JP2000161540A - 波形管 - Google Patents

波形管

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JP2000161540A
JP2000161540A JP10337256A JP33725698A JP2000161540A JP 2000161540 A JP2000161540 A JP 2000161540A JP 10337256 A JP10337256 A JP 10337256A JP 33725698 A JP33725698 A JP 33725698A JP 2000161540 A JP2000161540 A JP 2000161540A
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JP
Japan
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tube
pipe
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corrugated
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JP10337256A
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English (en)
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Shigeki Kanao
茂樹 金尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定よく設置することができるものでありな
がら、通線作業を容易迅速に行え、しかも重量の増大を
抑制することができる波形管を提供する点にある。 【解決手段】 外面に凹部2Aと凸部2Bとを交互に備
え、且つ、それらが環状又は螺旋状に形成され、前記凸
部2Bの断面形状が方形状で、且つ、前記凹部2Aの断
面形状が円形状に形成された管本体2と、この管本体2
の内部に設けられ、かつ、内面3aがほぼフラットに形
成された断面形状円形の補助管3とから、波形管を構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設する、
又、建築物の内外や、橋梁や高架下等に配設して、光フ
ァイバーケーブルや電力線等を保護するための波形管に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記波形管は、外面に凹部と凸部とを交
互に備え、且つ、それらが環状又は螺旋状に形成された
ものが一般的であり、保形強度において有利なように考
慮されたものである。
【0003】そして、従来、前記波形管が断面形状円形
であるため、以下のような不都合が発生していた。
【0004】つまり、円形であることから、管軸中心に
回転し易く、波形管の位置が不測に移動してしまうこと
があり、管同士の連結時には再度位置合わせ等を行う必
要がある等、取扱において不利であった。特に、多数の
管を上下左右に積み重ねた後、土砂を入れて埋設する場
合に、管同士が土砂により大きく位置変更されてしま
い、予定通りの配設を行うことができないことがあっ
た。
【0005】そこで、前記凸部の断面形状が方形状で、
且つ、前記凹部の断面形状が円形状に形成された波形管
が既に提案されている。この波形管は、方形状の凸部に
より転がることなく安定よく設置することができるもの
であるが、波形管の内面が凹凸形状になっているため、
ケーブルを通線する場合に、その凹部内にケーブルの先
端が入り込んでしまい、通線がやり難いものであった。
前記不都合を解消するために、例えば、内部の凹部を合
成樹脂等で埋めることで、内面をフラットにすることが
考えられるが、凹部を埋めるための体積が大きく、その
ため、管の厚みが厚くなり、管の重量が大きく増大し、
取扱性が著しく低下するものであり、実施し難いもので
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、安定よく設置するこ
とができるものでありながら、通線作業を容易迅速に行
え、しかも重量の増大を抑制することができる波形管を
提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、外面に凹部と凸部とを交互に備え、且つ、
それらが環状又は螺旋状に形成され、前記凸部の断面形
状が方形状で、且つ、前記凹部の断面形状が円形状に形
成された管本体と、この管本体の内部に設けられ、か
つ、内面がほぼフラットに形成された断面形状円形の補
助管とから波形管を構成した。従って、凸部の断面形状
が方形状であるから、載置面に対して面接触させること
が可能になり、従来同様に安定よく配設することができ
る。又、多数の波形管を上下左右に配設して埋設する場
合に、波形管同士を密接した状態で配置することがで
き、土砂を入れた場合に土砂の影響を受けることなく管
の配設を予定通り行うことが可能になる。そして、配設
された管内へ通線する場合には、ほぼフラットに形成さ
れた内面を有する補助管によりスムーズな通線を行うこ
とができる。しかも、肉厚の薄い補助管を用いることに
よって、凹部が埋められた管を構成するものよりも重量
の増大化を可及的に抑制することができる。又、補助管
を設けることによって、二重管構造となり、管の保形強
度を高めることができるだけでなく、管本体が破損した
場合でも補助管によりケーブルを保護することができ
る。前記内面がほぼフラットに形成された補助管と表現
したのは、管内へ通線時に線の先端が引っ掛かって通線
作業がやり難くなることがない程度に内面を凹凸面に形
成してもよい場合を含めるためであり、このようにする
ことによって、線との接触面積を少なくすることがで
き、移動抵抗の小さな状態で管内への通線作業を行うこ
とができる。
【0008】前記管本体の管軸芯方向両端部にそれぞ
れ、前記凹部の内面と管軸芯方向への突出量が同一とな
る円形状の内面を有する筒部を備えさせ、前記筒部の内
面及び凹部の内面に外面が接当した状態で前記補助管を
配置することによって、補助管の外面と管本体の内面と
の間の隙間を埋めることができることは勿論のこと、接
当部分における波形管の保形強度を高めることができ
る。
【0009】前記管本体及び補助管を合成樹脂で形成す
ることによって、軽量化を図りながらも可撓性を備えさ
せることができる。
【0010】前記補助管の肉厚を前記管本体の肉厚より
も薄くし、前記補助管を軟質性樹脂で形成することによ
って、補助管を設けることで管の可撓性が悪化すること
を確実に抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(イ),(ロ)及び図2
(イ),(ロ)に、合成樹脂で構成された波形管1を示
している。この波形管1は、外面に凹部2Aと凸部2B
とを交互に備え、且つ、それらが環状に形成された管本
体2と、この管本体2の内部に設けた断面形状円形の補
助管3とから構成している。図1(イ)では、前記凹部
2Aと凸部2Bとを環状に形成したが、それらを螺旋状
に形成してもよい。前記管本体2及び補助管3を合成樹
脂で構成することによって、可撓性を付与することがで
き、地震等により発生する振動を良好に吸収することが
できるが、強度を必要とする場所での使用等、設置場所
あるいは使用目的等により金属、セラミックス等、各種
の材質を用いて実施することもできる。又、前記管本体
2の硬度についても、前記のように設置場所や使用目的
等により適宜変更することができる。又、前記補助管3
を軟質性樹脂、例えば常温付近で弾性の顕著な高分子物
質である熱可塑性エラストマーで形成することによっ
て、管本体2の可撓性が悪化することを抑制することが
できる。
【0012】前記管本体2の凸部2Bの多数を、図3
(イ),(ロ),(ハ)に示すように、同一管軸芯を有
し、かつ、それの内径寸法及び外径寸法が同一の断面形
状方形状(正方形)に形成し、凹部2Aの多数を、同一
管軸芯を有し、かつ、それの内径寸法及び外径寸法が同
一の断面形状円形状に形成している。図では、凸部2B
の厚みと凹部2Aの厚みとを同一に構成している。そし
て、前記管本体2の管軸芯方向両端部に、前記凹部2A
の内面2aと管軸芯方向への突出量が同一となる円形状
の内面4aを有する筒部4を備えさせ、この筒部4の内
面4a及び凹部2Aの内面2aに前記補助管3の外面3
bが接当した状態になっている。前記凸部2Bの4つの
角部2R…を円弧状に形成して他物が角部2R…に引っ
掛かることがないようにしている。
【0013】前記補助管3は、図1(イ),(ロ)〜図
3(イ),(ロ),(ハ)に示すように、内面3a及び
外面3bがフラットに形成されたストレート管でなり、
通線時にケーブルの先端が内面3aに引っ掛かることが
ないようにしている。前記補助管3を前記軟質性樹脂で
構成するとともに、図4に示すように、補助管3の肉厚
N1を管本体2の肉厚N2よりも薄く形成することによ
って、補助管3を設けることによる管本体2の可撓性の
悪化をより一層抑制することができる。
【0014】前記波形管1は、例えば半割筒状の金型の
2つをそれぞれ無端状に回動自在に設けてなるキャタピ
ラー方式の管成形装置(図示していない)により形成し
てもよい。つまり、吐出口から溶融樹脂をチューブ状に
押し出し、このチューブ状の樹脂内に加圧空気を吹き込
むことにより、管本体2を形成すると同時に、前記吐出
口とは異なる他の吐出口から溶融樹脂を前記管本体2の
内部に吐出しながら補助管3を形成し、それら管本体2
と補助管3とを前記接当部で熱融着して、波形管1を形
成している。
【0015】前記波形管1の成形方法としては、別体形
成した補助管3と管本体2とを熱融着、又は接着剤によ
り一体化する場合でもよく、波形管1の形成方法はこれ
ら以外でもよい。前記別体形成した補助管3と管本体2
とをねじ込みにより一体化してもよい。具体的には、図
5(イ),(ロ)に示すように、管本体2の一端側の筒
部4の内面に雌型螺子部4Nを形成するとともに、補助
管3の一端部外面に前記雌型螺子部4Nと螺合する雄螺
子部3Nを形成してあり、図5(イ)の矢印aで示す方
向に移動させることにより、管本体2に補助管3を内挿
し、補助管3の把手となるフランジ部3Fを持って図5
(イ)で示す回転方向Xに補助管3を回転することによ
って、管本体2に補助管3をねじ込み固定することがで
きるようにしている。このようにねじ込みにより管本体
2と補助管3とを一体化することによって、熱融着や接
着剤による固定の場合の剥がれ等の問題がなく、長期間
に渡って管本体2と補助管3とを一体化した状態を保持
することができる。尚、この場合、補助管3が保形性を
有するものである必要性がある。
【0016】
【発明の効果】請求項1によれば、凸部の断面形状が方
形状であるから、載置面に対して面接触させることが可
能になり、従来同様に安定よく配設することができる。
又、多数の波形管を上下左右に配設して埋設する場合
に、波形管同士を密接した状態で配置することができ、
土砂を入れた場合に土砂の影響を受けることなく管の配
設を予定通り行うことが可能になる。そして、配設され
た管内へ通線する場合には、ほぼフラットに形成された
内面を有する補助管によりスムーズな通線を行うことが
できる。しかも、肉厚の薄い補助管を用いることによっ
て、凹部が埋められた管を構成するものよりも重量の増
大化を可及的に抑制することができる。又、補助管を設
けることによって、二重管構造となり、管の保形強度を
高めることができるだけでなく、管本体が破損した場合
でも補助管によりケーブルを保護することができる。
【0017】請求項2によれば、管本体の管軸芯方向両
端部にそれぞれ、凹部の内面と管軸芯方向への突出量が
同一となる円形状の内面を有する筒部を備えさせ、筒部
の内面及び凹部の内面に外面が接当した状態で補助管を
配置することによって、補助管の外面と管本体の内面と
の間の隙間を埋めることができることは勿論のこと、接
当部分における波形管の保形強度を高めることができ、
強度を必要とする場所での使用もできるようになり、使
用範囲を拡大することができる。
【0018】請求項3によれば、管本体及び補助管を合
成樹脂で形成することによって、軽量化を図りながらも
可撓性を備えさせることができ、取扱時及び屈曲経路へ
の施工時において有利にすることができる。
【0019】請求項4によれば、補助管の肉厚を前記管
本体よりも薄くし、前記補助管を軟質性樹脂で形成する
ことによって、補助管を設けることで管の可撓性が悪化
することを確実に抑制することができ、従来同様に屈曲
経路への施工を容易に行うことができるものでありなが
ら、通線時において線の先端が内部に引っ掛かることが
なく、通線を容易迅速に行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は波形管の斜視図、(ロ)は補助管の斜
視図。
【図2】(イ)は波形管の側面図、(ロ)は波形管の正
面図。
【図3】(イ)は波形管の縦断側面図、(ロ)は図3
(イ)におけるI−I線断面図、(ハ)は図3(イ)に
おけるII−II線断面図。
【図4】別の波形管の要部の厚みを示す縦断側面図。
【図5】(イ)は別の波形管を示す要部の一部切欠き分
解縦断側面図、(ロ)は(イ)で示した波形管の組立完
了を示す一部切欠き縦断側面図。
【符号の説明】
1 波形管 2 管本体 2A 凹部 2B 凸部 2R 角部 2a 内面 3 補助管 3A 凸部 3B 凹部 3F フランジ部 3N 雄螺子部 3a 内面 3b 外面 4 筒部 4N 雌螺子部 4a 内面 N1,N2 肉厚 a 矢印 X 回転方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面に凹部と凸部とを交互に備え、且
    つ、それらが環状又は螺旋状に形成され、前記凸部の断
    面形状が方形状で、且つ、前記凹部の断面形状が円形状
    に形成された管本体と、この管本体の内部に設けられ、
    かつ、内面がほぼフラットに形成された断面形状円形の
    補助管とからなる波形管。
  2. 【請求項2】 前記管本体の管軸芯方向両端部にそれぞ
    れ、前記凹部の内面と管軸芯方向への突出量が同一とな
    る円形状の内面を有する筒部を備えさせ、前記筒部の内
    面及び凹部の内面に外面が接当した状態で前記補助管を
    配置してなる請求項1記載の波形管。
  3. 【請求項3】 前記管本体及び補助管が合成樹脂でなる
    請求項1又は2記載の波形管。
  4. 【請求項4】 前記補助管の肉厚を前記管本体の肉厚よ
    りも薄くし、前記補助管を軟質性樹脂で形成してなる請
    求項1又は2又は3記載の波形管。
JP10337256A 1998-11-27 1998-11-27 波形管 Pending JP2000161540A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292052A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Kanaflex Corporation 波形合成樹脂管およびその管継手構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292052A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Kanaflex Corporation 波形合成樹脂管およびその管継手構造
JP4578305B2 (ja) * 2005-04-08 2010-11-10 カナフレックスコーポレーション株式会社 波形合成樹脂管およびその管継手構造

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