JP3699576B2 - ホィール用軸受装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドライブシャフト(アクスル)と駆動輪との間に配置されるホイ−ル用軸受装置、特に軸受部の径を小さくして全体的にコンパクトに構成し且つ軸受部に一定の予圧をかけることのできるホイ−ル用軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロペラシャフトからデファレンシャルギヤを介して伝達される回転トルクは、更にドライブシャフトから車輪に伝達される。ドライブシャフトと車輪との間には、図3に示すようなホイ−ル用軸受装置が設けられる。このような従来のホイ−ル用軸受装は、ドライブシャフト端部の等速ジョイント外輪21に連結され車輪側に取り付けるフランジ部22aを形勢したハブ22と、車体側に固定される外輪24と、前記ハブ22と外輪24との間に配置される玉23a,23bと、シ−ル部材25,26等で構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の従来のホイ−ル用軸受装置では、図3からも分かるように、ハブ22の円筒部22bは等速ジョイント外輪21の一部を構成すると共にホイ−ル用軸受装置の内輪でもあり、ほぼ同等の径となっている。そして外輪24や玉23a等の組立に際しては、ハブ22の円筒部22bの端部から組み立てる必要があるため径方向にコンパクトにできないという問題がある。即ち、組立に際しては、車体側に固定される外輪24の内径はハブ22の円筒部22b或いは等速ジョイント外輪21の外径より大きくなるため全体的に径が大きくなるという問題がある。
【0004】
前記ハブ22には、車輪側に取り付けられ等速ジョイント外輪21側より回転トルクが伝達されるが、該ハブ22の円筒部22bとほぼ同等の径を有するホイ−ル用軸受装置の回転慣性モ−メントも必然的に大きくなり、動作遅れ等操舵系に悪影響を及ぼすことになる。また、上記構成の従来のホイ−ル用軸受装置では、予圧を加える場合、安定した一定の予圧とするのが困難であるという問題もある。
【0005】
この発明は、上記する課題に対処するためになされたものであり、全体的に軸受部をコンパクトに構成すると共に予圧も安定的にかけることが可能であり、従来のスペ−スよりも小さくすることのできるホイ−ル用軸受装を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明は、上記する課題を解決するために、等速ジョイント外輪(1)と、車輪側に取り付けられるハブ(2)と、車体側に取り付けられ軸受部を構成する外輪(4)と、前記ハブ(2)と外輪(4)との間に配置される複列の玉(3a,3b)と、を備えたホイ−ル用軸受装置において、
前記ハブ(2)には、車輪に取り付けるためのフランジ部(2a)と前記玉用の複列の軌道面を設け軸受部の内輪となる円筒部(2b)とを形成し、該円筒部(2b)端部(2c)を前記等速ジョイント外輪(1)と圧入嵌合とすると共に嵌合部端部に沿って溶接し、前記ハブ(2)の円筒部(2b)の内周側の複数箇所にリング(8,9)を圧入嵌合したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の具体的な実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明のホイ−ル用軸受装置の軸方向の一部断面図である。このホイ−ル用軸受装置は、ドライブシャフトの一部である等速ジョイント外輪1と、車輪(図示省略)に取り付けられるハブ2と、車体(図示省略)側に取り付けられる外輪4と、前記ハブ2と外輪4との間に配置される玉3a,3bと、で構成される。前記外輪4には車体側に取り付けるためのフランジ部4aが形成されている。尚、5,6は、シ−ル部材である。
【0008】
前記ハブ2は、車輪に取り付けるためのフランジ部2aと、ホイ−ル用軸受装置の軸受部の内輪となる円筒部2bと、が形成される。そして前記等速ジョイント外輪1のハブ2側の端部1aの内径部と、ハブ2の円筒部2bの等速ジョイント外輪1側の端部2cの外径部とは、これらが圧入嵌合(締まり嵌め)となるよう加工されている。これら等速ジョイント外輪1の端部1aの内径部と、ハブ2の端部2cの外径部とは、圧入嵌合した後、接合部に沿って溶接(例えば電子ビ−ム溶接)を施してある。また、ハブ2の外周面には、玉3a,3bを配置するための軌道面2d,2eが形成され、前記外輪4の内周面にも軌道面4b,4cが形成されている。
上記構成により、前記ハブ2の円筒部2の外径と外輪4の内径は、共に前記等速ジョイント外輪1の径よりも小さく形成することが可能となる。
【0009】
図2(A)は、前記等速ジョイント外輪1と圧入嵌合する前の前記のハブ2と、外輪4との一部断面図であ利、図2(B)は、図2(A)のX−X矢視図である。前記ハブ2の円筒部2bと、外輪4との間には玉3a,3bが配置されるが、この発明のホイ−ル用軸受装置では、ハブ2の剛性を維持することと部品点数を減らすため、該ハブ2の外周側に軌道面を形成した内輪部材を別個に設けてはいない。従って、特に等速ジョイント外輪1側に配置する玉3bは、このままではハブ2の円筒部2bと、外輪4との間の軌道面2e,4cに配置することが出来ない。そこで、前記外輪4の内周側端部の一部に、玉入れ用溝4dを設けてある。これによりハブ2と外輪4との間に玉3bを配置することができる。尚、7は保持器であるが、このように外輪4の内周側端部の一部に、玉入れ用溝4dを設けても玉3bがバラけることはない。
【0010】
上記するように、このホイ−ル用軸受装置では、ハブ2の円筒部2bと車体側に取り付ける外輪4との間の軌道面2d,4b及び2e,4cの間に玉3a,3bを配置するが、これら軌道面2d,4b及び2e,4cと、玉3a,3bにはスラスト荷重がかかるため予圧を加えなければならない。しかし、このままではこれら軌道面2d,4b及び2e,4cと、玉3a,3bとの間に予圧をかけることが出来ない。そこで、図1或いは図2(A)に示すように、ハブ2の円筒部2bの内周側の2か所、即ち、玉3a,3bを配置してある位置或いはこの近傍に、周回りに突起2f,2gを形成して表面を切削加工し、ここにリング8,9を圧入嵌合する。このリング8,9の圧入により軌道面2d,4b及び2e,4cと、玉3a,3bには一定の予圧をかけることができる。
【0011】
この発明のホイ−ル用軸受装置は、以上のように構成することにより、軸受部を構成するハブ2の外径と外輪4の内径を等速ジョイント外輪1よりも径を小さくすることが可能となる。また、等速ジョイントは従来のとおりのものを使用することが可能であり、スペ−ス的に変更する必要はない。そして、ハブ2の外径と外輪4の内径を等速ジョイント外輪1より小さくすることにより、慣性モ−メントを小さくすることが可能となり、制動機能も向上させることができる。更に、車輪の軸が傾斜したり走行角度が変化することにより生じるジャイロモ−メントの影響も小さくすることができる。また、軸受部にリング8,9により予圧をかけることが可能となるので、ホイ−ル用軸受装置の軸受部分の剛性を高めることができる。
【0012】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明のホイ−ル用軸受装置によれば、ハブや外輪の軸受部分の径を等速ジョイントの外輪の径よりも小さく構成することができるので全体的にコンパクトに構成することができる。また、軸受部分には安定的な予圧を加えることが可能となり、従って軸受部の剛性を大きくすることができる。 更に、これにより軸受寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のホイ−ル用軸受装置の軸方向の一部断面図である。
【図2】 図2(A)は、この発明のホイ−ル用軸受装置を構成する等速ジョイントの外輪と圧入嵌合する前のハブと、外輪との一部断面図であり、図2(B)は、図2(A)のX−X矢視図である。
【図3】 従来のホイ−ル用軸受装置の一部断面図である。
【符号の説明】
1 等速ジョイント外輪
2 ハブ
2b ハブ円筒部
2c ハブの端部
3a,3b
4 外輪
8,9 リング

Claims (1)

  1. 等速ジョイント外輪と、車輪側に取り付けられるハブと、車体側に取り付けられ軸受部を構成する外輪と、前記ハブと外輪との間に配置される複列の玉と、を備えたホイ−ル用軸受装置において、
    前記ハブには、車輪に取り付けるためのフランジ部と前記玉用の複列の軌道面を設け軸受部の内輪となる円筒部とを形成し、該円筒部端部を前記等速ジョイント外輪と圧入嵌合とすると共に嵌合部端部に沿って溶接し、前記ハブの円筒部の内周側の複数箇所にリングを圧入嵌合したことを特徴とするホイ−ル用軸受装置。
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