JP2000040003A - ファームウェア更新システム - Google Patents

ファームウェア更新システム

Info

Publication number
JP2000040003A
JP2000040003A JP10207379A JP20737998A JP2000040003A JP 2000040003 A JP2000040003 A JP 2000040003A JP 10207379 A JP10207379 A JP 10207379A JP 20737998 A JP20737998 A JP 20737998A JP 2000040003 A JP2000040003 A JP 2000040003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
firmware
peripheral device
updating
stored
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10207379A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Sasaki
賢一 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10207379A priority Critical patent/JP2000040003A/ja
Publication of JP2000040003A publication Critical patent/JP2000040003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上位装置から周辺装置のファームウェアを効
率的に更新するにあたり、上位装置側の管理が煩わしか
った。 【解決手段】 最新バージョンのファームウェアFW_
Aを保持するホストコンピュータ10と、ファームウェ
アFW_Aの制御に基づいてデータ送受を行う周辺装置
20とがネットワークを介して接続されており、周辺装
置20のファームウェアFW_Aを更新する場合に、周
辺装置20はファームウェアの更新要求をホストコンピ
ュータ10に送出して最新バージョンのファームウェア
を転送させ、この転送される最新バージョンのファーム
ウェアFW_Aを受信して周辺装置20内に保持してい
るファームウェアFW_Aと比較し、その変更部分のみ
を求めて更新するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファームウェア更
新システムに関し、特に、所定の上位装置から周辺装置
のファームウェアを更新するファームウェア更新システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、図5に示す
特開平1−259422号公報に開示されたものが知ら
れている。同図において、ホストコンピュータ200と
端末装置210とは双方向で通信可能であり、ホストコ
ンピュータ200側では、端末装置毎のファームウェア
名と版数とからなる版数管理ファイル201と、各ファ
ームウェア名に対応した最新版数からなる修正データ版
数ファイル202と、各版数毎の修正データを累積して
保持している修正データファイル203とを管理してい
る。他方、端末装置210側では、ファームウェア名と
版数とからなるファームウェア情報を保持している。
【0003】ホストコンピュータ200は、版数管理フ
ァイル201の情報に基づいて端末装置210からファ
ームウェア情報を獲得し、獲得したファームウェア情報
と修正データ版数ファイル202の情報とを比較する。
ここで、ホストコンピュータ200は、修正データ版数
ファイル202の版数情報の方が新しいと認識した場
合、端末装置210に不足している版数の修正データを
修正データファイル203から取り出し、端末装置21
0に転送してファームウェアを修正する。そして、端末
装置210に対する版数管理ファイル201の情報を最
新の版数に更新する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、次のような課題があった。ホ
ストコンピュータ200に修正データ版数ファイル20
2と修正データファイル203とが備えられているが、
これらのファイルはファームウェアの修正がある毎にシ
ステム管理者が逐次設定しなければならず、作業が煩わ
しかった。また、修正データファイル203について見
れば、版数毎の修正データを累積して保持しなければな
らず、管理が複雑にならざるを得なかった。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので上位装置から周辺装置のファームウェアを更新す
るにあたり、上位装置側でのファームウェアの管理を容
易としつつ、周辺装置側では効率的にファームウェアの
更新が可能なファームウェア更新システムの提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定のファームウェアを
備えた周辺装置と、この周辺装置に対してデータ転送可
能な上位装置とからなるファームウェア更新システムで
あって、上記周辺装置は、所定のファームウェアを記憶
するとともに記憶したファームウェアを実行するファー
ムウェア記憶実行手段と、上記上位装置から転送される
ファームウェアを受信して上記ファームウェア記憶実行
手段に記憶されたファームウェアの変更部分を検知し、
その変更部分を受信したファームウェアによって更新す
るファームウェア更新手段とを備え、上記上位装置は、
上記周辺装置のファームウェアを記憶するファームウェ
ア記憶手段と、このファームウェア記憶手段に記憶され
たファームウェアを上記周辺装置に転送するファームウ
ェア転送手段とを備えた構成としてある。
【0007】すなわち、周辺装置側のファームウェア記
憶実行手段は、所定のファームウェアを記憶するととも
に、記憶したファームウェアを実行しており、このファ
ームウェアを更新する場合に、上位装置側のファームウ
ェア転送手段がファームウェア記憶手段に記憶されたフ
ァームウェアを周辺装置側に転送する。すると、周辺装
置側のファームウェア更新手段が上位装置から転送され
るファームウェアを受信するとともに、ファームウェア
記憶実行手段によって記憶されているファームウェアの
変更部分を検知し、その変更部分を受信したファームウ
ェアによって更新する。
【0008】したがって、周辺装置側の古いファームウ
ェアを最新のファームウェアに更新する場合、上位装置
側のファームウェア記憶手段に最新のファームウェアを
記憶しておき、ファームウェア転送手段によって転送さ
せれば、周辺装置側のファームウェア記憶実行手段に記
憶されているファームウェアも最新のファームウェアに
更新することができる。また、このときに周辺装置側で
は古いファームウェアの変更部分のみを更新するため、
効率が良いと言える。
【0009】周辺装置側のファームウェア記憶実行手段
がファームウェアを実行する場合、不揮発性の記憶媒体
にファームウェアを記憶しておき、起動時にワークエリ
アに読み込んで実行することが行われる。そこで、この
場合に好適な構成の一例として、請求項2にかかる発明
は、請求項1に記載のファームウェア更新システムにお
いて、請求項1に記載のファームウェア更新システムに
おいて、上記ファームウェア記憶実行手段は、記憶した
ファームウェアを起動時に所定のワークエリアに読み込
んで実行し、上記ファームウェア更新手段は、上記変更
部分を更新した後に自己リセットをかける構成としてあ
る。
【0010】すなわち、周辺装置側のファームウェア記
憶実行手段は、記憶したファームウェアを起動時にワー
クエリアに読み込んで実行しており、このファームウェ
アを更新する場合には、上述したようにして上位装置側
のファームウェア転送手段が周辺装置側にファームウェ
アを転送する。そして、同様にしてファームウェア更新
手段がファームウェア記憶実行手段に記憶されたファー
ムウェアの変更部分を検知して更新し、その後、自己リ
セットをかける。すると、ファームウェア記憶実行手段
は、更新後のファームウェアを新たにワークエリアに読
み込んで実行する。
【0011】ファームウェア更新手段がファームウェア
記憶実行手段に記憶されたファームウェアを更新する場
合、上位装置側からデータを受信する毎に逐次変更部分
を検知して更新する手法を適用することができる。ま
た、別の一例として、請求項3にかかる発明は、請求項
1または請求項2に記載のファームウェア更新システム
において、上記ファームウェア更新手段は、上記ファー
ムウェア転送手段から転送されるファームウェアを一時
記憶領域に記憶した後、この一時記憶領域を介して上記
変更部分を更新する構成としてある。
【0012】すなわち、上位装置側のファームウェア転
送手段がファームウェアを転送すると、周辺装置側のフ
ァームウェア更新手段が受信して一時記憶領域に記憶
し、その後に同一時記憶領域を介して上記変更部分を更
新する。
【0013】また、ファームウェア更新手段がファーム
ウェアの変更部分を更新する具体的な構成の一例とし
て、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3のい
ずれかに記載のファームウェア更新システムにおいて、
上記ファームウェア記憶実行手段は、複数のモジュール
で構成されるファームウェアを記憶しており、上記ファ
ームウェア更新手段は、上記モジュール毎に変更がある
か否かを判断し、変更があることを認識した場合にその
モジュールを更新する構成としてある。
【0014】すなわち、ファームウェア記憶実行手段
は、複数のモジュールで構成されるファームウェアを記
憶しており、ファームウェア更新手段がファームウェア
の更新を行うにあたり、各モジュール毎に変更があるか
否かを判断し、変更があることを認識すると、そのモジ
ュール単位に更新する。ここにおけるモジュールとは、
論理的なデータの集合を意味しており、この意味におい
て各モジュールが分割されていればよく、必ずしも各モ
ジュールが物理的に複数の記憶媒体に分割されて記憶さ
れている必要はない。したがって、一つの記憶領域に複
数のモジュールが記憶される場合も当然に含まれること
になる。さらに、各モジュール単位に変更があるか否か
を判断する具体的手法の一例としては、各モジュール毎
にバージョン情報などの情報を埋め込んでおき、この情
報に基づいて変更があるか否かを判断するなどの手法を
適用することができる。
【0015】ところで、上位装置と周辺装置との接続形
態としては、少なくとも上位装置側から周辺装置側にデ
ータ転送可能であればよく、各種の形態を適用可能であ
る。例えば、上位装置と周辺装置とをRS−232Cな
どの専用インターフェイスで接続し、このインターフェ
イスを介して上位装置側から周辺装置側にファームウェ
アを転送するようにしてもよい。また、近年において
は、ネットワークの普及率が高まりつつあることから、
ネットワークを用いて上位装置と周辺装置とを接続して
もよい。
【0016】そこで、所定のネットワークによって上位
装置と周辺装置とが接続される場合の具体的な構成の一
例として、請求項5にかかる発明は、請求項1〜請求項
4のいずれかに記載のファームウェア更新システムにお
いて、上記周辺装置と上位装置とは所定のネットワーク
を介して接続されており、上記ファームウェア更新手段
は、上記ファームウェア記憶実行手段に記憶されたファ
ームウェアの更新要求を上記上位装置に送出し、上記フ
ァームウェア転送手段は、上記ファームウェアの更新要
求を受信して上記ファームウェア記憶手段に記憶された
ファームウェアを上記周辺装置に転送する構成としてあ
る。
【0017】すなわち、上位装置と周辺装置とは所定の
ネットワークを介して接続されており、周辺装置側のフ
ァームウェア記憶実行手段に記憶されたファームウェア
を更新する場合、ファームウェア更新手段がファームウ
ェアの更新要求を上位装置側に送出する。すると、上位
装置側のファームウェア転送手段は、そのファームウェ
アの更新要求を受信してファームウェア記憶手段に記憶
されたファームウェアを周辺装置側に転送する。そし
て、周辺装置側のファームウェア更新手段が転送される
ファームウェアを受信して同様に変更部分を更新する。
【0018】ここにおいて、ファームウェア更新手段が
ファームウェアの更新要求を送出するタイミングとして
は、例えば、周辺装置側に操作パネルなどを配設してお
き、この操作パネル上で所定の操作が実行されたときに
送出するようにしてもよい。また、別の一例として、請
求項6にかかる発明は、請求項5に記載のファームウェ
ア更新システムにおいて、上記ファームウェア更新手段
は、計時処理を実行するとともに所定期間の経過毎に上
記ファームウェアの更新要求を送出する構成としてあ
る。
【0019】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、ファームウェア更新手段は、計時処理を
実行しており、所定期間経過する毎にファームウェアの
更新要求を送出する。もちろん、ファームウェアの更新
要求を送出したものの、上位装置側のファームウェアと
周辺装置側のファームウェアとが同一となる場合もあり
うるが、この場合には周辺装置側でファームウェアの更
新が行われることはない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるファームウェア更新システムをブロック図により示
している。同図において、ホストコンピュータ10と周
辺装置20,30のそれぞれとは、所定のネットワーク
を介して接続されており、それぞれの間で相互に通信可
能となっている。ここにおいて、ホストコンピュータ1
0は、CPU11やROM12やRAM13といった各
種電子部品を備えて所定のオペレーティングシステムを
実行しており、このオペレーティングシステムを介して
ハードディスク14へのアクセスや各種アプリケーショ
ンの実行、周辺装置20,30間での通信などを行う。
なお、図示していないが、周辺装置20,30やその他
の端末との間で通信を行うための通信インターフェイス
も当然に備えられている。
【0021】一方、本実施形態における周辺装置20,
30は、ルータ等のネットワーク機器であり、周辺装置
20側について見ると、概略図2に示すように構成され
ている。同図において、周辺装置20にはシステムバス
21によって相互に通信可能なCPU22と、RAM2
3と、プログラマブルROM24と、通信インターフェ
イス25とが備えられている。ここいおいてCPU22
は、電源投入時にプログラムブルROM24に格納され
たファームウェアFW_AをRAM23のメモリ空間に
読み込み、このメモリ空間上でファームウェアFW_A
を実行することにより、通信インターフェイス25を介
してデータの送受を行う。
【0022】より具体的には、上記ファームウェアFW
_Aは、図3に示すように内部的に複数のモジュールM
OD_An(nは自然数)で構成されており、各モジュ
ールを順次RAM23のメモリ空間に読み込むようにな
っている。ここにおける各モジュールは論理的に分割さ
れており、それぞれ独立した処理体系を有しているもの
の、相互に連動して全体として一つの処理体系が構築さ
れるものである。もちろん、本実施形態においては、シ
ステムバス21〜プログラマブルROM24が全体とし
てファームウェア記憶実行手段を構成する。
【0023】一方、周辺装置30についても概ね同様で
あるが、周辺装置20とは機種が異なっており、この場
合ファームウェアFW_Bを同様にして所定のメモリ空
間に読み込んで実行することにより、データ送受を行う
ようになっている。また、この場合のファームウェアF
W_Bも、上述したものと同様に複数のモジュールで構
成されており、各モジュールを順次メモリ空間に読み込
んむことも上述した周辺装置20と相違はない。
【0024】ところで、この種の周辺装置においては、
ファームウェアのバージョンアップなどが行われること
がある。次に、本実施形態におけるファームウェアのバ
ージョンアップ手順について、周辺装置20に着目して
説明する。まず、古いファームウェアFW_Aを修正
し、最新のファームウェアFW_Aを作成したら、シス
テム管理者は最新のファームウェアFW_Aをホストコ
ンピュータ10側のハードディスク14に記憶させてお
く。もちろん、ここにおけるファームウェアFW_Aの
修正は、モジュール単位に行うこととする。このように
すれば、単にモジュールの置換でバージョンアップを行
うことができ、いかなる修正が累積して施されているか
といったことは問題とはならない。なお、本実施形態に
おいては、ハードディスク14がファームウェア記憶手
段を構成することはいうまでもない。
【0025】一方、周辺装置20では図4のフローチャ
ートにしたがって処理を実行しており、まずステップS
110では周辺装置20内のシステム日時を取得して内
部変数t1に代入する。すなわち、上述しなかったが周
辺装置20は、計時処理を実行して現在の日時を管理し
ており、ステップS110においてその日時を取得す
る。そして、次のステップS120において、内部変数
t1に代入された値と内部変数t2に代入された値の差
分(t1−t2)を取り、所定のしきい値Thとの大小
関係を比較する。この内部変数t2には、電源投入時や
リセット起動時などの初期状態時において、ステップS
110で内部変数t1と同一の値が代入されるようにな
っている。したがって、このような初期状態にあって
は、t1=t2の関係が成り立っており、(t1−t
2)>Thの関係が充足されるまでステップS110,
S120が繰り返して実行される。
【0026】ステップS120において、(t1−t
2)>Thとなったものと判断すると、次のステップS
130でホストコンピュータ10に対してファームウェ
アFW_Aに対応する最新ファームウェアの転送要求を
送出する。すると、ホストコンピュータ10がその転送
要求を受信し、上記のようにしてハードディスク14に
記憶された上記転送要求に対応する最新のファームウェ
アFW_Aを周辺装置20側に転送する。もちろん、ホ
ストコンピュータ10における上記転送要求の受信やフ
ァームウェアFW_Aの転送は、内部のCPU11やR
OM12やRAM13を適宜使用してオペレーティング
システム等のプログラムを実行することにより行われる
ようになっており、本実施形態においてはこの種のハー
ドウェア構成とソフトウェア構成とが全体としてファー
ムウェア転送手段を構成する。
【0027】周辺装置20は、ステップS140におい
てホストコンピュータ10から順次転送されるファーム
ウェアFW_Aを通信インターフェイス25を介して受
信し、RAM23のメモリ空間に一時的に記憶する。そ
して、ファームウェアFW_Aの転送が完了すると、次
のステップS150でプログラマブルROM24に格納
されたファームウェアFW_Aと、RAM23のメモリ
空間に記憶した最新のファームウェアFW_Aとを比較
して変更されているか否かを判断する。
【0028】具体的には、上述したようにファームウェ
アFW_Aは、複数のモジュールMOD_Anで構成さ
れており、各モジュール毎に変更されているか否かを判
断する。もちろん、その判断方法としても各種の態様を
適用可能であり、例えば、RAM23上のモジュール
と、プログラマブルROM24上の対応するモジュール
とで差分を取り、その差分に基づいて変更されているか
否かを判断してもよい。また、別の一例として、モジュ
ール内部にバージョンナンバー等の情報を埋め込んでお
き、この情報を取得して比較することにより、変更され
ているか否かを判断するようにしてもよい。
【0029】ステップS150において、変更されたモ
ジュールがあるものと判断したら、次のステップS16
0でその変更されたモジュールについてのみRAM23
上のモジュールをプログラマブルROM24上の対応す
るモジュールと置換するようにして更新する。そして、
この更新処理が完了したら、次のステップS170でリ
セットをかける。すると、上述したように、CPU22
はリセット起動時にシステムバス21を介してプログラ
マブルROM24からRAM23上にファームウェアF
W_Aを読み込むため、周辺装置20は最新のファーム
ウェアFW_Aに基づいてデータの送受を行うようにな
る。
【0030】もちろん、周辺装置20のファームウェア
FW_Aがもとより最新バージョンであることも想定し
うる。しかし、この場合には、ステップS150におい
てファームウェアFW_Aに変更がないものと判断さ
れ、ステップS180で内部変数t2の値を現在の日時
に更新し、次のステップS190でRAM23上のファ
ームウェアFW_Aを消去する。したがって、その後は
ステップS180の時点を基準として所定期間Thが経
過するまで最新バージョンの更新要求は行われないこと
になる。
【0031】本実施形態においては、ステップS160
で変更のあったモジュールを更新した後、ステップS1
90で直ちにリセットをかけるようにしているが、もち
ろんこの構成に限定されることはない。すなわち、周辺
装置20は通信機器であるため、直ちにリセットをかけ
るものとすると、他の端末間の通信等が途切れてしまう
可能性がある。そこで、このような事情を考慮し、ステ
ップS190で所定のフラグのみをセットするように
し、通信量の少ない夜間にそのフラグを検出してリセッ
トをかけるようにしてもかまわない。また、周辺装置3
0についても、周辺装置20とは独立しつつも同様の処
理手順にしたがってファームウェアFW_Bの更新処理
が行われるようになっており、さらに多くの周辺装置が
存在する場合であっても本発明を適用可能であることは
言うまでもない。
【0032】以上のように、本実施形態においては、C
PU22が所定期間の経過毎にホストコンピュータ10
に対してファームウェアの更新要求を送出し、ホストコ
ンピュータ10から転送される最新のファームウェアを
通信インターフェイス25を介して受信するとともに、
システムバス21を経由してRAM23上に一時記憶す
る。そして、このRAM23上の最新のファームウェア
FW_Aと、プログラマブルROM24に記憶されたフ
ァームウェアFW_Aとをモジュール単位で比較して変
更のあるモジュールのみを更新した後、リセットをかけ
るようにしている。したがって、この意味において、シ
ステムバス21〜RAM23および通信インターフェイ
ス25とが、全体としてファームウェア更新手段を構成
する。
【0033】次に、上記のように構成した本実施形態の
動作について、周辺装置20のファームウェアFW_A
の更新手順に着目して説明する。まず、古いファームウ
ェアFW_Aを修正し、最新のファームウェアFW_A
を作成したら、システム管理者は最新のファームウェア
FW_Aをホストコンピュータ10側のハードディスク
14に記憶させておく。
【0034】一方、周辺装置20は、計時処理を実行し
て現在の日時を管理しており、電源投入時やリセット起
動時にその日時を取得して内部変数t1,t2に代入
し、(t1−t2)の値が所定のしきい値Thよりも大
きくなるまで内部変数t1の値を現在日時に更新してい
る(ステップS110,S120)。そして、(t1−
t2)>Thになると、ホストコンピュータ10に対し
てファームウェアFW_Aに対応する最新ファームウェ
アの転送要求を送出する(ステップS130)。
【0035】すると、ホストコンピュータ10がその転
送要求を受信し、ハードディスク14に記憶された上記
転送要求に対応する最新のファームウェアFW_Aを周
辺装置20側に転送する。周辺装置20は、ホストコン
ピュータ10から順次転送されるファームウェアFW_
Aを通信インターフェイス25を介して受信し、RAM
23のメモリ空間に一時的に記憶する(ステップS14
0)。そして、ファームウェアFW_Aの転送が完了す
ると、周辺装置20は、図3に示すように複数のモジュ
ールMOD_Anで構成されファームウェアFW_Aの
各モジュールについて、プログラマブルROM24に記
憶されたモジュールが最新バージョンにおいて変更され
ているか否かを判断する(ステップS150)。
【0036】ここで、モジュールが変更されているもの
と判断した場合、その変更されたモジュールについての
み、RAM23上のモジュールをプログラマブルROM
24上の対応するモジュールと置換するようにして更新
し(ステップS160)、この更新処理が完了したらリ
セットをかける(ステップS170)。すると、CPU
22は、リセット起動時にシステムバス21を介してプ
ログラマブルROM24からRAM23上にファームウ
ェアFW_Aを読み込むため、周辺装置20は最新のフ
ァームウェアFW_Aに基づいてデータの送受を行うよ
うになる。
【0037】他方、周辺装置20のファームウェアFW
_Aが最新バージョンである場合には、ファームウェア
FW_Aに変更がないものと判断されるが、この場合に
は内部変数t2の値を現在の日時に更新し(ステップS
180)、その後、上記のようにしてRAM23上に記
憶したファームウェアFW_Aを消去する。すると、そ
の後は内部変数t2の値の更新時点を基準として所定期
間Thが経過するまで最新バージョンの更新要求は行わ
ない。
【0038】このように、最新バージョンのファームウ
ェアFW_Aを保持するホストコンピュータ10と、フ
ァームウェアFW_Aの制御に基づいてデータ送受を行
う周辺装置20とがネットワークを介して接続されてお
り、周辺装置20のファームウェアFW_Aを更新する
場合に、周辺装置20はファームウェアの更新要求をホ
ストコンピュータ10に送出して最新バージョンのファ
ームウェアを転送させ、この転送される最新バージョン
のファームウェアFW_Aを受信して周辺装置20内に
保持しているファームウェアFW_Aと比較し、その変
更部分のみを求めて更新するようにしてある。したがっ
て、ホストコンピュータ10側では、最新のファームウ
ェアFW_Aのみを記憶させておけばよく管理が容易と
なるとともに、周辺装置20側では効率的にファームウ
ェアFW_Aを更新することが可能なファームウェア更
新システムを提供することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、上位装置
から周辺装置にファームウェアを転送し、周辺装置側で
従前のファームウェアとの変更部分を検知し、その変更
部分のみを更新するようにしたため、上位装置側でのフ
ァームウェアの管理が容易であり、かつ、周辺装置側で
は効率的にファームウェアを更新することが可能なファ
ームウェア更新システムを提供することができる。
【0040】また、請求項2にかかる発明によれば、周
辺装置が所定の記憶領域からワークエリアにファームウ
ェアを読み込んで実行する場合に、その記憶領域上のフ
ァームウェアを更新した後にリセットをかけて再読込さ
せるようにしたため、直ちに更新後のファームウェアの
内容を反映することができる。
【0041】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
上位装置から転送されるファームウェアを一時記憶領域
に記憶し、この一時記憶領域を介してファームウェアを
更新するようにしたため、転送エラーによって従前のフ
ァームウェアが破壊される心配がなく、より確実にファ
ームウェアを更新することができる。
【0042】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
ファームウェアを複数のモジュールで構成したため、モ
ジュール単位に修正や更新などをすればよく取り扱いが
容易となる。
【0043】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
上位装置と周辺装置とがネットワークを介して接続され
る場合の好適な構成の一例を提供することができ、請求
項6にかかる発明によれば、このような場合において所
定期間の経過毎にファームウェアの更新処理を行うよう
にしたため、利用者が意識して更新処理を行わせる必要
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるファームウェア更
新システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同ファームウェア更新システムを構成する周辺
装置の内部構成を示す概略ブロック図である。
【図3】同周辺装置において記憶および実行されるファ
ームウェアの論理構成を概念的に示す図である。
【図4】同周辺装置におけるファームウェアの更新手順
を示すフローチャートである。
【図5】従来例にかかるファームウェア更新システムの
構成を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 ハードディスク 20,30 周辺装置 21 システムバス 22 CPU 23 RAM 24 プログラマブルROM 25 通信インターフェイス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のファームウェアを備えた周辺装置
    と、この周辺装置に対してデータ転送可能な上位装置と
    からなるファームウェア更新システムであって、 上記周辺装置は、 所定のファームウェアを記憶するとともに記憶したファ
    ームウェアを実行するファームウェア記憶実行手段と、 上記上位装置から転送されるファームウェアを受信して
    上記ファームウェア記憶実行手段に記憶されたファーム
    ウェアの変更部分を検知し、その変更部分を受信したフ
    ァームウェアによって更新するファームウェア更新手段
    とを備え、 上記上位装置は、 上記周辺装置のファームウェアを記憶するファームウェ
    ア記憶手段と、 このファームウェア記憶手段に記憶されたファームウェ
    アを上記周辺装置に転送するファームウェア転送手段と
    を具備することを特徴とするファームウェア更新システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のファームウェア更
    新システムにおいて、 上記ファームウェア記憶実行手段は、記憶したファーム
    ウェアを起動時に所定のワークエリアに読み込んで実行
    し、 上記ファームウェア更新手段は、上記変更部分を更新し
    た後に自己リセットをかけることを特徴とするファーム
    ウェア更新システム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載のフ
    ァームウェア更新システムにおいて、 上記ファームウェア更新手段は、上記ファームウェア転
    送手段から転送されるファームウェアを一時記憶領域に
    記憶した後、この一時記憶領域を介して上記変更部分を
    更新することを特徴とするファームウェア更新システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のファームウェア更新システムにおいて、 上記ファームウェア記憶実行手段は、複数のモジュール
    で構成されるファームウェアを記憶しており、 上記ファームウェア更新手段は、上記モジュール毎に変
    更があるか否かを判断し、変更があることを認識した場
    合にそのモジュールを更新することを特徴とするファー
    ムウェア更新システム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のファームウェア更新システムにおいて、 上記周辺装置と上位装置とは所定のネットワークを介し
    て接続されており、 上記ファームウェア更新手段は、上記ファームウェア記
    憶実行手段に記憶されたファームウェアの更新要求を上
    記上位装置に送出し、 上記ファームウェア転送手段は、上記ファームウェアの
    更新要求を受信して上記ファームウェア記憶手段に記憶
    されたファームウェアを上記周辺装置に転送することを
    特徴とするファームウェア更新システム。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載のファームウェア更
    新システムにおいて、 上記ファームウェア更新手段は、計時処理を実行すると
    ともに所定期間の経過毎に上記ファームウェアの更新要
    求を送出することを特徴とするファームウェア更新シス
    テム。
JP10207379A 1998-07-23 1998-07-23 ファームウェア更新システム Pending JP2000040003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207379A JP2000040003A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 ファームウェア更新システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207379A JP2000040003A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 ファームウェア更新システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000040003A true JP2000040003A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16538765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10207379A Pending JP2000040003A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 ファームウェア更新システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000040003A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7624391B2 (en) * 2001-11-05 2009-11-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Device-based model for software driver delivery and upgrade
JP2014093059A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Ricoh Co Ltd 情報処理装置
KR101458428B1 (ko) * 2013-12-30 2014-11-07 어보브반도체 주식회사 단일 광 포트 통신을 이용한 펌웨어 업데이트 방법 및 펌웨어 업데이트가 가능한 마이크로 컨트롤러
JP2015033328A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 エルエス産電株式会社Lsis Co.,Ltd. インバータのパラメータコピーシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7624391B2 (en) * 2001-11-05 2009-11-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Device-based model for software driver delivery and upgrade
JP2014093059A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Ricoh Co Ltd 情報処理装置
JP2015033328A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 エルエス産電株式会社Lsis Co.,Ltd. インバータのパラメータコピーシステム
US9831797B2 (en) 2013-08-05 2017-11-28 Lsis Co., Ltd. Copy system for copying parameter of inverter
KR101458428B1 (ko) * 2013-12-30 2014-11-07 어보브반도체 주식회사 단일 광 포트 통신을 이용한 펌웨어 업데이트 방법 및 펌웨어 업데이트가 가능한 마이크로 컨트롤러
WO2015102278A1 (ko) * 2013-12-30 2015-07-09 어보브반도체 주식회사 단일 광 포트 통신을 이용한 펌웨어 업데이트 방법 및 펌웨어 업데이트가 가능한 마이크로 컨트롤러

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1152338B1 (en) Method and apparatus for downloading firmware
US6990659B1 (en) Device for rewriting software programs in peripheral devices connected to a network
US6668374B1 (en) Method and apparatus for upgrading firmware in an embedded system
JP6678548B2 (ja) 中継装置、中継方法およびプログラム
US20170139778A1 (en) Relay apparatus, relay method, and computer program product
US20140237461A1 (en) Method and apparatus for differential file based update for embedded systems
JP2009053920A (ja) 車載用電子制御ユニットのプログラム管理システム
US20050210458A1 (en) Communication terminal software updating method, communication terminal, and software updating method
JP3666405B2 (ja) 画像形成装置、インストールプログラム、インストールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体およびインストール方法
JP7345921B2 (ja) マスタースレーブアーキテクチャのota差分更新方法とシステム
JP5395108B2 (ja) 組み込みシステム内のファームウエアをアップグレードする装置と方法
JP2000040003A (ja) ファームウェア更新システム
CN113939802A (zh) 车辆控制装置、更新程序、程序更新系统以及写入装置
JP2003288211A (ja) ネットワーク管理プログラム
JP2006260215A (ja) 制御システム、制御装置、制御システムの制御方法
WO2003100610A1 (en) System update protocol and bootable cd controller
US6637325B2 (en) Rewritable-program computer interface for stencil printer, and method of rewriting program for the interface
KR100456978B1 (ko) 에이전트의 파일 다운로드 방법
KR100429903B1 (ko) 홈 게이트웨이 시스템의 이미지 업데이트 방법
JP2004054421A (ja) メモリ、情報処理装置、記憶方法および情報処理方法
KR100487717B1 (ko) 내장형 시스템을 위한 운영체제 로딩 시스템 및 방법
JPH11242588A (ja) プログラムダウンロードシステム、中央局、基地局、プログラムダウンロード方法、ファイルダウンロードシステム及び記録媒体
JP2002132621A (ja) ファイル転送装置およびファイル受信装置
WO2021166603A1 (ja) 情報処理装置、プログラム更新システム、及びプログラム更新方法
JP2001312432A (ja) ネットワークサーバ及びその制御方法