JP2000179003A - 土砂処理方法とその装置 - Google Patents

土砂処理方法とその装置

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JP2000179003A
JP2000179003A JP10352924A JP35292498A JP2000179003A JP 2000179003 A JP2000179003 A JP 2000179003A JP 10352924 A JP10352924 A JP 10352924A JP 35292498 A JP35292498 A JP 35292498A JP 2000179003 A JP2000179003 A JP 2000179003A
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conveyor
amount
screen
sand
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Hiroshi Ito
広 伊藤
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Okada Aiyon Corp
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量に発生する建設残土や掘削土砂などを粉
砕・分別し、得た細粒土に改良剤を添加することによっ
て改質土と再生骨材を効率よく生産する。 【解決手段】 土砂処理装置は、原料土を確実に細粒ま
で破砕して送り出す粉砕機と、該粉砕機の排出土から粗
粒物を分離回収するスクリーンと、該スクリーンを通過
した細粒土を搬送する中継コンベアと、該中継コンベア
の搬送土を攪拌する攪拌機とを一連に配列し、前記中継
コンベアの近傍に搬送量の計測手段を取り付け、その計
測手段より後方において中継コンベアの上方または攪拌
機の土砂投入部に改良剤保管装置の投与口を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大量に発生する建
設残土や掘削土砂などを粉砕・分別し、得た細粒土に改
良剤を添加することによって改質土と再生骨材を効率よ
く生産する土砂処理方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、建設残土や掘削土砂などを再生骨
材に処理する装置として、必要とする解砕混合機、振動
ふるい、コンベアなどを一括搭載した作業車が存在す
る。この作業車では、原料土をホッパ投入の際に該ホッ
パ上のスクリーンで粗大異物を除去し、このホッパから
排出される礫などの混在土を定量供給コンベアで搬送中
に土質改良剤の石灰を添加する。石灰が添加された混在
土は、そのまま解砕混合機に投入され、ここで解砕混合
して土砂と石灰とを反応させた後に、解砕混合機から排
出された土砂を傾斜振動ふるいに掛け、混在する礫など
の異物を分離除去し、分別された細粒改質土をコンベア
で貯蔵場所へ排出する。
【0003】 この作業車において、解砕混合機である
インパクトミキサは、ドラムの周囲に複数枚の湾曲打撃
板を取り付けたロータを弾性解砕板とマグハンマとの間
に配置し、該ロータを回転駆動することにより、投入さ
れた混在土をロータで攪拌するとともに、混在土をマグ
ハンマに跳ね飛ばして衝撃破砕する構成である。インパ
クトミキサは、土砂および固結土塊などの脆弱土塊を粉
砕して石灰と混合できる反面、粘着質の土砂が介在する
とそれがクッションとなって衝撃が減衰され、破砕され
ずに通過してしまう異物も多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この形態のインパクト
ミキサは、土砂などの脆弱土塊を容易に粉砕して石灰と
混合する一方、建設残土に混在するコンクリート塊、瓦
や煉瓦、陶磁器片という硬い異物を土質改良剤の石灰が
付着されたままで排出し、粒度調整装置の傾斜振動ふる
いで分離除去する。つまり、この処理装置では、混在す
る瓦礫などを粉砕不十分のまま傾斜振動ふるいに送って
異物として除去するため、これらの異物に付着した石灰
分が無駄になってしまう。
【0005】 この作業車では、硬いコンクリート塊、
瓦や煉瓦、陶磁器片などをそのまま排出してしまうけれ
ども、これらの異物は通常40mm以下の細粒に粉砕で
きれば路床材などの骨材として再利用できるので、有効
資源をむざむざ廃棄していることになる。また、これら
の異物は、付着した石灰の作用で互いに固結するため、
別途にブレーカや小割機などを用いて塊状に砕いた後
に、処理場に搬送して細粒状に粉砕処分する必要があ
り、この廃棄処分に多大の費用と輸送費が掛かって厄介
な異物とされている。
【0006】 本発明は、従来の土砂処理作業車に関す
る前記の不具合を解消し、土質改良剤を無駄に消費する
ことなく、大量の残土から有益な改質土と骨材を迅速に
再生産する土砂処理方法を提供することを目的としてい
る。本発明の他の目的は、原料土の殆ど全てを有益な改
質土と再生骨材まで一貫処理する合理的な土砂処理装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の土砂処理方法は、塊状土や瓦礫などの異物
が混在する土砂を粉砕機に投入し、再生骨材として利用
可能な粒度(最大で40mm)以下に確実に粉砕する。
この粉砕機から排出される土砂をスクリーン(通過粒度
は一般に15mm以下)に掛け、分離した粗粒物を路床
材などの再生骨材として回収するとともに、スクリーン
を通過した細粒土は、攪拌機への搬送途上において計測
手段で搬送量を測定する。この測定値に基づいて土質改
良剤を一定割合で自動的に添加し、これを攪拌機で攪拌
反応させて埋め戻し用などの改質土として送り出し、こ
の一連の工程を一貫処理で連続的に行っていく。
【0008】 本発明の土砂処理装置は、原料土を確実
に細粒まで破砕して送り出す粉砕機と、該粉砕機の排出
土から粗粒物を分離回収するスクリーンと、該スクリー
ンを通過した細粒土を搬送する中継コンベアと、該中継
コンベアの搬送土を攪拌する攪拌機とを適宜の手段で一
連に配置している。前記中継コンベアの近傍には、搬送
量計測手段を取り付け、その計測手段より後方において
中継コンベアの上方または攪拌機の土砂投入部に改良剤
保管装置の投与口を配置し、計測手段で測定した搬送量
に応じて改良剤保管装置へ制御信号を出力することで制
御し、搬送土に改良剤を一定割合で自動添加した後に十
分に攪拌する。
【0009】 好ましくは、前記の粉砕機は、上段に1
対の大割用対向ロールと下段に1対の細割用対向ロール
とを備え且つ原料土を粉砕して送り出す2段4軸ロール
クラッシャからなる。このロールクラッシャを用いる
と、土砂が無理なく粉砕され且つ該クラッシャから送り
出す土砂の粒度と時間当たりの排出量が安定化し、均一
で良質な再生骨材と改質土が生産できるとともに、クラ
ッシャ下流側の装置の運転状態を安定させるのに好都合
である。
【0010】 前記の搬送量計測手段は、レバーおよび
ポテンショメータからなるセンサ部と、該センサ部の出
力信号を搬送量に変換して改良剤保管装置に制御信号を
出力する手段とを有すると好ましい。この計測手段で
は、レバーの先端がコンベア上の搬送土に接すると、搬
送土の積み上げ高さに応じてセンサ部のレバーが搬送方
向に傾き、その傾きに応じてポテンショメータが電気信
号を出力し、さらにこの電気信号を搬送量に変換する。
また、前記の搬送量計測手段は、レーザ光線の発信器お
よび受信器とからなるセンサ部と、このセンサ部の出力
信号を搬送量に変換し改良剤保管装置に制御信号を出力
する手段とを有していてもよい。この計測手段では、発
信器から発射されたレーザ光線がコンベア上の搬送土に
反射して受信されるまでの時間を電気信号に変換する。
【0011】 前記の搬送量計測手段において、センサ
部をコンベアのベルト交差方向に複数個配置し、複数個
のセンサ部の出力信号を演算処理して搬送量に変換し、
改良剤保管装置に制御信号を出力すると、搬送量をより
一層正確に測定できる。このセンサ部が中継コンベア駆
動モータの負荷を計測し、これを土砂の搬送量に関係す
る信号に変換し、改良剤保管装置に制御信号を出力する
ように構成してもよい。
【0012】 土砂搬送量の計測手段として、中継コン
ベア中間の搬送ベルト表裏側に適宜の間隔を隔てて対向
設置した1対の金属板を電極板とし、両電極板間を移動
する搬送ベルトと搬送土とを誘電体とするコンデンサ体
を形成することも可能である。このコンデンサ体に、コ
イルを接続した発振回路からなるセンサ部と、該センサ
部の発振周波数の変化を電圧変化に変換して出力するF
Vコンバータとを備え、この電圧変化を土砂の搬送量と
含水率が合成された制御信号とし、この制御信号を改良
剤保管装置へ出力する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下で、添付図面に基づいて本発
明の実施の形態を説明するが、本発明は、各構成機器の
構造およびその配置に関する様々な変形を包含するもの
である。
【0014】 土砂処理装置1は、図1と図2を参照す
ると、投入された原料土12を小割りする粉砕機2と、
粉砕機2の排出土14を払い出すコンベア3と、該コン
ベア先端に設置するスクリーン4と、該スクリーン4を
通過した細粒土15を搬送する中継コンベア5と、該コ
ンベア先端に設置する攪拌機8と、中継コンベア5から
攪拌機8の投入口に至る途中に設けた搬送量計測手段6
と、搬送土15に土質改良剤16aを添加する保管装置
7と、攪拌機8が送り出す改質土18を製品貯蔵所18
aへ搬送する搬送コンベア9などで構成する。改良剤保
管装置7は、搬送量計測手段6の測定値に応じて、搬送
量計測手段6から制御信号を出して制御し、改良剤16
aを搬送土15に一定割合で自動添加する。また、スク
リーン4の端部には、そこで分離した粗粒物19を回収
して別の製品貯蔵所19aに搬送するための搬送コンベ
ア10を設ける。
【0015】 図1および図2に示すように、土砂処理
装置1の各構成機器を連続的に配置することにより、原
料土12の粉砕、粗粒物19の分離、搬送土量の測定、
改良剤16aの添加、改良剤16aと搬送土との攪拌処
理、改質土18の貯蔵所への搬送などの工程を一貫処理
できる。コンパクト化のために、この装置全体を作業車
に組み込むことも可能である。
【0016】 粉砕機2には、混在するコンクリート廃
材や瓦礫などの異物を再生骨材として利用可能な粒度
(一般に約40mm以下)に粉砕するために、均一な粒
度に粉砕可能なロールクラッシャを用いると好ましい。
特に、図6に示すように、上段に1対の大割用ロールと
下段に1対の細割用ロールとを備えた4軸2段ロールク
ラッシャを用いると好適である。この形式のロールクラ
ッシャを採用すると、細粒への粉砕処理とともに土砂の
定量排出が可能であるので、その後工程でも効率よく安
定した処理が行える。
【0017】 また、土砂搬送量の計測手段6は、図1
2に例示するように、センサ部6aと、センサケーブル
63と、センサ部6aの出力信号を搬送量に変換して保
管装置7に制御信号を出力する変換器6bとで構成し、
これらを中継コンベア5などを支えるスクリーン4の架
台47に取り付ければよい。センサ部6aは、ポテンシ
ョメータ62と、中継コンベア5の搬送土15に接触す
ると搬送方向に回転するレバー61とを備える。センサ
部6aのレバーが傾くと、その傾きに応じてポテンショ
メータ62が電気信号を変換器6bに出力し、変換器6
bでその電気信号から搬送量を算出するとともに、この
搬送量に応じて制御信号を保管装置7に出力することに
より、搬送土15への改良剤の添加量を自動的に加減す
る。
【0018】 図12では、センサ部6aをコンベアの
ベルト交差方向に3個設置しているが、該センサ部は1
個、2個または3個以上であってもよい。例えば、3個
のセンサ部の出力信号を変換器6bで演算処理して土砂
の搬送量に変換すると、土砂の搬送量をより一層正確に
算出できる。図示しないけれども、センサ部6aに代え
て、レーザ光線の発信器と受信器とを取り付け、該発信
器から発射されたレーザ光線が搬送土15に反射して受
信器に戻るまでの時間を電気信号に変換し、これを出力
する方式に置き換えてもよい。このレーザ方式でも、前
記と同様に出力信号を土砂搬送量に変換できる。
【0019】 前記のセンサ部に関して、図示しないけ
れども、センサ部が中継コンベア駆動モータの負荷を計
測し、これを土砂の搬送量に関係する信号に変換して出
力する方式に代えてもよい。駆動モータの負荷に関係す
る値は、例えば、コンベア駆動装置が電動駆動であれば
電動機の電流値であり、油圧駆動であれば油圧装置の供
給油圧、駆動モータとコンベア駆動プーリとの間の伝動
軸のトルク値などである。
【0020】 土砂搬送量の計測手段は、図13に示す
ようなコンデンサ体100でもよく、中継コンベア5の
ベルト表裏側に位置する1対の湾曲金属板を電極板10
1,102として用い、両電極板間の搬送ベルト5aと
搬送土15とが誘電体として作用する。コンデンサ体1
00に、コイル105を接続した公知の発振回路からな
るセンサ部104と、該センサ部の発振周波数変動を電
圧変化に変換出力するFVコンバータ108とを備え、
この電圧変化を土砂の搬送量と含水率との合成信号と
し、改良剤保管装置7のモータ76に制御信号を出力す
る。
【0021】 前記のように、発振回路をセンサ部とす
る方式では、コンデンサ体100の誘電率が土砂の搬送
量と含水率との両方をパラメータとして変化する。この
ため、改良剤の添加量は、土砂の搬送量だけでなく含水
率も加味して加減でき、より均質な改質土が生産可能と
なる。電極板101,102は、コンベアベルトおよび
搬送土と接触しないように設置し、図示のようにベルト
と搬送土を包むように断面を内側に湾曲させても、双方
を平板としてもまたは一方を平板で他方を湾曲させても
よい。
【0022】 いずれの計測手段においても、変換器6
bの信号受信部にノイズフィルターなどの適宜の平滑化
回路(図示しない)を介在させると、搬送土表面の凹凸
の影響などによる急激な信号の乱れを平滑化し、平均的
な搬送量が測定可能となる。また、センサ信号から保管
装置7への制御信号を変換する信号処理部に調整器を介
在させると、この調整器によって、例えば、酸性土など
のような土壌の性質に応じて改良剤の供給割合を調整で
きる。
【0023】 スクリーン4は、図7に示すような振動
スクリーン、図14のようなローラスクリーンなどのい
ずれのスクリーン形式でもよい。図7の振動スクリーン
は、金網または格子状に多数の透孔を設けたスクリーン
プレート42を起振装置45と一体的に設置し、該プレ
ートを架台上に傾斜配置して弾性体44で支持する。図
14のローラスクリーンは、多数本の平行ローラ53を
傾斜配置し、モータ57で全ローラ53を同一方向に回
転駆動し、各ローラには回転軸に沿って配列した多数個
の鍔54を取り付け、各鍔間に適宜位置をずらして跳ね
上げ用ブレードを固着する。
【0024】 保管装置7で加える改良剤は、土砂中の
水分を吸収して粒状化する生石灰や高分子剤のほかに、
酸性土を中和しまたは有害物質を分解する土質調整剤な
どを加えてもよい。図9に例示するように、保管装置7
は、上部に改良剤の貯蔵サイロ71と、サイロ下端の連
通部72を介して取り付けた筒体73内にモータ駆動の
スクリュー74を収納した公知のスクリューフィーダと
で構成してもよい。この際に、改良剤の供給量は、フィ
ーダ駆動用モータ76の回転速度または運転と休止の時
間制御などによって制御する。
【0025】 また、攪拌機8(図10)は、受入部8
1と、排出口87と、その中間の攪拌処理部82とを有
し、攪拌処理部82には、枠体92(図11)内に1対
の攪拌ロータ83,83を収納している。各攪拌ロータ
83は、その回転軸93の周囲に位相を変えて半径方向
に突出する多数の羽根板94や突起などを固着し、枠体
92に取り付けたモータ84で回転駆動する。受入部8
1から投入された土砂と改良剤は、攪拌ロータ83,8
3を通過して排出口87に至るまでの間に、両攪拌ロー
タの回転作用で十分に攪拌混合されて反応する。この攪
拌ロータは少なくとも1本あればよく、図示のような水
平配置とは別に、垂直または斜めの配置であっても、ま
たは順次高さを変えて交互に配置してもよく、このロー
タを適宜の方法で回転可能に取り付ければよい。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。図1に
は本発明に係る土砂処理装置の全体構成を示し、その処
理工程を図2にフローチャートで示す。
【0027】 土砂処理装置1は、図1に示すように、
残土または掘削土などの原料土12(図2参照)を処理
する粉砕機2と、該粉砕機から排出される土砂14(図
2参照)を払い出すコンベア3と、該コンベアの先端に
設置した振動スクリーン4と、該振動スクリーンを通過
した細粒土15を攪拌機8に搬送する中継コンベア5
と、攪拌機8から排出される改質土18を貯蔵場所18
aに搬送するコンベア9とを連続的に配置している。図
1において、振動スクリーン4の架台前方で中継コンベ
ア5の上には、土砂搬送量の計測手段6を取り付け、且
つ中継コンベア5の脇に改良剤保管装置7を設置する。
改良剤の投与口75(図9)は、中継コンベア5の先端
側で搬送ベルト中央に位置させる。また、振動スクリー
ン4の後方には、該スクリーンで分離回収される粗粒物
19(図2参照)を受け、この粗粒物を貯蔵場所19a
に搬送するコンベア10を設置する。
【0028】 自動制御の一例として、変換器6b(図
12)は、中継コンベア5上における土砂の搬送量計測
手段6のセンサ部6aが発信する搬送量信号を受けて、
保管装置7に制御信号を出力し、搬送土に一定割合の改
良剤16aを添加する。変換器6bには信号調整回路が
介在し、これによって土砂に添加する改良剤16aの添
加比率が調整可能である。
【0029】 土砂処理装置1に関して、個々の構成機
器の構造を説明する。粉砕機2は、図3から図6に示す
ように、上方開口のホッパ21と、その下方に設置し且
つ上下方向に連通する水平断面が矩形の破砕室26と、
該破砕室を支持する架台27とを有する。粉砕機2のホ
ッパ21には、図1のように、掘削機11またはローダ
やコンベア(図示しない)などによって原料土を投入す
る。破砕室26には、上方に1対の大割用の対向ロール
22と、下方に1対の細割用の対向ロール23とを内蔵
するとともに、破砕室外壁に駆動装置24,25を取り
付け、各1対のロール22,23は駆動装置24,25
によりロール軸端の連動機構(図示しない)を介して互
いに内向きに連動回転する。
【0030】 粉砕機2は、原料土に混在するコンクリ
ート塊などの異物を、路床材などの骨材として利用可能
な粒度(一般に40mm以下)になるように確実に粉砕
し、粉砕土の定量排出が可能である。この粉砕土は、破
砕室26下方の排出口28から落下し、該排出口の直下
に払い出しコンベア3の基部が位置することにより、該
コンベアによって搬送される。
【0031】 粉砕機2の機能は図6および図4から明
らかである。図6において、大割用ロール22,22で
は、ロールの回転方向に突出する複数の長寸破砕歯を有
する長歯列と、山形破砕歯が連なる短歯列とをロール長
手方向に適宜の間隔を隔てて交互に配列し、且つ長寸破
砕歯と山形破砕歯とが両ロールにおいて交互に対面する
ように配置して、コンクリート塊を長寸破砕歯の食い込
み作用で亀裂を発生させ、山形破砕歯でこぶし大に破砕
する。一方、細割用ロール23は、低い山形破砕歯が連
なる歯列をロール長手方向に適宜の間隔を隔てて配列
し、この歯列は相手ロールの歯列間に交互に配置して、
各ロール間の狭い隙間で塊状物を40mm以下の粒度に
確実に粉砕し、且つこの粉砕物と細粒土をロール間隔と
回転速度に応じてほぼ定量に排出する。
【0032】 振動スクリーン4は、図7および図8に
示すように、スクリーン本体を架台47の上に弾性体4
4,44を介して傾斜支持し、該スクリーン本体は、ス
クリーンプレート42と、これを支持する両側壁41,
41と、この側壁に取り付けた起振装置45,45とで
構成し、その前方端寄りの上方に払い出しコンベア3の
先端部が位置する。スクリーンプレート42は、金網ま
たは多数の透孔を格子状に設けた金属板であり、網目
(または透孔)42aは最大粒径15mmの細粒まで通
過可能である。
【0033】 スクリーン本体の直下にはシュート46
を架台47で支持し、該シュート46は、スクリーンプ
レート42の網目部の幅と奥行に対応する上方開口部
と、中継コンベア5の搬送ベルト5a(図12)の幅よ
り狭い下方開口部46aとを有し、開口部46aの下方
に中継コンベア5の基部が位置する。一方、別のシュー
ト43がスクリーンプレート42の左方端部に位置し、
スクリーンプレート42を通過しない粗粒物19を回収
して排出する。シュート43は架台47に取り付け、そ
の先端部の直下に粗粒物の搬送コンベア10の基部が位
置する。
【0034】 改良剤保管装置7は、図9に示すよう
に、逆円錐形または多角錐形のサイロ71と、該サイロ
の下方に位置するスクリューフィーダと、サイロ71お
よびスクリューフィーダを支持する架台78とで構成す
る。このスクリューフィーダは、サイロ71の下端に連
通部72を介して連結した筒体73と、該筒体の内部に
回転可能に収納したスクリュー74を有する。サイロ上
部の投入口は開閉蓋を備え、雨水の進入を防ぐ構造であ
る。
【0035】 このスクリューフィーダには、筒体73
の前方部下方に排出口75つまり改良剤の投与口を設け
る。筒体73の先端部には、減速機付モータ76および
その出力軸端に連結する伝動機構77を取り付け、伝動
機構77はスクリュー74の軸端と連結する。保管装置
7は、中継コンベア5の脇に設置し、改良剤の投与口7
5の直下に中継コンベア5のベルト中心が位置する。
【0036】 保管装置7において、モータ76を駆動
すると、筒体73内のスクリュー74が回転し、サイロ
71下端の連通部72から改良剤が筒体73の前方部へ
送られ、投与口75から中継コンベア5上に改良剤16
aを送り出す。一方、搬送量計測手段6からの制御信号
により、モータ76の回転速度または運転と休止の時間
を設定すると、改良剤の添加を自動的に制御できる。
【0037】 搬送量計測手段6は、図12に示すよう
に、中継コンベア5直上の架台47の横桁部材に取り付
けるセンサ部6a(図7参照)と、架台47などに取り
付ける変換器6bとで構成し、センサ部6aと変換器6
bをケーブル63で接続する。変換器6bと保管装置7
のモータ76とは、ケーブル(図示しない)で接続して
いる。
【0038】 センサ部6aは、ポテンショメータ62
およびその軸端に連結した回転レバー61を有し、該レ
バー61の先端は搬送ベルト5aと僅かの間隔を隔てて
垂下し、ベルト交差方向に1本または2本以上回転自在
に設置する。一方、変換器6bは、センサ部6aからの
信号を搬送量に変換し、その搬送量に応じて保管装置7
のモータ76に制御信号を出力し、該モータを一定の割
合で改良剤を添加するように運転する。
【0039】 搬送ベルト5a上の土砂15がセンサ部
6aのレバー61に接すると、該レバーは土砂の積み上
げ高さに応じて搬送方向に回転し、ポテンショメータ6
2がレバー回転量を電気信号に変換して変換器6bに出
力する。変換器6bでは、この電気信号を改良剤の添加
量を増減する制御信号に変換し、保管装置7へ出力す
る。変換器6bからの出力比率は、制御回路内に介在す
る調整器(図示しない)で電気的に任意に修正調整で
き、土砂性状や改良剤の種類などによって改良剤の添加
量を増減することが可能である。
【0040】 図12に示すように、センサ部6aをベ
ルト交差方向にほぼ等間隔に3個取り付けると、搬送土
砂量の測定点が多くなり、3個のセンサ部の信号を演算
処理することで搬送量をより正確に算出できる。また、
ノイズフィルタ(図示しない)を変換器6b内のセンサ
信号受信部に介在させると、瞬時乱れた信号を電気的に
平滑化して誤差の少ない制御が行える。
【0041】 攪拌機8は、図10に示すように、攪拌
処理部82を架台88の上に搭載支持し、該処理部の上
方に受入部81を取り付け、該受入部に中継コンベア5
の先端から搬送土を投入する(図1参照)。受入部81
は、雨水の進入を防止するためにコンベア連絡部を除い
て密閉され、その側壁には図示のように保守整備点検用
の開閉扉を設けている。
【0042】 図11から明らかなように、攪拌処理部
82は、上方に設置したシュート部(図示しない)と、
上下方向に連通する枠体92と、枠体92の両側壁で回
転可能に支持する1対の攪拌ロータ83,83とを有す
る。ロータ83は、半径方向に突出する多数枚の羽根板
94を回転軸93の周囲に備え、各羽根板は軸方向およ
び円周方向に位相を変えて配列し、該ロータの軸端に駆
動機構95を配置している。駆動機構95は、枠体92
に設置した減速機付きモータ84の軸端スプロケットと
ロータ端のスプロケットとをチェーン85で連結し、モ
ータ84によってロータ83,83が連動する。チェー
ン85を含む駆動機構95はカバー86で保護してい
る。
【0043】 攪拌機8の受入部81に、改良剤を加え
た搬送土17(図2)を投入すると、この搬送土はシュ
ート部を経て攪拌ロータ83,83へ落下し、両ロータ
の羽根板94の回転作用で搬送土を十分に攪拌する。攪
拌される搬送土は、下方の排出口87を通過するまでの
間に土砂が改良剤と反応して脱水および粒状化し、改質
された土砂18(図2)を架台88,88間に位置する
搬送コンベア9の基部へ送り出す。
【0044】 次に、土砂処理装置1の機能を工程に従
って説明する。原料土を粉砕機2すなわち2段4軸ロー
ルクラッシャのホッパ21に投入すると、原料土に混在
する瓦礫や固結土などの異物を上段の大割用ロール2
2,22でこぶし大まで破砕して土砂とともに下段の細
割用ロール23,23へ送る。ロール23,23は、原
料土全てを0〜40mmの大きさに確実に粉砕し、両ロ
ールによる時間当り一定の流出量で、粉砕土を排出口2
8から払い出しコンベア3へ送り出す。
【0045】 粉砕された土砂14(図2)は、払い出
しコンベア3から振動スクリーン4へ送られ、スクリー
ンプレート42(図7)の網目4a(通常15mm)を
通過する粒度0〜15mm以下の細粒土15を該スクリ
ーンの振動作用で篩い落とし、下方の中継コンベア5へ
送り出し、該コンベア5で攪拌機8に搬送する。一方、
スクリーンプレート42の網目4aを通過しない粗粒物
19は、粒度15mm超が主体で微細粒も若干混在して
おり、シュート43から搬送コンベア10上に落下し、
該コンベア10で貯蔵場所19aに搬送する。粗粒物1
9は、再生骨材として路床材などに用いる。
【0046】 細粒土15は、中継コンベア5で搬送途
中で、搬送量測定装置6で計量され、その結果に基づい
て保管装置7から改良剤16a(図2)を一定割合で添
加する。改良剤を添加した搬送土17(図2)が攪拌機
8の受入部81に投入されると、ここで十分に攪拌され
且つ下方排出口87を通過するまでの間に土砂が改良剤
と反応して脱水および粒状化する。送出される改質土1
8は、搬送コンベア9で製品貯蔵場所18aに搬送し、
改質土製品として地中埋設工作物の周囲の埋め戻し用緩
衝材などに用いる。
【0047】 図13は、搬送量計測手段の変形例を示
し、中継コンベア5(図1)のほぼ中間にコンデンサ体
100を形成する。コンデンサ体100では、対向した
1対の湾曲金属板を電極板101,102として用い、
両電極板は、搬送ベルト5aまたは搬送土15と直接接
触せず、且つこれらに近接させて固定設置する。搬送ベ
ルト5aと搬送土15とは、電極板101,102間で
誘電体として作用する。センサ部104は、コンデンサ
100の電極板101,102を導線103を介してコ
イル105の両端に接続している公知の発振回路からな
る。通過する土砂量とその含水率の変化に応じて、セン
サ部104が発振する周波数の変化をFVコンバータ1
08に入力して電圧変化に変換するとともに、該コンバ
ータの出力電圧をインバータ109を介して保管装置7
のモータ76(図9参照)に入力し、該モータの回転速
度を制御する。
【0048】 コンデンサ体100には、金属製の網ま
たは板などで形成する外乱防止用の静電遮蔽装置を設け
る。この静電遮蔽装置は、電極板101,102に殆ど
影響を与えない十分な距離を隔ててその周囲を覆う枠体
106と、該枠体を接地するアース107とからなり、
これによってコンデンサ体100の周辺に作業員が近づ
いても電気的な影響を回避できる。枠体106は、導電
性が優れた金属例えば銅、アルミニウムまたはこれらの
合金を用いるか、またはこれらの金属箔を枠体106の
表面に張り付けたりメッキすればよい。
【0049】 コンデンサ体100は、通過する土砂量
と含水率の変化に応じて誘電率が変化し、土砂搬送量が
多いかまたは含水率が高いと、その誘電率が上昇し、該
コンデンサ体の帯電容量が増加して発振回路の周波数が
減少する。逆に、土砂搬送量が少ないか乾燥している
と、コンデンサ体100の帯電容量が低下して発振周波
数が増加する。すなわち、この発振周波数変化をコンバ
ータ108で電圧信号に変換するとともに、インバータ
109で保管装置のモータ76の供給電圧に変換して出
力し、それによって土砂の量と湿り具合の双方に応じた
適当な割合の改良剤を土砂に添加することができる。
【0050】 図14はローラスクリーン51を示し、
該スクリーン51は振動スクリーン4(図7)と機能的
に異なっている。ローラスクリーン51は、図7におい
て振動スクリーン4のスクリーン本体と置き換え、架台
47上にスクリーンプレート42とほぼ同様の傾斜角度
で左下がりに固定設置すると、振動スクリーン4と同様
に使用できる。
【0051】 ローラスクリーン51は、矩形平面の枠
体52の両側板間に、僅かの間隔を隔てて平行に取り付
けた多数本のスクリーンローラ53を有する。各ローラ
53は、軸方向に所定の間隔を隔てて取り付けた多数個
の鍔54と、各鍔間に円周方向に適宜の位相を変えて固
着したブレードとを備え、ローラ軸端にチェーンスプロ
ケット55を取り付ける。隣接のローラ53同士を互い
にチェーン56で連結し、最も端のローラ53のスプロ
ケットを減速機付きモータ57の軸端スプロケット58
とチェーン連結する。モータ57は、枠体52に固着
し、全てのローラ53を同一方向に駆動する。
【0052】 ローラスクリーン51の右端部側に粉砕
土14(図2)を払い出しコンベア(図示しない)から
送り込むと、ローラ53の鍔54と鍔間に取り付けたブ
レードの回転作用で土砂を跳ね上げて攪拌し、傾斜に沿
って左方へ移動する。この移動過程で、細粒土はローラ
53,53の隙間を通過して下方へ排出されて中継コン
ベア5上に落下し、一方、粗粒物はローラスクリーン5
1の左方端からシュート43を経て搬送コンベア10へ
送り出す。
【0053】
【発明の効果】本発明の土砂処理方法では、原料土を先
に再生骨材として利用可能な大きさの粒度まで粉砕し、
スクリーンで粗粒物を分離しスクリーンを通過した細粒
土のみに土質改良剤を添加する。本発明方法は、土砂を
攪拌機に投入する直前で計量し土砂の搬送量に対して一
定割合で改良剤を自動添加するため、品質の安定した高
品質の改質土が生産でき、スクリーンで分離回収される
粗粒物に改良剤が付着して無駄になることもない。
【0054】 本発明に係る土砂処理装置では、規定粒
度以下の細粒に確実に粉砕することができるロールクラ
ッシャを採用したので、原料土の殆ど全てを一貫処理し
て良質の再生骨材と改質土に処理できる。また、スクリ
ーンで分離回収する粗粒物もそのまま路床材などの骨材
として利用可能であり、全体的に無駄がなくて経済的で
ある。これに対し、従来の装置は、コンクリートや煉瓦
などの瓦礫は確実に粉砕できず、これらは分別して別の
処理場で改めて粉砕処理しなければならない。
【0055】 本発明の装置におけるロールクラッシャ
は、時間当たり一定量を排出することができ、中継コン
ベアの搬送量が安定化するので、改良剤保管装置の制御
が安定し、改質土の品質にバラツキが少なくなって高品
位の製品を生産できる。さらに、搬送量計測手段とし
て、中継コンベアの搬送ベルトの表裏側に対向する金属
板で構成するコンデンサ体を採用する場合、土砂の搬送
量と含水率との両方を測定して改良剤の添加量を加減で
きるので、いっそう高品位の改質土を生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る土砂処理装置の配置を示す全体
側面図である。
【図2】 図1の装置における土砂処理工程を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 図1の装置で用いる粉砕機の側面図であり、
図の2点鎖線は払い出しコンベアの基部である。
【図4】 図3の粉砕機を示す概略平面図である。
【図5】 図3の粉砕機を左方向から示す側面図であ
る。
【図6】 図3の粉砕機の破砕室内部を拡大して示す部
分断面図である。
【図7】 図1の装置で用いるスクリーンの側面図であ
り、2点鎖線は、払い出しコンベアの先端部と中継コン
ベアの基部をそれぞれ示している。
【図8】 図7のスクリーンを左方向から示す側面図で
ある。
【図9】 図1の装置で用いる改良剤保管装置の後方部
を示す側面図である。
【図10】 図1の装置で用いる攪拌機を示す側面図で
ある。
【図11】 図10の攪拌機の攪拌処理部を拡大して示
す平面図である。
【図12】 図1の装置で用いる搬送量計測手段の取付
状態を右方向から拡大して示す部分側面図である。
【図13】 別の搬送量計測手段の全体構成を示す説明
図である。
【図14】 スクリーンの変形例であるローラスクリー
ンの平面図である。
【符号の説明】
1 土砂処理装置 2 粉砕機 3 払い出しコンベア 4 スクリーン 5 中継コンベア 5a 中継コンベアの搬送ベルト 6 搬送量の計測手段 6a センサ部 6b 変換器 7 改良剤保管装置 8 攪拌機 9 搬送コンベア 10 粗粒物の搬送コンベア 22,22 大割用の対向ロール 23,23 細割用の対向ロール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塊状土や瓦礫などの異物が混在する原料
    土を再生骨材として利用可能な粒度以下に粉砕処理し、
    粉砕済みの排出土をスクリーニングにより、分別された
    粗粒物を路床材などの再生骨材として回収するととも
    に、スクリーンを通過した細粒土は、攪拌機への搬送途
    上において搬送量を測定し、この測定値に基づいて土質
    改良剤を一定割合で自動的に添加し、この細粒土と改良
    剤とを攪拌によって反応処理して改質し、改質処理した
    土砂を埋め戻し用などの土壌製品として回収する工程を
    一貫処理で連続的に行う土砂処理方法。
  2. 【請求項2】 原料土を確実に細粒まで破砕して送り出
    す粉砕機と、該粉砕機の排出土から粗粒物を分離回収す
    るスクリーンと、該スクリーンを通過した細粒土を搬送
    する中継コンベアと、該中継コンベアの搬送土を攪拌す
    る攪拌機とを一連に配列するとともに、前記中継コンベ
    アの近傍に搬送量の計測手段を取り付け、その計測手段
    より後方において中継コンベアの上方または攪拌機の土
    砂投入部に改良剤保管装置の投与口を配置し、計測手段
    で測定した搬送量に応じて改良剤保管装置へ制御信号を
    出力することで制御し、搬送土に改良剤を一定割合で自
    動添加する土砂処理装置。
  3. 【請求項3】 上段に1対の大割用対向ロールと下段に
    1対の細割用対向ロールとを備え且つ原料土を粉砕して
    送り出す2段4軸ロールクラッシャと、該ロールクラッ
    シャの排出土から粗粒物を分離回収するスクリーンと、
    該スクリーンを通過した細粒土を搬送する中継コンベア
    と、該中継コンベアの搬送土を攪拌する攪拌機とを一連
    に配列するとともに、前記中継コンベアの近傍に搬送量
    の計測手段を取り付け、その計測手段より後方において
    中継コンベアの上方または攪拌機の土砂投入部に改良剤
    保管装置の投与口を配置し、計測手段で測定した搬送量
    に応じて改良剤保管装置に制御信号を出力することで制
    御し、搬送土に改良剤を一定割合で自動添加する土砂処
    理装置。
  4. 【請求項4】 搬送量計測手段が、レバーおよびポテン
    ショメータからなるセンサ部と、該センサ部の出力信号
    を搬送量に変換して改良剤保管装置に制御信号を出力す
    る手段とを有し、レバーの先端がコンベア上の搬送土に
    接すると、搬送土の積み上げ高さに応じてセンサ部のレ
    バーが搬送方向に傾き、その傾きに応じてポテンショメ
    ータが電気信号を出力し、さらにこの電気信号を搬送量
    に変換する請求項2または3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 搬送量計測手段が、レーザ光線の発信器
    および受信器とからなるセンサ部と、このセンサ部の出
    力信号を搬送量に変換し改良剤保管装置に制御信号を出
    力する手段とを有し、発信器から発射されたレーザ光線
    がコンベア上の搬送土に反射して受信されるまでの時間
    を電気信号に変換し、さらにこの電気信号を搬送量に変
    換する請求項2または3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 中継コンベア中間の搬送ベルト表裏側に
    適宜の間隔を隔てて対向設置した1対の金属板を電極板
    とし、両電極板間を移動する搬送ベルトと搬送土とを誘
    電体とするコンデンサ体を形成し、該コンデンサ体に、
    コイルを接続した発振回路からなるセンサ部と、該セン
    サ部の発振周波数の変化を電圧変化に変換して出力する
    FVコンバータとを備え、この電圧変化を土砂の搬送量
    と含水率が合成された制御信号とし、この制御信号を改
    良剤保管装置へ出力する土砂搬送量の計測手段。
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