JP2007114458A - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明基板1上に複数の遮光層3と、該複数の遮光層間に複数の着色画素5を有するカラーフィルタの製造にて、透明基板上に塗布された感光性遮光膜2面と透明基板面の両面からエネルギーを照射し遮光層を形成する。遮光層の上部線幅と下部線幅の比の値が1以上((T1/B1)≧1)である。遮光層が撥インク性を有すること。
【選択図】図2
Description
しかしながら、上記の方法は隔壁を多層化するものであり、フォトリソグラフィ工程を複数回実施する必要があることから、プロセスの複雑化、コストアップ、ひいては歩留まり低下を招くという問題がある。
さらに、基板、インク、遮光層の各材料の臨界表面張力を、基板面>インク>ブラックマトリクス面とし、ブラックマトリクス面<35dyne/cm、基板面≧35dyne/cm、インクは両者から5dyne/cm以上の差を有するように設定することが提案されている(特許文献4参照)。これらの例では、いずれも遮光層の材料として、撥インク性を持たせるために、フッ素化合物やケイ素化合物といった撥水剤を含ませる方法である。
図2(a)〜(e)は、本発明によるカラーフィルタの製造方法を説明する工程図である。図2(a)は、透明基板1に感光性遮光膜2が塗布されている状態を示したものである。遮光層3を形成する場合、先ず、図2(b)に示すように、感光性遮光膜面、及び透明基板面の両方からマスクパターン寸法の異なるマスクを介して露光する。
撥インク成分の含有率は、遮光層の固形分100重量部に対して、0.01〜10.0重量部が適当である。
(遮光層の形成)
無アルカリガラス(コーニング社製「#1737」)上にカーボンブラックを含有した、新日鉄化学(株)製:遮光膜用ネガ型レジストインク「V−259BKIS−493X」
に感光性シリコン化合物としてジメチルポリシランを10%添加したものを膜厚2.3μmとなるようにスピンコートし、プリベークを行い感光性遮光膜を設けた。
その後、透明基板1面からの露光を15μm線幅マスクを用いて150mJ/cm2 露光し、更に感光性遮光膜2面からの露光を25μm線幅マスクを用いて50mJ/cm2 露光した。その後、現像、ポストベーク処理を行った。上部線幅T1=25.6μm、下部線幅B1=15μm(T1/B1=1.7)の遮光膜を形成した。この遮光膜の光学濃度(OD値)は厚さ1μmにて3.0であった。
メタクリル酸20部、メチルメタクリレート10部、ブチルメタクリレート55部、ヒドロキシエチルメタクリレート15部を乳酸ブチル300gに溶解し、窒素雰囲気下でアゾビスイソブチルニトリル0.75部を加え70℃にて5時間の反応によりアクリル共重合樹脂を得た。得られたアクリル共重合樹脂を樹脂濃度が10%になるようにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈しアクリル共重合樹脂の希釈液とした。この希釈液80.1gに対し、顔料19.9g、分散剤0.9gを添加して、3本ロールにて混練し、赤色、緑色、青色の各着色ワニスを得た。この各着色ワニスをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで顔料濃度が12〜15%、粘度が15cpsになるように調整し、R、G、B着色インクを得た。
前記、遮光膜3の線幅差を設けたガラス基板の該遮光膜間の開口部に対して、上記R、G、B各色の着色インクを使用し、12pl、180dpiヘッドを搭載したインクジェット印刷装置により、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)各々の着色画素を形成した。
尚、本発明でのΔEabは、標準C光源でのLab色度座標における色度(L−10a−10b−10)と、Tp+10℃で熱硬化させた時の着色画素の標準C光源でのLab色度座標における色度(L−10a−10b−10)の色差(ΔE=((L+10−L−10)2+(a+10−a−10)2+(b+10−b−10)2)0.5)を指している。
(感光性遮光膜の調合)
・カルド樹脂 V259(新日鉄化学製) 100部
・M402(東亜合成製) 13.28部
・Irg369(チバスペシャリティーケミカル製) 6.00部
・Irg819(チバスペシャリティーケミカル製) 2.00部
・シクロヘキサノン 300部
・ジメチルポリシラン 65部
・TPBK−1001(御国色素製) 214部
上記の配合でよく攪拌し、感光性遮光膜を得た。この感光性遮光膜を膜厚1.8μmとなるようにスピンコートし、プリベークをおこなった。その後、感光性遮光膜2面から露光を20μm線幅マスクを用いて200mJ/cm2 露光し、更にガラス基板面から露光を8μm線幅マスクを用いて80mJ/cm2 露光した。その後、現像、ポストベーク処理を行った。上部線幅T1=21.2、下部線幅B1=10μm(T1/B1=2.12)の遮光膜を形成した。この遮光膜の光学濃度(OD値)は厚さ1μmにて2.3であった。
(遮光層の形成)
無アルカリガラス(コーニング社製「#1737」)上にカーボンブラックを含有した、新日鉄化学(株)製;遮光膜用ネガ型レジストインク「V−259BKIS−493X」に感光性シリコン化合物としてジメチルポリシランを10%添加したものを膜厚2.3μmとなるようにスピンコートし、プリベークを行い感光性遮光膜を設けた。
その後、感光性遮光膜2面から露光を8.0μm線幅マスクを用いて50mJ/cm2 露光し、更にガラス基板面から露光を20μm線幅マスクを用いて200mJ/cm2 露光した。その後、現像、ポストベーク処理を行った。上部線幅T1=8.2μm、下部線幅B1=22.4μm(T1/B1=0.34)の遮光膜を形成した。この遮光膜の光学濃度(OD値)は厚さ1μmにて3.0であった。
感光性遮光膜の調合は、実施例2同様に行った。
2・・・感光性遮光膜
3・・・遮光層
4・・・着色インク
5・・・着色画素
Claims (6)
- 透明基板上に複数の遮光層と、該複数の遮光層間に複数の着色画素を有するカラーフィルタの製造方法において、該透明基板上に塗布された感光性遮光膜面と透明基板面の両面からエネルギーを照射して遮光層を形成することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
- 請求項1記載のカラーフィルタの製造方法において、遮光層の上部線幅(T1)と下部線幅(B1)の比の値(T1/B1)が1以上((T1/B1)≧1)であることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
- 前記遮光層が、撥インク性を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラーフィルタの製造方法。
- 前記遮光層にカーボン顔料を用いることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3記載のカラーフィルタの製造方法。
- 前記遮光層の厚さが1μmにて光学濃度(OD値)が2.0以上であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載のカラーフィルタの製造方法。
- 前記遮光層間の開口部にインクジェット法により、着色インクを塗布することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のカラーフィルタの製造方法。
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CN113327521A (zh) * | 2020-02-28 | 2021-08-31 | 成都辰显光电有限公司 | 显示面板、显示面板的制备方法和色彩转化结构 |
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JPH08179309A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-07-12 | Seiko Instr Inc | カラーフィルター基板の製造方法 |
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JP2004361933A (ja) * | 2003-05-09 | 2004-12-24 | Sharp Corp | カラーフィルタ基板およびその製造方法、ならびに表示装置 |
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CN113327521B (zh) * | 2020-02-28 | 2022-08-16 | 成都辰显光电有限公司 | 显示面板、显示面板的制备方法和色彩转化结构 |
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