JP2000173152A - 消費エネルギー低減方法 - Google Patents

消費エネルギー低減方法

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JP2000173152A JP10337003A JP33700398A JP2000173152A JP 2000173152 A JP2000173152 A JP 2000173152A JP 10337003 A JP10337003 A JP 10337003A JP 33700398 A JP33700398 A JP 33700398A JP 2000173152 A JP2000173152 A JP 2000173152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HDDの消費電力をより低減させることを目
的とする。 【解決手段】 パワーセーブ・モードへ移行及びパワー
セーブ・モードから復帰するために付加的に必要となる
消費電力量並びにコマンドに対する応答の遅延時間分の
消費電力量を、パワーセーブ・モードに移行している期
間の節約が期待される消費電力量と予め比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置に供
給する電力の管理に関し、特に、ディスク装置の消費電
力を低減する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護等の観点から、パーソナ
ル・コンピュータ(PC)等の電子機器に対し、より消
費電力を小さくすることが求められている。特に、特に
ノートブック型PCをはじめとする携帯用機器について
は、内蔵電源による長時間使用を可能にするため、より
一層の省電力が求められている。
【0003】これらの機器の記憶装置として用いられる
ハード・ディスク・ドライブ(HDD)は、消費電力を
低下させるために、省電力のための動作を行わないアク
ティブ(Active)・モードのほか、トラックフォ
ローのみで読み書きを行わないアイドル(Idle)・
モードや、さらに消費電力を低減させるためディスクを
回転させるスピンドル・モータを止めるスタンバイ(S
tandby)・モード等の複数のパワーセーブ(省電
力)・モードを有している。
【0004】平均的に消費電力を低減させるためには、
ホスト・コンピュータからコマンドを受けない非動作時
に、なるべく低い(消費電力の少ない)レベルのパワー
セーブ・モードに移行することが有効である。
【0005】一方、ホスト・コンピュータからのコマン
ドに対する応答時間が長くなることを防止するため、コ
マンドを受けたら速やかにパワーセーブ・モードから抜
けてアクティブ・モードに戻る必要がある。
【0006】一般に、より低いレベルのパワーセーブ・
モードに移行するとき及びアクティブ・モードに復帰す
るときに、より多くの時間及びエネルギーが必要とな
る。
【0007】したがって、コマンドを受け取る間隔が短
く、動作していない時間が短い場合においては、パワー
セーブ・モードに移行するために消費するエネルギーの
方が、そのパワーセーブ・モードに入ることにより節約
出来るエネルギーよりも大きくなり、結局HDDの平均
消費電力を増加させてしまう場合も考えられる。また、
コマンドに対する応答もアクティブ・モードに復帰する
時間だけ遅くなってしまう。
【0008】このような理由から、パワーセーブ・モー
ドに入るタイミングを最適化する必要があり、そのため
に以下のようなアルゴリズムが考えられている。
【0009】(1)単純なタイマによる制御アルゴリズ
ム 直前に実行したコマンド(命令)から一定時間以上経過
した場合に、しばらくは次のコマンドは来ないであろう
と判断し、パワーセーブ・モードに移行するというアル
ゴリズムである。ここで、「一定時間」とは、固定値ま
たはホスト・コンピュータからコマンドにより指定され
た値にそれぞれ対応する時間をいう。
【0010】しかしながら、この方法では、例えば、コ
マンドの間隔が上記一定時間よりわずかに長いような場
合、パワーセーブ・モードに入った直後に次のコマンド
が来て、アクティブ・モードに復帰してしまい、結局H
DDの平均消費電力を増加させてしまうことがある。
【0011】(2)Adaptive Battery Life Extender
(ABLE) アルゴリズム 過去の一定時間毎にその時間内にHDDが受け取ったコ
マンドの数(密度)を調べ、その一定時間における受け
取ったコマンドの密度が高い(コマンドの間隔が短い)
場合にはパワーセーブ・モードに移行するまでの時間を
短くし、コマンドの密度が低い(コマンドの間隔が長
い)場合にはパワーセーブ・モードに移行するまでの時
間を長くする、というアルゴリズムである。
【0012】このアルゴリズムにより、HDDが一定間
隔でコマンドを受け取った場合に、パワーセーブ・モー
ドに入った直後に次のコマンドが来てしまうという可能
性は低減出来る。しかしながら、コマンド間隔がランダ
ムに変わる場合には、必ずしも最適なタイミングでパワ
ーセーブ・モードに移行できるとは限らない。また、コ
マンドを受け取った時点を基準とするコマンドの密度を
基にパワーセーブ・モードに移行するタイミングを決め
ているので、HDDがコマンドを処理するのに時間がか
かった場合には見かけ上の密度が低くなってしまい、不
適当なタイミングでパワーセーブ・モードに移行してし
まうおそれがある。
【0013】(3)Enhanced Adaptive Battery Life E
xtender (ABLE2) アルゴリズム (2)のABLEのアルゴリズムを拡張したものである。す
なわち、ABLEにより制御されるパワーセーブ・モードは
1個のみであったが、この数を3個にして、さらに低い
レベルのパワーセーブ・モード(例えば、ロード・アン
ロード機構を備えたHDDにおいてヘッドをアンロード
するモード)にも自動的に移行することを可能にしたも
のである。
【0014】このアルゴリズムは、他のパワーセーブ・
モードに移行するタイミングはABLEアルゴリズムと同じ
であるが、コマンド間隔のパターン(一定間隔でコマン
ドを受け取る場合、一回コマンドを受けた後しばらくコ
マンドを受け取らない場合又はランダムな間隔でコマン
ドを受け取る場合)によって3種類の関数を定義し、そ
れにより、なるべく良いタイミングでアクティブ・モー
ドからパワーセーブ・モードに、又はあるパワーセーブ
・モードから他のパワーセーブ・モードに移行する点で
ABLEアルゴリズムと相違する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、パワーセーブ・モードに移行した場合に
節約が期待される消費電力量を予め計算することはなさ
れていなかった。
【0016】したがって、従来技術においては、コマン
ド間隔及びパワーセーブ・モードへの移行のタイミング
によっては、パワーセーブ・モードへの移行及びパワー
セーブ・モードからの復帰のために付加的に必要となる
消費電力量並びにコマンドに対する応答の遅延時間分の
消費電力量が、パワーセーブ・モードに移行している期
間に節約される消費電力量を上回り、結果的に節電の目
的が達成できない場合もあり得た。
【0017】また、コマンドを受け取った時点を基準と
してコマンドの密度を計算していたので、HDDがコマ
ンドを処理するのに時間がかかった場合には、コマンド
の完了をホスト・コンピュータに通知するのも遅くな
り、それに伴ってホスト・コンピュータから次のコマン
ドが発行されるのも遅くなるため、HDDの非動作の時
間が短い(稼働率が高い)にもかかわらず、ホスト・コ
ンピュータから受け取るコマンドの見かけ上の密度が低
下してしまい、不適当なタイミングでパワーセーブ・モ
ードに移行してしまうおそれがあった。
【0018】したがって、本発明は、HDDの消費電力
をより低減させることを目的とする。
【0019】また、本発明は、パワーセーブ・モードに
移行した場合に節約が期待される消費電力量を計算する
ことができる方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0020】さらに、本発明は、上述のような、HDD
の非動作の時間が短いにもかかわらず、ホスト・コンピ
ュータから受け取るコマンドの見かけ上の密度が低くな
ってしまい、不適当なタイミングでパワーセーブ・モー
ドに移行してしまうという不都合を解消し、真にHDD
が非動作である時間に応じてホスト・コンピュータから
受け取るコマンドの密度を計算する方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、パワー
セーブ・モードへ移行及びパワーセーブ・モードから復
帰するために付加的に必要となる消費電力量並びにコマ
ンドに対する応答の遅延時間分の消費電力量を、パワー
セーブ・モードに移行している期間の節約が期待される
消費電力量と予め比較する。
【0022】また、本発明によれば、HDDへの過去の
コマンド間隔の時間分布と同じ時間分布で次のコマンド
が来ることを仮定し、パワーセーブ・モードへ移行した
場合に節約が期待される消費電力量を、複数のタイミン
グで計算する。
【0023】さらに、本発明によれば、節約が期待され
る消費電力量とともに、次に受け取るコマンドを実行す
るためにパワーセーブ・モードから復帰するための平均
遅延時間を計算する。
【0024】さらにまた、本発明によれば、ホスト・コ
ンピュータより指定されている時間よりも上記計算され
る平均遅延時間が短い範囲内で、最も節約される消費電
力量が大きくなるタイミングでパワーセーブ・モードに
移行する。
【0025】さらにまた、本発明によれば、計算に用い
る過去のコマンド間隔には、前のコマンドを受け取って
から次のコマンドを受け取るまでの時間ではなく、前の
コマンドの実行を完了してから次のコマンドを受け取る
までの時間を用いる。すなわち、インターフェースが稼
動していない(アイドル状態の)時間をコマンド間隔と
する。
【0026】さらにまた、本発明によれば、一定時間毎
に、計算に用いる過去のコマンド間隔の影響力を半減さ
せていき、最新のアクセス・パターンが最も大きく計算
に反映されるようにする。
【0027】
【発明の実施の形態】(1)本発明が適用される装置 図1は本発明が適用されるHDDのブロック図である。
ディスク装置100は、コントローラ部110とディス
ク部130から構成されている。コントローラ部110
は、ホスト・・コンピュータ10に接続されるホスト・
インターフェース・コントローラ(HIC)112と、
ホスト・インターフェース・コントローラ112に接続
され、ディスク部の制御を行うハード・ディスク・コン
トローラ(HDC)114と、ハード・ディスク・コン
トローラ114に接続され、読み取り・書き込み信号の
制御を行うチャネル116と、HIC112、HDC1
14、チャネル116に接続され、これらの制御を行う
MPU118と、MPU118に接続され、MPUが実
行するマイクロコードを記憶するRAM120とを含
む。ディスク部130はスピンドル132を回転させる
モータ134を備えている。スピンドル132には、デ
ィスク136A及び136Bが、スピンドル132と一
体的に回転するように取り付けられている。ディスク
は、図においては2枚であるが、1枚又は3枚以上でも
よい。
【0028】それぞれがディスクの面に対向するように
ヘッド138A、138B、138C及び138Dが、
アクチュエータ・アーム140A、140B、140C
及び140Dにそれぞれ支持されて配置されている。ア
クチュエータ・アーム140A〜140Dはピボット・
シャフト142を介してボイス・コイル・モータ(VC
M)144に取付けられ、その回動により、ヘッド13
8A〜138Dはディスクの所望の半径位置に移動され
る。モータ134及びVCM144はHDC114に接
続され、それぞれの回転数、速度等が制御される。ヘッ
ド138A〜138Dはチャネル116に接続され、読
み取り・書き込み信号がチャネル116によって制御さ
れる。
【0029】(2)節約が期待される消費電力量および
次のコマンドの遅延時間の計算 図2に、パワーセーブ・モードの前後にわたる消費電力
の推移を示す。図において、横軸は時間、縦軸は消費電
力をそれぞれ表す。なお、図は説明のために簡略化した
ものであり、縮尺、波形等は正確でないことに留意され
たい。まず、時刻t1にコマンドの実行が完了(command
complete)すると、一定の時間Aが経過した後、HDD
は時刻t2にアクティブ・モードからパワーセーブ・モ
ードへの移行を開始し、ヘッドをディスク上から待避さ
せる(アンロード)等の移行動作を行う。このとき、H
DDは移行動作に伴ってアクティブ・モードよりも多く
の電力を付加的に消費し、斜線部EL(Energy Loss)1
として示した部分の面積に対応する電力消費量が、アク
ティブ・モードからパワーセーブ・モードに移行するた
めの電力の損失となる。HDDは時刻t3にパワーセー
ブ・モードへの移行動作を完了し、時刻t4に次のコマ
ンドを受け取るまで、HDDはパワーセーブ・モードに
入った状態である。このとき、HDDはアクティブ・モ
ードよりも少ない電力を消費し、網線部EG(Energy Ga
in)として示した部分の面積に対応する電力消費量が、
アクティブ・モードからパワーセーブ・モードに移行し
たことによる電力の利得となる。時刻t4において、H
DDが次のコマンドを受け取ると、それに対する処理を
行うため、待避させられたヘッドを再びディスク上にロ
ードさせる等のアクティブ・モードへの復帰動作を行
う。このとき、HDDは復帰動作に伴ってアクティブ・
モードよりも多くの電力を消費する。さらに、復帰動作
を行っている間、コマンドに対する応答がその間遅延す
るため、遅延時間分のHDDの全電力消費量である、斜
線部EL2として示した部分の面積に対応する電力消費
量がパワーセーブ・モードからアクティブ・モードに復
帰することによる電力の損失となる。時刻t5において
復帰動作は完了し、HDDはコマンドに対する処理を開
始する。
【0030】アクティブ・モードのままでいることに対
してパワーセーブ・モードに移行することにより節約さ
れる電力消費量TEG(Total Energy Gain)は、以下の
式で計算される。
【数1】 TEG=EG−(EL1+EL2) (1)
【0031】ここで、EL1及びEL2はそれぞれ一定
のため、パワーセーブ・モードに移行したことによる電
力利得EGが小さければTEGが負数になり、HDDは
パワーセーブ・モードに移行しない場合よりもかえって
多くの電力を消費してしまう。従って、節約される電力
消費量を増加させるためには、パワーセーブ・モードに
一定時間以上長く入っている必要がある。
【0032】さらに図2を参照すると、まだパワーセー
ブ・モードへの移行が始まる前の期間(期間Aとして示
される)内のある時点で次のコマンドを受け取った場
合、節約される消費電力量は0であり、遅延時間も0と
なる。
【0033】また、HDDの制御機構は通常一旦完全に
パワーセーブ・モードに入った後にそれから復帰するよ
うになっているため、パワーセーブ・モードへの移行中
(期間Bとして示される)に次のコマンドを受け取った
場合は、節約される消費電力量は、
【数2】 TEG=−(EL1+EL2+EL3) (2)
【0034】となり、パワーセーブ・モードへ移行しな
い場合に比べて多くの電力を消費することとなる。ここ
で、EL3は、次のコマンドを受け取ってからパワーセ
ーブ・モードへの移行が完了するまでの時間に、アクテ
ィブ・モード時の消費電力を乗じたものである。また、
コマンドに対する応答の遅延時間は、次のコマンドを受
け取ってからパワーセーブ・モードへの移行が完了する
までの時間と図中bで示されるパワーセーブ・モードか
らの復帰にかかる時間の和となる。
【0035】さらにまた、パワーセーブ・モードへの移
行が完了した後(期間Cとして示される)の時点で次の
コマンドを受け取った場合は、上述のように節約される
消費電力量は、
【数3】 TEG=EG−(EL1+EL2) (3)
【0036】となり、パワーセーブ・モードに入ってい
る時間が長いほど電力をより多く節約出来ることとな
る。しかしながら、パワーセーブ・モードに入っている
時間が短く、EGが(EL1+EL2)より小さい場合
は、パワーセーブ・モードへ移行しない場合に比べてむ
しろ多くの電力を消費することとなる。また、この場合
の遅延時間は、図中bで示されるパワーセーブ・モード
からの復帰にかかる時間のみとなる。
【0037】以上から、次のコマンドを受け取るタイミ
ングと節約できる消費電力量TEG及び遅延時間の関係
は、図3のグラフのようになる。ここで、横軸において
パワーセーブ・モードへの移行を始めるタイミング(図
2における時刻t2)を0として、それより前のタイミ
ングは負、後のタイミングは正として表示している。
【0038】図3において、時刻0において次のコマン
ドを受け取ってから、図2の期間Bに相当する期間内に
おいては、節約できる消費電力量について式(2)が適
用される。このとき、時間の経過に伴ってEL3が減少
する一方、EL1及びEL2はそれぞれ一定だから、時
刻0のとき節約できる消費電力量が最小値(この場合は
負数)をとり、その後、時間の経過に伴って節約できる
消費電力量の値は単調に増加する。
【0039】期間Bに相当する期間が経過すると、期間
Cに相当する期間となり、節約できる消費電力量につい
て式(3)が適用される。このとき、時間の経過に伴っ
てEGが増加する一方、EL1及びEL2はそれぞれ一
定だから、節約できる消費電力量の値は単調に増加す
る。時刻tcで、パワーセーブ・モードに入ることによ
る電力利得EGとパワーセーブモードへの移行及び復帰
に要する消費電力量(EL1+EL2)がバランスし、
節約できる消費電力量の値が0となる。その後、節約で
きる消費電力量は正の値に転じ、単調に増加する。
【0040】従って、パワーセーブ・モードへの移行を
始めるタイミングから時刻tcが経過する前に次のコマ
ンドを受け取ると、TEGは負の値となり、アクティブ
・モードのままでいるよりもかえって多く電力を消費し
てしまう。一方、次のコマンドを受け取るタイミングが
時刻tcが経過した後であれば、TEGは正の値とな
り、アクティブ・モードのままでいるよりも電力を節約
することができる。
【0041】図3において、時刻0において次のコマン
ドを受け取ってから、図2の期間Bに相当する期間にお
いて、コマンドを受け取ってから応答を開始するまでの
遅延時間は、以下のようになる。即ち、時刻0のときパ
ワーセーブ・モードへの移行及び復帰に要する時間の和
(a+b)となり、従って、移行開始直後に次のコマン
ドを受け取ったときに遅延時間が最大となる。その後パ
ワーセーブ・モードへの移行動作が進行するに従って移
行に要する時間の残り時間が減少し、遅延時間は単調に
減少する。期間Bに相当する期間が経過するとアクティ
ブ・モードへの復帰に要する時間bのみとなり、従っ
て、このとき遅延時間が最小となる。
【0042】図4、図5及び図6に、パワーセーブ・モ
ードを4個にしたときのTEG(図中Energy Gainと表
示)及び遅延時間(図中Response Lossと表示)の変化
を示す。これらの図において、アイドル(IDLE)・
モードとは、ヘッドによるディスクへのデータの読み書
きは行わず、ディスク上のサーボ信号の読み込みによる
トラックフォローのみを行うモードをいい、アイドル2
(IDLE2)・モードとは、サーボ信号の読み込みに
よるトラックフォローを行わず、チャネルに電力を供給
しないモードをいい、アイドル3(IDLE3)・モー
ドとは、ロード・アンロード機構を有するHDDにおい
てさらにヘッドをディスクからアンロードしてディスク
の外側にあるランプに待避させることによりモータに対
する抵抗を低減させるモードをいい、スタンバイ(ST
ANDBY)・モードとは、モータの回転を止めるモー
ドをいうこととする。従って、HDDがアイドル・モー
ド、アイドル2・モード、アイドル3・モード、スタン
バイ・モードと移行するにしたがって、その消費電力が
少なくなる。
【0043】図4は、HDDがアイドル・モードからア
イドル2・モードへ移行するときのコマンド間隔とTE
G及び遅延時間との関係を示す。両モード間の移行に
は、サーボ信号の読み込みという電気的スイッチング及
びトラックフォローによるヘッドの微小な機械的動作し
か伴わないので、モードの移行による消費電力が比較的
小さく、また、遅延時間も比較的小さい。
【0044】図5は、HDDがアイドル2・モードから
アイドル3・モードへ移行するときのコマンド間隔とT
EG及び遅延時間との関係を示す。両モード間の移行に
は、ヘッドをディスクからアンロードしてランプに待避
させるという機械的動作を伴うので、モードの移行によ
る消費電力が比較的大きく、遅延時間も比較的大きい。
【0045】図6は、HDDがアイドル3・モードから
スタンバイ・モードへ移行するときのコマンド間隔とT
EG及び遅延時間との関係を示す。両モード間の移行に
は、モータを停止又は起動するという動作を伴い、かか
る動作には一定の時間を要するので、モードの移行によ
る消費電力が比較的大きく、また、遅延時間も比較的大
きい。
【0046】以上、次に受け取るコマンドの時期による
節約できる消費電力量TEG及びコマンドに対する応答
の遅延時間について説明したが、実際のHDDの動作に
おいては次のコマンドがいつ来るかを予測し、そのタイ
ミングに合わせてパワーセーブ・モードへ移行を開始す
るまでの時間を決定することにより、全体として最も多
く消費電力を節約できると考えられる。また、この時の
遅延時間も許容出来る範囲に止める必要がある。
【0047】ここで、次のコマンドがいつ来るかについ
ては、過去のコマンド間隔の情報に基づき仮定する。こ
の場合、過去のコマンド間隔の単なる平均を次のコマン
ド間隔として採用するよりも、過去のコマンド間隔の分
布を次のコマンド間隔の分布として採用した方が、より
正確に次のコマンド間隔を予測できると考えられる。
【0048】そこで、パワーセーブ・モードへの移行を
開始するまでの時間を複数選び、それぞれの時間毎に、
図4乃至図6のグラフをコマンド間隔の分布により重み
付けをして節約される消費電力量及び次のコマンドに対
する応答の遅延時間を計算する。このようにして、パワ
ーセーブ・モードへの移行を開始するまでの時間と、節
約される消費電力量及び次のコマンドに対する応答の遅
延時間との関係を知ることができる。
【0049】この関係を用いて、節約される消費電力量
が最大となり、かつ遅延時間が十分小さくなるまでの、
移行開始までの時間を決定することができる。
【0050】以下、具体例を図7乃至図22に示す。
【0051】図7に、あるオペレーティング・システム
(OS)のブート(Boot)・プログラムを実行した
ときのコマンド間隔の分布を示し、図8乃至図10に、
各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を適用した場
合のTEG及び遅延率の変化を示す。
【0052】図8は、図4におけるアイドル2・モード
への移行開始までの時間として図7のコマンド間隔の分
布を適用して重み付けをしたときに、アイドル2・モー
ドへの移行開始までの時間と節約できる消費電力及び遅
延率の関係を示したものである。ここで図8以降のグラ
フは、前のコマンドの終了時からパワーセーブ・モード
(この場合はアイドル2・モード)への移行を開始する
までの時間(図中Transition Delayと表示)を横軸にし
ており、節約消費電力量および遅延時間ともに経過時間
で割って、節約消費電力(図中Power Gainと表示)およ
び遅延率(図中Response Lossと表示)としている。図
8のグラフより、前のコマンドを完了してから約100
ms後にアイドル2・モードへの移行を始めたときに節
約消費電力がもっとも大きくなることがわかる。また、
遅延時間も、約100ms後には十分小さくなっている
ことがわかる。従って、前のコマンドを完了してから約
100ms経過後にパワーセーブ・モードに移行するこ
とが最適であると推測される。
【0053】図9は、図8と同様に図5におけるアイド
ル3・モードへの移行開始までの時間として図7のコマ
ンド間隔の分布を適用して重み付けをしたときに、アイ
ドル3・モードへの移行開始までの時間と節約できる消
費電力及び遅延率の関係を示したものである。図9のグ
ラフより、前のコマンドを完了してから約6000ms
を経過するまでは節電の効果が無いことがわかる。従っ
て、このとき、アイドル3・モードには移行しない方が
よいことが推測される。
【0054】図10は、図8と同様に図6におけるスタ
ンバイ・モードへの移行開始までの時間として図7のコ
マンド間隔の分布を適用して重み付けをしたときに、ス
タンバイ・モードへの移行開始までの時間と節約できる
消費電力及び遅延率の関係を示したものである。図10
のグラフより、前のコマンドを完了してから約6000
msを経過するまでは節電の効果が無いことがわかる。
従って、このとき、スタンバイ・モードには移行しない
方がよいことが推測される。
【0055】図11乃至図14は、バッテリーの使用時
間を比較するためのベンチマーク・プログラムの一つを
実行したときのコマンド間隔の分布(図11)、及び各
パワーセーブ・モードの移行にこの分布を適用した場合
のTEG及び遅延時間の変化(図12乃至図14)を示
す。図12において、前のコマンドを完了してから約1
00ms後にアイドル2・モードへの移行を始めたとき
に節約消費電力が最も大きくなることがわかる。また、
遅延時間も、約100ms後には十分小さくなっている
ことがわかる。図13において、前のコマンドを完了し
てから約1500msを経過するまでは節電の効果が無
いことがわかる。一方、遅延時間は、約2000ms経
過後には十分小さくなっていることがわかる。図14に
おいて、前のコマンドを完了してから約2000msを
経過するまでは節電の効果が無いことがわかる。一方、
遅延時間は、約16000ms経過後には無視出来るほ
ど小さくなっていることがわかる。
【0056】図15乃至図18は、ビジネス用アプリケ
ーション・プログラムの実行性能を比較するためのベン
チマーク・プログラムの一つを実行したときのコマンド
間隔の分布(図15)、及び各パワーセーブ・モードの
移行にこの分布を適用した場合のTEG及び遅延時間の
変化(図16乃至図18)を示す。図16において、前
のコマンドを完了してから約200ms後にアイドル2
・モードへの移行を始めたときに節約消費電力がもっと
も大きくなることがわかる。また、遅延時間も、約20
0ms後には十分小さくなっていることがわかる。図1
7において、前のコマンドを完了してから約2000m
sを経過するまでは節電の効果が無いことがわかる。一
方、遅延時間は、約2000ms経過後には十分小さく
なっていることがわかる。図18において、前のコマン
ドを完了してから約3000msを経過するまでは節電
の効果が無いことがわかる。一方、遅延時間は、約30
00ms経過後には無視出来るほど小さくなっているこ
とがわかる。
【0057】図19乃至図22は、バッテリーの使用時
間を比較するためのベンチマーク・プログラムの他の一
つを実行したときのコマンド間隔の分布(図19)、及
び各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を適用した
場合のTEG及び遅延時間の変化(図20乃至図22)
を示す。図20において、前のコマンドを完了した直後
から約1000ms後までの間にアイドル2・モードへ
の移行を始めたときに節約消費電力がもっとも大きくな
ることがわかる。また、遅延時間も、この期間を通じて
無視出来るほど小さいことがわかる。図21において、
前のコマンドを完了した直後から約12000ms後ま
での間にアイドル3・モードへの移行を始めたときに節
約消費電力がもっとも大きくなることがわかる。一方、
遅延時間は、この期間を通じて無視出来るほど小さくな
っていることがわかる。図22において、前のコマンド
を完了した直後から約4000ms後までの間にスタン
バイ・モードへの移行を始めたときに節約消費電力がも
っとも大きくなることがわかる。一方、遅延時間は、こ
の期間を通じて十分小さくなっていることがわかる。
【0058】(3)動的制御 以上の説明は、過去のアクセス・パターンに基づいて、
どのタイミングでパワーセーブモードに入れば効果的で
あったかを解析したものである。過去のアクセス・パタ
ーンのコマンド間隔の時間分布と同一の分布で次のコマ
ンドを受け取ると仮定すると、解析された効果的なタイ
ミングがこれから受け取るコマンドに対しても有効とな
る。本発明は、このように過去のアクセス・パターンに
基づいてパワーセーブ・モードに移行するタイミングを
決定している。
【0059】計算を簡単にして、保持しなければならな
い過去のコマンド間隔のデータ量を少なくするため、本
発明の適用例では、コマンド間隔を複数の時間領域に分
け、それぞれの時間領域でのコマンド間隔の数とその時
間領域の平均時間とのデータが保持されている。そのよ
うにすることで、総節約電力量は、各時間領域の平均時
間から計算される節約消費電力量にコマンド間隔の数を
乗じたものを、全時間領域で足しあわせることにより近
似できる。総遅延時間についても同様である。
【0060】また、パワーセーブ・モードに移行するま
での最小時間が決まっている場合は(例えば100ms
等)、それよりも短いコマンド間隔ではパワーセーブモ
ードに移行しないので、そのコマンド間隔に対する節約
消費電力量も遅延時間も0となる。すなわち、計算に使
用する意味はないので、データとして保持する必要がな
くなり、その分保持しなければならないデータ量を節約
できる。
【0061】(4)コマンド間隔 計算に用いる過去のコマンド間隔には、前のコマンドを
完了した後、次のコマンドを受け取るまでの時間、即ち
インターフェースがアイドルである時間をコマンド間隔
とする。ホスト・コンピュータがいつ次のコマンドを送
るかを正確に判断するためである。従来は、前のコマン
ドを受け取った後、次のコマンドを受け取るまでの時間
をコマンド間隔としていたが、この方法ではHDDがコ
マンドを処理するために要する時間もコマンド間隔に含
まれてしまう。即ち、ホスト・コンピュータが意図的に
コマンドを送らなかった時間も、HDDがコマンドを処
理しておりそれが終了するのを待っていた時間も区別な
く処理されてしまう。従って、従来の方法はホスト・コ
ンピュータがいつ次のコマンドを送るかを判断する材料
としては不適当となる。
【0062】(5)過去のコマンド間隔の計算に対する
影響の大きさ 前のコマンドを完了してから次にコマンドを受け取るま
での時間は、比較的近い過去のコマンド間隔の時間分布
に従うものと予想される。よって、計算には最新のコマ
ンド間隔の分布が最も大きく影響し、古いコマンド間隔
の分布は比較的影響しないようにしたほうが望ましい結
果が得られる。このため、一定時間毎に過去のコマンド
間隔の計算への影響力を半減させる。本発明の適用例で
は、一定時間毎に各時間領域のコマンド間隔の数を半減
させることにより、実現している。
【0063】(6)複数のパワーセーブ・モードへの対
応 パワーセーブ・モードが複数個ある場合でも、浅いパワ
ーセーブ・モードからさらに深いパワーセーブ・モード
に移行する場合の追加の節約消費電力と遅延時間を上記
と同様に計算することにより、簡単に対応することが出
来る。
【0064】(7)実際の動作方法 図23乃至図32に実際の動作方法を示す。これらの方
法は通常HDDのマイクロコードとして実現される。
【0065】図23は、図7、図11、図15及び図1
9に示すようなコマンド間隔の分布を求めるための方法
を示した流れ図である。ステップ2310において初期
化プログラムを開始し、続くステップ2312におい
て、コマンド間隔の時間領域を設定する。この例では、
コマンド間隔の時間領域の数をNUM_POINTとし、1番目
の時間領域をhist_min_time[0]とし、その時間間隔を10
0以上の時間に、2番目の時間領域をhist_min_time[1]
とし、その間隔を200以上の時間に、3番目の時間領域
をhist_min_time[2]とし、その間隔を300以上の時間
に、としていき、NUM_POINT番目の時間領域をhist_min_
time[NUM_POINT-1]とし、その間隔を31500以上の時間
に、NUM_POINT+1番目の時間領域をhist_min_time[NUM_P
OINT]とし、その間隔を60000以上の時間にそれぞれ設定
する。なお、ここで時間の表示は相対的なものであり、
ms等の具体的な単位を直接表示するものとは限らない
ことに注意されたい。また、時間間隔はこの例のように
対数的に分割するのが好ましい。
【0066】ステップ2312を終了後、ステップ23
14に進み、iの初期値を0とする。続くステップ23
16で、時間領域中のコマンドの時間間隔の合計である
hist_total_time[i]を0に初期化し、時間領域中のコマ
ンドの数の合計であるhist_numcmd[i]を0に初期化す
る。続くステップ2318で、iを1増加させる。続く
ステップ2320でiの値がNUM_POINTより小さければ
再びステップ2316に戻り、iの値がNUM_POINT以上
の値になるまでステップ2316乃至ステップ2320
を繰り返す。即ち、ステップ2314乃至ステップ23
20でiの値が0からNUM_POINTになるまでのすべての
iについてhist_total_time[i]及びhist_numcmd[i]を0
に初期化する。ステップ2320でiの値がNUM_POINT
以上の値になったらステップ2322に進み、全コマン
ド間隔の合計時間total_timeを0に初期化し、ステップ
2324で初期化プログラムを終了する。
【0067】図24は、オペレーティング時にHDDが
コマンドを受け取った場合の動作を示した流れ図であ
る。ステップ2410でコマンドによるパワーセーブ・
モードの中断のプログラムを開始する。続くステップ2
412で図25に示すコマンドを受け取るサブルーチン
を実行する。コマンドを受け取るサブルーチンを完了
し、HDDがホスト・コンピュータからコマンドを受け
取ると、ステップ2414で現在HDDがパワーセーブ
・モードに入っているか否か判断される。パワーセーブ
・モードに入っていれば、ステップ2416に進み、パ
ワーセーブ・モードからアクティブ・モードに復帰し、
ステップ2418に進む。一方、ステップ2414で現
在HDDがパワーセーブ・モードに入っていなければ、
ステップ2418に進む。ステップ2418でコマンド
を処理し、ステップ2420で図26に示すコマンドを
完了するサブルーチンを実行し、コマンドを完了した
後、ステップ2422でコマンドによるパワーセーブ・
モードの中断のプログラムを終了する。
【0068】図25は、図24におけるステップ241
2のコマンドを受け取るサブルーチンを詳述した流れ図
である。ステップ2510でコマンドを受け取るサブル
ーチンが開始されると、ステップ2512でHDD内の
MPUの内部タイマTimerから直前に完了したコマンド
の完了時刻comp_timeを減じ、その差をコマンド間隔int
ervalとする。ステップ2514で時間合計total_time
にコマンド間隔intervalを加え、その和を時間合計tota
l_timeとする。続くステップ2516でiを0に初期化
し、続くステップ2518でコマンド間隔intervalがi
番目の時間領域hist_min_time[i]より小さいか否か判断
される。コマンド間隔intervalがi番目の時間領域hist
_min_time[i]より小さいと判断された場合、ステップ2
524に進む。一方、ステップ2518でコマンド間隔
intervalがi番目の時間領域hist_min_time[i]より小さ
くないと判断された場合、ステップ2520でiの値が
1増加され、ステップ2522でiの値がコマンド間隔
の時間領域の数NUM_POINTより小さいか否か判断され
る。iの値がコマンド間隔の時間領域の数NUM_POINTよ
り小さい場合、再びステップ2518に戻り、コマンド
間隔が次に小さい時間間隔に属するか否か判断される。
一方、ステップ2522でiの値がコマンド間隔の時間
領域の数NUM_POINTより小さくない場合、即ち、iの値
がコマンド間隔の時間領域の数NUM_POINTの値以上にな
った場合、ステップ2524に進む。ステップ2524
でiの値が0に等しいか否か判断され、iの値が0に等
しい場合、即ちステップ2518でコマンド間隔interv
alがi番目の時間領域hist_min_time[i]より小さい場
合、パワーセーブ・モードに移行するまでの最小時間よ
りもコマンド間隔が短いことを意味し、上述したように
データとして保持する必要がなく、ステップ2528に
進みサブルーチンを終了する。一方、ステップ2524
でiの値が0に等しくない場合、即ちコマンド間隔inte
rvalがi番目(iは1以外)の時間領域hist_min_time
[i-1]に属する場合、ステップ2526に進み、i番目
の時間領域中のコマンドの数の合計hist_numcmd[i-1]を
1増加させ、さらに、i番目の時間領域中のコマンドの
時間間隔の合計hist_total_time[i-1]に当該コマンド間
隔intervalを加え、その和をhist_total_time[i-1]と
し、続くステップ2528でサブルーチンを終了する。
【0069】図26は、図24におけるステップ242
0のコマンドを完了するサブルーチンを詳述した流れ図
である。ステップ2610でコマンドを完了するサブル
ーチンが開始されると、ステップ2612でHDD内の
MPUの内部タイマTimerのその時点での値がコマンド
の完了時刻comp_timeとされる。続くステップ2614
で時間合計total_timeがMAX_TIMEの値以上か否か判断さ
れる。ここにMAX_TIMEとは、(5)で説明した一定時
間、即ち過去のコマンド・アクセスの影響を減少させる
間隔の2倍の値である。ステップ2614で時間合計to
tal_timeがMAX_TIMEの値以上である場合、ステップ26
16に進み、図31において後述する過去のコマンド・
アクセスの影響を減少させるサブルーチンを実行し、再
びステップ2614に戻る。一方、ステップ2614で
時間合計total_timeがMAX_TIMEの値より小さい場合、ス
テップ2618に進み、コマンド間隔intervalが1番目
の時間領域hist_min_time[0]の値以上であるか否か判断
される。コマンド間隔intervalが1番目の時間領域hist
_min_time[0]の値以上である場合、ステップ2620に
進み、図27において後述する、次にパワーセーブ・モ
ードに入る時期を決定するサブルーチンを実行し、ステ
ップ2622でサブルーチンを終了する。一方、ステッ
プ2618でコマンド間隔intervalが1番目の時間領域
hist_min_time[0]の値以上でない場合、パワーセーブ・
モードに移行するまでの最小時間よりもコマンド間隔が
短いことを意味し、上述したようにデータとして保持す
る必要がなく、ステップ2622でサブルーチンを終了
する。
【0070】図27及び図28は、図26におけるステ
ップ2620の、次にパワーモードに入る時期を決定す
るサブルーチンを詳述した流れ図である。ステップ27
10で次にパワーモードに入る時期を決定するサブルー
チンが開始されると、ステップ2712でiの値が0に
初期化され、続くステップ2714でi+1番目の時間
領域中のコマンドの数の合計hist_numcmd[i]が0に等し
いか否か判断される。iの値が0に等しい場合、即ち、
i+1番目の時間領域中のコマンドの数の合計hist_numc
md[i]が0の場合、ステップ2718に進む。一方、ス
テップ2714でhist_numcmd[i]が0に等しくない場
合、ステップ2716に進み、i+1番目の時間領域中
のコマンドの時間間隔の合計hist_total_time[i]をi+
1番目の時間領域中のコマンドの数の合計hist_numcmd
[i]で除し、その商をhist_ave_time[i]とする。従っ
て、hist_ave_time[i]は、i+1番目の時間領域におけ
るコマンド1個当たりの平均のコマンドの時間間隔を表
す。ステップ2716を終了するとステップ2718に
進む。ステップ2718で、iの値が1増加され、続く
ステップ2720でiの値がコマンド間隔の時間領域の
数NUM_POINTより小さいか否か判断される。iの値がコ
マンド間隔の時間領域の数NUM_POINTより小さい場合、
再びステップ2714に戻り、以下、iの値がコマンド
間隔の時間領域の数NUM_POINT以上になるまでステップ
2714乃至ステップ2720が繰り返される。一方、
ステップ2720でiの値がコマンド間隔の時間領域の
数NUM_POINTより小さくない場合、即ち、iの値がコマ
ンド間隔の時間領域の数NUM_POINT以上の値になった場
合、Aに進み、図28のAに続く。
【0071】図28のAからステップ2722に進み、
iの値が0に初期化される。続くステップ2724で、
i番目の時間領域hist_min_time[i]の値を変数delayに
格納し、節約出来るエネルギー(消費電力量)の合計で
あるenergy_gain_sum及びコマンドに対する応答の遅れ
の合計resp_loss_sumの値をそれぞれ0に初期化する。
続くステップ2726でjの値を0に初期化し、ステッ
プ2728でj+1番目の時間領域中のコマンドの数の
合計hist_numcmd[j]が0に等しいか否か判断される。hi
st_numcmd[j]の値が0に等しい場合、即ち、j+1番目
の時間領域中のコマンドの数の合計が0の場合、ステッ
プ2736に進み、jの値が1増加される。一方、ステ
ップ2728でhist_numcmd[j]が0に等しくない場合、
ステップ2730に進み、j+1番目の時間領域におけ
るコマンド1個当たりの平均のコマンドの時間間隔hist
_ave_time[j]をave_intervalとする。続くステップ27
32で図29において後述する、節約エネルギーを計算
するサブルーチンを実行し、ステップ2734で節約出
来るエネルギーの合計energy_gain_sumにenergy_gain
を、コマンドに対する応答の遅れの合計resp_loss_sum
にresp_lossをそれぞれ加える。その後、ステップ27
36に進み、jの値が1増加され、続くステップ273
8でjの値がコマンド間隔の時間領域の数NUM_POINTよ
り小さいか否か判断される。jの値がNUM_POINTより小
さい場合、再びステップ2728に戻り、以下、jの値
がNUM_POINT以上になるまでステップ2728乃至ステ
ップ2738が繰り返される。一方、ステップ2738
でjの値がコマンド間隔の時間領域の数NUM_POINT以上
になった場合、ステップ2740に進み、energy_gain_
sum及びresp_loss_sumがそれぞれtotal_timeで除され、
節約されるパワー(消費電力)power_gain[i]及び応答
の遅れの比率resp_loss_ratio[i]が計算される。続くス
テップ2742でiの値が1増加され、続くステップ2
744でiの値がコマンド間隔の時間領域の数NUM_POIN
Tより小さいか否か判断される。iの値がNUM_POINTより
小さい場合、再びステップ2724に戻り、以下、iの
値がNUM_POINT以上になるまでステップ2724乃至ス
テップ2744が繰り返される。一方、ステップ274
4でiの値がコマンド間隔の時間領域の数NUM_POINT以
上になった場合、ステップ2746に進み、節約される
エネルギーが最大になる時間を予測するサブルーチンを
実行し、その後、ステップ2748に進み、サブルーチ
ンを終了する。
【0072】図29は、図28におけるステップ273
2の節約エネルギーを計算するサブルーチンを詳述した
流れ図である。ステップ2910で節約エネルギーを計
算するサブルーチンが開始されると、ステップ2912
で、図28のステップ2730で決定されたave_interv
alの値が図28のステップ2724で決定されたdelay
の値より小さいか否か判断される。ave_intervalの値が
delayの値より小さい場合、コマンド1個当たりの平均
のコマンドの時間間隔がパワーセーブ・モードに移行す
るまでの時間より短いため、図2における期間Aにおい
て次のコマンドが来ることに該当し、節約出来るエネル
ギーの合計energy_gain_sum及びコマンドに対する応答
の遅れの合計resp_loss_sumの計算に影響しない。従っ
て、この場合、ステップ2914に進み、energy_gain
及びresp_lossの値を0とし、ステップ2922でサブ
ルーチンを終了する。一方、ステップ2912でave_in
tervalの値がdelayの値より小さくない場合、図2にお
ける期間B又はCにおいて次のコマンドが来ることに該
当し、ステップ2916に進む。ステップ2916で、
ave_intervalの値が、delayの値とパワーセーブ・モー
ドに入るために要する時間であるTRANS_TIMEとの和より
小さいか否か判断される。ave_intervalの値が、delay+
TRANS_TIMEより小さい場合、図2における期間Bにおい
て次のコマンドが来ることに該当し、ステップ2918
に進む。ステップ2918で、energy_gain及びresp_lo
ssが図2で説明したように、下記の式で計算される。
【数4】 energy_gain = -TRANS_ENERGY - ((delay + TRANS_TIME) - ave_interval) * BASE_POWER (4)
【数5】 resp_loss = EXIT_TIME + TRANS_TIME - (ave_interval - delay) (5)
【0073】ここで、式(4)において、TRANS_ENERGY
とは、HDDがパワーセーブ・モードに入るため及びそ
こから復帰するために必要なエネルギーの和をいい、図
2におけるEL1+EL2に相当する。また、BASE_POW
ERとは、アイドル・モードにおけるHDDの消費電力を
いい、従って、式(4)の右辺の第2項((delay + TRAN
S_TIME) - ave_interval) * BASE_POWERは、式(2)の
EL3に相当する。
【0074】また、式(5)において、EXIT_TIMEと
は、HDDがパワーセーブ・モードから復帰するために
必要な時間をいい、図2における時間bに相当する。TR
ANS_TIMEは前述の通りパワーセーブ・モードに入るため
に要する時間であり、図2における時間aに相当する。
【0075】ステップ2918を終了した後、ステップ
2922に進み、サブルーチンを終了する。
【0076】一方、ステップ2916でave_intervalの
値が、delay+TRANS_TIMEより小さくない場合、図2にお
ける期間Cにおいて次のコマンドが来ることに該当し、
ステップ2920に進む。ステップ2920で、energy
_gain及びresp_lossが図2で説明したように、下記の式
で計算される。
【数6】 energy_gain = (ave_interval - (delay + TRANS_TIME)) * DELTA_POWER - TR ANS_ENERGY (6)
【数7】resp_loss = EXIT_TIME (7)
【0077】ここで、DELTA_POWERとは、アイドル・モ
ードにおけるHDDの消費電力とパワーセーブ・モード
におけるHDDの消費電力の差をいう。従って、式
(6)の右辺の第1項(ave_interval - (delay + TRANS
_TIME)) * DELTA_POWERは、式(3)のEGに相当す
る。
【0078】ステップ2920を終了した後、ステップ
2922に進み、サブルーチンを終了する。
【0079】図30は、図28におけるステップ274
6の、節約されるエネルギーが最大になる時間を予測す
るサブルーチンを詳述した流れ図である。ステップ30
10で節約されるエネルギーが最大になる時間を予測す
るサブルーチンが開始されると、ステップ3012で、
最大節約電力量であるmax_power_gainが0に初期化さ
れ、max_power_numがNUM_POINTに初期化される。続くス
テップ3014でiの値が0に初期化され、ステップ3
016に進む。ステップ3016で応答の遅れの比率re
sp_loss_ratio[i]の値が許容される最大の平均遅延時間
RESP_LOSS_CRITERIAの値より小さいか否か判断される。
resp_loss_ratio[i]の値がRESP_LOSS_CRITERIAの値より
小さい場合、応答の遅れは許容される範囲内であり、さ
らにステップ3018に進み、power_gain[i]がmax_pow
er_gainより大きいか否か判断される。一方、ステップ
3016でresp_loss_ratio[i]の値がRESP_LOSS_CRITER
IAの値より小さくない場合は、応答の遅れは許容される
範囲内になく、ステップ3022に進む。ステップ30
18で、power_gain[i]がmax_power_gainより大きい場
合はステップ3020に進み、max_power_gainの値をpo
wer_gain[i]の値に更新し、max_power_numの値もそのと
きのiの値に更新し、その後ステップ3022に進む。
一方、ステップ3018でpower_gain[i]がmax_power_g
ainより大きくない場合、max_power_gain及びmax_power
_numの値の値は更新されず、ステップ3022に進む。
ステップ3022でiの値が1増加され、続くステップ
3024でiの値がNUM_POINTより小さいか否か判断さ
れる。iの値がNUM_POINTより小さい場合、再びステッ
プ3016に戻り、以下、iの値がNUM_POINT以上にな
るまでステップ3016乃至ステップ3024が繰り返
される。一方、ステップ3024でiの値がNUM_POINT
以上になった場合、ステップ3026で、次にパワーセ
ーブ・モードに移行するまでの時間next_delayがhist_m
in_time[max_power_num]に決定され、その後、ステップ
3028に進み、サブルーチンを終了する。
【0080】図31は、図26におけるステップ261
6の過去のコマンド・アクセスの影響を減少させるサブ
ルーチンを詳述した流れ図である。ステップ3110で
過去のコマンド・アクセスの影響を減少させるサブルー
チンが開始されると、ステップ3112で、iの値が0
に初期化される。続くステップ3114で、i+1番目
の時間領域中のコマンドの時間間隔の合計hist_total_t
ime[i]を2で除し、その商をhist_total_time[i]とし、
i+1番目の時間領域中のコマンドの数の合計hist_num
cmd[i]を2で除し、その商をhist_numcmd[i]とする。続
くステップ3116でiの値が1増加され、続くステッ
プ3118でiの値がNUM_POINTより小さいか否か判断
される。iの値がNUM_POINTより小さい場合、再びステ
ップ3114に戻り、以下、iの値がNUM_POINT以上に
なるまでステップ3114乃至ステップ3118が繰り
返される。一方、ステップ3118でiの値がNUM_POIN
T以上になった場合、ステップ3120に進む。ステッ
プ3120で、total_timeを2で除し、その商をtotal_
timeとし、その後ステップ3122に進み、サブルーチ
ンを終了する。
【0081】図32は、パワーセーブ・モードに移行す
るためのタイマによる割り込み動作を示した流れ図であ
る。ステップ3210でパワーセーブ・モードに移行す
るためのタイマによる割り込みのプログラムが開始され
ると、ステップ3212で現在HDDがコマンドを処理
中か否か判断される。コマンドを処理中であれば、ステ
ップ3222に進み、プログラムを終了する。コマンド
を処理中でなければ、ステップ3214に進み、現在H
DDがパワーセーブ・モードに入っているか否か判断さ
れる。既にパワーセーブ・モードに入っていればステッ
プ3222に進み、プログラムを終了する。まだパワー
セーブ・モードに入っていなければステップ3216に
進み、HDD内のMPUの内部タイマTimerから直前に
完了したコマンドの完了時刻comp_timeを減じ、その差
を経過時間elapsed_timeとする。次に、ステップ321
8に進み、elapsed_timeの値が次にパワーセーブ・モー
ドに移行するまでの時間next_delayの値以上か否か判断
される。elapsed_timeの値が次にパワーセーブ・モード
に移行するまでの時間next_delayの値以上である場合、
ステップ3220に進み、パワーセーブ・モードに入
り、続くステップ3222でプログラムを終了する。一
方、ステップ3218でelapsed_timeの値が次にパワー
セーブ・モードに移行するまでの時間next_delayの値以
上でない場合、ステップ3222に進み、プログラムを
終了する。
【0082】(8)適用例の実験結果 表1及び表2に実際のHDDを用いた実験結果を示す。
表1は、パワーセーブ・モードなし(No Power Save)の
場合、ABLE2アルゴリズムを用いた場合及び本発明によ
るアルゴリズム(New Algorithm)を用いた場合のそれぞ
れについて、バッテリーの使用時間を比較するためのベ
ンチマーク・プログラムの一つをHDDが実行したとき
の平均消費電力を示す。表において、マイクロコードは
ABLE2のアルゴリズムを用いてパワーセーブ・モードを
制御しており、3個のパワーセーブ・モードを用いてい
る。新しいアルゴリズムでも同じ3個のパワーセーブ・
モードを制御するようにしている。表中でABLE Modeと
あるのは移行することを許している最も深いレベルのパ
ワーセーブ・モードを制御するためのパラメータであ
り、この数が小さいほど深いレベルのパワーセーブ・モ
ードを許すこととしている。また、表2は、表1と同様
の各場合について、HDDのスループットを測定するた
めのベンチマーク・プログラムの一つをHDDが実行し
たときのスコア(高いほど良いとされる)を示す。
【表1】
【表2】 表2 Algorithm ABLE Business Ratio High End Ratio Mode (vs No PS) (vs No PS) --------------------------------------------------------------- No Power Save N/A 771 100.0% 1790 100.0% ABLE2 192 754 97.8% 1770 98.9% 128 756 98.1% 1770 98.9% 1 756 98.1% 1780 99.4% New Algorithm 192 771 100.0% 1770 98.9% 128 771 100.0% 1790 100.0% 1 764 99.1% 1780 99.4%
【0083】以上より、表1における平均消費電力は、
本発明による新しいアルゴリズムの方がABLE2に比
べて、最も深いパワーセーブモードを使う場合で約9%
少なくなっていることが分かる。
【0084】また、表2におけるスコアは新しいアルゴ
リズムの方がABLE2の場合に比べて1%程度良くな
っており、パワーセーブを全くしない場合にほぼ等し
い。これは、ABLE2で不適当なタイミングでパワー
セーブ・モードに入ってしまうケースがたまにあったの
が、新しいアルゴリズムでほとんどなくなったためであ
ると推測される。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、HDDの消費電力をよ
り低減させることができる。
【0086】また、本発明によれば、パワーセーブ・モ
ードに移行した場合に節約が期待される消費電力量を計
算することができる方法及び装置を提供することができ
る。
【0087】さらに、本発明によれば、HDDの非動作
の時間が短いにもかかわらず、ホスト・コンピュータか
ら受け取るコマンドの見かけ上の密度が低くなってしま
い、不適当なタイミングでパワーセーブ・モードに移行
してしまうという不都合を解消し、真にHDDが非動作
である時間に応じてホスト・コンピュータから受け取る
コマンドの密度を計算する方法及び装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるHDDのブロック図であ
る。
【図2】パワーセーブ・モードの前後にわたる消費電力
の推移を示す図である。
【図3】次のコマンドを受け取るタイミングと節約でき
る消費電力量TEG及び遅延時間の関係を示す図であ
る。
【図4】HDDがアイドル・モードからアイドル2・モ
ードへ移行するときのコマンド間隔と節約できる消費電
力量及び遅延時間との関係を示す図である。
【図5】HDDがアイドル2・モードからアイドル3・
モードへ移行するときのコマンド間隔と節約できる消費
電力量及び遅延時間との関係を示す図である。
【図6】HDDがアイドル3・モードからスタンバイ・
モードへ移行するときのコマンド間隔と節約できる消費
電力量及び遅延時間との関係を示す図である。
【図7】あるオペレーティング・プログラムのブート・
プログラムを実行したときのコマンド間隔の分布を示す
図である。
【図8】図4におけるアイドル2・モードへの移行開始
までの時間として図7のコマンド間隔の分布を適用して
重み付けをしたときに、アイドル2・モードへの移行開
始までの時間と節約できる消費電力量及び遅延率の関係
を示す図である。
【図9】図5におけるアイドル3・モードへの移行開始
までの時間として図7のコマンド間隔の分布を適用して
重み付けをしたときに、アイドル3・モードへの移行開
始までの時間と節約できる消費電力及び遅延率の関係を
示す図である。
【図10】図6におけるスタンバイ・モードへの移行開
始までの時間として図7のコマンド間隔の分布を適用し
て重み付けをしたときに、スタンバイ・モードへの移行
開始までの時間と節約できる消費電力及び遅延率の関係
を示す図である。
【図11】バッテリーの使用時間を比較するためのベン
チマーク・プログラムの一つを実行したときのコマンド
間隔の分布を示す図である。
【図12】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図13】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図14】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図15】ビジネス用アプリケーション・プログラムの
実行性能を比較するためのベンチマーク・プログラムの
一つを実行したときのコマンド間隔の分布を示す図であ
る。
【図16】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図17】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図18】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図19】バッテリーの使用時間を比較するためのベン
チマーク・プログラムの他の一つを実行したときのコマ
ンド間隔の分布を示す図である。
【図20】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図21】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図22】各パワーセーブ・モードの移行にこの分布を
適用した場合の節約できる消費電力及び遅延率の変化を
示す図である。
【図23】コマンド間隔の分布を求めるための方法を示
した流れ図である。
【図24】オペレーティング時にHDDがコマンドを受
け取った場合の動作を示した流れ図である。
【図25】図24におけるステップ2412のコマンド
を受け取るサブルーチンを詳述した流れ図である。
【図26】図24におけるステップ2420のコマンド
を完了するサブルーチンを詳述した流れ図である。
【図27】図28とともに図26におけるステップ26
20の次にパワーモードに入る時期を決定するサブルー
チンを詳述した流れ図である。
【図28】図27とともに図26におけるステップ26
20の次にパワーモードに入る時期を決定するサブルー
チンを詳述した流れ図である。
【図29】図28におけるステップ2732の節約エネ
ルギーを計算するサブルーチンを詳述した流れ図であ
る。
【図30】図28におけるステップ2746の節約され
るエネルギーが最大になる時間を予測するサブルーチン
を詳述した流れ図である。
【図31】図26におけるステップ2616の過去のコ
マンド・アクセスの影響を減少させるサブルーチンを詳
述した流れ図である。
【図32】パワーセーブ・モードに移行するためのタイ
マによる割り込み動作を示した流れ図である。
【符号の説明】
100 ディスク装置 110 コントローラ部 112 ホスト・インターフェース・コントローラ(H
IC) 114 ハード・ディスク・コントローラ(HDC) 116 チャネル 118 MPU 120 RAM 130 ディスク部 132 スピンドル 134 モータ 136 ディスク 138 ヘッド 140 アクチュエータ・アーム 142 ピボット・シャフト 144 ボイス・コイル・モータ(VCM)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 334G Fターム(参考) 5B011 EB06 EB07 LL14 5B065 BA01 CA16 ZA14 5G065 AA00 AA01 EA02 GA06 JA07 LA07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の状態と第一の状態よりエネルギー消
    費量の少ない第二の状態との間を遷移可能な装置におい
    て該装置が消費するエネルギーを低減させる方法であっ
    て、 前記装置が第一の状態から第二の状態に移行することに
    より節約が期待されるエネルギーを計算するステップ
    と、 前記計算された節約が期待されるエネルギーに基づいて
    前記装置が第一の状態から第二の状態に移行する時期を
    決定するステップと、 前記装置を当該時期に第一の状態から第二の状態に移行
    させるステップと、を含む、消費エネルギー低減方法。
  2. 【請求項2】前記第一の状態がアクティブ・モードであ
    り、前記第二の状態がパワーセーブ・モードである、請
    求項1記載の消費エネルギー低減方法。
  3. 【請求項3】前記第一の状態が第一のパワーセーブ・モ
    ードであり、前記第二の状態が前記第一のパワーセーブ
    ・モードよりエネルギー消費量の少ない第二のパワーセ
    ーブ・モードである、請求項1記載の消費エネルギー低
    減方法。
  4. 【請求項4】前記エネルギーが電力量である、請求項1
    記載の消費エネルギー低減方法。
  5. 【請求項5】前記節約が期待されるエネルギーを計算す
    るステップが、 第一の状態から第二の状態に移行及び第二の状態から第
    一の状態に復帰することにより第一の状態のままでいる
    よりも付加的に消費するエネルギーを計算するステップ
    と、 第二の状態にいる間第一の状態のままでいるよりも節約
    される消費エネルギーを計算するステップと、 前記節約される消費エネルギーから前記付加的に消費す
    るエネルギーを減ずるステップとを含む、 請求項1記載の消費エネルギー低減方法。
  6. 【請求項6】前記節約が期待されるエネルギーを計算す
    るステップが、 過去のコマンド間隔の分布を計算するステップと、 前記過去のコマンド間隔の分布に応じて節約が期待され
    るエネルギーを計算するステップとを含む、 請求項1記載の消費エネルギー低減方法。
  7. 【請求項7】前記過去のコマンド間隔の分布を計算する
    ステップが、一定時間毎に過去のコマンド間隔の分布を
    更新するステップを含む、請求項6記載の消費エネルギ
    ー低減方法。
  8. 【請求項8】前のコマンドを完了してから次のコマンド
    を受け取るまでの時間をコマンド間隔とする、請求項6
    記載の消費エネルギー低減方法。
  9. 【請求項9】前記装置が第一の状態から第二の状態に移
    行する時期を決定するステップが、 過去のコマンド間隔の分布を計算するステップと、 前記過去のコマンド間隔の分布に応じて次のコマンドに
    対する応答の遅延時間を計算するステップと、 前記次のコマンドに対する応答の遅延時間に応じて、装
    置が第一の状態から第二の状態に移行する時期を決定す
    るステップとを含む、 請求項1記載の消費エネルギー低減方法。
  10. 【請求項10】前記過去のコマンド間隔の分布を計算す
    るステップが、一定時間毎に過去のコマンド間隔の分布
    を更新するステップを含む、請求項9記載の消費エネル
    ギー低減方法。
  11. 【請求項11】前のコマンドを完了してから次のコマン
    ドを受け取るまでの時間をコマンド間隔とする、請求項
    9記載の消費エネルギー低減方法。
  12. 【請求項12】第一の状態と第一の状態よりエネルギー
    消費量の少ない第二の状態との間を遷移可能な装置であ
    って、 前記装置が第一の状態から第二の状態に移行することに
    より節約が期待されるエネルギーを計算する手段と、 前記節約が期待されるエネルギーを計算する手段に応答
    して前記装置が第一の状態から第二の状態に移行する時
    期を決定する手段と、 前記装置が当該時期に第一の状態から第二の状態に移行
    する手段と、を含む装置。
  13. 【請求項13】前記装置がハード・ディスク・ドライブ
    である、請求項12記載の装置。
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