JP2000174130A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2000174130A
JP2000174130A JP10351480A JP35148098A JP2000174130A JP 2000174130 A JP2000174130 A JP 2000174130A JP 10351480 A JP10351480 A JP 10351480A JP 35148098 A JP35148098 A JP 35148098A JP 2000174130 A JP2000174130 A JP 2000174130A
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wiring
semiconductor integrated
integrated circuit
gate electrode
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JP10351480A
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Takehiko Okajima
武彦 岡島
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク電流を生じさせることなく、異なる配
線間の平面的な距離を短くすることの可能な半導体集積
回路。 【解決手段】 第1配線と、この第1配線と非交差状態
で近接している部分を有する第2配線とを含み、近接し
ている部分をエアブリッジ54として構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
に関し、特に、半導体集積回路のトランジスタ部のゲー
ト電極の周辺の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路を構成するトランジスタ
部として、1つのゲート電極を複数のトランジスタ素子
で共用する構造のものがある。図6は、そのような構造
の一構成例を説明するための図であり、半導体集積回路
のトランジスタ部周辺を上から見た、各構成要素の配置
関係を概略的に示したレイアウト図である。
【0003】図6に示すように、ゲート電極の基部10
2と枝部104とを具えた複数のゲート電極106が並
列に並べられている。ゲート電極の基部102の下に
は、コンタクト用窓108が設けられたSiN膜(シリ
コン窒化膜)を挟んでゲート電極用配線110が形成さ
れている。各ゲート電極の基部102は、ゲート電極用
配線110によって接続されている。また、各枝部10
4は、活性領域112をわたるように、すなわち横断す
るように形成されている。そして、活性領域112内
の、枝部104から離間した位置に、この枝部104を
挟んでソース電極用配線パターン114とドレイン電極
用配線パターン116とが形成されている。枝部104
の一方の側に設けられたソース電極用配線パターン11
4は第1配線パターン115と一体的に連続形成されて
いる。同様に枝部104のもう一方の側に設けられたド
レイン電極用配線パターン116は第2配線パターン1
17と一体的に連続形成されている。また、この半導体
集積回路においては、第1配線パターン115は第2配
線パターン117と交差配線を形成している。この交差
部分118付近は、両配線パターンが接触しないよう
に、また近付き過ぎないように構成するために、第1配
線パターン115の上をまたぐように第2配線パターン
117の一部がエアブリッジ120になっている。ま
た、活性領域112は、この活性領域の外側に形成され
ている分離領域122によって隣の素子と電気的に分離
されている。
【0004】次に、図7を参照してトランジスタ部の構
造を説明する。図7は、トランジスタ部の構造の一部分
を示す概略図で、図6のX−X線に沿って切った断面の
切り口で示してある。
【0005】活性領域112には、GaAs基板130
上にノンドープGaAs層132が設けられていて、こ
のノンドープGaAs層132上にノンドープInGa
As層134が設けられ、ノンドープInGaAs層1
34上にn型AlGaAs層136が設けられている。
そして、n型AlGaAs層136上にゲート電極10
6が形成されている。また、このゲート電極106を挟
んで両側にそれぞれn型GaAs層138が設けられ、
このn型GaAs層138上にオーミック電極140
(140a,140b)が形成されている。一方の側の
オーミック電極140aをソース電極とし、もう一方の
側のオーミック電極140bをドレイン電極とする。ソ
ース電極140aおよびドレイン電極140bの表面に
は窓142を有するSiN膜(シリコン窒化膜)144
が設けられている。そして、この窓142を覆うよう
に、上記ソース電極用配線パターン114およびドレイ
ン電極用配線パターン116が形成されている。よっ
て、ここでは、窓142内に形成されるソース電極配線
パターン114によって、ソース電極140aとソース
電極用配線パターン114とが導通しており、同様にド
レイン電極140bとドレイン電極用配線パターン11
6とが導通している。
【0006】トランジスタ部の活性領域112の外側に
は、酸素が注入され、この酸素が拡散することによって
形成された分離領域122がある。この分離領域122
は活性領域112よりも高抵抗な、実質的には絶縁領域
となっている。そして、この領域122によって、隣の
素子とは分離されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体集積回路
においては、低価格化および高性能化を図るために、小
型化が進められている。これに伴い、上記で説明したよ
うなトランジスタ部も小型化する必要がある。
【0008】図6に示すゲート電極106の枝部104
は、活性領域112を横断するように形成されており、
その先端は分離領域122へ突き出している。この分離
領域122へ突き出している部分を、ここでは「突き出
し部104a」と称する。ゲート電極106の枝部10
4は、少なくとも活性領域112の一方の縁部からもう
一方の縁部まで達している必要がある。しかしながら、
分離領域122は酸素の注入および拡散によって形成さ
れる領域であるために、分離領域122と活性領域11
2との境界を正確に定めることができない。また、枝部
104を設けるためのホトリソ工程における合わせ精度
を考慮して、通常、枝部104は活性領域112の幅よ
りも長めに形成される。これにより、突き出し部104
aが生じる。
【0009】図6に示すトランジスタ部周辺を小型化す
るためには、第1配線パターン115と第2配線パター
ン117との間の距離Lや、第2配線パターン117と
活性領域112との間の距離lを短くする必要がある。
しかしながら、ゲート電極106の突き出し部104a
は、活性領域112上から分離領域122上へ、第2配
線パターン117の方へ向かって形成されているため
に、第2配線パターン117を活性領域112の方へ近
づけるのが困難である。これは、第2配線パターン11
7と突き出し部104aとが近接しすぎると、リーク電
流が生じるおそれがあるためである。
【0010】このため、リーク電流を生じさせることな
く、異なる配線間の平面的な距離を短くできる半導体集
積回路の出現が望まれていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の半
導体集積回路によれば、第1配線と、この第1配線と非
交差状態で近接している部分を有する第2配線とを含
み、上記近接している部分をエアブリッジとして構成し
てあることを特徴とする。
【0012】半導体集積回路の小型化に伴い、配線間隔
も狭くなる。配線は所望の形状にパターニングされてい
るために、その形状によっては、配線同士が部分的に非
常に近接する。このため、部分的に非交差状態で近接し
ている配線のうち、一方の配線の近接部分をエアブリッ
ジにする。エアブリッジは、配線の他の部分が形成され
ている下地面から垂直方向上側の空気中(製造雰囲気
中)に形成される。このため、エアブリッジの部分と、
下地表面に形成されているもう一方の配線とを垂直方向
に離間させることができる。これにより、平面的に近接
している配線同士の配線間容量を低減することができ、
リーク電流が発生するおそれはなくなる。よって、従来
よりも平面的な配線間隔を狭くすることができるため、
半導体集積回路の小型化を図れる。
【0013】また、好ましくは、第2配線のエアブリッ
ジと第1配線との間を、その間でリーク電流の発生を阻
止できるだけ離間させてあるのがよい。これにより、第
1配線と第2配線との間にリーク電流を発生させること
なく、この配線間の平面的な距離を短くすることができ
る。
【0014】また、好ましくは、第1配線をゲート電極
とするのがよい。半導体集積回路のトランジスタ部にお
いて、ゲート電極の枝部は活性領域を横断するように形
成されている。そして、この枝部の先端付近は活性領域
の外側の分離領域上に突出している。ここで、半導体集
積回路を小型化しようとすると、この突出部分が、分離
領域上に設けられている配線(第2配線とする)と近接
しすぎるおそれがある。よって、第2配線の突出部分に
近接する領域をエアブリッジとして構成すれば、ゲート
電極と第2配線との間にリーク電流が生じるおそれはな
くなる。
【0015】また、この発明の半導体集積回路によれ
ば、配線と、活性領域を横断するように活性領域上に設
けられたゲート電極とを具えており、ゲート電極は、活
性領域の外側に形成されている分離領域の上に突出した
突き出し部を有し、配線の、突き出し部に近接している
部分がエアブリッジであることを特徴とする。
【0016】このため、突き出し部とエアブリッジとの
間の距離を平面的に近接させても、平面に垂直の方向の
距離を長くすることができるために、突き出し部とエア
ブリッジとの間にリーク電流が生じるおそれはなくな
る。よって、トランジスタ部の平面的なサイズを従来よ
りも小さくすることが可能となり、これに応じて半導体
集積回路を小型化することができる。
【0017】また、この発明の半導体集積回路におい
て、好ましくは、エアブリッジの下側に、ゲート電極の
突き出し部の一部が形成されているのがよい。
【0018】これにより、この半導体集積回路を上から
見ると、トランジスタ部のゲート電極の突き出し部の一
部の上に他の配線が重なっている。他の配線の突き出し
部と重なっている部分は、エアブリッジとなっていて、
突き出し部の上側に垂直方向に離間して設けられてい
る。このため、他の配線と突き出し部との間にリーク電
流が生じるおそれはなく、よりトランジスタ部の平面的
なサイズを小さくすることができる。よって、半導体集
積回路の小型化が図れる。
【0019】また、この発明の半導体集積回路におい
て、好ましくは、エアブリッジの下側に、ゲート電極の
突き出し部および活性領域の一部が形成されているのが
よい。
【0020】他の配線のエアブリッジ部分を、ゲート電
極の突き出し部の上側を含み、トランジスタ部の活性領
域の一部の上側にかけて設ければ、トランジスタ部の平
面的なサイズを小さくすることができる。そして、エア
ブリッジ部分は活性領域や突き出し部とは、平面と垂直
の方向に離間しているために、リーク電流を生じるおそ
れはない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照してこの発明の実
施の形態につき説明する。なお、各図は発明を理解でき
る程度に各構成成分の形状、大きさおよび配置関係を概
略的に示してあるに過ぎず、したがってこの発明を図示
例に限定するものではない。また、図において、図を分
かり易くするために、図中の特定の領域にハッチングを
付して示してある。
【0022】<第1の実施の形態>図1〜図3を参照し
て、この発明の半導体集積回路の一実施の形態につき説
明する。図1は、この実施の形態の半導体集積回路のト
ランジスタ部周辺の一部の平面的レイアウト構成を示す
概略図である。図2は、トランジスタ部の概略的な構造
説明図であり、図1のI −I 線に沿って切った断面の切
り口を示している。図3は、エアブリッジの形成工程図
であり、主要な工程での断面の切り口を概略的に示して
いる。
【0023】この発明の半導体集積回路は、トランジス
タ部を具えている。このトランジスタ部は、ゲート電極
の基部(以下、単に基部又は幹部と称する。)10と枝
部12とを具えたゲート電極14と、枝部12を挟んで
一方の側にソース電極用配線パターン16と、枝部12
のもう一方の側にドレイン電極用配線パターン18とを
具えている。基部10の下にはコンタクト用窓20が設
けられたSiN膜(シリコン窒化膜(図示せず。))を
挟んでゲート電極用配線22が形成されている。ソース
電極用配線パターン16の下には、コンタクト用窓24
が設けられたSiN膜を挟んで複数のソース電極26が
設けられている。同様に、ドレイン電極用配線パターン
18の下にも、コンタクト用窓28が設けられたSiN
膜を挟んで複数のドレイン電極30が設けられている。
従って、この構成例では、ゲート電極14を共通にし
て、複数のトランジスタ素子が形成されている。そし
て、活性領域32は、ソース電極26とドレイン電極3
0とを含む領域である。この活性領域32の外側は、分
離領域34である。ゲート電極14の枝部12は活性領
域32の上側を延在してこの活性領域32を越えて、そ
の一部が分離領域34に突き出している。この突き出し
ている部分を突き出し部12aと称する(図1)。
【0024】この実施の形態では、GaAs基板40上
にノンドープGaAs層42、ノンドープInGaAs
層44およびn型AlGaAs層46が、順次積層され
ている。そして、この積層構造のn型AlGaAs層4
6上にn型GaAs層48a,48bが設けられてい
る。そして、これら、領域42,44,46,48aお
よび48bが分離領域34で囲まれていて、この分離領
域34で囲まれた領域の範囲が活性領域32を形成して
いる。この活性領域32の表面のn型AlGaAs層4
6上にゲート電極14の枝部12が設けられていて、枝
部12の両側のn型AlGaAs層46上に上述したn
型GaAs層48aおよび48bが枝部12とは離間し
て設けられている。そして、一方のn型GaAs層48
a上にソース電極26が設けられ、もう一方のn型Ga
As層48b上にドレイン電極30が設けられている。
これら活性領域32および分離領域34の上側に、ソー
スおよびドレイン電極26および30を覆うようにして
SiN膜(シリコン窒化膜)50a,50bが設けられ
ている。このSiN膜50aおよび50bには、それぞ
れソース電極26およびドレイン電極30を部分的に露
出するコンタクト用窓24,28が形成されている。
【0025】そして、コンタクト用窓24内のソース電
極26上およびSiN膜50a上にソース電極用配線パ
ターン16が形成されている。同様に、コンタクト用窓
28内のドレイン電極30上およびSiN膜50b上に
ドレイン電極用配線パターン18が形成されている(図
2)。
【0026】上側から平面的に見たとき、ソース電極2
6およびドレイン電極30で挟まれた内側の半導体層領
域がほぼ活性領域32である。そして、ソース電極26
およびドレイン電極30から外側の領域は、分離領域3
4となっている。分離領域34は、上記積層構造のソー
ス電極26およびドレイン電極30の外側の領域に対し
て酸素を注入して拡散させることによって形成されてい
て、高抵抗の領域、従って実質的に絶縁領域となる。こ
の分離領域34によって、トランジスタ部と隣の素子と
が分離されている。
【0027】また、図1に示す構造によれば、ゲート電
極14の突き出し部12aは分離領域34上に形成され
ている部分である。分離領域34上には、トランジスタ
部を構成する配線以外の他の素子の配線52も設けられ
ている。
【0028】この実施の形態では、上記突き出し部12
aに近接する他の配線52の、特に突き出し部12aに
近接している部分がエアブリッジ54として形成されて
いる。
【0029】このエアブリッジ54は、例えば以下のよ
うにして形成される(図3参照。)。
【0030】上記ゲート電極14の突き出し部12aに
近接した分離領域34上に配線52を形成するに当た
り、ここでは、上記突き出し部12aの延長線上に位置
する配線の部分をエアブリッジ化する。
【0031】まず、分離領域34上にSiN膜56を形
成する(図3(A))。その後、SiN膜56上にレジ
ストパターン58を形成する(図3(B))。このレジ
ストパターン58の高さHは、突き出し部12aと配線
52との間の最短離間距離で、両者12aおよび52間
にリーク電流が生じない程度の高さHとする(図1参
照。)。そしてレジストパターン58の幅Wは、レジス
トパターン58上に設けられる配線52と突き出し部1
2aとの間にリーク電流が生じないように、突き出し部
12aから十分離間するような幅Wとする。その後、レ
ジストパターン58を覆うようにSiN膜上に配線を行
う(図3(C))。その後、レジストパターン58をア
セトンまたはリムーバ等で除去する(図3(D))。こ
れにより、形成された配線52の一部をエアブリッジ5
4にすることができる。このエアブリッジ54の内面5
4aとSiN膜56の上面との間の距離は上述したHと
等しい。そして、これら距離(高さ)Hや幅Wの設定
は、実験を繰り返して、どのような値以上であればリー
ク電流が生じないかを予め測定して定めればよい。高さ
Hは、突き出し部12aの高さHaより0.5μm以上
大きい高さとするのが好ましい(H≧Ha+0.5μ
m)。また、幅Wは、突き出し部12aの幅Waより2
μm以上大きい幅とするのが好ましい(W≧Wa+2μ
m 但し、この2μmは、突き出し部の幅方向両側にそ
れぞれさらに1μmの幅を有していることを意味す
る。)。なお、エアブリッジの形成は、図3に示した形
成方法に限るものではない。
【0032】よって、ゲート電極14の突き出し部12
aに近接して設けられる配線52の、突き出し部12a
の延長線上に位置する部分をエアブリッジ54にするこ
とによって、突き出し部12aと配線52との間を垂直
方向に離間させることができる。従来、突き出し部12
aと配線52との間を2μm程度平面的に離間させてい
たが、この実施の形態では、突き出し部12aと配線5
2との平面的な間隔を0.1μm以下にしている。実験
の結果、このように突き出し部12aとこの配線52と
を平面的に近接させても、ゲート電極14とこの配線5
2との間の容量を増大させるおそれはなく、リーク電流
が生じる心配はないことが判った。従って半導体集積回
路の小型化に対応させることができる。
【0033】<第2の実施の形態>第2の実施の形態の
半導体集積回路について、図4を参照して説明する。こ
の実施の形態の半導体集積回路は、第1の実施の形態の
回路とほとんど同じ構成で、エアブリッジを突き出し部
と重なるように、突き出し部の一部の上側に設けてあ
る。図4は、第2の実施の形態の半導体集積回路のゲー
ト電極周辺の構造を上から平面的に見た概略的なレイア
ウト図である。
【0034】以下、第1の実施の形態と相違する点につ
き説明し、第1の実施の形態と同様の点についてはその
詳細な説明を省略する。
【0035】図4によれば、トランジスタ部は、第1の
実施の形態と同様に、ゲート電極の基部10と枝部12
とを具えたゲート電極14と、枝部12を挟んで一方の
側にソース電極用配線パターン16と、枝部12のもう
一方の側にドレイン電極用配線パターン18とを具えて
いる。また、基部10の下には、コンタクト用窓20が
設けられたSiN膜を挟んでゲート電極用配線22が設
けられている。そして、ソース電極用配線パターン16
およびドレイン電極配線パターン18の下には、コンタ
クト用窓24,28が設けられたSiN膜を挟んで複数
のソース電極26およびドレイン電極30が、それぞれ
設けられている。また、活性領域32は、ソース電極2
6とドレイン電極30とを含む領域で、この活性領域3
2の外側は分離領域34である。ゲート電極14の枝部
12は活性領域32上を延在して活性領域32を越え
て、一部が分離領域34上に突き出しており、この突き
出した一部分を突き出し部12aとする。
【0036】半導体集積回路の小型化に伴い、この実施
の形態では、突き出し部12aの一部の上側に、他の配
線52の一部がエアブリッジ54として形成されてい
る。実験の結果、エアブリッジ54と突き出し部12a
とは、垂直方向に十分離間しているために、回路を平面
的に見て、突き出し部12aの一部にエアブリッジ54
が重なっていても、リーク電流が生じるおそれはないこ
とが判った。このため、半導体集積回路の平面的な配線
間距離をさらに短くすることができるために、回路の小
型化が図れる。
【0037】<第3の実施の形態>第3の実施の形態の
半導体集積回路の一部の構造を図5に示す。図5は、ト
ランジスタ部周辺の構成を示す平面的なレイアウト図で
ある。
【0038】図5によれば、複数のゲート電極14が並
列に並べられている。各ゲート電極14は、それぞれ基
部10と枝部12とを具えていて、基部10の下には、
コンタクト用窓20が設けられたSiN膜を挟んでゲー
ト電極用配線22が形成されている。複数の基部10
は、互いにゲート電極用配線22によって連通してい
る。また、枝部12は基部10から突出していて、活性
領域32をわたるように形成されている。そして、活性
領域32上の、枝部12から離間した位置に、この枝部
12を挟んでソース電極用配線パターン16とドレイン
電極用配線パターン18とが形成されている。ソース電
極用配線パターン16およびドレイン電極配線パターン
18の下には、コンタクト用窓24,28が設けられた
SiN膜を挟んでソース電極26およびドレイン電極3
0が、それぞれ設けられている。また、枝部12の一方
の側に設けられたソース電極用配線パターン16は、第
1配線パターン17と一体的に連続形成されている。同
様に、枝部12のもう一方側に設けられたドレイン電極
用配線パターン18は第2配線パターン19と一体的に
連続形成されている。また、活性領域32は、ソース電
極26とドレイン電極30とを含む領域で、この活性領
域32の外側には隣の素子と電気的に分離するための分
離領域34が形成されている。上記ゲート電極14の枝
部12は、活性領域32の上側を延在してこの活性領域
を越えて、その先端の一部分が分離領域34に突出して
いる。この分離領域34上に突き出している枝部12の
部分を突き出し部12aと称する。
【0039】また、第1配線パターン17は第2配線パ
ターン19と交差配線を形成している。この交差部分6
0は第1配線パターン17の上をまたぐように第2配線
パターン19の一部がエアブリッジ62になっている。
【0040】この実施の形態では、第2配線パターン1
9のエアブリッジ62の部分を、交差部分60だけでな
く第2配線パターン19に近接している突き出し部12
aの上にまでかかるように、延長させて形成する。
【0041】これにより、突き出し部12aと第2配線
パターン19とは平面的に見て近接していても、垂直方
向に離間させることができる。突き出し部12aと第2
配線パターン19との間にリーク電流が生じるおそれは
ない。エアブリッジの高さや幅は、実験によってリーク
電流が生じない程度に設定しておく。よって半導体集積
回路の小型化に伴って、回路内の配線間隔が狭くなって
も、近接している配線の一方をエアブリッジ化すること
によって配線間容量を低減することができる。従って、
半導体集積回路のより小型化が図れる。
【0042】また、この実施の形態において、図5で
は、エアブリッジ62と突き出し部12aとが近接して
いる構造を示したが、突き出し部12aの一部、或い
は、突き出し部12aおよび活性領域32の一部の上側
にエアブリッジを形成してもよい。このようにすれば、
半導体集積回路をさらに小型化することができる。
【0043】また、第1〜第3の実施の形態では、半導
体集積回路のトランジスタ部周辺の構造を例に挙げて説
明したが、これに限らず、半導体集積回路内の平面的な
配線間距離が短くなるような部分に適用させてもよい。
例えば、キャパシタンス等の素子周辺の構造にも適用で
きる。
【0044】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の半導体集積回路によれば、第1配線と、この第1
配線と非交差状態で近接している部分を有する第2配線
とを含み、上記近接している部分をエアブリッジとして
構成してある。
【0045】このため、第2配線のエアブリッジの部分
と、下地表面に形成されているもう一方の配線(第1配
線)とを垂直方向に離間させることができる。これによ
り、平面的に近接している配線同士の配線間容量を低減
することができ、リーク電流が発生するおそれはなくな
る。よって、従来よりも平面的な配線間隔を狭くするこ
とができるため、半導体集積回路の小型化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の半導体集積回路のトランジ
スタ部周辺の構造を説明するための上方から平面的に見
た概略的なレイアウト図である。
【図2】トランジスタ部の概略的な構造説明図であり、
図1のI −I 線に沿って切った断面の切り口を示してい
る。
【図3】エアブリッジの形成工程図であり、主要な工程
での断面の切り口を概略的に示している。
【図4】第2の実施の形態の半導体集積回路のトランジ
スタ部周辺の構造を説明するための上方から平面的に見
たレイアウト図である。
【図5】第3の実施の形態の半導体集積回路のトランジ
スタ部周辺の構造を説明するための上方から平面的に見
たレイアウト図である。
【図6】従来の半導体集積回路のトランジスタ部周辺の
構造を説明するための上方から平面的に見たレイアウト
図である。
【図7】従来の半導体集積回路のトランジスタ部の概略
的な構造説明図であり、図6のX−X線に沿って切った
断面の切り口を示している。
【符号の説明】
10,102:ゲート電極の基部 12,104:枝部 12a,104a:突き出し部 14,106:ゲート電極 16,114:ソース電極用配線パターン 17,115:第1配線パターン 18,116:ドレイン電極用配線パターン 19,117:第2配線パターン 20,24,28,108,142:コンタクト用窓 22,110:ゲート電極用配線 26,140a:ソース電極 30,140b:ドレイン電極 32,112:活性領域 34,122:分離領域 40,130:GaAs基板 42,132:ノンドープGaAs層 44,134:ノンドープInGaAs層 46,136:n型AlGaAs層 48a,48b,138:n型GaAs層 50a,50b,56,144:SiN膜、シリコン窒
化膜 52:配線 54,62,120:エアブリッジ 54a:内面 58:レジストパターン 60,118:交差部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1配線と、該第1配線と非交差状態で
    近接している部分を有する第2配線とを含む半導体集積
    回路において、 前記近接している部分をエアブリッジとして構成してあ
    ることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
    て、 前記エアブリッジと前記第1配線との間を、その間でリ
    ーク電流の発生を阻止できるだけ離間させてあることを
    特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
    て、 前記第1配線を、ゲート電極とすることを特徴とする半
    導体集積回路。
  4. 【請求項4】 配線と、活性領域を横断するように該活
    性領域上に設けられたゲート電極とを具えており、該ゲ
    ート電極は、前記活性領域の外側に形成されている分離
    領域の上に突出した突き出し部を有し、 前記配線の、前記突き出し部に近接している部分がエア
    ブリッジであることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体集積回路におい
    て、 前記エアブリッジの下側に、前記突き出し部の一部が形
    成されていることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の半導体集積回路におい
    て、 前記エアブリッジの下側に、前記突き出し部および前記
    活性領域の一部が形成されていることを特徴とする半導
    体集積回路。
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