JPH10252761A - センターベアリングのダストカバー構造 - Google Patents

センターベアリングのダストカバー構造

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JPH10252761A
JPH10252761A JP5462997A JP5462997A JPH10252761A JP H10252761 A JPH10252761 A JP H10252761A JP 5462997 A JP5462997 A JP 5462997A JP 5462997 A JP5462997 A JP 5462997A JP H10252761 A JPH10252761 A JP H10252761A
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JP
Japan
Prior art keywords
center bearing
dust cover
support member
annular support
inner ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5462997A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhide Sasaki
勝秀 佐々木
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダストカバーの部品コストを低減し部品点数
が少なく組付性に優れたセンターベアリングのダストカ
バー構造を供する。 【解決手段】 内環21と外環22を弾性部材23を介して接
続した環状支持部材20が、推進軸6を軸支するセンター
ベアリング3を、前記内環21内部で保持するセンターベ
アリング支持構造において、推進軸6に対してセンター
ベアリング3の位置を規制するストッパーピース12が、
推進軸6に嵌合しセンターベアリング3のインナーレー
ス3aを規制する円筒本体部13と、同円筒本体部13から
遠心方向に延出したフランジ部14とからなり、フランジ
部14が環状支持部材20の弾性部材23の前方を覆いダスト
カバーとしたセンターベアリングのダストカバー構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の推進軸を
軸支するセンターベアリングのダストカバー構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常センターベアリングは、内環と外環
を弾性部材を介して接続した環状支持部材により支持さ
れ、内環内部の所定位置に固定される。
【0003】こうして推進軸を軸支するセンターベアリ
ングはアウターレースを環状支持部材の内環で支持され
るが、内環の前後開口が開放されていると、泥水や異物
等がセンターベアリングに浸入することになるので、ダ
ストカバー等により覆うようにしている。
【0004】例えば特開昭60−8521号公報に記載
された例では、専用のダストカバーが推進軸に嵌着され
てセンターベアリングおよび環状支持部材の前方を覆う
ようにしている。
【0005】また実開昭61−174337号公報に記
載された例では、環状支持部材の外環の一側部が推進軸
方向に延設して弾性部材およびセンターベアリングの前
方を覆っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の例では、ダ
ストカバーは専用部品のために専用のプレス型等を必要
とし部品コストが高く、また組付け工数も多くなる。
【0007】また後者の例では、環状支持部材の外環を
延設してダストカバーを形成しているので、組付け性は
良いが、環状支持部材自体が大きくなり、弾性部材であ
るゴムの接着を焼き付けで行う場合は、型が大型化しま
た型抜きが難しく、コスト高となる。
【0008】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、ダストカバーの部品コストを低減
し部品点数が少なく組付性に優れたセンターベアリング
のダストカバー構造を供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、内環と外環を弾性部材を
介して接続した環状支持部材が、推進軸を軸支するセン
ターベアリングを、前記内環内部で保持するセンターベ
アリング支持構造において、前記推進軸に対して前記セ
ンターベアリングの位置を規制するストッパーピース
が、前記推進軸に嵌合し前記センターベアリングのイン
ナーレースを規制する円筒本体部と、同円筒本体部から
遠心方向に延出したフランジ部とからなり、前記フラン
ジ部が前記環状支持部材の弾性部材の前方を覆いダスト
カバーとしたセンターベアリングのダストカバー構造と
したものである。
【0010】推進軸に対してセンターベアリングの位置
を規制するストッパーピースが、推進軸に嵌合する円筒
本体部と一体にフランジ部を有して、同円筒本体部から
径方向に延出したフランジ部が環状支持部材の弾性部材
の前方を覆いダストカバーとしているので、前方からの
異物が内環内部のセンターベアリングに侵入するのを防
止することができる。また弾性部材を飛び石等から保護
することもできる。ダストカバーを専用部品とせず部品
点数を少なくして組付け性の向上を図ることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のセ
ンターベアリングのダストカバー構造において、前記ス
トッパーピースにおけるダストカバーをなすフランジ部
が、前記円筒本体部と一体にプレス成形により形成され
るものである。
【0012】ダストカバーをなすフランジ部が円筒本体
部と一体にプレス成形により形成されるので、部品コス
トを低減することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のセンターベアリングのダストカバー構造に
おいて、前記ストッパーピースのフランジ部が、前記環
状支持部材の前方へ膨出した弾性部材に近接しているも
のである。
【0014】ダストカバーをなすフランジ部が環状支持
部材の弾性部材に近接しているので、環状支持部材の内
部のセンターベアリングは僅かな隙間を介して外部と連
通することになり、異物の侵入を極力防止することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図4に図示し説明する。図1は、自動
車の推進軸である第1プロペラシャフト1と第2プロペ
ラシャフト2との連結部を軸支するセンターベアリング
3を本実施の形態に係るセンターベアリング支持構造で
支持した状態を示している。
【0016】第1プロペラシャフト1と第2プロペラシ
ャフト2は連結部材6で連結され、連結部材6は、前側
より後方へインナー軸部7,中間軸部8,後側円筒部9
が順に形成されており、中間軸部8においてセンターベ
アリング3によって軸支される。
【0017】第1プロペラシャフト1の後端はトリポー
ド自在継手5のアウター5aが形成され、連結部材6の
前側に形成されたインナー軸部7がアウター5a内に挿
入され、アウター5aの円筒内周面に軸方向に指向して
形成された3条の溝条にインナー軸部7から放射方向に
突設した3個のトリポード5bが摺動自在に嵌入して動
力の伝達が行われる。なおアウター5aの開口はブーツ
10が覆っている。
【0018】連結部材6の中間軸部8をセンターベアリ
ング3が軸支し、後部円筒部9に第2プロペラシャフト
2の前端が摩擦圧着により接続され、第2プロペラシャ
フト2の後端は自在継手15を介して差動装置に連結され
る。
【0019】かかる推進軸において連結部材6の中間軸
部8を軸支するセンターベアリング3は、ラジアルボー
ルベアリングであり、インナーレース3aに中間軸部8
が嵌入軸支される。かかるセンターベアリング3は、車
体側に固定されるブラケット25に環状支持部材20を介し
て支持される構造である。
【0020】このセンターベアリング支持構造を図2お
よび図3に示し説明する。ブラケット25は、長尺板部材
を加工したもので、半円弧部25aの両端が左右に延出し
て取付けフランジ部25b,25bが形成され、取付けフラ
ンジ部25b,25bが車体側に取付けられ、半円弧部25a
に円環状のリング部材26が固着されている。このリング
部材26の内部に環状支持部材20が嵌合固着される。
【0021】環状支持部材20は、直管状をした内環21と
外環22とをラバー23を介して接続したものあり、外環22
は外径と幅が、ブラケット25のリング部材26の内径と幅
に等しく、内環21は外環22より幅が大きく特に後方に大
きく突出しており、内環21の内径はセンターベアリング
3のアウターレース3bの外径に等しい。
【0022】ラバー23は内周面が内環21の外周面前半部
に焼き付けられ、外周面が外環22の内周面に焼き付けら
れて、環状中間部が前方に膨出するように屈曲してい
る。このラバー23の中間部の前方へ膨出した位置まで前
記内環21の前端は延出しており、したがって内環21の前
端は環状のラバー23内に納まっている。
【0023】かかる環状支持部材20は、先にブラケット
25のリング部材26の内周面に外環22を圧入嵌合して固着
する。その後環状支持部材20の内環21にセンターベアリ
ング3を所定位置に圧入する。そして内環21の両側から
環状部材であるダストシール30,30が圧入される。
【0024】ダストシール30は、金属製シールリング31
が内環21の内径より僅かに大きい外径を有する円筒部31
aとその端縁から内側に屈曲した環状側板部31bとから
なり、この円環板部31bの内周縁にゴム製のシールリッ
プル32が固着されている。かかるダストシール30をシー
ルリング31の環状側板部31bを内側に向けて内環21内に
圧入し、環状側板部31bを既に所定位置に圧入されてい
るセンターベアリング3のアウターレース3bの端面に
当接する。
【0025】内環21の両側からダストシール30,30が圧
入され、センターベアリング3のアウターレース3bの
両端面に当接してセンターベアリング3を挟み込む。し
たがってセンターベアリング3は、環状支持部材20の内
環21の所定位置に位置決めされ、かつ抜け止めされる。
【0026】このように環状支持部材20に支持されたセ
ンターベアリング3内に推進軸の連結部材6の中間軸部
8が嵌入されて図4に示すように軸支される。中間軸部
8は、センターベアリング3が支持される基径部8aか
ら後方へ段階的に径を大きくして第1拡径部8b,第2
拡径部8c,第3拡径部8dが順次形成され、第3拡径
部8dよりさらに拡径して後側円筒部9となっており、
第1拡径部8bがセンターベアリング3によって軸支さ
れる。
【0027】センターベアリング3のインナーレース3
aに中間軸8の第1拡径部8bが後方から嵌入され、イ
ンナーレース3aの後端面に中間軸部8の第2拡径部8
cの端面が当接して位置決めがなされる。すると第3拡
径部8dは、内環21の端部内周面に近接し、後側円筒部
9の端面が内環21の端面に近接して両者間に僅かな隙間
を構成する。
【0028】一方センターベアリング3の前方からはス
トッパーピース12が中間軸8に嵌入される。本ストッパ
ーピース12は、推進軸連結部材6の中間軸部8の基径部
8aと第1拡径部8bに嵌合する円筒本体部13と、同円
筒本体部13の基径部8aに嵌合する部分から遠心方向に
延出した中空円板状のフランジ部14とからなり、フラン
ジ部14の外径は環状支持部材20のラバー23の環状屈曲部
の径に略等しい。
【0029】円筒本体部13とフランジ部14とはプレス成
形により一体に作成される。かかるストッパーピース12
は、フランジ部14を前方にした姿勢で円筒本体部13を前
方から基径部8aと第1拡径部8bに嵌入され、円筒本
体部13の後端面をセンターベアリング3のインナーレー
ス3aの端面に当接する。
【0030】こうしてストッパーピース12によりセンタ
ーベアリング3が中間軸部8の第2拡径部8cとの間で
挟まれ、センターベアリング3が連結部材6を所定箇所
で軸支すると、ストッパーピース12のフランジ部14は環
状支持部材20の環状のラバー23の内側の前方を覆い、ラ
バー23の前方に突出した環状屈曲部に近接している。
【0031】以上のようにストッパーピース12は、その
フランジ部14が環状支持部材20のラバー23の内側前方を
覆っており、したがってセンターベアリング30を内装す
る内環21内も覆ってダストカバーをなしている。
【0032】したがってセンターベアリング3は両側を
ダストシール30,30で塞がれ、かつ前方をストッパーピ
ース12のフランジ部14によって覆われ、フランジ部14
は、ラバー23の前方に突出した環状屈曲部に近接してい
る。このようにしてセンターベアリング3は、異物の侵
入から保護されている。
【0033】ストッパーピース12を利用してダストカバ
ーとしているので、専用部品を用いず部品点数を少なく
して組付け性の向上を図ることができる。ダストカバー
をなすフランジ部14が円筒本体部13と一体にプレス成形
により形成されるので、部品コストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る推進軸の支持状態
を示す一部断面とした部分平面図である。
【図2】センターベアリングの支持構造を示す正面図で
ある。
【図3】図2においてIII −III 線に沿って切断した断
面図である。
【図4】図1の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…第1プロペラシャフト、2…第2プロペラシャフ
ト、3…センターベアリング、5…トリポード自在継
手、6…連結部材、7…インナー軸部、8…中間軸部、
9…後側円筒部、10…ブーツ、12…ストッパーピース、
13…円筒本体部、14…フランジ部、15…自在継手、20…
環状支持部材、21…内環、22…外環、23…ラバー、25…
ブラケット、26…リング部材、30…ダストシール、31…
シールリング、32…シールリップル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内環と外環を弾性部材を介して接続した
    環状支持部材が、推進軸を軸支するセンターベアリング
    を、前記内環内部で保持するセンターベアリング支持構
    造において、 前記推進軸に対して前記センターベアリングの位置を規
    制するストッパーピースが、前記推進軸に嵌合し前記セ
    ンターベアリングのインナーレースを規制する円筒本体
    部と、同円筒本体部から遠心方向に延出したフランジ部
    とからなり、 前記フランジ部が前記環状支持部材の弾性部材の前方を
    覆いダストカバーとしたことを特徴とするセンターベア
    リングのダストカバー構造。
  2. 【請求項2】 前記ストッパーピースにおけるダストカ
    バーをなすフランジ部は、前記円筒本体部と一体にプレ
    ス成形により形成されることを特徴とする請求項1記載
    のセンターベアリングのダストカバー構造。
  3. 【請求項3】 前記ストッパーピースのフランジ部は、
    前記環状支持部材の前方へ膨出した弾性部材に近接して
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載のセ
    ンターベアリングのダストカバー構造。
JP5462997A 1997-03-10 1997-03-10 センターベアリングのダストカバー構造 Pending JPH10252761A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006250251A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Showa Corp プロペラシャフトの支持構造
JP2016124422A (ja) * 2015-01-05 2016-07-11 Nok株式会社 センターベアリングサポート
CN109707746A (zh) * 2018-12-13 2019-05-03 广州市昊志机电股份有限公司 轴承密封结构及包括该密封结构的电主轴

Cited By (4)

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