均一に形成することができる。
なお、本実施形態では、画素領域に吐出される複数の液滴の体積をすべて同じに設定したが、各液滴の体積は異なっていてもよい。特に、画素領域の角部に吐出する液滴Peの体積は、角部以外の部分に吐出する液滴Pcの体積より少なくてもよく、逆に多くてもよい。いずれの場合でも、液滴群の端部から画素領域の角部までの距離が短くなるので、吐出された液滴を画素領域の角部まで迅速に濡れ広がらせることが可能になる。結局、各液滴の体積は、所定体積のカラーフィルタ膜が形成可能となるように適宜設定すればよい。なお、各液滴の体積は、振動子の駆動波形によって調整することが可能である。
また、本実施形態では、画素領域の角部における他の液滴とは異なる位置に液滴を追加吐出することにより、画素領域の角部に対して角部以外の部分より多くのインクを塗布した。これに対し、画素領域の角部における他の液滴と同じ位置に液滴を追加吐出することにより、画素領域の角部に対して角部以外の部分より多くのインクを塗布することも可能である。これを図10により具体的に説明すると、画素領域6Gの角部における他の液滴とは異なる位置(第1行および第9行の第1列L1および第4列L4)に対する液滴の吐出を中止して、角部における他の液滴と同じ位置(第1行および第9行の第2列L2および第3列L3)に液滴を追加吐出する。なお、追加吐出する液滴の体積は、他の液滴の体積と同じでもよく、また異なっていてもよい。いずれの場合でも、第1行および第9行の第2列L2および第3列L3に配置された液滴の体積が大きくなるので、その液滴の濡れ広がり速度を向上させることができる。したがって、製造効率を向上させることが可能になり、またカラーフィルタを均一に作製することが可能になる。
また、本実施形態では、画素領域の角部に吐出する液滴数を角部以外に吐出する液滴数より多くすることにより、画素領域の角部に対して角部以外の部分より多くのインクを塗布した。これに対し、画素領域の角部に吐出する液滴数を角部以外に吐出する液滴数と同じにして、前者の液適の体積を多くすることにより、画素領域の角部に対して角部以外の部分より多くのインクを塗布することも可能である。これを図10により具体的に説明すると、第1行および第9行の第1列L1および第4列L4に対する液滴の吐出を中止して、画素領域6Gの角部(第1行および第9行の第2列L2および第3列L3)に吐出する液滴の体積を、角部以外(第2行ないし第8行の第2列L2および第3列L3)に吐出する液滴の体積より大きくする。この場合、角部に配置された液滴の濡れ広がり速度を向上させることができる。したがって、製造効率を向上させることが可能になり、またカラーフィルタを均一に作製することが可能になる。
[電気光学装置]
上記のように形成したカラーフィルタにより、電気光学装置が構成される。そこで、電気光学装置の一例である液晶表示装置の概略構成につき、図12および図13を用いて説明する。なお本明細書では、液晶表示装置の各構成部材における液晶層側を内側と呼ぶことにする。
図12は液晶表示装置の分解斜視図であり、図13は図12のA−A線における側面断面図である。図13に示すように、液晶表示装置1は、下基板70および上基板80により液晶層2を挟持して構成されている。この液晶層2にはネマチック液晶等が採用され、液晶表示装置1の動作モードとしてツイステッドネマチック(TN)モードが採用されている。なお上記以外の液晶材料を採用することも可能であり、また上記以外の動作モードを採用することも可能である。なお以下には、スイッチング素子としてTFD素子を用いたアクティブマトリクス型の液晶表示装置を例にして説明するが、これ以外のアクティブマトリクス型の液晶表示装置やパッシブマトリクス型の液晶表示装置に本発明を適用することも可能である。
図12に示すように、液晶表示装置1では、ガラス等の透明材料からなる下基板70および上基板80が対向配置されている。
上基板80の内側には、複数のデータ線81が形成されている。そのデータ線81の側方には、ITO等の透明導電性材料からなる複数の画素電極82が、マトリクス状に配置されている。なお、各画素電極82の形成領域により画素領域が構成されている。この画素電極82は、TFD素子83を介して各データ線81に接続されている。このTFD素子83は、基板表面に形成されたTaを主成分とする第1導電膜と、その第1導電膜の表面に形成されたTaを主成分とする絶縁膜と、その絶縁膜の表面に形成されたCrを主成分とする第2導電膜とによって構成されている(いわゆるMIM構造)。そして、第1導電膜がデータ線81に接続され、第2導電膜が画素電極82に接続されている。これによりTFD素子83は、画素電極82への通電を制御するスイッチング素子として機能する。
一方、下基板70の内側には、上記のようにカラーフィルタ膜22が形成されている。カラーフィルタ膜22は、平面視略矩形状のカラーフィルタ22R,22G,22Bによって構成されている。各カラーフィルタ22R,22G,22Bは、それぞれ異なる色光のみを透過する顔料等によって構成され、各画素領域に対応してマトリクス状に配置されている。また、隣接する画素領域からの光洩れを防止するため、各カラーフィルタの周縁部には遮光膜77が形成されている。この遮光膜77は、光吸収性を有する黒色の金属クロム等により、額縁状に形成されている。さらに、カラーフィルタ膜22および遮光膜77を覆うように、透明な絶縁膜79が形成されている。
その絶縁膜79の内側には、複数の走査線72が形成されている。この走査線72は、ITO等の透明導電材料によって略帯状に形成され、上基板80のデータ線81と交差する方向に延在している。そして走査線72は、その延在方向に配列された前記カラーフィルタ22R,22G,22Bを覆うように形成され、対向電極として機能するようになっている。そして、走査線72に走査信号が供給され、データ線81にデータ信号が供給されると、対向する画素電極82および対向電極72により、液晶層に電界が印加されるようになっている。
また図13に示すように、画素電極82および対向電極72を覆うように、配向膜74,84が形成されている。この配向膜74,84は、電界無印加時における液晶分子の配向状態を制御するものであり、ポリイミド等の有機高分子材料によって構成され、その表面にラビング処理が施されている。これにより電界無印加時には、配向膜74,84の表面付近における液晶分子が、その長軸方向をラビング処理方向に一致させて、配向膜74,84と略平行に配向されるようになっている。なお、配向膜74の表面付近における液晶分子の配向方向と、配向膜84の表面付近における液晶分子の配向方向とが、所定角度だけずれるように、各配向膜74,84に対してラビング処理が施されている。これにより、液晶層2を構成する液晶分子は、液晶層2の厚さ方向に沿ってらせん状に積層されるようになっている。
また、両基板70,80は、熱硬化型や紫外線硬化型などの接着剤からなるシール材3によって周縁部が接合されている。そして、両基板70,80とシール材3とによって囲まれた空間に、液晶層2が封止されている。なお、液晶層2の厚さ(セルギャップ)は、両基板の間に配置されたスペーサ粒子5によって規制されている。
一方、下基板70および上基板80の外側には、偏光板(不図示)が配置されている。各偏光板は、相互の偏光軸(透過軸)が所定角度だけずれた状態で配置されている。また入射側偏光板の外側には、バックライト(不図示)が配置されている。
そして、バックライトから照射された光は、入射側偏光板の偏光軸に沿った直線偏光に変換されて、下基板70から液晶層2に入射する。この直線偏光は、電界無印加状態の液晶層2を透過する過程で、液晶分子のねじれ方向に沿って所定角度だけ旋回し、出射側偏光板を透過する。これにより、電界無印加時には白表示が行われる(ノーマリーホワイトモード)。一方、液晶層2に電界を印加すると、電界方向に沿って配向膜74,84と垂直に液晶分子が再配向する。この場合、液晶層2に入射した直線偏光は旋回しないので、出射側偏光板を透過しない。これにより、電界無印加時には黒表示が行われる。なお、印加する電界の強さによって階調表示を行うことも可能である。
液晶表示装置1は、以上のように構成されている。
[電子機器]
図14は、本発明に係る電子機器の一例を示す斜視図である。この図に示す携帯電話1300は、上述した電気光学装置を小サイズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口1304を備えて構成されている。
上述した電気光学装置は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの場合にも表示品質に優れた電子機器を提供することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、各実施形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、被吐出領域の長辺方向とノズル列とが略平行になるようにヘッドを配置し、被吐出領域の短辺方向に沿ってヘッドを移動させることにより、被吐出領域に液滴を吐出する方法について説明した。これに対して、長方形状の被吐出領域の短辺方向とノズル列とが略平行になるようにヘッドを配置し、被吐出領域の長辺方向に沿ってヘッドを移動させることにより、被吐出領域に液滴を吐出する方法を使用して、本発明の膜形成方法を実施することも可能である。
液滴吐出装置の全体構成の説明図である。 キャリッジをステージ側から観察した底面図である。 ヘッドの底面構成図である。 (a)はヘッドの吐出部の構成を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線における側面断面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 (a)はヘッド駆動部の構成を示すブロック図であり、(b)はヘッド駆動部における各種信号のタイミングチャートである。 キャリッジにおける各ヘッドの相対位置関係を示す模式図である。 (a)は一個のヘッドにおける吐出量のプロファイルを示すグラフであり、(b)はヘッド群における各重畳部の吐出量のプロファイルを示すグラフである。 カラーフィルタの平面図である。 画素領域に吐出された液滴の平面図である。 各種信号のグラフである。 液晶表示装置の分解斜視図である。 液晶表示装置の側面断面図である。 電子機器の一例を示す携帯電話の斜視図である。
符号の説明
Pe液滴 6G画素領域 103液滴吐出装置

Claims (9)

  1. 被膜形成領域に液状体を塗布して被膜を形成する方法であって、
    前記領域の端部に対して、前記端部以外の部分より、多くの液状体を塗布することを特徴とする膜形成方法。
  2. 前記液状体の塗布は、液滴吐出装置から液滴を吐出して行うことを特徴とする請求項1に記載の膜形成方法。
  3. 前記端部に対して吐出する液滴数を、前記端部以外の部分に対して吐出する液滴数より多くすることを特徴とする請求項2に記載の膜形成方法。
  4. 前記端部に対して吐出する液滴の体積を、前記端部以外の部分に対して吐出する液滴の体積より大きくすることを特徴とする請求項2に記載の膜形成方法。
  5. 前記液滴吐出装置は、整列配置された複数の液滴吐出ノズルを有し、
    前記領域は、長方形状に形成され、
    前記各液滴吐出ノズルの配列方向が前記領域の長辺方向と平行になるように前記液滴吐出装置を配置して、前記領域の短辺方向に沿って前記液滴吐出装置を走査させることにより、前記液滴の吐出を行うことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の膜形成方法。
  6. 前記領域は矩形領域であり、前記端部は角部であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の膜形成方法。
  7. 前記領域は、液晶表示装置の画素領域であり、
    前記被膜は、液晶表示装置を構成するカラーフィルタであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の膜形成方法。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の膜形成方法を使用して製造したことを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項8に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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