JP2000169095A - 伸縮ブーム付き作業装置 - Google Patents

伸縮ブーム付き作業装置

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JP2000169095A
JP2000169095A JP10342634A JP34263498A JP2000169095A JP 2000169095 A JP2000169095 A JP 2000169095A JP 10342634 A JP10342634 A JP 10342634A JP 34263498 A JP34263498 A JP 34263498A JP 2000169095 A JP2000169095 A JP 2000169095A
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裕之 金川
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克伸 池田
Yoshinari Aso
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格納状態における全高寸法を低く抑えた伸縮
ブーム付き作業装置を提供する。 【解決手段】 屈曲支持機構11の一端11aを基端ブ
ーム3Aの基端部3A1の上面板3Aa側に固定する一
方、該屈曲支持機構11の他端11bを上記基端ブーム
3Aの基端部3A1を通して中間ブーム3Bの基端部3
1に固定し、ホース等の索体111,112を上記基
端ブーム3Aの基端部3A1側から上記中間ブーム3B
の基端部3B1側に引き込む構成とする。かかる構成に
より、例えば屈曲支持機構11を基端ブーム3Aの先端
部3A2側に配置した場合のように該屈曲支持機構11
の存在によって先端ブーム3Dの先端部3D2側に配置
される作業手段8,9の配置高さが制約を受けるという
ことがなく、それだけ該作業手段8,9を上記先端ブー
ム3Dの上面側に近づけて配置して作業装置の全高寸法
を低く抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、高所作業車等の
伸縮ブーム付き作業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】伸縮ブーム付き作業装置、例えば伸縮ブ
ームの先端部に作業デッキを備えた高所作業車において
は、該伸縮ブームの先端部に上記作業デッキの姿勢を伸
縮ブームの起伏動にかかわらず一定に保持するためのレ
ベリング用油圧シリンダとか該作業デッキを旋回駆動す
るための油圧モータ等の油圧アクチュエータが備えられ
るとともに、上記作業デッキには高所作業車の操作を行
うための操作盤が備えられるのが通例である。従って、
かかる構成の高所作業車においては、上記伸縮ブームの
先端側に車両側から送油及び送電を行う必要があり、こ
のため該伸縮ブームには送油用のホースと送電用のケー
ブルが配置される。
【0003】ところで、上記伸縮ブームは、車両側に起
伏自在に取り付けられた基端ブームに対して、単数ある
いは複数の中間ブームと上記作業デッキが取り付けられ
る先端ブームを順次伸縮可能に内挿配置して構成される
ものであることから、上記ホースあるいはケーブルは伸
縮ブームの伸縮動作に対応し得るように、上記各ブーム
間の隙間を通して該各ブーム間に跨がって折り返し状態
で配置されることになる。
【0004】この場合、これらホースあるいはケーブル
のうち、その基端寄り部分は上記基端ブームの外面側に
配置されるため、高所作業車の運転中における他の部材
との干渉防止等の観点から、通常、屈曲支持機構により
支持して配置するようにしている。
【0005】ここで、この屈曲支持機構は、多数のリン
クを相互に折曲自在に連接して構成され且つこれを略U
字状に屈曲させて配置されるものであって、その両端の
相対変位を屈曲部の移動によって許容するようになって
いる。そして、この屈曲支持機構に上記ホースあるいは
ケーブルを支持し且つこれらを該屈曲支持機構の屈曲変
位に追従させて移動させるものである。
【0006】そして、従来の高所作業車等の伸縮ブーム
付き作業装置においては、主として配管の容易さから、
上記屈曲支持機構を基端ブームの先端寄りの上面に配置
し、該屈曲支持機構の一端を上記基端ブーム側に、他端
を中間ブームの先端部にそれぞれ連結し、該他端側から
延出するホースあるいはケーブルを上記中間ブームの先
端側で折り返して該中間ブーム内側に引き込み、最終的
に先端ブームの先端部に取り出すようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先端ブ
ームの先端部分には作業デッキとか該作業デッキ駆動用
の油圧アクチュエータ等の種々の機器が配置され、しか
もこれら各機器は、例えば高所作業車の格納状態時の如
く上記伸縮ブームの最縮小状態時においては、上記先端
ブームの先端部と上記基端ブームの先端部とが近接する
ことから、該基端ブームの先端部の上面側に配置した上
記屈曲支持機構と接近することになる。一方、上述のよ
うに、上記屈曲支持機構を基端ブームの先端寄りの上面
側に配置し且つここで二つ折り状に折り返すような構成
とした場合には、該屈曲支持機構の上記基端ブーム上面
からの高さが高くなる。
【0008】従って、基端ブームの先端側上面に上記屈
曲支持機構を配置する構成のものにおいては、上記伸縮
ブームの最縮小時において、上記基端ブームの先端部上
面側に配置される上記屈曲支持機構と上記先端ブームの
先端部に配置される上記各種機器との相互干渉を回避し
ようとすれば、必然的に上記各種機器の上記先端ブーム
に対する取付高さを高くせざるを得ず、その結果、高所
作業車の格納状態における全高が増大するという問題が
あった。
【0009】そこで本願発明は、伸縮ブームの基端側に
おいては、先端側に比してその上方のスペース的な制約
が少ないことに着目し、屈曲支持機構を基端ブームの基
端部側上面に配置することで格納状態における全高寸法
を抑えるようにした伸縮ブーム付き作業装置を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0011】本願の第1の発明では、車両1上に旋回自
在に搭載された旋回台2に、伸縮ブーム3を起伏動自在
に取り付けるとともに該伸縮ブーム3の先端部には作業
手段8,9が備えられ、該作業手段8,9に対して上記
旋回台2側から上記伸縮ブーム3を介してホース、ケー
ブル等の可撓性を有する索体111,112を配置して
なる伸縮ブーム付き作業装置において、多数のリンクを
相互に折曲自在に連接して構成され且つ略U字状に屈曲
させて配置されその両端の相対変位を屈曲部の移動によ
って許容し得るようにした屈曲支持機構11の一端11
aを上記伸縮ブーム3の最基端に位置する基端ブーム3
Aの基端部3A1からその先端部3A2側へ所定距離だけ
離間した部位の外面板3Aa,3Ab.3Ac側に固定
する一方、該屈曲支持機構11の他端11bを上記基端
ブーム3Aの基端部3A1を通して該基端ブーム3Aに
内挿された中間ブーム3Bの基端部3B1に固定し、上
記索体111,112の基端側部分を上記屈曲支持機構
11に支持せしめた状態で上記基端ブーム3Aから上記
中間ブーム3Bの基端部3B1との間に配置する一方、
上記索体111,112の上記基端側部分以外の部分は
これを上記中間ブーム3Bの基端部3A1から上記伸縮
ブーム3の最先端側に位置する先端ブーム3Dの先端部
3D2側に引き出し、該先端部3D2から上記作業手段
8,9側に取り出すようにしたことを特徴としている。
【0012】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる伸縮ブーム付き作業装置において、上記基端ブー
ム3Aの基端部3A1側の上記外面板3Aa,3Ab.
3Acに、該基端部3A1の端部に開口し且つ該端部か
ら上記屈曲支持機構11の一端11aが固定された部位
の近傍にかけてブーム軸方向に延びる開口30を形成
し、上記屈曲支持機構11を上記開口30を通して移動
させ得るようにしたことを特徴としている。
【0013】本願の第3の発明では、上記第2の発明に
かかる伸縮ブーム付き作業装置において、上記外面板3
Aa,3Ab.3Acの上記開口30部分に、該外面板
3Aa,3Ab.3Acに対して所定間隔をもって対向
するとともに該外面板3Aa,3Ab.3Acの上記開
口30を挟んでその面方向に対向する両縁部同士を連結
する補強部材31を配置したことを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0015】 本願の第1の発明にかかる伸縮ブーム
付き作業装置では、屈曲支持機構11の一端11aを基
端ブーム3Aの基端部3A1からその先端部3A2側へ所
定距離だけ離間した部位の外面板3Aa,3Ab.3A
c側に固定する一方、該屈曲支持機構11の他端11b
を上記基端ブーム3Aの基端部3A1を通して該基端ブ
ーム3Aに内挿された中間ブーム3Bの基端部3B1
固定し、ホース、ケーブル等の索体111,112の基
端側部分を上記屈曲支持機構11に支持せしめた状態で
上記基端ブーム3Aから上記中間ブーム3Bの基端部3
1との間に配置する一方、上記索体111,112の
上記基端側部分以外の部分はこれを上記中間ブーム3B
の基端部3A1から上記伸縮ブーム3の最先端側に位置
する先端ブーム3Dの先端部3D2側に引き出し、該先
端部3D2から上記作業手段8,9側に取り出すように
している。
【0016】このように、上記屈曲支持機構11をスペ
ース的な制約が少ない基端ブーム3Aの基端部3A1
外面板3Aa,3Ab.3Ac側に配置することで、例
えば、従来のように該屈曲支持機構11を上記基端ブー
ム3Aの先端部3A2の上面側に配置し且つここで二つ
折り状に折り返す構成の場合のように該屈曲支持機構1
1の配置によって上記先端ブーム3Dの先端部3D2
における上方スペースが制約を受けるということがな
く、従って、該先端ブーム3Dの先端部3D2側に配置
される作業手段8,9を該先端部3D2側にか可及的に
近づけて配置して伸縮ブーム付き作業装置の全高を低く
抑えることができ、特に全高寸法が法的規制を受ける高
所作業車の如き作業装置においては、例えば上記全高を
法定規制範囲内におさめた状態で上記伸縮ブームをより
大型化する等によってその高能力化を図ることができ
る、等の効果が奏せられるものである。
【0017】また、ホース等の索体111,112が、
上記中間ブーム3Bの基端部3B1側に固定された上記
屈曲支持機構11の他端11bからその内部を通って上
記先端ブームD側に引き出される構成であることから、
該中間ブーム3Bの基端部3B1から上記先端ブーム3
Dの先端部3D2にかけての範囲において上記索体11
1,112が外部に露出するということがなく、従っ
て、該索体111,112が作業中に他の部材と干渉し
て損傷を受けるということが未然に且つ確実に防止さ
れ、それだけ伸縮ブーム付き作業装置の作動上の信頼
性、あるいは耐久性の向上が期待できるものである。
【0018】 本願の第2の発明にかかる伸縮ブーム
付き作業装置によれば、上記に記載の効果に加えて次
のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明で
は、上記基端ブーム3Aの基端部3A1側の上記外面板
3Aa,3Ab.3Acに、該基端部3A1の端部に開
口し且つ該端部から上記屈曲支持機構11の一端11a
が固定された部位の近傍にかけてブーム軸方向に延びる
開口30を形成し、上記屈曲支持機構11を上記開口3
0を通して移動させ得るようにしているので、該基端ブ
ーム3Aの外面板3Aa,3Ab.3Acの表面側に
は、上記屈曲支持機構11の上記一端11a側部分のみ
が存在し、上記他端11b側部分は上記外面板3Aa,
3Ab.3Acよりも内側に存在することになり、その
結果、例えば上記屈曲支持機構11を上記基端ブーム3
Aの外面板3Aa,3Ab.3Acの外側において二つ
折り状に折り返す構成とする場合に比して、該屈曲支持
機構11の上記基端ブーム3Aの外面板3Aa,3A
b.3Acからの突出高さをより低く抑えることがで
き、延いては伸縮ブーム付き作業装置の高さ方向あるい
は幅方向における更なるコンパクト化が促進されるもの
である。
【0019】 本願の第3の発明にかかる伸縮ブーム
付き作業装置によれば、上記に記載の効果に加えて次
のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明で
は、上記外面板3Aa,3Ab.3Acの上記開口30
部分に、該外面板3Aa,3Ab.3Acに対して所定
間隔をもって対向するとともに該外面板3Aa,3A
b.3Acの上記開口30を挟んでその面方向に対向す
る両縁部同士を連結する補強部材31を配置しているの
で、上記開口30を設けて上記屈曲支持機構11の上記
基端ブーム3Aの外面板3Aa,3Ab.3Acからの
突出高さを低く抑えたことに伴う上記基端ブーム3Aの
強度低下が上記補強部材31によって補填され、これに
よって上記基端ブーム3Aの基端部3A1側のコンパク
ト化と該基端ブーム3Aの強度性能の確保とが両立され
るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる伸縮ブー
ム付き作業装置を好適な実施形態に基づいて具体的に説
明する。
【0021】図1には、本願発明にかかる伸縮ブーム付
き作業装置の一例として、高所作業車Zを示している。
この高所作業車Zは、車両1の後端部に旋回自在に搭載
した旋回台2に、次述の伸縮ブーム3の基端部3aを枢
支し、該伸縮ブーム3を起伏用油圧シリンダ6によって
上下方向に起伏自在となすとともに、該伸縮ブーム3の
先端部3bには操作盤29を備えた作業デッキ5をデッ
キ支持アーム4を介して取り付けて構成される。また、
上記作業デッキ5は、上記起伏用油圧シリンダ6による
上記伸縮ブーム3の起伏動と内挿配置の伸縮用油圧シリ
ンダ7(図2参照)の伸縮作動に伴う伸縮動及び上記旋
回台2の旋回動とによって所定の三次元位置に位置設定
される。また、上記作業デッキ5は、油圧モータ9によ
って上記伸縮ブーム3の先端部3aにおいて適宜旋回駆
動されるとともに、レベリング用油圧シリンダ8が上記
起伏用油圧シリンダ6と連動して上記デッキ支持アーム
4の対地姿勢を常時一定に維持することでそのデッキ面
5aが常時水平となるように姿勢保持される。従って、
この高所作業車Zにおいては、上記旋回台2側から上記
伸縮ブーム3を介してその先端部3b側に送油と送電と
を行うことが必要である。
【0022】尚、この実施形態においては、上記レベリ
ング用油圧シリンダ8と油圧モータ9はそれぞれ特許請
求の範囲中の「作業手段」に該当する。
【0023】ところで、図1に示す状態は、上記高所作
業車Zが非作業時の姿勢である「格納姿勢」に設定され
た状態であり、この格納姿勢においては、上記伸縮ブー
ム3は全縮で且つその先端部3aを上記車両1の前部側
に向けた旋回位置において最倒伏されている。また、こ
の際、上記作業デッキ5は、上記車両1の前部寄り位置
において全縮状態にある上記伸縮ブーム3の先端寄り部
位をその上方から覆うように配置されている。
【0024】そして、このような高所作業車Zにおいて
は、その格納姿勢における全高、即ち、格納姿勢におい
て高所作業車Zの最上位に位置する上記作業デッキ5の
上端の地上高さH1が法的に規制されている。また、上
記作業デッキ5おいては、その手摺りの高さH2も法定
されている。さらに、格納姿勢における上記伸縮ブーム
3の先端部3bの高さは、上記車両1の構造上、ある高
さ以下には下げることはできない。このため、上記全高
1を法的な規制範囲内においてより低く抑えようとす
れば、必然的に上記作業デッキ5のデッキ面5aの地上
高さH3を低く抑えることが必要となり、そのためには
上記デッキ支持アーム4を駆動する上記レベリング用油
圧シリンダ8を上記伸縮ブーム3の先端部3aにできる
だけ近づけて配置することが要求される。
【0025】かかる場合において、従来のように送油用
のホースと送電用のケーブルの基端寄り部分をそれぞれ
支持する屈曲支持機構を上記伸縮ブーム3のベースブー
ム3Aの先端部3A2の上面側に配置してここで二つ折
り状に折り返す構成とすると、該屈曲支持機構の存在に
より、該屈曲支持機構との干渉を回避する必要上、上記
レベリング用油圧シリンダ8の配置高さを上記ベースブ
ーム3Aの先端部3A 2の上面から大きく離間した位置
に設定せざるを得ず、この結果、上記作業デッキ5の地
上高さH3が高くなり、場合によっては高所作業車Zの
全高H1を法定範囲内におさめることが困難となるおそ
れがあることは既述の通りである。
【0026】そこで、この実施形態の高所作業車Zにお
いては、以下に述べるように、スペース的に余裕のある
上記伸縮ブーム3の基端部3a側に屈曲支持機構を配置
することで、図1に示すように上記レベリング用油圧シ
リンダ8を上記伸縮ブーム3の先端部3bの上面に可及
的に接近させて配置することを可能とし、以て高所作業
車Zの全高を減少させて高さ方向のコンパクト化を図る
こと、あるいは、該全高を法定寸法内におさめた状態で
例えば上記伸縮ブーム3をより大型化して能力アップを
図ること、等を実現している。
【0027】以下、かかる有用な特性を実現するための
具体的構成を、図2以下を参照して、上記伸縮ブーム3
の構成を中心に説明する。
【0028】上記伸縮ブーム3は、図2及び図3に示す
ように、該伸縮ブーム3の最基端側に位置し且つその基
端部3A1が上記旋回台2側に枢支されるベースブーム
3A(特許請求の範囲中の「基端ブーム」に該当する)
と、該ベースブーム3A内に伸縮可能に内挿されたセカ
ンドブーム3B(特許請求の範囲中の「中間ブーム」に
該当する)と、該セカンドブーム3B内に伸縮可能に内
挿されたサードブーム3C(特許請求の範囲中の「中間
ブーム」に該当する)と、該サードブーム3C内に内挿
され且つ上記伸縮ブーム3の最先端側に位置するトップ
ブーム3D(特許請求の範囲中の「先端ブーム」に該当
する)とを備えた四段伸縮式ブームで構成される。そし
て、この伸縮ブーム3においては、後述するように、上
記ベースブーム3Aに対する上記セカンドブーム3Bの
伸縮駆動のみを伸縮用油圧シリンダ7によって行い、上
記セカンドブーム3Bに対する上記サードブーム3Cの
伸長駆動と該サードブーム3Cに対する上記トップブー
ム3Dの伸長駆動とはそれぞれサードブーム伸用ワイヤ
ー105及びトップブーム伸用ワイヤー106の張力に
よって行い、さらに上記セカンドブーム3Bに対する上
記サードブーム3Cとトップブーム3Dの縮小駆動は縮
小用ワイヤー107の張力によって行うようにしてい
る。
【0029】上記伸縮ブーム3を構成する上記各ブーム
3A〜3Dは、図11に示すように、共に略矩形の断面
形状をもつ所定長さの箱状体で構成され、下段側のブー
ムに対して上段側のブームが順次摺動自在に嵌挿配置さ
れている。そして、上記伸縮ブーム3の全縮状態におい
ては、図2及び図3に示すように、上記各ブーム3A〜
3Dはその全長に亙って略重合した状態とされる。
【0030】ベースブーム3A 上記ベースブーム3Aは、上記各ブーム3A〜3Dのう
ち、最大の断面寸法をもち、その基端部3A1が上記旋
回台2に枢支されることで上下方向に起伏自在とされる
とともに、その軸方向中段部の下面側には、上記旋回台
2との間に跨がって上記起伏用油圧シリンダ6が取り付
けられる。
【0031】また、このベースブーム3Aの基端部3A
1の上面側には、後述する各油圧ホース111,11
1,・・と電線112,112,・・とを該ベースブー
ム3Aの基端部3A1側から該ベースブーム3Aの内側
に内挿配置される後述のセカンドブーム3Bの基端部3
1側に引き込むために次述の屈曲支持機構11が取り
付けられる。即ち、この屈曲支持機構11は、図2及び
図5に示すように、多数のリンク40,40,・・を相
互に折曲自在に連接してなる一対のリンク列39,39
を所定間隔をもって平行配置して構成され、これら一対
のリンク列39,39の間において上記油圧ホース11
1,111,・・と電線112,112,・・を支持す
るようになっている。
【0032】そして、この実施形態においては、上記屈
曲支持機構11を上記ベースブーム3Aの基端部3A1
の上面側に配置するために、該ベースブーム3Aの上面
板3Aaに次述の開口30を設けている。即ち、図2、
図4及び図8に示すように、上記ベースブーム3Aの基
端部3A1における上面板3Aaには、該基端部3A1
の端部に開口し且つここから先端部3A2側に向かって
延びる所定幅の直線状切欠を設け、これを上記開口30
とし、この開口30部分に上記屈曲支持機構11を配置
するようにしている。さらに、この開口30を形成した
ことによる上記ベースブーム3Aの強度低下、特に上記
上面板3Aaの開き変形を防止するために、該開口30
の口縁部分に次述の補強部材31を配置している。
【0033】上記補強部材31は、例えば、所定幅の板
材の両縁部をそれぞれ矩形状に折曲させて形成されるも
のであって、矩形断面形状をもつ左右一対の閉断面部3
1a,31aと、該一対の閉断面部31a,31aの上
面間に跨がって延びる平板状の延設部31bとを備えて
いる。そして、この補強部材31は、図4及び図8に示
すように、上記一対の閉断面部31a,31aをそれぞ
れ上記開口30の側縁部に対応させた状態で上記上面板
3Aa上に取り付けられる。
【0034】従って、この補強部材31を設けたことに
より、上記上面板3Aaの上記開口30形成部分は、該
補強部材31によってその強度が補強され所要の強度性
能をもつことになる。また、この補強部材31の配置に
より、上記開口30はその上面側が上記延設部31b上
下方向に所定の間隔をもった状態で覆われ、該延設部3
1bと上記一対の閉断面部31a,31aとにより上記
開口30を介して上記ベースブーム3Aの内部に連通す
る空間部32が形成される。
【0035】そして、上記屈曲支持機構11は、上記開
口30の上側に位置する上記空間部32と下側に位置す
る上記ベースブーム3Aの内部空間との間に跨がって略
U字状に折曲自在に配置され、その一端11aはブラケ
ット41を介して上記補強部材31の延設部31bのブ
ーム先端寄り端部の下面側に固定されている。また、上
記屈曲支持機構11の他端11bは、図5に示すよう
に、後述するセカンドブーム3Bの基端部3B1の上面
板3Baの内側にブラケット42を介して固定されてい
る。
【0036】尚、この実施形態においては、上述のよう
に、上記屈曲支持機構11の一端11aを上記ブラケッ
ト41を介して上記補強部材31の延設部31bのブー
ム先端寄り端部の下面側に固定しているが、本願発明は
かかる構成に限定されるものではない。即ち、本願発明
においては上記屈曲支持機構11を上記ベースブーム3
Aの基端部3A1の外面板側に配置することを基本思想
とするものであり、従って特許請求の範囲中の「外面
板」は、この実施形態のように上記ベースブーム3Aの
上面板3Aaを指すに止まらず、側面板3Abと下面板
3Ac(図10を参照)をも指すものである。このた
め、例えば上記屈曲支持機構11を上記側面板3Abあ
るいは下面板3Ac側に配置する構成を採用した場合に
は、これら側面板3Abあるいは下面板3Acに上記開
口30が形成され、且つこの開口30に対応して上記補
強部材31が配置され、この補強部材31における延設
部31bのブーム先端寄り端部の内面側に固定されるこ
とになる。さらに、上記屈曲支持機構11の一端11a
の固定構造も、上記実施形態の構造に限られるものでは
なく、例えば上記実施形態の如く上記ベースブーム3A
の上面板3Aa、側面板3Ab又は下面板3Acに対し
て直接固定する構造とか、これら各部位に対して他の部
位から適宜のサポート部材を延出させてこれに固定する
構造(例えば、サポート部材を側面板3Ab側から上面
板3Aa側に延出配置し、該上面板3Aa側においてこ
のサポート部材に固定する構造)等を採用することがで
きるものである。
【0037】以上の構成により、上記屈曲支持機構11
は、上記セカンドブーム3Bが上記ベースブーム3Aに
対して伸縮作動すると、上記一端11aと他端11bと
の相対位置の変化に対応してその屈曲点の位置が順次移
動することで該セカンドブーム3Bの伸縮動作に追従す
ることになる。尚、この場合、図8に示すように、上記
屈曲支持機構11の一対のリンク列39,39はそれぞ
れ上記補強部材31の各閉断面部31a,31aの内側
壁面に近接対向しており、該内側壁面によって左右方向
の振れ止めがなされる。
【0038】また、上記屈曲支持機構11には、図2、
図9及び図10に示すように、上記旋回台2側から上記
ベースブーム3Aの基端部3A1の上面側を通って上記
開口30の前端側に引き込まれる五本の引込用油圧ホー
ス104,104,・・と三本の電線112,112,
112とが相互に所定間隔をもって延設され且つここに
支持されている。そして、上記各引込用油圧ホース10
4,104,・・は、上記屈曲支持機構11の他端11
b側から引き出された後、該他端11bの前方に位置す
るようにして上記セカンドブーム3Bの基端部3B1
内面に基台35を介して固定されたジョイント体36を
介して、上記伸縮ブーム3の内部に配置される後述の油
圧ホース111,111,・・の一端にそれぞれ接続さ
れる。また、上記電線112,112,112は、上記
屈曲支持機構11の他端11b側から引き出された後、
上記ジョイント体36において各クランプ38,38に
より該ジョイント体36側に固定され、さらにそのまま
該ジョイント体36から上記伸縮ブーム3の内部側に引
き込まれる。
【0039】この各油圧ホース111,111,・・と
電線112,112,112の伸縮ブーム3内における
配置状態は後述する。また、上記ジョイント体36が固
定される上記基台35には、左右一対のブラケット3
7,37が設けられており、これら各ブラケット37,
37には後述する縮小用ワイヤー107,107の一端
が連結される。
【0040】尚、この実施形態においては、上述のよう
に上記油圧ホース111はこれを上記ジョイント体36
において上記引込用油圧ホース104に接続する構成と
しているが、本願発明はかかる構成に限定されるもので
はなく、例えば上記油圧ホース111を、上記引込用油
圧ホース104を含む連続構造とし、これを上記ジョイ
ント体36の配置部位において上記セカンドブーム3B
の基端部3B1の内面側に支持させる構成とすることも
できる。また同様に、この実施形態においては上記電線
112を上記ベースブーム3Aの上面側からその基端部
3A1を通って上記セカンドブーム3Bの内部側に引き
込まれる連続構造としているが、本願発明はかかる構成
に限定されるものではなく、例えば他の実施形態におい
ては、該電線112を上記ジョイント体36部分におい
て、上記ベースブーム3Aの上面側に配置される部分と
該ジョイント体36からさらに上記セカンドブーム3B
の内部側に引き込まれる部分とからなる分割構造とし、
これら両者を上記ジョイント体36部分において接続す
る構成とすることもできるものである。さらに、この実
施形態においては、上記引込用油圧ホース104は、そ
の基端側を上記補強部材31の上面側に設けたジョイン
ト部材117において上記旋回台2側から上記ベースブ
ーム3Aの基端部3A1の上面側を通して引き出される
油圧ホースに接続する構成とし、また上記電線112は
上記旋回台2側からそのまま上記ジョイント部材117
部分を通過して上記屈曲支持機構11側に引き込んでい
るが、かかる構成に代えて、例えば上記引込用油圧ホー
ス104を上記旋回台2側から連続した構成としたり、
上記電線112を上記ジョイント部材117部分におい
て上記旋回台2側の部分と上記屈曲支持機構11側の部
分とに分割した接続構造とすることもできるものであ
る。
【0041】一方、上記ベースブーム3Aの基端部3A
1寄り部分における断面方向略中央位置には、矩形断面
をもつ所定長さの直杆体でなるポスト12が、該ベース
ブーム3Aの軸心と平行に配置されている。そして、こ
のポスト12は、ブーム基端側の一端12aを上記ベー
スブーム3Aの基端部3A1に固定せしめる一方、ブー
ム先端側の他端12bを上記ベースブーム3Aの先端部
3A2の近傍に位置させ且つ該他端12bに設けたガイ
ドプレート14を介して後述する伸縮用油圧シリンダ7
に支持させている。さらに、このポスト12の他端12
bの両側面には、それぞれシーブアセンブリ17,17
が備えられている。
【0042】この左右一対のシーブアセンブリ17,1
7は、図12に示すように、共に5本の溝をもち、その
一方のシーブアセンブリ17には三本の油圧ホース11
1,111,111と電線112と縮小用ワイヤー10
7とがそれぞれ巻掛けられ、また他方のシーブアセンブ
リ17には2本の油圧ホース111,111と2本の電
線112と縮小用ワイヤー107がそれぞれ巻掛けられ
る。
【0043】また、図5及び図8に示すように、上記ポ
スト12の一端12aには、三個の調整ボルト113,
113,113が設けられ、この各調整ボルト113,
113,113には、上記ポスト12の内部を通って配
置される後述する三本のサードブーム伸用ワイヤー10
5,105,105の一端105a,105a,105
がそれぞれ連結されている。さらに、上記ベースブーム
3Aの基端部3A1の端面上で、且つサードブーム3C
とトップブーム3Dとの間の側部空間に対応する位置に
は、左右一対の調整ボルト114,114が配置されて
おり、該各調整ボルト114,114には後述するトッ
プブーム伸用ワイヤー106,106の一端が連結され
ている。
【0044】セカンドブーム3B 上記セカンドブーム3Bは、上記ベースブーム3Aの内
部に摺動自在に内挿される箱状体であって、上記伸縮ブ
ーム3の全縮状態においては図2及び図3に示すよう
に、その基端部3B1は上記ベースブーム3Aの基端部
3A1の直前方に位置し、またその先端部3B2は上記ベ
ースブーム3Aの先端部3A2の直後方側に位置してい
る。そして、このセカンドブーム3Bは、上述のように
次述の伸縮用油圧シリンダ7によって上記ベースブーム
3Aに対して伸縮駆動される。
【0045】上記伸縮用油圧シリンダ7は、上記ベース
ブーム3Aと上記セカンドブーム3Bとの間に配置され
るものであって、上記ポスト12と略同等の軸長をもつ
シリンダチューブ7Aとこれに内挿されたシリンダロッ
ド7Bとを備え、該シリンダロッド7Bを上記ベースブ
ーム3Aの基端部3A1の端面側に向けた状態で、上記
ポスト12の直下方に該ポスト12と平行に配置されて
いる。
【0046】そして、この伸縮用油圧シリンダ7は、そ
のシリンダロッド7Bの先端をシリンダピン24を介し
て上記ベースブーム3Aの基端部3A1に枢支せしめる
一方、上記シリンダチューブ7Aのブーム基端寄りの端
部はこれをシリンダピン23を介して上記セカンドブー
ム3Bの基端部3B1に枢支せしめている。従って、上
記伸縮用油圧シリンダ7の伸縮動作に伴って上記セカン
ドブーム3Bは上記ベースブーム3Aに対して伸長・縮
小することになる。
【0047】また、上記伸縮用油圧シリンダ7のシリン
ダチューブ7Aを上記セカンドブーム3Bに枢支する上
記シリンダピン23には、次述する左右一対のシーブア
センブリ15,15が取り付けられている。このシーブ
アセンブリ15は、上記ポスト12の他端12bに設け
た上記シーブアセンブリ17,17に対応するものであ
って、図10に示すように、その一方のシーブアセンブ
リ15には三本の油圧ホース111,111,111と
電線112と縮小用ワイヤー107とが巻掛けられ、ま
た他方のシーブアセンブリ15には2本の油圧ホース1
11,111と2本の電線112と縮小用ワイヤー10
7が巻掛けられる。
【0048】一方、上記伸縮用油圧シリンダ7における
上記シリンダチューブ7Aのブーム先端側の端部には、
ブラケット13を介してシーブアセンブリ16が設けら
れている。このシーブアセンブリ16は、上記ポスト1
2の内部を通って上記ベースブーム3Aの基端部3A1
側からブーム先端側に引き出される三本の上記サードブ
ーム伸用ワイヤー105,105,105が巻掛けられ
るものであって、図11に示すように、ブーム幅方向に
おいて上記ポスト12の中心に対応するようにして配置
されている。
【0049】さらに、上記ブラケット13の先端には、
上記シリンダチューブ7Aの端部を、後述のサードブー
ム3C及びトップブーム3Dに対して支持するローラ2
1が設けられている。また、上記ブラケット13の上記
ローラ21の近傍位置には、左右一対のシーブ20,2
0が設けられており、該シーブ20,20には上記縮小
用ワイヤー107,107がその上面側から巻掛けられ
る。さらに、上記ブラケット13の左右両側には、それ
ぞれ上下一対のガイド22,22が配置されており、こ
の上下一対のガイド22,22の内側には上記油圧ホー
ス111と電線112がそれぞれ挿通される。
【0050】一方、上記ブラケット13の上部には、図
6及び図7に示すように、上記ブラケット13から左右
両側に延出配置されて上記トップブーム3Dの側板の内
面に近接対向することで上記伸縮用油圧シリンダ7の左
右方向への振れ止めを行う左右一対の側方ガイド板4
6,46と、上記ブラケット13の上面側に位置し上記
トップブーム3Dの上面板の内面に近接対向することで
該伸縮用油圧シリンダ7の上方向への振れを規制する上
面ガイド板51と、次述の振止機構45とが設けられて
いる。
【0051】上記振止機構45は、上記サードブーム3
Cの側壁と上記トップブーム3Dの側壁に対して選択的
に対向して上記伸縮用油圧シリンダ7の端部の左右方向
の振れを抑制するためのものであって、上記ブラケット
13の左右両側にそれぞれ配置される。この振止機構4
5は、上記ブラケット13から側方に突設したブラケッ
ト47の先端側に支点ピン49を介してガイドローラ4
8を揺動自在に取り付けるとともに、該ガイドローラ4
8をスプリング50によって常時上記ブラケット13か
ら離間する方向に付勢して構成される。そして、上記振
止機構45は、これが上記サードブーム3C内に位置し
ているときには、図7に実線図示するように該サードブ
ーム3Cの側壁に当接して転動可能とされる一方、上記
トップブーム3D内に位置しているときには図7に鎖線
図示するように上記スプリング50の付勢力に抗して内
方へ揺動変位して該トップブーム3Dの側壁に当接して
転動可能とされる。このように上記ガイドローラ48を
上記スプリング50によって付勢する構成とすること
で、上記伸縮ブーム3の伸縮に伴って上記伸縮用油圧シ
リンダ7の端部が上記サードブーム3Cとトップブーム
3Dとの間で移動する場合、これら両者の間隔が後述す
るように他のブーム間の間隔に比して大きくても、上記
ガイドローラ48は円滑にこれら両者間を移動し、該ガ
イドローラ48による横振れ抑制作用が的確になされる
ことになる。
【0052】サードブーム3C 上記サードブーム3Cは、上記セカンドブーム3Bの内
部に摺動自在に内挿される箱状体であって、上記伸縮ブ
ーム3の全縮状態においては図2及び図3に示すよう
に、その基端部3C1は上記セカンドブーム3Bの基端
部3B1の直前方に位置し、またその先端部3C2は上記
セカンドブーム3Bの先端部3B2の直前方側に位置し
ている。そして、このサードブーム3Cの基端部3C1
には、図5に示すように、ブラケット43が設けられる
とともに、該ブラケット43には後述するサードブーム
伸用ワイヤー105の端部105bに設けた索端止10
8が連結されている。尚、、このブラケット43は、左
右一対設けられており、上記サードブーム3Cの幅方向
における取付位置は、上記伸縮用油圧シリンダ7側に設
けられた上記シーブアセンブリ16,16に対応する位
置とされている。
【0053】また、上記サードブーム3Cの先端部3C
2の左右両側壁の内側には、図3及び図11に示すよう
に、左右一対の前側シーブ19,19が、該サードブー
ム3Cの側壁とトップブーム3Dの側壁との間隔内に位
置するようにしてそれぞれ配置されているとともに、該
各前側シーブ19,19のブーム基端側部位には索端止
109,109が、それぞれ配置されている。尚、この
索端止109には後述のトップブーム伸用ワイヤー10
6の一端が連結されるとともに、上記索端止109には
後述の後側シーブ18において折り返された上記トップ
ブーム伸用ワイヤー106が巻掛けられる。
【0054】トップブーム3D 上記トップブーム3Dは、上記サードブーム3Cの内部
に摺動自在に内挿される箱状体であって、上記伸縮ブー
ム3の全縮状態においては図2及び図3に示すように、
その基端部3D1は上記サードブーム3Cの基端部3C1
の直前方に位置し、またその先端部3D2は上記サード
ブーム3Cの先端部3C2の直前方側に位置している。
このトップブーム3Dの基端部3D1の左右両側板の外
面には、図2及び図12に示すように、それぞれ後側シ
ーブ18,18が配置されている。この各後側シーブ1
8,18は、上記サードブーム3Cの側壁とトップブー
ム3Dの側壁との隙間に位置しており、上記前側シーブ
19,19にそれぞれ巻掛けられた上記トップブーム伸
用ワイヤー106が巻掛けられる。
【0055】尚、このように、上記後側シーブ18と前
側シーブ19を共に上記サードブーム3Cとトップブー
ム3Dとの間の側部空間内に配置する必要上、これら両
者間の側部空間の間隔は、他のブーム間の側部空間の間
隔よりも広くなっている。
【0056】さらに、上記トップブーム3Dの先端部3
2には、図3に示すように、その前端開口を閉塞する
ようにして端面板26が設けられるとともに、該端面板
26には該先端部3D2の上方側においてブーム前後方
向に延びるシリンダ支持アーム10が取り付けられてい
る。そして、このシリンダ支持アーム10には上記作業
デッキ5のレベリングを行うためのレベリング用油圧シ
リンダ8(特許請求の範囲中の「作業手段」に該当す
る)が設けられている。
【0057】また、上記端面板26の上下方向略中央位
置には、油圧用のジョイントアセンブリ27が取り付け
られており、該ジョイントアセンブリ27には、上記各
油圧ホース111,111,・・の一端が接続される。
さらに、上記端面板26の下端部には調整ボルト115
が取り付けられるとともに、該調整ボルト115には上
記縮小用ワイヤー107の一端が連結されている。
【0058】ワイヤーと油圧ホース及び電線の張設構造 続いて、上記各ワイヤー105〜107と、上記各油圧
ホース111,111,・・及び上記各電線112,1
12,・・の張設構造を図13〜図16を参照して説明
する。
【0059】図13には、上記トップブーム伸用ワイヤ
ー106の張設構造を示している。このトップブーム伸
用ワイヤー106は、その一端106aが上記ベースブ
ーム3Aの基端部3A1に設けた上記調整ボルト114
に連結されている。そして、該調整ボルト114からブ
ーム先端側に引き出された上記トップブーム伸用ワイヤ
ー106は、上記サードブーム3Cの先端部3C2に設
けた上記前側シーブ19に巻掛けられた後、ブーム基端
側に折り返されて上記トップブーム3Dの基端部3D1
に設けた上記後側シーブ18に巻掛けられ、さらにこの
後側シーブ18においてブーム先端側に折り返され、そ
の他端106bは上記サードブーム3C側の上記索端止
109に連結される。
【0060】図14には、上記サードブーム伸用ワイヤ
ー105の張設構造を示している。このサードブーム伸
用ワイヤー105は、その一端105aが上記ベースブ
ーム3Aの基端部3A1に設けた上記調整ボルト113
に連結されている。そして、この調整ボルト113から
上記ポスト12の内部を通ってブーム先端側に引き出さ
れた上記サードブーム伸用ワイヤー105は、上記伸縮
用油圧シリンダ7の端部に設けた上記シーブアセンブリ
16に巻掛けられてブーム先端側に折り返された後、上
記サードブーム3Cの基端部3C1側に引き出され、そ
の他端105bは該基端部3C1に設けた上記索端止1
08に連結されている。
【0061】図15には、上記縮小用ワイヤー107の
張設構造が示されている。この縮小用ワイヤー107
は、その一端107aが上記セカンドブーム3Bの基端
部3B 1に設けた上記索端止110に連結されている。
そして、この索端止110からブーム先端側に引き出さ
れた上記縮小用ワイヤー107は、上記ポスト12の端
部に設けた上記シーブアセンブリ17に巻掛けられてブ
ーム基端側に折り返された後、上記セカンドブーム3B
の基端部3B1に設けた上記シーブアセンブリ15に巻
掛けられ、さらにブーム先端側に折り返される。そし
て、このシーブアセンブリ15からブーム先端側に折り
返された上記縮小用ワイヤー107は、上記伸縮用油圧
シリンダ7の端部に設けた上記シーブ20に対してその
上方側から巻掛けられ、そのまま上記トップブーム3D
の先端部3D2側に引き出され、その他端107bは該
先端部3D2に設けた上記調整ボルト115に連結され
る。
【0062】以上の各ワイヤー105〜107の張力
と、上記伸縮用油圧シリンダ7の伸縮力とによって上記
伸縮ブーム3が伸縮駆動される。
【0063】一方、図16には、上記各油圧ホース11
1,111,・・と各電線112,112,・・の張設
構造を示している。これら両者は、上記トップブーム3
Dの先端部3D2における連結位置が異なるのみで、そ
れ以外の張設経路は同一とされている。即ち、上記各油
圧ホース111,111,・・と各電線112,11
2,・・の一端111a,112aは、共に上記屈曲支
持機構11の他端11bから上記セカンドブーム3Bの
基端部3B1に設けた上記ジョイント体36側に引き出
されて該ジョイント体36に連結あるいは固定された
後、該ジョイント体36からからブーム先端側に引き出
される。そして、先ず、上記ポスト12の端部に設けた
上記シーブアセンブリ17に巻掛けられてブーム基端側
に折り返された後、さらに上記セカンドブーム3Bの基
端部3B1に設けた上記シーブアセンブリ15に巻掛け
られてブーム先端側へ折り返される。そして、これら油
圧ホース111,111,・・と電線112,112,
・・は、上記伸縮用油圧シリンダ7の端部に設けた上記
上下一対のガイド22,22の間を通って上記トップブ
ーム3Dの先端部3D2側に引き出され、且つ上記油圧
ホース111の他端11bは上記ジョイントアセンブリ
27に連結され、また上記電線112はコネクター11
6に連結される。
【0064】尚、これら上記各油圧ホース111,11
1,・・は、上記レベリング用油圧シリンダ8及び上記
油圧モータ9への油圧の給排に使用される。また、上記
電線112,112,・・は、上記作業デッキ5側の上
記操作盤29への送電あるいは信号通信に使用される。
さらに、この実施形態においては、上述のように、上記
油圧ホース111,111,・・と電線112,11
2,・・を上記トップブーム3Dの先端部3D2におい
て、上記レベリング用油圧シリンダ8及び上記油圧モー
タ9から延びる油圧ホースと上記操作盤29から延びる
電線に対してそれぞれ接続する構成としているが、本願
発明はかかる構成に限定されるものではなく、例えば上
記油圧ホース111及び電線112を、それぞれ上記ト
ップブーム3Dの内部側から上記レベリング用油圧シリ
ンダ8と上記油圧モータ9、及び上記操作盤29まで連
続して延びる構成とすることもできるものである。
【0065】このように、上記各油圧ホース111,1
11,・・及び上記各電線112,112,・・は、上
記ベースブーム3Aとセカンドブーム3Bの間において
は上記屈曲支持機構11を介して張設される一方、該屈
曲支持機構11から上記トップブーム3Dの先端部3D
2間での間においては上記縮小用ワイヤー107の張設
経路と同じ経路を介して張設されるものである。
【0066】尚、この実施形態においては、上記油圧ホ
ース111と電線112は、特許請求の範囲中の「索
体」に該当する。
【0067】特有の作用効果 以上の如く構成された上記伸縮ブーム3を備えた上記高
所作業車Zにおいては、次のような特有の作用効果が奏
せられるものである。
【0068】即ち、この高所作業車Zにおいては、上記
屈曲支持機構11の一端11aをベースブーム3Aの基
端部3A1からその先端部3A2側へ所定距離だけ離間し
た部位の上面板3Aa側に固定する一方、該屈曲支持機
構11の他端11bを上記ベースブーム3Aの基端部3
1を通して該ベースブーム3Aに内挿された上記セカ
ンドブーム3Bの基端部3B1に固定し、上記各油圧ホ
ース111,111,・・及び上記各電線112,11
2,・・の基端側部分を上記屈曲支持機構11に支持せ
しめた状態で上記ベースブーム3Aから上記セカンドブ
ーム3Bの基端部3B1との間に配置する一方、上記各
油圧ホース111,111,・・及び上記各電線11
2,112,・・の上記基端側部分以外の部分はこれを
上記セカンドブーム3Bの基端部3A1から上記伸縮ブ
ーム3の最先端側に位置する上記トップブーム3Dの先
端部3D2側に引き出し、該先端部3D2から上記レベリ
ング用油圧シリンダ8及び油圧モータ9側に取り出すよ
うにしている。このように、上記屈曲支持機構11を上
方スペースの制約が少ない上記ベースブーム3Aの基端
部3A1の上面側に配置することで、例えば従来のよう
に該屈曲支持機構11を上記ベースブーム3Aの先端部
3A2の上面側に配置した場合のように該屈曲支持機構
11の配置によって上記トップブーム3Dの先端部3D
2側における上方スペースが制約を受けるということが
ない。従って、上記トップブーム3Dの先端部3D2
に配置される上記レベリング用油圧シリンダ8を該先端
部3D2側に可及的に近づけて配置して上記高所作業車
Zの全高を低く抑えて高さ方向のコンパクト化を図るこ
とができ、特に全高寸法が法的規制を受ける高所作業車
Zにおいては、例えば、全高を法的規制の範囲内に維持
した状態で上記伸縮ブーム3を大型化して該高所作業車
Zの高能力化を図ることも可能である。尚、上記屈曲支
持機構11を、上記ベースブーム3Aの基端部3A1
おいてその側面板3Abあるいは下面板3Ac側に配置
した場合にも同様の作用効果が得られるものである。
【0069】また、上記各油圧ホース111,111,
・・及び上記各電線112,112,・・を、上記セカ
ンドブーム3Bの基端部3B1側に固定された上記屈曲
支持機構11の他端11bから上記セカンドブーム3
B、サードブーム3C及びトップブーム3Dの内部を通
して該トップブーム3Dの先端部3D2側に引き出す構
成としていることから、該セカンドブーム3Bの基端部
3B1から上記トップブーム3Dの先端部3D2にかけて
の範囲において上記各油圧ホース111,111,・・
及び上記各電線112,112,・・が上記伸縮ブーム
3の外部に露出するということがなく、従って、該各油
圧ホース111,111,・・及び該各電線112,1
12,・・が作業中に他の部材と干渉して損傷を受ける
ということが未然に且つ確実に防止され、それだけ上記
高所作業車Zの作動上の信頼性、あるいは耐久性の向上
が期待できる。
【0070】さらに、上記ベースブーム3Aの基端部3
1側の上記上面板3Aaに、該基端部3A1の端部に開
口し且つ該端部から上記屈曲支持機構11の一端11a
が固定された部位の近傍にかけてブーム軸方向に延びる
上記開口30を形成し、上記屈曲支持機構11を上記開
口30を通して移動させ得るようにしているので、該ベ
ースブーム3Aの上面板3Aaの上面側には、上記屈曲
支持機構11の上記一端11a側部分のみが存在し、上
記他端11b側部分は上記上面板3Aaよりも内側に存
在することになる。この結果、例えば、上記屈曲支持機
構11を上記ベースブーム3Aの上面板3Aa上におい
て二つ折り状に折り返す構成とする場合に比して、該屈
曲支持機構11の上記ベースブーム3Aの上面板3Aa
からの突出高さをより低く抑えることができ、延いては
上記高所作業車Zの高さ方向のコンパクト化がさらに促
進されることになる。
【0071】尚、この実施形態の如き構成に代えて、例
えば上記開口30を上記ベースブーム3Aの基端部3A
1における側面板3Abあるいは下面板3Acに形成
し、ここに上記屈曲支持機構11を配置するように構成
することもできる。そして、上記側面板3Ab側に上記
開口30を形成しここに上記屈曲支持機構11を配置す
る構成とした場合には、該屈曲支持機構11の配設に伴
う上記ベースブーム3Aの幅方向寸法の増加をより小さ
く抑えることができることから、例えば上記旋回台2の
幅方向のコンパクト化が促進されることになる。また、
上記下面板3Ac側に上記開口30を形成しここに上記
屈曲支持機構11を配置する構成とした場合には、該屈
曲支持機構11の配設に伴う上記ベースブーム3Aの下
方への突出寸法の増加を小さく抑えることができること
から、例えば上記ベースブーム3Aの下面側において上
記旋回台2との間に跨がって配置される上記起伏用油圧
シリンダ6の配置自由度が向上しそのレイアウト設計が
容易となる。
【0072】一方、この実施形態のものにおいては、上
記ベースブーム3Aの上記上面板3Aaの上記開口30
部分に、該上面板3Aaに対して所定間隔をもって対向
するとともに該上面板3Aaの上記開口30を挟んでそ
の面方向に対向する両縁部3Aa1,3Aa1同士を連結
する補強部材31を配置しているので、上記開口30を
設けて上記屈曲支持機構11の上記ベースブーム3Aの
上面板3Aaからの突出高さを低く抑えたことに伴う該
ベースブーム3Aの強度低下が上記補強部材31によっ
て補填され、これによって上記ベースブーム3Aの基端
部3A1側の高さ寸法のコンパクト化と該ベースブーム
3Aの強度性能の確保とが両立されるものである。
【0073】さらに、この実施形態のものにおいては、
上記セカンドブーム3Bの基端部3B1、即ち、上記伸
縮ブーム3の全縮状態においてその基端部3aの端面側
から外部に臨む位置に、上記ジョイント体36を配置
し、該ジョイント体36に上記各油圧ホース111,1
11,・・及び上記各電線112,112,・・を集中
させるとともに、上記縮小用ワイヤー107,107の
一端107a,107aを固定するようにしているの
で、これら各部材のよりコンパクトな配置構造が実現さ
れそのレイアウトの自由度が向上するとともに、これら
各部材の取付作業の容易化が図れるものである。
【0074】その他 (1) 上記実施形態においては、本願発明を高所作業
車Zに適用したものを例にとって説明しているが、本願
発明はかかる構成に限定されるものではなく、伸縮ブー
ムを備え且つその先端側に送油、送電用の索体を配置す
る必要があるような作業装置に広く適用できるものであ
って、例えば伸縮ブームの先端に各種の作業用アタッチ
メント(例えば、マニュピレータ、油圧工具、空圧工
具、電動工具等)を備えた装置にも適用できるものであ
る。
【0075】(2) 上記実施形態においては、上記伸
縮ブーム3の基端部3aから先端部3b側へ上記各油圧
ホース111,111,・・と上記各電線112,11
2,・・を張設する構成のものを例にとって説明した
が、本願発明はかかる張設部材の種類に限定されるもの
でないことは勿論であって、例えば、空圧工具用のエア
ホースを張設する構成のものにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる伸縮ブーム付き作業装置の実
施形態としての高所作業車の側面図である。
【図2】図1に示した高所作業車における伸縮ブームの
基端側部分の拡大図である。
【図3】図1に示した高所作業車における伸縮ブームの
先端側部分の拡大図である。
【図4】図2のIV−IV矢視図である。
【図5】図2のV部の拡大図である。
【図6】図3のVI部の拡大図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【図8】図5のVIII−VIII矢視図である。
【図9】図5のIX−IX矢視図である。
【図10】図5のX−X断面図である。
【図11】図3のXI−XI断面図である。
【図12】図3のXII−XII断面図である。
【図13】伸縮ブームのトップブーム伸用ワイヤーの取
り回し図である。
【図14】伸縮ブームのサードブーム伸用ワイヤーの取
り回し図である。
【図15】伸縮ブームの縮小用ワイヤーの取り回し図で
ある。
【図16】伸縮ブームにおける油圧ホース及び電線の取
り回し図である。
【符号の説明】
1は車両、2は旋回台、3は伸縮ブーム、3Aはベース
ブーム、3Bはセカンドブーム、3Cはサードブーム、
3Dはトップブーム、4はデッキ支持アーム、5は作業
デッキ、6は起伏用油圧シリンダ、7は伸縮用油圧シリ
ンダ、8はレベリング用油圧シリンダ、9は油圧モー
タ、10はシリンダ支持アーム、11は屈曲支持機構、
12はポスト、13はブラケット、14はガイドプレー
ト、15〜17はシーブアセンブリ、18は後側シー
ブ、19は前側シーブ、20はシーブ、21はローラ、
22はガイド、23はシリンダピン、24はシリンダピ
ン、30は開口、31は補強部材、35は基台、36は
ジョイント体、37はブラケット、38はクランプ、3
9はリンク列、40はリンク、41〜43はブラケッ
ト、45は振止機構、46は側方ガイド板、47はブラ
ケット、48はガイドローラ、49は支点ピン、50は
スプリング、51は上面ガイド板、Zは高所作業車であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F333 AA08 AB04 AC02 BA12 BD02 BE02 CA04 CB11 CB12 CB14 CB15 CB19 DA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(1)上に旋回自在に搭載された旋
    回台(2)に、伸縮ブーム(3)を起伏動自在に取り付
    けるとともに該伸縮ブーム(3)の先端部には作業手段
    (8,9)が備えられ、該作業手段(8,9)に対して
    上記旋回台(2)側から上記伸縮ブーム(3)を介して
    ホース、ケーブル等の可撓性を有する索体(111,1
    12)を配置してなる伸縮ブーム付き作業装置であっ
    て、 多数のリンクを相互に折曲自在に連接して構成され且つ
    略U字状に屈曲させて配置されその両端の相対変位を屈
    曲部の移動によって許容し得るようにした屈曲支持機構
    (11)の一端(11a)を上記伸縮ブーム(3)の最
    基端に位置する基端ブーム(3A)の基端部(3A1
    からその先端部(3A2)側へ所定距離だけ離間した部
    位の外面板(3Aa,3Ab.3Ac)側に固定する一
    方、該屈曲支持機構(11)の他端(11b)を上記基
    端ブーム(3A)の基端部(3A1)を通して該基端ブ
    ーム(3A)に内挿された中間ブーム(3B)の基端部
    (3B1)に固定し、 上記索体(111,112)の基端側部分を上記屈曲支
    持機構(11)に支持せしめた状態で上記基端ブーム
    (3A)から上記中間ブーム(3B)の基端部(3
    1)との間に配置する一方、 上記索体(111,112)の上記基端側部分以外の部
    分はこれを上記中間ブーム(3B)の基端部(3A1
    から上記伸縮ブーム(3)の最先端側に位置する先端ブ
    ーム(3D)の先端部(3D2)側に引き出し、該先端
    部(3D2)から上記作業手段(8,9)側に取り出す
    ようにしたことを特徴とする伸縮ブーム付き作業装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記基端ブーム(3A)の基端部(3A1)側の上記外
    面板(3Aa,3Ab.3Ac)に、該基端部(3
    1)の端部に開口し且つ該端部から上記屈曲支持機構
    (11)の一端(11a)が固定された部位の近傍にか
    けてブーム軸方向に延びる開口(30)を形成し、上記
    屈曲支持機構(11)を上記開口(30)を通して移動
    させ得るようにしたことを特徴とする伸縮ブーム付き作
    業装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記外面板(3Aa,3Ab.3Ac)の上記開口(3
    0)部分に、該外面板(3Aa,3Ab.3Ac)に対
    して所定間隔をもって対向するとともに該外面板(3A
    a,3Ab.3Ac)の上記開口(30)を挟んでその
    面方向に対向する両縁部同士を連結する補強部材(3
    1)を配置したことを特徴とする伸縮ブーム付き作業装
    置。
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