JPH0548406A - 同期式三角波発生回路 - Google Patents

同期式三角波発生回路

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JPH0548406A
JPH0548406A JP3200462A JP20046291A JPH0548406A JP H0548406 A JPH0548406 A JP H0548406A JP 3200462 A JP3200462 A JP 3200462A JP 20046291 A JP20046291 A JP 20046291A JP H0548406 A JPH0548406 A JP H0548406A
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JP
Japan
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voltage
capacitor
clock
output
charging
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JP3200462A
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Inventor
周平 ▲ひわ▼田
Shiyuuhei Hiwada
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相不連続あるいは断続のクロックに対し即
同期した三角波を発生する同期式三角波発生回路を提供
することを目的としている。 【構成】 充電電流を発生する充電用定電流源と、放電
電流を発生する放電用定電流源と、前記充電用定電流源
および放電用定電流源により充放電されるコンデンサー
と、外部より入力される同期すべきクロックによりコン
デンサーへの充放電を切り換える充放電切り替え手段と
を有する同期式三角波発生回路において、前記コンデン
サーの上限電圧を規制する上限制限手段と、前記コンデ
ンサーの下限電圧を規制する下限制限手段とから構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期式三角波発生回路
に関し、更に詳細には、外部より入力されるクロックに
同期した三角波を発生する同期式三角波発生回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、外部より入力されるクロックに同
期する三角波を発生する同期式三角波発生回路において
は、図7のような構成となっていた。図7を参照しなが
ら、従来回路の構成を説明する。
【0003】電流基準電圧源101は、後述のコンデン
サー104への充放電電流のおおよその基準となる電圧
Eaを出力し、電圧利得制御増幅器102に接続され
る。
【0004】電圧利得制御増幅器102は、入力される
電圧Eaを利得制御電圧Ecにより増幅率を変化させ電
圧Ebを出力する。電圧利得制御増幅器102は、図8
で示すように演算増幅器110と抵抗器111、11
2、114とコンデンサー113とNチャンネルの電界
効果型トランジスタ(以下FETと略す)115とによ
り構成される。図8の回路は、公知の回路であり詳細な
動作説明は略す。
【0005】充放電定電流源103は、入力される電圧
Ebに対応する出力として電流IoutをCLOCKに
同期して変化させ出力する。充放電定電流源103は、
図9で示すように演算増幅器120とNチャンネルのF
ET121とNPN型トランジスタ122と抵抗器12
3、124とで構成される電圧−電流変換部と、抵抗器
125、126、127、128、129、130とP
NP型トランジスタ131、132、133と、NPN
型トランジスタ134、135、136とで構成される
充放電定電流源部と、出力が高インピーダンス状態ある
いは電源電圧と等しい電圧−Vccを出力するレベル変
換バッファ137とにより構成される。
【0006】電圧−電流変換部は、公知の回路なので詳
細な動作説明は略す。電圧−電流変換部は、演算増幅器
120の非反転入力端子に電圧利得制御増幅器102の
出力される電圧Ebが入力され、電流Iaを出力する。
【0007】充放電定電流源部は、公知のカレント・ミ
ラー回路を用いた充電用定電流源及び放電用定電流源の
組合せにより構成されるため詳細な動作説明は略す。説
明を簡略化するために抵抗器125、126、127、
128、129、130の値を全て等しくし、レベル変
換バッファ137の出力状態を電源電圧と等しい電圧−
Vccとする。各部の電流は、 Ia=Ib=Ic=Id=Ie 式1 となる。図9で明らかなように充放電定電流源103の
出力である電流Ioutは、式2のようになる。
【0008】 Iout=Ic−(Id+Ie) 式2 となる。
【0009】レベル変換バッファ137は、CLOCK
が入力され、CLOCKが論理レベル「H」の時高イン
ピーダンスとなり、論理レベル「L」の時電圧−Vcc
となる。CLOCKが論理レベル「H」となるとNPN
型トランジスタ135、136は、非動作状態となり Id=Ie=0 式3 となる。式1、式2、式3より Iout=Ia 式4 となる。このため、充放電定電流源103は、電流Ia
と同電流値を電流Ioutとして出力する。
【0010】また、CLOCKが論理レベル「L」とな
るとNPN型トランジスタ135、136は、動作状態
となり Id=Ie=Ia 式5 となる。さらに式1、式2、式5より Iout=−Ia 式6 となる。このため、充放電定電流源103は、電流Ia
と異符号の同電流値を電流Ioutとして出力する。
【0011】コンデンサー104は、端子aが接地され
端子bは充放電定電流源103出力に接続される。充放
電定電流源103より出力される電流Ioutは、定電
流であるためコンデンサー104の端子bに発生する電
圧Edは、式9、式10で示すような変化を持ったもの
となる。
【0012】CLOCKが論理レベル「H」の時は、
【0013】
【数1】
【0014】CLOCKが論理レベル「L」の時は、
【0015】
【数2】
【0016】なお、Ctは、コンデンサー104の値で
ある。式7、式8よりCLOCKのデューティが50%
即ち論理レベル「H」と「L」が等時間あれば電圧Ed
は、三角波になる。
【0017】検波器105は、入力される電圧Edを尖
頭値検波を行い電圧Eeを出力する。
【0018】検波器105は、図10で示すようにダイ
オード140、コンデンサー141、抵抗器142によ
り構成される。
【0019】振幅基準電圧源107は、同期式三角波発
生回路の出力である信号Voutの振幅の基準となる電
圧Efを出力し、後述の引算器106の端子dに接続さ
れている。
【0020】引算器106は、図11で示すように演算
増幅器145、抵抗器146、147、148、149
により構成される。説明を簡略化するために抵抗器14
6、147、148、149の値を全て等しくする。引
算器106は、端子cに上述の検波器105の出力であ
る電圧Eeが接続され、端子dに上述の振幅基準電圧源
107の出力である電圧Efが接続され式9で示す演算
を行い利得制御電圧Ecを出力する。
【0021】 Ec=Ef−Ee 式9 出力増幅器108は、コンデンサー104の端子bに発
生した電圧Edを増幅し、信号Voutとして出力す
る。
【0022】次に、図7を参照しながら、従来回路の動
作を説明する。
【0023】電流基準電圧源101は、電流Ioutの
おおよその基準となる電圧Eaを発生する。
【0024】電圧利得制御増幅器102は、電流基準電
圧源101より入力される電圧Eaを利得制御電圧Ec
の指示に従い増幅し電圧Ebを出力する。
【0025】充放電定電流源103は、入力される電圧
Ebに基づき電流Ioutの電流値を定め、かつ外部よ
り入力されるCLOCKに同期して電流Ioutの符号
を切り換える。
【0026】コンデンサー104は、電流Ioutの符
号変化により充放電が行われ、端子bに電圧Ed即ちC
LOCKに同期した三角波を発生する。
【0027】検波器105は、電圧Edを尖頭値検波を
行い電圧Eeを出力する。
【0028】引算器106は、振幅基準電圧源107の
出力である電圧Efから電圧Eeを引算し、振幅基準電
圧源107の出力である電圧Efに対する電圧Edの振
幅誤差分を示す電圧である利得制御電圧Ecを出力す
る。
【0029】電圧Edの振幅が減少すると利得制御電圧
Ecは、正電圧でかつ上昇し、電圧利得制御増幅器10
2の増幅率が増大し、電流Ioutが増大し、電圧Ed
の振幅が増大する。また、電圧Edの振幅が増大すると
利得制御電圧Ecは、負電圧または0Vに近づき、電圧
利得制御増幅器102の増幅率が減少し、電流Iout
が減少し、電圧Edの振幅が減少する。上述より電圧利
得制御増幅器102、充放電定電流源103、コンデン
サー104、検波器105、引算器106よりなる閉ル
ープ制御系が形成され電圧Edの振幅が一定になる動作
が行われる。
【0030】出力増幅器108は、振幅が一定な電圧E
dを増幅し信号Voutとして出力される。
【0031】以上より、従来の同期式三角波発生回路
は、図12に示すように連続したデューティ50%のク
ロックをCLOCKとして入力することにより信号Vo
utとしてCLOCKと同期し、振幅が一定な三角波を
出力する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クロッ
クが、図13の波形150の区間152、153ような
位相不連続や図14の波形156の区間158、15
9、160ような断続のようなクロックを従来の同期式
三角波発生回路の入力すると、図13の波形151の区
間154、155や図14の波形157の区間161、
162、163のような正常な三角波でない異常区間が
生じてしまう。
【0033】上述の異常区間では、従来の同期式三角波
発生回路内の時定数を有する部分が三角波を定常発生し
ている時の電圧範囲から大幅にずれてしまう。そして定
常状態に復帰するのに長時間要することに起因するもの
である。
【0034】しかし、復帰に要する時間を短縮すると出
力である三角波の振幅の安定度が悪化し良好なパルス幅
変調が困難になる。
【0035】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、時定数を有する部分に発生する
電圧を制限することにより、位相不連続あるいは断続の
クロックに対し即同期した三角波を発生する同期式三角
波発生回路を提供することを目的としている。
【0036】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の同期式三角波発生回路は、充電電流を発生す
る充電用定電流源と、放電電流を発生する放電用定電流
源と、前記充電用定電流源および放電用定電流源により
充放電されるコンデンサーと、外部より入力される同期
すべきクロックにより前記コンデンサーへの充放電を切
り換える充放電切り替え手段とを有する同期式三角波発
生回路において、前記コンデンサーの上限電圧を規制す
る上限制限手段と、前記コンデンサーの下限電圧を規制
する下限制限手段とから構成されている。
【0037】
【作用】上記の構成を有する本発明の作用は以下の通り
である。
【0038】上限制限手段は充放電定電流源により充電
されるコンデンサーに発生する電圧を検知し制限すべき
上限電圧に達すると充電を中止する。
【0039】そして、下限制限手段は充放電定電流源に
より放電されるコンデンサーに発生する電圧を検知し制
限すべき下限電圧に達すると放電を中止する。
【0040】上限制限手段と下限制限手段により前記コ
ンデンサーに発生する電圧を定常発生する三角波の正ピ
ーク電圧と負ピーク電圧の範囲に規制することによりク
ロックに対し即同期した三角波を発生させる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0042】最初に図1から図4を用い本発明の同期式
三角波発生回路の構成を説明する。
【0043】電流基準電圧源1は、後述の電流Iout
の基準となる電圧E1を発生し、充電用定電流源及び放
電用定電流源を含む充放電定電流源2へ出力する。
【0044】充放電定電流源2は、上限制限手段4より
出力される信号SIG.Uと下限制限手段5より出力さ
れる信号SIG.Lとが入力されることにより、電圧E
1に対応した電流Ioutの入出力を制御される。充放
電定電流源2は、電圧−電流変換部と充放電定電流源部
とにより構成され図2のようになっている。電圧−電流
変換部は、次のように構成されている。演算増幅器10
の出力は、NチャンネルのFET11のゲートに接続さ
れる。FET11のドレインは、NPN型トランジスタ
12のコレクタと、後述の充放電定電流源部を構成する
PNP型トランジスタ18のベースとコレクタに接続さ
れている。FET11のソースは、NPN型トランジス
タ12のベースと、抵抗器13に接続される。抵抗器1
3の他端は、NPN型トランジスタ12のエミッタと、
演算増幅器10の反転端子に接続され、抵抗器14を介
しグランドに接続される。
【0045】充電用定電流源及び放電用定電流源からな
る充放電定電流源部は、次のように構成されている。P
NP型トランジスタ18のエミッタは、抵抗器15を介
し電圧+Vccの電源に接続される。PNP型トランジ
スタ18のベースとコレクタは、PNP型トランジスタ
19、20の各々のベースに接続される。PNP型トラ
ンジスタ19のエミッタは、抵抗器16を介し電圧+V
ccの電源に接続される。PNP型トランジスタ19の
コレクタは、NPN型トランジスタ21のコレクタと、
NPN型トランジスタ21、22、23の各々のベース
に接続される。NPN型トランジスタ21のエミッタ
は、抵抗器24を介し電圧−Vccの電源に接続され
る。PNP型トランジスタ20のエミッタは、抵抗器1
7を介し上限制限手段4の出力に接続される。PNP型
トランジスタ20のコレクタは、NPN型トランジスタ
22、23の各々のコレクタと、上限制限手段4の入力
と、下限制限手段5の入力と、出力増幅器6の入力に接
続され、コンデンサー3を介しグランドに接続される。
NPN型トランジスタ22、23の各々のエミッタは、
各々抵抗器25、26を介し下限制限手段5の出力に接
続される。
【0046】コンデンサー3は、充放電定電流源2より
入出力される電流Ioutにより充放電されることによ
り三角波である電圧E2を発生する。
【0047】上限制限手段4は、入力される電圧E2が
所定の電圧以下であるかを監視し、電圧E2が所定の電
圧を上回ると信号SIG.Uを充放電定電流源2へ発
し、電圧E2の上昇を止める。上限制限手段4は、図3
のように構成される。比較器30の反転端子は、上限基
準電圧源31より出力される電圧E3が入力れる。比較
器30の出力は、レベル変換バッファ32の入力に接続
される。上限基準電圧源31は、定常に発生する時の三
角波の正ピーク電圧と等しい電圧E3を出力する。
【0048】比較器30の出力は、(電圧E2の正ピー
ク電圧)>(電圧E3)の場合論理レベル「H」であ
り、(電圧E2の正ピーク電圧)≦(電圧E3)の場合
論理レベル「L」である。レベル変換バッファ32は、
入力が論理レベル「H」の場合出力は、高インピーダン
スとなり、入力が論理レベル「L」の場合出力は、電圧
+Vccとなる信号SIG.Uを出力する。
【0049】下限制限手段5は、入力される電圧E2が
所定の電圧以上であるかを監視し、電圧E2が所定の電
圧を下回ると信号SIG.Lを充放電定電流源2へ発
し、電圧E2の下降を止める。また、下限制限手段5
は、入力されるCLOCKにより電流Ioutの入出力
を切り換える。下限制限手段5は、図4のように構成さ
れる。比較器35の非反転端子は、下限基準電圧源36
より出力される電圧E4が入力れる。比較器35の出力
は、2入力の論理和ゲート37の片方の入力に接続され
る。論理和ゲート37の残りの入力には、同期すべき信
号であるCLOCKが入力される。論理和ゲート37の
出力は、レベル変換バッファ38の入力に接続される。
下限基準電圧源36は、定常に発生する時の三角波の負
ピーク電圧と等しい電圧E4を出力する。比較器35の
出力は、(電圧E2の負ピーク電圧)≧(電圧E4)の
場合論理レベル「L」であり、(電圧E2の負ピーク電
圧)<(電圧E4)の場合論理レベル「H」である。レ
ベル変換バッファ38は、入力が論理レベル「H」の場
合出力は、高インピーダンスとなり、入力が論理レベル
「L」の場合出力は、電圧−Vccとなる信号SIG.
Lを出力する。
【0050】充放電切り替え手段は、論理和ゲート37
に入力されるCLOCKによりコンデンサー3への充放
電を変化させるため、下限制限手段5に含まれる構成と
なる。
【0051】出力増幅器6は、コンデンサー3を充放電
定電流源2により充放電することにより発生する三角波
である電圧E2を入力され増幅し信号Voutとして出
力する。
【0052】次に本実施例の動作を説明する。
【0053】電流基準電圧源1は、コンデンサー3への
充放電電流の基準となる電圧E1を発生し、充放電定電
流源2を構成する電圧−電流変換部の演算増幅器10の
非反転端子へ出力する。電圧−電流変換部は、公知の回
路であるため詳細な動作説明は略す。電圧−電流変換部
に入力された電圧E1は、電圧−電流変換され電流I1
を発生する。
【0054】充放電定電流源2を構成する充放電定電流
源部は、充電用定電流源及び放電用定電流源からなり公
知のカレント・ミラー回路を組み合わせた回路であるた
め詳細な動作説明は略する。説明を簡略にするために抵
抗器15、16、17、24、25、26の抵抗値を全
て等しくし、コンデンサー3に発生する電圧E2が上限
基準電圧源31より発生する電圧E3より低くかつ下限
基準電圧源36より発生する電圧E4より高いと想定し
レベル変換バッファ32、38の出力状態を各々電圧+
Vcc、電圧−Vccにしておく。各部の電流は、 I1=I2=I3=I4=I5 式10 となる。図2で明らかなようにコンデンサー3を充放電
する充放電定電流源部の出力である電流Ioutは、式
15のようになる。
【0055】 Iout=I3−(I4+I5) 式11 となる。
【0056】以下、CLOCKが連続の時の動作説明を
する。
【0057】この動作状態は、論理和ゲート37にデュ
ーティ50%の連続したクロックをCLOCKとして入
力し、電流Ioutにより充放電によりコンデンサー3
に発生する電圧E2が定常に三角波である状態である。
コンデンサー3の値をCとすると電圧E2は、次式のよ
うになる。
【0058】
【数3】
【0059】上限制限手段を構成する比較器30は、コ
ンデンサー3に発生する電圧E2の正ピーク電圧と、上
限基準電圧源31より出力される電圧E3とを比較し、
(電圧E2の正ピーク電圧)≦(電圧E3)となり論理
レベル「L」を出力する。
【0060】下限制限手段を構成する比較器35は、コ
ンデンサー3に発生する電圧E2の負ピーク電圧と、下
限基準電圧源36より出力される電圧E4とを比較し、
(電圧E2の負ピーク電圧)≧(電圧E4)となり論理
レベル「L」を出力する。
【0061】レベル変換バッファ32の出力が電圧+V
ccを出力しかつレベル変換バッファ38の出力が高イ
ンピーダンスとなる状態、即ち論理和ゲート37に入力
されるCLOCKが論理レベル「H」の状態では、NP
N型トランジスタ22、23が非動作状態となる。電流
I4、I5は、 I4=I5=0 式13 となる。式10、式11、式13より Iout=I1 式14 となる。このため、充放電定電流源部は、電流I1と同
電流値を電流Ioutとして出力し、コンデンサー3を
充電することにより発生する電圧E2を上昇させる。電
圧E2の変化は、式12と式14とにより次式のように
なる。
【0062】
【数4】
【0063】また、レベル変換バッファ32の出力が電
圧+Vccを出力しかつレベル変換バッファ38の出力
が電圧−Vcc出力する状態、即ち論理和ゲート37に
入力されるCLOCKが論理レベル「L」の状態では、
NPN型トランジスタ22、23が動作状態となる。電
流I4、I5は、 I4=I5=I2 式16 となる。式10、式11、式16より Iout=−I1 式17 となる。このため、充放電定電流源部は、電流I1と異
符号の電流値を電流Ioutとして出力し、コンデンサ
ー3を放電することにより発生する電圧E2を下降させ
る。電圧E2の変化は、式12と式17とにより次式の
ようになる。
【0064】
【数5】
【0065】上述のようにCLOCKとしてデューティ
50%のクロックを入力されるため、式15の状態と式
18の状態を等時間にて交互に繰り返すことにより電圧
E2は、CLOCKに同期した三角波となり出力増幅器
6により増幅され信号Voutとして出力される。
【0066】以下、CLOCKが位相不連続の時の動作
を図5に基づき説明をする。
【0067】波形40は、CLOCKとして入力される
クロックの波形であり、また区間44、45は、位相不
連続部分を示す。
【0068】波形41は、コンデンサー3に発生する電
圧E2の波形であり、また区間46、47は、区間4
4、45の不連続部分に対応する区間を示す。
【0069】この動作状態は、論理和ゲート37にデュ
ーティ50%であるが位相が不連続部分が論理レベル
「H」で生じるクロックがCLOCKとして入力されて
いる。
【0070】図5の波形40の区間44、45で示すよ
うにCLOCKの位相不連続区間では、上述のように式
15の状態と式18の状態を等時間にて交互に繰り返さ
ない区間ができてしまう。
【0071】区間44、45のCLOCKは、論理レベ
ル「H」が通常以上の継続時間を持つために上述した式
15の状態即ち充電状態が通常の継続時間以上になる。
【0072】このため、コンデンサー3に発生する電圧
E2は、上限基準電圧源31より発生する電圧E3より
高くなろうとする。
【0073】比較器30は、(電圧E2)>(電圧E
3)となると論理レベル「H」をレベル変換バッファ3
2へ出力する。
【0074】レベル変換バッファ32の出力は、高イン
ピーダンス状態となり、PNP型トランジスタ20を非
動作状態になりI3=0となる。かつCLOCKが論理
レベル「H」であるため、上述の式13の状態になって
いる。
【0075】即ち、コンデンサー3が充放電されない状
態となり、電圧E2は、波形41の区間46、47のよ
うに電圧E3と等しい状態を維持する。
【0076】そして、CLOCKが論理レベル「L」と
なると定常状態と同じように電圧E2は、式18のよう
な変化で下降する。
【0077】即ち、電圧E2は、同期すべきCLOCK
に対し、即同期した三角波を発生させ、出力増幅器6に
より増幅され信号Voutとして出力される。
【0078】また、図5の波形42は、CLOCKとし
て入力されるクロックの波形であり、また区間48、4
9は、位相不連続部分を示す。
【0079】波形43は、コンデンサー3に発生する電
圧E2の波形であり、また区間50、51は、区間4
8、49の不連続部分に対応する区間を示す。
【0080】この動作状態は、論理和ゲート37にデュ
ーティ50%であるが位相が不連続部分が論理レベル
「L」で生じるクロックがCLOCKとして入力されて
いる。
【0081】図5の波形42の区間48、49で示すよ
うにCLOCKの位相不連続区間では、上述のように式
15の状態と式16の状態を等時間にて交互に繰り返さ
ない区間ができてしまう。
【0082】区間48、49のCLOCKは、論理レベ
ル「L」が通常以上の継続時間を持つために上述した式
18の状態即ち放電状態を通常の継続時間以上になる。
【0083】このため、コンデンサー3に発生する電圧
E2は、下限基準電圧源36より発生する電圧E4より
低くなろうとする。
【0084】比較器35の出力である(電圧E2)<
(電圧E4)となり論理レベル「H」を出力する。論理
和ゲート37は、一入力が論理レベル「L」のCLOC
Kが入力され、残りの他入力は、比較器35の出力であ
る論理レベル「H」が入力され、論理レベル「H」をレ
ベル変換バッファ38へ出力する。
【0085】レベル変換バッファ38の出力は、高イン
ピーダンス状態となり、NPN型トランジスタ22、2
3を非動作状態になりI4=I5=0となる。
【0086】しかし、PNP型トランジスタ25、26
は、動作状態のためコンデンサー3は、充電される状態
である。
【0087】このため、電圧E2は上昇し(電圧E2)
≧(電圧E4)となり、比較器35の出力は論理レベル
「L」となり、論理和ゲートの出力は「L」となり、レ
ベル変換バッファ38の出力は「L」となり、NPN型
トランジスタ22、23を動作状態になり、再びコンデ
ンサー3を放電し始める。そして、電圧E2は、下降す
る。
【0088】以上よりコンデンサー3は、電圧E4近辺
の電圧で充放電を繰り返され、電圧E2は、波形43の
区間50、51のように電圧E4とほぼ等しい状態を維
持する。
【0089】そして、CLOCKが論理レベル「H」と
なると定常状態と同じように電圧E2は、式15のよう
な変化で上昇する。
【0090】即ち、電圧E2は、同期すべきCLOCK
に対し、即同期した三角波を発生させ、出力増幅器6に
より増幅され信号Voutとして出力される。
【0091】以下、CLOCKが断続の時の動作説明を
する。
【0092】CLOCKが断続であると言うことは、C
LOCKの論理レベル「H」あるいは論理レベル「L」
の持続時間が長いだけで上述の位相不連続と同等である
と見なせる。このため、図6の波形60、61、62、
63は、図5の波形40、41、41、43に対応す
る。また、図6の区間64、65、66、67、68、
69、70、71は、図5の区間44、45、46、4
7、48、49、50、51に対応する。つまり、CL
OCKが断続な場合の動作は、位相不連続の時と同等な
動作をする。
【0093】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
るものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種種
の変更を加えることができる。例えば、上限制限手段お
よび下限制限手段を比較器でなく公知の振幅制限器を用
いることも可能である。また、本実施例においては、充
電用定電流源と放電用定電流源とを兼用した充放電定電
流源を用いたが、各々別の定電流源を用いてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明は、充電用定電流源及び放電用定電流源により充放
電されるコンデンサーに発生する電圧を上限制限手段と
下限制限手段により制限をすることにより外部より入力
される同期すべきクロックに対し即同期した三角波を発
生する同期式三角波発生回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の同期式三角波発
生回路の全体の構成を示す図である。
【図2】上記実施例の同期式三角波発生回路の充放電定
電流源の構成を示す図である。
【図3】上記実施例の同期式三角波発生回路の上限制限
手段の構成を示す図である。
【図4】上記実施例の同期式三角波発生回路の下限制限
手段の構成を示す図である。
【図5】上記実施例の同期式三角波発生回路おいて位相
不連続なCLOCKを入力した場合の出力である信号V
outの波形を示す図である。
【図6】上記実施例の同期式三角波発生回路おいて断続
なCLOCKを入力した場合の出力である信号Vout
の波形を示す図である。
【図7】従来の同期式三角波発生回路の全体の構成を示
す図である。
【図8】従来の同期式三角波発生回路の電圧利得制御増
幅器の構成を示す回路図である。
【図9】従来の同期式三角波発生回路の充放電定電流源
の構成を示す回路図である。
【図10】従来の同期式三角波発生回路の検波器の構成
を示す回路図である。
【図11】従来の同期式三角波発生回路の引算器の構成
を示す回路図である。
【図12】従来の同期式三角波発生回路での入力である
CLOCKと出力である信号Voutとの関係を示すタ
イミング図である。
【図13】従来の同期式三角波発生回路おいて位相不連
続なCLOCKを入力した場合の出力である信号Vou
tの波形を示す図である。
【図14】従来の同期式三角波発生回路おいて断続なC
LOCKを入力した場合の出力である信号Voutの波
形を示す図である。
【符号の説明】
1 電流基準電圧源 2 充放電定電流源 3 コンデンサー 4、上限制限手段 5、下限制限手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電電流を発生する充電用定電流源と、
    放電電流を発生する放電用定電流源と、前記充電用定電
    流源および前記放電用定電流源により充放電されるコン
    デンサーと、外部より入力される同期すべきクロックに
    より前記コンデンサーへの充放電を切り換える充放電切
    り替え手段とを有する同期式三角波発生回路において、 前記コンデンサーの上限電圧を制限する上限制限手段
    と、前記コンデンサーの下限電圧を制限する下限制限手
    段とを具備することを特徴とする同期式三角波発生回
    路。
JP3200462A 1991-08-09 1991-08-09 同期式三角波発生回路 Pending JPH0548406A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08148978A (ja) * 1995-04-17 1996-06-07 Rohm Co Ltd 三角波発振回路およびこれを備えた映像信号処理装置
US7224196B2 (en) * 2003-02-04 2007-05-29 Rohm Co., Ltd. Method and system for synchronizing phase of triangular signal
US7710175B2 (en) 2007-12-03 2010-05-04 Onkyo Corporation Pulse width modulation circuit and switching amplifier using the same

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