JP2000177416A - プロペラシャフト支持構造 - Google Patents
プロペラシャフト支持構造Info
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- propeller shaft
- center bearing
- stopper piece
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Abstract
部材の内環の開口を覆うフランジをステンレスで構成す
ることで、塩水等による腐食がなくシール効果を高く維
持できるとともに、ストッパピースの製造が容易で低コ
ストであるプロペラシャフト支持構造を供する。 【解決手段】 内環11と外環12を弾性部材13を介して接
続した環状支持部材10が、前記内環内側でセンタベアリ
ング5を介してプロペラシャフト1を軸支するプロペラ
シャフト支持構造において、フランジのない単純筒形状
に形成された金属製のストッパピース20が、プロペラシ
ャフト1に圧入されセンタベアリング5のインナレース
5aに当接して該センタベアリング5を軸方向所定位置
に位置決め固定し、ストッパピース20の端部にステンレ
ス製のフランジ25が嵌着され、該フランジ25により内環
11の開口を覆うプロペラシャフト支持構造。
Description
シャフトをセンタベアリングにより軸支する構造に関す
る。
弾性部材を介して接続した環状支持部材によりセンタベ
アリングを介して軸支される。センタベアリングはアウ
タレースを環状支持部材の内環で支持されるが、内環の
前後開口が開放されていると、泥水や塩水,異物等が浸
入してセンタベアリングに至り、軸受としての機能を損
ね、焼付きや異音の発生の原因となることがある。
ベアリングを軸方向所定位置に位置決め固定するストッ
パピースにフランジが一体に形成され、同フランジによ
り内環の開口を覆うようにした例がある。
と外環012 を弾性部材013 を介して接続した環状支持部
材010 によりセンタベアリング05を介してプロペラシャ
フト01が軸支されている。センタベアリング05は内環01
1 の内側所定位置にあってプロペラシャフト01に嵌合
し、インナレースの一端がプロペラシャフト01の段部に
当接し、他端がプロペラシャフト01に圧入された鋼材で
あるストッパピ−ス06により押圧されて軸方向の位置決
めがなされセンタベアリング05が固定される。
持する環状支持部材010 の内環011は前後に開口を有す
るが、後側開口はプロペラシャフト01の拡径した大径部
により覆われ、前側開口はストッパピース06に一体に成
形されたフランジ06aにより覆われ、泥水等の内部への
浸入を可及的に防止している。内環011 の内部において
センタベアリング05の前後はシール部材07,08によりシ
ールされているが、上記のように内環011 の前後開口を
覆うことによりできるだけ泥水が浸入しないようにして
シール効果を高くしている。
開口を覆うストッパピース06のフランジ06aには、泥水
や塩水がかかり易いためフランジ06aの腐食が激しく、
最悪の場合はフランジ06が腐食により欠損するおそれが
ある。フランジ06が欠損すると内環011 内に直接水等が
浸入し、シール部材07では十分シールができずセンタベ
アリング05にまで水が浸入してセンタベアリング05を侵
し軸受機能を損ねたり、焼付きや異音を発生するおそれ
がある。
が変化する形状であるので、削り加工が単純ではなく、
錆防止のためにも塗装を必要とするなどコスト高とな
る。さらにストッパピースはフランジを有し肉厚が軸方
向に変化しているので、プロペラシャフトへの圧入荷重
の設定が難しく高い精度が要求される。
で、その目的とする処は、内側にセンタベアリングを支
持する環状支持部材の内環の開口を覆うフランジをステ
ンレスで構成することで、塩水等による腐食がなくシー
ル効果を高く維持できるとともに、ストッパピースの製
造が容易で低コストであるプロペラシャフト支持構造を
供する点にある。
を達成するために、本発明は、内環と外環を弾性部材を
介して接続した環状支持部材が、前記内環内側でセンタ
ベアリングを介してプロペラシャフトを軸支するプロペ
ラシャフト支持構造において、フランジのない単純筒形
状に形成された金属製のストッパピースが、前記プロペ
ラシャフトに圧入され前記センタベアリングのインナレ
ースに当接して該センタベアリングを軸方向所定位置に
位置決め固定し、前記ストッパピースの端部にステンレ
ス製のフランジが嵌着され、該フランジにより前記内環
の開口を覆うプロペラシャフト支持構造とした。
ジがステンレス製であるので、内側にセンタベアリング
を支持する環状支持部材の内環の開口を腐食しない該ス
テンレス製のフランジで覆い、長年月シール効果を高く
維持することができる。
純筒形状を形成するので、削り加工が簡単で、表面積を
小さくでき、錆防止の塗装を廃止することができ、製造
コストを低く抑えることができる。
肉厚が軸方向にあまり変化しないので、プロペラシャフ
トへの圧入荷重の設定が容易で高い精度が要求されず、
この点でも製造コスト低く抑えることができる。
ロペラシャフト支持構造において、前記ストッパピース
の端部外周に前記ステンレス製のフランジを嵌着した小
組状態で、前記ストッパピースが前記プロペラシャフト
に圧入され前記センタベアリングを位置決め固定するこ
とを特徴とする。
を一体に嵌着して小組状態としておき、該ストッパピー
スをプロペラシャフトに圧入することで、効率良く組付
けを行うことができ、生産性を向上させることができ
る。
ついて図1ないし図3に図示し説明する。図1は、本実
施の形態のプロペラシャフト支持構造を示す一部断面と
した側面図であり、図2は組付完成直前の状態を示す側
面図である。
(図1において左端)の継手部1dにかけて径を段階的
に変化させて概ね中径部1bと小径部1cを形成してお
り、該中径部1bと小径部1cにおいてセンタベアリン
グ5を介して環状支持部材10に回転自在に軸支されてい
る。
アリングであり、プロペラシャフト1の小径部1cに嵌
合し、インナレース5aが中径部1bの側面に当接して
位置決めされる。
弾性部材13を介して接続したもので、内環11は大径部11
a,中径部11b,小径部11cに順次径を段階的に変えた
円筒状を形成しており、中径部11bの内側にセンタベア
リング5のアウタレース5bが嵌合され、大径部11aは
プロペラシャフト1の中径部1bの外周を覆うようにし
て後方へ延出し、小径部11cはプロペラシャフト1の小
径部1cの外周を覆うようにして前方へ延出している。
れたセンタベアリング5を介してプロペラシャフト1が
回転自在に軸支され、センタベアリング5の前後両側に
はシール部材15,16が挿入される。この状態でストッパ
ピース20をプロペラシャフト1に圧入することになり、
その直前の状態を図2は示している。このストッパピー
ス20にはフランジ25が一体に嵌着されており、この分解
図を図3に示す。
形状をなし、内径がプロペラシャフト1の小径部1cの
外径に略等しい。一方フランジ25はステンレス製であ
り、中央にストッパピース20の内径に略等しい内径の円
孔を有する中空円板の外周側半分を屈曲変形して円環状
をなしている。すなわち図3を参照して該中空円板の外
周側半分を後側に折り返して大径環部25aを形成し、さ
らにその外周端部をコ字状に屈曲して偏平な円筒部25b
および端縁部により小径環部25cを形成し、大径環部25
aと小径環部25cとの間に円筒部25bを底壁として溝条
25dを形成している。
環11の小径部11cより大きいが、小径環部25cの外径は
小径部11cより小さい。そして円筒部25bの内径はスト
ッパピース20の外径に略等しい。
にストッパピース20を圧入し両者を嵌着一体化する。フ
ランジ25はストッパピース20の前端の外周面に嵌着さ
れ、ストッパピース20の前端面をフランジ25の円孔周辺
部が覆う。
が嵌着した小組状態で、プロペラシャフト1の小径部1
cにストッパピース20を圧入する。ストッパピース20の
後端はシール部材15の内側を貫通してセンタベアリング
5のインナレース5aの前端面に当接してセンタベアリ
ング5を位置決め固定する。
小径環部25cが環状支持部材10の内環11の小径部11c内
に入り込み、大径環部25aが内環11の前端開口に近接し
て開口を覆う。
泥水や塩水が特に前方からかかった場合、環状支持部材
10の内環11の前端開口がフランジ25の大径環部25aによ
り覆われてセンタベアリング5を内在する内環11内に水
が直接浸入するのを防止することができ、大径環部25a
と内環11との隙間から水が浸入することがあってもフラ
ンジ25の大径環部25aと小径環部25cとの間の溝条25d
に案内されて下方へ落下し、内環11の内部に水が浸入す
ることは阻止される。
ト1の大径部1aで覆われるとともに、大径部1aに接
する中径部1bに溝条が形成され、上記と同様に水の浸
入を防止している。
シール部材15,16によりシールされているが、さらに上
記のように内環11の前後開口部で水の浸入が防止される
ので、泥水や塩水等からセンタベアリング5が確実に保
護される。
たフランジ25がステンレス製であるので、塩水等によっ
ても腐食することがなく、長年月に亘って内環11の開口
を覆いシール効果を高く維持することができる。
有せず単純円筒形状を形成するので、削り加工が簡単
で、表面積を小さくでき、錆防止の塗装を廃止すること
ができ、製造コストを低く抑えることができる。
製フランジ25の円孔周辺部で覆われて外部に露出してお
らず、直接塩水などがかからず腐食しにくく、また腐食
しても僅かな面積であり欠損するようなことはない。
なし肉厚が軸方向にあまり変化しないので、プロペラシ
ャフト1への圧入荷重の設定が容易で高い精度が要求さ
れず、製造コストを低く抑えることができる。
ジ25が嵌着した小組状態で、プロペラシャフト1の小径
部1cにストッパピース20を圧入するので、効率良く組
付けを行うことができ、生産性を損なうことはない。
ト支持構造を示す一部断面とした側面図である。
図である。
解側面図である。
面とした側面図である。
状支持部材、11…内環、12…外環、13…ゴム弾性部材、
15,16…シール部材、20…ストッパピース、25…フラン
ジ。
Claims (2)
- 【請求項1】 内環と外環を弾性部材を介して接続した
環状支持部材が、前記内環内側でセンタベアリングを介
してプロペラシャフトを軸支するプロペラシャフト支持
構造において、 フランジのない単純筒形状に形成された金属製のストッ
パピースが、前記プロペラシャフトに圧入され前記セン
タベアリングのインナレースに当接して該センタベアリ
ングを軸方向所定位置に位置決め固定し、 前記ストッパピースの端部にステンレス製のフランジが
嵌着され、該フランジにより前記内環の開口を覆うこと
を特徴とするプロペラシャフト支持構造。 - 【請求項2】 前記ストッパピースの端部外周に前記ス
テンレス製のフランジを嵌着した小組状態で、前記スト
ッパピースが前記プロペラシャフトに圧入され前記セン
タベアリングを位置決め固定することを特徴とする請求
項1記載のプロペラシャフト支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35330998A JP4090131B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | プロペラシャフト支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35330998A JP4090131B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | プロペラシャフト支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000177416A true JP2000177416A (ja) | 2000-06-27 |
JP4090131B2 JP4090131B2 (ja) | 2008-05-28 |
Family
ID=18429980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35330998A Expired - Fee Related JP4090131B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | プロペラシャフト支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4090131B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182063A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Showa Corp | センターベアリング支持機構のシール構造、センターベアリング位置決め部材、これらを備えたプロペラシャフト及びセンターベアリング支持機構の組立方法 |
JP2007118836A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Showa Corp | プロペラシャフト支持構造 |
JP2008024276A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Showa Corp | プロペラシャフト支持構造 |
JP2009073302A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Hitachi Ltd | プロペラシャフトの支持装置 |
-
1998
- 1998-12-11 JP JP35330998A patent/JP4090131B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182063A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Showa Corp | センターベアリング支持機構のシール構造、センターベアリング位置決め部材、これらを備えたプロペラシャフト及びセンターベアリング支持機構の組立方法 |
JP2007118836A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Showa Corp | プロペラシャフト支持構造 |
JP2008024276A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Showa Corp | プロペラシャフト支持構造 |
JP2009073302A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Hitachi Ltd | プロペラシャフトの支持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4090131B2 (ja) | 2008-05-28 |
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