JP2001031283A - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置Info
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- JP2001031283A JP2001031283A JP11209974A JP20997499A JP2001031283A JP 2001031283 A JP2001031283 A JP 2001031283A JP 11209974 A JP11209974 A JP 11209974A JP 20997499 A JP20997499 A JP 20997499A JP 2001031283 A JP2001031283 A JP 2001031283A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 剛性の高い用紙であっても安定した用紙搬送
性を得ることができる、小型で高速の用紙搬送装置を提
供する。 【解決手段】 給紙用紙送り手段は、一定長さの被転写
紙3を、第1のピンチローラ4とフィードローラ5によ
り紙送りして、用紙ガイド20に沿ってフィードローラ
5と第2のピンチローラ6間を通過させて順方向の紙送
りをする。逆方向用紙送り手段は、フィードローラ5と
第2のピンチローラ6間を通過する被転写紙3に対し
て、用紙ガイド20に案内させて逆方向の紙送りをす
る。加振器22は、被転写紙3の紙送りの負荷を低減さ
せる態様で用紙ガイド20を加振するもので、少なくと
も給紙用紙送り手段により被転写紙3が用紙ガイド20
に当接している間、及び逆方向用紙送り手段により被転
写紙3が用紙ガイド20に案内されている間、動作す
る。
性を得ることができる、小型で高速の用紙搬送装置を提
供する。 【解決手段】 給紙用紙送り手段は、一定長さの被転写
紙3を、第1のピンチローラ4とフィードローラ5によ
り紙送りして、用紙ガイド20に沿ってフィードローラ
5と第2のピンチローラ6間を通過させて順方向の紙送
りをする。逆方向用紙送り手段は、フィードローラ5と
第2のピンチローラ6間を通過する被転写紙3に対し
て、用紙ガイド20に案内させて逆方向の紙送りをす
る。加振器22は、被転写紙3の紙送りの負荷を低減さ
せる態様で用紙ガイド20を加振するもので、少なくと
も給紙用紙送り手段により被転写紙3が用紙ガイド20
に当接している間、及び逆方向用紙送り手段により被転
写紙3が用紙ガイド20に案内されている間、動作す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性の高い被転写
紙に印刷可能なプリンタ等の事務機械に用いて好適な、
用紙搬送装置の改良に関する。
紙に印刷可能なプリンタ等の事務機械に用いて好適な、
用紙搬送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写プリンタの用紙搬送装置は、例え
ば本出願人の提案にかかる実願平5−52169号明細
書等で公知である。図2は、上述の明細書で開示された
用紙搬送装置の構成図である。図において、用紙カセッ
ト1は、被転写紙3が格納されるものである。給紙ロー
ラ2は、用紙カセット1から被転写紙3を取出す。被転
写紙3は、通常の用紙やOHPシートである。ピンチロ
ーラ4、フィードローラ5、ピンチローラ6、プラテン
ローラ7、フィードローラ8、ピンチローラ9、排出ロ
ーラ18、及びピンチローラ19は、それぞれ被転写紙
3を搬送する為の駆動ローラ又は補助ローラである。
ば本出願人の提案にかかる実願平5−52169号明細
書等で公知である。図2は、上述の明細書で開示された
用紙搬送装置の構成図である。図において、用紙カセッ
ト1は、被転写紙3が格納されるものである。給紙ロー
ラ2は、用紙カセット1から被転写紙3を取出す。被転
写紙3は、通常の用紙やOHPシートである。ピンチロ
ーラ4、フィードローラ5、ピンチローラ6、プラテン
ローラ7、フィードローラ8、ピンチローラ9、排出ロ
ーラ18、及びピンチローラ19は、それぞれ被転写紙
3を搬送する為の駆動ローラ又は補助ローラである。
【0003】インクリボン供給ローラ10には、未使用
のインクリボン11aが巻回されている。インクリボン
11aには、長手方向の所定領域毎に、シアン(青緑
色)、マゼンダ(深紅色)、黄色等の3色や4色のカラ
ーインクが順次繰返して塗布されている。サーマルベッ
ド12には、インクリボン11aのカラーインクを被転
写紙3に熱転写する発熱体が形成されている。ガイドロ
ーラ13は、インクリボン11bの通過経路に設けられ
ている。インクリボン巻取ローラ14には、使用済みの
インクリボン11bが巻き取られる。なお、インクリボ
ン11aは黒色のような単色でも差し支えない。
のインクリボン11aが巻回されている。インクリボン
11aには、長手方向の所定領域毎に、シアン(青緑
色)、マゼンダ(深紅色)、黄色等の3色や4色のカラ
ーインクが順次繰返して塗布されている。サーマルベッ
ド12には、インクリボン11aのカラーインクを被転
写紙3に熱転写する発熱体が形成されている。ガイドロ
ーラ13は、インクリボン11bの通過経路に設けられ
ている。インクリボン巻取ローラ14には、使用済みの
インクリボン11bが巻き取られる。なお、インクリボ
ン11aは黒色のような単色でも差し支えない。
【0004】ピンチローラレバー15は、サーマルベッ
ド12による印刷時に、ピンチローラ9をフィードロー
ラ8に向かって押圧する。支軸16は、ピンチローラレ
バー15と緩やかに嵌合している。用紙ガイド20は、
ピンチローラ4とフィードローラ5で矢印i方向に搬送
された被転写紙3が、印刷後、フィードローラ5とピン
チローラ6により矢印j方向に戻されるのを案内する。
印刷済用紙収容部21は、用紙カセット1の下に設けら
れたもので、用紙ガイド20に沿って矢印j方向に搬送
された印刷済みの被転写紙3が収容される。
ド12による印刷時に、ピンチローラ9をフィードロー
ラ8に向かって押圧する。支軸16は、ピンチローラレ
バー15と緩やかに嵌合している。用紙ガイド20は、
ピンチローラ4とフィードローラ5で矢印i方向に搬送
された被転写紙3が、印刷後、フィードローラ5とピン
チローラ6により矢印j方向に戻されるのを案内する。
印刷済用紙収容部21は、用紙カセット1の下に設けら
れたもので、用紙ガイド20に沿って矢印j方向に搬送
された印刷済みの被転写紙3が収容される。
【0005】このように構成された装置の被転写紙3へ
の印刷動作を次に説明する。被転写紙3は、用紙カセッ
ト1から給紙ローラ2によりピンチローラ4とフィード
ローラ5間に繰り出され、矢印i方向に搬送されて、サ
ーマルベッド12をへて、フィードローラ8とピンチロ
ーラ9の間に至る。フィードローラ8とピンチローラ9
は、被転写紙3の先端を拘束してすべりを防止しつつ紙
送りをする。すると、プリンタ制御回路(図示せず)
は、被転写紙3を矢印m方向に搬送しつつ、被転写紙3
の搬送距離に応じた位置にサーマルベッド12を用いて
インクリボン11aのインクを熱転写する。この時、被
転写紙3の後端はピンチローラ4とフィードローラ5間
を通過して、フィードローラ5とピンチローラ6間に近
づく。
の印刷動作を次に説明する。被転写紙3は、用紙カセッ
ト1から給紙ローラ2によりピンチローラ4とフィード
ローラ5間に繰り出され、矢印i方向に搬送されて、サ
ーマルベッド12をへて、フィードローラ8とピンチロ
ーラ9の間に至る。フィードローラ8とピンチローラ9
は、被転写紙3の先端を拘束してすべりを防止しつつ紙
送りをする。すると、プリンタ制御回路(図示せず)
は、被転写紙3を矢印m方向に搬送しつつ、被転写紙3
の搬送距離に応じた位置にサーマルベッド12を用いて
インクリボン11aのインクを熱転写する。この時、被
転写紙3の後端はピンチローラ4とフィードローラ5間
を通過して、フィードローラ5とピンチローラ6間に近
づく。
【0006】カラー印刷の場合には、被転写紙3の同じ
場所に各色のインクを重ね塗りする必要がある。そこ
で、最初の色の熱転写が終了した被転写紙3は、矢印j
方向に搬送されて、被転写紙3の後端が用紙ガイド20
に案内されて印刷済用紙収容部21に移動する。そし
て、フィードローラ8とピンチローラ9間を被転写紙3
の先端が通過すると、プリンタ制御回路(図示せず)
は、再び被転写紙3を矢印i方向に搬送して、次の色の
インクを熱転写する。このようにして、3色又は4色の
重ね塗りが終了すると、被転写紙3は印刷済用紙収容部
21に移動するか、若しくは矢印m方向に搬送されて、
次の被転写紙の印刷準備が行われる。
場所に各色のインクを重ね塗りする必要がある。そこ
で、最初の色の熱転写が終了した被転写紙3は、矢印j
方向に搬送されて、被転写紙3の後端が用紙ガイド20
に案内されて印刷済用紙収容部21に移動する。そし
て、フィードローラ8とピンチローラ9間を被転写紙3
の先端が通過すると、プリンタ制御回路(図示せず)
は、再び被転写紙3を矢印i方向に搬送して、次の色の
インクを熱転写する。このようにして、3色又は4色の
重ね塗りが終了すると、被転写紙3は印刷済用紙収容部
21に移動するか、若しくは矢印m方向に搬送されて、
次の被転写紙の印刷準備が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の紙片に
比較して剛性の高い用紙、例えば印画紙のような比較的
厚手の紙に印刷したいという要請があった。この場合、
従来装置によると、前述のように用紙が屈曲して運ばれ
る搬送経路があるため、屈曲状態の用紙から強い弾性力
が作用し、被転写紙と用紙ガイド接触面の摩擦力及び摩
擦帯電による吸着力が増大して用紙搬送負荷が大きくな
る。このため、安定した用紙搬送性を得る為には、用紙
のUターンを大きな曲率として弾性力を弱めたり、用紙
搬送速度を遅くする必要が生じて、装置の小型化やプリ
ント速度の高速化が難しくなるという課題があった。
比較して剛性の高い用紙、例えば印画紙のような比較的
厚手の紙に印刷したいという要請があった。この場合、
従来装置によると、前述のように用紙が屈曲して運ばれ
る搬送経路があるため、屈曲状態の用紙から強い弾性力
が作用し、被転写紙と用紙ガイド接触面の摩擦力及び摩
擦帯電による吸着力が増大して用紙搬送負荷が大きくな
る。このため、安定した用紙搬送性を得る為には、用紙
のUターンを大きな曲率として弾性力を弱めたり、用紙
搬送速度を遅くする必要が生じて、装置の小型化やプリ
ント速度の高速化が難しくなるという課題があった。
【0008】本発明は上述する課題を解決するもので、
剛性の高い用紙であっても安定した用紙搬送性を得るこ
とができる、小型で高速の用紙搬送装置を提供すること
を目的とする。
剛性の高い用紙であっても安定した用紙搬送性を得るこ
とができる、小型で高速の用紙搬送装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の用紙搬送装置は、給紙用紙送り手段、逆方向用紙送
り手段、及び加振手段22を有している。給紙用紙送り
手段は、一定長さの被転写紙3を、第1のピンチローラ
4とフィードローラ5により紙送りして、用紙ガイド2
0に沿ってフィードローラ5と第2のピンチローラ6間
を通過させて順方向の紙送りをする。逆方向用紙送り手
段は、フィードローラ5と第2のピンチローラ6間を通
過する被転写紙3に対して、用紙ガイド20に案内させ
て逆方向の紙送りをする。加振手段22は、被転写紙3
の紙送りの負荷を低減させる態様で用紙ガイド20を加
振するもので、少なくとも給紙用紙送り手段により被転
写紙3が用紙ガイド20に当接している間、及び逆方向
用紙送り手段により被転写紙3が用紙ガイド20に案内
されている間、動作する。
明の用紙搬送装置は、給紙用紙送り手段、逆方向用紙送
り手段、及び加振手段22を有している。給紙用紙送り
手段は、一定長さの被転写紙3を、第1のピンチローラ
4とフィードローラ5により紙送りして、用紙ガイド2
0に沿ってフィードローラ5と第2のピンチローラ6間
を通過させて順方向の紙送りをする。逆方向用紙送り手
段は、フィードローラ5と第2のピンチローラ6間を通
過する被転写紙3に対して、用紙ガイド20に案内させ
て逆方向の紙送りをする。加振手段22は、被転写紙3
の紙送りの負荷を低減させる態様で用紙ガイド20を加
振するもので、少なくとも給紙用紙送り手段により被転
写紙3が用紙ガイド20に当接している間、及び逆方向
用紙送り手段により被転写紙3が用紙ガイド20に案内
されている間、動作する。
【0010】このように構成された装置においては、給
紙用紙送り手段は、被転写紙を順方向に紙送りする。逆
方向用紙送り手段は、被転写紙を逆方向に紙送りする。
加振手段が用紙ガイドを振動させることにより、被転写
紙と用紙ガイドとが接触と非接触とを繰り返す為、被転
写紙と用紙ガイドの接触による摩擦負荷と摩擦帯電によ
る吸着力を軽減でき、給紙用紙送り手段と逆方向用紙送
り手段の用紙搬送が容易になる。
紙用紙送り手段は、被転写紙を順方向に紙送りする。逆
方向用紙送り手段は、被転写紙を逆方向に紙送りする。
加振手段が用紙ガイドを振動させることにより、被転写
紙と用紙ガイドとが接触と非接触とを繰り返す為、被転
写紙と用紙ガイドの接触による摩擦負荷と摩擦帯電によ
る吸着力を軽減でき、給紙用紙送り手段と逆方向用紙送
り手段の用紙搬送が容易になる。
【0011】好ましくは、請求項2に記載の用紙搬送装
置のように、給紙用紙送り手段によりフィードローラ5
と第2のピンチローラ6間を通過した被転写紙3は、印
字、印画、単色プリント、カラープリントの少なくとも
1つの処理を受ける構成とするとよい。さらに、請求項
3に記載のように、逆方向用紙送り手段は、被転写紙3
に対する処理が行われた後で逆方向の紙送りをする構成
とすると、給紙、処理、排紙がシーケンシャルに円滑に
行われる。
置のように、給紙用紙送り手段によりフィードローラ5
と第2のピンチローラ6間を通過した被転写紙3は、印
字、印画、単色プリント、カラープリントの少なくとも
1つの処理を受ける構成とするとよい。さらに、請求項
3に記載のように、逆方向用紙送り手段は、被転写紙3
に対する処理が行われた後で逆方向の紙送りをする構成
とすると、給紙、処理、排紙がシーケンシャルに円滑に
行われる。
【0012】好ましくは、請求項4に記載の用紙搬送装
置のように、加振手段に圧電素子又はモータを用いる構
成とするとよい。また、請求項5に記載の用紙搬送装置
のように、用紙カセット1に収容された被転写紙3を給
紙ローラ2で拾い、給紙用紙送り手段に給紙する間、加
振手段を加振させる構成とするとよい。また、請求項6
に記載の用紙搬送装置は、被転写紙3にカラープリント
を行う場合に、3又は4原色の1色印画毎に順方向の紙
送りと逆方向の紙送りを繰返すものであって、被転写紙
3の次色印画に備えて逆方向の紙送りにより用紙戻しを
する間、加振手段を加振させる構成とするとよい。
置のように、加振手段に圧電素子又はモータを用いる構
成とするとよい。また、請求項5に記載の用紙搬送装置
のように、用紙カセット1に収容された被転写紙3を給
紙ローラ2で拾い、給紙用紙送り手段に給紙する間、加
振手段を加振させる構成とするとよい。また、請求項6
に記載の用紙搬送装置は、被転写紙3にカラープリント
を行う場合に、3又は4原色の1色印画毎に順方向の紙
送りと逆方向の紙送りを繰返すものであって、被転写紙
3の次色印画に備えて逆方向の紙送りにより用紙戻しを
する間、加振手段を加振させる構成とするとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 図1は、本発明の一実施の形態を
説明する構成図である。なお、図1においては前記図2
と同一作用をするものには同一符号を付して説明を省略
する。図において、用紙ガイド20は案内面が湾曲面状
とされた断面三日月型の部材で、一端はフィードローラ
5とピンチローラ6の接触領域方向に向かい、他端は印
刷済用紙収容部21と用紙カセット1の間の領域に向か
っている。加振器22は、用紙ガイド20の被転写紙案
内面20aの反対側に設けられたもので、例えばチタン
酸バリウムのような圧電素子を用いて構成する。
の形態を説明する。 図1は、本発明の一実施の形態を
説明する構成図である。なお、図1においては前記図2
と同一作用をするものには同一符号を付して説明を省略
する。図において、用紙ガイド20は案内面が湾曲面状
とされた断面三日月型の部材で、一端はフィードローラ
5とピンチローラ6の接触領域方向に向かい、他端は印
刷済用紙収容部21と用紙カセット1の間の領域に向か
っている。加振器22は、用紙ガイド20の被転写紙案
内面20aの反対側に設けられたもので、例えばチタン
酸バリウムのような圧電素子を用いて構成する。
【0014】用紙送り制御部31は、給紙ローラ2、フ
ィードローラ5、プラテンローラ7、フィードローラ
8、排出ローラ18を駆動制御して、被転写紙3の紙送
りを制御するもので、給紙用の矢印h、i、m方向の順
方向送りと、逆方向の用紙送りに用いられる矢印j方向
の逆方向送りとの何れかへの切換を行う。即ち、用紙カ
セット1から被転写紙3を拾うモードでは、給紙ローラ
2、フィードローラ5、及びプラテンローラ7を駆動制
御する。被転写紙3を順方向に搬送するモードでは、フ
ィードローラ8を駆動制御する。被転写紙3を逆方向に
搬送するモードでは、フィードローラ5及びフィードロ
ーラ8を駆動制御する。被転写紙3を排出するモードで
は、排出ローラ18を駆動制御する。
ィードローラ5、プラテンローラ7、フィードローラ
8、排出ローラ18を駆動制御して、被転写紙3の紙送
りを制御するもので、給紙用の矢印h、i、m方向の順
方向送りと、逆方向の用紙送りに用いられる矢印j方向
の逆方向送りとの何れかへの切換を行う。即ち、用紙カ
セット1から被転写紙3を拾うモードでは、給紙ローラ
2、フィードローラ5、及びプラテンローラ7を駆動制
御する。被転写紙3を順方向に搬送するモードでは、フ
ィードローラ8を駆動制御する。被転写紙3を逆方向に
搬送するモードでは、フィードローラ5及びフィードロ
ーラ8を駆動制御する。被転写紙3を排出するモードで
は、排出ローラ18を駆動制御する。
【0015】インクリボン送り制御部32は、インクリ
ボン11の送りを用紙送りと同期して行うことで鮮明な
インクの熱転写を可能とするもので、インクリボン供給
ローラ10とインクリボン巻取ローラ14のインクリボ
ン送りをインクリボンの巻取り量に適合するように制御
している。サーマルヘッド制御部33は、サーマルヘッ
ド12の発熱体の発熱を制御して、被転写紙3の適切な
位置に鮮明なインクの熱転写を可能とする。加振部制御
部34は、加振器22の振動を制御するもので、少なく
とも給紙用紙送りにより被転写紙3が用紙ガイド20に
当接している間、及び逆方向用紙送りにより被転写紙3
が用紙ガイド20に案内されている間、振動させる。
ボン11の送りを用紙送りと同期して行うことで鮮明な
インクの熱転写を可能とするもので、インクリボン供給
ローラ10とインクリボン巻取ローラ14のインクリボ
ン送りをインクリボンの巻取り量に適合するように制御
している。サーマルヘッド制御部33は、サーマルヘッ
ド12の発熱体の発熱を制御して、被転写紙3の適切な
位置に鮮明なインクの熱転写を可能とする。加振部制御
部34は、加振器22の振動を制御するもので、少なく
とも給紙用紙送りにより被転写紙3が用紙ガイド20に
当接している間、及び逆方向用紙送りにより被転写紙3
が用紙ガイド20に案内されている間、振動させる。
【0016】このように構成された装置の動作を次に説
明する。給紙用紙送りにおいて、被転写紙3が矢印h方
向に送られてピンチローラ4とフィードローラ5間から
現われて、弾性変形した被転写紙3の復元力により一旦
用紙ガイド20に当接する。被転写紙3がさらに給紙ロ
ーラ2により繰り出されるので、被転写紙3の先端が矢
印i方向を向いて、用紙ガイド20に沿ってフィードロ
ーラ5とピンチローラ6間方向に移動する。このとき、
加振部制御部34は、被転写紙3が用紙ガイド20に当
接している間、加振器22で用紙ガイド20を振動させ
る。被転写紙3は、フィードローラ5とピンチローラ6
間を通過して、サーマルベッド12に向けて順方向の紙
送りを受ける。被転写紙3は、矢印m方向に送られて、
サーマルベッド12によるインクの熱転写がなされる。
ここで、曲率半径h1は被転写紙3が一旦用紙ガイド2
0に当接した後、用紙ガイド20に沿ってフィードロー
ラ5とピンチローラ6間方向に向きを変えたときの値で
あり、曲率半径h2は用紙ガイド20の被転写紙案内面
20aの値である。
明する。給紙用紙送りにおいて、被転写紙3が矢印h方
向に送られてピンチローラ4とフィードローラ5間から
現われて、弾性変形した被転写紙3の復元力により一旦
用紙ガイド20に当接する。被転写紙3がさらに給紙ロ
ーラ2により繰り出されるので、被転写紙3の先端が矢
印i方向を向いて、用紙ガイド20に沿ってフィードロ
ーラ5とピンチローラ6間方向に移動する。このとき、
加振部制御部34は、被転写紙3が用紙ガイド20に当
接している間、加振器22で用紙ガイド20を振動させ
る。被転写紙3は、フィードローラ5とピンチローラ6
間を通過して、サーマルベッド12に向けて順方向の紙
送りを受ける。被転写紙3は、矢印m方向に送られて、
サーマルベッド12によるインクの熱転写がなされる。
ここで、曲率半径h1は被転写紙3が一旦用紙ガイド2
0に当接した後、用紙ガイド20に沿ってフィードロー
ラ5とピンチローラ6間方向に向きを変えたときの値で
あり、曲率半径h2は用紙ガイド20の被転写紙案内面
20aの値である。
【0017】逆方向用紙送りにおいては、被転写紙3に
対するインクの熱転写が終了すると、紙送り方向が逆方
向となる。そして、フィードローラ5と第2のピンチロ
ーラ6間を通過する被転写紙3に対して、用紙ガイド2
0に案内させて逆方向の紙送りをする。このとき、加振
部制御部34は、被転写紙3が用紙ガイド20に案内さ
れている間、加振器22で用紙ガイド20を振動させ
る。
対するインクの熱転写が終了すると、紙送り方向が逆方
向となる。そして、フィードローラ5と第2のピンチロ
ーラ6間を通過する被転写紙3に対して、用紙ガイド2
0に案内させて逆方向の紙送りをする。このとき、加振
部制御部34は、被転写紙3が用紙ガイド20に案内さ
れている間、加振器22で用紙ガイド20を振動させ
る。
【0018】図2で説明したような、被転写紙3をサー
マルベッド12に対して3回又は4回往復動作させて、
多色のインクリボンでカラープリントを行う場合には、
被転写紙3が用紙ガイド20に案内されて往復運動して
いる間、加振部制御部34により加振器22は用紙ガイ
ド20を振動させる。加振器22は、被転写紙3の紙送
りの負荷を低減させる態様で用紙ガイド20を加振する
ものであるから、被転写紙3の剛性や紙質、並び用紙ガ
イド20の材質や表面粗さによって変動するもの、例え
ば50Hzや60Hzで振幅50μm程度の振動を用紙
ガイド20の被転写紙案内面20aで発生させるとよ
い。また、加振器22の用紙ガイド20における取付位
置は、被転写紙案内面20aで効率的に振動させる位置
が良く、例えば用紙ガイド20の面外曲げ振動の固有振
動数であって、固有曲げ振動モードの節となる位置に設
けると良い。
マルベッド12に対して3回又は4回往復動作させて、
多色のインクリボンでカラープリントを行う場合には、
被転写紙3が用紙ガイド20に案内されて往復運動して
いる間、加振部制御部34により加振器22は用紙ガイ
ド20を振動させる。加振器22は、被転写紙3の紙送
りの負荷を低減させる態様で用紙ガイド20を加振する
ものであるから、被転写紙3の剛性や紙質、並び用紙ガ
イド20の材質や表面粗さによって変動するもの、例え
ば50Hzや60Hzで振幅50μm程度の振動を用紙
ガイド20の被転写紙案内面20aで発生させるとよ
い。また、加振器22の用紙ガイド20における取付位
置は、被転写紙案内面20aで効率的に振動させる位置
が良く、例えば用紙ガイド20の面外曲げ振動の固有振
動数であって、固有曲げ振動モードの節となる位置に設
けると良い。
【0019】尚、上記実施例においては加振器22とし
て圧電素子の場合を示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば電歪式振動子でもよく、また電
動式のモータでもよく、要するに小型、低コストで被転
写紙3の紙送りの負荷を低減させる態様で用紙ガイド2
0を加振できればよい。
て圧電素子の場合を示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば電歪式振動子でもよく、また電
動式のモータでもよく、要するに小型、低コストで被転
写紙3の紙送りの負荷を低減させる態様で用紙ガイド2
0を加振できればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加振手段が用紙ガイドを振動させることにより、被転写
紙と用紙ガイドとが接触と非接触とを繰り返す構成とし
たので、被転写紙と用紙ガイドの接触による摩擦負荷と
摩擦帯電による吸着力を軽減でき、給紙用紙送り手段と
逆方向用紙送り手段の用紙搬送が容易になるという効果
がある。
加振手段が用紙ガイドを振動させることにより、被転写
紙と用紙ガイドとが接触と非接触とを繰り返す構成とし
たので、被転写紙と用紙ガイドの接触による摩擦負荷と
摩擦帯電による吸着力を軽減でき、給紙用紙送り手段と
逆方向用紙送り手段の用紙搬送が容易になるという効果
がある。
【図1】 本発明の一実施の形態を説明する構成図であ
る。
る。
【図2】 従来装置の説明図である。
1 用紙カセット 2 給紙ローラ 3 被転写紙 4、6、9、19 ピンチローラ 5、8 フィードローラ 7 プラテンローラ 10 インクリボン供給ローラ 11a、11b インクリボン 14 インクリボン巻取ローラ 18 排出ローラ 20 用紙ガイド 22 加振器 31 用紙送り制御部 32 インクリボン送り制御部 33 サーマルヘッド制御部 34 加振部制御部
Claims (6)
- 【請求項1】 一定長さの被転写紙を、第1のピンチロ
ーラとフィードローラにより紙送りして、用紙ガイドに
沿って該フィードローラと第2のピンチローラ間を通過
させて順方向の紙送りをする給紙用紙送り手段と、 該フィードローラと第2のピンチローラ間を通過する該
被転写紙に対して、該用紙ガイドに案内させて逆方向の
紙送りをする逆方向用紙送り手段と、 該被転写紙の紙送りの負荷を低減させる態様で該用紙ガ
イドを加振する加振手段と、 を備え、少なくとも該給紙用紙送り手段により該被転写
紙が該用紙ガイドに当接している間、及び該逆方向用紙
送り手段により該被転写紙が該用紙ガイドに案内されて
いる間、該加振手段を加振させることを特徴とする用紙
搬送装置。 - 【請求項2】 前記給紙用紙送り手段により前記フィー
ドローラと第2のピンチローラ間を通過した前記被転写
紙は、印字、印画、単色プリント、カラープリントの少
なくとも1つの処理を受けることを特徴とする請求項1
に記載の用紙搬送装置。 - 【請求項3】 前記逆方向用紙送り手段は、前記被転写
紙に対する処理が行われた後で逆方向の紙送りをするこ
とを特徴とする請求項2に記載の用紙搬送装置。 - 【請求項4】 前記加振手段は圧電素子又はモータを用
いることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。 - 【請求項5】 用紙カセットに収容された前記被転写紙
を給紙ローラで拾い、前記給紙用紙送り手段に給紙する
間、前記加振手段を加振させることを特徴とする請求項
1乃至請求項4に記載の用紙搬送装置。 - 【請求項6】 前記用紙搬送装置は、前記被転写紙にカ
ラープリントを行う場合に、3又は4原色の1色印画毎
に順方向の紙送りと逆方向の紙送りを繰返すものであっ
て、 前記被転写紙の次色印画に備えて逆方向の紙送りにより
用紙戻しをする間、前記加振手段を加振させることを特
徴とする請求項1乃至請求項5に記載の用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11209974A JP2001031283A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11209974A JP2001031283A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 用紙搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001031283A true JP2001031283A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16581774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11209974A Withdrawn JP2001031283A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001031283A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107538933A (zh) * | 2016-06-29 | 2018-01-05 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置 |
JP2018167464A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ |
-
1999
- 1999-07-23 JP JP11209974A patent/JP2001031283A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107538933A (zh) * | 2016-06-29 | 2018-01-05 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置 |
JP2018001501A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
CN107538933B (zh) * | 2016-06-29 | 2021-07-27 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置 |
JP2018167464A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061003 |