JP2007309352A - スラスト軸受 - Google Patents

スラスト軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2007309352A
JP2007309352A JP2006136531A JP2006136531A JP2007309352A JP 2007309352 A JP2007309352 A JP 2007309352A JP 2006136531 A JP2006136531 A JP 2006136531A JP 2006136531 A JP2006136531 A JP 2006136531A JP 2007309352 A JP2007309352 A JP 2007309352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
case
thrust bearing
seal member
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006136531A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Tanimura
浩樹 谷村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2006136531A priority Critical patent/JP2007309352A/ja
Publication of JP2007309352A publication Critical patent/JP2007309352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】ケースによって一体化されたスラスト軸受において、ケースとハウジング軌道盤との間のシール構造を簡単化して製品コストの低減を図ることである。
【解決手段】軸軌道盤21とハウジング軌道盤22の対向面に転動体23が介在され、これらの部材をケース24により一体化してなるスラスト軸受において、前記ハウジング軌道盤22の外径面に形成された面取り部34とスラスト受け面32に装着されたシール部材31、33がそれぞれOリングにより形成された構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車、フォークリフト等のサスペンション、ステアリング等に用いられるスラスト軸受、特にキングピン用スラスト軸受に関するものである。
図3に示したスラスト軸受は、自動車、フォークリフト等のキングピン用ラスト軸受の標準品として従来から使用されているものである(特許文献1の図4参照)。このスラスト軸受は、軸軌道盤1とハウジング軌道盤2の対向面にそれぞれ形成された軌道溝3、4の間に転動体(玉)5が介在される。また前記軸軌道盤1に端面6と周壁7からなるケース8が嵌合され、その周壁7によって両軌道盤1、2の外周面がカバーされる。ハウジング軌道盤2は周壁7との間に相対回転可能なように若干のすき間が設けられ、また、周壁7の周縁部に設けたカシメ部9がハウジング軌道盤2の外径面に形成された面取り部12に対し所要のすき間をおいてカシメられる。
上記のカシメ構造により、軸軌道盤1とハウジング軌道盤2の相対回転を許容しつつ各軌道盤1、2と転動体5がケース8によって分離不可能な状態に一体化され、取扱い易い構造となっている。
なお、軸軌道盤1の内径面のコーナ部においてケース8の端面6との間にOリングでなるシール部材11が介在される。
また、前記のスラスト軸受において、シール性の向上を図るため、図4(a)に示したように、ハウジング軌道盤2の外径面とケース8の周壁7との間にシール部材10を介在させたものも従来から知られている。
前記のシール部材10は、環状の芯金13の外径面にシール用弾性体14をモールドしたものである。図4(b)に示したように、芯金13は、両端部にL形屈曲部15と逆L形屈曲部16を有するものであり、また、シール用弾性体14はケース8の周壁7に摺接するようにラジアル方向に突き出たリップ17とアキシャル方向に突き出た凸部18を有する。前記芯金13のL形屈曲部15がハウジング軌道盤2の外径面に形成された段部19に係合される。
前記周壁7のカシメ部9が内側にカシメられた構造によりハウジング軌道盤2の離脱が防止され、全体として一体化された構造になっている。シール部材10のリップ17の締め代は、シール作用に必要な範囲でケース8とハウジング軌道盤2との相対回転を損なわない大きさに設定される。
特開平8−4759号公報(図4、段落0003、0004)
図4(a)(b)に示した従来のスラスト軸受は、シール部材10が2箇所に屈曲部を有する芯金13と、これにモールドされた特殊な形状のシール用弾性体14とからなるため、これらの製作用金型費用が高くつく問題がある。またそのシール部材10をハウジング軌道盤2に圧入して組み付ける必要があるため組み立て作業に時間がかかる問題もある。さらに、ハウジング軌道盤2は、シール部材10を装着する必要からその外径面に段部19を有するものを使用する必要があるので汎用性に欠け、この点も製品コストが高くつく要因となっている。
そこで、この発明は、ハウジング軌道盤とケースとの間のシール構造を簡単なものにすることにより、製品コストの低減化を図ることを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、図1に示したように、軸軌道盤21とハウジング軌道盤22の対向面に転動体23が介在され、軸軌道盤21に被せられたケース24の端面26によって該軸軌道盤21の端面がカバーされ、そのケース24の周壁27によって前記両軌道盤21、22の各外径面がカバーされ、該ケース24の周壁27の周縁部に抜け止め用のカシメ部28が設けられ、前記ケース24の端面26と前記軸軌道盤21との間に第1のシール部材29が介在され、前記ハウジング軌道盤22と前記周壁27との間に第2のシール部材31が介在され、前記ハウジング軌道盤22のスラスト受け面32に第3のシール部材33が装着されたスラスト転がり軸受を前提とする。
従来の場合は、前記の第2のシール部材31と第3のシール部材33が一体のシール部材10により構成されていたが、この発明においては、これらの第2及び第3の各シール部材31、33がそれぞれ別体のOリングにより形成された構成を採用した。
なお、前記ハウジング軌道盤22の外径面に面取り部34が形成され、前記第2のシール部材31が該面取り部34に装着された構成をとることができる。
以上のように、この発明によれば、ハウジング軌道盤の外径面とスラスト受け面の両方のシールを図るために個別のOリングを使用するようにしたものであるので、芯金や弾性体の製作用金型が不要となり、金型費用がかからない利点がある。また芯金を圧入することもないので組立て時間を短縮することができ、製品コストの低減化を図ることができる。さらに、前記のハウジング軌道盤の形状は従来の標準品にOリングの装着溝を加工するだけでよく、特殊な形状に加工する必要がないので、この点からも製品の低コスト化を図ることができる。
以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
図1に示した実施例1は、自動車用キングピン用のスラスト玉軸受であり、
軸軌道盤21とハウジング軌道盤22の対向面に形成された軌道溝35、36の間に転動体23が介在される。軸軌道盤21の内径面と外端面とのコーナ部にシール装着溝37が設けられ、その装着溝37にOリングからなる第1のシール部材29が装着される。
ハウジング軌道盤22は、軸軌道盤21より若干小径に形成され、その外径面とスラスト受け面(外端面)32のコーナ部に面取り部34が形成される。その面取り部34とスラスト受け面32にそれぞれシール装着溝38、39が設けられ(図1(b)参照)、これらのシール装着溝38、39にそれぞれOリングでなる第2のシール部材31、第3のシール部材33がそれぞれ装着される。
前記の軸軌道盤21とハウジング軌道盤22にケース24が被せられる。ケース24は、図1(a)に示したように、軸軌道盤21と同一径の軸穴25を有する端面26と周壁27を有し、その端面26によって軸軌道盤21の端面がカバーされる。また周壁27に軸軌道盤21が圧入されケース24と軸軌道盤21が一体化される。また、その周壁27によってハウジング軌道盤22の外径面が所要の回転すき間をおいてカバーされる。その周壁27の周縁部に抜け止め用のカシメ部28が内側に屈曲して設けられ、そのカシメ部28が前記の面取り部34に対し所要の回転すき間をもって対向する。
前記軸軌道盤21に装着された第1のシール部材29がケース24の端面26に接触されこの部分のシールが図られる。また、面取り部34のシール装着溝38に装着された第2のシール部材31がカシメ部28に所要の締め代で接触され、この部分のシールが図られる。さらに、スラスト受け面32のシール装着溝39に装着された第3のシール部材33が相手部材(図2に示したナックル42)に接触され、この部分のシールを図る。
図2は、前述のスラスト玉軸受41を自動車のキングピン用転がり軸受としての使用例であり、前記スラスト玉軸受41は、ナックル42とフロントアクスル43の間に介在され、キングピン44がこれらの3部材に貫通される。
(a)は実施例1の断面図、(b)は(a)の一部拡大断面図 実施例1の使用例の断面図 従来例の断面図 (a)は他の従来例の断面図、(b)は(a)のシール部材の拡大断面図
符号の説明
21 軸軌道盤
22 ハウジング軌道盤
23 転動体
24 ケース
25 軸穴
26 端面
27 周壁
28 カシメ部
29 第1のシール部材
31 第2のシール部材
32 スラスト受け面
33 第3のシール部材
34 面取り部
35 軌道溝
36 軌道溝
37 シール装着溝
38 シール装着溝
39 シール装着溝

Claims (3)

  1. 軸軌道盤(21)とハウジング軌道盤(22)の対向面に転動体(23)が介在され、軸軌道盤(21)に被せられたケース(24)の端面(26)によって該軸軌道盤(21)の端面がカバーされ、そのケース(24)の周壁(27)によって前記両軌道盤(21)(22)の各外径面がカバーされ、該ケース(24)の周壁(27)の周縁部に抜け止め用のカシメ部(28)が設けられ、前記ケース(24)の端面(26)と前記軸軌道盤(21)との間に第1のシール部材(29)、前記ハウジング軌道盤(22)と前記周壁(27)との間に第2のシール部材(31)、前記ハウジング軌道盤(22)のスラスト受け面(32)に第3のシール部材(33)がそれぞれ装着されたスラスト軸受において、前記第2と第3のシール部材(31)(32)がOリングにより形成されたことを特徴とするスラスト軸受。
  2. 前記ハウジング軌道盤(22)の外径面に面取り部(34)が形成され、前記第2のシール部材(31)が該面取り部(34)に装着されたことを特徴とする請求項1に記載のスラスト軸受。
  3. 自動車のキングピン用スラスト軸受として用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載のスラスト軸受。
JP2006136531A 2006-05-16 2006-05-16 スラスト軸受 Pending JP2007309352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006136531A JP2007309352A (ja) 2006-05-16 2006-05-16 スラスト軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006136531A JP2007309352A (ja) 2006-05-16 2006-05-16 スラスト軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007309352A true JP2007309352A (ja) 2007-11-29

Family

ID=38842410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006136531A Pending JP2007309352A (ja) 2006-05-16 2006-05-16 スラスト軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007309352A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013530354A (ja) * 2010-05-05 2013-07-25 エヌアールビー ベアリングス リミテッド スラスト軸受のキングピン用途におけるシール組立体
CN106438682A (zh) * 2016-12-09 2017-02-22 宁夏诚德汽车轴承制造有限公司 转向节专用推力圆锥滚子轴承
CN106855080A (zh) * 2015-12-09 2017-06-16 优必胜(上海)精密轴承制造有限公司 一种汽车减振器用轴承
WO2017138651A1 (ja) 2016-02-10 2017-08-17 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 回転構造、アシストシステム、および、ロボット
CN109654116A (zh) * 2018-12-05 2019-04-19 林贤君 一种推力球轴承用便于拆装且无噪音的防尘装置
KR20220133778A (ko) 2021-03-25 2022-10-05 에누티에누 가부시키가이샤 스러스트 베어링
WO2024042885A1 (ja) * 2022-08-24 2024-02-29 ミネベアミツミ株式会社 スラスト軸受

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013530354A (ja) * 2010-05-05 2013-07-25 エヌアールビー ベアリングス リミテッド スラスト軸受のキングピン用途におけるシール組立体
CN106855080A (zh) * 2015-12-09 2017-06-16 优必胜(上海)精密轴承制造有限公司 一种汽车减振器用轴承
WO2017138651A1 (ja) 2016-02-10 2017-08-17 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 回転構造、アシストシステム、および、ロボット
EP3637061A1 (en) 2016-02-10 2020-04-15 Advanced Telecommunications Research Institute International Rotational structure, assist system, and robot
US11478940B2 (en) 2016-02-10 2022-10-25 Advanced Telecommunications Research Institute International Rotational structure, assist system, and robot
CN106438682A (zh) * 2016-12-09 2017-02-22 宁夏诚德汽车轴承制造有限公司 转向节专用推力圆锥滚子轴承
CN109654116A (zh) * 2018-12-05 2019-04-19 林贤君 一种推力球轴承用便于拆装且无噪音的防尘装置
KR20220133778A (ko) 2021-03-25 2022-10-05 에누티에누 가부시키가이샤 스러스트 베어링
WO2024042885A1 (ja) * 2022-08-24 2024-02-29 ミネベアミツミ株式会社 スラスト軸受

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007309352A (ja) スラスト軸受
JP2009520935A (ja) 密封カセットを持つラジアル軸受及び密封カセット
US4425009A (en) Duplex angular rolling-contact bearing and method of assembling same
JP2006342871A (ja) シール部材及びシール部材付き転がり軸受ユニット
KR101148487B1 (ko) 스러스트 슬라이딩 베어링
WO2017204058A1 (ja) 軸受密封装置
JP4822173B2 (ja) 車両用ハブユニット
JP2009257485A (ja) 密封装置
JP4772637B2 (ja) 車輪軸受装置
JP2008281099A (ja) センターベアリングサポート
JP2009180309A (ja) クラッチレリーズ軸受
JP2006112532A (ja) 車輪用軸受装置
JP2006105343A (ja) 車輪用軸受装置
JP5807397B2 (ja) 密封装置
JP7270416B2 (ja) スラスト軸受
JP4830949B2 (ja) 軸受ユニット用密封装置、及び車輪支持用軸受ユニット
JP2013213571A (ja) 車輪用転がり軸受装置の製造方法
JP4299821B2 (ja) 密封装置
JP2006057678A (ja) ベアリングの支持構造
JP2003028188A (ja) 自在継手
JP5834551B2 (ja) 転がり軸受の製造方法
JPH11198827A (ja) ラックストッパ
JP2013117298A (ja) リテーナープレート付き軸受ユニット
JP5221889B2 (ja) 密封装置
JP2006064145A (ja) 車輪用軸受装置