JP2000161680A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2000161680A
JP2000161680A JP10337562A JP33756298A JP2000161680A JP 2000161680 A JP2000161680 A JP 2000161680A JP 10337562 A JP10337562 A JP 10337562A JP 33756298 A JP33756298 A JP 33756298A JP 2000161680 A JP2000161680 A JP 2000161680A
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power
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JP10337562A
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Inventor
Hidetake Hayashi
秀竹 林
Hiroyuki Noguchi
浩幸 野口
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源スイッチがオフされた後の状態での電力
の消費を極力少なくする。 【解決手段】 電源スイッチ13がオンされると、連動
スイッチ20もオンとなり、サブ電源19から制御回路
15へ電力が供給され、制御回路15はリレースイッチ
21をオンさせる。電源スイッチ13がオフされると、
連動スイッチ20もオフとなるが、リレースイッチ21
はオンしているので、制御回路15には電力が供給され
ており、冷却ファン9や高温注意ランプ11の運転が可
能である。制御回路15は、電源スイッチ13がオフさ
れてから3分経過すると、冷却ファン9の運転を停止さ
せ、また、温度センサ22による検出温度が70℃以下
になると、高温注意ランプ11の表示を停止させると共
に、リレースイッチ21をオフさせる。これ以降は、制
御回路15への電力供給も停止されるから、消費電力は
0である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省電力化を図るよ
うにした加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】加熱手段としてヒータ
や誘導加熱コイルを用いた加熱調理器においては、例え
ば調理容器を載せるトッププレートの温度が高い場合に
これを表示するための高温注意ランプや、本体内を冷却
するための冷却ファンが設けられているが、これら高温
注意ランプや冷却ファンは、加熱調理が終了した後で
も、マイクロコンピュータを備えた制御部によって制御
されるようになっている。具体的には、制御部は、加熱
調理が終了した後、例えば3分経過したら冷却ファンの
運転を停止させ、また、トッププレートの温度を検出す
る温度センサの検出温度が例えば70℃以下になった
ら、高温注意ランプを消灯させるように制御する。
【0003】このような事情から、従来では、加熱調理
器の電源スイッチをオフ状態としても、上記制御部には
常に電力が供給されていた。このため、冷却ファンの運
転や高温注意ランプの表示が必要ない状態でも、制御部
において電力が消費されており、その分の電力が無駄に
なっていた。
【0004】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、電源スイッチがオフされた後の
状態での電力の消費を極力少なくすることができる加熱
調理器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、本体に設けられた加熱手段
と、この加熱手段を制御すると共に、加熱手段の周辺が
高温であることを表示する高温注意表示部などを制御す
る制御部と、前記加熱手段と電気的に接続される電源ス
イッチとを具備し、前記電源スイッチがオフされた場
合、前記加熱手段への電力供給は直ちに停止し、その
後、前記制御部への電力供給を停止させる構成としたこ
とを特徴としている。
【0006】上記した手段によれば、電源スイッチがオ
フされた場合、加熱手段への電力供給を停止することは
もちろんのこと、制御部への電力の供給の必要がなくな
ったら、その制御部への電力供給も停止させるので、電
源スイッチがオフされた後も、常に制御部へ電力が供給
されていた場合とは違い、電源スイッチがオフされた後
の状態での電力の消費を極力少なくすることができるよ
うになる。
【0007】同様な目的を達成するために、請求項2の
発明は、本体に設けられた加熱手段と、この加熱手段を
制御する加熱制御部と、前記加熱手段の周辺が高温であ
ることを表示する高温注意表示部などを制御する制御部
と、前記加熱手段と電気的に接続される電源スイッチと
を具備し、前記電源スイッチがオフされた場合、前記加
熱手段への電力供給は直ちに停止し、その後、前記制御
部への電力供給を停止させる構成としたことを特徴とし
ている。
【0008】この場合も、電源スイッチがオフされた場
合、加熱手段への電力供給を停止することはもちろんの
こと、制御部への電力の供給の必要がなくなったら、そ
の制御部への電力供給も停止させるので、電源スイッチ
がオフされた後の状態での電力の消費を極力少なくする
ことができるようになる。
【0009】請求項3の発明は、加熱手段への電力供給
が停止された後、所定時間後に制御部への電力供給が停
止される構成としたことを特徴としている。請求項4の
発明は、本体内を冷却する冷却ファンを備え、加熱手段
への電力供給が停止されてから所定時間後に前記冷却フ
ァンを停止させ、その後または同時に制御部への電力供
給を停止させる構成としたことを特徴としている。請求
項5の発明は、加熱手段の周辺の温度を検出する温度セ
ンサを備え、加熱手段への電力供給が停止された後、前
記温度センサによる検出温度が基準値以下になったら、
高温注意表示部の表示を停止させると共に、制御部への
電力供給を停止させる構成としたことを特徴としてい
る。
【0010】請求項6の発明は、不揮発性メモリを備
え、電源スイッチがオフされた場合、制御部が有する市
場履歴データを前記不揮発性メモリに転送してから制御
部への電力供給を停止させる構成としたことを特徴とし
ている。請求項7の発明は、加熱手段への電力供給が停
止された後、制御部への電力供給を停止させるのに複数
の条件がある場合、それらの条件をすべて満足してから
制御部への電力供給を停止させる構成としたことを特徴
としている。
【0011】請求項8の発明は、不揮発性メモリを備
え、電源スイッチがオンされた場合、制御部は、前記不
揮発性メモリから必要最小限のデータを読み込んだ後、
調理開始可能な状態となることを特徴としている。この
場合、電源スイッチがオンされた際に、制御部が、不揮
発性メモリからすべてのデータを読み込むまで待ってい
ると、調理開始が遅れてしまうことがある。これに対し
て、請求項8の発明では、必要最小限のデータを先に読
み込んでおいて調理開始を優先し、調理中に残りのデー
タを読み込むようにすることで、調理をスムーズに開始
できるようになる。
【0012】請求項9の発明は、電源スイッチのオン状
態で充電する補助電源を備え、電源スイッチがオフされ
た場合、前記補助電源により前記制御部及び高温表示部
などへ電力を供給する構成としたことを特徴としてい
る。請求項10の発明は、電源スイッチがオフされた後
の制御部への電力供給の停止は、制御部自身で行うこと
を特徴としている。請求項11の発明は、制御部への電
力供給経路中に、電源スイッチに連動する連動スイッチ
があることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1ないし図6を参照しながら説明する。まず、図
2には加熱調理器1の外観が示されている。この加熱調
理器1は、本体2がキッチンキャビネット3に組み込ま
れたビルトインタイプのものである。本体2の上面には
耐熱ガラス製のトッププレート4が設けられ、このトッ
ププレート4の下方に、図3に示すような本体ケース5
が配設されている。本体ケース5内には、それぞれ加熱
手段を構成する左、右及び中央ヒータ6,7,8が配設
されていると共に、本体ケース5内を冷却する冷却ファ
ン9や図示しないインバータ回路などが配設されてい
る。この場合、左、右のヒータ6,7は誘導加熱コイル
からなる。本体ケース5の下方にはロースタ10も設け
られている。ロースタ10内にも、図示はしないがヒー
タが設けられている。
【0014】上記トッププレート4の前部には、高温注
意表示部を構成する高温注意ランプ11が設けられてい
る。本体2の前面には操作パネル12が設けられてい
て、この操作パネル12に、シーソータイプの電源スイ
ッチ13や複数のスイッチのキー14が配設されてい
る。操作パネル12の裏側には、制御部を構成する制御
回路15(図1参照)が配設されている。
【0015】図1には、上記加熱調理器1の電気的構成
が概略的に示されている。この図1において、上記電源
スイッチ13は、商用交流電源に接続される差し込みプ
ラグ16に接続された一対の母線17a,17bのうち
の一方の母線17aに接続されている。一対の母線17
a,17bは、電源スイッチ13を介してメイン電源1
8に接続されていて、上記各ヒータ6,7,8には、そ
のメイン電源18から電力が供給されるようになってい
る。なお、図示はしないが、ロースタ10のヒータもメ
イン電源18から電力が供給されるようになっている。
【0016】一方の母線17aにおける電源スイッチ1
3の差し込みプラグ16側と、サブ電源19の一方の入
力端子との間には、電源スイッチ13に連動する連動ス
イッチ20と、前記制御回路15により制御されるリレ
ースイッチ21とが並列に接続され、また、他方の母線
17bとサブ電源19の他方の入力端子とが接続されて
いる。サブ電源19は直流電源であり、このサブ電源1
9から上記制御回路15、高温注意ランプ11及び冷却
ファン9などへ電力が供給されるようになっている。
【0017】制御回路15はマイクロコンピュータを含
んで構成されていて、この制御回路15には、上記キー
14、トッププレート4の温度を検出する温度センサ2
2から信号が入力されると共に、電源スイッチ13のオ
ン/オフ信号がメイン電源18から信号線18aを介し
て入力されるようになっている。そして、制御回路15
は、それらの入力信号と予め備えたプログラムに基づ
き、各ヒータ6,7,8を制御すると共に、高温注意ラ
ンプ11、冷却ファン9及び上記リレースイッチ21を
制御し、さらに、不揮発性メモリ23とデータの授受を
行うようになっている。
【0018】次に上記構成の作用を、図4ないし図6も
参照して説明する。まず、図1において、差し込みプラ
グ16を商用交流電源に接続した状態で、電源スイッチ
13がオフされた待機状態では、連動スイッチ20もリ
レースイッチ21もオフ状態であり、メイン電源18及
びサブ電源19への電力供給路は共に遮断されていて、
消費電力は0である。
【0019】この待機状態で、電源スイッチ13がオン
操作されると、メイン電源18への電力供給路が接続さ
れ、また、連動スイッチ20もオン状態となり、サブ電
源19への電力供給路も接続された状態となる。サブ電
源19から制御回路15へ電力が供給されるようになる
と、制御回路15は、図4のフローチャートを実行す
る。この図4は、制御回路15の電源がオンした場合の
フローチャートを示している。
【0020】まず、リレースイッチ21をオンさせ(ス
テップA1)、この後、不揮発性メモリ23から、重要
な必要最小限のデータ、この場合、温度センサ22など
の制御用センサの補正データを読み込む(ステップA
2,A3)。次に、調理の開始操作があるまで、不揮発
性メモリ23から、最近の市場履歴データ(加熱調理の
時間や調理の種類などのデータ)を読み込む(ステップ
A4,A5、A6)。このとき、市場履歴データを読み
込んでいる途中に調理の開始操作があった場合(ステッ
プA4で「YES」)には、対応するヒータを通電して
加熱開始を優先する(ステップA7)。
【0021】そして、市場履歴データの読み込みが終了
していない場合(ステップA8で「NO」)にはステッ
プA6へ戻り、市場履歴データを読み込み、市場履歴デ
ータの読み込みが終了している場合(ステップA8で
「YES」)には、調理停止操作があるまで、対応する
ヒータを制御して加熱制御を行う(ステップA9,A1
0)。なお、加熱制御中は、本体ケース5内の温度が高
くなるので、冷却ファン9を運転して本体ケース5内を
冷却し、また、トッププレート4の温度も高くなるの
で、高温注意ランプ11を点灯させる。
【0022】調理停止操作があった場合(ステップA1
0で「YES」)には、対応するヒータを断電して加熱
を停止する(ステップA11)。なお、加熱を停止した
後に、制御回路15は、冷却ファン9と高温注意ランプ
11の制御も行うが、この制御については、後述する電
源オフ時(図5のフローチャート)と同様な制御である
ため、ここでは省略する。
【0023】次に、電源スイッチ13がオフ操作された
場合について説明する。加熱調理が終了し、使用者が電
源スイッチ13をオフすると、メイン電源18の電力供
給路が遮断されるため、各ヒータ6,7,8への電力供
給は直ちに停止される。また、電源スイッチ13がオフ
されると、連動スイッチ20も同時にオフされるが、リ
レースイッチ21はオンしているので、サブ電源19へ
の電力供給路は接続されていて、制御回路15には電力
が供給されており、また、冷却ファン9や高温注意ラン
プ11の運転も可能となっている。このとき、加熱調理
が終了して電源スイッチ13がオフされても、本体ケー
ス5内の温度は高く、また、トッププレート4の温度も
高くなっているので、冷却ファン9を継続して運転して
本体ケース5内を冷却すると共に、高温注意ランプ11
を点灯させてトッププレート4が高温であることを表示
している。
【0024】電源スイッチ13がオフされると、信号線
18aから制御回路15に対し、電源スイッチ13がオ
フされた信号が入る。すると、制御回路15は、図5の
フローチャートを実行する。
【0025】制御回路15は、まず、蓄えた市場履歴デ
ータ(加熱調理の時間や調理の種類などのデータ)を不
揮発性メモリ23に格納する(ステップB1)。次に、
冷却ファン9が運転中であるか否かを判断し(ステップ
B2)、冷却ファン9が運転中である場合(ステップB
2で「YES」)には、電源スイッチ13がオフされて
からの冷却ファン9の運転時間が所定時間、例えば3分
経過したかどうかを判断する(ステップB3)。所定時
間(例えば3分)経過したら(ステップB3で「YE
S」)、冷却ファン9の運転を停止させる(ステップB
4)(図6参照)。なお、ステップB2において、冷却
ファン9が運転中でないと判断された場合(ステップB
2で「NO」)には、ステップB5へ移行する。
【0026】そして、トッププレート4の温度を検出す
る温度センサ22の検出温度が、予め設定された基準温
度、例えば70℃以下になると(ステップB5で「YE
S」)、高温注意ランプ11を消灯させる(ステップB
6)。そして、リレースイッチ21をオフさせることに
より(ステップB7)、サブ電源19への電力供給路を
遮断する(図6参照)。これにより、制御回路15、冷
却ファン9及び高温注意ランプ11への電力供給が停止
されることになる。従って、これ以降の待機中は、制御
回路15への電力供給も停止されているから、消費電力
は0である。
【0027】上記した実施例によれば、電源スイッチ1
3がオフされた場合、メイン電源18への電力供給路は
直ちに遮断し、その後、冷却ファン9の運転及び高温注
意ランプ11の表示の必要がなくなったら、サブ電源1
9への電力供給路を遮断して制御回路15への電力供給
も停止させるので、電源スイッチがオフされた後も、常
に制御部へ電力が供給されていた場合とは違い、電源ス
イッチ13がオフされた後の状態での電力の消費を極力
少なくすることができるようになる。また、その待機中
は、トランスなどが発熱することもない。
【0028】また、電源スイッチ13がオフされた場
合、制御回路15が有する市場履歴データを不揮発性メ
モリ23に転送してから制御回路15への電力供給を停
止させる構成としたので、電源スイッチ13がオフされ
た際に、冷却ファン9の運転が停止されていると共に高
温注意ランプ11が消灯されていた場合でも、市場履歴
データを不揮発性メモリ23に確実に格納しておくこと
ができる。
【0029】電源スイッチ13がオンされた場合、制御
回路15は、必要最小限のデータを先に読み込んでおい
て調理開始を優先し、調理中に残りのデータを読み込む
ようにすることで、調理をスムーズに開始できるように
なる。
【0030】上記した第1実施例において、電源スイッ
チ13がオフされた後に制御回路15への電力供給を停
止する場合、電源スイッチ13がオフされてからの経過
時間が、予め設定された所定時間、例えば30分になっ
たら、リレースイッチ21をオフさせて制御回路15へ
の電力供給を停止するようにすることもできる。
【0031】図7は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、制御回路15などへ電力を
供給するサブ電源25において、DC電源回路26の出
力側に補助電源27を設けると共に、この補助電源27
を充電するために、ダイオード28aを有する充電回路
28を設け、補助電源27の出力側に、制御回路15、
冷却ファン9及び高温注意ランプ11などを接続してい
る。この場合、一方の母線17aとDC電源回路26の
一方の入力端子との間には、電源スイッチ13に連動す
る連動スイッチ20は設けられているが、制御回路15
により制御されるリレースイッチ21は設けられていな
い。
【0032】上記構成において、電源スイッチ13がオ
ン状態の時には、サブ電源25において、充電回路28
により補助電源27が充電される。一方、電源スイッチ
13がオン状態からオフされた場合には、メイン電源1
8の電力供給路が遮断されるため、各ヒータ6,7,8
への電力供給は直ちに停止される。また、電源スイッチ
13がオフされると、連動スイッチ20も同時にオフさ
れ、サブ電源25への電力供給路も遮断されるが、補助
電源27により、制御回路15や冷却ファン9、高温注
意ランプ11などへ電力が供給されるようになっている
ので、それら冷却ファン9の運転及び高温注意ランプ1
1の表示が可能となっている。
【0033】従って、制御回路15は、電源スイッチ1
3がオフされた後も、冷却ファン9の運転及び高温注意
ランプ11の表示を制御し、それらの運転及び表示が必
要なくなったら、それらを停止させる。そして、補助電
源27の電力がなくなり、制御回路15に対する補助電
源27からの電力供給がなくなると、御回路15への電
力供給が停止されることになる。このような第2実施例
においては、リレースイッチ21を設ける必要がなくな
る利点がある。
【0034】図8は本発明の第3実施例を示したもので
あり、この第3実施例は、請求項2の発明に対応したも
のとなっていて、上記した第1実施例とは次の点が異な
っている。すなわち、ヒータ6,7,8を制御する第1
の制御回路30と、冷却ファン9のファンモータ9aや
高温注意ランプ11などを制御する第2の制御回路31
とが別々になっている。この場合、第1の制御回路30
が加熱制御部を構成し、第2の制御回路31が制御部を
構成しており、これら第1及び第2の制御回路30、3
1は、共にマイクロコンピュータを含んで構成されてい
る。
【0035】商用交流電源に接続される差し込みプラグ
16に接続された一対の母線17a,17bは、電源ス
イッチ13を介してヒータ6,7,8に接続されてい
る。上記第1の制御回路30は、電源スイッチ13とヒ
ータ6,7,8との間に設けられた第1の電源トランス
34から電力が供給されるようになっている。これに対
して、上記第2の制御回路31やファンモータ9a、高
温注意ランプ11などは、第2の電源トランス35から
電力が供給されるようになっている。第2の電源トラン
ス35の一次コイル35aの一端部は他方の母線17b
に接続され、一次コイル35aの他端部と一方の母線1
7aとの間には、第1のリレー36のリレースイッチ3
6aと第2のリレー37のリレースイッチ37aとが並
列に接続されている。
【0036】一次コイル35aの一端部と他方の母線1
7bとの接続点と、電源スイッチ13のヒータ側の端子
との間に、第1のリレー36のリレーコイル36bが接
続され、また、第2のリレー37のリレーコイル37b
は、第2の制御回路31により制御されるトランジスタ
38のコレクタ端子に接続されている。ファンモータ9
a及び高温注意ランプ11は、それぞれ第2の制御回路
31により制御されるトランジスタ39,40のコレク
タ端子に接続されている。第2の制御回路31には、キ
ー14及び温度センサ22からの信号が入力されると共
に、電源スイッチ13のオン/オフ信号が信号線41を
介して入力されるようになっている。また、第2の制御
回路31は、不揮発性メモリ23とデータの授受を行う
と共に、第1の制御回路30と通信も行うようになって
いる。
【0037】さて、上記構成において、差し込みプラグ
16を商用交流電源に接続した状態で、電源スイッチ1
3がオフされた待機状態では、第1及び第2のリレー3
6,37のリレースイッチ36a,37aもオフ状態で
あり、各ヒータ6,7,8と、第1及び第2の電源トラ
ンス34,35への電力供給路は遮断されていて、消費
電力は0である。
【0038】この待機状態で、電源スイッチ13がオン
操作されると、ヒータ6,7,8への電力供給路が接続
されると共に、第1の電源トランス34を介して第1の
制御回路30にも電力が供給されるようになる。また、
第1のリレー36のリレーコイル36bが励磁されるこ
とに基づきリレースイッチ36aがオンし、第2の電源
トランス35にも電力が供給されるようになり、この第
2の電源トランス35により第2の制御回路31に電力
が供給されるようになると共に、ファンモータ9a及び
高温注意ランプ11などへも電力供給が可能な状態とな
る。さらに、信号線41を介して電源スイッチ13のオ
ン信号が第2の制御回路31へ入力されるようになる。
このように電源スイッチ13がオン操作されると、第2
の制御回路31は、第1実施例の制御回路15とほぼ同
様な制御を行う(図4のフローチャート参照)。ただ
し、この場合、図4のフローチャートのステップA1
(リレースイッチ・オン)は実行しない。
【0039】一方、電源スイッチ13がオン状態からオ
フされた場合には、各ヒータ6,7,8及び第1の電源
トランス34への電力供給路が遮断されるため、各ヒー
タ6,7,8及び第1の制御回路30への電力供給が直
ちに停止される。また、電源スイッチ13がオフされる
と、信号線41を介して電源スイッチ13のオフ信号が
第2の制御回路31へ入力されると共に、第1のリレー
36のリレーコイル36bが断電され、リレースイッチ
36aがオフ状態となる。
【0040】しかし、第2の制御回路31へ電源スイッ
チ13のオフ信号が入力されると、第2の制御回路31
は、トランジスタ38をオンさせて第2のリレー37の
リレーコイル37bを励磁させ、これに基づきリレース
イッチ37aをオンさせるので、第2の電源トランス3
5への電力供給路はリレースイッチ37aを介して保持
されるようになる。このため、電源スイッチ13がオフ
されても、第2の電源トランス35を介して第2の制御
回路31やファンモータ9a、高温注意ランプ11など
へ電力が供給されるようになっているので、それらファ
ンモータ9aの運転及び高温注意ランプ11の表示が可
能となっている。
【0041】そして、第2の制御回路31は、第1実施
例の制御回路15と同様に、電源スイッチ13がオフさ
れてからの経過時間が例えば3分になると、トランジス
タ40をオフさせることによりファンモータ9aの運転
を停止させ、また、温度センサ22による検出温度が7
0℃以下になると、トランジスタ39をオフさせること
により高温注意ランプ11の表示を停止させると共に、
トランジスタ38をオフさせることにより第2の電源ト
ランス35への電力供給路を遮断する。従って、これ以
降の待機中は、第2の制御回路31への電力供給も停止
されているから、消費電力は0である。
【0042】このような第3実施例においては、ヒータ
6,7,8を制御する第1の制御回路30と、高温注意
ランプ11などを制御する第2の制御回路31とに分
け、電源スイッチ13がオフされた場合に、ヒータ6,
7,8だけでなく、第1の制御回路30への電力供給も
停止するようにしているので、電源スイッチ13オフ後
の消費電力を一層小さくすることが可能になる。
【0043】上記した第3実施例において、高温注意ラ
ンプ11を、リレーコイル37bと直列に設けるように
することもできる。このような構成とした場合には、高
温注意ランプ11のみを制御する専用の回路を設けずに
済ませることができる。
【0044】なお、上記した第3実施例においては、第
2の制御回路31と不揮発性メモリ23との間でデータ
の授受を行う構成としたが、そのデータの授受を、第1
の制御回路31と不揮発性メモリ23との間で行う構成
とすることもできる。この場合、電源スイッチ13がオ
フされた場合に、電源スイッチ13がオフされてから所
定時間、第2の制御回路31に電力を供給する構成が必
要となる。
【0045】なお、省電力化としては、電源スイッチ1
3のオフ時に、制御回路などへの電源を全て一度に切っ
ておいて、コンデンサや二次電池で、高温注意ランプ1
1を点灯させて表示を行う構成であっても良い。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の加熱調理器によれば、電源スイッチがオフされた場
合、加熱手段への電力供給を停止することはもちろんの
こと、制御部への電力の供給の必要がなくなったら、そ
の制御部への電力供給も停止させるので、電源スイッチ
がオフされた後も、常に制御部へ電力が供給されていた
場合とは違い、電源スイッチがオフされた後の状態での
電力の消費を極力少なくすることができるようになる。
【0047】請求項2の加熱調理器においても、請求項
1と同様な作用効果を得ることができる。請求項3,
4,5,7,9の加熱調理器においても、電源スイッチ
がオフされた後の状態での電力の消費を極力少なくする
ことができるようになる。
【0048】請求項6の加熱調理器によれば、電源スイ
ッチがオフされた際に、制御部が有する市場履歴データ
を不揮発性メモリに転送してから制御部への電力供給を
停止させるので、制御部が有する市場履歴データを不揮
発性メモリに確実に格納しておくことができる。
【0049】請求項8の加熱調理器によれば、電源スイ
ッチがオンされた場合に、制御部は、不揮発性メモリか
ら必要最小限のデータを読み込んだ後、調理開始可能な
状態となるので、調理をスムーズに開始できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電気的構成を示す図
【図2】外観斜視図
【図3】本体ケース内の概略的斜視図
【図4】制御内容を示すフローチャートその1
【図5】制御内容を示すフローチャートその2
【図6】電源スイッチオフ時のタイムチャート
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は加熱調理器、2は本体、4はトッププレート、5は
本体ケース、6,7,8はヒータ(加熱手段)、9は冷
却ファン、11は高温注意ランプ(高温注意表示部)、
13は電源スイッチ、15は制御回路(制御部)、18
はメイン電源、19はサブ電源、20は連動スイッチ、
21はリレースイッチ、22は温度センサ、23は不揮
発性メモリ、25はサブ電源、27は補助電源、28は
充電回路、30は第1の制御回路(加熱制御部)、31
は第2の制御回路(制御部)、34は第1の電源トラン
ス、35は第2の電源トランスを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 浩幸 愛知県瀬戸市穴田町991番地 東芝エー・ ブイ・イー株式会社名古屋事業所内 Fターム(参考) 3L087 AA03 AB09 AB11 BB07 BB08 BC14 DA27

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に設けられた加熱手段と、 この加熱手段を制御すると共に、加熱手段の周辺が高温
    であることを表示する高温注意表示部などを制御する制
    御部と、 前記加熱手段と電気的に接続される電源スイッチとを具
    備し、 前記電源スイッチがオフされた場合、前記加熱手段への
    電力供給は直ちに停止し、その後、前記制御部への電力
    供給を停止させる構成としたことを特徴とする加熱調理
    器。
  2. 【請求項2】 本体に設けられた加熱手段と、 この加熱手段を制御する加熱制御部と、 前記加熱手段の周辺が高温であることを表示する高温注
    意表示部などを制御する制御部と、 前記加熱手段と電気的に接続される電源スイッチとを具
    備し、 前記電源スイッチがオフされた場合、前記加熱手段への
    電力供給は直ちに停止し、その後、前記制御部への電力
    供給を停止させる構成としたことを特徴とする加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 加熱手段への電力供給が停止された後、
    所定時間後に制御部への電力供給が停止される構成とし
    たことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】 本体内を冷却する冷却ファンを備え、 加熱手段への電力供給が停止されてから所定時間後に前
    記冷却ファンを停止させ、その後または同時に制御部へ
    の電力供給を停止させる構成としたことを特徴とする請
    求項1または2記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 加熱手段の周辺の温度を検出する温度セ
    ンサを備え、 加熱手段への電力供給が停止された後、前記温度センサ
    による検出温度が基準値以下になったら、高温注意表示
    部の表示を停止させると共に、制御部への電力供給を停
    止させる構成としたことを特徴とする請求項1または2
    記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 不揮発性メモリを備え、 電源スイッチがオフされた場合、制御部が有する市場履
    歴データを前記不揮発性メモリに転送してから制御部へ
    の電力供給を停止させる構成としたことを特徴とする請
    求項1または2記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 加熱手段への電力供給が停止された後、
    制御部への電力供給を停止させるのに複数の条件がある
    場合、それらの条件をすべて満足してから制御部への電
    力供給を停止させる構成としたことを特徴とする請求項
    1または2記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 不揮発性メモリを備え、 電源スイッチがオンされた場合、制御部は、前記不揮発
    性メモリから必要最小限のデータを読み込んだ後、調理
    開始可能な状態となることを特徴とする請求項1または
    2記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 電源スイッチのオン状態で充電する補助
    電源を備え、 前記電源スイッチがオフされた場合、前記補助電源によ
    り制御部及び高温表示部などへ電力を供給する構成とし
    たことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理
    器。
  10. 【請求項10】 電源スイッチがオフされた後の制御部
    への電力供給の停止は、制御部自身で行うことを特徴と
    する請求項1ないし8のいずれかに記載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 制御部への電力供給経路中に、電源ス
    イッチに連動する連動スイッチがあることを特徴とする
    請求項1または2記載の加熱調理器。
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