JP3067218B2 - 進行波管用電源 - Google Patents
進行波管用電源Info
- Publication number
- JP3067218B2 JP3067218B2 JP3013143A JP1314391A JP3067218B2 JP 3067218 B2 JP3067218 B2 JP 3067218B2 JP 3013143 A JP3013143 A JP 3013143A JP 1314391 A JP1314391 A JP 1314391A JP 3067218 B2 JP3067218 B2 JP 3067218B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- power supply
- electrode
- wave tube
- helix
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は進行波管用電源回路に関
し、特に進行波管増幅器に使用される電源に関する。
し、特に進行波管増幅器に使用される電源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の進行波管増幅器用電源は、アノー
ド電極電圧を出力するアノード電極用電源と、ヘリック
ス電極電圧及びコレクタ電極電圧を出力するヘリックス
電極・コレクタ電極用電源とから構成され、それぞれの
出力電圧の立上げ立下げは、マニュアルで制御される
か、又は一定の時間遅延を与える時間遅延回路によって
制御することによりアノード電極電圧とその他の電極電
圧の立上がり立下がりに時間差を与えることによって制
御されていた。
ド電極電圧を出力するアノード電極用電源と、ヘリック
ス電極電圧及びコレクタ電極電圧を出力するヘリックス
電極・コレクタ電極用電源とから構成され、それぞれの
出力電圧の立上げ立下げは、マニュアルで制御される
か、又は一定の時間遅延を与える時間遅延回路によって
制御することによりアノード電極電圧とその他の電極電
圧の立上がり立下がりに時間差を与えることによって制
御されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の進行波管用
電源では、電源の出力の状態のいかんにかかわらず、立
上げ立下げ動作が実行されるので、電源又は負荷のパラ
メータ変化、特に経年変化等に対応して立上げ立下げを
シーケンシャルに制御できない欠点がある。又確実にシ
ーケンシャル制御できるようにするには、実際に必要な
遅延時間よりさらに十分なマージンを持った長い遅延時
間が必要であるという欠点があった。
電源では、電源の出力の状態のいかんにかかわらず、立
上げ立下げ動作が実行されるので、電源又は負荷のパラ
メータ変化、特に経年変化等に対応して立上げ立下げを
シーケンシャルに制御できない欠点がある。又確実にシ
ーケンシャル制御できるようにするには、実際に必要な
遅延時間よりさらに十分なマージンを持った長い遅延時
間が必要であるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の進行波管用電源
は、正出力がアノード電極用出力に、負出力がカソード
電極用出力に接続されたアノード電極用電源と、正出力
の一つがヘリックス電極用出力に、もう一つの正出力が
コレクタ電極用出力に、負出力がカソード電極用出力に
接続されたヘリックス電極・コレクタ電極用電源とを有
する進行波管用電源において、ヘリックス・カソード間
電圧検出回路と、カソード電流検出回路と、この両回路
の出力情報を判別して、出力電圧の立上がりと立下がり
をシーケンシャルに制御するシーケンス制御回路とを有
する。
は、正出力がアノード電極用出力に、負出力がカソード
電極用出力に接続されたアノード電極用電源と、正出力
の一つがヘリックス電極用出力に、もう一つの正出力が
コレクタ電極用出力に、負出力がカソード電極用出力に
接続されたヘリックス電極・コレクタ電極用電源とを有
する進行波管用電源において、ヘリックス・カソード間
電圧検出回路と、カソード電流検出回路と、この両回路
の出力情報を判別して、出力電圧の立上がりと立下がり
をシーケンシャルに制御するシーケンス制御回路とを有
する。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図、図2は本実
施例の各部の波形図である。図1において、進行波管用
電源本体はアノード電極用電源1とヘリックス電極・コ
レクタ電極用電源2とから構成され、それぞれの電源の
起動.停止はシーケンス制御回路5から出力される起動
又は停止信号によって制御される。シーケンス制御回路
5から出力される起動・停止信号はヘリックスとカソー
ド間の電圧を検出するヘリックス・カソード間電圧検出
回路3から出力される信号及び進行波管のカソード電流
を検出するカソード電流検出回路4から出力される信号
とによってシーケンシャルに制御される。それぞれの電
源の出力電圧の立上り立下りと起動停止信号、進行波管
のカソード電流の関係を図2に示す。
る。図1は本発明の一実施例のブロック図、図2は本実
施例の各部の波形図である。図1において、進行波管用
電源本体はアノード電極用電源1とヘリックス電極・コ
レクタ電極用電源2とから構成され、それぞれの電源の
起動.停止はシーケンス制御回路5から出力される起動
又は停止信号によって制御される。シーケンス制御回路
5から出力される起動・停止信号はヘリックスとカソー
ド間の電圧を検出するヘリックス・カソード間電圧検出
回路3から出力される信号及び進行波管のカソード電流
を検出するカソード電流検出回路4から出力される信号
とによってシーケンシャルに制御される。それぞれの電
源の出力電圧の立上り立下りと起動停止信号、進行波管
のカソード電流の関係を図2に示す。
【0006】まず、シーケンス制御回路5はカソード電
流が流れていないカットオフ状態であることをカソード
電流検出回路4の出力信号によって識別し、ヘリックス
電極・コレクタ電極用電源2の起動信号を出力する。そ
の後シーケンス制御回路5は、ヘリックス・カソード間
電圧検出回路3の出力信号によってヘリックス電極・コ
レクタ電極用電源が確実に立上がったのを識別し(図2
のΔT)、アノード電極用電源1の起動信号を出力す
る。このようにシーケンシャルに出力電圧を立上げるこ
とによって電源電圧立上げ時に起る進行波管のビームの
乱れを抑えることができるので、ヘリックスに過電流が
流れることもなく確実に進行波管の動作を立上げること
が可能となる。さらに電源電圧の立下げ時も同様にシー
ケンス制御回路5は、アノード電極用電源1の停止信号
が出力されてアノード電圧が立下がっていてもカソード
電流が流れている期間は、カソード電流検出回路4の出
力信号によって進行波管がオンの状態であることを識別
して(図2のΔt1)、ヘリックス電極・コレクタ電極
用電源の停止信号は出力しない。その後シーケンス制御
回路5はカソード電流検出回路4の出力信号によって進
行波管がカットオフ状態、すなわちカソード電流が流れ
ていない状態であることを識別して(図2のΔt2)、
ヘリックス電極・コレクタ電極用電源2の停止信号を出
力する。このようにシーケンシャルに出力電圧を立下げ
ることによって電源立下げ時に起る進行波管のビームの
乱れを抑えることができる。
流が流れていないカットオフ状態であることをカソード
電流検出回路4の出力信号によって識別し、ヘリックス
電極・コレクタ電極用電源2の起動信号を出力する。そ
の後シーケンス制御回路5は、ヘリックス・カソード間
電圧検出回路3の出力信号によってヘリックス電極・コ
レクタ電極用電源が確実に立上がったのを識別し(図2
のΔT)、アノード電極用電源1の起動信号を出力す
る。このようにシーケンシャルに出力電圧を立上げるこ
とによって電源電圧立上げ時に起る進行波管のビームの
乱れを抑えることができるので、ヘリックスに過電流が
流れることもなく確実に進行波管の動作を立上げること
が可能となる。さらに電源電圧の立下げ時も同様にシー
ケンス制御回路5は、アノード電極用電源1の停止信号
が出力されてアノード電圧が立下がっていてもカソード
電流が流れている期間は、カソード電流検出回路4の出
力信号によって進行波管がオンの状態であることを識別
して(図2のΔt1)、ヘリックス電極・コレクタ電極
用電源の停止信号は出力しない。その後シーケンス制御
回路5はカソード電流検出回路4の出力信号によって進
行波管がカットオフ状態、すなわちカソード電流が流れ
ていない状態であることを識別して(図2のΔt2)、
ヘリックス電極・コレクタ電極用電源2の停止信号を出
力する。このようにシーケンシャルに出力電圧を立下げ
ることによって電源立下げ時に起る進行波管のビームの
乱れを抑えることができる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明による進行波
管用電源を用いることにより、出力電圧の立上り立下り
のシーケンス制御が確実に実行されるので進行波管の信
頼度を向上させることができるという効果を有する。
管用電源を用いることにより、出力電圧の立上り立下り
のシーケンス制御が確実に実行されるので進行波管の信
頼度を向上させることができるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本実施例の波形図である。
1 アノード電極用電源 2 ヘリックス電極・コレクタ電極用電源 3 ヘリックス・カソード間電圧検出回路 4 カソード電流検出回路 5 シーケンス制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】 正出力がアノード電極用出力に、負出力
がカソード電極用出力に接続されたアノード電極用電源
と、正出力の一つがヘリックス電極用出力に、もう一つ
の正出力がコレクタ電極用出力に、負出力がカソード電
極用出力に接続されたヘリックス電極・コレクタ電極用
電源とを有する進行波管用電源において、ヘリックス・
カソード間電圧検出回路と、カソード電流検出回路と、
この両回路の出力情報を判別して、出力電圧の立上がり
と立下がりをシーケンシャルに制御するシーケンス制御
回路とを有することを特徴とする進行波管用電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013143A JP3067218B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 進行波管用電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013143A JP3067218B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 進行波管用電源 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04249035A JPH04249035A (ja) | 1992-09-04 |
JP3067218B2 true JP3067218B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=11824939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3013143A Expired - Lifetime JP3067218B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 進行波管用電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067218B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109995386B (zh) * | 2019-03-29 | 2023-09-29 | 成都四威功率电子科技有限公司 | 一种射频信号输出装置 |
-
1991
- 1991-02-04 JP JP3013143A patent/JP3067218B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04249035A (ja) | 1992-09-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000418 |