JP2000166296A - 被駆動体の駆動方法および駆動装置とそれを用いたプリンタ - Google Patents

被駆動体の駆動方法および駆動装置とそれを用いたプリンタ

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JP2000166296A
JP2000166296A JP10336907A JP33690798A JP2000166296A JP 2000166296 A JP2000166296 A JP 2000166296A JP 10336907 A JP10336907 A JP 10336907A JP 33690798 A JP33690798 A JP 33690798A JP 2000166296 A JP2000166296 A JP 2000166296A
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振に起因する静定の遅れを良好に軽減ある
いはなくすことができる被駆動体の駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 ステッピングモータ7と、ステッピング
モータ7を制御する紙送りモータ制御用MPU31と、
無端伝動手段を含み、ステッピングモータ7の動力を被
駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する被駆動体の駆
動装置であって、ステッピングモータ7に供給する励磁
パルスのパルストレーンを、ステッピングモータ7を連
続駆動する駆動ステップ数毎に記憶するROM35を設
け、ROM35に記憶されたパルストレーンは、ステッ
ピングモータ7と動力伝達装置と被駆動体とで構成され
る駆動系の共振周波数付近を避けるように設定されてお
り、紙送りモータ制御用MPU31は、駆動ステップ数
に応じてROM35からパルストレーンを読み出してス
テッピングモータ7に励磁パルスを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばドットイ
ンパクトプリンタの用紙搬送装置のように、ステッピン
グモータにより無端伝動手段を介して被駆動体を駆動す
る、被駆動体の駆動方法および駆動装置と、それを用い
たプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばドットインパクトプリンタに採
用されている被駆動体の駆動装置として、印字の進行に
伴って、ステッピングモータにより無端ベルトを介して
被駆動体としての連続用紙を間欠的に搬送するように構
成されたものがある。
【0003】このような被駆動体の駆動装置では、無端
ベルトにより動力を伝達するため、共振周波数付近での
振動が大きく、ステッピングモータへの励磁パルスの供
給を停止しても、振動の影響で静定までに時間がかかる
という不都合があった。
【0004】特に、高速印字が可能なドットインパクト
プリンタでは、印字と紙送りとを短時間で交互に繰り返
すので、駆動装置の静定に許容される時間が極めて短い
ことから、上記のような被駆動体の駆動装置では、記録
ヘッドによる印字中に紙送りされてしまう結果となり、
印字品質の劣化を招いてしまう。
【0005】このような印字品質の劣化を防ぐために、
ステッピングモータの駆動周波数帯に駆動系の共振周波
数付近が含まれないように、駆動装置の機械設計を行う
ことが考えられる。
【0006】ところが、駆動系の共振周波数は、単一の
周波数ではなく、しかも、紙送りのステップ数によって
も変化するため、駆動装置の機械設計によって共振の影
響を避けることは現実的には不可能である。また、駆動
装置の機械設計によって共振に起因する静定の遅れをあ
る程度短縮できたとしても、駆動装置の1つの構成要素
の仕様や位置を変更しただけでも共振周波数が変化して
しまうことから、駆動装置の機種毎に綿密に機械設計お
よび製造を行う必要があり、量産性に欠けると同時に、
修理や調整が困難になってしまう。
【0007】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、共振に起因する静定の遅れを良好
に軽減あるいはなくすことができる被駆動体の駆動方法
および駆動装置と、それを用いたプリンタを提供するこ
とを、その課題とする。
【0008】上記の課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0009】本発明の第1の側面によれば、ステッピン
グモータにより無端伝動手段を介して被駆動体を駆動す
る被駆動体の駆動方法であって、ステッピングモータに
供給する励磁パルスのパルストレーンを、ステッピング
モータから被駆動体に至る駆動系の共振周波数付近を避
けるように、ステッピングモータを連続駆動する駆動ス
テップ数毎に設定し、それらのパルストレーンを記憶手
段に記憶させておき、駆動ステップ数に応じて記憶手段
からパルストレーンを読み出してステッピングモータに
励磁パルスを供給することを特徴とする、被駆動体の駆
動方法が提供される。
【0010】本発明の第2の側面によれば、ステッピン
グモータと、ステッピングモータを制御する制御装置
と、無端伝動手段を含み、ステッピングモータの動力を
被駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する被駆動体の
駆動装置であって、ステッピングモータに供給する励磁
パルスのパルストレーンを、ステッピングモータを連続
駆動する駆動ステップ数毎に記憶する記憶手段を設け、
記憶手段に記憶されたパルストレーンは、ステッピング
モータと動力伝達装置と被駆動体とで構成される駆動系
の共振周波数付近を避けるように設定されており、制御
装置は、駆動ステップ数に応じて記憶手段からパルスト
レーンを読み出してステッピングモータに励磁パルスを
供給する構成としたことを特徴とする、被駆動体の駆動
装置が提供される。
【0011】無端伝動手段としては、無端ベルトあるい
は無端チェインを用いることができるが、これらに限る
ものではない。
【0012】被駆動体としては、記録用紙やプラテンロ
ーラなどが考えられるが、これらに限るものではない。
【0013】パルストレーンとは、隣接励磁パルス間の
間隔すなわち励磁パルスの周期に対応する情報であり、
励磁パルスの周期が変化していくことによって、ステッ
ピングモータの回転数が変化する。励磁パルスは、各周
期におけるオン期間が常に一定であって、励磁パルスの
周波数は、周期の逆数で定義される。
【0014】記憶手段としては、各種の不揮発性メモ
リ、あるいは電池などで電源バックアップが施された揮
発性メモリが考えられるが、これらに限るものではな
い。
【0015】好ましい実施の形態によれば、記憶手段
は、駆動ステップ数毎に、パルストレーンを複数種類記
憶しており、制御装置は、外部からの指示に応じて、同
一駆動ステップ数の複数種類のパルストレーンのうちの
1つを記憶手段から読み出してステッピングモータに励
磁パルスを供給する。
【0016】本発明の第3の側面によれば、ステッピン
グモータにより無端伝動手段を介して被駆動体を駆動す
る被駆動体の駆動方法であって、ステッピングモータに
供給する励磁電流値を、ステッピングモータから被駆動
体に至る駆動系の共振周波数付近を避けるように、ステ
ッピングモータを連続駆動する駆動ステップ数毎に設定
して、それらを記憶手段に記憶させておき、駆動ステッ
プ数に応じて記憶手段から励磁電流値を読み出し、それ
に応じてステッピングモータに励磁電流を供給すること
を特徴とする、被駆動体の駆動方法が提供される。
【0017】本発明の第4の側面によれば、ステッピン
グモータと、ステッピングモータを制御する制御装置
と、無端伝動手段を含み、ステッピングモータの動力を
被駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する被駆動体の
駆動装置であって、ステッピングモータに供給する励磁
電流を可変させる励磁電流可変手段と、ステッピングモ
ータに供給する励磁電流値を、ステッピングモータを連
続駆動する駆動ステップ数毎に記憶する記憶手段とを設
け、記憶手段に記憶された励磁電流値は、ステッピング
モータと動力伝達装置と被駆動体とで構成される駆動系
の共振周波数付近を避けるように設定されており、制御
装置は、駆動ステップ数に応じて記憶手段から励磁電流
値を読み出し、それに応じて励磁電流可変手段を制御す
ることによりステッピングモータに励磁電流を供給する
構成としたことを特徴とする、被駆動体の駆動装置が提
供される。
【0018】本発明の第5の側面によれば、ステッピン
グモータと、ステッピングモータを制御する制御装置
と、無端伝動手段を含み、ステッピングモータの動力を
被駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する被駆動体の
駆動装置であって、無端伝動手段に当接する任意数のプ
ーリと、プーリの位置を変位させることにより無端伝動
手段の張力を可変させるプーリ制御装置と、プーリの位
置を、ステッピングモータを連続駆動する駆動ステップ
数毎に記憶する記憶手段とを設け、記憶手段に記憶され
たプーリの位置は、ステッピングモータと動力伝達装置
と被駆動体とで構成される駆動系の共振周波数付近を避
けるように設定されており、プーリ制御装置は、駆動ス
テップ数に応じて記憶手段からプーリの位置を読み出
し、それに応じてプーリの位置を変位させる構成とした
ことを特徴とする、被駆動体の駆動装置が提供される。
【0019】好ましい実施の形態によれば、記憶手段に
記憶されたプーリの位置は、駆動ステップ数毎に一定で
あり、共振周波数付近がステッピングモータの駆動周波
数帯から外れるように設定されている。
【0020】本発明の第6の側面によれば、ステッピン
グモータと、ステッピングモータを制御する制御装置
と、無端伝動手段を含み、ステッピングモータの動力を
被駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する駆動装置で
あって、ステッピングモータの回動軸に着脱可能なダン
パと、ダンパをステッピングモータの回動軸に着脱させ
ることによりステッピングモータの負荷を可変させるダ
ンパ制御装置と、ダンパの着脱指令を、ステッピングモ
ータを連続駆動する駆動ステップ数毎に記憶する記憶手
段とを設け、記憶手段に記憶されたダンパの着脱指令
は、ステッピングモータと動力伝達装置と被駆動体とで
構成される駆動系の共振周波数付近を避けるように設定
されており、ダンパ制御装置は、駆動ステップ数に応じ
て記憶手段からダンパの着脱指令を読み出し、それに応
じてダンパをステッピングモータの回動軸に着脱させる
構成としたことを特徴とする、被駆動体の駆動装置が提
供される。
【0021】本発明の第7の側面によれば、紙送り用の
駆動軸を無端伝動手段で連結したステッピングモータを
駆動源として間欠的に紙送りを行うプリンタにおいて、
ステッピングモータの加速時と減速時に供給されるパル
ストレーンの周波数変化を不連続として駆動源を含む動
力伝達系の共振周波数付近でのパルス供給を避けるよう
に構成した制御装置を有することを特徴とする、プリン
タが提供される。
【0022】本発明によれば、駆動系の共振周波数付近
を避けてステッピングモータを駆動するので、共振に起
因する静定の遅れを良好に軽減あるいはなくすことがで
きる。
【0023】したがって、たとえばドットインパクトプ
リンタの用紙搬送装置に採用した場合、高速印字を行う
ときや用紙厚が厚いときのように静定時間のマージンが
極めて少ないときでも、紙送りを規定の時間内に停止さ
せることができることから、印字の伸びやピッチずれを
なくすことができ、印字品質を良好に維持できる。
【0024】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0025】以下、本発明の好ましい実施の形態を、図
面を参照して具体的に説明する。
【0026】図1は、本発明に係る被駆動体の駆動装置
を採用したインパクトプリンタの要部の概略側面図であ
って、記録ヘッド1とプラテンローラ2との間隙には、
被搬送体としての連続紙からなる記録用紙3の搬送経路
と、インクリボン4の搬送経路とが位置している。記録
用紙3は、上トラクタ5と下トラクタ6とによって矢印
方向に搬送される。上トラクタ5および下トラクタ6
は、ステッピングモータ7によって、ステッピングモー
タ7の回動軸7bに取り付けられたプーリ7aおよび無
端ベルト8を介して回転駆動される。無端ベルト8は、
プーリ9によって張力を調整されている。
【0027】図2は、図1に示すインパクトプリンタの
要部の概略平面図、図3は、図2におけるA−A矢視断
面図であって、記録ヘッド1は、支持ロッド11に沿っ
て往復移動可能なリニアシャトル12に取付けられてい
る。記録ヘッド1には、図示しないが、主走査方向に1
2本、副走査方向に24本、合計288本のヘッドピン
を有するヘッドブロックが、主走査方向に沿って14個
設置されている。
【0028】プラテンローラ2の回転軸13の一端部に
は、プーリ14が取り付けられており、このプーリ14
と、ステッピングモータ15の出力軸16に固定された
プーリ17とにわたって、無端ベルト18が巻回されて
いる。無端ベルト18は、テンションローラ19によっ
て張力を調整されている。
【0029】一対の上トラクタ5は、回転軸21に取付
けられており、記録用紙3の幅方向両端部に所定間隔お
きに形成された搬送孔22を利用して記録用紙3を搬送
する。一対の下トラクタ6は、回転軸23に取付けられ
ており、記録用紙3の幅方向両端部に所定間隔おきに形
成された搬送孔22を利用して記録用紙3を搬送する。
【0030】プラテンローラ2の回転軸13の一端部に
は、電磁クラッチ24が取り付けられており、この電磁
クラッチ24は、内蔵しているソレノイドに通電されて
いない状態では、回転軸13を機械的にロックして回転
軸13の回転を阻止し、内蔵しているソレノイドに通電
されている状態では、回転軸13の機械的ロックを解除
して回転軸13の回転を許容する。
【0031】図4は、図1に示すインパクトプリンタの
概略回路ブロック図であって、紙送り用のステッピング
モータ7は、紙送りモータ制御用MPU31(micro pr
ocessing unit )31からのモータ制御信号すなわち励
磁パルスによって制御され、プラテン用のステッピング
モータ15は、プラテンモータ制御用MPU32からの
モータ制御信号によって制御される。電磁クラッチ24
は、プラテンモータ制御用MPU32からの制御信号に
よって制御される。紙送りモータ制御用MPU31およ
びプラテンモータ制御用MPU32は、上位MPU33
によって制御され、上位MPU33には、使用者によっ
て操作されるキースイッチ群を備えたオペレータパネル
34からの操作信号が入力される。紙送りモータ制御用
MPU31には、ステッピングモータ7からエンコーダ
信号が入力され、プラテンモータ制御用MPU32に
は、ステッピングモータ15からエンコーダ信号が入力
される。紙送りモータ制御用MPU31には、ROM
(read only memory)35、RAM(random access me
mory)36、およびタイマー回路37がバス接続されて
いる。またプラテンモータ制御用MPU32にも、RO
M、RAM、およびタイマー回路がバス接続されてい
る。
【0032】次に動作の概略を説明する。記録時には、
記録ヘッド1のヘッドピンが画像データに応じて選択的
に突出駆動され、ヘッドピンの先端がインクリボン4を
介して記録用紙3の記録面に当接する。これにより、イ
ンクリボン4のインクが記録用紙3の記録面にドット状
に転写され、画像データに応じた画像が記録される。こ
のとき、記録用紙3はプラテンローラ2により紙厚方向
の移動を規制されているので、ヘッドピンの衝撃により
記録用紙3が逃げることはない。このような動作が、リ
ニアシャトル12の支持ロッド11に沿う移動に伴って
繰り返され、記録用紙3の記録面に1バンド分の画像が
記録される。
【0033】リニアシャトル12の1回の往動あるいは
復動により1バンド分の画像が記録されると、上位MP
U33から紙送りモータ制御用MPU31に紙送り動作
が指令され、これにより紙送りモータ制御用MPU31
がステッピングモータ7にモータ制御信号を出力する。
この結果、ステッピングモータ7の出力軸が回動し、そ
の回動力がプーリ7aおよび無端ベルト8を介して回転
軸21,23に伝達されて、上トラクタ5および下トラ
クタ6が回動し、記録用紙3が図1の矢印方向に搬送さ
れる。このときの搬送量は、既に記録した領域と次に記
録すべき領域との距離によって決定され、その搬送量に
応じたステップ数だけステッピングモータ7が駆動され
る。すなわち、記録すべき文字や図形などの画像が記録
用紙3の搬送方向に連続した領域では、記録ヘッド1に
よる副走査方向の記録幅だけ記録用紙3が搬送される
が、記録すべき画像が存在しない空白領域や頁の境界部
分などでは、記録ヘッド1による副走査方向の記録幅よ
りも長い距離だけ記録用紙3が搬送される。また、たと
えば数字と罫線とを各別に記録して数表を完成させる場
合のように、重ね印刷するときには、記録用紙3を逆方
向に搬送する動作が加わる。
【0034】このように記録用紙3を搬送する場合、紙
送りモータ制御用MPU31は、上位MPU33から供
給される、モード指定情報と紙送りステップ数情報とに
応じて、ROM35からパルストレーンを読み出し、そ
れに応じてステッピングモータ7にモータ制御信号とし
ての励磁パルスを供給する。
【0035】すなわちROM35には、記録用紙3の搬
送量に対応する紙送りステップ数毎に2種類のパルスト
レーンが予め記憶されている。2種類のパルストレーン
とは、通常モードで使用するパルストレーンと、精細モ
ードで使用するパルストレーンとである。紙送りステッ
プ数毎というのは、たとえば、紙送りステップ数が10
0ステップまでは1ステップ毎にパルストレーンがRO
M35に記憶されており、紙送りステップ数が100ス
テップを越えて1000ステップまでは5ステップ毎に
パルストレーンがROM35に記憶されているというよ
うな意味であって、全ての紙送りステップ数について1
ステップ毎にパルストレーンがROM35に記憶されて
いるということでは必ずしもない。これらのパルストレ
ーンは、ステッピングモータ7から記録用紙3に至る駆
動系の共振周波数を避けるように、かつ、ステッピング
モータ7への励磁パルスの供給停止時から実際に記録用
紙3の移動が停止するまでの静定時間が所定時間内に収
まるように、実験などによって紙送りステップ数毎に決
定される。
【0036】たとえば通常モードでは、紙送りステップ
数が1000ステップの場合、図5に実線Aで示すよう
にステッピングモータ7に供給する励磁パルスの周波数
を変化させ、紙送りステップ数が200ステップの場
合、図5に実線Bで示すようにステッピングモータ7に
供給する励磁パルスの周波数を変化させる。このような
励磁パルスの周波数変化は、ROM35から読み出され
たパルストレーンに従って紙送りモータ制御用MPU3
1がステッピングモータ7に励磁パルスを供給すること
により実現される。励磁パルスは、オン期間が周期に係
わらず常に一定であり、周期の変化により周波数が変化
する。実線Aのa1 ,a2 部分、および実線Bのb1
2 部分のように、励磁パルスの周波数は、駆動系の共
振周波数付近を避けて設定されている。
【0037】精細モードでは、紙送りステップ数が10
00ステップの場合、図6に実線Cで示すようにステッ
ピングモータ7に供給する励磁パルスの周波数を変化さ
せ、紙送りステップ数が200ステップの場合、図6に
実線Dで示すようにステッピングモータ7に供給する励
磁パルスの周波数を変化させる。実線Cのc1 ,c2
分、および実線Dのd1 ,d2 部分のように、励磁パル
スの周波数は、駆動系の共振周波数付近を避けて設定さ
れている。精細モードの場合、通常モードと比較して、
ステッピングモータ7の減速期間が非常に長い。これ
は、静定時間を極力短くして、印字品質の劣化を確実に
防止するためである。すなわち、通常の状態では通常モ
ードでも静定時間は所定時間内に収まるのであるが、た
とえば記録用紙3の紙厚が厚い場合や、湿度などの影響
で記録用紙3の比重が重くなった場合には、記録用紙3
の慣性力が大きくなって、静定時間が長くなる恐れがあ
ることから、このような場合にも確実に印字品質の劣化
を防止できるように、精細モードを設けているのであ
る。通常モードと精細モードとの間の切替は、オペレー
タがオペレータパネル34のキースイッチに所定の操作
を施すことにより、それを上位MPU33が認識する結
果、実現される。
【0038】なお、プラテンローラ2および電磁クラッ
チ24は、プラテンモータ制御用MPU32により適切
に制御される。
【0039】このように、リニアシャトル12の往動お
よび復動毎に記録ヘッド1による記録と用紙搬送用駆動
源7による紙送りとが繰り返され、記録用紙3上に画像
が記録される。
【0040】図7は、図4に示す紙送りモータ制御用M
PU31によるステッピングモータ7の制御処理手順を
説明するフローチャートであって、このフローチャート
を参照しながら記録用紙3の挙動を説明する。
【0041】先ず紙送りモータ制御用MPU31が、上
位MPU33から紙送り動作指令が入力されたか否かを
判断する(S1)。
【0042】上位MPU33から紙送り動作指令が入力
されれば(S1:YES)、紙送りモータ制御用MPU
31が、通常モードであるか否かを判断する(S2)。
すなわち、上位MPU33からの紙送り動作指令には、
記録用紙3の紙送りステップ数と動作モード情報とが含
まれているので、動作モードが通常モードであるか精細
モードであるかを調べる。
【0043】動作モードが通常モードであれば(S2:
YES)、紙送りモータ制御用MPU31が、上位MP
U33からの紙送り動作指令に含まれている紙送りステ
ップ数に対応する、通常モード用のパルストレーンを読
み出す(S3)。そして紙送りモータ制御用MPU31
が、ROM35から読み出したパルストレーンに基づい
て励磁パルスを生成し、ステッピングモータ7に供給す
る(S4)。この励磁パルスの周波数は、紙送りステッ
プ数がたとえば1000ステップの場合、図5に実線A
で示すように変化する。これにより、記録用紙3がステ
ッピングモータ7の励磁パルスの周波数に応じた速度で
搬送される。
【0044】次に紙送りモータ制御用MPU31が、ス
テッピングモータ7の駆動が終了したか否かを判断する
(S5)。すなわち、ROM35から所定のパルストレ
ーンを全て読み出して励磁パルスを生成したかどうかを
調べる。
【0045】ステッピングモータ7の駆動が終了すれば
(S5:YES)、このルーチンを終了する。
【0046】ステップS5において、ステッピングモー
タ7の駆動が終了していなければ(S5:NO)、ステ
ップS3に戻ってステッピングモータ7の駆動を継続す
る。
【0047】ステップS2において、通常モードでなけ
れば(S2:NO)、精細モードであるので、紙送りモ
ータ制御用MPU31が、上位MPU33からの紙送り
動作指令に含まれている紙送りステップ数に対応する、
精細モード用のパルストレーンを読み出す(S6)。そ
して紙送りモータ制御用MPU31が、ROM35から
読み出したパルストレーンに基づいて励磁パルスを生成
し、ステッピングモータ7に供給する(S7)。この励
磁パルスの周波数は、紙送りステップ数がたとえば10
00ステップの場合、図6に実線Cで示すように変化す
る。これにより、記録用紙3がステッピングモータ7の
励磁パルスの周波数に応じた速度で搬送される。
【0048】次に紙送りモータ制御用MPU31が、ス
テッピングモータ7の駆動が終了したか否かを判断する
(S8)。すなわち、ROM35から所定のパルストレ
ーンを全て読み出して励磁パルスを生成したかどうかを
調べる。
【0049】ステッピングモータ7の駆動が終了すれば
(S8:YES)、このルーチンを終了する。
【0050】ステップS8において、ステッピングモー
タ7の駆動が終了していなければ(S8:NO)、ステ
ップS6に戻ってステッピングモータ7の駆動を継続す
る。
【0051】ステップS1において、上位MPU33か
ら紙送り動作指令が入力されていなければ(S1:N
O)、ステップS1に戻って上位MPU33から紙送り
動作指令が入力されるのを待つ。
【0052】このように、紙送りステップ数毎に、RO
M35にパルストレーンを記憶しておくことにより、駆
動系の共振周波数付近を避けてステッピングモータ7を
駆動するので、共振に起因する静定の遅れを良好に軽減
あるいはなくすことができる。したがって、高速印字を
行うために静定時間のマージンが極めて少ない場合であ
っても、記録用紙3の移動を規定の時間内に停止させる
ことができることから、印字の伸びやピッチずれをなく
すことができ、印字品質を良好に維持できる。
【0053】しかも、紙送りステップ数毎に、通常モー
ドのパルストレーンと精細モードのパルストレーンとを
ROM35に記憶させているので、たとえば記録用紙3
の紙厚が厚い場合や、湿度などの影響で記録用紙3の比
重が重くなった場合のように、通常の状態と異なった状
況で紙送りの静定時間が長くなる恐れが生じた場合であ
っても、動作モードを精細モードに切り替えることによ
り、記録用紙3の移動を規定の時間内に停止させること
ができ、印字の伸びやピッチずれを防止して印字品質を
良好に維持できる。
【0054】なお、上記実施形態においては、動作モー
ドとして通常モードと精細モードとのうちのいずれかを
選択できるように構成したが、単一の動作モードで動作
するように構成してもよい。
【0055】また、上記実施形態においては、ステッピ
ングモータ7の励磁パルスの周波数を、駆動系の共振周
波数を避けるように設定したが、ステッピングモータ7
の励磁電流を変更することにより駆動系の共振周波数を
避けるように構成してもよい。
【0056】すなわち、図8に示すように、紙送りモー
タ制御用MPU31により励磁電流供給回路41を制御
し、この励磁電流供給回路41からステッピングモータ
7に励磁パルスを供給するように構成すればよい。励磁
電流供給回路41としては、たとえば、出力電圧を可変
できる定電圧回路、出力電流を可変できる定電流回路、
あるいは出力端に直列に接続される抵抗器を選択的に切
替えられるようにした電源回路などを用いることができ
る。紙送りモータ制御用MPU31は、励磁電流供給回
路41を制御して、ステッピングモータ7の励磁電流を
紙送りステップ数毎に変更させてもよいし、あるいは、
励磁パルスの周波数が駆動系の共振周波数付近に至った
ときだけ励磁電流を変更させてもよい。励磁電流を変更
させるための情報は、予めROM35に記憶させてお
く。
【0057】このようにステッピングモータ7の励磁電
流を変化させれば、ステッピングモータ7の出力トルク
が変化することから、駆動系の共振周波数を変化させる
ことができる。したがって、ステッピングモータ7の励
磁電流を適切に変更することにより、共振を回避するこ
とができ、この結果、共振に起因する静定の遅れをなく
すことができる。
【0058】また、図9に示すように、紙送りモータ制
御用MPU31によりモータ42を駆動制御し、このモ
ータ42により図1のプーリ9の位置を変更させるよう
に構成してもよい。紙送りモータ制御用MPU31は、
モータ42を制御して、プーリ9の位置を紙送りステッ
プ数毎に変更させてもよいし、あるいは、ステッピング
モータ7の励磁パルスの周波数が駆動系の共振周波数付
近に至ったときだけステッピングモータ7の位置を変更
させてもよい。モータ42を制御してプーリ9の位置を
変更させるための情報は、予めROM35に記憶させて
おく。
【0059】このようにプーリ9の位置を変化させれ
ば、無端ベルト8の張力が変化することから、駆動系の
共振周波数を変化させることができる。したがって、プ
ーリ9の位置を適切に変更することにより、共振を回避
することができ、この結果、共振に起因する静定の遅れ
をなくすことができる。
【0060】もちろん、無端ベルト8の張力を調整する
ためのプーリ9は、1個に限るものではなく、その設置
数は任意である。
【0061】このようなプーリ9の位置変更は、単独で
行ってもよいし、既述のパルストレーンの変更あるいは
励磁電流の変更と組み合わせて行ってもよい。
【0062】また、図10に示すように、ステッピング
モータ7の負荷を変更することにより共振を回避しても
よい。すなわち、フレーム51に取り付けられた軸受5
2には、軸53が回動自在に支持されている。この軸5
3には、電磁式のダンパ54の本体部54aが取付けら
れている。紙送り用のステッピングモータ7は、フレー
ム55に取付けられており、このステッピングモータ7
の回動軸7bには、プーリ7aが取付けられた端部とは
反対側の端部に、ダンパ54の磁性体部54bが取り付
けられている。磁性体部54bは円板状である。ダンパ
54の本体部54aと磁性体部54bとの間隔は、図1
0では比較的大きく図示しているが、実際には極僅かで
ある。ダンパ54の本体部54aは、図11に示すよう
に、略円盤状のケース56と、このケース56の内部に
収容された鉄製の慣性体57および樹脂製のリング体5
8とを備えており、慣性体57とリング体58との間に
はシリコンゲル59が充填されている。
【0063】ダンパ54の本体部54aには、図示して
いないが、電磁石が内蔵されており、この電磁石のコイ
ルの一端は、図12に示すように、中空状の軸53の軸
芯に配置された導体61の一端に接続されている。電磁
石のコイルの他端は、内周面が導体61の外周面と若干
の間隙をあけて対向する円筒状の導体62の一端に接続
されている。導体61の他端には、板ばね63の一端部
が接触しており、導体62の他端には、板ばね64の一
端部が接触している。板ばね63は、コネクタ65を介
してケーブル66に電気的に接続されており、板ばね6
4は、コネクタ65を介してケーブル67に電気的に接
続されている。コネクタ65は、固定金具68によりフ
レーム51に取付けられている。
【0064】ダンパ54の本体部54aに内蔵された電
磁石のコイルに通電されていない状態では、本体部54
aと磁性体部54bとが完全に切り離されており、ステ
ッピングモータ7の回動軸7bが回動しても、ダンパ5
4の本体部54aは回動しない。ダンパ54の電磁石の
コイルに通電されると、磁性体部54bが本体部54a
に引き付けられて両者が磁力により結合し、ステッピン
グモータ7の回動軸7bが回動すれば、回動軸7bとと
もにダンパ54が回動する。
【0065】紙送りモータ制御用MPU31は、ケーブ
ル66,67、コネクタ65、板ばね63,64、およ
び導体61,62などを介してダンパ54の電磁石のコ
イルに着脱指令を出力する。具体的には、ダンパ54の
電磁石のコイルに通電している状態と通電していない状
態とに切り替わる。紙送りモータ制御用MPU31は、
ダンパ54の電磁石のコイルへの通電状態を、紙送りス
テップ数毎に切り替えてもよいし、あるいは、ステッピ
ングモータ7の励磁パルスの周波数が駆動系の共振周波
数付近に至ったときだけダンパ54の電磁石のコイルへ
の通電状態を切り替えてもよい。ダンパ54の電磁石の
コイルへの通電状態を切り替えるための情報は、予めR
OM35に記憶させておく。
【0066】このようにダンパ54の本体部54aと磁
性体部54bとを結合させたり離脱させたりすれば、ス
テッピングモータ7の負荷が変化することから、駆動系
の共振周波数を変化させることができる。したがって、
結合状態と離脱状態とを適切に切り替えることにより、
共振を回避することができ、この結果、共振に起因する
静定の遅れをなくすことができる。
【0067】このようなダンパ54による負荷の変更
は、単独で行ってもよいし、既述のパルストレーンの変
更あるいは励磁電流の変更と組み合わせて行ってもよ
い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動系の共振周波数付近を避けてステッピングモータを
駆動するので、共振に起因する静定の遅れを良好に軽減
あるいはなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被駆動体の駆動装置を採用したイ
ンパクトプリンタの要部の概略側面図である。
【図2】図1に示すインパクトプリンタの要部の概略平
面図である。
【図3】図2におけるA−A矢視断面図である。
【図4】図1に示すインパクトプリンタの概略回路ブロ
ック図である。
【図5】通常モードにおける紙送り用のステッピングモ
ータの励磁パルスの周波数の時間変化を説明する説明図
である。
【図6】精細モードにおける紙送り用のステッピングモ
ータの励磁パルスの周波数の時間変化を説明する説明図
である。
【図7】図4に示す紙送りモータ制御用MPUによるス
テッピングモータの制御処理手順を説明するフローチャ
ートである。
【図8】別の実施形態におけるインパクトプリンタの概
略回路ブロック図である。
【図9】さらに別の実施形態におけるインパクトプリン
タの概略回路ブロック図である。
【図10】さらに別の実施形態における紙送り用のステ
ッピングモータ付近の拡大平面図である。
【図11】図10に示すダンパの本体部の一部切欠斜視
図である。
【図12】図10に示すダンパの本体部付近の拡大平面
図である。
【符号の説明】
3 記録用紙 5 上トラクタ 6 下トラクタ 7 ステッピングモータ 7b 回動軸 8 無端ベルト 9 プーリ 31 紙送りモータ制御用MPU 35 ROM 41 励磁電流供給回路 42 モータ 54 ダンパ 54a 本体部 54b 磁性体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 GE03 GE05 2C480 CA01 CA02 CA49 CB03 EA27 EA32 5H580 AA05 BB09 FA13 FA14 FA25 GG04 HH02 KK05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータにより無端伝動手段
    を介して被駆動体を駆動する被駆動体の駆動方法であっ
    て、 前記ステッピングモータに供給する励磁パルスのパルス
    トレーンを、前記ステッピングモータから前記被駆動体
    に至る駆動系の共振周波数付近を避けるように、前記ス
    テッピングモータを連続駆動する駆動ステップ数毎に設
    定し、それらのパルストレーンを記憶手段に記憶させて
    おき、 前記駆動ステップ数に応じて前記記憶手段から前記パル
    ストレーンを読み出して前記ステッピングモータに励磁
    パルスを供給することを特徴とする、被駆動体の駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 ステッピングモータと、 前記ステッピングモータを制御する制御装置と、 無端伝動手段を含み、前記ステッピングモータの動力を
    被駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する被駆動体の
    駆動装置であって、 前記ステッピングモータに供給する励磁パルスのパルス
    トレーンを、前記ステッピングモータを連続駆動する駆
    動ステップ数毎に記憶する記憶手段を設け、 前記記憶手段に記憶された前記パルストレーンは、前記
    ステッピングモータと前記動力伝達装置と前記被駆動体
    とで構成される駆動系の共振周波数付近を避けるように
    設定されており、 前記制御装置は、前記駆動ステップ数に応じて前記記憶
    手段から前記パルストレーンを読み出して前記ステッピ
    ングモータに励磁パルスを供給する構成としたことを特
    徴とする、被駆動体の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記駆動ステップ数毎
    に、前記パルストレーンを複数種類記憶しており、 前記制御装置は、外部からの指示に応じて、同一駆動ス
    テップ数の複数種類のパルストレーンのうちの1つを前
    記記憶手段から読み出して前記ステッピングモータに励
    磁パルスを供給する、請求項2に記載の被駆動体の駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 ステッピングモータにより無端伝動手段
    を介して被駆動体を駆動する被駆動体の駆動方法であっ
    て、 前記ステッピングモータに供給する励磁電流値を、前記
    ステッピングモータから前記被駆動体に至る駆動系の共
    振周波数付近を避けるように、前記ステッピングモータ
    を連続駆動する駆動ステップ数毎に設定して、それらを
    記憶手段に記憶させておき、 前記駆動ステップ数に応じて前記記憶手段から前記励磁
    電流値を読み出し、それに応じて前記ステッピングモー
    タに励磁電流を供給することを特徴とする、被駆動体の
    駆動方法。
  5. 【請求項5】 ステッピングモータと、 前記ステッピングモータを制御する制御装置と、 無端伝動手段を含み、前記ステッピングモータの動力を
    被駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する被駆動体の
    駆動装置であって、 前記ステッピングモータに供給する励磁電流を可変させ
    る励磁電流可変手段と、 前記ステッピングモータに供給する励磁電流値を、前記
    ステッピングモータを連続駆動する駆動ステップ数毎に
    記憶する記憶手段とを設け、 前記記憶手段に記憶された前記励磁電流値は、前記ステ
    ッピングモータと前記動力伝達装置と前記被駆動体とで
    構成される駆動系の共振周波数付近を避けるように設定
    されており、 前記制御装置は、前記駆動ステップ数に応じて前記記憶
    手段から前記励磁電流値を読み出し、それに応じて前記
    励磁電流可変手段を制御することにより前記ステッピン
    グモータに励磁電流を供給する構成としたことを特徴と
    する、被駆動体の駆動装置。
  6. 【請求項6】 ステッピングモータと、 前記ステッピングモータを制御する制御装置と、 無端伝動手段を含み、前記ステッピングモータの動力を
    被駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する被駆動体の
    駆動装置であって、 前記無端伝動手段に当接する任意数のプーリと、 前記プーリの位置を変位させることにより前記無端伝動
    手段の張力を可変させるプーリ制御装置と、 前記プーリの位置を、前記ステッピングモータを連続駆
    動する駆動ステップ数毎に記憶する記憶手段とを設け、 前記記憶手段に記憶された前記プーリの位置は、前記ス
    テッピングモータと前記動力伝達装置と前記被駆動体と
    で構成される駆動系の共振周波数付近を避けるように設
    定されており、 前記プーリ制御装置は、前記駆動ステップ数に応じて前
    記記憶手段から前記プーリの位置を読み出し、それに応
    じて前記プーリの位置を変位させる構成としたことを特
    徴とする、被駆動体の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段に記憶された前記プーリの
    位置は、前記駆動ステップ数毎に一定であり、前記共振
    周波数付近が前記ステッピングモータの駆動周波数帯か
    ら外れるように設定されている、請求項6に記載の被駆
    動体の駆動装置。
  8. 【請求項8】 ステッピングモータと、 前記ステッピングモータを制御する制御装置と、 無端伝動手段を含み、前記ステッピングモータの動力を
    被駆動体に伝達する動力伝達装置とを有する駆動装置で
    あって、 前記ステッピングモータの回動軸に着脱可能なダンパ
    と、 前記ダンパを前記ステッピングモータの回動軸に着脱さ
    せることにより前記ステッピングモータの負荷を可変さ
    せるダンパ制御装置と、 前記ダンパの着脱指令を、前記ステッピングモータを連
    続駆動する駆動ステップ数毎に記憶する記憶手段とを設
    け、 前記記憶手段に記憶された前記ダンパの着脱指令は、前
    記ステッピングモータと前記動力伝達装置と前記被駆動
    体とで構成される駆動系の共振周波数付近を避けるよう
    に設定されており、 前記ダンパ制御装置は、前記駆動ステップ数に応じて前
    記記憶手段から前記ダンパの着脱指令を読み出し、それ
    に応じて前記ダンパを前記ステッピングモータの回動軸
    に着脱させる構成としたことを特徴とする、被駆動体の
    駆動装置。
  9. 【請求項9】 紙送り用の駆動軸を無端伝動手段で連結
    したステッピングモータを駆動源として間欠的に紙送り
    を行うプリンタにおいて、 前記ステッピングモータの加速時と減速時に供給される
    パルストレーンの周波数変化を不連続として前記駆動源
    を含む動力伝達系の共振周波数付近でのパルス供給を避
    けるように構成した制御装置を有することを特徴とす
    る、プリンタ。
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