JP2000165211A - パルス増幅回路 - Google Patents

パルス増幅回路

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Publication number
JP2000165211A
JP2000165211A JP10333169A JP33316998A JP2000165211A JP 2000165211 A JP2000165211 A JP 2000165211A JP 10333169 A JP10333169 A JP 10333169A JP 33316998 A JP33316998 A JP 33316998A JP 2000165211 A JP2000165211 A JP 2000165211A
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JP
Japan
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transistor
resistor
current
base
emitter
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Withdrawn
Application number
JP10333169A
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English (en)
Inventor
Hideo Miura
秀夫 三浦
Tetsuya Okumura
哲哉 奥村
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流増幅するトランジスタの遮断電流の遅延
をなくすることにより、無駄な電力の消費をなくするこ
とができ、入力端子の直流電圧が比較的高い場合におけ
るこのトランジスタの過熱を防止できること。 【解決手段】 第1のトランジスタ1と第2のトランジ
スタ4の間に第3のトランジスタ11と、ツェナーダイ
オード12と、電流制限抵抗13と、コンデンサ14に
よるOFF改善手段10を設ける。第2のトランジスタ
4のベースにパルス信号Tの立ち下がりが入力すると、
第2のトランジスタ4がOFFし、コンデンサ14に充
電されていた電圧は、第3のトランジスタ11のベース
からエミッタ、第2の抵抗3、コンデンサ14の方向に
放電を行い、第3のトランジスタ11がONする。この
時、ツェナーダイオード12には電流は流れない。これ
により、第1のトランジスタ1のエミッタ、ベース間が
低インピーダンスで終端した形となるため、第1のトラ
ンジスタ1の蓄積効果による遮断電流の遅延が大幅に改
善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 パルス信号を入力
とし、電流増幅したパルス信号を出力とする回路に係る
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】図3にパルス信号を入力とし、電流増幅
したパルス信号を出力する従来の回路図を示す。1は第
1のトランジスタ、2は第1の抵抗、3は第2の抵抗、
4は第2のトランジスタ、5は第3の抵抗、6は負荷抵
抗、A,Bは入力端子、C,Dは出力端子、Tはパルス
入力端子である。
【0003】入力端子A,B間に直流電圧が印加されて
いる条件において、パルス入力端子Tにパルスの立ち上
がりが入力すると、第2のトランジスタ4はONとな
り、第1のトランジスタ1のエミッタからベース、第2
の抵抗3、第2のトランジスタ4のコレクタからエミッ
タ、第3の抵抗5の方向に第1のトランジスタ1のベー
ス電流が流れこの電流により第1のトランジスタ1をO
Nとし、電流増幅された第1のトランジスタ1のコレク
タ電流が負荷抵抗6に流れ、出力端子C,D間に必要な
パルスの立ち上がり電圧が発生する。
【0004】次に、パルス入力端子Tにパルスの立ち下
がりが入力すると、第2のトランジスタ4はOFFとな
り、これにより第1のトランジスタ1のベース電流は流
れなくなり、これにより第1のトランジスタ1のコレク
タ電流が負荷抵抗6に流れなくなり、出力端子C,D間
にはパルスの立ち下がり電圧が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す従来の回路においては、第1のトランジスタ1はO
N状態からOFF状態になる時、蓄積効果によりコレク
タの遮断電流が遅延し、その結果、エミッタ、コレクタ
間の電位差により無駄な電力を消費し、効率が低下して
いた。特に入力端子A,B間の直流電圧が比較的高い場
合においては、無駄な電力の消費が増大し、第1のトラ
ンジスタ1が過熱するという欠点があった。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、電流増幅するトランジスタの遮断電流の
遅延をなくすることにより、無駄な電力の消費をなくす
ることができ、入力端子の直流電圧が比較的高い場合に
おけるこのトランジスタの過熱を防止できるパルス増幅
回路を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係るパルス増幅回路は、次のような手段を
採用する。
【0008】即ち、請求項1では、直流電圧が印加さ
れ、パルス電圧を出力するトランジスタを有する回路に
設けられ、入力パルス信号を電流増幅して出力パルスを
前記トランジスタに供給する回路において、前記入力パ
ルス信号の立ち上がりによる前記トランジスタのONの
期間に前記トランジスタのベース電流の一部を充電する
手段と、前記入力パルス信号の立ち下がりにより前記ト
ランジスタがOFFになったときに前記充電を放電させ
る手段と、前記トランジスタがOFFになったときに該
トランジスタのエミッタ、ベース間を低インピーダンス
に終端させる手段とからなる。
【0009】この手段では、トランジスタがOFFする
とき、直ちに電流が0になりこのトランジスタの蓄積効
果による遮断電流の遅延を改善できる。これにより、無
駄な電力を消費することがない。特に、入力電圧が高い
場合においてこのトランジスタの加熱を防止できる。
【0010】また、請求項2では、直流電圧が印加さ
れ、入力パルス信号を電流増幅して出力パルスを得る回
路において、高電位側入力端子には、第1のトランジス
タのエミッタを接続すると共に第3のトランジスタのコ
レクタを接続し、前記第1のトランジスタのベースは前
記第3のトランジスタのエミッタと、ツェナーダイオー
ドのアノードと、さらに第1の抵抗の片端を接続し、前
記ツェナーダイオードのカソードは第2の抵抗の片端に
接続し、前記第2の抵抗の他端は前記第3のトランジス
タのベースに接続すると共にコンデンサの片端に接続
し、前記コンデンサの他端は前記第1の抵抗の他端に接
続すると共に第2のトランジスタのコレクタに接続し、
前記第2のトランジスタのエミッタは第3の抵抗の片端
に接続し、前記第3の抵抗の他端は低電位側入力端子と
低電位側出力端子に接続し、前記第2のトランジスタの
ベースにはパルス信号が入力されるようになっており、
前記第1のトランジスタのコレクタは負荷抵抗の片端に
接続すると共に高電位側出力端子に接続し、前記負荷抵
抗の他端は低電位側出力端子に接続して成る。
【0011】パルス信号の立ち上がりが入力すると、第
2のトランジスタ4はONし、第1のトランジスタ1の
エミッタからベースにベース電流が流れ、ベース電流の
一部は第2の抵抗3,第2のトランジスタ4のコレクタ
の方向に流れ、エミッタにも流れる。第1のトランジス
タ1のベース電流の残りの一部は、ツェナーダイオード
12、電流制限抵抗13、コンデンサ14の方向に流
れ、コンデンサ14には電圧が充電される。一方、パル
ス信号の立ち下がりが入力すると、第2のトランジスタ
4はOFFする。コンデンサ14に充電されていた電圧
は、第3のトランジスタ11のベースからエミッタ、第
2の抵抗3、コンデンサ14の方向に放電を行い、第3
のトランジスタ11がONする。この時、ツェナーダイ
オード12には電流は流れない。これにより、第1のト
ランジスタ1のエミッタ、ベース間が非常な低インピー
ダンスで終端した形となるため、第1のトランジスタ1
の蓄積効果による遮断電流の遅延が大幅に改善される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパルス増幅回
路の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明はパ
ルスを電流増幅する回路に用いて好適である。図1は、
本発明の回路構成図である。
【0013】1は第1のトランジスタ、3は第2の抵
抗、4は第2のトランジスタ、5は第3の抵抗、6は負
荷抵抗、A,Bは入力端子、C,Dは出力端子、Tはパ
ルス入力端子である。これらの構成は従来と同様であり
説明を省略する。
【0014】11は第3のトランジスタ、12はツェナ
ーダイオード、13は電流制限抵抗、14はコンデンサ
である。これらは第1のトランジスタ1がONからOF
Fに切り替わる際の電流遅延を防止するOFF改善手段
10を構成している。
【0015】入力端子A,B間に直流電圧が印加されて
いる条件において、パルス入力端子Tにパルスの立ち上
がりが入力すると、第2のトランジスタ4はONとな
り、第1のトランジスタ1のエミッタからベースにベー
ス電流が流れ、ベース電流の一部は第2の抵抗3,第2
のトランジスタ4のコレクタの方向に流れる。必然的に
第2のトランジスタ4のコレクタに流れた電流はエミッ
タにも流れる。前記第1のトランジスタ1のベース電流
の残りの一部は、ツェナーダイオード12、電流制限抵
抗13、コンデンサ14の方向に流れ、コンデンサ14
には電圧が充電される。
【0016】次にパルス入力端子Tにパルスの立ち下が
りが入力すると、第2のトランジスタ4はOFFとな
る。これによりパルスの立ち上がり時にコンデンサ14
に充電された電圧は、第3のトランジスタ11のベース
からエミッタ、第2の抵抗3、コンデンサ14の方向に
放電を行い、第3のトランジスタ11はONとなる。こ
の時、ツェナーダイオード12には電流は流れない。
【0017】その結果、第1のトランジスタ1のエミッ
タ、ベース間が非常な低インピーダンスで終端した形と
なるため、第1のトランジスタ1の蓄積効果による遮断
電流の遅延が大幅に改善される。
【0018】図2は、本発明の回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。図2(a)は第1のトランジスタ
1のベースに印加される電圧の波形、図2(b)は図3
に示す従来回路例における第1のトランジスタ1のコレ
クタ電流の波形、(c)は図1に示す本発明の回路例に
おける第1のトランジスタ1のコレクタ電流の波形を表
している。
【0019】図2(a)の波形が”L”からH”になっ
た時、従来回路による電流波形(b)は遅延が生じてお
り、電流が零になるまでにtdの時間を要している。こ
れが無駄な電力の消費になっている。
【0020】一方、本発明の回路による電流波形(c)
は、(a)が”L”から”H”になった時、すぐに零に
到達しており、電流の遅延がなくなっている。これによ
り無駄な電力の消費を零にすることができ、入力端子
A,B間の直流電圧が比較的高い場所においても第1の
トランジスタ1の過熱を防止することができる。
【0021】上記構成におけるツェナーダイオード12
は、これに代えて、ダイオードを用いる構成であっても
同様の作用効果を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、電流増幅するトランジ
スタに、蓄積効果による遮断電流の遅延を防止するOF
F改善手段を設けた構成にすることによりこのトランジ
スタの無駄な電力の消費をなくすことができる。そし
て、入力端子の直流電圧が比較的に高い場合におけるト
ランジスタの過熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路図である。
【図2】本発明の回路動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】従来の回路構成図である。
【符号の説明】
1 第1のトランジスタ 3 第2の抵抗 4 第2のトランジスタ 5 第3の抵抗 6 負荷抵抗 11 第3のトランジスタ 12 ツェナーダイオード 13 電流制限抵抗 14 コンデンサ A,B 入力端子 C,D 出力端子 T パルス入力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧が印加され、パルス電圧を出力
    するトランジスタを有する回路に設けられ、入力パルス
    信号を電流増幅して出力パルスを前記トランジスタに供
    給する回路において、 前記入力パルス信号の立ち上がりによる前記トランジス
    タのONの期間に前記トランジスタのベース電流の一部
    を充電する手段と、 前記入力パルス信号の立ち下がりにより前記トランジス
    タがOFFになったときに前記充電を放電させる手段
    と、 前記トランジスタがOFFになったときに該トランジス
    タのエミッタ、ベース間を低インピーダンスに終端させ
    る手段と、を設けたことを特徴とするパルス増幅回路。
  2. 【請求項2】 直流電圧が印加され、入力パルス信号を
    電流増幅して出力パルスを得る回路において、 高電位側入力端子には、第1のトランジスタのエミッタ
    を接続すると共に第3のトランジスタのコレクタを接続
    し、 前記第1のトランジスタのベースは前記第3のトランジ
    スタのエミッタと、ツェナーダイオードのアノードと、
    さらに第1の抵抗の片端を接続し、 前記ツェナーダイオードのカソードは第2の抵抗の片端
    に接続し、 前記第2の抵抗の他端は前記第3のトランジスタのベー
    スに接続すると共にコンデンサの片端に接続し、 前記コンデンサの他端は前記第1の抵抗の他端に接続す
    ると共に第2のトランジスタのコレクタに接続し、 前記第2のトランジスタのエミッタは第3の抵抗の片端
    に接続し、 前記第3の抵抗の他端は低電位側入力端子と低電位側出
    力端子に接続し、前記第2のトランジスタのベースには
    パルス信号が入力されるようになっており、 前記第1のトランジスタのコレクタは負荷抵抗の片端に
    接続すると共に高電位側出力端子に接続し、 前記負荷抵抗の他端は低電位側出力端子に接続して成る
    ことを特徴とするパルス増幅回路。
JP10333169A 1998-11-24 1998-11-24 パルス増幅回路 Withdrawn JP2000165211A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428241B1 (ko) * 2001-11-21 2004-04-28 주식회사 청람디지탈 디지털 증폭기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100428241B1 (ko) * 2001-11-21 2004-04-28 주식회사 청람디지탈 디지털 증폭기

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Effective date: 20060207