JP2000174844A - 通信制御装置 - Google Patents
通信制御装置Info
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Abstract
常に最適な通信回路を構築し、通信を中断させることな
く制御回路の更新が動的に行えるようにする。 【解決手段】 被制御側通信装置は、ROM11内の回路
データに基づいて制御側通信装置と通信を確立する。制
御側通信装置は、被制御側通信装置の制御回路に更新の
必要ありと判断すると、更新回路データを被制御通信装
置に送信する。被制御側通信装置は、受信した回路デー
タに基づいて、自己の通信制御回路15のFPGA内の回
路をFPGA書き替え装置17を用いて更新する。この
時、被制御側通信装置はダウンロードした回路データを
自己のRAM13に格納し、必要に応じてこれを読み出し
て用いる。ダウンロード終了後、別の通信制御回路19の
FPGAに制御をうつした後、RAM13の回路データに
基づいて回路を書き換える。更新終了後、被制御側通信
装置は制御回路の動作を再開して通常の運用に入る。
Description
通信装置の制御回路を制御する通信制御装置に係り、特
に、論理回路の動的な更新が可能な通信制御装置に関す
る。
事象に対して送信を中止して受信部にその旨を通知する
制御や、受信エラーという事象に対して送信側に再送信
を要求する制御、あるいは、通信内容に応じて回線を適
宜切り替える制御などを行う。すなわち、通信装置など
の制御回路に誤りが見つかった場合には、ソフトウェア
を書き替えることによって対応する制御などが一般的に
行われている。例えば、特開平2ー265396号公報
には、通信装置の制御プログラムを、通信回線を利用し
て変更する技術が開示されている。この技術によれば、
通信装置に内蔵された制御プログラムの変更パスワード
と他の通信装置から送られてきた制御プログラムの変更
パスワードとを比較して、これらが一致した時、現在の
制御装置に内蔵された制御プログラムを他の通信装置か
ら送られてきた制御プログラムに書き替えるものであ
る。このようにして、ソフトウエアによる修正を行い通
信回線の処理時間を最小限に留めている。
も、例えば特開平6ー121004号公報などに開示さ
れている。この技術によれば、統計的に、通信回路に多
数の状態変化が同時に起きる確率は少ないと見なして、
予め、予想される通信回線の状態を表すビットマップ情
報の値と、それに対応する制御の処理番号とを登録した
連想メモリを用いて、通信回路から出力された通信回路
の状態を表すビットマップ情報を検索し、処理内容を決
定して制御を行うものである。
2ー265396号公報のように、ソフトウエアで順次
処理内容を変更する通信制御装置では、処理の優先順位
を判断したり比較結果を判定するなどに時間がかかる。
さらに、変更時間の間は通信回線を中断するなど、ユー
ザ側に不便が強いられるなどの問題がある。すなわち、
ハードウェアの障害をソフトウェアで修正することには
色々の面で限界がある。また、特開平6ー121004
号公報のような、ハード的に通信回線を処理する技術に
おいても、統計的確率に基づく処理であり、今日のよう
に複雑な通信網における通信回線を処理する場合には、
必ずしも適切な処理が行われない場合が生じるなど、処
理の精度に限界がある。
であり、その目的は、通信内容に応じて制御回路を随時
書き替えることにより、常に最適な通信回路を構築し、
通信を中断させることなく、制御回路の更新を動的に行
うことのできる通信制御装置を提供することにある。こ
れによって、例えば通信装置などの制御回路に誤りが見
つかった場合などにおいても、通信を中断させることな
く制御回路の更新を行うことができる。
持った複数のFPGA(Field Programmable Gate Arra
y)を搭載して、通信内容に応じて、これらのFPGA
を切り替えて使う機能を備えた通信制御装置である。さ
らに、複数のFPGAとその内部回路を書き換える手段
を同時に搭載することにより、通信を中断することなく
制御回路の変更を行う機能を備えた通信制御装置であ
る。
は、通信内容に応じて通信装置の制御回路を制御する通
信制御装置において、通信装置には、それぞれ異なる回
路で構成された複数のFPGAが搭載され、通信内容に
応じて所望のFPGAに切り替えることにより、制御回
路の更新を行うことを特徴とする。
記載の通信制御装置において、通信内容に応じてFPG
Aの回路データを書き替えるFPGA書き替え手段を備
え、FPGA書き替え手段が書き替えたFPGAに切り
替えることにより、制御回路の更新を行うことを特徴と
する。
記載の通信制御装置において、送信側通信装置から送ら
れてきた回路データに基づいて、受信側通信装置のFP
GAの回路データが書き替えられることを特徴とする。
記載の通信制御装置において、送信側通信装置及び受信
側通信装置の少なくとも一方に、回路データを読み書き
するメモリを備えていることを特徴とする。
記載の通信制御装置において、メモリに送受信する回路
データ毎に最適な回路構成を記録し、通信パターンを監
視しながら一定時間毎に最適な回路データに書き替え、
制御回路の動的な更新を行うことを特徴とする。さら
に、請求項6に係る通信制御装置は、請求項4記載の通
信制御装置において、メモリに用途別に複数の回路デー
タを記録し、通信を行う前に必要な回路データに書き換
えておくことを特徴とする。
った複数のFPGAを通信装置に搭載すると共に、それ
ぞれのFPGAの内部回路を書き替える手段を備えたこ
とを特徴としている。これによって、通信回線に異常を
生じた場合などにおいても、通信を中断することなく制
御回路の変更を行うことができるし、通信内容に応じて
回線の切替を行うことができる。尚、FPGAは、随時
書き替え可能な回路を実現できる素子として、近年広く
利用されており、例えば、複数の連続するデータを同時
且つリアルタイムで処理することが出来るものである。
について、図面を用いてさらに詳しく説明する。図1
は、本発明の実施の形態を説明するための複数の通信装
置の接続図である。また、図2は、本発明の実施の形態
の通信制御装置の機能構成を示すブロック図である。
の形態における通信制御装置の構成を説明する。図1に
おいて、制御側通信装置1と被制御側通信装置3の2台
の通信装置が、通信回線5を経由して通信が行えるよう
に接続されている。このとき、制御側通信装置1が送信
側通信装置となり、被制御側通信装置3が受信側通信装
置となる。そして、図2に示すように、制御側通信装置
1及び被制御側通信装置3は、それぞれ、ROM11と
RAM13とFPGAで構築されている複数の通信制御
回路15及び19とFPGA書き換え装置17と、これ
らを制御するCPU21及び複数の通信制御回路15、
19から所望の通信制御回路を選択して通信回線に接続
するためのセレクタ23とによって構成されている。
が記録されている。RAM13は、ダウンロードした回
路データを記憶し、必要に応じてこの回路データを読み
出すためのメモリである。また、通信制御回路15及び
19は、それぞれ、書き換え可能なFPGAで構成され
ており、これらの通信制御回路15、19が複数用いら
れて論理回路が構成されている。また、各通信制御回路
15、19に含まれるFPGAの回路内容は、FPGA
書き替え装置17によって書き換えられるようになって
いる。
する。ここでは、通信回線を利用して制御回路の更新を
行う動作について説明する。通信回線5によって接続さ
れた2つの通信装置は、制御側通信装置1と被制御側通
信装置3とから成り、更新されるべき回路データは制御
側通信装置1が保持しており、通信回線5を通じて、こ
の回路データが被制御側通信装置3に送信される。すな
わち、被制御側通信装置3は、予めROM11内の回路
データ、あるいは以前にダウンロードした回路データに
基づいて、構成された制御回路を使用して制御側通信装
置1との間で通信を確立する。このとき、制御側通信装
置1は、被制御側通信装置3が用いている回路データを
識別することの出来る特定のデータ(例えばID番号な
ど)を取得する。その結果、制御側通信装置1は、被制
御側通信装置3の制御回路を更新する必要があると判断
すると、更新されるべき回路データを被制御通信装置3
に向けて送信する。
回路データに基づいて、自己の通信装置3の通信制御回
路15のFPGA内に構築されている回路を、FPGA
書き替え装置17を用いて更新する。このとき、被制御
側通信装置3はダウンロードした回路データを自身のR
AM13に格納しておき、再び同じ回路データが必要と
なったときは、この回路データをRAM13から読み出
して用いる。そして、ダウンロード終了後、別の通信制
御回路19のFPGAに制御をうつした後、RAM13
の回路データに基づいて回路を書き換える。このように
して正常に回路が更新されたら、被制御側通信装置3は
制御回路の動作を再開して通常の運用に入る。
して、制御側通信装置1または被制御側通信装置3のR
OM11あるいはRAM13に、送受信するデータ毎に
最適な回路構成を記録しておき、通信パターンを監視し
ながら一定時間毎に最適な回路データに書き替えるよう
にして、制御回路の動的更新を行う。これによって、常
に効率的な通信を行うことができる。
装置1または被制御側通信装置3のROM11あるいは
RAM13に用途別に複数の回路データを記録してお
き、通信を行う前に必要な回路に書き換えておくことに
より、特定の用途に限定されない汎用型の通信装置を実
現することができる。
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。例えば、制御側通信装置に複数の被制御側
通信装置を接続しても、上述と同様の通信制御を行うこ
とが出来る。
装置によれば、通信の内容に応じて常に最適な回路構成
を構築することが出来る。すなわち、通信においては扱
うデータによって最適な制御方法が変わる。例えば、音
声データの場合は多少のデータ誤りがあっても高速な処
理が必要とされるし、ファイル転送の場合は速度よりも
データの誤りがないことが重要となる。本発明の通信制
御装置では、通信内容の変化に応じて制御回路を随時書
き換えることができるので、効率的な通信を行うことが
出来る。
能を変更する場合でも、通信を中断することなく制御回
路を更新することが出来る。すなわち、機能拡張や修正
をする場合、ハードウェア(すなわち通信回路)を修正
できるので、同じ機能をソフトウェアで実現する場合と
比較して、高速な処理を行うことが出来る。このときF
PGAを複数搭載しているので、1つのFPGAを使用
して通信している間に別のFPGAの書き換えを行い、
書き換え終了後、適当なタイミングでFPGAを切り替
えることによって、通信を中断することなく制御回路の
更新を行うことが出来る。
通信装置の接続図。
成を示すブロック図。
Claims (6)
- 【請求項1】 通信内容に応じて通信装置の制御回路を
制御する通信制御装置において、 前記通信装置には、それぞれ異なる回路で構成された複
数のFPGAが搭載され、 通信内容に応じて所望のFPGAに切り替えることによ
り、前記制御回路の更新を行うことを特徴とする通信制
御装置。 - 【請求項2】 通信内容に応じて前記FPGAの回路デ
ータを書き替えるFPGA書き替え手段を備え、 前記FPGA書き替え手段が書き替えたFPGAに切り
替えることにより、前記制御回路の更新を行うことを特
徴とする請求項1記載の通信制御装置。 - 【請求項3】 送信側通信装置から送られてきた回路デ
ータに基づいて、受信側通信装置のFPGAの回路デー
タが書き替えられることを特徴とする請求項2記載の通
信制御装置。 - 【請求項4】 前記送信側通信装置及び前記受信側通信
装置の少なくとも一方に、回路データを読み書きするメ
モリを備えていることを特徴とする請求項3記載の通信
制御装置。 - 【請求項5】 前記メモリに、送受信する回路データ毎
に最適な回路構成を記録し、通信パターンを監視しなが
ら一定時間毎に最適な回路データに書き替え、制御回路
の動的な更新を行うことを特徴とする請求項4記載の通
信制御装置。 - 【請求項6】 前記メモリに、用途別に複数の回路デー
タを記録し、通信を行う前に必要な回路データに書き換
えておくことを特徴とする請求項4記載の通信制御装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34909498A JP3279273B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 通信制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34909498A JP3279273B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 通信制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000174844A true JP2000174844A (ja) | 2000-06-23 |
JP3279273B2 JP3279273B2 (ja) | 2002-04-30 |
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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-
1998
- 1998-12-08 JP JP34909498A patent/JP3279273B2/ja not_active Expired - Fee Related
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