JP2000167828A - 樹脂ペレットとその製法及び該樹脂ペレットを用いた 成形用樹脂組成物 - Google Patents

樹脂ペレットとその製法及び該樹脂ペレットを用いた 成形用樹脂組成物

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JP2000167828A
JP2000167828A JP10349562A JP34956298A JP2000167828A JP 2000167828 A JP2000167828 A JP 2000167828A JP 10349562 A JP10349562 A JP 10349562A JP 34956298 A JP34956298 A JP 34956298A JP 2000167828 A JP2000167828 A JP 2000167828A
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thermoplastic resin
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continuous fiber
pellets
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Toshiro Kido
敏郎 木戸
Hideaki Yamamoto
英明 山本
Toru Yanagida
徹 柳田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Chuo Kaseihin Co Inc
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Chuo Kaseihin Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維束への含浸性が向上したジエン系単量体
を構成成分とする樹脂エマルジョンにより、マトリック
ス樹脂と混練する成形加工時の繊維の毛羽立ちや変色の
ない樹脂ペレットと、その製法及びこの樹脂ペレットを
用いた成形用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ジエン系単量体とエチレン系不飽和二重
結合を有する単量体との共重合によるガラス転移点20
℃以上の樹脂エマルジョンを、ガラス繊維、炭素繊維、
芳香族ポリアミド繊維および芳香族ポリエステル繊維か
ら選ばれ1種以上の連続繊維束に付着させて所定の条件
下で乾燥して樹脂の付着量を所定以上に確保した連続繊
維束をカットして樹脂ペレットとし、この樹脂ペレット
にマトリックス樹脂を配合して成形用樹脂組成物とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂成形品の成
形に使用する繊維によって強化された熱可塑性樹脂ペレ
ットと、該熱可塑性樹脂ペレットを得るための製法、並
びに該樹脂ペレットと他の熱可塑性樹脂とからなる成形
用樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形品の成形に使用する繊維によっ
て強化された熱可塑性樹脂ペレット(以下、単に樹脂ペ
レットという。)の製造方法としては、たとえば、 1)ガラス繊維のチョップドストランドと熱可塑性樹脂
をドライブレンドし、押出機で押し出し、ガラス繊維を
熱可塑性樹脂中に分散させてペレット化する押出成形法 2)ガラス繊維の連続繊維束、すなわち、ガラス繊維ロ
ービングを溶融した熱可塑性樹脂中を通過させ、いわゆ
るプルトルージョン法でガラス繊維を樹脂で被覆し、し
かる後切断してペレット化する樹脂被覆法 3)特公昭60−6764号公報などに開示され既に工
業的に利用されているガラス繊維ロービングを熱可塑性
樹脂エマルジョンに浸漬したのちに乾燥均一化し、しか
るのち切断してペレット化するエマルジョン浸漬方法 などが知られている。
【0003】一方、特開平7−144325号公報にお
いては、前記熱可塑性樹脂エマルジョンを使用せずに、
ガラス繊維束を非晶性樹脂の有機溶媒溶液中に浸漬させ
て乾燥後切断してペレット化する有機溶媒浸漬法が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の樹脂ペレ
ットの製造方法において、前記押出成形法は、ガラス繊
維の分散は良いがペレット化の工程でガラス繊維が砕か
れてガラス繊維による補強、強化効果が減少するという
問題があると共に、前記樹脂被覆法は、ガラスと熱可塑
性樹脂との相溶性があまり良くなく、成形品中に均一に
ガラス繊維が分散し難い難点がある。
【0005】一方、前記のエマルジョン浸漬法は、得ら
れたペレットをガラス繊維コンセントレートとして熱可
塑性樹脂と通常のタンブラーミキサーでドライブレンド
すると、ペレットの破損等による遊離繊維で毛玉の生成
が避け難く、この毛玉は成形品の外観を害するばかりで
なく、物性のバラツキの原因ともなっており、このた
め、成形の際には特殊なブレンド装置を必要としてい
る。また、このエマルジョン浸漬法では、炭素繊維のよ
うな切断が難しい繊維を用いた場合にはペレット化が困
難であり、ガラス繊維にゴム成分含有エマルジョンを使
用するとその乾燥が高温のときペレットの変色が避け難
い欠点があった。
【0006】他方、特開平7−144325号公報によ
る有機溶媒浸漬法は、作業環境に問題があると共に、ハ
ロゲン系の溶媒が残留すると成形機、金型の腐食の原因
にもなるが、前記エマルジョン浸漬法は、かゝる有機溶
媒浸漬法に比べて界面活性剤を含有しているため、水性
のガラス繊維と樹脂との密着性は良好であるという利点
を有している。
【0007】この発明の発明者等は、特に前記エマルジ
ョン浸漬法の現状に鑑み、ペレット化が容易で、成形品
中での繊維の分散状態が良く、遊離繊維の発生が少な
く、かつ変色の起こり難いペレットの製造を目的として
各種のエマルジョンについて鋭意研究の結果、繊維によ
って強化された優れた効果を発揮する熱可塑性樹脂ペレ
ットと、該熱可塑性樹脂ペレットを得るための製法、並
びに該樹脂ペレットと他の熱可塑性樹脂とからなる成形
用樹脂組成物の開発に成功した。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の樹脂ペレットは、ジエン系単量体とエチレン系不飽
和二重結合を有する単量体との共重合によって得られた
ガラス転移点が20℃以上の熱可塑性樹脂エマルジョン
を、ガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維およ
び芳香族ポリエステル繊維から選ばれた1種以上の連続
繊維束に付着させ、該熱可塑性樹脂エマルジョンの付着
した連続繊維束を当該熱可塑性樹脂のガラス転移点〜3
00℃の温度で乾燥溶融して繊維に対する熱可塑性樹脂
の付着量を5重量%以上とした連続繊維束を所定の長さ
に切断したことを特徴とするものである。
【0009】この発明の請求項2に記載の樹脂ペレット
の製法は、ガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊
維および芳香族ポリエステル繊維から選ばれた1種以上
の連続繊維束を、ジエン系単量体とエチレン系不飽和二
重結合を有する単量体との共重合によって得られるガラ
ス転移点が20℃以上の熱可塑性樹脂エマルジョンに浸
漬し、ついで、該熱可塑性樹脂エマルジョンが付着した
連続繊維束を当該熱可塑性樹脂のガラス転移点〜300
℃の温度で乾燥溶融させ、得られた連続繊維束を所定長
さに切断することを特徴とするものである。
【0010】この発明の請求項7に記載の成形用樹脂組
成物の発明は、この発明の請求項1に記載の樹脂ペレッ
トに他の熱可塑性樹脂を配合してなることを特徴とする
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の樹脂ペレットは、連続
繊維束を特定の物性を有する熱可塑性樹脂エマルジョン
(以下、単に樹脂エマルジョンという。)を浸漬し、そ
の表面を前記樹脂エマルジョンで被覆したものを所要の
長さに切断して得たもので、かくして得た樹脂ペレット
に他の熱可塑性樹脂(マトリックス樹脂)を配合して成
形用樹脂組成物とすることができる。
【0012】この発明の樹脂ペレットは、具体的には以
下の工程を順次実施することによって得ることができ
る。すなわち A.連続繊維束を開繊し、この開繊した連続繊維束を樹
脂エマルジョンの浸漬槽に浸漬して熱可塑性樹脂を連続
繊維束の表面に均一に付着させる工程 B.前記熱可塑性樹脂を付着させた連続繊維束を加熱し
て水分を蒸散させると共に、付着した樹脂固形分を乾燥
溶融して連続繊維束の表面を樹脂で被覆する工程 C.表面を熱可塑性樹脂で被覆した連続繊維束を冷却す
る工程 D.冷却した連続繊維束を所定の長さに切断して樹脂ペ
レットとする工程 からなるものである。
【0013】一方、この発明の成形用樹脂組成物は、前
記工程の実施によって得られた樹脂ペレットとマトリッ
クス樹脂としての他の熱可塑性樹脂とを配合したもの
で、この成形用樹脂組成物の成形には、たとえば、押出
成形機、射出成形機など通常の成形機を使用することが
でき、この成形用樹脂組成物はガラス繊維等の分散が均
一であるため各種の物性が優れ、かつ外観が平滑な成形
品とすることができる。
【0014】この発明で使用する連続繊維束の繊維の種
類については、ガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維および芳香族ポリエステル繊維を使用することが
できると共に、各種繊維を混合した繊維束の使用も可能
であリ、ガラス繊維、炭素繊維の表面を金属でメッキし
た繊維も使用可能である。
【0015】この発明で使用する樹脂エマルジョンは、
ジエン系単量体とエチレン系不飽和二重結合を有する単
量体との共重合によるガラス転移点が温度20℃以上の
ものである。
【0016】前記ジエン系単量体は、ブタジエン、イソ
プレン、クロロプレン等であり、かかるジエン系単量体
は、エチレン系不飽和二重結合を有する単量体を公知の
乳化剤を用いて乳化重合して共重合体とするものであ
る。
【0017】使用する前記樹脂エマルジョンのガラス転
移点が温度20℃未満のものは、組成的に言えばジエン
系単量体が過度に多量のものであるため、繊維の分散
性、熱変色が発生するおそれがある。一方、この温度が
例えば100℃を超えるものは、組成的にはジエン系単
量体が少ない場合であるためペレット化が不良で成形時
の毛玉生成の原因にもなる。したがって、このジエン系
単量体は、樹脂エマルジョンを構成する単量体の全量に
対し、2重量%〜40重量%使用量が繊維の分散性の向
上、熱変色の防止及びペレット化の容易性並びに毛玉発
生の防止などの面から好ましい。
【0018】かゝるジエン系単量体と共重合する単量体
としては、エチレン系不飽和二重結合を有するものであ
ればよく、たとえば、スチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエン等の芳香族ビニル単量体、メタクリル
酸、アルリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、
イタコン酸モノメチルエステル、マレイン酸モノメチル
エステル等の不飽和カルボン酸、同エステル;メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸エ
ステル;(メタ)アクリルニトリル等のシアノビニル化
合物、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の水酸
基含有ビニル化合物;(メタ)アクリルアミドやN−メ
チロール(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有単量
体;グリシジル(メタ)アクリレート等を挙げることが
できる。
【0019】使用する樹脂エマルジョンは、当該樹脂エ
マルジョンの単独でもよく、各種樹脂エマルジョンを混
合して使用することもできるので、たとえば、ブタジエ
ン−スチレン共重合樹脂エマルジョンと、アクリルニト
リル−スチレン共重合樹脂エマルジョンの混合エマルジ
ョンなどが使用でき、さらに、これに所望によって酸化
防止剤、熱安定剤、着色剤などを添加することができ
る。使用する樹脂エマルジョンの好ましい樹脂固形分
は、10重量〜70重量%の範囲である。
【0020】この発明でいうガラス転移点はDSCで測
定できるが、混合物の場合は、ガラス転移点が1点でな
いため、たとえば、3成分の場合は下記〔数1〕の式を
用いて決定する。
【0021】
【数1】
【0022】なお、前記〔数1〕中、 Tx:X成分のガラス転移点 Ty:Y成分のガラス転移点 Tz:Z成分のガラス転移点 x,y,z:各成分のモル比 を示す。
【0023】浸漬槽で連続繊維束に付着させる樹脂エマ
ルジョンの量は、該エマルジョンの乾燥後の繊維束への
付着樹脂量(固形分)として5重量%以上であり、好ま
しくは5〜50重量%、より好ましくは10〜30重量
%である。
【0024】この付着量が5重量%未満では連続繊維束
を構成する個々のモノフィラメントのマトリックス樹脂
中への分散が完全に行われず、ペレット化に際して樹脂
ペレットの割れが生じ易くなったり、ペレット化ができ
ない場合も生ずる。一方、50重量%を越えてもこれに
相応した厚みの被覆が得られず、繊維の含量も少なくな
る。
【0025】連続繊維束を樹脂エマルジョン中に浸漬す
る方法は、浸漬槽に樹脂エマルジョンを入れ、この樹脂
エマルジョン中を開繊させた連続繊維束を通過させるだ
けでもよいが、浸漬槽内に超音波発振器等の振動機を設
置し、この振動機で樹脂エマルジョンを振動させて浸漬
によるモノフィラメントへの被覆効果を向上させること
ができる。
【0026】前記の浸漬槽における連続繊維束の好まし
い通過速度は5〜30m/分で、この速度で浸漬槽を通
過させることによって、開繊させた連続繊維束に樹脂エ
マルジョンが付着して均一な被覆を形成することができ
る。
【0027】浸漬槽で浸漬処理によって樹脂エマルジョ
ンを付着させた連続繊維束は、ヒーターなどを備えた加
熱乾燥機で連続繊維束の表面に付着した樹脂エマルジョ
ンの水分の蒸散と樹脂の乾燥、溶融を図ってより確実に
被覆を形成させる。この加熱乾燥機には、電熱線等の輻
射熱を利用したヒーターの他、熱風を利用したものなど
で構成することができる。
【0028】樹脂エマルジョンを付着させた連続繊維束
を通過させるときの加熱乾燥機の内部温度は、付着した
樹脂エマルジョンの樹脂分のガラス転移点から300℃
の範囲の温度に保つことが必要で、使用する樹脂により
その適温は異なるが、たとえば、ブダジエン−スチレン
共重合樹脂では温度100℃〜300℃、アクリロニト
リル−ブダジエン−スチレン共重合樹脂では温度100
℃〜250℃の範囲での加熱溶融化が望ましい。
【0029】この溶融化の工程では、付着した樹脂エマ
ルジョン中の水分の蒸散と樹脂分の乾燥溶融均質化を行
なわれ、連続繊維束の表面被覆を確実にするので、樹脂
エマルジョンの加熱に際しては、樹脂の溶融粘度、耐熱
性に配慮し急激に高温雰囲気にさらすことは避けるべき
である。
【0030】かくして乾燥、溶融処理された連続繊維束
は、冷却部において空冷もしくは水冷によって冷却され
たのち、冷却部の後に配置したペレタイザーで3〜20
m/mの長さに切断して樹脂ペレットとする。
【0031】かくして得られた樹脂ペレットは、これを
マトリックス樹脂となる熱可塑性樹脂と目的とする繊維
濃度に合うように混合し、常法にしたがって成形機で成
形される。
【0032】この際、使用できる熱可塑性樹脂(マトリ
ックス樹脂)は、ガラス繊維に含浸させた樹脂と相溶性
のあるものが好ましく、これにはアクリロニトリル−ス
チレン共重合樹脂(AS)ポリスチレン樹脂(PS)、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂
(ABS)ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリフェニ
レンエーテル(PPE)およびポリアミド樹脂(PA)
等がある。
【0033】かゝるマトリックス樹脂と樹脂ペレットと
の間には比重差やペレットの形状に差異があることか
ら、ガラス濃度を所望の値に保つため定量供給装置、混
合装置を用いることが好ましい。
【0034】
【作用】この発明の樹脂ペレットは、ジエン系単量体を
一構成成分とした特定の樹脂エマルジョンを連続繊維束
に含浸させたので、連続繊維束への樹脂含浸量が大幅に
向上し、優れた弾力性を有する品質のよいものとするこ
とができ、変色性や繊維の毛羽立ちがなく、各種のマト
リックス樹脂への混練りによって分散性に優れた成形用
樹脂組成物を得ることができる。
【0035】この発明の樹脂ペレットの製法は、連続繊
維束をジエン系単量体を含有する単量体の共重合で得た
特定の樹脂エマルジョンに浸漬したのち、乾燥すること
によって所定量以上の樹脂を付着させた連続繊維束を容
易に得ることができ、かくして得た連続繊維束をカット
することによってペレットの変色性や繊維の毛玉の発生
がなく、各種のマトリックス樹脂への分散性に優れた高
い性能と品質の樹脂ペレットを得ることができる。
【0036】この発明の成形用樹脂組成物は、前記樹脂
ペレットの製法によって得られた優れた性能を有する樹
脂ペレットに、マトリックス樹脂としての他の熱可塑性
樹脂を配合することによって、高品質の繊維強化樹脂成
形品と得ることができる。
【0037】
【実施例】以下、この発明を実施例と比較例によってさ
らに具体的に説明する。なお、この実施例、比較例にお
いて、「%」「部」とあるのは、いずれも重量基準によ
るものである。
【0038】これら実施例および比較例において、成形
と評価のための装置及び用いた材料その他は下記の通り
である。 〈成形、評価のための装置〉 射出成形機 :IS55EPN 東芝機械(株)製 タンブラーミキサー:MT−50 (株)松井製作所製
【0039】 〈熱可塑性樹脂(マトリックス樹脂)〉 PS ;スタイロン〈登録商標〉680 旭化成工業(株)製 AS ;スタイラック〈登録商標〉AS783 同 上 ABS;スタイラック〈登録商標〉ABS100 同 上 PPE;ザイロン〈登録商標〉100Z 同 上 PC ;ノバレックス〈登録商標〉7022A 三菱エンジニアリングプラ スラスチック(株)製 PA ;レオナ〈登録商標〉1300S 旭化成工業(株)製
【0040】〈エマルジョン材料〉 S ;スチレン(ST)樹脂エマルジョン SB−1 ;スチレン(ST)−ブタジエン(BD)樹
脂エマルジョン(ST=56%、BD=44%) SB−2 ;スチレン(ST)−ブタジエン(BD)樹
脂エマルジョン(ST=99%、BD=1%) SB−3 ;スチレン(ST)−ブタジエン(BD)樹
脂エマルジョン(ST=80%、BD=20%) AS ;アクリロニトリル(AN)−スチレン(S
T)樹脂エマルジョン(AN=25%、ST=75%) ABS−1;アクリロニトリル(AN)−スチレン(S
T)−ブタジエン(BD)樹脂エマルジョン(AN=2
5%、ST=45%、BD=30%) ABS−2;アクリロニトリル(AN)−スチレン(S
T)−ブタジエン(BD)樹脂エマルジョン(AN=2
5%、ST=60%、BD=15%) SI ;スチレン(ST)−イソプレン(IP)樹
脂エマルジョン(ST=80%、IP=20%) SC ;スチレン(ST)−クロロプレン(CP)
樹脂エマルジョン(ST=80%、CP=20%) MBS ;メチルメタアクリレート(MMA)−スチ
レン(ST)−ブタジエン(BD)樹脂エマルジョン
(MMA=20%、ST=60%、BD=20%) MB ;メチルメタアクリレート(MMA)−ブタ
ジエン(BD)樹脂エマルジョン(MMA=80%、B
D=20%) NB ;アクリロニトリル(AN)−ブタジエン
(BD)樹脂エマルジョン(AN=85%、BD=15
%)
【0041】 〈繊維材料〉 ガラス硝子繊維ロービング(略称GF−R) ;RA−08 旭ファイバーグラス(株)製 炭素繊維ロービング(略称CF−R) ;HTA−W12K 東邦レーヨン(株)製 芳香族ポリアミド繊維ロービング(略称AF−R) :ケブラー〈登録商標〉49 東レ(株)製 芳香族ポリエステル繊維ロービング(略称EF−R) :旭化成ポリエステル〈登録商標〉(40デニール) 旭化成(株)製
【0042】〈評価、測定方法〉 1)毛玉発生の測定 AS樹脂ペレットと実施例及び比較例で作成した繊維含
有ペレットを用い、繊維濃度が20%になるように計量
混合し、この混合物1000gをタンブラーミキサーに
投入し、回転数50rpmにて20分間回転混合する。
回転混合後、タンブラーミキサー内の繊維毛玉、綿屑を
回収し重量(W)をg単位で測定する。ついで、下記の
式によって毛玉発生率(%)を計算する。 毛玉発生率(%)=毛玉、綿屑重量(W)÷200×1
00
【0043】2)熱変色性の評価 実施例及び比較例で作成したガラス繊維ペレットの熱変
色性の評価を下記のように評価した。 ○:ペレットの黄変が無く、白色である。 △:ペレットが多少黄変している。 ×:ペレットが茶褐色である。
【0044】3)ガラス繊維の分散性測定 実施例及び比較例で作成したガラス繊維ペレットと夫々
の熱可塑性樹脂を用い、乾燥が必要な熱可塑性樹脂は乾
燥し、ガラス繊維濃度が20%になるように計量混合
し、更にこの混合物100部に対してカーボンブラック
を0.3部加えて射出成形機を用いて通常の成形条件、
成形サイクルに従い、プレート(幅50mm×長90m
m×厚2.5mm)を成形し、プレート表面のガラス繊
維の分散状態を観察し、下記のように評価した。 ○:硝子繊維の白い塊(硝子繊維凝集体)が無く、硝子
繊維の分散が良好。 △:硝子繊維の白い塊が少々ある。 ×:硝子繊維の白い塊が多量にあり、繊維の分散不可で
ある。
【0045】4)炭素繊維の分散測定 実施例及び比較例で作成した炭素繊維含有ペレットと夫
々の熱可塑性樹脂を用い、乾燥が必要な熱可塑性樹脂は
乾燥し、炭素繊維濃度が10%になるように計量混合
し、さらに、この混合物100部に対して2酸化チタン
を1部を加えて射出成形機を用いて通常の成形条件、成
形サイクルに従い、プレート(幅50mm×長90mm
×厚2.5mm)を成形し、プレート表面の炭素繊維の
分散状態を観察し下記のように評価した。 ○:炭素繊維の黒い塊(硝子繊維凝集体)が無く、硝子
繊維の分散が良好。 △:炭素繊維の黒い塊が少々ある。 ×:炭素繊維の黒い塊が多量にあり、繊維の分散不可で
ある。
【0046】<実施例1〜4及び比較例1〜5>エマル
ジョンの種類としてSB−2又はSのエマルジョンを用
いて〔表1〕に示す繊維材料との組み合わせによる乾燥
融着条件で得た繊維束を、3mm長さの樹脂ペレットに
なるように回転刃からなるカッターで切断し、実施例1
〜4及び比較例1〜5の樹脂ペレットを得た。このペレ
ットの形状を〔表1〕に示す。
【0047】
【表1】
【0048】〔表1〕の実施例と比較例とを比較する
と、ジエン系単量体を用いないエマルジョンSを使用し
た比較例1では、樹脂付着量を10%としてもガラス繊
維の切断が不十分であるのに対し、ブタジエンを含有し
たSB−2エマルジョンでは容易にペレット化ができる
ことが判る。また、比較例2と実施例1を比較すること
によって、ガラス繊維の樹脂固形分付着量が2%の比較
例2では十分な切断ができないのに対し、樹脂付着量が
10%の実施例1では繊維を完全に切断することができ
る。さらに、比較例3、比較例4及び比較例5と、実施
例2、実施例3及び実施例4を比較することによって炭
素繊維と芳香族ポリアミド繊維および芳香族ポリエステ
ル繊維では樹脂固形分の付着量が5%以下では繊維を切
断できないことが判る。
【0049】<実施例5〜14及び比較例6〜12>
〔表2〕に示すエマルジョンと繊維材料との組み合わせ
と乾燥融着条件で長さ7mmの樹脂ペレットを作成し
た。ペレットの作成方法としては各種繊維材料を各々の
エマルジョンに浸漬し、乾燥基準で目標となる繊維含有
濃度になるようにエマルジョンを付着させ、夫々の温度
と滞留時間で乾燥、溶融させた後冷却して、ペレットに
切断した。得られた各ペレットについて、夫々の評価方
法にしたがって評価し、その結果を〔表2〕に示す。こ
れらのペレットについて、マトリックス樹脂となる各種
の樹脂と混合したときの繊維の分散性についても〔表
2〕に示す。
【0050】
【表2】
【0051】表2の比較例6と実施例5〜6および比較
例9と実施例7を比較することによりエマルジョン材料
のガラス転移点が−8℃(比較例6)と19℃(比較例
9)の場合はペレットの熱変色が著しくなり、また、各
種樹脂へのガラス繊維の分散性が低下することが判る。
【0052】これに対して、ガラス転移点が温度96℃
と温度42℃、温度54℃(実施例5,6及び7)の場
合は熱変色性とガラス繊維の分散性が共に良好である。
一方、比較例7と実施例5及び比較例8と実施例7を比
較することにより、ゴム成分を含有していないエマルジ
ョン材料で作成したペレットは、タンブラーミキサーの
混合でガラス繊維の毛玉が多量に発生することが判る。
【0053】他方、比較例11と実施例7を比較するこ
とによって、乾燥融着温度を350℃とした比較例11
はペレットの熱変色が著しく悪化し、各種樹脂へのガラ
ス繊維の分散性も低下することが判る。さらに、比較例
10と実施例7を比較すると、乾燥温度をガラス転移点
以下にする(比較例10)はガラス繊維の毛玉が多量に
発生し、ガラス繊維の分散性も悪化する。
【0054】比較例12と実施例7を比較すると、ガラ
ス繊維への固形分付着量が低下した比較例12では繊維
の毛玉が発生し、繊維の分散性も低下している。このこ
とは、前記実施例8および実施例9のゴム成分を、ブタ
ジエンからイソプレン又はクロロプレンに置き換えても
同様な結果となる。
【0055】実施例10〜11からスチレンをメチルメ
タアクリレート又はアクリロニトリルをスチレンに置き
換え、実施例12からアクリロニトリルをメチルメタア
クリレートンに置き換えても同様な結果となることが判
る。さらに、実施例12および実施例13において、ガ
ラス繊維を炭素繊維に入れ換えても同様な結果が得られ
る。
【0056】
【発明の効果】この発明の樹脂ペレットは、ジエン系単
量体を構成成分とした特定の樹脂エマルジョンを連続繊
維束に含浸させ、連続繊維束への樹脂含浸を向上させた
弾力性を有する優れた品質を有するため、得られたペレ
ットの変色性や繊維の毛玉の発生がなく、各種のマトリ
ックス樹脂への混練りによって分散性に優れた成形用樹
脂組成物を得ることができるものである。
【0057】この発明の樹脂ペレットの製法は、連続繊
維束をジエン系単量体を含有する単量体の共重合で得た
特定の樹脂エマルジョンに浸漬し、乾燥により所定量以
上の前記樹脂を付着させた連続繊維束を所要の長さにカ
ットしてペレットとするものであるため、複雑な設備や
煩瑣な作業を要することなく、従来の繊維強化樹脂ペレ
ットの製造工程をほゞ踏襲した簡単な工程によって、ペ
レットの変色性や繊維の毛玉の発生がなく、各種のマト
リックス樹脂への分散性に優れた高い性能と品質の樹脂
ペレットを得ることができる。
【0058】この発明の成形用樹脂組成物は、前記の優
れた性能を有する樹脂ペレットに、マトリックス樹脂と
しての他の熱可塑性樹脂を配合することによって、高品
質の繊維強化樹脂成形品とすることができるものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳田 徹 滋賀県八日市市清水町3−1−24 Fターム(参考) 4F072 AA06 AB06 AB09 AB10 AB22 AD02 AD41 AD42 AD52 AH03 AH34 AJ04 AJ19 4J002 AC03X AC06X AC07X AC08X AC09X BC05X BG04X CL06W DA016 DL006 FA04W FA046 FB26W FB266

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジエン系単量体とエチレン系不飽和二重
    結合を有する単量体との共重合によって得られたガラス
    転移点が20℃以上の熱可塑性樹脂エマルジョンを、ガ
    ラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維および芳香
    族ポリエステル繊維から選ばれた1種以上の連続繊維束
    に付着させ、該熱可塑性樹脂エマルジョンの付着した連
    続繊維束を当該熱可塑性樹脂のガラス転移点〜300℃
    の温度で乾燥溶融して繊維に対する熱可塑性樹脂の付着
    量を5重量%以上とした連続繊維束を所定の長さに切断
    したことを特徴とする樹脂ペレット。
  2. 【請求項2】 ガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミ
    ド繊維および芳香族ポリエステル繊維から選ばれた1種
    以上の連続繊維束を、ジエン系単量体とエチレン系不飽
    和二重結合を有する単量体との共重合によって得られる
    ガラス転移点が20℃以上の熱可塑性樹脂エマルジョン
    に浸漬し、ついで、該熱可塑性樹脂エマルジョンが付着
    した連続繊維束を当該熱可塑性樹脂のガラス転移点〜3
    00℃の温度で乾燥溶融させ、得られた連続繊維束を所
    定長さに切断することを特徴とする樹脂ペレットの製
    法。
  3. 【請求項3】 前記ジエン系単量体が、ブタジエン、イ
    ソプレン、クロロプレンから選ばれた1種以上の単量体
    であることを特徴とする請求項2に記載の樹脂ペレット
    の製法。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂エマルジョンを構成す
    る熱可塑性樹脂が、スチレン、アクリロニトリル、メチ
    ルメタアクリレートから選ばれた1種以上の単量体と、
    ジエン系単量体との共重合によるものであることを特徴
    とする請求項2又は3に記載の樹脂ペレットの製法。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂エマルジョンを構成す
    る熱可塑性樹脂が、スチレン−ブタジエン共重合体及び
    /又はアクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合
    体からなるものであることを特徴とする請求項2又は3
    に記載の樹脂ペレットの製法。
  6. 【請求項6】 前記の連続繊維束に付着する熱可塑性樹
    脂量が、乾燥基準で繊維の5〜50重量%であることを
    特徴とする請求項2に記載の樹脂ペレットの製法。
  7. 【請求項7】 ジエン系単量体とエチレン系不飽和二重
    結合を有する単量体との共重合によって得られたガラス
    転移点が20℃以上の熱可塑性樹脂エマルジョンを、ガ
    ラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維および芳香
    族ポリエステル繊維から選ばれた1種以上の連続繊維束
    に付着させ、該熱可塑性樹脂エマルジョンの付着した連
    続繊維束を当該熱可塑性樹脂のガラス転移点〜300℃
    の温度で乾燥溶融して繊維に対する熱可塑性樹脂の付着
    量を5重量%以上とした連続繊維束を所定の長さに切断
    して得た樹脂ペレットに他の熱可塑性樹脂を配合してな
    ることを特徴とする成形用樹脂組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062829A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Asahi Kasei Corp 炭素繊維含有ペレットの製法、炭素繊維含有ペレット及び成形用樹脂組成物
JP2006281492A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Toppan Printing Co Ltd 化粧材
JP2018104580A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 東レ・デュポン株式会社 ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維複合体、それを含むポリカーボネート樹脂複合材
JP2018104853A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 東レ・デュポン株式会社 ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維複合体、それを含むポリカーボネート樹脂複合材

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