JPH0984340A - スイッチング電源回路 - Google Patents
スイッチング電源回路Info
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- JPH0984340A JPH0984340A JP24026495A JP24026495A JPH0984340A JP H0984340 A JPH0984340 A JP H0984340A JP 24026495 A JP24026495 A JP 24026495A JP 24026495 A JP24026495 A JP 24026495A JP H0984340 A JPH0984340 A JP H0984340A
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- current
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来回路では、常時、ブリーダ抵抗19によ
りダミー電流Idを流しているため、余分な電力を消費
し、効率が悪いという問題がある。 【解決手段】 出力電流を検出する出力電流監視回路3
1と、検出された出力電流が所定の閾値未満となったと
きスイッチング動作の周波数を高くする動作周波数制御
回路30とを有する。このため、出力電流が低下してリ
アクトル電流が低下しても、これが零となることを防止
でき、安定した動作を行うことができ、ブリーダ抵抗が
不要で無駄な電力消費がなく効率が向上する。
りダミー電流Idを流しているため、余分な電力を消費
し、効率が悪いという問題がある。 【解決手段】 出力電流を検出する出力電流監視回路3
1と、検出された出力電流が所定の閾値未満となったと
きスイッチング動作の周波数を高くする動作周波数制御
回路30とを有する。このため、出力電流が低下してリ
アクトル電流が低下しても、これが零となることを防止
でき、安定した動作を行うことができ、ブリーダ抵抗が
不要で無駄な電力消費がなく効率が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング電源回
路に関し、直流をスイッチングして昇圧又は降圧し、所
望電圧の直流を出力するスイッチング電圧回路に関す
る。
路に関し、直流をスイッチングして昇圧又は降圧し、所
望電圧の直流を出力するスイッチング電圧回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のフォワード型のスイッチ
ング電流回路の一例の回路図を示す。同図中、10は入
力直流電源であり、トランス11の1次巻線に直流を供
給する。FET等のスイッチング素子12は上記1次巻
線に供給する直流のスイッチングを行う。トランス11
の2次巻線に生じる脈流はダイオード13,14で整流
され、チョークコイル15及びコンデンサ16で平滑さ
れて直流とされ、負荷17に供給される。
ング電流回路の一例の回路図を示す。同図中、10は入
力直流電源であり、トランス11の1次巻線に直流を供
給する。FET等のスイッチング素子12は上記1次巻
線に供給する直流のスイッチングを行う。トランス11
の2次巻線に生じる脈流はダイオード13,14で整流
され、チョークコイル15及びコンデンサ16で平滑さ
れて直流とされ、負荷17に供給される。
【0003】ここで、スイッチング素子12を図12
(A)に示す如くオン/オフすることにより、トランス
11の2次巻線に電圧が発生し、この2次側に発生した
エネルギーはチョークコイル15に蓄えられ、チョーク
コイル15の電圧VL は同図(B)に示す如くなり、チ
ョークコイル15の電流(リアクトル電流)IL は同図
(C)に示す如くなる。
(A)に示す如くオン/オフすることにより、トランス
11の2次巻線に電圧が発生し、この2次側に発生した
エネルギーはチョークコイル15に蓄えられ、チョーク
コイル15の電圧VL は同図(B)に示す如くなり、チ
ョークコイル15の電流(リアクトル電流)IL は同図
(C)に示す如くなる。
【0004】このときのスイッチング素子がオンする期
間のチョークコイル電圧VL ,リアクトル電流IL は次
式で表わされる。 VL =Vi −VO …(1) IL =IO +{(Vi −VO )・(t−TON/2)/L} …(2) 但し、Vi は2次巻線の電圧、VO は出力電圧、IO は
出力電流、TONはスイッチング素子のオン時間、0≦t
≦TON、Lはチョークコイルのインダクタンスである。
間のチョークコイル電圧VL ,リアクトル電流IL は次
式で表わされる。 VL =Vi −VO …(1) IL =IO +{(Vi −VO )・(t−TON/2)/L} …(2) 但し、Vi は2次巻線の電圧、VO は出力電圧、IO は
出力電流、TONはスイッチング素子のオン時間、0≦t
≦TON、Lはチョークコイルのインダクタンスである。
【0005】また、スイッチング素子がオフする期間の
チョークコイル電圧VL ,リアクトル電流IL は次式で
表わされる。 VL =−VO …(3) IL =IO −{VO (t−TOFF /2)/L} …(4) 但し、TOFF はスイッチング素子のオフ時間、0≦t≦
TOFF である。
チョークコイル電圧VL ,リアクトル電流IL は次式で
表わされる。 VL =−VO …(3) IL =IO −{VO (t−TOFF /2)/L} …(4) 但し、TOFF はスイッチング素子のオフ時間、0≦t≦
TOFF である。
【0006】ここで、出力電流IO を小さくすると、ス
イッチング素子12のオフ期間が長くなり、このオフ期
間においてリアクトル電流IL が零となる期間が発生
し、リアクトル電流が不連続となる。このようなリアク
トル電流の不連続モードとなると、スイッチング電源の
特性は著しく変化して、例えば出力電圧が上昇したり、
出力インピーダンスの周波数・位相特性が変化し、安定
性が悪化する。
イッチング素子12のオフ期間が長くなり、このオフ期
間においてリアクトル電流IL が零となる期間が発生
し、リアクトル電流が不連続となる。このようなリアク
トル電流の不連続モードとなると、スイッチング電源の
特性は著しく変化して、例えば出力電圧が上昇したり、
出力インピーダンスの周波数・位相特性が変化し、安定
性が悪化する。
【0007】これを防止するため、出力端子18a,1
8b間にブリーダ抵抗19を設け、ダミー電流Idを流
している。このダミー電流Idを流すことによって、同
図(G)に示す如くリアクトル電流IL は出力電流IO
とダミー電流Idとの和となり、スイッチング素子12
のオン期間は同図(F)に示す如く同図(D)よりも長
くなる。
8b間にブリーダ抵抗19を設け、ダミー電流Idを流
している。このダミー電流Idを流すことによって、同
図(G)に示す如くリアクトル電流IL は出力電流IO
とダミー電流Idとの和となり、スイッチング素子12
のオン期間は同図(F)に示す如く同図(D)よりも長
くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来回路では、常時、
ブリーダ抵抗19によりダミー電流Idを流しているた
め、余分な電力を消費し、効率が悪いという問題があ
る。また、電力の損失は全て熱となり、放熱のための空
冷体積が大きくなり、小型化できないという問題があっ
た。
ブリーダ抵抗19によりダミー電流Idを流しているた
め、余分な電力を消費し、効率が悪いという問題があ
る。また、電力の損失は全て熱となり、放熱のための空
冷体積が大きくなり、小型化できないという問題があっ
た。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
リアクトル電流が零となることがなく、リアクトル電流
の不連続モードに入ることを防止でき安定した動作を行
い、かつブリーダ抵抗を必要とせず無駄な電力消費がな
く効率が向上するスイッチング電源回路を提供すること
を目的とする。
リアクトル電流が零となることがなく、リアクトル電流
の不連続モードに入ることを防止でき安定した動作を行
い、かつブリーダ抵抗を必要とせず無駄な電力消費がな
く効率が向上するスイッチング電源回路を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、トランスの1次巻線に供給する直流をスイッチング
し、上記トランスの2次巻線に生じる脈流を整流及び平
滑して出力するスイッチング電源回路において、出力電
流を検出する出力電流監視回路と、上記検出された出力
電流が所定の閾値未満となったときスイッチング動作の
周波数を高くする動作周波数制御回路とを有する。この
ため、出力電流が低下してリアクトル電流が低下して
も、これが零となることを防止でき、リアクトル電流の
不連続モードに入ることを防止して、安定した動作を行
うことができ、ブリーダ抵抗が不要で無駄な電力消費が
なく効率が向上する。
は、トランスの1次巻線に供給する直流をスイッチング
し、上記トランスの2次巻線に生じる脈流を整流及び平
滑して出力するスイッチング電源回路において、出力電
流を検出する出力電流監視回路と、上記検出された出力
電流が所定の閾値未満となったときスイッチング動作の
周波数を高くする動作周波数制御回路とを有する。この
ため、出力電流が低下してリアクトル電流が低下して
も、これが零となることを防止でき、リアクトル電流の
不連続モードに入ることを防止して、安定した動作を行
うことができ、ブリーダ抵抗が不要で無駄な電力消費が
なく効率が向上する。
【0011】請求項2に記載の発明では、前記出力電流
監視回路は、前記1次巻線を流れる電流から出力電流を
検出する。このため、出力電流をトランスの2次側だけ
でなく1次側から検出でき、出力電流監視回路の配置の
自由度が向上する。請求項3に記載の発明では、前記動
作周波数制御回路は、出力電流が所定の閾値未満である
とき、上記出力電流に応じ段階的にスイッチング動作の
周波数を切換える。このため、スイッチング動作周波数
を出力電流に応じた好適な値とすることができる。
監視回路は、前記1次巻線を流れる電流から出力電流を
検出する。このため、出力電流をトランスの2次側だけ
でなく1次側から検出でき、出力電流監視回路の配置の
自由度が向上する。請求項3に記載の発明では、前記動
作周波数制御回路は、出力電流が所定の閾値未満である
とき、上記出力電流に応じ段階的にスイッチング動作の
周波数を切換える。このため、スイッチング動作周波数
を出力電流に応じた好適な値とすることができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、前記動作周波
数制御回路は、出力電流が所定の閾値未満であるとき、
上記出力電流に応じ連続してスイッチング動作の周波数
を可変する。このため、スイッチング動作周波数を出力
電流に応じた最適な値とすることができる。
数制御回路は、出力電流が所定の閾値未満であるとき、
上記出力電流に応じ連続してスイッチング動作の周波数
を可変する。このため、スイッチング動作周波数を出力
電流に応じた最適な値とすることができる。
【0013】請求項5に記載の発明では、前記動作周波
数制御回路は、出力電流が所定の閾値以上か未満かを判
定するときヒステリシス特性を有する。このため、出力
電流が閾値近傍で変動した場合のチャタリングの発生を
防止できる。請求項6に記載の発明では、前記出力電流
監視回路は、出力電流の過電流を検出する回路と回路の
一部を共有する。このため、回路構成を簡単にすること
ができる。
数制御回路は、出力電流が所定の閾値以上か未満かを判
定するときヒステリシス特性を有する。このため、出力
電流が閾値近傍で変動した場合のチャタリングの発生を
防止できる。請求項6に記載の発明では、前記出力電流
監視回路は、出力電流の過電流を検出する回路と回路の
一部を共有する。このため、回路構成を簡単にすること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明回路の第1実施例の
回路構成図を示す。同図中、入力直流電源20はトラン
ス21の1次巻線に直流を供給する。FET等のスイッ
チング素子22は動作周波数制御回路30より供給され
るスイッチング制御信号によってオン/オフ制御され、
トランス21の1次巻線に供給する直流をスイッチング
する。
回路構成図を示す。同図中、入力直流電源20はトラン
ス21の1次巻線に直流を供給する。FET等のスイッ
チング素子22は動作周波数制御回路30より供給され
るスイッチング制御信号によってオン/オフ制御され、
トランス21の1次巻線に供給する直流をスイッチング
する。
【0015】トランス21の2次巻線に生じる脈流はダ
イオード23,24で整流され、チョークコイル25及
び出力コンデンサ26で平滑されて直流とされ、出力端
子28a,28bから負荷27に供給される。チョーク
コイル25と出力コンデンサ26の接続点と端子28b
との間には出力電流監視回路31が設けられている。
イオード23,24で整流され、チョークコイル25及
び出力コンデンサ26で平滑されて直流とされ、出力端
子28a,28bから負荷27に供給される。チョーク
コイル25と出力コンデンサ26の接続点と端子28b
との間には出力電流監視回路31が設けられている。
【0016】出力電流監視回路31は負荷に流れる電流
(出力電流)IO が所定の閾値IO( TH) 未満か以上かを
検出して、その検出信号を動作周波数制御回路30に供
給する。動作周波数制御回路30は検出された出力電流
が所定の閾値IO(TH) より小さい場合には、スイッチン
グ制御信号の周波数つまりスイッチング動作周波数を高
くし、出力電流が閾値IO(TH) 以上の場合にはスイッチ
ング動作周波数を低くする。
(出力電流)IO が所定の閾値IO( TH) 未満か以上かを
検出して、その検出信号を動作周波数制御回路30に供
給する。動作周波数制御回路30は検出された出力電流
が所定の閾値IO(TH) より小さい場合には、スイッチン
グ制御信号の周波数つまりスイッチング動作周波数を高
くし、出力電流が閾値IO(TH) 以上の場合にはスイッチ
ング動作周波数を低くする。
【0017】ここで、リアクトル電流IL の振幅は、ス
イッチング素子22のオフ時間TOF F を用いて(VO ×
TOFF )/Lと表わされる。つまり、スイッチング動作
周波数を高くするとオフ時間TOFF が小さくなり、リア
クトル電流IL の振幅も小さくなる。このため、TOFF
<(2L・IO /VO )を満足するようにスイッチング
動作周波数を選択することによりリアクトル電流IL は
零とならず、リアクトル電流の不連続モードに入ること
を防止できる。
イッチング素子22のオフ時間TOF F を用いて(VO ×
TOFF )/Lと表わされる。つまり、スイッチング動作
周波数を高くするとオフ時間TOFF が小さくなり、リア
クトル電流IL の振幅も小さくなる。このため、TOFF
<(2L・IO /VO )を満足するようにスイッチング
動作周波数を選択することによりリアクトル電流IL は
零とならず、リアクトル電流の不連続モードに入ること
を防止できる。
【0018】なお、出力電流IO が閾値IO(TH) 以上の
ときスイッチング動作周波数を低くするのは、スイッチ
ング動作周波数が高くなるとスイッチング素子22にお
ける損失が大きくなるからである。図2は本発明の第2
実施例の回路構成図を示す。同図中、図1と同一部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。図2におい
て、出力電流監視回路32は、トランス21の1次側の
コイル33とスイッチング素子22との間に設けられて
おり、トランス21の1次巻線を流れる電流IM1を検出
し、これを、出力電流IO の閾値IO(TH) に比例する1
次巻線電流IM1の閾値IM(TH) と比較し、電流IM1が閾
値IM(TH) より小さいか以上かを検出し、その検出信号
を動作周波数制御回路34に供給する。
ときスイッチング動作周波数を低くするのは、スイッチ
ング動作周波数が高くなるとスイッチング素子22にお
ける損失が大きくなるからである。図2は本発明の第2
実施例の回路構成図を示す。同図中、図1と同一部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。図2におい
て、出力電流監視回路32は、トランス21の1次側の
コイル33とスイッチング素子22との間に設けられて
おり、トランス21の1次巻線を流れる電流IM1を検出
し、これを、出力電流IO の閾値IO(TH) に比例する1
次巻線電流IM1の閾値IM(TH) と比較し、電流IM1が閾
値IM(TH) より小さいか以上かを検出し、その検出信号
を動作周波数制御回路34に供給する。
【0019】これにより、動作周波数制御回路34は、
IM1<IM(TH) の場合にはスイッチング動作周波数を高
くし、IM1≧IM(TH) の場合はスイッチング動作周波数
を低くして、リアクトル電流の不連続モードに入ること
を防止する。これによって安定した動作を行うことがで
き、ブリーダ抵抗が不要であるので無駄な電力消費がな
く効率が向上する。
IM1<IM(TH) の場合にはスイッチング動作周波数を高
くし、IM1≧IM(TH) の場合はスイッチング動作周波数
を低くして、リアクトル電流の不連続モードに入ること
を防止する。これによって安定した動作を行うことがで
き、ブリーダ抵抗が不要であるので無駄な電力消費がな
く効率が向上する。
【0020】図3は本発明の第3実施例の回路構成図を
示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図3において、出力電流監視回路3
1はチョークコイル25と出力端子28b間に接続され
た抵抗Rs と、出力電流IOが抵抗RS を流れることに
より生じる電圧VS を閾値IO(TH) に対応する基準電圧
VREF (VREF =RS ×IO(TH) )と比較するコンパレ
ータ35とより構成されている。これによって出力電流
監視回路31はIO <IO(TH) のときLレベルでIO ≧
IO(TH) のときHレベルの検出信号を動作周波数制御回
路40に供給する。
示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図3において、出力電流監視回路3
1はチョークコイル25と出力端子28b間に接続され
た抵抗Rs と、出力電流IOが抵抗RS を流れることに
より生じる電圧VS を閾値IO(TH) に対応する基準電圧
VREF (VREF =RS ×IO(TH) )と比較するコンパレ
ータ35とより構成されている。これによって出力電流
監視回路31はIO <IO(TH) のときLレベルでIO ≧
IO(TH) のときHレベルの検出信号を動作周波数制御回
路40に供給する。
【0021】動作周波数制御回路40は検出信号がLレ
ベルのときは所定振幅で周波数の高い鋸歯状波を生成
し、検出信号がHレベルのときは所定振幅で周波数の低
い鋸歯状波を生成してPWM(パルス幅変調)制御回路
41に供給する。PWM制御回路41には端子28aの
出力電圧VO が供給されており、PWM制御回路41は
上記出力電圧VO を分圧して鋸歯状波と比較することに
よりスイッチング制御信号のパルス幅を可変制御してス
イッチング素子22に供給する。これにより端子28a
の出力電圧VO が一定に制御される。
ベルのときは所定振幅で周波数の高い鋸歯状波を生成
し、検出信号がHレベルのときは所定振幅で周波数の低
い鋸歯状波を生成してPWM(パルス幅変調)制御回路
41に供給する。PWM制御回路41には端子28aの
出力電圧VO が供給されており、PWM制御回路41は
上記出力電圧VO を分圧して鋸歯状波と比較することに
よりスイッチング制御信号のパルス幅を可変制御してス
イッチング素子22に供給する。これにより端子28a
の出力電圧VO が一定に制御される。
【0022】この場合もスイッチング動作周波数を切換
えてリアクトル電流IL が零となることがなく、リアク
トル電流の不連続モードに入ることを防止するのは第1
実施例と同様である。更に出力電流をトランス21の2
次側に限らず1次側から検出でき、出力電流監視回路の
配置の自由度が向上する。
えてリアクトル電流IL が零となることがなく、リアク
トル電流の不連続モードに入ることを防止するのは第1
実施例と同様である。更に出力電流をトランス21の2
次側に限らず1次側から検出でき、出力電流監視回路の
配置の自由度が向上する。
【0023】図4は本発明の第4実施例の回路構成図を
示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図4において、出力電流監視回路5
1はチョークコイル25と出力端子28b間に直列接続
された抵抗Rs1,RS2,RS3と、出力電流IO が抵抗R
S1,RS2,RS3夫々を流れることにより生じる電圧
V S1,VS2,VS3夫々を閾値IO(TH) に対応する基準電
圧VREF と比較するコンパレータ45,46,47とよ
り構成されている。これによってコンパレータ45はI
O <IO(TH1)のときLレベルでIO ≧IO(TH1)のときH
レベルの第1検出信号を生成し、コンパレータ46はI
O ≧IO(TH2)>IO(TH1)のときHレベルの第2検出信号
を生成し、コンパレータ47はIO ≧IO(TH3)>I
O(TH2)のときHレベルの第3検出信号を生成して動作周
波数制御回路52に供給する。
示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図4において、出力電流監視回路5
1はチョークコイル25と出力端子28b間に直列接続
された抵抗Rs1,RS2,RS3と、出力電流IO が抵抗R
S1,RS2,RS3夫々を流れることにより生じる電圧
V S1,VS2,VS3夫々を閾値IO(TH) に対応する基準電
圧VREF と比較するコンパレータ45,46,47とよ
り構成されている。これによってコンパレータ45はI
O <IO(TH1)のときLレベルでIO ≧IO(TH1)のときH
レベルの第1検出信号を生成し、コンパレータ46はI
O ≧IO(TH2)>IO(TH1)のときHレベルの第2検出信号
を生成し、コンパレータ47はIO ≧IO(TH3)>I
O(TH2)のときHレベルの第3検出信号を生成して動作周
波数制御回路52に供給する。
【0024】動作周波数制御回路52は第1〜第3検出
信号が全てLレベルのとき周波数が最も高く、次に第1
検出信号がHレベルとなると周波数が低下し、次に第
1,第2検出信号がHレベルとなると更に周波数が低下
し、最後に第1,第2,第3検出信号がHレベルとなる
と最も低い周波数となる所定振幅の鋸歯状波を生成して
PWM制御回路41に供給する。PWM制御回路41は
出力電圧VO を分圧して鋸歯状波と比較することにより
スイッチング制御信号のパルス幅を可変制御してスイッ
チング素子22に供給する。これにより端子28aの出
力電圧VO が一定に制御される。
信号が全てLレベルのとき周波数が最も高く、次に第1
検出信号がHレベルとなると周波数が低下し、次に第
1,第2検出信号がHレベルとなると更に周波数が低下
し、最後に第1,第2,第3検出信号がHレベルとなる
と最も低い周波数となる所定振幅の鋸歯状波を生成して
PWM制御回路41に供給する。PWM制御回路41は
出力電圧VO を分圧して鋸歯状波と比較することにより
スイッチング制御信号のパルス幅を可変制御してスイッ
チング素子22に供給する。これにより端子28aの出
力電圧VO が一定に制御される。
【0025】この場合、コンパレータ45の出力する第
1検出信号だけがLレベルのときはスイッチング動作周
波数は低く、リアクトル電流IL は図5(A)に示す如
くなる。また、コンパレータ45,46の出力する第
1,第2検出信号がLレベルのときはスイッチング動作
周波数が高くなり、リアクトル電流IL は図5(B)に
示す如くなる。更に、コンパレータ45〜47の出力す
る第1,第2,第3検出信号が全てLレベルのときはス
イッチング動作周波数は最も高くなり、リアクトル電流
IL は図5(C)に示す如くなり、全ての状態でリアク
トル電流IL が零となることがなく、リアクトル電流の
不連続モードに入ることが防止される。これによって、
スイッチング動作周波数を多段階に切換えて、出力電流
に応じた好適な値とすることができる。
1検出信号だけがLレベルのときはスイッチング動作周
波数は低く、リアクトル電流IL は図5(A)に示す如
くなる。また、コンパレータ45,46の出力する第
1,第2検出信号がLレベルのときはスイッチング動作
周波数が高くなり、リアクトル電流IL は図5(B)に
示す如くなる。更に、コンパレータ45〜47の出力す
る第1,第2,第3検出信号が全てLレベルのときはス
イッチング動作周波数は最も高くなり、リアクトル電流
IL は図5(C)に示す如くなり、全ての状態でリアク
トル電流IL が零となることがなく、リアクトル電流の
不連続モードに入ることが防止される。これによって、
スイッチング動作周波数を多段階に切換えて、出力電流
に応じた好適な値とすることができる。
【0026】図6は本発明の第5実施例の回路構成図を
示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図6において、出力電流監視回路6
1はチョークコイル25と出力端子28b間に接続され
た抵抗Rs と、出力電流IOが抵抗RS を流れることに
より生じる電圧VS を閾値IO(TH) に対応する基準電圧
VREF と比較する、抵抗R1 ,R2 によってヒステリシ
ス特性を持つコンパレータ62とより構成されている。
これによって出力電流監視回路62はIO <I O(THL)の
ときLレベルでIO ≧IO(THH)のときHレベルの検出信
号を動作周波数制御回路40に供給する。
示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図6において、出力電流監視回路6
1はチョークコイル25と出力端子28b間に接続され
た抵抗Rs と、出力電流IOが抵抗RS を流れることに
より生じる電圧VS を閾値IO(TH) に対応する基準電圧
VREF と比較する、抵抗R1 ,R2 によってヒステリシ
ス特性を持つコンパレータ62とより構成されている。
これによって出力電流監視回路62はIO <I O(THL)の
ときLレベルでIO ≧IO(THH)のときHレベルの検出信
号を動作周波数制御回路40に供給する。
【0027】動作周波数制御回路40は図7(A),
(B)に示す如く、検出信号がLレベルのときは制御信
号をオンとして所定振幅で周波数の高い(f2 )鋸歯状
波を生成し、検出信号がHレベルのときは制御信号をオ
フとして所定振幅で周波数の低い(f1 :f1 <f2 )
鋸歯状波を生成してPWM(パルス幅変調)制御回路4
1に供給する。コンパレータにヒステリシス特性がない
場合は出力電流IO が図7(C)に示す如き場合、制御
信号は同図(D)に示す如くチャタリングを起こし、ス
イッチング動作周波数が断続的に変化するが、本実施例
では出力電流IOが図7(E)に示す如く変動しても、
制御信号は同図(F)に示す如くチャタリングを防止さ
れる。これによって安定した制御を行うことができる。
(B)に示す如く、検出信号がLレベルのときは制御信
号をオンとして所定振幅で周波数の高い(f2 )鋸歯状
波を生成し、検出信号がHレベルのときは制御信号をオ
フとして所定振幅で周波数の低い(f1 :f1 <f2 )
鋸歯状波を生成してPWM(パルス幅変調)制御回路4
1に供給する。コンパレータにヒステリシス特性がない
場合は出力電流IO が図7(C)に示す如き場合、制御
信号は同図(D)に示す如くチャタリングを起こし、ス
イッチング動作周波数が断続的に変化するが、本実施例
では出力電流IOが図7(E)に示す如く変動しても、
制御信号は同図(F)に示す如くチャタリングを防止さ
れる。これによって安定した制御を行うことができる。
【0028】図8は本発明の第6実施例の回路構成図を
示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図8において、出力電流監視回路6
5はチョークコイル25と出力端子28b間に接続され
た抵抗Rs と、出力電流IOが抵抗RS を流れることに
より生じる電圧VS を閾値IO(TH) に対応する基準電圧
VREF と差動増幅する差動増幅器66とより構成されて
いる。出力電流監視回路65の出力する誤差電圧は動作
周波数制御回路67に供給される。
示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図8において、出力電流監視回路6
5はチョークコイル25と出力端子28b間に接続され
た抵抗Rs と、出力電流IOが抵抗RS を流れることに
より生じる電圧VS を閾値IO(TH) に対応する基準電圧
VREF と差動増幅する差動増幅器66とより構成されて
いる。出力電流監視回路65の出力する誤差電圧は動作
周波数制御回路67に供給される。
【0029】動作周波数制御回路67は誤差電圧が零以
下のときは所定振幅で所定周波数の鋸歯状波を生成し、
誤差電圧が高くなるに従って周波数が高くなる所定振幅
の鋸状歯波を生成し、PWM制御回路41に供給する。
これによって、出力電流IO が閾値IO(TH) 以下となる
と出力電流IO の低下に従ってスイッチング動作周波数
が高くなり、リアクトル電流IL が零となることが防止
され、リアクトル電流の不連続モードに入ることが防止
される。このためスイッチング動作周波数を常時、最適
な値とすることができる。
下のときは所定振幅で所定周波数の鋸歯状波を生成し、
誤差電圧が高くなるに従って周波数が高くなる所定振幅
の鋸状歯波を生成し、PWM制御回路41に供給する。
これによって、出力電流IO が閾値IO(TH) 以下となる
と出力電流IO の低下に従ってスイッチング動作周波数
が高くなり、リアクトル電流IL が零となることが防止
され、リアクトル電流の不連続モードに入ることが防止
される。このためスイッチング動作周波数を常時、最適
な値とすることができる。
【0030】図9は本発明の第9実施例の回路構成図を
示す。同図中、図8と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図9において、出力電流監視回路7
0は過電流検出用のカレントトランス回路71を利用し
ている。カレントトランス回路71はトランス21の1
次巻線を流れる電流を検出して電圧信号とし、その検出
電圧信号を過電流検出回路72に供給する。過電流検出
回路72はこの検出電圧信号が過電流検出設定値VOVER
を越えたときPWM制御回路41の動作を制御して、出
力電圧を低下させて負荷27に過電流が流れることを防
止している。
示す。同図中、図8と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図9において、出力電流監視回路7
0は過電流検出用のカレントトランス回路71を利用し
ている。カレントトランス回路71はトランス21の1
次巻線を流れる電流を検出して電圧信号とし、その検出
電圧信号を過電流検出回路72に供給する。過電流検出
回路72はこの検出電圧信号が過電流検出設定値VOVER
を越えたときPWM制御回路41の動作を制御して、出
力電圧を低下させて負荷27に過電流が流れることを防
止している。
【0031】出力電流監視回路70はカレントトランス
回路71の出力する検出電圧信号を閾値IO(TH) に対応
する基準電圧VREF2と差動増幅することにより誤差電圧
を得て動作周波数制御回路67に供給する。動作周波数
制御回路67は誤差電圧が零以下のときは所定振幅で所
定周波数の鋸歯状波を生成し、誤差電圧が高くなるに従
って周波数が高くなる所定振幅の鋸歯状波を生成し、P
WM制御回路41に供給する。
回路71の出力する検出電圧信号を閾値IO(TH) に対応
する基準電圧VREF2と差動増幅することにより誤差電圧
を得て動作周波数制御回路67に供給する。動作周波数
制御回路67は誤差電圧が零以下のときは所定振幅で所
定周波数の鋸歯状波を生成し、誤差電圧が高くなるに従
って周波数が高くなる所定振幅の鋸歯状波を生成し、P
WM制御回路41に供給する。
【0032】これによって、出力電流IO が閾値I
O(TH) 以下となると出力電流IO の低下に従ってスイッ
チング動作周波数が高くなり、リアクトル電流IL が零
となることが防止され、リアクトル電流の不連続モード
に入ることが防止される。また、この実施例ではカレン
トトランス回路71を共用することによって回路構成を
簡単にすることができる。
O(TH) 以下となると出力電流IO の低下に従ってスイッ
チング動作周波数が高くなり、リアクトル電流IL が零
となることが防止され、リアクトル電流の不連続モード
に入ることが防止される。また、この実施例ではカレン
トトランス回路71を共用することによって回路構成を
簡単にすることができる。
【0033】図10は本発明の第10実施例の回路構成
図を示す。同図中、図9,図3と同一部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。図10において、カレン
トトランス回路71内のカレントトランス80の2次巻
線にはトランス21の1次巻線電流IM1の1/nの電流
IC が流れる。電流IC はダイオード81,82夫々を
流れる電流IC1,IC2に分流される。検出電圧VS1は検
出抵抗RX により決定され、また検出電圧VS1の最低電
圧はピーク整流の放電時定数Ry によって決定される。
ここで、出力電流の閾値IO(TH) のときの検出電圧VS1
の値と一致するように出力電流監視回路73の基準電圧
VREF2を設定しておく。
図を示す。同図中、図9,図3と同一部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。図10において、カレン
トトランス回路71内のカレントトランス80の2次巻
線にはトランス21の1次巻線電流IM1の1/nの電流
IC が流れる。電流IC はダイオード81,82夫々を
流れる電流IC1,IC2に分流される。検出電圧VS1は検
出抵抗RX により決定され、また検出電圧VS1の最低電
圧はピーク整流の放電時定数Ry によって決定される。
ここで、出力電流の閾値IO(TH) のときの検出電圧VS1
の値と一致するように出力電流監視回路73の基準電圧
VREF2を設定しておく。
【0034】出力電流監視回路73を構成するコンパレ
ータは、検出電圧VS1が出力電流I O の減少に対応して
減少するため、VS1<VREF2の場合、つまりIO <I
O(TH)の場合にLレベルの制御信号を生成する。動作周
波数制御回路40は鋸歯状波を発生する発振器であり、
その発振周波数はNPN型トランジスタTr がオフのと
き1/(A・C・R20)で表わされる。但し、Aは定数
である。これに対し、制御信号がLレベルとなりトラン
ジスタTr がオンとなると抵抗R20と並列に抵抗R30が
接続されて、発振周波数は1/{A・C・(R20・
R30)/(R20+R30)}となって、抵抗値が小さくな
るために発振周波数は高くなる。
ータは、検出電圧VS1が出力電流I O の減少に対応して
減少するため、VS1<VREF2の場合、つまりIO <I
O(TH)の場合にLレベルの制御信号を生成する。動作周
波数制御回路40は鋸歯状波を発生する発振器であり、
その発振周波数はNPN型トランジスタTr がオフのと
き1/(A・C・R20)で表わされる。但し、Aは定数
である。これに対し、制御信号がLレベルとなりトラン
ジスタTr がオンとなると抵抗R20と並列に抵抗R30が
接続されて、発振周波数は1/{A・C・(R20・
R30)/(R20+R30)}となって、抵抗値が小さくな
るために発振周波数は高くなる。
【0035】これによって、出力電流IO が閾値I
O(TH) 以下となると出力電流IO の低下に従ってスイッ
チング動作周波数が高くなり、リアクトル電流IL が零
となることが防止され、リアクトル電流の不連続モード
に入ることが防止される。
O(TH) 以下となると出力電流IO の低下に従ってスイッ
チング動作周波数が高くなり、リアクトル電流IL が零
となることが防止され、リアクトル電流の不連続モード
に入ることが防止される。
【0036】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
トランスの1次巻線に供給する直流をスイッチングし、
上記トランスの2次巻線に生じる脈流を整流及び平滑し
て出力するスイッチング電源回路において、出力電流を
検出する出力電流監視回路と、上記検出された出力電流
が所定の閾値未満となったときスイッチング動作の周波
数を高くする動作周波数制御回路とを有する。このた
め、出力電流が低下してリアクトル電流が低下しても、
これが零となることを防止でき、リアクトル電流の不連
続モードに入ることを防止して、安定した動作を行うこ
とができ、ブリーダ抵抗が不要で無駄な電力消費がなく
効率が向上する。
トランスの1次巻線に供給する直流をスイッチングし、
上記トランスの2次巻線に生じる脈流を整流及び平滑し
て出力するスイッチング電源回路において、出力電流を
検出する出力電流監視回路と、上記検出された出力電流
が所定の閾値未満となったときスイッチング動作の周波
数を高くする動作周波数制御回路とを有する。このた
め、出力電流が低下してリアクトル電流が低下しても、
これが零となることを防止でき、リアクトル電流の不連
続モードに入ることを防止して、安定した動作を行うこ
とができ、ブリーダ抵抗が不要で無駄な電力消費がなく
効率が向上する。
【0037】また、請求項2に記載の発明では、前記出
力電流監視回路は、前記1次巻線を流れる電流から出力
電流を検出する。このため、出力電流をトランスの2次
側だけでなく1次側から検出でき、出力電流監視回路の
配置の自由度が向上する。また、請求項3に記載の発明
では、前記動作周波数制御回路は、出力電流が所定の閾
値未満であるとき、上記出力電流に応じ段階的にスイッ
チング動作の周波数を切換える。このため、スイッチン
グ動作周波数を出力電流に応じた好適な値とすることが
できる。
力電流監視回路は、前記1次巻線を流れる電流から出力
電流を検出する。このため、出力電流をトランスの2次
側だけでなく1次側から検出でき、出力電流監視回路の
配置の自由度が向上する。また、請求項3に記載の発明
では、前記動作周波数制御回路は、出力電流が所定の閾
値未満であるとき、上記出力電流に応じ段階的にスイッ
チング動作の周波数を切換える。このため、スイッチン
グ動作周波数を出力電流に応じた好適な値とすることが
できる。
【0038】また、請求項4に記載の発明では、前記動
作周波数制御回路は、出力電流が所定の閾値未満である
とき、上記出力電流に応じ連続してスイッチング動作の
周波数を可変する。このため、スイッチング動作周波数
を出力電流に応じた最適な値とすることができる。
作周波数制御回路は、出力電流が所定の閾値未満である
とき、上記出力電流に応じ連続してスイッチング動作の
周波数を可変する。このため、スイッチング動作周波数
を出力電流に応じた最適な値とすることができる。
【0039】また、請求項5に記載の発明では、前記動
作周波数制御回路は、出力電流が所定の閾値以上か未満
かを判定するときヒステリシス特性を有する。このた
め、出力電流が閾値近傍で変動した場合のチャタリング
の発生を防止できる。また、請求項6に記載の発明で
は、前記出力電流監視回路は、出力電流の過電流を検出
する回路と回路の一部を共有する。このため、回路構成
を簡単にすることができ、実用上きわめて有用である。
作周波数制御回路は、出力電流が所定の閾値以上か未満
かを判定するときヒステリシス特性を有する。このた
め、出力電流が閾値近傍で変動した場合のチャタリング
の発生を防止できる。また、請求項6に記載の発明で
は、前記出力電流監視回路は、出力電流の過電流を検出
する回路と回路の一部を共有する。このため、回路構成
を簡単にすることができ、実用上きわめて有用である。
【図1】本発明の回路構成図である。
【図2】本発明の回路構成図である。
【図3】本発明の回路構成図である。
【図4】本発明の回路構成図である。
【図5】図4の動作説明用の波形図である。
【図6】本発明の回路構成図である。
【図7】図6の動作説明用の波形図である。
【図8】本発明の回路構成図である。
【図9】本発明の回路構成図である。
【図10】本発明の回路構成図である。
【図11】従来回路の回路図である。
【図12】図11の動作説明用の波形図である。
20 入力直流電源 21 トランス 22 スイッチング素子 23,24 ダイオード 25 チョークコイル 26 出力コンデンサ 27 負荷 30,34,40,67 動作周波数制御回路 31,32,65,70,73 出力電流監視回路 35,45〜47 コンパレータ 41 PWM制御回路 71 カレントトランス回路 72 過電流検出回路
Claims (6)
- 【請求項1】 トランスの1次巻線に供給する直流をス
イッチングし、上記トランスの2次巻線に生じる脈流を
整流及び平滑して出力するスイッチング電源回路におい
て、 出力電流を検出する出力電流監視回路と、 上記検出された出力電流が所定の閾値未満となったとき
スイッチング動作の周波数を高くする動作周波数制御回
路とを有することを特徴とするスイッチング電源回路。 - 【請求項2】 前記出力電流監視回路は、前記1次巻線
を流れる電流から出力電流を検出することを特徴とする
請求項1記載のスイッチング電源回路。 - 【請求項3】 前記動作周波数制御回路は、出力電流が
所定の閾値未満であるとき、上記出力電流に応じ段階的
にスイッチング動作の周波数を切換えることを特徴とす
る請求項1記載のスイッチング電源回路。 - 【請求項4】 前記動作周波数制御回路は、出力電流が
所定の閾値未満であるとき、上記出力電流に応じ連続し
てスイッチング動作の周波数を可変することを特徴とす
る請求項1記載のスイッチング電源回路。 - 【請求項5】 前記動作周波数制御回路は、出力電流が
所定の閾値以上か未満かを判定するときヒステリシス特
性を有することを特徴とする請求項1記載のスイッチン
グ電源回路。 - 【請求項6】 前記出力電流監視回路は、出力電流の過
電流を検出する回路と回路の一部を共有することを特徴
とする請求項1記載のスイッチング電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24026495A JPH0984340A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | スイッチング電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24026495A JPH0984340A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | スイッチング電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0984340A true JPH0984340A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17056912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24026495A Withdrawn JPH0984340A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | スイッチング電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0984340A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000245142A (ja) * | 1999-02-19 | 2000-09-08 | Sharp Corp | スイッチング電源装置 |
DE102005040876A1 (de) * | 2005-08-29 | 2007-03-01 | Austriamicrosystems Ag | Steuerungsanordnung für einen Spannungskonverter, Spannungskonverter sowie Verfahren zum Konvertieren einer ersten Gleichspannung in eine zweite Gleichspannung |
JP2010130813A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Fujitsu Ltd | スイッチングレギュレータ |
JP2018074734A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | Tdk株式会社 | スイッチング電源装置 |
JP2021522772A (ja) * | 2018-05-04 | 2021-08-30 | レイセオン カンパニー | 再構成可能な電力変換器を適応的に制御するためのシステム及び方法 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP24026495A patent/JPH0984340A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000245142A (ja) * | 1999-02-19 | 2000-09-08 | Sharp Corp | スイッチング電源装置 |
DE102005040876A1 (de) * | 2005-08-29 | 2007-03-01 | Austriamicrosystems Ag | Steuerungsanordnung für einen Spannungskonverter, Spannungskonverter sowie Verfahren zum Konvertieren einer ersten Gleichspannung in eine zweite Gleichspannung |
US7738265B2 (en) | 2005-08-29 | 2010-06-15 | Austriamicrosystems Ag | Control system for a voltage converter and method |
JP2010130813A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Fujitsu Ltd | スイッチングレギュレータ |
JP2018074734A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | Tdk株式会社 | スイッチング電源装置 |
JP2021522772A (ja) * | 2018-05-04 | 2021-08-30 | レイセオン カンパニー | 再構成可能な電力変換器を適応的に制御するためのシステム及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |