JP2000179310A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JP2000179310A
JP2000179310A JP10352788A JP35278898A JP2000179310A JP 2000179310 A JP2000179310 A JP 2000179310A JP 10352788 A JP10352788 A JP 10352788A JP 35278898 A JP35278898 A JP 35278898A JP 2000179310 A JP2000179310 A JP 2000179310A
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control device
valve timing
lock
timing control
hole
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Yoshikazu Ishii
良和 石井
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロック機構のロック穴内部に堆積したスラッジ
等の異物の排出性を高める構造を有する内燃機関のバル
ブタイミング制御装置を提供する。 【解決手段】内部ロータ12のベーン13に形成された
貫通孔23に摺動可能に配設されたロックピン24は、
スプロケット15に設けられたブッシュ穴26に装着さ
れたブッシュ27に形成されたロック穴28に嵌入する
ことで、内部ロータ12の相対回動を規制する。ブッシ
ュ穴26とブッシュ27との装着面に形成された切り欠
き30及び隙間29によって、ロックピン24が嵌入さ
れている状態においてもロック穴28の底部への油圧の
供給を可能ならしめる流路が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機関バルブの開閉
弁時期(バルブタイミング)を可変とする内燃機関のバ
ルブタイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、こうしたバルブタイミン
グ制御装置にあっては、内燃機関の出力軸であるクラン
クシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変更
することにより、同カムシャフトの回転に伴って開閉駆
動される機関バルブのバルブタイミングを可変とする。
このようなバルブタイミング制御装置の一例として、例
えば特開平10−159521号公報に記載されている
ようなベーン式のものが知られている。
【0003】図7は、こうしたベーン式のバルブタイミ
ング制御装置の正面断面構造を示している。機関バルブ
を開閉駆動するカムシャフト(図示略)の先端部には、
スプロケット105が相対回動可能に装着されている。
このスプロケット105は、チェーンを介してクランク
シャフト(図示略)の回転力を受け、同クランクシャフ
トと同期して回転する。
【0004】一方、カムシャフトの先端には、内部ロー
タ102が一体回転可能に締結されている。内部ロータ
102の外径には、カムシャフトの軸心に対してその径
方向に延びる複数(この例では4つ)のベーン103が
設けられている。
【0005】また、内部ロータ102は上記ベーン10
3共々、略中空円筒形状をなすハウジング106に収容
されている。このハウジング106はスプロケット10
5に締結されており、同スプロケット105と一体とな
って回転する。また、ハウジング106の内部には、上
記各ベーン103がそれぞれ収容される複数の溝(凹
部)109が形成されている。
【0006】凹部109内は、ベーン103によって2
つの空間111,112に区画される。これらの空間1
11,112は、内部ロータ102とハウジング106
(スプロケット105)とを相対回動させるための作動
油が導入される圧力室となっている。スプロケット10
5に伝達される回転力は、これら圧力室111,112
内の作動油を介して内部ロータ102に伝達される。
【0007】また、これら圧力室111,112内の作
動油を油圧制御することで、ベーン103の両側面にか
かる油圧に基づく力の釣り合いを変化させ、内部ロータ
102をハウジング106(スプロケット105)に対
して相対回動させることができる。こうして内部ロータ
102とハウジング106とを相対回動させることで、
クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変
更して、機関バルブのバルブタイミングを可変とするこ
とができる。
【0008】また、このバルブタイミング制御装置に
は、同内部ロータ102をスプロケット105に機械的
に連結し、相対回動を規制するロック機構が設けられて
いる。このロック機構は、機関始動時などの油圧低下時
において、内部ロータ102の相対回動を規制するため
に用いられる。
【0009】図8に、同ロック機構及びその周辺部の断
面構造を示す。上記ベーン103の1つには、同ロック
機構を構成するロックピン114が摺動可能に配設され
る貫通孔113が形成されている。一方、スプロケット
105には、内部ロータ102の相対回動を規制する所
定の位相において、上記ロックピン114が嵌入可能な
ロック穴116が形成されている。ロックピン114
は、貫通孔113内に配設されたコイルばね115によ
って、このロック穴116に嵌入される方向に付勢され
ている。そして、同ロックピン114がロック穴116
内に嵌入されることで、内部ロータ102とスプロケッ
ト105とが機械的に連結され、それらの相対回動は規
制(ロック)されるようになる。
【0010】また、スプロケット105と摺接するベー
ン103の端面には、溝117が形成されており、この
溝117を通じて例えば圧力室111に供給される作動
油がロック穴116の開口部にも導入されるようになっ
ている。同溝117を通じてロック穴116に導入され
た作動油の圧力は、ロックピン114の先端を押圧し、
同ロックピン114をロック穴116から離脱させる方
向に押圧する。この油圧が所定圧以上となると、ロック
ピン114はコイルばね115の付勢力に抗して移動
し、ロック穴116から離脱する。こうしてロックピン
114がロック穴116から離脱することによって、内
部ロータ102とスプロケット105との連結が解除さ
れ、これらの相対回動の規制(ロック)が解除される。
【0011】ところで、こうしたロックピン114及び
ロック穴116を備えるバルブタイミング制御装置で
は、作動油中に含まれるスラッジ等の異物がロック穴1
16内に堆積することに起因してロックピン114の作
動性が低下することがある。
【0012】そこで、上記公報に記載のバルブタイミン
グ制御装置では、図8に併せて示すように、ロック穴1
16をその開口部に向かうほど拡径するテーパ形状と
し、溝117を同開口部からカムシャフトの回転軸の遠
心方向に延伸させるように形成している。こうした構造
により、カムシャフトの回転に伴う遠心力によって、上
記堆積したスラッジ等の異物Sが、同図7に矢指する態
様で上記ロック穴116から排出されるようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、テーパ形
状としたロック穴116とカムシャフトの回転軸の遠心
方向に延伸される溝117との協働によって、上記スラ
ッジ等の異物の排出も確かに可能ではあるものの、同異
物の完全な排出となると同構造では無理がある。これ
は、ロック穴116が袋穴となっているために、その内
部での作動油の流動が停滞してしまうためである。この
ように作動油の流動が停滞する場合には、同ロック穴1
16の奥部に堆積したスラッジ等の異物は排出され難く
なる。さらに上記構造では、ロック穴116自体が異物
が排出される経路の一部となっているため、ロックピン
114が同ロック穴116に嵌入されているときにも、
異物の排出は制限されてしまう。
【0014】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ロック機構のロック穴内部
に堆積したスラッジ等の異物の排出性を高める構造を有
する内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、機関出力軸及びカムシャ
フトの一方及び他方にそれぞれ駆動連結されて互いに相
対回動可能な第1及び第2の回転体と、これら回転体を
相対化移動させるための液圧が導入される圧力室とを備
え、前記圧力室に対する液圧調整に基づき前記第1及び
第2の回転体を相対回動させて前記機関出力室に対する
前記カムシャフトの相対回動位相を可変とする内燃機関
のバルブタイミング制御装置において、前記第1及び第
2の回転体の一方に摺動可能に配設されたロックピン
と、同第1及び第2の回転体の他方に設けられてそれら
回転体の所定の相対回動位相において該ロックピンが嵌
入可能となるロック穴とを有し、前記ロックピンの前記
ロック穴への嵌入に基づき前記各回転体の相対回動を規
制するとともに、前記ロックピンの適宜の部分に対する
液圧の供給により同ロックピンが前記ロック穴から離脱
されることに基づき同規制を解除するロック機構を備
え、前記ロック穴は、前記ロックピンが嵌入されている
状態においてもその底部への液圧の供給を可能ならしめ
る液路を有してなることをその要旨とする。
【0016】上記構成によれば、ロックピンがロック穴
に嵌入した状態にあっても、その底部へと液圧を供給可
能な液路が形成されているため、ロックピンがロック穴
から離脱する際に生じる液圧の変化に応じてロック穴内
に生じる液体の流れによって、同ロック穴の底部に堆積
した異物を排除することができるようになる。また、上
記の液路は、ロックピンがロック穴に嵌入されている状
態にあっても連通しているため、同液路を通じた異物の
排除を常時行うことができるようになる。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記液路は、前記ロック穴の底部において前記カムシャ
フトの回転の遠心方向に開口されてなることをその要旨
とする。
【0018】上記構成によれば、ロック穴内の異物がカ
ムシャフトの回転に伴う遠心力の作用によって、異物排
除用の液路の開口部に集められるため、その排出性を更
に高めることができるようになる。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
て、前記液路は、前記ロック穴の底部から前記カムシャ
フトの回転の遠心方向に延伸されてなることをその要旨
とする。
【0020】上記構成によれば、異物排除用の液路内に
入った異物をカムシャフトの回転に伴う遠心力の作用に
よって外部へと送り出すことができるため、その排出性
を更に高めることができるようになる。
【0021】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の内燃機関のバルブタイミング制
御装置において、前記液路は、前記ロック機構の規制解
除に際して前記ロックピンを前記ロック穴から離脱せし
めるべく供給される液圧の供給路と兼用されることをそ
の要旨とする。
【0022】上記構成によれば、ロックピンをロック穴
から離脱させるための液圧が上記通路を通じて供給され
るため、ロック穴内の液体の流動を更に大きくすること
ができ、異物の排除性を更に高めることができるように
なる。
【0023】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜4のいずれかに記載の内燃機関のバルブタイミング制
御装置において、前記ロック穴は適宜のブッシュに貫通
孔として形成されてなるとともに、このブッシュが同ロ
ック穴の形成対象となる回転体に設けられたブッシュ穴
に装着されてなり、前記液路は、前記ブッシュ穴及びブ
ッシュ外周の少なくとも一方に設けられた切り欠きによ
って形成されてなることをその要旨とする。
【0024】上記構成によれば、ロックピンが嵌入され
ている状態においてもロック穴の底部への液圧を供給可
能な液路を容易に形成することができるようになる。ま
た、請求項6に記載の発明は、請求項5記載の内燃機関
のバルブタイミング制御装置において、前記液路は、前
記ロック穴の形成対象となる回転体の型成形時、前記ブ
ッシュ穴共々型成形された切り欠きによって形成されて
なることをその要旨とする。
【0025】上記構成によれば、ロック穴の形成対象と
なる回転体の型成形時に、異物排除用の液路を構成する
切り欠きをブッシュ穴共々同時に型成形することで、製
造工数を増やすことなく上記液路を形成することができ
るようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について説明する。図1に本実施形態にかかる内燃
機関のバルブタイミング制御装置の正面断面構造を、図
2に図1のII−II線に沿った断面構造をそれぞれ示す。
【0027】まず、図2に示すように、本実施形態の内
燃機関のバルブタイミング制御装置にあっても、カムシ
ャフト11の先端部には、スプロケット15が、同カム
シャフト11と相対回動可能に装着されている。このス
プロケット15は、図示しないチェーンを介して同じく
図示しないクランクシャフトに駆動連結され、同クラン
クシャフトと同期して回転する。
【0028】また、カムシャフト11の先端にはセンタ
ボルト14によって、内部ロータ12が一体回転可能に
固定されている。この内部ロータ12には、図1に示す
ように、その径方向に延びる複数(本実施形態では4
つ)のベーン13が設けられている。この内部ロータ1
2は、ハウジング16に収容されている。
【0029】このハウジング16は、スプロケット15
及びカバー17と取り付けボルト18によって一体回転
可能に締結されるとともに、カムシャフト11に対して
は、それらが一体となって相対回動可能となっている。
また、このハウジング16の内部には、上記内部ロータ
12の各ベーン13がそれぞれ収容される複数の凹部1
9が形成されている。この凹部19内は、カバー17及
びスプロケット15によって密閉されるとともに、ベー
ン13によってそれぞれ2つの空間21,22に区画さ
れている。これらの空間21,22は、内部ロータ12
とハウジング16とを相対回動させるための作動油が導
入される圧力室となっている。
【0030】次に、図1を参照して、同バルブタイミン
グ制御装置の油圧回路の構成について説明する。同図1
に示すように、オイルポンプ41はオイルパン40内の
作動油を吸引し、油圧供給路42を介して油圧調整弁4
4に対し、作動油を加圧して送り出す。油圧調整弁44
には、上記油圧供給路42に加え、各進角側圧力室21
に油圧を伝達するための進角側油通路46と、各遅角側
圧力室22に油圧を伝達するための遅角側油通路47
と、オイルパン40に作動油を還流するためのドレイン
通路43とが連結されている。
【0031】油圧調整弁44は、電子制御装置45の指
令信号に基づき動作し、油圧供給路42及びドレイン通
路43と、進角側油通路46及び遅角側油通路47とを
選択的に連通する。これら進角側油通路46及び遅角側
油通路47を通じて、進角側圧力室21及び遅角側圧力
室22へ作動油を供給する、あるいはこれら圧力室2
1,22から作動油を排出することで、これら圧力室2
1,22内の油圧を調整している。
【0032】このように本実施形態のバルブタイミング
制御装置にあっても、先の図7及び図8に示した従来の
バルブタイミング制御装置と同様に、圧力室21,22
の油圧制御に基づいて内部ロータ12とハウジング16
(スプロケット15)とを相対回動させることにより、
クランクシャフトに対するカムシャフト11の回転位相
を変更して、機関バルブのバルブタイミングを可変とし
ている。
【0033】そして、本実施形態のバルブタイミング制
御装置にも、例えば「最遅角位相」等、所定の位相で内
部ロータ12とハウジング16との相対回動を規制する
ロック機構が設けられている。
【0034】図3に、本実施形態のバルブタイミング制
御装置に採用されているロック機構及びその周辺の側部
断面構造を、図4に同じくロック機構及びその周辺の正
面断面構造をそれぞれ示す。なお、図3は、図4のIII
−III線に沿った断面構造に相当する。
【0035】このロック機構を構成するロックピン24
は、ベーン13の1つに形成された貫通孔23内に摺動
可能に収容されている。このロックピン24は、コイル
ばね25の付勢力によってスプロケット15側に付勢さ
れている。同ロックピン24は、有底円筒形状を呈して
おり、その底部であるスプロケット15側の端部はテー
パ状に形成されている。
【0036】また、スプロケット15には、内部ロータ
12が上記最遅角位相に位置したときにロックピン24
が嵌入可能となるロック穴28が形成されたブッシュ2
7が設けられている。このブッシュ27は、スプロケッ
ト15に形成されたブッシュ穴26内に圧入されてい
る。また、ブッシュ27は、その圧入される先端側の端
部が縮径されており、同ブッシュ27とブッシュ穴26
との間にはこの縮径分の隙間29が形成されている。
【0037】更に、ブッシュ穴26の内径にあって、カ
ムシャフト11(図2)の回転の遠心方向側、すなわち
カムシャフト11の回転軸から見てその外径方向側の壁
面には、切り欠き30が形成されている。そして、この
切り欠き30及び上記隙間29によって、ロック穴28
の底部に作動油を流通させるための流路が形成されてい
る。この流路は、ロック穴28内に堆積したスラッジ等
の異物を排出するための異物排出経路となる。
【0038】一方、ロックピン24が配設されたベーン
13のスプロケット15と対向する端面には溝32が形
成されている。この溝32は、ロック穴28から見て、
カムシャフト11の回転軸の遠心方向に延伸されてい
る。そして同溝32は、内部ロータ12が上記最遅角位
相に位置したときに、前記切り欠き30とスプロケット
15に形成されたくぼみ33とを連通する液路として機
能する。すなわち、内部ロータ12がこの最遅角位相に
位置するときに、進角側圧力室21から、これらくぼみ
33、溝32、切り欠き30及び隙間29を通じて、ロ
ック穴28の底部へと作動油が供給されるようになる。
なお、このくぼみ33は、内部ロータ12が最遅角位相
に位置するときに、進角側圧力室21と上記溝32とを
確実に連通させるために設けられている。
【0039】このように、本実施形態のバルブタイミン
グ制御装置では、ブッシュ穴26の内径に形成された切
り欠き30と隙間29とによって、ロック穴28の底部
と進角側圧力室21とを連通する異物排出経路が形成さ
れている。そして、この異物排出経路は、ロック穴28
内からロックピン24を離脱させるための作動油の供給
経路の一部にもなっている。
【0040】また、この異物排出経路(隙間29,切り
欠き30)によって、ロックピン24がロック穴28に
嵌入されている状態においても、ロック穴28の内部
は、進角側圧力室21と常時連絡するようになり、この
流路を通じて、同ロック穴28内に堆積したスラッジ等
の異物の排出も常時行われるようになる。この異物排除
メカニズムを以下に説明する。
【0041】上記のように、切り欠き30は、ロック穴
28から見てカムシャフト11の回転の遠心方向側に形
成されているため、上記異物排出経路もロック穴28の
底部の遠心方向側に開口している。また、ロック穴28
内に堆積したスラッジ等の異物も、カムシャフト11の
回転に伴う遠心力の作用によって、同排出経路の開口部
付近に集められる。そして図5に示すように、こうして
開口部に集められた異物Sが、やはりカムシャフト11
の回転に伴う遠心力の作用を受けて、上記排出経路2
9,30を通り、外部に排出されるようになる。
【0042】また、ロックピン24をロック穴28から
離脱させるときには、進角側圧力室21から、くぼみ3
3、溝32、切り欠き30及び隙間29を通じて、ロッ
ク穴28へと作動油が供給される。このとき供給される
作動油は、図6に示すように、同ロック穴28の底部か
ら作動油が流入し、ロックピン24を押し上げながら同
ロック穴28の開口部に向けて流動する。そしてこのと
きも、ロック穴28に堆積した異物Sは、この作動油の
流れによって同図6に示される態様で運ばれ、外部に排
出されるようになる。
【0043】そしてこの実施形態のバルブタイミング制
御装置では、更に図4に示すように、内部ロータ12が
最遅角位相に位置するときに進角側圧力室21とベーン
13に形成された溝32とを連絡するくぼみ33も、そ
の内径がカムシャフト11の回転の遠心方向側において
切り欠き34として切り欠かれており、同くぼみ33内
に堆積した異物も、上記カムシャフト11の回転時の遠
心力の作用によって外部に排出されるようになってい
る。
【0044】なお、本実施形態のバルブタイミング制御
装置においては、上記スプロケット15は焼結合金によ
って形成されており、同スプロケット15の原材料であ
る金属等の粉末を型内で加圧成形する際に上記ブッシュ
穴26やくぼみ33を形成している。そしてブッシュ穴
26やくぼみ33の内径の切り欠き30,34も、この
加圧成形時に同時に形成するようにしている。そのた
め、加工コストや加工工程を増大することなく、これら
切り欠き30,34を形成することができる。
【0045】以上説明したように、本実施形態のバルブ
タイミング制御装置によれば、以下に列記するような多
くの優れた効果が得られるようになる。 (1)ロックピン24がロック穴28に嵌入されている
状態にあっても、遮断されることのないように異物排出
経路(隙間29,切り欠き30)を設けたことで、ロッ
クピン24がロック穴28から離脱する際に、同経路を
通じて流入する作動油によって生じる該ロック穴28内
の作動油の流動によって、該ロック穴28の底部に堆積
したスラッジ等の異物を排出することができる。
【0046】(2)ロックピン24がロック穴28から
離脱するための液圧を上記異物排除経路を通じて導入す
る構成としたため、このときのロック穴28内に生じる
作動液の流動を大きくして、異物の排出性を更に高める
ことができる。
【0047】(3)切り欠き30などによって構成され
る異物の排出経路をロック穴28の底部においてカムシ
ャフト11の回転軸の遠心方向に開口する構成としたこ
とで、それら異物の排出性を高めることができる。
【0048】(4)また、上記異物の排出経路をロック
穴28からそのカムシャフト11の回転軸の遠心方向に
延伸する構成としたことで、同異物の排出性も更に高め
ることができる。
【0049】(5)ブッシュ穴26の切り欠き30や同
ブッシュ穴26とブッシュ27の縮径部との間に形成さ
れた隙間29を上記異物排出経路とする構成としたた
め、同経路を簡単に形成することができる。
【0050】(6)くぼみ33の内径にも、その遠心方
向に切り欠き34を形成したことで、同くぼみ33内に
堆積した異物もカムシャフト11の回転時の遠心力の作
用で排出することができる。
【0051】(7)また、異物排出経路となる切り欠き
30,34は、スプロケット15の加圧成形時に同時に
型成形されるため、製造工数を増やすことなくこれらを
形成することができる。
【0052】なお、本実施形態のバルブタイミング制御
装置は、以下のようにその構成を変更して実施すること
もできる。 ・本実施形態では、スプロケット15を焼結合金製とし
ていたが、これを鋳造によって形成し、異物排除用の切
り欠き30,34を鋳造時に同時に型成形するようにし
てもよい。
【0053】・また、製造工数は増えるものの、上記切
り欠き30,34をスプロケット15の成型時に同時に
型成形せず、機械加工などによって成形するようにして
も、基本的には上記と同様の効果を得ることはできる。
【0054】・また、本実施形態では、ブッシュ27を
圧入によってブッシュ穴26内に固定するようにしいる
が、これをねじ止め等の他の方法で固定するように変更
してもよい。この場合、作業効率は多少悪化するもの
の、それらブッシュ27とブッシュ穴26との強固な締
結が得られるようになる。
【0055】・また、本実施形態では、ブッシュ穴26
の内径に切り欠き30を形成して異物の排出経路を設け
ていたが、ブッシュ27の外径に切り欠きを形成するこ
とで異物の排出経路を設けるようにしてもよい。この場
合にも、上記と同様の効果を得ることができる。
【0056】・また、本実施形態では、ブッシュ27と
ブッシュ穴26との締結面に形成された隙間を異物の排
出経路としたが、別途、機械加工によってブッシュ27
の底面通じる孔などを形成しても、それがロック穴28
の底部と圧力室21とを連絡する経路となっていれば、
上述同様、ロック穴28に堆積した異物を排出すること
はできる。
【0057】・また、本実施形態では、上記異物の排出
経路を、ロックピン24をロック穴28から離脱させる
ための作動油を供給する経路と併用する構成としたが、
作動油の供給経路についてはこれを別に設け、上記切り
欠き30等からなる経路は異物排出のためだけに用いる
構成としてもよい。この場合であれ、基本的には上記と
同様の作用効果を得ることはできる。
【0058】・また、本実施形態では、上記切り欠き3
0等によって構成される異物排出経路が、ロック穴28
の底部にあってカムシャフト11の回転の遠心方向側に
開口する構成としたが、同ロック穴28の底部の他の方
向に開口部を設けたとしても、上記に準じた効果を得る
ことはできる。
【0059】・また、上記異物排出経路についても、こ
れをロック穴28からカムシャフト11の回転の遠心方
向側以外の方向に延びるように形成したとしても、やは
り上記に準じた効果を得ることはできる。
【0060】・上記実施形態では、内部ロータ12にロ
ックピン24が配設され、スプロケット15にロック穴
28が形成されているが、これらが設けられる位置は、
適宜変更してもよい。例えば、ロック穴28をカバー1
7側に設ける構成としたり、スプロケット15側にロッ
クピン24を配設し、内部ロータ12側にロック穴28
を形成する構成としてもよい。こうした場合にも、基本
的には上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0061】・また、ロック機構による相対回動規制位
置(位相)は任意であり、上述した最遅角位相以外の位
相で相対回動が規制されるる構成としてもよい。この場
合であれ、上記に準じた効果を得ることはできる。
【0062】・上記実施形態では、内部ロータ12に4
つのベーン13を設け、進角側及び遅角側の圧力室2
1,22もそれぞれそれらベーン13に対応して4室づ
つ設ける構成としたが、これらベーンや圧力室の数を3
つ以下、あるいは5つ以上設ける構成としてもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ロック
ピンがロック穴に嵌入した状態にあっても、その底部へ
と液圧を供給可能な液路が形成されているため、ロック
ピンがロック穴から離脱する際に生じる液圧の変化に応
じてロック穴内に生じる液体の流れによって、同ロック
穴の底部に堆積した異物を排除することができるように
なる。また、上記の液路は、ロックピンがロック穴に嵌
入されている状態にあっても連通しているため、同液路
を通じた異物の排除を常時行うことができるようにな
る。
【0064】また、請求項2に記載の発明によれば、ロ
ック穴内の異物がカムシャフトの回転に伴う遠心力の作
用によって、異物排除用の液路の開口部に集められるた
め、その排出性を更に高めることができるようになる。
【0065】また、請求項3に記載の発明によれば、異
物排除用の液路内に入った異物をカムシャフトの回転に
伴う遠心力の作用によって外部へと送り出すことができ
るため、その排出性を更に高めることができるようにな
る。
【0066】また、請求項4に記載の発明によれば、ロ
ックピンをロック穴から離脱させるための液圧が上記通
路を通じて供給されるため、ロック穴内の液体の流動を
更に大きくすることができ、異物の排除性を更に高める
ことができるようになる。
【0067】また、請求項5に記載の発明によれば、ロ
ックピンが嵌入されている状態においてもロック穴の底
部への液圧を供給可能な液路を容易に形成することがで
きるようになる。
【0068】また、請求項6に記載の発明によれば、ロ
ック穴の形成対象となる回転体の型成形時に、異物排除
用の液路を構成する切り欠きをブッシュ穴共々同時に型
成形することで、製造工数を増やすことなく上記液路を
形成することができるようになる。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる内燃機関のバルブタイミング制
御装置の一実施形態についてその正面断面構造を示す正
面図。
【図2】図1のII−II線に沿った側部断面図。
【図3】同実施形態のバルブタイミング制御装置に採用
されるロック機構及びその周辺の構造を示す断面図。
【図4】同じくロック機構及びその周辺の構造を示す正
面図。
【図5】同ロック機構部における異物排除態様を示す断
面図。
【図6】同ロック機構部における異物排除態様を示す断
面図。
【図7】従来のバルブタイミング制御装置の正面断面構
造を示す断面図。
【図8】同従来のバルブタイミング制御装置のロック機
構及びその周辺構造を示す断面図。
【符号の説明】
11…カムシャフト、12…内部ロータ、13…ベー
ン、14…センタボルト15…スプロケット16…ハウ
ジング、17…カバー、18…取り付けボルト、19…
凹部、20…凸部、21…進角側圧力室、22…遅角側
圧力室、23…貫通孔、24…ロックピン、25…コイ
ルばね、26…ブッシュ穴、27…ブッシュ、28…ロ
ック穴、29…隙間、30…切り欠き、31…圧力室、
32…溝、33…くぼみ、34…切り欠き、40…オイ
ルパン、41…オイルポンプ、42…油圧供給路、43
…ドレイン通路、44…油圧調整弁、45…電子制御装
置、46…進角側油通路、47…遅角側油通路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関出力軸及びカムシャフトの一方及び他
    方にそれぞれ駆動連結されて互いに相対回動可能な第1
    及び第2の回転体と、これら回転体を相対化移動させる
    ための液圧が導入される圧力室とを備え、前記圧力室に
    対する液圧調整に基づき前記第1及び第2の回転体を相
    対回動させて前記機関出力室に対する前記カムシャフト
    の相対回動位相を可変とする内燃機関のバルブタイミン
    グ制御装置において、 前記第1及び第2の回転体の一方に摺動可能に配設され
    たロックピンと、同第1及び第2の回転体の他方に設け
    られてそれら回転体の所定の相対回動位相において該ロ
    ックピンが嵌入可能となるロック穴とを有し、前記ロッ
    クピンの前記ロック穴への嵌入に基づき前記各回転体の
    相対回動を規制するとともに、前記ロックピンの適宜の
    部分に対する液圧の供給により同ロックピンが前記ロッ
    ク穴から離脱されることに基づき同規制を解除するロッ
    ク機構を備え、 前記ロック穴は、前記ロックピンが嵌入されている状態
    においてもその底部への液圧の供給を可能ならしめる液
    路を有してなることを特徴とする内燃機関のバルブタイ
    ミング制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の内燃機関のバルブタイミン
    グ制御装置において、 前記液路は、前記ロック穴の底部において前記カムシャ
    フトの回転の遠心方向に開口されてなることを特徴とす
    る内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の内燃機関のバルブタイミン
    グ制御装置において、 前記液路は、前記ロック穴の底部から前記カムシャフト
    の回転の遠心方向に延伸されてなることを特徴とする内
    燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関
    のバルブタイミング制御装置において、 前記液路は、前記ロック機構の規制解除に際して前記ロ
    ックピンを前記ロック穴から離脱せしめるべく供給され
    る液圧の供給路と兼用されることを特徴とする内燃機関
    のバルブタイミング制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関
    のバルブタイミング制御装置において、 前記ロック穴は適宜のブッシュに貫通孔として形成され
    てなるとともに、このブッシュが同ロック穴の形成対象
    となる回転体に設けられたブッシュ穴に装着されてな
    り、 前記液路は、前記ブッシュ穴及びブッシュ外周の少なく
    とも一方に設けられた切り欠きによって形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の内燃機関のバルブタイミン
    グ制御装置において、 前記液路は、前記ロック穴の形成対象となる回転体の型
    成形時、前記ブッシュ穴共々型成形された切り欠きによ
    って形成されてなることを特徴とする内燃機関のバルブ
    タイミング制御装置。
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